JPH04289204A

JPH04289204A - 延長された袖部を有する衣服製品

Info

Publication number: JPH04289204A
Application number: JP3307456A
Authority: JP
Inventors: Marc Petitjean; マルク　プティジャン
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-11-24
Filing date: 1991-11-22
Publication date: 1992-10-14
Also published as: CH684237A5; EP0488948A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一つの腕に対して一つの
袖を有する上体用の衣服に関する。

【０００２】

【従来の技術及びその問題点】米国特許２１５００６８
，　４７８５４７８，及び４９２４５２９　及び英国特
許７５５８６９及びフランス特許出願２５２９７６０　
には、手の保護のためのカバー部分を具えた被服製品が
開示されている。米国特許４７８５４７８，及び４９２
４５２９　は被服製品に恒久的に接合されていないセミ
グローブに関する。フランス特許出願２５２９７６０　
には、手首の線に沿ってその半周だけセミグローブに固
定され折り返されて袖の片側に設けられたポケットに収
容可能な被服製品が開示されている。このセミグローブ
は手の両面をカバーしており、本発明の舌片状延長部と
は違ったものである。米国特許２１５００６８　にはグ
ローブと一体化された苺摘み用袖部が開示され、両者は
帯ひもで接続されて着用者の肩から吊るされている。英
国特許７５５８６９は長い腕部を有するミトンに関する
が、これは上着に接続されていない。

【０００３】米国特許１３２８５４５　には、拳に達す
る延長部を具えた袖を有する上着が開示され、該延長部
は筒状をなし、その掌側にはその端から拳に達するスリ
ットが設けられている。これは外見上は本発明に似てい
る。しかし、着用時に、袖部の割れた端部は手の甲のみ
ならず掌の一部をもカバーする一種のハーフミトンを形
成する。こうした状況は、猟銃や漁具等の微妙な操作の際の掌や
指の自由な使用を妨げる。更に、この米国特許の第２図
に示すように、袖の延長部の固定は小指と親指のみで行
われているので、起こり得るすべての状況の下で延長部
の中央部を固定するには不十分である。この第２図から
見て、延長部の背面側に直線状のカットがあるので、中
央の３本の指の拳部分をカバーすることが不可能なこと
は明らかである。

【０００４】本発明の製品によれば、米国特許１３２８
５４５　の設計とは異なって、手の甲全体を充分にカバ
ーすることが可能である。本発明の製品は、掌をカバー
してその甲側を露出させるように、逆転した位置で使用
することも可能である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の被服製品におい
ては、少なくとも一方の袖は、その先端に少なくとも手
の甲と掌の全部又は一部から拳の部分までをカバー可能
な舌片状の延長部を具えている。この延長部は、それが
カバーしている手の部分を望ましくない影響から保護す
ると共に、好ましい効果をもたらすよう構成されている
。袖の舌片状延長部は、その内面に３〜５のループ即ち
輪状部を有し、対応する指をこれに挿入することによっ
て、この延長部が横方向や長手方向にずれないように維
持される。本発明の舌片状延長部は、指の動きを自由に
して完全な運動性を保証しながらそれがカバーしている
手の部分の保護すると共に、手の非カバー部分には完全
に自由にアクセス可能にしている。袖と一体化された従
来のグローブやセミグローブと異なって、本発明の被服
製品は、指をループ即ち輪状部から引っ込めて袖の延長
部をたくし上げることによって、手の全体を完全に自由
にすることができる。

【０００６】本発明の被服製品は、指及び／又は手の一
部の完全な自由度が必要な、戸外で作業する人々にとっ
て有用である。この被服製品は、胴着等の下着やシャツ
，プルオーバー，ブラウス等の上衣やベストやコート等
のボタンやジッパーによる綴じ具を具えた外衣等に適用
される。この被服製品は、魚釣，狩猟，乗馬，サイクリ
ング，テニス，ゴルフ等の各種のスポーツ用の衣服に好
適である。その他にも、本製品は園芸，建設現場，野外
観察等の戸外作業や冷却・冷凍室内での作業や警察，軍
隊，野外の音楽演奏に好適である。

【０００７】更に、手の被覆部分は寒さや熱に対しての
みでなく、太陽光線や紫外線又は赤外線ランプの放射か
らも保護される。こうした用途において、本発明の衣服
製品は、グローブに比して手首部分に非被覆領域を残さ
ないと言う利点を有する。特殊な断熱層を有する舌片状
袖延長部を設ければ、熱的保護効果が強化される。この
ような製品はリューマチ等の医療目的にも役立つ。

【０００８】袖の舌片状延長部は、機械的又は化学的傷
害に対する防護として役立つ他、単なる汚れに対しても
有効である。被覆され保護される手の部分は、機械的傷
害に対しては主として掌であり、熱的傷害に対しては手
の甲である。舌片状延長部の巾を変えることによって、
手の甲又は掌の完全な又は部分的な保護を選択するする
ことができる。

【０００９】機械的傷害から手を保護する場合、舌片状
延長部は皮革等の機械的に丈夫な材料で作られる必要が
ある。水や化学薬品に対する保護を求める場合には、舌
片状延長部全体か少なくともその最外層をプラスチック
等の不透過性及び／又は耐薬品性材料で作る必要がある
。作業の合間やこの衣服を本来の通常の態様で使用する
際のように、この舌片状延長部を一時的に使用しない場
合、又は長期間使用しない場合には、指をループから外
し、通常の袖口のように舌片状延長部をたくし上げてし
ておけばよい。従って、同じ衣服製品を手の保護のため
の上着としても又は通常の用途としても使用できる。この製品に通常の上着のような装飾を施すことも当然に
可能である。上着の残りの部分とは異なった色を舌片状
延長部に使用することも可能であり、特に警報の目的で
目立つようにしてもよい。

【００１０】本発明の被服製品は、織物やニット，天然
，人工の毛皮や皮革，又は可撓性プラスチック材料等の
通常の材料で作られる。この製品の製造を容易にするた
めに、舌片状延長部は袖部の残りの部分又は上着全体と
同じ材料で同じ工程で作られることが望ましい。しかし
、場合によっては袖部と舌片状延長部とを別々の材料で
作り、その後にこれらを結合してもよい。ループについ
ても同様であり、ループは舌片状延長部と同じ材料で作
られてもよいし、又は皮革やゴム等の別の材料で作られ
てもよい。簡単なループの作り方としては、舌片状延長
部の外縁に沿ってボタン孔のような丸孔又は長孔を設け
ればよい。

【００１１】図１〜７に本発明の製品の種々の例を示す
。図１は右袖（２）に右手の甲をカバーする延長部を具
えたプルオーバー（１）を示す。図２は延長部（４）を
折り返した同じプルオーバー（１）を示す。図３は内側
にテープで作られた三つのループ（６）の具えた延長部
（５）を有する袖の前部を示す。

【００１２】図４はループが糸片（７）で作られている
他の例を示す。図５は延長部の外縁（９）に沿って配置
されたボタンホール（８）の形のループを具えた他の例
を示す。図６は右手の掌と甲を示し、甲は舌片状延長部
（１０）でカバーされている。三つのループ（１１）に
指が挿入されている。

【００１３】図７も右手の掌と甲を示し、掌は舌片状延
長部（１０）で全体をカバーされている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の舌片状延長部を有する袖部を有する衣
服の右半分の斜視図である。

【図２】同じく袖口を折り返された状態の斜視図である
。

【図３】ループの態様を示す舌片状延長部の斜視図であ
る。

【図４】ループの態様を示す舌片状延長部の斜視図であ
る。

【図５】ループの態様を示す舌片状延長部の斜視図であ
る。

【図６】舌片状延長部によって甲をカバーされた手の斜
視図である。

【図７】舌片状延長部によって掌をカバーされた手の斜
視図である。

【符号の説明】

１…上着２…袖３…舌片状延長部４…袖口５…舌片状延長部６…テープで作られたループ７…糸で作られたループ８…ボタンホールで作られたループ１０…舌片状延長部１１…ループ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　一方の腕に対して少なくとも一つの袖
を具えた上体用衣服製品であって、該袖は手の掌又は甲
のいずれかを拳部分までカバー可能な舌片状延長部を具
え、該舌片状延長部は３〜５のループを有し、それに指
が挿入されることによって横方向並びに長手方向に動か
ないように固定され、前記各ループは中央の３本の指の
一つに対応して舌片状延長部の外縁に沿って配置されて
いることを特徴とする衣服製品。
【請求項２】　　前記ループは前記舌片状延長部の外縁
に沿ってその内面側に固定されたテープ又は糸で作られ
ている請求項１に記載の衣服製品。
【請求項３】　　ループの代わりに丸孔又は長孔状のア
イレットが舌片状延長部の外縁に沿って配置されている
請求項１に記載の衣服製品。
【請求項４】　　前記衣服製品が下着である請求項１〜
３のいずれか１項に記載の衣服製品。
【請求項５】　　前記衣服製品が上着である請求項１〜
３のいずれか１項に記載の衣服製品。
【請求項６】　　前記衣服製品がセーターやブラウス等
の前開き部を有しない上着である請求項１〜５のいずれ
か１項に記載の衣服製品。
【請求項７】　　前記衣服製品がベストやコートなど前
開き部を有する上着である請求項１〜５のいずれか１項
に記載の衣服製品。
【請求項８】　　前記袖とその舌片状延長部が同じ材料
で同じ工程で作られる請求項１〜７のいずれか１項に記
載の衣服製品。
【請求項９】　　前記袖とその舌片状延長部が別の材料
で作られ、別の工程で接合される請求項１〜７のいずれ
か１項に記載の衣服製品。
【請求項１０】　　前記舌片状延長部が該延長部の材料
とは異なる材料の付加層で被覆されている請求項１〜９
のいずれか１項に記載の衣服製品。
【請求項１１】　　前記付加層が断熱層である請求項１
０に記載の衣服製品。
【請求項１２】　　前記付加層が不透過性及び／又は化
学薬品に対して耐性を有する請求項１０に記載の衣服製
品。