JPH04316206A - アバランシェ・ダイオード・リミッタ - Google Patents

アバランシェ・ダイオード・リミッタ

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Publication number
JPH04316206A
JPH04316206A JP4000014A JP1492A JPH04316206A JP H04316206 A JPH04316206 A JP H04316206A JP 4000014 A JP4000014 A JP 4000014A JP 1492 A JP1492 A JP 1492A JP H04316206 A JPH04316206 A JP H04316206A
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JP
Japan
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diode
diodes
layer
limiter
circuit
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Application number
JP4000014A
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English (en)
Inventor
Michael G Adlerstein
マイケル・ジー・アドラーステイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Raytheon Co filed Critical Raytheon Co
Publication of JPH04316206A publication Critical patent/JPH04316206A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G11/00Limiting amplitude; Limiting rate of change of amplitude ; Clipping in general
    • H03G11/02Limiting amplitude; Limiting rate of change of amplitude ; Clipping in general by means of diodes
    • H03G11/025Limiting amplitude; Limiting rate of change of amplitude ; Clipping in general by means of diodes in circuits having distributed constants

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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線周波回路に関し、
特に無線周波リミッタに関する。
【0002】
【従来の技術】当技術において周知の通り、無線周波シ
ステムにおいては、モノリシック・マイクロ波およびミ
リ波集積回路技術の使用によりRF構成要素および回路
の小型化および集積化の傾向がある。増幅器、ミキサ、
スイッチ等を含むこのような構成要素は、RF受信シス
テムにおける用途を見出しつつある。典型的な受信機に
おいては、受信機は、一般に低ノイズ増幅器と接続され
たアンテナを有するいわゆる「RFフロント・エンド」
を含む。増幅器は一般に、検出回路に信号を送るRFミ
キサに送られる。
【0003】また当技術においては、レーダ・システム
において使用されるようなRF受信機は、例えば多数の
電磁障害を呈する環境において使用するのが典型的であ
ることも周知である。このような環境においては、例え
ばレーダの送信機からの漏洩、あるいは敵の妨害装置か
ら生じる高いRF入力信号レベルが、高い入射電力レベ
ルの結果として焼損し易い受信システムのこのような回
路要素に対する脅威となる。例えば、レーダ受信機の「
フロント・エンド」において使用される低ノイズ増幅器
は、一般に高い入射電力レベルにより破損し易い少なく
とも1つの電界効果トランジスタを含んでいる。
【0004】モノリシック・マイクロ波集積回路におい
て一般に使用されるトランジスタの1つの形式は、いわ
ゆるMESFET(金属半導体電界効果トランジスタ)
である。このMESFETは、半導体チャンネル領域と
オーミック接触を生じるように配置されるソース電極お
よびドレーン電極を含む。このチャンネル領域との間、
および前記ソースおよびドレーン電極間でのショットキ
ー・バリア接触に配置されているのはゲート電極である
。このゲート電極は、周知の如くソースおよびドレーン
電極間のチャンネル領域の導電性を制御するため使用さ
れる。ミリ波装置の如き高周波装置の場合は、ゲート電
極は、典型的には0.25ミクロン以下のやや短い「ゲ
ート長」を有する。マイクロ波周波数の如き低周波動作
の場合でも、ゲート長は短い(即ち、約1ミクロン以下
)。これらの小さなゲート長の故に、MESFETは特
に、MESFETのゲートに送られる高レベルのマイク
ロ波およびミリ波の入力信号から焼損を受け易い。 このことは、入力電力レベルが前記の電磁障害により制
御できない受信機のフロント・エンドにおける回路にお
いて特に妥当する。従って、このような回路は、高入力
電力レベルから保護する必要がある。RF受信機におけ
る使用される1つの試みは、PINダイオード・リミッ
タ回路である。1つの形式のPINダイオードRFリミ
ッタ回路については、R.J.Tan等による論文「高
電力/低スパイク漏洩用途のためのデュアル・ダイオー
ド・リミッタ(Dual−Diode  Limite
rforHigh−Power/Low  Spike
  Leakage  Applications)」
(IEEE  MTT−S、第II巻、757頁、19
90年発行)において記載されている。この論文は、第
1の端部が入力端子と接続され、第2の端部が出力端子
に接続され、少なくとも1つの、望ましくは2つ以上の
PINダイオードが送信線と基準電位との間にシャント
に取付けられた、送信線を持つリミッタについて記載し
ている。 2つのダイオードが極性が反対で送信線に沿って4分の
1波長だけ離れて配置される時、性能が改善される。こ
のリミッタは、2つの基本的モードで作動する。その通
常の非リミット・モードで作動する間、リミッタは比較
的低い挿入損失を有する。しかし、リミット・モードで
作動する間、PINダイオードが順方向バイアス伝達状
態にあり、その結果、リミッタはこれに与えられる入力
電力信号に対して非常に高い挿入損失を呈する筈である
。リミッタは、例えばアンテナの如き入力信号源と、低
ノイズ増幅器の如き保護を必要とする回路との間に配置
される。
【0005】PINダイオード・リミッタ装置には幾つ
かの問題が存在する。一般に、PINダイオードは、真
性領域(I)により負のドーピング領域(N)から隔て
られた正のドーピング領域(P)を含むドーピング特性
を有するダイオードである。PINダイオードがそのリ
ミット状態にある時、最大の電力処理能力を生じるため
には薄いI領域および大きな接合領域が必要である。薄
いI領域はまた、リミット状態から非リミット状態への
迅速な復元を保証するためにも望ましい。一方、薄いI
領域は、与えられたデバイス面積に対して高いキャパシ
タンスをもたらす結果となり、これにより非リミットに
おける挿入損失を増加させる。従って、I層の厚さに対
する妥協値を見出さねばならない。
【0006】PINダイオードは、NI接合およびPI
接合の両方が順方向にバイアスされるように、ダイオー
ドに対して電力を加えることによりRFリミッタとして
使用される。このような順方向バイアス条件下では、I
領域はP材料に対してnタイプの材料であるように見え
、またI領域はN材料に対してPタイプの材料であるよ
うに見える。従って、PIおよびIN接合は、2つのP
N接合のように挙動する。順方向バイアス条件下では、
キャリアがNおよびPの両領域からI領域へ注入される
。キャリアは、ホール電子対が再結合と呼ばれるプロセ
スにおいて形成されるまで、I領域に留まる。電荷は、
PIおよびIN接合が順方向バイアスされる限り、I領
域へ流れる続ける。この条件は、ダイオードをその端子
間の低い抵抗経路であるように見せる。RFリミッタと
して使用される時、PINダイオードは信号線とグラウ
ンドとの間に接続される。このため、もし前記入力信号
の電力レベルがPINダイオードのPIおよびNI接合
に順方向バイアスを与えるに充分な大きさであるならば
、加えられたRF入力信号は制限される。これらの条件
下では、PINダイオードの端子間の低抵抗経路がRF
送信線とグラウンド間にあるため、過剰電力はグラウン
ドへ分路される。印加された入力信号が過剰電力レベル
より低い時、PIおよびNI接合はもはや順方向バイア
スされず、PIおよびNI接合における電荷は、前述の
如く主としてホールと電子の再結合のプロセスにより除
去される。この再結合プロセスは、PINダイオードを
その導通状態から非導通状態へ切換えさせる。PINダ
イオードを導通状態から非導通状態へ切換えるため必要
な時間(即ち、先に述べた如き復元時間)は、接合温度
が上昇するに伴って遅くなる。従って、PINダイオー
ドの復元時間は温度に感応する。接合温度は、電力がP
INダイオードにおいて消費される時生じる、あるいは
リミッタが作動中環境の周囲温度の上昇により生じる熱
により増加する。
【0007】別の問題は、PINダイオード・リミッタ
が、特に共通の半導体基板上に電界効果トランジスタ(
FET)と共に集積されるモノリシック・マイクロ波集
積回路として容易に製造されないことである。
【0008】従って、非リミット状態において低い挿入
損失を持つ高速の高電力リミッタとして作動する能力を
持ち、かつミリ波周波数帯域以下で作動し得るRFリミ
ッタ回路を提供することが望ましい。
【0009】更にまた、RFリミッタ回路をモノリシッ
ク・マイクロ波集積回路(MMIC)として作ることを
可能にし、更に保護のため使用される回路と共にこのよ
うなリミッタを共通の半導体基板上に集積することを可
能にするMMICと共用可能なRFリミッタ回路におけ
る上記の同じ電気的特性を提供することが望ましい。
【0010】
【発明の概要】本発明によれば、入力端子および出力端
子を有するRFリミッタ回路は、第1の端部が回路の入
力端子と接続され、第2の端部が回路の出力端子と接続
されたRF伝搬ネットワークを含む。このRFリミッタ
回路は更に1対のダイオードを含み、該対のダイオード
がアノードとカソードとを持ち、前記ダイオード対の第
1のダイオードのアノードが前記伝搬ネットワークと接
続され、前記ダイオード対の第2のダイオードのカソー
ドが前記伝搬ネットワークと接続されている。RFリミ
ッタ回路は更に、前記伝搬ネットワークおよび前記ダイ
オードと接続されて各ダイオードの両端の逆バイアス電
圧を分散し、かつ前記伝搬ネットワークに基準電圧を与
えるバイアス装置を含む。このような特定の構成により
、高周波RFリミッタ回路が提供される。逆バイアスさ
れたダイオードをリミッタにおいて用いることにより、
このリミッタは、前記バイアス装置により加えられる逆
バイアス電圧がダイオードのキャパシタンスを非常に低
くするため、その非リミット・モードにおいて低い挿入
損失特性を有することになる。このため、特に高周波に
おいて低い挿入損失となる。そのリミット・モードにお
いては、逆DCバイアスに加えられるRF電圧およびR
F電圧は、ダイオードを電子なだれ降伏状態に置く。ダ
イオードは、PINダイオードにおける如き電子−ホー
ル対の再結合のプロセスにより、なだれ降伏から回復し
ない。むしろ、なだれ降伏電圧の除去の結果として与え
られるダイオードの接合の両端における大きな電界の存
在が、電荷を迅速に接合の両端から払拭させる。 このなだれ降伏の回復プロセスは、電子−ホール対の再
結合のこれまでのPINダイオードのプロセスよりも、
温度の感応性が小さい。このため、逆バイアスが与えら
れたダイオードを使用するリミッタは、PINダイオー
ドよりも温度感応性が小さい。
【0011】本発明の別の特徴によれば、入力端子およ
び出力端子を持つRFリミッタは、第1の端部が回路の
入力端子に接続されかつ第2の端部が回路の出力端子に
接続されたRF伝搬ネットワークを含む。このRFリミ
ッタは更に、対の各ダイオードがアノードとカソードと
を持つ複数のダイオード対を含む。各対は、前記ダイオ
ード対の第1のダイオードのアノードが前記伝搬ネット
ワークと接続され、前記ダイオード対の第2のダイオー
ドのカソードが前記伝搬ネットワークと接続されている
。複数のダイオード対は、所定の電気的経路長により前
記伝搬ネットワークに沿って隔てられている。本RFリ
ミッタ回路は更に、前記伝搬ネットワークおよび前記複
数のダイオード対と接続されて、各ダイオード対の両端
に逆バイアス電圧を分散しかつ前記伝搬ネットワークに
基準電圧を与えるバイアス装置を含む。このような特定
の構成により、RF伝送線に沿って所定の電気的経路長
で隔てられた複数のダイオード対を用いることにより、
高電力レベルを取扱うことができる広帯域のRFリミッ
タ回路が提供される。このリミッタは、電力が複数のダ
イオード対全体に分散されるため、単一のダイオード対
よりも高い電力の取扱いが可能である。
【0012】本発明の更に別の特徴によれば、リミッタ
により保護される回路としてアクティブな構成要素を有
する共通の基板上にモノリシック・マイクロ波集積回路
としてRFリミッタ回路を作る方法が、半絶縁基板上に
2つの異なる半導体層を提供するステップを含む。この
半導体層の第1は、ダイオード対の製造のための領域を
提供する活性層である。前記半導体層の第2は、保護さ
れるアクティブな構成要素の製造のための領域を提供す
る活性層である。この第1および第2の活性層は、半導
体のエッチング停止層により隔てられて、前記各第1お
よび第2の活性層の個々の製造を可能にする。このよう
な構成により、RFリミッタ回路、および保護される回
路要素、例えば電界効果トランジスタを同じ基板上に作
ることができ、これにより信頼性が高く、大きさが小さ
くかつコストが安い全てのモノリシック回路を提供する
【0013】本発明の上記の諸特徴、ならびに本発明そ
れ自体については、図面の以降の詳細な記述からよく理
解されるであろう。
【0014】
【実施例】図1において、レーダ・システムのフロント
・エンド10の如き高入力電力レベルから保護される回
路が、アンテナ12からの入力信号が与えられる任意の
フィルタ14を含むことが示される。このフィルタは、
RFリミッタ16に対して適当にフィルタされた入力信
号を供給する。このRFリミッタ16は、図2乃至図6
に関して更に述べるように、このようなフィルタされた
RF入力信号を低ノイズ増幅器18の如き回路へ送る。 リミッタ16は、低ノイズ増幅器(LNA)18に対す
る入出力レベルがある所定の閾値を越えなければ、RF
信号をLNA18へ最小の損失で結合するため設けられ
る。本例においては、このリミッタは、そのリミット状
態へ切換えられて、LNA18を保護するためLNA1
8へ送られる信号を減衰するように働く。LNAは、一
般に、1つ以上の電界効果トランジスタ(FET)から
なることが知られる。金属電極半導体電界効果トランジ
スタ(MESFET)の如きFETは、チャンネル領域
とオーミック接触状態にありチャンネル領域とショット
キー・バリア接触状態にある薄いゲート電極により隔て
られる1対のソースおよびドレーン電極を含む。このゲ
ートは、ソース電極とドレーン電極間のチャンネルの導
通を制御する。電界効果トランジスタは、特にゲート電
極の高電力入力信号レベルからの破壊し易さによる保護
を必要とする能動デバイスである。ダイオードは、これ
も保護を必要とする能動デバイスの別の例である。異な
る用途においては、ミキサ、移相器、スイッチ等の如き
他の要素も保護を必要とする。
【0015】従って、RFリミッタ回路16は、電界効
果トランジスタまたはダイオードの如き能動デバイスを
有する回路におけるどんな構成要素でも保護するため使
用することができる。
【0016】次に図2Aにおいて、RFリミッタ回路1
6(図1)に対する第1の実施例16’は、入力端子1
6a’および出力端子16b’を有する。第1のDCブ
ロッキング・コンデンサC1の第1の電極は、入力端子
16a’に接続されている。コンデンサC1の第2の電
極は、RF伝搬ネットワークT1の第1の終端、本例で
はマイクロストリップ伝送線路と接続されている。マイ
クロストリップ伝送線路T1の第2の終端は、第2のD
Cブロッキング・コンデンサC2の第1の電極と接続さ
れている。DCブロッキング・コンデンサC2の第2の
電極は、出力端子16b’と接続されている。バイアス
・ネットワーク18は、バイアス電圧入力端子18aと
、一端部がマイクロストリップ伝送線路T1と接続され
た誘導子(インダクタ)L1と直列に接続された抵抗R
1、および図示の如く一端部が端子18aと接続された
抵抗R1とを含むグラウンドに対する第1のDC経路と
を有する。このグラウンドに対する第1の経路は更に、
図示の如く抵抗R2と直列に接続される誘導子L2を含
む。抵抗R3は、図示の如く、抵抗R2およびグラウン
ド間に直列に接続されている。グラウンドに対する第1
のRF経路は、端子18aから提供される。誘導子L3
は、第1の電極が端子18aと接続され、また第2の電
極がコンデンサC3の第1の電極と接続され、このコン
デンサの第2の電極はグラウンドに接続されている。こ
のように、グラウンドに対する第1のRF経路は、図示
の如く、直列に接続された誘導子L3およびコンデンサ
C3を介して端子18aから提供される。グラウンドに
対する第2のRF経路は、直列接続された誘導子L4お
よびコンデンサC4を介して提供される。誘導子L4は
、第1の電極がバイアス・ネットワーク18のノード1
9aと接続され、第2の電極がコンデンサC4の第1の
電極と接続されている。コンデンサC4の第2の電極は
グラウンドと接続され、これにより図示の如くグラウン
ドに対する第2のRF経路を提供する。リミッタは、バ
イアス・ネットワーク18のノード19aおよび19b
間に接続されたダイオード対20を更に含むことが示さ
れる。このダイオード対20もまた、図示の如く伝送線
路T1と接続されている。本例では、ダイオード対20
は、図示の如く、アノード22aがノード19aと接続
され、カソード22bがRF伝搬ネットワークT1と接
続された第1のダイオード22を含む。ダイオード対2
0は更に、アノード24aが伝送線路T1と接続され、
カソード24bがノード19bと接続された第2のダイ
オード24を含む。バイアス・ネットワーク18および
ダイオード対20のこのような構成により、逆バイアス
電圧VRが前記ダイオード対の各ダイオードに対して提
供され、基準電圧が前記RF伝搬ネットワークT1に提
供される。
【0017】リミッタ16’は更に、マイクロストリッ
プ伝送線路T1とグラウンドとの間に接続された同調ネ
ットワーク26を含む。伝送線路T1に沿った点20a
から点20aまでの予め定めた電気経路長τ1は、ダイ
オード対20の作動インピーダンス特性に基いて選定さ
れる。本例では、同調ネットワーク26は、図示の如く
、伝送線路T1のノード26aとグラウンドとの間に直
列に接続された誘導子L5およびコンデンサC5を含む
。同調ネットワーク26は更に、図示の如く、伝送線路
T1のノード26aとグラウンドとの間に直列接続され
た誘導子L6およびコンデンサC6を含む。本例では、
リミッタ16’が非リミット・モードで作動中は、誘導
子L5、L6およびコンデンサC5、C6の値は、リミ
ッタの低挿入損失を生じるようにダイオード対20のイ
ンピーダンス値と関連して選定される。ノード26aか
らグラウンドまでの並列の2つの直列経路は、1つの誘
導子および1つのコンデンサを有する単一の直列経路と
して等価に表わすことができる。本例では、モノリシッ
ク・マイクロ波集積回路におけるインダクタンスの値を
小さくすることが比較的難しいため、2つの並列経路が
選定される。
【0018】望ましい実施態様においては、ダイオード
は、ショットキー・バリア・ダイオードの如き高速回復
ダイオードであるように選定される。
【0019】RFリミッタ回路16’の動作について、
図2Bに関して記述する。図2Bは、ダイオード22、
24の対(図2A)における電流および電圧の関係を表
わしている。前述の如く、基準電圧VREFは、バイア
ス・ネットワーク18(図2A)により伝送線路T1(
図2A)に与えられる。この基準電圧VREFは、バイ
アス・ネットワーク18(図2A)により加えられるバ
イアス電圧により選定される。基準電圧VREFは、ダ
イオード22およびダイオード24(図2A)のいずれ
もRF信号サイクルの負または正の部分において順方向
の導通状態に駆動されないように選定される。即ち、基
準電圧VREFは、順方向の導通状態がダイオードに生
じ得る前に、なだれ降伏がダイオード22、24(図2
A)に生じることを保証するように選定される。
【0020】RF信号が端子16’(図2A)へ送られ
ると、信号は伝送線路T1(図2A)に沿って伝搬する
。伝送線路T1(図2A)と接続されたダイオード22
、24(図2)両端の電圧は、伝送線路T1(図2A)
における基準電圧VREFの上下に変動する。ダイオー
ドにおける基準電圧VREFと組合わされたダイオード
の一方におけるRF信号電圧の振幅がダイオードになだ
れ降伏を生じさせる電圧(VA1またはVA2)を越え
るならば、DCおよびRF電流がダイオードに流れ、こ
れにより伝送線路T1(図2A)における電圧を制限す
る。
【0021】次に図3において、保護される低ノイズ増
幅器30が、低ノイズ増幅器42と接続されたRFリミ
ッタ回路16”を含むことが示される。低ノイズ増幅器
42は、電界効果トランジスタ(FET)44を含む。 RFリミッタ回路16”は、入力端子16a”および出
力端子16b”を有する。第1のDCブロッキング・コ
ンデンサの第1の電極は、入力端子16a”と接続され
ている。コンデンサC1の第2の電極は、RF伝搬ネッ
トワークT1の第1の終端、本例ではマイクロストリッ
プ伝送線路に接続される。このマイクロストリップ伝送
線路T1の第2の終端は、第2のDCブロッキング・コ
ンデンサC2の第1の電極と接続される。DCブロッキ
ング・コンデンサC2の第2の電極は、出力端子16b
”と接続される。図示の如く、バイアス・ネットワーク
32は、バイアス電圧入力端子32aと、一端部が抵抗
R1の第1の端部と接続された第2の伝送線路T3と直
列接続された第1の伝送線路T2を含むグラウンドに対
するDC経路とを有し、抵抗R1は第2の端部がマイク
ロストリップ伝送線路T1と接続されている。グラウン
ドに対するDC経路は更に、図示の如く、伝送線路T1
とグラウンドとの間に直列接続された抵抗R2を含む。 本例では、分散誘導子が伝送線路T2およびT3により
提供され、これら伝送線路は図示の如くコンデンサC3
、C4、C5により提供されるグラウンドに対する3つ
のRF周波数経路を絶縁するように働く。
【0022】複数のダイオード対34〜38は、図示の
如く伝送線路T1に沿って接続され、伝送線路T1は区
間T1A−T1Dからなっている。複数のダイオード対
は、伝送線路に対して接続され、伝送線路に沿って予め
定めた電気経路長T1A、T1B、T1C、T1Dによ
り隔てられられている。ダイオード対34〜38間の電
気的経路T1A−T1Dは、ダイオード対34〜38お
よび低ノイズ増幅器42の作動インピーダンスと関連し
て選定される。電気的経路T1A−T1Dは、当業者に
は理解されるように、端子16a”、16b”に選定さ
れた入出力インピーダンス値を生じるように選定される
【0023】本例では、ダイオード対34〜38はそれ
ぞれ、図示の如く、伝送線路T1と接続されたアノード
34a’−38a’を有する第1のダイオード34a’
〜38a’を含む。前記ダイオード34a−38aは更
に、図示の如くカソード34a”〜38a”を含む。カ
ソード34a”および38a”は直接グラウンドと接続
される。カソード36a”は、伝送線路T5を介してグ
ラウンドに直列接続されている。伝送線路T4およびT
5は、インピーダンス整合の別の柔軟性を提供して、端
子16a”および16b”に良好な入出力反射特性を生
じる。ダイオード対34〜38は更に、アノード34b
’〜38b’が図示の如くRF伝送線路T1と接続され
第2のカソード34b”〜38b”が図示の如くバイア
ス・ネットワーク32と接続された第2のダイオード3
6b〜38bを含む。このようなバイアス・ネットワー
クおよび複数のダイオード対の構成により、逆バイアス
電圧VRが前記複数のダイオード対の各々に与えられ、
基準電圧VREFは伝送線路T1上に与えられる。電界
効果トランジスタ44のゲート44aは、図示の如く直
列に接続されたコンデンサC6を介してノード16b”
に接続される。
【0024】RFリミッタ16”におけるダイオードの
このような構成は、先に述べたように、RFリミッタ1
6’(図2)に低挿入損失特性を生じるため要求される
同調ネットワーク26(図2)の必要をなくす。同調ネ
ットワークの除去は、特に、小さなインピーダンス値を
持つ誘導子を作ることが難しいMMICの如きRFリミ
ッタ回路の製造における利点である。複数のダイオード
対の使用は、1つのダイオード対を有するRFリミッタ
の電気的性能特性を維持し強化しながら、RFリミッタ
回路をMMICとして製造するに対する利点をもたらす
【0025】周知のように、低ノイズ増幅器42は、端
子16b”における50ΩにFET44の入力インピー
ダンスを整合させる入力整合ネットワーク(図示せず)
を任意に含み得る。もし前記入力整合ネットワークが用
いられるならば、RFリミッタ回路16”の値は、35
乃至40GHzの周波数範囲における動作に対する下表
に示される値と類似しよう。
【0026】                          
          表              
                         
 項  目                    
                値        
               T1a       
                幅10μm    
長さ80μm      T1b          
             幅10μm    長さ1
45μm      T1c            
           幅10μm    長さ145
μm      T1d              
         幅10μm    長さ80μm 
     T2、T3               
  幅20μm    長さ150μm      T
3                       幅
20μm    長さ150μm      T4、T
5                 幅70μm  
  長さ185μm      R1、R2     
            1000Ω      C1
、C2                  0.25
(pf)      C3、C4、C5       
     5.0(pf)図3において示した保護デバ
イスは低ノイズ増幅器42であるが、ダイオード、ミキ
サ、ダイプレクサまたは入力信号電力に感応する他のデ
バイスに限らずこのような高電力信号からの保護を必要
とするどんなデバイスでもよい。
【0027】RFリミッタ回路16”(図3)のコンピ
ュータによりシミュレートされた設計応答は、前表に指
定された抵抗、伝送線路およびコンデンサの値を有する
如くに図4に示される。図4は、RFリミッタ回路16
”が実際には50Ωのソースおよび負荷インピーダンス
で終端されることを前提として描かれた。図4に示され
る各挿入損失および帰路損失カーブは、図4に示される
如き異なるダイオード抵抗を用いて生成される。
【0028】図3に示された如き保護回路は、共通のモ
ノリシック・マイクロ波集積回路(MMIC)基板上に
異なる材料から2つのMMIC構成要素を形成する望ま
しいプロセスにより、図5乃至図15に関して記載する
如く作られることになる。
【0029】まず図5において、半導体基板110、本
例では、ヒ化ガリウムまたはシリコンの如き他の適当な
半導体材料、または他の第III族または第V族の材料
からなる半絶縁基板が、第1の面上に配置された複数の
層を含むことが示される。基板110の第1の面上に配
置されるのは、本例ではシリコンの注入により、あるい
は他の適当なnタイプ・ドーパントにより、典型的には
1×1016乃至2×1017原子/ccの濃度に適当
にnタイプにドーピングされるヒ化ガリウムからなる第
1のnタイプ能動(活性)層112である。層112は
、典型的には約0.3ミクロンの厚さを有する。層11
2上には、本例では典型的に約5×1018原子/cc
の濃度にシリコンの注入により更に厚くnタイプにドー
ピングされたnタイプのヒ化ガリウムからなる第1のN
+接触層114が被着されている。層114は典型的に
は約0.1ミクロンの厚さを有する。
【0030】層114上には、本例では、典型的には約
5×1018原子/ccのドーパント濃度で充分にnタ
イプ層を提供するようドーピングされるnタイプのヒ化
インジウムガリウム(InGaAs)からなるエッチン
グ停止層116が被着されている。層116は、典型的
には約80オングストローム(Å)の厚さを有する。層
116上には、本例では、1×1018乃至1×101
9原子/ccの範囲内で厚くドーピングされたnタイプ
のヒ化ガリウムからなる、典型的には約0.3ミクロン
の厚さを持つ第2の接触層118が置かれている。層1
18上には、本例では、層112と同じ範囲内で適当に
ドーピングされたnタイプのヒ化ガリウムからなる、典
型的には約0.1ミクロンの厚さを持つ第2の能動層1
20が置かれている。
【0031】層112は、電界効果トランジスタに対す
るゲート・チャンネルを提供し、層114は、FETに
対するオーミック接触層を提供する。層116、本例で
はN+InGaAsは、先に述べたように、エッチング
停止層として働くように選定され、これも低い特定の接
触抵抗とのオーミック金属接触を許すことになる。層1
18の厚さは、能動層120に対して加えられるショッ
トキー・バリア金属(図示せず)の高さを高くするよう
に選定され、これにより後の図において述べるように、
自己整合されるオーミック接触(図示せず)の短絡を防
止することになる。層118、本例ではN+GaAsが
、能動層に対する接触を生じる。層120、本例ではN
+GaAsが、後で述べるように、ダイオードの能動層
を提供する。
【0032】次に図6において、基板110上の層11
8、120(図5)が、図示の如く領域118a、11
8b、120a、120bを生じる複数の絶縁されたメ
サ領域にエッチングされる。本例では、1つのこのよう
な領域124aが、層120(図5)上に導電性層(図
示せず)を被着することにより提供される。導電性層は
、金属領域122a、122bを生じるようにパターン
化される。金属層のパターン化、あるいは層120(図
5)の選択された下側部分を露呈する金属層のフォトレ
ジスト(図示せず)を介する被着、および金属領域12
2a、122bの背後に残すことが周知であるフォトレ
ジストの剥離の如き周知の手法を使用することができる
。導電性層122a、122bは、図示の如く、層12
0a、120bの部分とのショットキー・バリア接触を
形成する金属からなる。本例では、メサ領域124a、
124bを形成するため層120(図1)および118
(図1)をエッチングする間、導電性領域122a、1
22bはマスクとして働く。本例では、ウエーハは、導
体122a、122bにより覆われない領域における層
118、120を侵食するBCl3およびHe蒸気を用
いて反応性イオン・エッチングされる。しかし、このエ
ッチャントは、下側層116には同様に作用しない。即
ち、本例では、エッチャントは層118、120を選択
的に腐食するが、層116の材料、本例ではヒ化インジ
ウムガリウムは腐食しないように選定される。このため
、層116は、領域124a、124bを画成する際に
エッチング停止層として働く。
【0033】次に図7において、導電性領域122a、
122b(図6)は更に、図6に関して述べたものと同
様なプロセスによりエッチングされて導電性領域122
a’、122b’を生じる。再び金属領域122a’、
122b’をマスクとして用いて、メサ領域124aの
部分を含むウエーハが、注入領域125を半絶縁性にす
る適当なエネルギの適当な不純物でブランケット注入さ
れる。導電性領域122a’、122b’がブランケッ
ト注入の効果から領域112a’−120a’および1
12b’−120b’を保護するため使用されて、これ
ら領域をダイオードおよび金属電極半導体電界効果トラ
ンジスタ(MESFET)を生じるように残すことに注
意。
【0034】次に図8において、本例では金属領域12
2b’(図7)が除去されて領域124b’を残す。領
域122a’(図7)が、ダイオードのカソード122
a”をメサ領域124a上に形成するようにエッチング
された。図6に関して述べたものと類似のプロセスを導
電性領域122a’(図7)および122b’をエッチ
ングするため使用することができる。
【0035】次に図9において、層120b’(図8)
および118b’(図8)が除去され、層120a’(
図8)および118a’(図8)がエッチングされて領
域120a”および118a”を形成する。層120a
”および118a”が共にダイオードのメサ領域119
を提供する。本例では、電気的なコンタクト122a”
が、層118a’(図8)、120a’(図8)を領域
118a”および120a”にエッチングしながら、自
己整合マスクとして働く。本例では、ウエーハは、接触
領域122a”により覆われない領域における層118
a’(図8)、120a’(図8)、118b’(図8
)および120b’を侵食するBCl3およびHe蒸気
の混合物を用いて反応性イオン・エッチングされる。し
かし、このエッチャントは、同様に下側層116a’、
116b’は侵食しない。即ち、本例では、エッチャン
トは層118a’(図8)、120a’(図8)、11
8b’(図8)、120b’(図8)を選択的にエッチ
ングするが、層116a’、116b’の材料、本例で
はヒ化インジウムガリウム(InGaAs)は侵食しな
い。このため、層116a’、116b’は、メサ領域
119を画成して下側の接触領域116a’、116b
’を露呈する時、エッチング停止層として働く。特に重
要なことは、ショットキー金属122a”の頂部に被着
されることになるオーミック接触(図示せず)がダイオ
ードを短絡する、即ち、メサ領域119の側壁面上の漏
洩経路(複数または単数)を生じることがないことを保
証するためダイオードのメサ領域119をアンダーカッ
トすることである。
【0036】次に図10において、領域116a’、1
16b’、122a”および125上に低い抵抗率のオ
ーミック接触128a、128b、128c、128d
、128eが設けられる。オーミック接触は、導電性層
(番号なし)を被着することにより提供される。この導
電性層は、層116a’、116b’、122a”、1
25の選択された下側部分を露呈するフォトレジスト層
(図示せず)を介して前記層を被着させ、周知のように
背後の接触128a、128b、128c、128d、
128eを残すためフォトレジストを剥離する、等の周
知の手法を用いてパターン化される。前記ダイオード1
26のカソードを形成する接触128a、前記ダイオー
ド126のアノードを形成する接触128b、および伝
送線路の一部を形成する接触128c、および電界効果
トランジスタ(図示せず)のソース電極およびドレーン
電極を形成する接触128d、128eである。電気的
接触はその下側層とアロイングを生じて、その各々の下
側層に対する低抵抗率のオーミック接触を提供する。本
例ではInGaAsである層116a’および116b
’は、特定の低い接触抵抗とのオーミック接触を許容す
ることが望ましいことに注意。
【0037】次に図11において、ゲート電極130が
層112b’と接触状態になるよう被着される。このゲ
ート電極の被着に先立ち、凹部132が層116b’、
114b’にエッチングされる。これは、ゲート領域を
画成する開口(図示せず)を生じるためフォトレジスト
層(図示せず)をパターン化することにより行われる。 開口がフォトレジスト層に生じた後、エッチャントが露
呈されたヒ化ガリウムと接触するように置かれ、ゲート
凹部132がエッチングされる。あるいはまた、このゲ
ート領域は電子ビームリトグラフィ手法を用いても画成
することができる。
【0038】次に図12において、金属−絶縁物−金属
(MIM)コンデンサ(図示せず)の底部板134、ダ
イオード126に対する厚手アノード・コンタクト12
8b’、およびFET(番号なし)に対する厚手ソース
およびドレーン・コンタクト128d’、128eが提
供される。
【0039】第1に、フォトレジスト層(図示せず)が
頂部の基板部上に置かれ、チャンネル領域132(図1
1)、本例ではダイオード126のカソード・コンタク
ト128aを覆う領域136、138a、138b、1
42を提供するようにパターン化される。1層の金属を
含む複合層(図示せず)は、適当な基板部分の表面上に
逐次蒸着される。フォトレジスト層(図示せず)上に被
着する金属層の各部分は、周知のようにフォトレジスト
層の以降の剥離により除去されるが、適当な基板部分に
対するパターン化されたレジストを介して被着される金
属の部分は、図示の如く、MIMコンデンサ(図示せず
)の底部コンタクト134およびダイオード126の厚
手アノード・コンタクト128b’を提供する。このた
め、金属段を用いてFET(番号なし)のコンタクト1
28d、128eを同時に肥厚化し、MIMコンデンサ
(図示せず)に対する底部コンタクト134、およびダ
イオード126に対する厚手アノード・コンタクト12
8bを提供する。FETのドレーンおよびソース電極1
28d、128e、およびダイオード126のアノード
・コンタクト128bは、一般に、コンタクトを通過す
る過剰電流により生じる電気移動(electromi
gration)を減少させることによりコンタクトの
電流移動能力を増加させるため肥厚される。
【0040】次に図13において、パッシベーション層
144a〜144c、また任意に144dが、図示の如
く、典型的には2000Åの厚さまでヒ化ガリウム基板
の頂面上に置かれる。一般に層144と呼ばれるパッシ
ベーション層は、本例ではプラズマ・エンハンスドCV
D法により提供される窒化シリコン(Si3N4)であ
る。この窒化シリコンは、ウエーハの表面を共形に覆う
よう働き、パッシベーション層を提供すると共に、MI
Mコンデンサに対する誘電層としても働く。パッシベー
ション層144は、この時フォトレジスト層(図示せず
)により覆われている。フォトレジスト層は、次にパッ
シベーション層144の下側の部分を露呈する開口14
6a、146b、146cを生じるようにパターン化さ
れる。本例では、前記開口146a〜146cは、FE
T(番号なし)の肥厚化したソース・コンタクト128
d’、RFリミッタ回路ダイオードの肥厚化したアノー
ド・コンタクト128b’、コンデンサの底部コンタク
ト134、および必要に応じて導体に接近するため必要
なRF伝搬線128c上に配置される。これら開口は、
周知のように反応性イオン・エッチングを用いて、窒化
シリコンのパッシベーション層に設けられる。このため
、マスキング層(図示せず)の除去の後、ダイオード1
26のアノード・コンタクト128b’の一部は開口1
46aを介して露呈され、コンデンサの底部コンタクト
134および伝送線路128cの各部分は開口146b
を介して露呈され、FET(番号なし)の肥厚化したソ
ース・コンタクト128d’は図示の如く開口146c
を介して露呈される。
【0041】次に図14においては、空気ブリッジ15
0a、相互連結部150bおよびソース相互連結部15
0cが設けられている。第1に、伝送線路128cおよ
びMIMコンデンサ135の底部コンタクト134は、
3ミクロン厚さの金のメタライゼーション層と連結され
、これは低損失のマイクロ波マイクロストリップ伝送線
路150bに対するストリップ導体として働く。厚い金
属連結部を提供するため用いられるプロセスは、空気ブ
リッジが設けられる領域上にレジスト・スペーサ層(図
示せず)を形成することにより最初に行われる。スペー
サが画成された後、フォトレジスト層(図示せず)を用
いて空気ブリッジ連結部150aおよびソース電極連結
部150cに対するパターンを画成する。前記パターン
層を介して空気ブリッジ・レジスト・スペーサ(図示せ
ず)上に金属が被着されて、図14にに示されるように
空気ブリッジ連結部150aおよびソース電極連結部1
50cを提供する。空気ブリッジを提供するため、例え
ば本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,670,
297号に記載される如き手法を用いることができる。
【0042】次に図15において、基板110の裏面の
処理が行われてメッキされたバイア162を形成し、図
示の如く、FETのソース電極をグラウンド面コンタク
ト160に連結する。本例では、本発明の譲受人に譲渡
されたKazior等の米国特許第4,807,022
号、あるいは本発明の譲受人に譲渡されたTong等の
米国特許第4,794,093号に記載される如き周知
の手法が使用される。特に、上記の米国特許は、バイア
・ホールおよびメッキされたタブ構造を介して形成する
手法を提供し、トランジスタとグラウンド面コンタクト
160間に低熱インピーダンス経路を提供するため高電
力トランジスタの如き高電力消費要素を組込んだ回路に
対しては特に望ましい。本発明においては、RFリミッ
タ回路がこのようなグラウンド構造を組込むことが望ま
しい。
【0043】先に述べたところのものは、マイクロ波、
およびマイクロ波/ミリ波のモノリシック集積回路(M
MIC、およびMIMMIC)において一般に経験する
回路要素または組込み回路を形成するための一般的な処
理である。上記のプロセスは、特定の回路を記述するも
のではなく、図1乃至図3および図5に関して述べた全
ての回路、ならびに共通の半導体基板上の多重モノリシ
ック・マイクロ波集積回路素子をもちいる他の回路の提
供のため使用することができる。
【0044】図16において、モノリシック・マイクロ
波集積回路170として製造されたRFリミッタが保護
する電界効果トランジスタは、入力端子170a、出力
端子170b、RFリミッタ回路172、および低ノイ
ズ増幅器174を有する。RFリミッタ回路172は、
ダイオード対34、36、38(図3)に対応する3つ
のダイオード対34’、36’、38’を含む。当業者
には理解されように、RFリミッタ回路172と電界効
果トランジスタ176間の線長τ3に加えて、ダイオー
ド対34’、36’、38’間の線長τ1、τ2が、端
子170a、170bに選定された入出力インピーダン
スを生じるように選定されたことを知るべきである。
【0045】本発明の望ましい実施態様について記述し
たが、当業者には、本発明の思想を取入る他の実施態様
が可能であることが明らかであろう。従って、これらの
実施態様は本文に開示された実施態様に限定されるべき
ではなく、頭書の特許請求の範囲によってのみ限定され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なRF受信システムを示すブロック図で
ある。
【図2】図2AはRFリミッタ回路の第1の実施例の詳
細図である。図2Bはなだれ状態における入力電圧信号
レベルのなだれ降伏電圧および電流の導通に対する関係
を示す電流対電圧の関係グラフである。
【図3】電界効果トランジスタを保護する分散RFリミ
ッタ回路の詳細図である。
【図4】図3に示されたタイプの典型的な分散RFリミ
ッタ回路の予測される回路応答を示すグラフである。
【図5】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路お
よび電界効果トランジスタを形成するステップを示す断
面図である。
【図6】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路お
よび電界効果トランジスタを形成するステップを示す断
面図である。
【図7】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路お
よび電界効果トランジスタを形成するステップを示す断
面図である。
【図8】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路お
よび電界効果トランジスタを形成するステップを示す断
面図である。
【図9】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路お
よび電界効果トランジスタを形成するステップを示す断
面図である。
【図10】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路
および電界効果トランジスタを形成するステップを示す
断面図である。
【図11】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路
および電界効果トランジスタを形成するステップを示す
断面図である。
【図12】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路
および電界効果トランジスタを形成するステップを示す
断面図である。
【図13】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路
および電界効果トランジスタを形成するステップを示す
断面図である。
【図14】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路
および電界効果トランジスタを形成するステップを示す
断面図である。
【図15】本発明による共通基板上にRFリミッタ回路
および電界効果トランジスタを形成するステップを示す
断面図である。
【図16】保護される電界効果トランジスタを示す平面
図である。
【符号の説明】
10  レーダ・システムのフロント・エンド12  
アンテナ 14  フィルタ 16  RFリミッタ回路 18  低ノイズ増幅器(LNA) 26  同調ネットワーク 30  低ノイズ増幅器 32  バイアス・ネットワーク 42  低ノイズ増幅器 44  電界効果トランジスタ 110  半導体基板 112  第1のnタイプ能動層 114  第1のN+接触層 116  N+エッチング停止層 118  第2のnタイプ接触層 119  メサ領域 120  第2のnタイプ能動層 122  導電性金属領域 124  メサ領域 126  植込み領域 126  ダイオード 130  ゲート電極 132  接触凹部 134  コンデンサ底部コンタクト 135  金属−絶縁体−金属(MIM)コンデンサ1
44  パッシベーション層 150  連結部 160  グラウンド面コンタクト 162  メッキされたバイア 170  モノリシック・マイクロ波集積回路172 
 RFリミッタ回路 174  低ノイズ増幅器 176  電界効果トランジスタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力端子と出力端子とを有するRF回
    路であって、第1の端部が回路の入力端子と接続され、
    第2の端部が回路の出力端子と接続されたRF伝搬ネッ
    トワークと、各々がアノードとカソードを持つ複数のダ
    イオードとを設け、該ダイオードの第1のダイオードの
    アノードが前記RF伝搬ネットワークと接続され、該ダ
    イオードの第2のダイオードのカソードが前記RF伝搬
    ネットワークと接続され、前記複数のダイオードの各々
    の両端の逆バイアス電圧を分散させ、前記RF伝搬ネッ
    トワークにDC電圧を供給する手段を設けてなるRF回
    路。
  2. 【請求項2】  共振器ネットワークが前記RF伝搬ネ
    ットワークと接続される請求項1記載のRF回路。
  3. 【請求項3】  前記RF伝搬ネットワークが、該RF
    伝搬ネットワークの入力端子および第1の端部間に直列
    接続された第1のコンデンサと、前記RF伝搬ネットワ
    ークの第2の端部および前記出力端子間に直列接続され
    た第2のコンデンサとを有する請求項2記載のRF回路
  4. 【請求項4】  前記複数のダイオードがショットキー
    ・バリア・ダイオードである請求項3記載のリミッタ。
  5. 【請求項5】  前記複数のダイオードがPN接合ダイ
    オードである請求項3記載のリミッタ。
  6. 【請求項6】  入力端子および出力端子を有するRF
    リミッタ回路であって、第1の端部が回路の入力端子と
    接続され、第2の端部が回路の出力端子と接続されたR
    F伝搬ネットワークと、各々がアノードおよびカソード
    を有する複数のダイオード対とを設け、該ダイオードの
    第1のダイオードのアノードが前記RF伝搬ネットワー
    クと接続され、該ダイオードの第2のダイオードのカソ
    ードが前記RF伝搬ネットワークと接続され、前記複数
    のダイオード対の各々の両端の逆バイアス電圧を分散し
    て、前記RF伝搬ネットワークにDC電圧を供給する手
    段を設けてなるリミッタ。
  7. 【請求項7】  少なくとも1つのコンデンサが、前記
    入力端子と前記RF伝搬ネットワークの前記第1の端部
    との間に直列接続され、少なくとも1つの第2の異なる
    コンデンサが、前記RF伝搬ネットワークの第2の端部
    と前記出力端子との間に直列接続される請求項6記載の
    リミッタ。
  8. 【請求項8】  前記複数のダイオード対がショットキ
    ー・バリア・ダイオードである請求項7記載のリミッタ
  9. 【請求項9】  前記複数のダイオードがPN接合ダイ
    オードである請求項7記載のリミッタ。
  10. 【請求項10】  複数の半導体層を載置した基板を設
    け、エピタキシャル層の選択された部分に第1の連続的
    な金属層を設け、前記第1の連続金属層および前記エピ
    タキシャル層の露呈部分の第1の部分をマスクし、前記
    連続的な導電性層の前記マスク部分から第1の深さを有
    する前記エピタキシャル層に第1の複数の凹部を形成し
    、前記第1の複数の凹部の下方の前記複数のエピタキシ
    ャル層に分離注入によりバッファ層を形成し、前記第1
    の連続導電性層および前記エピタキシャル層および前記
    バッファ層の露呈部分の第1の部分をマスクし、第1の
    予め定めたパターンの前記エピタキシャル層の部分を除
    去し、第2の予め定めたパターンで第2の金属層を被着
    し、前記第1および第2の金属層および前記エピタキシ
    ャル層の選択された部分をマスクし、前記エピタキシャ
    ル層に該エピタキシャル層から第2の深さを有する第2
    の凹部を形成し、前記第2の凹部の少なくとも一部に第
    3の金属層を被着し、前記第1、第2および第3の金属
    層の一部を絶縁層で覆うステップを含む方法。
  11. 【請求項11】  前記第1の金属層がショットキー・
    バリア接触を形成する請求項10記載の方法。
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