JPH0422732Y2 - - Google Patents

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JPH0422732Y2
JPH0422732Y2 JP1985075656U JP7565685U JPH0422732Y2 JP H0422732 Y2 JPH0422732 Y2 JP H0422732Y2 JP 1985075656 U JP1985075656 U JP 1985075656U JP 7565685 U JP7565685 U JP 7565685U JP H0422732 Y2 JPH0422732 Y2 JP H0422732Y2
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cotton
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パツドと、これを押えるテープの構
造を改良したパツド付救急絆創膏に関するもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
一般に、片面を接着面とし、所定の間隔で通気
孔を開孔したテープの、接着面側中央部にパツド
を取付けると共に、ここの表面に、剥離フイルム
を取付けたパツド付救急絆創膏が、切り傷やすり
傷、靴ずれの手当に、簡易で使い易いため、多く
利用されるようになつてきた。
従来のパツド付救急絆創膏は、数多くの種類の
ものが市販されているが、その多くは、第6図乃
至第8図に示すように、プラスチツクシートや綿
織布で形成したテープ1に直径0.3〜0.5mm程度の
通気孔2……を3mmピツチ程度で多数開孔されて
いる。このテープ1の片面には接着剤が塗布さ
れ、この接着面3の中央部に綿パツド4が取付け
られている。この綿パツド4は、帯状の脱脂綿5
を綿ガーゼ6で包んだ構造をなし、この綿パツド
4に殺菌剤を含浸させたものもある。
これら従来のものは、傷の応急処理に便利であ
り、テープ1も半透明で目立たず、接着力が強
く、水仕事でも剥れない。また、通気性が良いの
で、ムレたりすることがなく、しかも分泌液を吸
収して傷口の乾燥を速め、傷口や新生した皮膚を
保護する効果があるとして宣伝されている。
しかしながら、靴ずれなど、局部的に力が加わ
るところを、一時的に保護するには、綿パツド4
のクツシヨン作用により有効ではあるが、手足な
どの傷口に貼付したままでは水仕事や入浴時に漏
れてしまい、日常生活で傷口が回復するまでに水
に触れることは避けられない問題があつた。これ
はテープ1には全面に多数の通気孔2が開孔さ
れ、また綿パツド4が、吸水性、保水性に優れた
脱脂綿5と綿ガーゼ6で構成されていることか
ら、一旦水に触れると、通気孔2を通つて毛細管
作用により、綿パツド4に水が急速に吸い込まれ
る。
またテープ1の全面に開孔された通気孔2の開
孔率は、従来1〜2%程度と極めて小さく、一旦
水を吸い込んだ綿パツド4を乾燥させる効果はほ
とんどない。
このため、市販の従来品に唱われている通気性
に優れ、傷口の乾燥を速める効果はほとんどな
く、パツド付救急絆創膏を貼つたままでいると、
傷口がいつまでも水分に触れ、白くふやけた状態
となる。特に分泌物が出ていると、絆創膏を貼り
替えるときに、ベタ付いて剥れにくく、閉じた傷
口が再び開いてしまうことは、日常度々経験する
ことで、かえつて、傷口の回復を送らせる欠点が
あり、不満足なものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、水分
の乾燥が速く、傷口や火傷のふやけを防止し、長
時間貼つたままの状態で、水仕事や入浴をして
も、短時間で傷を治療することができるパツド付
救急絆創膏を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案のパツド付救急絆
創膏を示すもので、プラスチツクシートや綿織布
で形成された帯状のテープ1の片面に接着剤を塗
布して接着面3が形成されている。このテープ1
の接着面中央側には麻パツド7が取付けられ、こ
の麻パツド7は麻繊維を網目状に平織りした麻織
布8を複数枚帯状に折りたたんで積層したもので
ある。
この麻織布8は麻繊維からなる縦糸と横糸と
を、その織りピツチが0.8〜2.8mmの方形網目状と
なるように平織りして帯状に形成したものであ
る。
この場合ピツチを上記範囲に限定した理由は、
0.8mm未満では通気性が悪く、治療効果が十分に
得られず、また2.8mmを超えると、切断したとき
耳端がほつれ易く、加工上不便だからである。
また前記テープ1は、第2図に示すように、麻
パツド7を取付けた中央部側に、大径の通気孔2
……が形成され、両端の接着面部には、小径の通
気孔2が形成されている。
麻パツド7を押えるテープ中央側の開孔率は10
〜45%の範囲で大きく、また両側は、1〜2%の
小さな開孔率となつている。
この場合、テープ中央側の開孔率が10%未満で
あると通気性が悪く、また45%を超えると空〓が
多くなつてテープ中央部の強度が低下し、貼り付
けるときや剥すときに破断する虞れがある上、麻
パツド7が剥離し易くなるからである。また皮膚
に直接貼付けられる両側の接着面3は、従来と同
様の開孔率で良いが、皮膚の呼吸作用を高めるた
めには、やや大きい方が良い。
なお通常使用しない包装状態では、麻パツド7
を覆うように、接着面3側に図示しない2枚の剥
離フイルムが貼付され、使用時にこの剥離フイル
ムを剥して傷口に麻パツド7を当てるように貼付
ける。
〔作用〕
従つて本考案のパツド付救急絆創膏は、傷口に
直接当る部分が、麻パツド7で形成され、しかも
これを押えるテープ1に設けた通気孔2の開孔率
が10〜45%と大きくとつてあるので麻パツド7の
呼吸作用により、傷口の治療効果を大幅に向上さ
せることができる。
即ち麻繊維自体、水仕事や入浴によつて含まれ
た水分や、傷口から出る分泌物を急速に発散する
良好な呼吸作用を有し、しかもこの呼吸作用を助
けるため、麻パツド7を押えるテープ1に十分な
通気孔2が確保されているため、水分を急速に外
部に発散し、傷口を乾燥させるので、肌に粘ばら
ずサラサラの状態に保持できる。しかも麻繊維自
体が熱の良導体であるので、水分の急速な蒸発に
よる潜熱により、熱を持つた傷口のシツプ効果に
も優れ、特に織目ピツチを0.8〜2.8mmにすること
により、通気性と放熱性に優れ、傷口の治療に従
来にない著しい効果を発揮することができる。
また麻繊維は綿に比べて弾力性があるため、複
数枚積層した状態でも通気性が十分に確保される
上、加わる力が分散されるので、靴ずれなど局部
的に力が加わる場合のクツシヨン効果も綿に比べ
て優れている。
第4図は、テープ1の全面に開孔率10〜45%の
円形の通気孔2を開孔したもので、この場合、強
度の低下を防止する上で、テープ1は綿織布もし
くは、厚手のプラスチツクシートを用いると良
い。
また第5図は、テープ1を、網目状の織布また
はシートで形成したものである。これは、空〓が
大きいので、皮膚に貼る両側の接着面積を確保す
るため、両側にのみ、接着シート9を積層しても
良い。
また麻パツド7には、殺菌剤を塗布、含浸させ
れば更に効果的である。
〔実施例〕
以下本考案の具体的な実施例について説明す
る。長さ約7cm、幅2cmのプラスチツクシートの
中央側を2.5cmの範囲に、開孔率25%で直径3mm
の円形の通気孔2を開孔し、両側2.5cmの範囲に
は、開孔率2%で、直径0.4mmの通気孔2を開口
したテープ1を用意し、この片面に接着剤を塗布
した。
また織ピツチ1.2mmの麻織布8を4層に折り重
ねて長さ2.5cm、幅1.5cmの麻パツド7とし、これ
をテープ1の接着面中央部に接着して、第1図乃
至第3図に示すパツド付救急絆創膏を作成した。
この麻パツド7の乾燥状態を調べるため、両手
の十本の指に本考案の絆創膏を巻付けて水洗し、
麻パツド7に水を含ませた状態で10分おきに、1
枚ずつ剥して麻パツド7の乾燥状態を調べた。
この結果、50分後にはほとんど乾燥しサラサラ
の状態となり、皮膚もふやけていなかつた。これ
に対して、従来の綿パツド4では、一旦水分を含
んだものは乾燥せず、12時間経過後も湿つたまま
の状態であり、綿パツド4を当てていた皮膚はふ
やけて白くなつていた。
また指の切傷に、本考案の絆創膏を貼り、この
まま通常の水仕事を行つた結果、1日後には傷口
はふさがり、表面もサラサラした状態で、ふやけ
ておらず、著しい効果が認められた。
また跳ねた油による手の甲の火傷の部分にも同
様に本考案の絆創膏を貼つたところ、2日後には
赤みもとれて、ほとんど火傷の跡が消失した。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係るパツド付救急
絆創膏によれば、パツドを麻パツドで形成し、こ
の背面を押えるテープにも十分な通気孔を確保し
て、麻繊維の呼吸作用を十分に発揮できるので、
水分の乾燥が速く、傷口や火傷を乾燥させてふや
けを防止し、貼つたままの状態で水仕事や入浴し
ても、著しい治療効果を発揮することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図はパツド付救急絆創膏の平面図、第
2図は第1図の底面図、第3図は第1図のA−A
線断面図、第4図および第5図は夫々異なる本考
案の他の実施例による絆創膏の底面図、第6図は
従来の絆創膏の平面図、第7図は第6図の底面
図、第8図は第6図のB−B線断面図である。 1……テープ、2……通気孔、3……接着面、
4……綿パツド、5……脱脂綿、6……綿ガー
ゼ、7……麻パツド、8……麻織布、9……接着
シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片面を接着面とし、所定の間隔で通気孔を開孔
    したテープの、接着面側中央部に、パツドを取付
    けたパツド付救急絆創膏において、前記パツド
    が、麻繊維をピツチ0.8〜2.8mmの方形網目状に平
    織りした麻織布を複数枚帯状に積層した麻パツド
    で形成され、且つ該麻パツドを押える少なくとも
    テープの中央側の通気孔開孔率を10〜45%とした
    ことを特徴とするパツド付救急絆創膏。
JP1985075656U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH0422732Y2 (ja)

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JP1985075656U JPH0422732Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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JPS61191029U JPS61191029U (ja) 1986-11-28
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