JPH04295967A - 耐震信頼性評価装置 - Google Patents

耐震信頼性評価装置

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Publication number
JPH04295967A
JPH04295967A JP3060216A JP6021691A JPH04295967A JP H04295967 A JPH04295967 A JP H04295967A JP 3060216 A JP3060216 A JP 3060216A JP 6021691 A JP6021691 A JP 6021691A JP H04295967 A JPH04295967 A JP H04295967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equipment
earthquake
probability data
seismic
plant
Prior art date
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Pending
Application number
JP3060216A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Yonekura
米 倉 和 義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3060216A priority Critical patent/JPH04295967A/ja
Publication of JPH04295967A publication Critical patent/JPH04295967A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所などの動
力プラントの設備を構成する建屋、機器についての耐震
信頼性評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントでは、将来起こり得
る地震に対して予めプラント設備の耐震信頼性を評価し
ておき、これに基づいてプラントの長期計画的な高信頼
度運用を図っている。従来、プラントの耐震信頼性評価
は、専門家がプラントの建屋、機器の耐震挙動等の各種
データを整理、加工して構築した建屋、機器の故障確率
データベースを専門家自らが参照しながら、評価対象と
する建屋、機器の耐震信頼性評価を個別に行うことによ
り、プラントの耐震信頼性評価を実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような耐震信頼性
評価では、故障確率データベースの参照および最終的な
耐震信頼性評価を専門家による手作業に頼っているため
、プラントのシステムが大規模になると、耐震信頼性を
評価するのに長期間に亘る作業を要し、そのコストが非
常に大きなものになる。
【0004】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消し、プラント設備について耐震信頼性評価
に関する必要な情報を専門家以外の者が迅速かつ容易に
得ることができる耐震信頼性評価装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プラントを構成する建屋、機器について
の設計情報を入力する入力装置と、上記建屋、機器につ
いての地震を起因とする故障確率データがデータベース
として格納された故障確率データ格納手段と、入力装置
から特定されたプラントの建屋、機器についての故障確
率データを上記故障確率データ格納手段から読み込み耐
震信頼性を評価する耐震信頼性評価手段と、この耐震信
頼性評価手段より得られた耐震信頼性評価結果を表示す
る出力表示装置とを備えることを特徴とするものである
【0006】
【作用】本発明によれば、耐震信頼性評価に関するデー
タを格納している故障確率データ格納手段により必要な
データが迅速に参照され、得られたデータを基に評価対
象とする建屋、機器の耐震信頼性が耐震信頼性評価手段
によって迅速かつ容易に評価される。
【0007】
【実施例】以下、本発明による耐震信頼性評価装置の一
実施例について添付の図面を参照して説明する。
【0008】先ず、本発明の耐震信頼性評価装置の構成
を説明するまえに、原子力発電プラントの建屋、機器に
ついてその耐震信頼性を評価するにあたって、基礎の手
法となる安全係数法について説明する。
【0009】この安全係数法は、建屋、機器の損傷度を
設計用基準地震動を用いた応答解析結果に基づいて耐震
信頼性を評価する手法である。すなわち、建屋、機器の
損傷度は、設計用基準地震動を起因とした場合に年間損
傷確率50%を与える損傷加速度中間値Amとして与え
られる。この損傷加速度中間値Amは、Am=F・a 
                         
…(1)で求められる。ここに、 F:裕度係数 a:基準地震動最大加速度 である。
【0010】設計用基準地震動に対して建屋、機器が持
つ上記裕度係数Fは、また、安全係数とも呼ばれ、これ
は応答解析計算に含まれる種々の裕度を掛け合わせたも
ので、各裕度は応答解析計算の流れに応じて、次の3つ
に分類される。
【0011】耐力係数          :FC機器
の応答係数    :FRE 建屋の応答係数    :FRS 耐力係数FCは、設計用床応答スペクトルが真の値であ
ると仮定したときに、機器が持つ裕度を表している。こ
のとき機器を損傷に至らしめる加速度については、設計
値のように裕度を含む値ではなく、実際に損傷に至る加
速度値が考慮される。
【0012】機器応答係数FREは、機器設置床位置で
の応答加速度を真としたときに、これを基に計算される
床応答スペクトルに対して設計用床応答スペクトルが持
つ裕度を表す。すなわち、この機器応答係数FREは、
機器の減衰値、固有周期等による応答の保守性の度合い
を表している。
【0013】建屋応答係数FRSは、基準地震動により
計算された建屋の応答に対して、設計値が持つ裕度を表
す。すなわち、この建屋応答係数FRSは、基準振動目
標応答スペクトル、地盤、建屋の設計減衰値、剛性値に
よる建屋の応答の保守性を表している。
【0014】建屋および機器と連成される機器の場合、
その応答係数は上記機器応答係数FREとは無関係であ
り、その裕度係数Fは耐力係数FCと建屋の応答係数F
RSからなる。機器・配管系の場合には、その安全係数
Fは耐力係数FC、機器の応答係数FRE、建屋の応答
係数FRSから構成される。すなわち、建屋および機器
と連成される機器の安全係数Fは、 F=FC・FRS                 
     …(2)機器・配管系の安全係数Fは、 F=FC・FRE・FRS             
 …(3)と表される。
【0015】このような各々の裕度係数は、ある確定し
た値としてではなく分布特性を持つ確率値として評価さ
れる。安全係数法においては、その確率分布は対数正規
分布となることが仮定されている。この対数正規分布の
大きな特徴の一つは、その再生性にある。すなわち、対
数正規分布に従う変数を掛け合わせて得られる分布もま
た対数正規分布となる。そのばらつきは、各対数標準偏
差の2乗和として算定されることが知られており、この
ため、ばらつきあるいは分布の取扱いが非常に簡単にな
る。また、一般に個々の変数が任意の分布に従うときに
、すべての変数を掛け合わせて得られる分布は対数正規
分布に近付くことが知られている。また、掛け合わせる
変数の数を無限大としたとき、その分布は対数正規分布
そのものになるという性質がある。従って、(2)、(
3)式のように各裕度係数の積として与えられる裕度係
数Fの確率分布に対数正規分布を仮定することは妥当性
があるといえる。また、一般に、脆性破壊分布にも対数
正規分布が仮定されることが多く、さらに、対数正規分
布は上述したように再生性があるため、個々の係数に対
数正規分布を仮定すると、取扱いが非常に便利になる。
【0016】このような対数正規分布の下、裕度係数F
は、係数の中央値からのばらつきを表す対数標準偏差β
Cを用いた分布により表現される。このばらつきは、さ
らにランダムな要因によるものと不確定的要因による2
つに分割することができるが、ランダムな要因による分
布、不確定要因による分布ともに対数正規分布が仮定さ
れる。ばらつきの程度を表す対数標準偏差は、それぞれ
βR、βUで与えられる。実際には、対数標準偏差βC
で与えられる分布は、ばらつきの原因を特定せずに1つ
の分布として表現したものと考えることができる。対数
分布の再生性により、この対数標準偏差βCはβR、β
Uにより下式で与えられる。
【0017】 βC=βR2+βU2               
   …(4)そこで,図1に基づき、本実施例の耐震
信頼性評価装置について説明する。図において、符号1
は耐震信頼性評価に関する設計情報を入力するための入
力装置である。 符号2は耐震信頼性評価手段であり、この耐震信頼性評
価手段2は、入力された建屋、機器に関する設計情報を
基にして評価対象とする建屋、機器に対する故障確率デ
ータを故障確率データ格納手段3から読み込むとともに
、この故障確率データに基に上述した安全係数法に従っ
て評価対象とする建屋、機器の耐震信頼性評価を算定す
る。この耐震信頼性評価手段2は信頼性評価について得
られた結果を出力表示装置4に引き渡す。この出力表示
装置4は建屋、機器の耐震信頼性評価結果を表示する。
【0018】次に、耐震信頼性評価手段2の処理手順に
ついて、図2に基づいて説明する。
【0019】先ず、評価対象とするプラントが選定され
(ブロック11)、次に、評価対象とする建屋または機
器が選定される(ブロック12)。そして、こうして特
定されたプラントの建屋または機器について、耐震信頼
性を評価するのに必要である構成部材強度、また、地震
設計時に実施された時刻歴応答解析を基にした床応答加
速度、減衰定数等の設計情報が入力手段1を介して入力
される(ブロック13)。
【0020】故障確率データ格納手段3には、過去に行
われた試験データと専門家による判断に基づいて決定さ
れた建屋、機器の故障確率データがデータベースとして
予め格納されている。図3は原子炉建屋を例にした故障
確率データ格納手段のデータベースのデータの1例を示
したもので、プラントごとに個々具体的な建屋、機器に
ついてそれぞれ算定された耐力裕度係数、対数標準偏差
が整理されているデータベースであり、プラント名と建
屋、機器名を指定することによって随時必要なデータを
参照することができるようになっている。
【0021】耐震信頼性評価手段2は、上述した安全係
数法に基づいて評価対象とする建屋、機器の耐震信頼性
評価を行う(ブロック14)。すなわち、この耐震信頼
性評価手段2は、故障確率データ格納手段3から評価対
象とする建屋、機器の各裕度係数を読み込み参照し(ブ
ロック15、16)、上記安全係数法に従って(1)式
および(4)式から、損傷加速度中央値Amを評価する
。こうして評価された損傷加速度中央値Amを用いて以
下の式により地震を起因とする年間損傷確率が求められ
る(ブロック17)。
【0022】
【数1】 図4は出力表示装置4を介して得られた評価結果の1例
を示す。図中、横軸は解放基盤における地震入力加速度
を、縦軸は地震を起因とする年間損傷確率を、グラフ上
の丸印は建屋、機器が50%の確率で損傷する入力加速
度を示す。なお、評価結果は表示されるとともに、故障
確率データ格納手段3に新たなデータとして整理されて
登録され、耐震信頼性評価の基礎データとして蓄積され
る。このようにこの耐震信頼性評価装置では、専門家の
以外の者でも迅速かつ容易にプラントの建屋、機器につ
いての耐震信頼性評価を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、建屋、機器の信頼性評価の基礎となるデータ
がデータベースとして蓄積されている故障確率データ格
納手段と耐震信頼性評価手段とを結び付けることにより
、従来の専門家の手作業に頼って実施されているプラン
トの耐震信頼性評価を専門家以外の者でも迅速かつ容易
に行うことができるため、作業期間を大幅に削減し、そ
のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による耐震信頼性評価装置の一実施例を
示す構成図。
【図2】上記耐震信頼性評価装置の備える耐震信頼性評
価手段の機能ブロック図。
【図3】上記耐震信頼性評価装置の故障確率データ格納
手段に記憶されているデータベースの一例を示した説明
図。
【図4】上記耐震信頼性評価装置で得られた耐震信頼性
評価結果のフラジリティ曲線を表した図。
【符号の説明】
1  入力装置 2  耐震信頼性評価手段 3  故障確率データ格納手段 4  出力表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントを構成する建屋、機器についての
    設計情報を入力する入力装置と、上記建屋、機器につい
    ての地震を起因とする故障確率データがデータベースと
    して格納された故障確率データ格納手段と、入力装置か
    ら特定されたプラントの建屋、機器についての故障確率
    データを上記故障確率データ格納手段から読み込み耐震
    信頼性を評価する耐震信頼性評価手段と、この耐震信頼
    性評価手段より得られた耐震信頼性評価結果を表示する
    出力表示装置とを備えることを特徴とする耐震信頼姓評
    価装置。
JP3060216A 1991-03-25 1991-03-25 耐震信頼性評価装置 Pending JPH04295967A (ja)

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JP3060216A JPH04295967A (ja) 1991-03-25 1991-03-25 耐震信頼性評価装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3060216A JPH04295967A (ja) 1991-03-25 1991-03-25 耐震信頼性評価装置

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JPH04295967A true JPH04295967A (ja) 1992-10-20

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ID=13135751

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3060216A Pending JPH04295967A (ja) 1991-03-25 1991-03-25 耐震信頼性評価装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06231214A (ja) * 1993-02-03 1994-08-19 Nec Corp 建築物の設計図書・構造計算書・数量調書自動作成装置
JPH07311792A (ja) * 1994-05-18 1995-11-28 Nec Corp 製品の環境評価装置
JP2008117089A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Takenaka Komuten Co Ltd 建物振動予測装置、建物振動予測方法及び建物振動予測プログラム
JP2013190909A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toshiba Corp システム疲労度評価装置およびその方法
JP2017004425A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 日本電信電話株式会社 故障率推定装置、故障率推定方法、及びプログラム

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