JPH04253640A - 容器特に塗料バケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は容器、特に塗料バケット
であって底と、その上縁に近接して該バケットを閉鎖す
るため蓋と協働する手段を設けられる実質的に円筒形の
壁とから構成されるもの、に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】そのよ
うな塗料バケットは様々の寸法を以て大規模に利用され
る。

【０００３】塗料バケットから塗料を使用するとき塗料
刷毛は塗料バケットの内壁に沿ってこすり拭われる。こ
の動作が為されるときは、蓋と協働する円筒形の壁の上
縁にはしばしば塗料が充満する。従って、塗料は上縁か
ら塗料バケットの外面に沿って垂れ落ちる。

【０００４】その結果として、塗料バケットの外面は使
用間に塗料で覆われ、塗料バケットを取り上げるときま
たは使用するとき手が汚れることになる。

【０００５】さらに、塗料バケットの外面に沿う塗料の
垂れ落ちは、塗料バケットが置かれるテーブルまたはそ
のようなものを汚す。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は前記欠点
を除くことであり、そしてこの目的のため、前記塗料バ
ケットの上縁の近くにそれから離して、補助壁が塗料バ
ケット壁を囲んで延びまたは前記壁に接合され得、該補
助壁が塗料バケットの壁と協働してその上端で開放しそ
の下端で閉鎖している空間を形成し、前記空間に塗料バ
ケットの上縁を越えて流れた塗料が受容され得る構成が
提供される。

【０００７】このようにして、在来の方式では塗料バケ
ットの外面に存在するであろう塗料が受容され従って塗
料バケットの外面に塗料が流れないように作用する受容
空間が形成される。

【０００８】塗料刷毛をこすり拭うとき刷毛が補助壁に
接触するのを防止するため、補助壁の上縁が存在する平
面が、塗料バケットの上縁が位置する平面の下方若干距
離を以て位置されることが好ましい。一般的に言えば、
この距離は少なくとも１０ｍｍである。

【０００９】補助壁が円筒形でありそしてそれが塗料バ
ケットの底まで延在し、複数の支持リブが補助壁と塗料
バケットの壁との間に設けられることによって、簡単な
実施例が得られる。

【００１０】このようにして、補助壁は薄く製作され得
るが、それにもかかわらず、塗料バケットの壁に関し正
しい位置に維持され、従って塗料バケットは補助壁によ
って持上げられ得る。

【００１１】前記支持リブは塗料バケットの軸方向に延
びる複数のストリップによって形成されることが可能で
ある。しかし、補助壁の上縁を内方へ曲げそしてこの内
曲部分に凹所を設け、残余の縁を塗料バケットの壁に結
合することによっても可能である。

【００１２】しかし、そのような実施例の欠点は、塗料
バケットの特定所望含有量によってこの直径がより大き
くされることが要求されそしてそれに対応して塗料バケ
ットは、輸送間、より大きな空間を必要とすることであ
る。

【００１３】本発明の他の一実施例に従って前記欠点を
除くため、塗料バケットの上壁部分であって上縁及び蓋
と協働する手段を設けられたものが、塗料バケットの下
壁部分より小さい直径を有し、移行部分が前記上及び下
壁部分間に存在し、前記補助壁が上方へ延びて前記移行
部分を包囲し以て塗料が受容され得る空間を画成する。

【００１４】この実施例をさらに改良したものに従えば
、前記移行部分は同時に補助壁をも画成し得る。

【００１５】本発明に従えば、その下側に存在し塗料バ
ケットの壁に向かって導かれる壁部分と一緒に補助壁が
独立部分として製作されそして塗料バケットの壁に密閉
締結される構成が提供され得る。

【００１６】本発明は添付図面に示される実施例によっ
て以下さらに詳細に説明される。

【００１７】

【実施例】図１及び図２に示される塗料バケットは、底
１と、前記底１に結合された実質的に円筒形の壁２とを
有し、壁２は塗料バケットが蓋（図示されない）によっ
て閉鎖されるようにその上縁３に接近して手段４を設け
られている。

【００１８】実質的に円筒形の補助壁５が前記円筒形の
壁２を包囲して設けられそしてやはり前記底１と結合さ
れ、複数のリブ６が壁２、５の間に設けられる。これら
リブ６は実質的に軸方向に延びている。リブ６の上縁７
が平面８の下でそれから少し離れて終端する。平面８に
は補助壁５の上縁９が位置される。これにより、塗料の
滴がリブ６の上縁７上に落下するとき、これが補助壁５
の上縁９を越えて流れ落ちて補助壁５の外面を汚すこと
が防止される。

【００１９】補助壁５の上縁９が存在する平面８と、塗
料バケットの上縁３が存在する平面１０との間の距離は
ａによって示される。

【００２０】一般的に言えば前記距離ａは、塗料はけを
こすり拭うときこれが補助壁５の上縁９に接触すること
が防がれるように１０ｍｍより小さくされない。円筒形
の壁２と補助壁５との間の距離ｂは２ｍｍから５ｍｍま
でである。一方において、前記距離は塗料の滴が補助壁
５の外面上に落下すること防ぐために十分大きくされな
くてはならないが、他方において、補助壁５を設けられ
た塗料バケットは標準バケットより大きい空間を占めそ
して材料の使用も大径の補助壁５の場合にはより多量に
なるから、可能なかぎり小さくされなくてはならない。

【００２１】塗料バケットの円筒形の壁２と補助壁５と
の間に空間１１が形成されており、該空間内に塗料バケ
ットの上縁３を越えて流れる塗料の滴が受容され、従っ
て補助壁５の外面に沿って流れ得ないことは明らかであ
ろう。

【００２２】補助壁５とリブ６と一緒にそして分離型の
底を一つの部品としてそのような部品が分離型の部品と
して市販され得るようにして製作する可能性が存在する
。さらにまた、補助壁５の高さをより低くしそしてそれ
に例えば壁２に滑装され得る円筒形部分と接続する内曲
げ部分を設ける可能性も存在する。締付ブラケットによ
って前記円筒形部分は塗料バケットの壁２にその下端が
閉鎖された空間が画成されるように締付けられ得る。

【００２３】図３は補助壁５が上縁９に沿って下方へ曲
げられて壁部分１２を形成する可能性を示す。壁部分１
２の自由縁は塗料バケットの壁２と結合され、そして前
記壁部分１２には凹所１３が画成される。凹所１３を通
じて塗料の滴、もしあれば、壁２と補助壁５との間の空
間１１に受容される。一般的に言えば、凹所１３は壁部
分１２の縁まで延び、その結果、凹所１３の適用が容易
になりそして壁部分１２の曲げも容易になる。

【００２４】図４は補助壁５が限られた高さを有するに
過ぎずそして塗料バケットの壁２の下壁部分１４の延長
部を形成している一実施例を示す。壁２の上壁部分１５
はＵ形部分１６を介して下壁部分１４と接合する。この
ようにして、空間１１がそのなかに塗料の滴を受取るよ
うに画成される。

【００２５】図５に示される実施例の場合、壁２はやは
り下壁部分１４と上壁部分１５から構成され、上壁部分
１５の上縁３は蓋と協働する手段４を設けられる。上壁
部分１５の直径は下壁部分１４のそれよりも小さく、そ
して下壁部分１４は移行部分１７を介して上壁部分１５
に滑らかに遷移する。補助壁５は移行部分１７を包囲し
て配置されそして塗料の滴を受取るための空間１１が画
成されるように下壁部分１４と接合する。

【００２６】図６に示される実施例の場合、壁２はやは
り下壁部分１４と、より小さい直径の上壁部分１５とに
区分される。下壁部分１４と上壁部分１５は補助壁５に
よって互いに結合される。この場合、補助壁５は切頭円
錐形でありそして塗料の滴を受取るための空間１１を上
壁部分１５と協働して画成する。

【００２７】本発明に基づく塗料バケットの若干の可能
な実施例が以上において図面に示されそして説明された
に過ぎないことと、そして多くの修正が発明の観念から
乖離することなしに施され得ることとが明らかであろう
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に基く塗料バケットの第１の実施例の縦
断面を示す概略図。

【図２】図１の塗料バケットの平面図。

【図３】図１に関し若干修正された塗料バケットの一部
分の拡大詳細図。

【図４】本発明に基く塗料バケットの一修正形式の実施
例の縦断面の示す概略図。

【図５】本発明に基く塗料バケットの別の一修正形式の
実施例の縦断面を示す概略図。

【図６】本発明に基く塗料バケットのさらに別の一修正
形式の実施例の縦断面を示す概略図。

【符号の説明】

２　　壁 ５　　補助壁 ６　　リブ １１　　空間 １２　　壁部分 １３　　凹所 １４　　下壁部分 １５　　上壁部分 １６　　Ｕ形部分 １７　　移行部分

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　容器特に塗料バケットであって底（１
   ）と、その上縁（３）に近接して該バケットを閉鎖する
   ため蓋と協働する手段（４）を設けられる実質的に円筒
   形の壁（２）とを以て構成されるものにおいて、前記塗
   料バケットの上縁（３）の近くにそれから離されて補助
   壁（５）が塗料バケットの壁（２）を囲んで延びまたは
   前記壁（２）面に係合され得、前記補助壁（５）が塗料
   バケットの壁（２）と協働してその上端で開放しその下
   端で閉鎖している空間（１１）を形成し、前記空間（１
   １）に塗料バケットの上縁（３）を越えて流れた塗料が
   受容され得ることを特徴とする容器特に塗料バケット。
2. 【請求項２】　　請求項１に従う容器特に塗料バケット
   において、補助壁（５）の上縁（９）が存在する平面（
   ８）が、塗料バケットの上縁（３）が横たわる平面（１
   ０）の下方に少し距離（ａ）を保って位置されることを
   特徴とする容器特に塗料バケット。
3. 【請求項３】　　請求項２に従う容器特に塗料バケット
   において、補助壁（５）の上縁（９）が存在する平面（
   ８）と塗料バケットの上縁（３）が横たわる平面（１０
   ）との間の距離（ａ）が少なくとも１０ｍｍであること
   を特徴とする容器特に塗料バケット。
4. 【請求項４】　　請求項１から請求項３の何れか一つの
   項に従う容器特に塗料バケットにおいて、補助壁（５）
   が円筒形でありそして塗料バケットの底（１）まで延在
   し、複数の支持リブ（６）が補助壁（５）と塗料バケッ
   トの壁（２）との間に設置されることを特徴とする容器
   特に塗料バケット。
5. 【請求項５】　　請求項４に従う容器特に塗料バケット
   において、前記支持リブが塗料バケットの軸方向に延び
   るストリップ（６）によって形成されることを特徴とす
   る容器特に塗料バケット。
6. 【請求項６】　　請求項１から請求項５の何れか一つの
   項に従う容器特に塗料バケットにおいて、補助壁（５）
   の上縁（９）が内方へ曲げられ、前記内曲げ部分（１２
   ）が複数の凹所（１３）を設けられそして残余の縁部が
   塗料バケットの壁（２）に結合されていることを特徴と
   する容器特に塗料バケット。
7. 【請求項７】　　請求項１から請求項３の何れか一つの
   項に従う容器特に塗料バケットにおいて、上縁（３）及
   び蓋と協働する手段（４）を設けられた塗料バケットの
   上壁部分（１５）が塗料バケットの下壁部分（１４）よ
   り小さい直径を有し、移行部分（１６、１７）が前記上
   及び下壁部分（１５、１４）間に存在し、前記補助壁（
   ５）が上方へ延びて前記移行部分（１６、１７）を包囲
   し以て塗料が受容され得る空間（１１）を画成すること
   を特徴とする容器特に塗料バケット。
8. 【請求項８】　　請求項７に従う容器特に塗料バケット
   において、前記移行部分（１６、１７）が同時に補助壁
   （５）を形成することを特徴とする容器特に塗料バケッ
   ト。
9. 【請求項９】　　請求項１から請求項６の何れか一つの
   項に従う容器特に塗料バケットにおいて、その下側に存
   在し塗料バケットの壁（２）に向かって導かれる壁部分
   と一緒に補助壁（５）が独立部分として製作されそして
   塗料バケットの壁（２）に密閉締結され得ることを特徴
   とする容器特に塗料バケット。