JPH042264B2 - - Google Patents

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JPH042264B2
JPH042264B2 JP1250422A JP25042289A JPH042264B2 JP H042264 B2 JPH042264 B2 JP H042264B2 JP 1250422 A JP1250422 A JP 1250422A JP 25042289 A JP25042289 A JP 25042289A JP H042264 B2 JPH042264 B2 JP H042264B2
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JP
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air
recess
pressure
air reservoir
anus
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JP1250422A
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JPH03112551A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は人体の一部の静脈特に肛門周辺の静脈
の血液環流(血行)を促進させるための装置に関
する。
(従来の技術) 多くの人が痔に悩まされているのは周知の通り
である。
肛門周辺には多くの静脈が張り巡らせられてい
る。この静脈が、便秘、長時間に渡る座る姿勢の
継続、その他によつて圧迫され、血行が悪くな
り、うつ血をきたし、膨らんで痔核を形成する。
これが痔の原因である。これを予防するためには
肛門周辺の血行を促せばよい。また、すでに痔核
が出来ていても血行を良くすることによつて直す
こともできる。
一般的に血行を促進させるためにはマツサージ
が良いのは周知の通りであり、マツサージ師が存
在する上に、個人的に使用する多くのマツサージ
器が市販されている。
しかしながら肛門の場合、場所が場所なため他
人にマツサージや指圧をしてもらうなどは到底不
可能である。また、自分でやるにしても手でマツ
サージを続けることは不可能である。市販のマツ
サージ器を使用することもできるが、従来のもの
は全て機械的に振動する振動子で振動を加えるも
のなので、すでに痔核が出来ている者は痛みのた
めその使用を継続することは困難である。
又従来公知のエアーマツサージ器としては、実
開昭53−50188号に示された送気式揉和機構のマ
ツサージ器が存在するが、上記に表現されている
マツサージ器は漏斗形であり、この漏斗形マツサ
ージ器を痔疾患治療用として肛門周辺のように複
雑の凹凸の多い部位に当てた場合、その縁と人体
との間に大きな間〓を生じ、空気漏れが甚しく充
分なマツサージ効果はあげられない。又マツサー
ジ器を肛門周辺の複雑な凹凸形状に合わせた形状
に形成してマツサージ治療をおこなつた場合、末
梢神経の集中している肛門部や腔口部を含むこの
部位に密着した状態でエアーの吸引、圧迫をくり
かえすことになり、これはあまりにも刺激が強す
ぎて痛みなどをともなうことになる。又分泌物な
どの排泄にも影響を生ずることになる。
要するに肛門部周辺のエアーによるマツサージ
は、人体と接触する部位から適度に空気が漏れ、
加圧減圧によるマツサージ効果を痛みをともなう
ことなく奏することが必要であるにもかかわら
ず、これらの条件をみたす肛門付近に使用するこ
とができる血行を促進させるための適切の装置は
従来存在しなかつた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は従来の機械的に振動する振動子を用い
ることなく、肛門部周辺をエアーマツサージし、
而も血液環流マツサージ装置の人体と接触する部
分から適度の空気をのがし、而も局部の加圧、減
圧を痛みをともなうことなくおこない、その周辺
の静脈の血液環流を促すことができる痔疾患治療
用の静脈の血液還流促進装置を提供することを課
題とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は人体の臀部と接触させる接触部のほぼ
中央に窪部を形成し、その下方に空気溜めを設
け、窪部と空気溜めとを小突起孔により連通させ
た本体部と、この本体部の前記窪部内の空気に空
気溜めを介して周期的に正もしくは負の圧力又は
正負の圧力を交互に加える加圧機とを有すること
を特徴とする痔疾患治療用の静脈の血液還流促進
装置なる手段を有するものである。
(作用) 以下本発明の作用を1実施例に対応した図面に
基づいて説明する。
これを使用するときは単に本体1の接触部2の
腰を下して加圧機としてのコンプレツサー10を
動作させるだけでよい。接触部2に腰を下すと窪
部4の上面が臀部で覆われ、窪部4内の空気はそ
こに溜まつたままとなる。これは完全に密閉する
ことを意味するものではなく、若干の漏れがある
のは当然である。
この窪部4の空気に加圧機即ちコンプレツサー
10から空気溜め5を介して小突起孔7から例え
ば正の圧力に数秒加えると、窪部4内の空気は臀
部を均一に押圧する。
周知のように流体力学によれば、閉空間内の流
体の圧力が加わればその空間を構成する壁全体に
均一に圧力が加えられる。
本発明の場合、窪部4の開放された箇所を覆つ
ている肛門周辺が、閉鎖された窪部4の壁の一部
を構成しているので、その形状が複雑でも臀部の
各部にほぼ均一に圧力が加えられる。前記のよう
に完全密閉ではなく空気が一部漏れているが、む
しろ、この空気の適量の漏れにより、後述の肛門
部、腔口部を含む部位の極度の吸引圧迫を緩和
し、強すぎる刺激をやわらげる作用を奏し、実用
上差支えないのみならず、好ましい結果を生ず
る。したがつて、臀部内の筋肉が痛みを生ずるこ
となく圧迫され、静脈を圧迫して血行を停止させ
る。
数秒後、コンプレツサー10による圧力を止め
ると、完全密閉でないので窪部4内の圧力が低下
し、筋肉が弛緩する。したがつて、血管も弛緩
し、血行が再開される。
これを周期的に繰り返せば、臀部内の肛門まわ
りの静脈が圧迫、弛緩を繰り返すことになる。
ここで若干静脈の血液環流について説明する。
動脈の場合は心臓の圧力で血液が押し出されるの
は周知の通りである。だが、静脈、特に毛細血管
の場合は心臓のポンプの圧力は血液に及ばない。
この部分の血行は運動したときの筋肉の収縮、弛
緩で血管の圧迫、弛緩を繰り返すことによつて行
なわれている。ただ、心臓より上の部位の静脈で
は重力によつても血液は移動する。
本発明は上記のように臀部を空気圧で圧迫、弛
緩を繰り返すので、臀部の筋肉で血管の圧迫、弛
緩を繰り返すことになり、肛門付近の血行を促す
ことになる。
コンプレツサーによる周期的な加圧は正圧力の
加圧のみに限定されるものではなく、負圧力を加
えて臀部を吸引するようにしても、同様に変形す
る筋肉によつて血管を圧迫、弛緩させることがで
きる。また、正、負を交互に加えるようにしても
よい。その際、正から負へ、負から正へとの移行
期に短い休止期間を設ける。
加圧機による圧力は、窪部4に至る前に空気溜
め5に送られる。本体1の接触部2と臀部との間
〓から窪部4内の空気圧が漏れ、窪部内の空気圧
力が極度に漏れてマツサージ効果が減衰するとき
は、空気溜め5内の空気は前記漏れる空気量より
も大きい空気を確保しているから、減衰した圧
力、吸引力に相当する空気圧を小突起孔7から窪
部4内に補給し、常に空気圧力を調整するもので
ある。
(実施例) 図は肛門周辺の血行を促進させるための1実施
例である。第1図がその本体部1の断面図で、そ
の上面部の人が腰を下す部分を接触部2としてあ
る。この接触部2の周辺部3は穏やかな傾斜に形
成され、その中央に空気を溜めるための窪部4が
形成されている。本実施例の窪部4の断面形状は
順次深くなり、中心部で再び盛り上る形状とされ
ているが、これに限定されるわけではない。断面
四角の窪部であつても何ら差支えない。要するに
ここに空気が溜まりさえすればよい。
本体部1は、この窪部4の下に球状の空気溜め
5が設けられ、この空気溜め5がホース6を介し
て加圧機であるところのコンプレツサー10(第
2図)へと連結されている。また空気溜め5は、
窪部4に細くした小突起孔7を介して連結してい
る。この空気溜め5は、本体部1の接触部2と人
体の間〓から漏れる空気量よりも大きい量の空気
を常に確保し、溜めているため、窪部4内に圧力
変化があつた場合、その圧力変化を調整すること
ができる。
本実施例に使用するコンプレツサー10は、シ
リンダー11内を往復するピストン12によつて
空気口13から空気を送り、かつ吸引するタイプ
のものを使用している。ピストン12はピストン
ロツド18に連結されている。シリンダー11は
基板14に取り付けられており、この基板14に
はさらに前記ピストンロツド18を上下動させる
モータ15が取り付けられている。このモータ1
5の回転軸にはクランクアーム16が取り付けら
れ、このクランクアーム16と前記ピストンロツ
ド18の先端との間を連結棒17で連結してモー
タ15の回転運動を直線運動に変えている。空気
口13には前記ホース6が連結される。
すなわち、このコンプレツサー10はピストン
12を下すことで空気溜め5内に正の圧力を加
え、引き上げることで負の圧力を加えるようにし
ていることにより空気溜め5内の空気の正負圧力
を小突起孔7を介して窪部4内に送り込んでい
る。この動作はピストン12を押し下げて0.5秒
程度停止し、しかる後引き上げて再び0.5秒停止
させ、さらに押し下げるという動作を繰り返して
いる。本実施例では1分間に15往復させている。
また発生する圧力は3Kg/cm2に設定してある。
上記のように本実施例では加圧機として正圧力
と負圧力とを交互に加えるコンプレツサーを用い
ているが、これに限定されるものではない。一定
の圧力を連続して出力する一般市販のコンプレツ
サー又はポンプを使用することができる。その場
合、電磁弁を設けて、コンプレツサーからの連続
して発生している圧力をこの電磁弁で切り換え又
は開閉して空気溜め5に加圧、休止を繰り返すよ
うにする。正圧力を用いるか負圧力を用いるかは
任意である。
本実施例装置を使用する者はズボンを脱いでパ
ンツをはいたまま接触部2に座つてコンプレツサ
ー10を動作させるだけでよい。
本体部1の形状は、ベツドなどに寝た人に載せ
ることができるような形状としても差支えない。
また大きさにも特に制限はない。
[発明の効果] 本発明は以上述べたごとく、加圧機により正負
の圧力空気を空気溜め5に送り、空気溜め5の圧
力空気を小突起孔7を介して窪部4内に送り込
み、空気溜め5内の空気量は臀部と本体の接触部
との間〓から漏れる空気量以上の大きい容量の空
気量を常に確保しているため、窪部内に常に適量
の正負の圧力空気をおくり肛門及びその周辺に過
度の刺激を加えることなく、従つて痛みをともな
うことなく、静脈の血液の環流を促すことがで
き、痔核の発生の予防、痔核による疾患の回復を
はかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1実施例の本体部の断面
図、第2図はそれに使用するコンプレツサーの断
面図である。 1:本体部、2:接触部、3:接触部の周辺、
4:窪部、5:空気溜め、6:ホース、10:コ
ンプレツサー、11:シリンダー、12:ピスト
ンロツド、13:空気口、15:モータ、16:
クランクアーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 人体の臀部と接触させる接触部のほぼ中央に
    窪部を形成し、その下方に空気溜めを設け、窪部
    と空気溜めとを小突起孔により連通させた本体部
    と、この本体部の前記窪部内の空気に空気溜めを
    介して周期的に正もしくは負の圧力又は正負の圧
    力を交互に加える加圧機とを有することを特徴と
    する痔疾患治療用の静脈の血液環流促進装置。
JP25042289A 1989-09-28 1989-09-28 痔疾患治療用の静脈の血液環流促進装置 Granted JPH03112551A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25042289A JPH03112551A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 痔疾患治療用の静脈の血液環流促進装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25042289A JPH03112551A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 痔疾患治療用の静脈の血液環流促進装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03112551A JPH03112551A (ja) 1991-05-14
JPH042264B2 true JPH042264B2 (ja) 1992-01-17

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ID=17207656

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JP25042289A Granted JPH03112551A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 痔疾患治療用の静脈の血液環流促進装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5436548Y2 (ja) * 1976-10-02 1979-11-05

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JPH03112551A (ja) 1991-05-14

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