JPH04223384A - 半導体レーザ励起固体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ励起固体レーザ装置

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JPH04223384A
JPH04223384A JP41908690A JP41908690A JPH04223384A JP H04223384 A JPH04223384 A JP H04223384A JP 41908690 A JP41908690 A JP 41908690A JP 41908690 A JP41908690 A JP 41908690A JP H04223384 A JPH04223384 A JP H04223384A
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JP
Japan
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light
solid
laser
state laser
resonator
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Withdrawn
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JP41908690A
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English (en)
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Hirofumi Imai
浩文 今井
Satoru Yamaguchi
哲 山口
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ(Las
er  Diode:LD)光と他のLD光によって励
起された固体レーザ光を和周波光混合して緑色光を発生
するLD励起固体レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクやレーザプリンタなど
の応用分野では、従来の赤外光より短い波長のレーザ光
が必要とされている。一般に製品化のためには、光源の
小型化が望まれていることから、LDの短波長化が盛ん
に研究されているが、現状では、赤色域で発振する半導
体レーザまでが実現されているにすぎない(例えば、I
.Ladany:NASA−CR−4252(1989
)等参照)。
【0003】一方、LDを励起光源とする固体レーザは
、LDの特徴であるところの高効率、小型、長寿命と、
固体レーザの特徴であるところの良いビーム品質、高出
力とを合わせ持つことから、様々な応用が期待されてい
る。一般に固体レーザの発振波長は、赤外域にあり、固
定されているが、非線形光学素子を用いることにより、
波長の変換を行うことができる。例えば、LD励起Nd
3+:YAGレーザ(以下LD励起YAGレーザ)は、
赤外域に於て1320nm、1064nm、946nm
の3波長で発振し得るが、これらの第2高調波で、それ
ぞれ赤色光(660nm)、緑色光(532nm)、青
色光(473nm)が良いビーム品質で得られる。この
ように、LD励起固体レーザの波長変換によって短波長
のレーザ光を得ることができ、大きさも小型化が可能で
ある。ところが、光ディスクなどに要求される高速出力
変調特性に関しては、固体レーザの高調波は適していな
い。例えば、LD励起固体レーザの第2高調波として緑
色光を取り出す場合、緑色光に出力変調をかけるために
、励起光源のLD光に出力変調をかけても、YAGの蛍
光寿命が約250μsecであるため、4kHz以上の
変調をかけることができない(例えば、山口等:信学技
報  OQE90−37p47(1990)等参照)。
【0004】なお、LD励起YAGレーザ(1064n
m)と半導体レーザ(808nm)との和周波光混合に
よって、459nmの青色光を良いビーム品質で得るこ
とができる。この場合、和周波光混合用LDの出力変調
によって青色光の出力変調ができる(例えば、山口等:
信学技報  OQE90−37  p47(1990)
等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、緑色域に
関しては、これまでのところ、光ディスクや光ディスプ
レイ等の光源として重要な高速変調特性を備えた緑色レ
ーザは、上記いづれの方法によっても実現されていない
【0006】本発明はかかる状況に鑑みてなされたもの
で、LD光とLD励起固体レーザ光を効率よく和周波光
混合して、高速変調可能な緑色光を生起せしめ、かくし
て、LD励起固体レーザにおける従来の課題を解決する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、LD励起固体レーザ装置に於て、第1のLDを励
起光源とし、固体レーザ共振器内に90度位相整合型非
線形光学素子を備え、第2のLDの光を固体レーザ共振
器外からの非線形光学素子内に集光して固体レーザ光と
の和周波光混合により、高速変調特性を有する緑色光を
発生することを特徴とするところにある。
【0008】
【作用】和周波光混合用LD励起固体レーザの出力特性
は、2つの基本波(LDとLD励起固体レーザ)のパワ
ー密度の積および非線形光学素子の長さに比例する。し
たがって、共振器内の高いパワー密度を利用するため、
非線形光学素子を固体レーザの共振器内、とりわけ、ビ
ームウエストに配置することが望ましい。
【0009】非線形光学素子は複屈折性結晶であるので
、一般に、等位相波面の進行方向とエネルギーの進行方
向が異なるというウォークオフ効果が生じる。このため
、単に素子長を長くすれば、長さに比例した出力特性が
得られるわけではない。しかし、90°位相整合では、
光の伝播方向を光学軸と垂直にとり、2つの基本波をそ
れぞれ常光線または異常光線に選ぶことによって、ウォ
ークオフ効果を生じることなく和周波光混合を行うこと
ができる。このようににすれば、素子長を長くすること
で緑色光出力を高めることができる。したがって、90
°位相整合型非線形光学素子を使用することが望ましい
【0010】和周波光混合の基本波の1つであるLDと
して励起光源用とは別の第2のLDを用いることにより
、第2のLDの出力変調に完全に同期した緑色光の出力
変調を得ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の特徴と利点を一層明らかにするため
、以下、実施例に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例であり、LD励
起固体レーザ共振器内で、第2のLDとの和周波光混合
により、緑色光を発生する装置の模式図である。図1に
示すごとく、YAGレーザ素子1、共振器内レンズ2、
45°入射ダイクロイックミラー3、ダイクロイック共
振器ミラー4、ブリュスター板5からなる直角折れ曲が
り構造を有する固体レーザ共振器の内部のビームウエス
ト位置に両面をYAGレーザ発振波長で無反射、緑色光
出射面を緑色光波長で無反射のコーティングを施した9
0°位相整合型非線形光学素子6を配置する。YAGレ
ーザ発振波長946nmで高反射、励起用LD発振波長
808nmで無反射のコーティングを施したYAGレー
ザ素子端面aを通して励起用LD7の発振光11をレン
ズ9で集光し、YAGレーザ素子を端面励起して、YA
Gレーザ素子端面aとダイクロイック共振器ミラー4と
の間で共振させて、YAGレーザを発振させる。共振器
外部から和周波光混合用の第2のLD8の発振光12を
、YAGレーザ発振波長946nmで高反射、和周波光
混合用LDの発振波長1205nmで無反射のコーティ
ングを施した45°入射ダイクロイックミラー3を通し
て90°位相整合型非線形光学素子6に、レンズ10で
集光して和周波光混合し、緑色光を発生させ、YAGレ
ーザ発振波長946nmで高反射、緑色光波長530n
mで無反射のコーティングを施されたダイクロイック共
振器ミラー4から波長530nmのビーム品質の良好な
緑色光13をとり出した。
【0013】図1に示した本発明の一実施例においては
、90°位相整合型非線形光学素子として、KTP(K
TiOPO4  )素子をタイプII(2つの基本波の
偏光が直交している場合)で用いた。すなわち、第1図
中で、KTP素子は、a軸が共振器の光軸方向に一致す
るように配置した。LD励起YAGレーザの偏光は、ブ
リュスター板によってKTP素子のc軸方向に規定した
。和周波光混合用LDの偏光は、KTP素子のb軸方向
に一致させた。
【0014】KTPの屈折率の波長分散式は、波長λ(
μm)に対し、下記の数1で与えられる(岸本等:固体
物理  25−597(1990)による)。式中のA
、B、C、Dは定数であり、各軸方向に対し、それぞれ
下記の表1に示すような値を持つ。
【0015】
【表1】
【0016】
【数1】
【0017】一般に、負の結晶(常光線の屈折率no>
異常光線の屈折率ne)に対する和周波光混合のタイプ
II位相整合条件は、位相整合角度(光の伝幡方向と結
晶の光学軸とのなす角度)をθmとして、下記の数2で
与えられる。
【0018】
【数2】
【0019】ここに、λ1、λ2は、基本波の波長、λ
3は和周波の波長である。この条件が満たされたとき、
和周波光混合が行われ、下記の数3で決まる和周波光(
λ3)が発生する。
【0020】
【数3】
【0021】上記の3式を用いて数値計算を行うことに
より、さまざまな基本波波長に対するKTPの和周波光
混合のTYPEII位相整合角度を求めることができる
【0022】図1に示した本発明の一実施例においては
、YAGレーザの946nmの赤外発振光を基本波の一
つに選び、光ディスクなどに適した530nm付近の緑
色光を90°位相整合を達成しつつ和周波光混合によっ
て得ることを前提として、もう一つの基本波の波長を数
値計算で求めた。この場合、青色光発生に使われるb軸
伝播では、90°位相整合が達成できないことがわかり
、a軸伝播を選んだ。すなわち、数2のなかのnoはn
cに対応し、neはnbに対応することになる。
【0023】計算の手順としては、■まず、数1を用い
て、λ2=0.946μmおよびλ3=0.530μm
に対するno、neを求める。■次に、これらを数3に
代入してλ1を求め、このλ1について数1よりno、
neを求める。■このようにして求めたλ1、λ2、λ
3に対する常光線、異常光線の屈折率を数2に代入し、
位相整合角度θmを求める。λ3をパラメータとしてθ
m=90°を得るまで上記手順を繰り返す。その結果、
λ1=1.205μm、λ2=0.946μm、λ3=
0.530μmのときθm=90°となることが予測さ
れた。そこで、波長1205nmのLDを第2の基本波
として実験を行ったところ、所期の結果を得ることがで
きたものである。
【0024】発明者による実験において、和周波光混合
用LDに出力変調をかけたところ、緑色光出力も全く同
期した出力変調がかかることが確認された。また、和周
波光混合用LDの波長チューニングによって、緑色光の
波長チューニングが可能であることが確認された。
【0025】なお、本発明の実施例においては、固体レ
ーザ素子としてYAGレーザ素子を用いたが、946n
m付近で発振し、緑色域で吸収のないものであれば、Y
AGである必要はない。同じく、90°位相整合型非線
形光学素子としてKTP素子を用いたが、946nm付
近と1205nm付近の基本波を入力したとき90°位
相整合を達成できるものであれば、他の非線形光学素子
でも良い。その場合、基本波の入力方式もTYPEII
でなくてもよい。また、YAGレーザの励起方式として
端面励起方式を用いたが、側面励起方式でも構わない。 また、固体レーザ素子の内側端面に曲率を設け、共振器
内レンズを省くこともできる。さらに、和周波光混合用
LD光をダイクロイック共振器ミラーを通して入射して
、45°入射ダイクロイックミラーから緑色光を取り出
すようにすることもできる。さらにまた、YAGレーザ
の共振器構造として、直角折れ曲がり構造を用いたが、
直線型、リング型など、他の方式を取っても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明による緑色光発生用LD励起固体
レーザ装置は、小型で、効率が高く、ビーム品質が良く
、高速出力変調ができ、波長チューニングも可能な緑色
レーザ光を提供できる。このような緑色レーザ光源は、
光ディスクや光ディスプレイなどの産業応用に極めて有
用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、LD端面励起固体レ
ーザ共振器内で、第2のLDとの和周波光混合により緑
色光を発生する装置の模式図である。
【符号の説明】
1    固体レーザ素子 2    共振器内レンズ 3    45°入射ダイクロイックミラー4    
ダイクロイック共振器ミラー5    ブリュスター板 6    90°位相整合型非線形光学素子7    
励起用半導体レーザ 8    和周波光混合用半導体レーザ9    集光
レンズ 10    集光レンズ 11    励起用半導体レーザ光 12    和周波光混合用半導体レーザ光13   
 緑色出力光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の半導体レーザを励起光源とする
    固体レーザによって構成される固体レーザ共振器内に9
    0°位相整合型非線形光学素子を備え、かつ、第2の半
    導体レーザの光を前記固体レーザ共振器外からの非線形
    光学素子内に集光して固体レーザ光との和周波光混合に
    より、高速変調特性を有する緑色光を発生することを特
    徴とする半導体レーザ励起固体レーザ装置。
JP41908690A 1990-12-25 1990-12-25 半導体レーザ励起固体レーザ装置 Withdrawn JPH04223384A (ja)

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