JPH04218495A - 航空機乗員生命維持装置のための呼吸要求量調整装置 - Google Patents

航空機乗員生命維持装置のための呼吸要求量調整装置

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JPH04218495A
JPH04218495A JP3046437A JP4643791A JPH04218495A JP H04218495 A JPH04218495 A JP H04218495A JP 3046437 A JP3046437 A JP 3046437A JP 4643791 A JP4643791 A JP 4643791A JP H04218495 A JPH04218495 A JP H04218495A
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JP
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pressure
valve
breathing
suit
load
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JP3046437A
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English (en)
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James C Foote
ジェイムズ・コンウェイ・フート
Michael W Harral
マイケル・ウィリアム・ハーラル
Peter J Rowland
ピーター・ジョン・ロウランド
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Honeywell Normalair Garrett Holdings Ltd
Honeywell Normalair Garrett Ltd
Original Assignee
Normalair Garrett Holdings Ltd
Normalair Garrett Ltd
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Publication date
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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B9/00Component parts for respiratory or breathing apparatus
    • A62B9/02Valves
    • A62B9/022Breathing demand regulators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D10/00Flight suits

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  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【発明の分野】本発明は、航空機乗員の生命維持装置に
係わり、特に、G保護服膨張圧力制御システムと組み合
わせて使用された場合に、G荷重及び/または高高度に
曝れる航空機乗員を保護するための呼吸要求量調整装置
に関する。
【0002】
【従来技術の説明】最近の高性能の航空機設計によれば
、航空機の敏捷性が高められ、航空機には、低高度及び
高高度、例えば、12000m(40000フィート)
を越える高度で非常に高い加速運動を行う能力が与えら
れている。 この敏捷性を利用して航空機を飛行している乗員は、G
で誘起される意識の喪失、即ち、G−ロク(G−loc
)として知られている意識喪失並びに機内圧力の損失時
における高高度の作用に対して保護されねばならない。 これと関連して、別旨の記述がない限り、高度と称する
場合は、航空機乗員が存在し通常外部周囲圧に関して加
圧されているエンクロージャもしくは機室内の圧力に等
価の高度を表すものと理解されたい。従って、「機内高
度」は航空機の実際の高度に関連する高度であるが、通
常は実際の高度よりも小さい。
【0003】高度の増加(全圧力の減少)に伴い空気中
の酸素分圧は減少し、従って、航空機の乗員に供給され
る呼吸ガス中の酸素濃度は、機内高度の増加に伴い、肺
の組織を通して拡散し血液中のヘモグロビンもしくは赤
血球に達するのに必要な最小値を越える酸素分圧に維持
しなければならない。12000mを越える航空機運行
高度においては、機内圧力を、12000m等価圧力以
下に降下するような機内圧力の全体的または部分的損失
が生じたい場合には、航空機乗員に供給される呼吸ガス
の全圧力を、機室内の周囲圧を越える圧力に増加して、
肺内に最小限度の臨界的酸素圧力が維持されるようにし
なければならない。これを、積極もしくは正圧呼吸(p
ositive pressure breathin
g もしくはPPB)と称する。
【0004】高高度における正圧呼吸は、乗員の呼吸マ
スク内の正圧に対し肺からの使用済みガスを乗員が呼気
するのを容易にすると共に航空機が12000mまたは
それ以下の高度に下降するまで呼吸を維持することを可
能にするために、胸部の周囲に圧力を加えることによっ
て助勢される。この要件を満たすために、乗員は、適宜
な接続により呼吸マスクに供給される呼吸ガスで、正圧
呼吸中に呼吸マスク内の圧力と同じ圧力に膨張される膨
張可能な抗圧力服(ジャーキンと称されている)をその
胸部及び背部領域を取り囲むように着用している。
【0005】高いG荷重の作用に抗するために、航空機
の乗員は、エンジンの抽気のような高圧ガス源からの空
気により膨張される膨張可能なG保護服(耐加速度パン
ツスーツまたは「Gスーツ」と一般に呼称されている)
を着用ている。このGスーツの膨張は、加速度を検知す
るために航空機内に設けられている1つまたは複数の加
速度計からの信号に応答し或るいはまた膨張制御弁組立
体の一部分として設けられている慣性質量体の運動に応
答して行うことができる。膨張されると、Gスーツは、
乗員が受けるG荷重の作用下で血液が強制的に流れる傾
向となる身体の下半身抹消部への血液の流れを制限する
【0006】G誘発意識喪失もしくはG−ロクに対する
保護は、高いG荷重を受けつつある間、正圧呼吸を行う
ことにより更に高められることが判明している。呼吸圧
における増加で、心臓近傍の血圧にほぼ等価な増加が生
じ、それにより脳への血液の流量が増加するからである
【0007】正圧呼吸が要求される高度においては、航
空機飛行運動が高いG荷重を生じない場合でも、呼吸マ
スク内の圧力の3乃至4倍の圧力にGスーツを膨張して
おくのが有利である。このようにGスーツを膨張してお
けば、血液が、肺内の高い圧力並びに心臓から脳への血
液の循環を減少する抗対圧ベスト(胸部包囲服)により
、血液が身体の下半身抹消部に強制的に送られる傾向が
打ち消される。しかしながら、高度並びにG荷重状態が
双方共に正圧呼吸を必要とする場合には、Gスーツは、
その時の支配的なG荷重或るいは高度信号の内の高い要
因の方に適している圧力に膨張すべきであると考えられ
ている。
【0008】ヨーロッパ特許願(EP−A)第0,00
0,312 号明細書及び対応の米国特許願第4,23
0,097号明細書(Intertechnique)
に開示されている呼吸要求量調整装置及びスーツ膨張圧
制御装置は,2Gを越える加速度が検知されて場合に、
予め定められた方向における加速度に応答して運動しG
スーツ内の膨張圧を増加する慣性体を備えている。この
装置は、更に、現在の機内圧力に応答して、予め定めら
れた航空機運転高度におけるスーツ内の圧力を設定する
アネロイド箱をも備えている。上記明細書に述べられて
いるように、この装置は、該装置に気体酸素を供給する
帰還部を備えた液体酸素呼吸システムと共に使用するの
に特に適している。この装置のスーツ膨張圧制御部は、
スーツ膨張用供給空気と使用するために装置内に周囲空
気を導入するように高圧気体酸素によって駆動されるエ
ゼクタを具備している。この構成は、酸素浪費量が多く
、液体酸素システムより低い圧力で濃縮酸素呼吸ガスを
供給する呼吸系との使用には適していない。
【0009】上記の引用文献に開示されている装置の別
の欠点は,慣性質量体とアネロイド箱の配列に見ること
ができる。この配列によれば、アネロイド箱が作用する
高度においては慣性質量体の信号が隔離され、その結果
、スーツ内の圧力は、G荷重に対する保護として一層高
い圧力が要求される場合でも、高度によって設定される
ことになる。
【0010】この欠点は、上記引用例において、120
00mを越える高度でG荷重の存在下において正圧呼吸
を行う構成に関しても当て嵌まる。
【0011】上述の欠点を有していない上記引用例に開
示している一実施例においては、慣性質量体及びアネロ
イド箱は、スーツ膨張圧を設定する上におけるそれらの
作用が加法的となるように直列に配列されている。しか
しながら、この配列では、スーツの膨張を、現在のG荷
重或るいは高度信号の内の高い方の信号に適した圧力に
しなければならないとする要件が満たされない。
【0012】現在においては、窒素は捕捉するが酸素は
通過するのに適したゼオライト材料を含む分子ふるい床
を具備する航空機搭載酸素発生装置(OBOGS)から
、航空機の乗員に対し呼吸ガスとして濃縮酸素空気(酸
素含量が高い空気)を供給するのが一般的な慣行となっ
ている。
【0013】航空機搭載酸素発生装置から得られる低範
囲の呼吸ガス圧力を許容するのに適している呼吸調整装
置における要求量調整弁動作に関する問題は、機内高度
が12000mを越えている場合並びに高いG荷重を受
けつつある場合に、正圧呼吸を行うEP−A−0,26
3,677号(Normalair−Garrett)
に開示されている呼吸調整装置によって克服される。1
2000mを越える機内高度においては、アネロイド弁
が膨張して、呼吸圧制御室からのガス流量を徐々に制限
して該制御室における圧力を増加し、それにより、呼吸
マスク並びに抗圧スーツもしくはジャーキンが接続され
ている調整装置の出口における呼吸ガスの圧力を増加し
ている。
【0014】航空機乗員が高いG荷重、即ち、3.5G
と9Gとの間のG荷重を受けると、その時の機内高度が
、同程度の正圧呼吸が行われる機内高度よりも低い場合
であっても、呼吸圧力制御室からの流出量を調整する別
の弁が、抗G弁から空気圧信号を受けて呼吸圧制御室か
らのガスの流出量を徐々に制限し、それにより該室内の
圧力を増加して、(増強された)正圧呼吸を行う。上記
抗G弁は、検知されたG荷重に従ってGスーツに対する
る膨張空気の供給を制御する電気ー空気圧ー機械的性質
の装置であり、要求量調整装置の上記別の弁に対する信
号は、上記抗G弁からGスーツに至る膨張空気管路から
取り出される。
【0015】上記EP−A−0,263,677号明細
書に開示されているアネロイド弁及び抗G弁の各々の個
々の動作は、満足なものであるが、これら弁の開示され
ている構成では、G荷重及び高度信号の内の高い方の信
号によって正圧呼吸を設定すべきであるという要件は満
たされない。
【0016】
【発明の概要】従って、本発明の目的は、G荷重信号及
び高度信号の内の高い方の信号により正圧呼吸を設定す
るという要件を満たす呼吸要求量調整装置を提供するこ
とにある。
【0017】本発明の他の目的は、G荷重並びに高高度
に対する保護に関し正圧呼吸要件の内の高い方の要件を
満足する特性を有する呼吸要求量調整装置を具備するこ
とにより、上記EP−A−0,000,312号及び対
応の米国特許願第4,230,097号明細書に開示さ
れている装置を改良することにある。
【0018】本発明の更に他の目的は、12000m(
40000フィート)台を越える高度にあって正のG荷
重の存在下で航空機乗員を保護するために正圧呼吸及び
Gスーツ膨張圧双方に関する要件を満たす航空機乗員用
生命維持装置を提供することにある。
【0019】よって、本発明の最も広い意味での様相に
よれば、航空機の乗員の呼吸要求量に応答し、呼吸マス
クに対する呼吸ガスの供給を調整するために呼吸ガス源
に接続されるように適応された航空機乗員呼吸要求量調
整装置において、上記ガスを供給されて、上記調整装置
により送り出される呼吸ガスの圧力を決定する制御圧力
を発生する呼吸圧制御室と、予め定められた航空機の機
内高度を越える場合に上記制御室からの流出量を制御し
て、正圧呼吸に適するように呼吸ガス送出圧力を増加す
るためのアネロイド手段と、高いG荷重または急激に変
化するG荷重の存在下で、上記制御室からの流出量を制
御して、正圧呼吸に適するように呼吸ガス送出圧力を増
加する弁手段とを含み、上記アネロイド手段は上記制御
室流出量制御弁手段と共作用して、上記予め定められた
航空機の機内高度を越えG荷重が存在する場合に、上記
流出量制御弁手段を作動して、上記制御室からの流出量
を、呼吸ガス送出圧力が、高度及びG荷重要件の内高い
方の要件に対する保護に適した圧力に増加するように制
御することを特徴とする呼吸要求量調整装置が提案され
る。
【0020】上記流出量制御弁手段は、上記アネロイド
手段と整列して設けられている弁ヘッドを備え、該弁ヘ
ッドは、上記アネロイド手段の膨張により、上記制御室
からの流出量を制限する方向に移動されるようにするの
が好適である。
【0021】本発明の1つの実施態様においては、上記
弁ヘッドは弁心棒により担持し、該弁心棒は、上記弁ヘ
ッドの反対側に、航空機乗員が着服しているGスーツ内
の膨張圧を表す空気圧信号と連絡する端面を有する。上
記アネロイド手段は、該アネロイド手段の膨張を生ぜし
める高度で、上記弁ヘッドの運動に際して上記弁心棒の
端面に作用するように適応することができる。
【0022】本発明による呼吸要求量調整装置を航空機
乗員生命維持装置において使用する場合には、G荷重の
存在下で正圧呼吸を行う動作を実現するためにGスーツ
の膨張圧を表す空気圧信号が要求される。
【0023】従って、本発明の別の様相によれば、航空
機乗員の呼吸要求量に応答し呼吸マスク並びに必要に応
じ対圧服に対する呼吸ガスの送出を調整するために呼吸
ガス源に接続されるように適応された呼吸要求量調整装
置を含む航空機乗員生命維持装置において、上記呼吸要
求量調整装置は、ガスを供給されて、該調整装置により
送出される呼吸ガスの圧力を決定する制御圧を発生する
ための呼吸圧制御室と、予め定められた航空機の機内高
度を越えた場合に正圧呼吸に適するように呼吸ガス送出
し圧力を増加するように上記制御室からの流出量を制御
するためのアネロイド手段と、高いまたは急激に変化す
るG荷重の存在下で、正圧呼吸に適した圧力に呼吸ガス
送出し圧力を増加するように上記制御室からの流出量を
制御するための弁手段とを含み、上記アネロイド手段及
び上記制御室流出量制御弁手段とは共作用して、上記予
め定められた航空機機内高度が越えられG荷重が存在す
る場合に、上記流出量制御弁手段は、高度及びG荷重要
件のうち高い方の要件に対する保護に対して適切な圧力
に呼吸ガス送出し圧力を増加するように上記制御室から
の流出量を制御するように作動され、更に抗G弁手段と
、該抗G弁手段に応答してGスーツに膨張ガスを出力す
るGスーツ膨張圧制御手段と、G荷重の存在下でGスー
ツ膨張圧を表す空気圧信号を上記弁手段に出力して該弁
手段を作動する呼吸圧制御室からの流出量を制御する手
段とを含む航空機乗員生命維持装置が提案される。
【0024】抗G弁及びGスーツ膨張圧制御手段は、呼
吸調整器を備えた単一の一体化されたユニット内に配置
するのが好ましいが、しかしながら、抗G弁及びGスー
ツ膨張圧制御手段は、呼吸調整器に対し空気圧信号を出
力するための適当なリンクにより接続された個別のユニ
ットとして設けることもできる。
【0025】抗G弁手段は、G荷重が予め定められたレ
ベルを越えることに応答して上記Gスーツの迅速な膨張
を生ぜしめる慣性質量体を含む第1の抗G弁手段と、G
荷重の増加に応答して、Gスーツ膨張圧が、上記予め定
められたレベルを越えるG荷重の増加で定常速度で増加
するように該Gスーツ膨張圧を制御する慣性手段を含む
第2の抗G弁手段とから構成することができる。
【0026】更に、上記予め定められた航空機機内高度
を越えG荷重が存在しない場合にGスーツを膨張するた
めに上記第1及び第2の抗G弁手段に呼吸調整装置制御
室圧力を加え、高度に対する保護要件がG荷重に対する
保護要件よりも高い場合に、上記第2の弁手段の慣性質
量体の作用を無効にするように働く手段を設けることが
できる。
【0027】上記第1及び第2の抗G弁手段で、Gスー
ツの膨張を制御するサーボ弁装置のサーボ圧力を制御す
ることができる。
【0028】サーボ弁装置は、サーボ圧力の作用下で開
き、膨張ガス入口を膨張ガス出口と連通して、それによ
り、膨張ガスを、上記出口に接続されているGスーツを
膨張するために該出口に流すように適応されている膨張
ガス流量制御弁部材と、上記サーボ圧力の作用下で上記
出口に設けられている通気ポートを閉じるように適応さ
れたGスーツ通気弁部材とから構成し、上記通気弁部材
が開位置にある時には、上記Gスーツを雰囲気に通気す
るようにすることができる。
【0029】本発明の1つの実施例においては、第1の
抗G弁手段は、ダイヤフラムにより担持された弁部材と
、Gスーツが膨張される予め定められたG荷重レベルよ
り低いレベルにおいて、上記弁部材に荷重を加えないよ
うにばねにより偏倚されている慣性質量体と、該慣性質
量体に面する上記ダイヤフラムの側で呼吸調整装置制御
室圧力を検知するための手段とから構成される。
【0030】弁部材は、該弁部材の一面と接触するよう
にスピゴット様に突出する慣性質量体とは個別の要素と
して設けることもできるしまた別法として、該弁部材を
慣性質量体と一体化することもできる。
【0031】第2の抗G弁手段は、複数個のダイヤフラ
ムによって支持されその一端に弁ヘッドを有する弁部材
と、ダイヤフラムにより支持され、増加する加速度の影
響下で上記弁部材が運動する際に、上記弁ヘッドとは反
対側の上記弁部材の端面に作用するように適応されてい
る慣性質量体と、上記慣性質量体支持ダイヤフラムと上
記弁部材支持ダイヤフラムの一端との間に画定された室
内の呼吸調整装置制御室圧力を検知するための手段と、
上記弁部材を開位置に向けて付勢するように作用するば
ねと、Gスーツ膨張圧を検知して、該Gスーツ膨張圧を
帰還力として用いて、上記弁部材を、上記慣性質量体の
慣性力並びに上記慣性質量体支持ダイヤフラムと上記弁
部材支持ダイヤフラムの一端との間に画定された室内の
圧力により加わる力の合成力に対向して運動させるため
の手段とから構成することができる。
【0032】以下、添付図面を参照し、単なる例として
の実施例に関連し本発明を更に詳細に説明する。
【0033】
【好適な実施例の詳細な説明】 図面中、図1は、呼吸要求量調整装置及びG保護服(耐
加速度服もしくはG−スーツとも称する)膨張制御装置
からなる組合せ装置を略示する図であり、この装置は、
呼吸ガス入口11及び耐加速度服もしくはGスーツ膨張
ガス入口12並びに、個人用設備コネクタ15の対応の
入口13a、14aに接続されるようにそれぞれ適応さ
れている呼吸ガス及び膨張ガス用の出口13及び14を
有する座席取付け可能な単一のユニット10の形態にあ
る。なお、図1において、ユニット10及び個人用設備
コネクタ15の共働する部分の実際の構成は、現存の基
準に則るものであるので、図1には詳細には示されてい
ない。例えば、通例のように、出口13、14及び入口
13a、14aは、コネクタ15をユニット10に接続
した時に、出口及び補完形の入口を経る連絡を開き、そ
してコネクタ15をユニット10から取り外した際には
出口及び入口を封止するように閉じる自動封止弁装置1
6、16aをそれぞれ具備している。ユニット10及び
コネクタ15の共働する部分は、上記のように連通結合
を行う構成を有すると共に、航空機内で、乗員及びその
個人用設備に曇り止め空気の供給のような他の用途に用
いられる手段(図示せず)を具備している。コネクタ1
5はまた、正圧呼吸中、呼気を助勢するために、呼吸ガ
スにより膨張されるように設けられている胸部耐圧ベス
ト(ジャーキン)に接続されるように適応された入口1
3aからの適当なタップ(図示せず)を具備することも
できる。
【0034】呼吸ガス入口は、例えば、分子ふるい酸素
濃縮装置(図示せず)のような呼吸ガス源から酸素含量
の高い空気、即ち酸素濃縮空気を受けるように適応され
ている。呼吸ガス出口13に対する酸素濃縮空気の流量
は、主調整器17並びに、例えば、主調整器の機能不全
時に使用するための予備調整器17aを含む呼吸要求量
調整装置により制御される。入口11からの呼吸ガスは
、入口通路18を介して主調整器に流れ且つ入口通路1
8aを介して予備調整器に流れる。この場合、入口通路
18、18aの内の1つまたは他方を呼吸ガス入口と連
通するために選択弁19が設けられている。調整器17
、17aの主たる構成要素は同じ設計であるので、本明
細書においては主調整器だけについて詳述することにす
る。
【0035】主調整器17は、ユニット10の本体内に
設けられている孔24内で摺動するスプール23からス
ピンドル22によって支持されている弁ヘッド21を有
する供給弁20を含む。弁ヘッド21は、該弁ヘッドに
作用する圧縮バネ25により閉位置に付勢されている。 弁ヘッドに対するバネの推力を調節するために、調節ね
じ(図示せず)のような手段を設けることができる。弁
ヘッド21及びスプール23の対向面は、弁20が、入
口通路18内の酸素濃縮空気の圧力により平衡化される
ように等しい面積を有している。スプール23の周面に
は、ラビリンス・シールの態様で溝26が設けられてい
る。スピンドル22が突出している端面と反対側のスプ
ールの端面は、円錐形をしており、孔24から突出し、
要求圧検知室28内に収容されて端部29を中心に揺動
するように配設されている弁作動レバー27と接触して
いる。レバー27の他端部30は、要求圧力検知室28
を呼吸圧制御室32から分離しているダイヤフラム31
の中心部に当接している。
【0036】要求圧検知室28は、出口13における圧
力に応答して開くように構成されており、他方、呼吸圧
制御室32は、ダイヤフラム31に形成されているオリ
フィス33を介して要求圧検知室から濃縮酸素空気の抽
気を受けるように構成されている。呼吸圧制御室32は
、通路34、室35、通路36及び出口37を介して航
空機の機内圧力に応答し開くように構成されている。通
路36には、緊急試験弁38及び緊急逃し弁36が設け
られている。室35を備え、追って詳述する弁配列もし
くは装置は、12000mを越える機内高度で、または
高いG荷重の存在下で正圧呼吸を行うのに適している圧
力を呼吸圧制御室内に達成するように、呼吸圧制御室3
2から航空機の機室内へのガスの流出を制御する。
【0037】最大圧逃し弁40は、通路34を介し呼吸
圧制御室32から、且つまた通路41を介して予備調整
器17aの呼吸圧制御室32aから、過剰の圧力を機室
内に通じる二次出口42に逃す。
【0038】呼吸圧制御室32内の圧力は、通路41を
介して、ダイヤフラム43の一側に供給され、該ダイヤ
フラム43はばね44と共働して、ダイヤフラム43に
より担持されている弁ヘッド45を、出口13に設けら
れている通気ポート46及び機室に通ずる二次出口47
間の連通を閉じる方向に変位すると共に、出口13内の
酸素濃縮空気が機室内に逃げることを可能にする。弁ヘ
ッド45は、出口13内の圧力が、呼吸圧力制御室47
内の圧力よりも予め定められた大きさだけ高い場合に開
くように構成されている。典型的には、この圧力逃し弁
装置が開くのに要求される圧力差は、950 Pa(3
.8インチ WG)である。
【0039】ダイヤフラム31は、呼吸圧制御室32内
に配設されているばね48により支持されている。この
ばね48は、該ダイヤフラムをレバー27と接触するよ
うに該ダイヤフラムに作用し、その場合、動作中ダイヤ
フラム31及び供給弁20に作用するばね25及び48
の力の平衡である場合に、弁ヘッド21が、出口13に
おける正の(安全な)圧力、例えば、375 Pa(1
.5インチ WG)の圧力を維持するのに充分な程その
座部から離間して保持される無効位置をダイヤフラムに
対して設定するような構成が採用されている。なお、調
整器が使用されていない場合、弁ヘッド21が、ばね2
5の作用下で閉じて酸素濃縮空気の浪費を阻止するよう
にばね48の作用を禁止する手段(図示せず)を設ける
ことができる。
【0040】上述の構成に関する限りにおいて、主調整
器17は原理的に、EP−A−(ヨーロッパ特許願)第
0,263,677号)明細書に記述されている呼吸調
整器に準ずるものであって、類似の仕方で機能する。即
ち、入口11を入口通路18に接続するように切換され
た選択弁19及び入口11における濃縮酸素空気で、供
給弁20は、ダイヤフラム31の運動により、コネクタ
15を介して出口13に取り付けられているマスクを着
用している航空機の乗員の呼吸の位相に応答する。出口
13、従って、要求圧検知室28内には呼吸サイクル圧
力が存在し、この圧力はダイヤフラムによって検知され
る。該ダイヤフラムは、吸気中、図面で見て右方に運動
して、弁20の開運動を行わせ、他方、呼気もしくは息
出しで、ダイヤフラムは左方に運動せしめられて、それ
により弁20は閉ざされる。
【0041】本発明のここに述べている実施例において
は、予備調整器17aが設けられている。選択弁を、入
口11を通路18に接続するように切換すると、呼吸サ
イクル圧が、出口13に接続されている予備調整器の要
求圧検知室17a内に存在するようになる。また、通路
34に接続されているために、呼吸圧制御室32内にも
制御圧が存在するようになる。しかしながら、予備調整
器は、その供給弁20aに空気供給がないために、酸素
濃縮空気を供給するように機能はしない。しかしながら
、主調整器17の機能不全時には、航空機乗員が、選択
弁19を切換して入口11を通路18aと接続し、それ
により、酸素濃縮空気が供給弁20a及び予備調整器1
7aに供給され、後者は、主調整器17と関連して上に
述べた仕方で、しかも例えば、750 Pa(3.0イ
ンチ WG)のようなより高い安全圧力で動作すること
になる。
【0042】本発明の呼吸調整器の1つの重要な特徴は
、室35を備えた弁装置にある。この弁装置は、室35
内に配設されて、ユニット10の本体に形成されている
孔52内で摺動する心棒51により担持されている弁ヘ
ッド50を含む。心棒51の対向端面53には、弁座5
3aが設けられており、そして弁座53aと弁ヘッド5
0との間で心棒には孔54が延在している。アネロイド
箱56により担持されている荷重部材55が、孔52内
に摺動可能に配置されており、アネロイド箱56の膨張
により、弁座53aを閉じる方向に偏倚される。アネロ
イド箱56は、ポート58を介して機室内圧力に開いて
いる室57内に配設されている。心棒51の端面53は
、出口14と孔52との間に延在する通路59を介して
、耐加速度服もしくはGスーツ膨張ガス出口14内の圧
力を受ける。
【0043】呼吸調整装置の動作において、航空機が、
乗員がG荷重を受けるような非常に高い加速運動モード
で飛行している場合には、後述するように、出口14に
存在するGスーツ(耐加速度服)膨張圧が、通路59を
介して心棒51の端面53で検知される。この圧力は、
弁ヘッド50を、呼吸圧制御室32から機内に通ずる出
口37への流出量に対する絞りもしくは制限を増加する
方向に移動せしめる。これにより、室32内の圧力は上
昇して、その結果ダイヤフラム31に加わる正味の圧力
、従って、出口13及び室28内の圧力が増加する。こ
のようにして、供給弁20は、出口13、従って、航空
機乗員の呼吸マスク内に増加した圧力を維持する傾向と
なる。室32内の圧力増加はまた、逃し弁装置のダイヤ
フラム43にも印加される。心棒の面積51とヘッドの
面積50との比を選択することにより、呼吸圧対Gスー
ツ(耐加速度服)圧力の所要のスケジュールを設立する
ことができよう。
【0044】類似の仕方で、機内高度が12000mを
越えて上昇した場合には、アネロイド箱56が膨張して
、弁ヘッド50を、室32から出口37への流出量に対
する制限もしくは絞りを増加する方向に移動し、その結
果、出口13における呼吸ガス圧が上昇し、それにより
、12000mを越える機内高度での飛行中乗員に供給
される呼吸ガス中の酸素分圧は生理的に許容し得るレベ
ルに維持される。
【0045】機内高度が12000mを越えて高い加速
運動モードで飛行する場合には、出口14におけるGス
ーツ(耐加速度服)膨張圧が、弁心棒51の端面53に
加わり、この圧力が、アネロイド箱56の膨張により設
定されている圧力を越える呼吸ガス圧の増加を要求する
ようなレベルにある場合には、弁ヘッド50は、室32
からの流出量に対する制限を更に高め、それにより出口
13における呼吸ガス圧を更に高めるように運動せしめ
られる。しかしながら、機内高度が上記2つの要件の内
高い方の要件となる場合には、端面53に加わる圧力は
上記のような作用を惹起しない。よって明らかなように
、制御室32内の圧力、従って出口13における呼吸ガ
ス圧は、航空機が、12000mを越える高度でG荷重
を惹起する運動を行っている場合に、高度及びG荷重の
作用に対して保護するための要件の内高い方の要件によ
り設定されることになる。
【0046】EA−A−0,263,667 号明細書
に説明されている理由から、心棒51の孔54は、G荷
重における急激な変化の作用を打ち消すのに効果的な補
助ガス流制御機能を行う。
【0047】ユニット10は更に、膨張ガス流制御弁部
材60を具備するGスーツ(耐加速度服)膨張制御手段
を具備する。該弁部材60(図2)は、ダイヤフラム6
1により担持されておって弁ヘッド62を有する。該弁
ヘッド62は、ばね63により、入口12から延びる膨
張ガス供給通路64及び出口14に接続されている膨張
ガス送出通路65を閉じる方向に偏倚されている。例え
ば、エンジンの圧縮機段から導出される航空機環境制御
系のための加圧空気のような加圧ガス源と連通している
膨張ガス供給管路66が、入口12と接続されている。 供給管路66及び入口12の共働する部分の構造は、図
1には詳細には示されていない。と言うのは、これら部
分は現存の基準に準ずるもので良いからである。通例の
ように、入口12及び供給管路66は、それぞれ、自動
封止弁装置12a及び66aを具備しており、これら弁
装置12a及び66aは、供給管路66をユニット10
に取り付ける際に連通を開にし、供給管路の取り外し時
には閉じて供給管路及び入口を封止もしくは遮断するよ
うに動作する。入口12と通路64との間には、連通を
閉じるための遮断弁67が設けられている。入口12と
通路64との間の連通が閉ざされた場合に、航空機乗員
に対応の信号を出力するために遮断弁位置インジケータ
68が設けられている。入口70からの二次膨張ガス供
給通路69は、遮断弁67の下流側で通路64と連通し
ている。入口70は、例えば、乗員の座席に設けられて
いる加圧空気びん(図示せず)のような加圧ガス源と接
続されるように適応されている。加圧空気びんは密封手
段(図示せず)が設けられておって、乗員が航空機から
放出された場合に密封が破られるように適応されており
、従って、航空機高度が12000mを越えている場合
でも、Gスーツの膨張で、放出中、通常の仕方で高度に
対して乗員を保護することができる。なお、入口12は
逆止弁12aにより閉ざされておって、膨張空気は放出
後、該入口12を介し逃げることができないようになっ
ている。
【0048】ダイヤフラム72により担持されている減
圧弁71は、供給通路64から、弁71からの通路73
に設けられている流量制限オリフィス75への安定な供
給圧を維持する。この制御目的でサーボ系が設けられて
いる。弁71は、ばね74並びに弁71とは反対側のダ
イヤフラムの面に加わる機内圧力により開放位置に向か
って偏倚されている。
【0049】通路73は通路76と77に分枝し、通路
76からの分枝通路78は、弁部材60が突出している
面とは反対側のダイヤフラム61の面により部分的に画
定される室79に連結している。更に、通路76は、第
1及び第2の弁モジュール90及び100を介して出口
80及び81と連結されている。Gスーツ膨張を制御す
るためのサーボ圧は、出口81を経て通路76から機内
に流れる流出量を制限もしくは絞るように働く弁モジュ
ール100によって調整される。しかしながら、初期状
態においては、弁モジュール100は、流量制御弁部材
60を開弁するのに必要とされるレベルにサーボ圧を設
定するのを阻止される。と言うのは、サーボ・ガス流が
出口80を介して連続して機内に逃されているからであ
る。加速度が増加し、2Gの荷重が越えられると、弁モ
ジュール90は出口80を閉じ、直ちにサーボ圧を、流
量制御弁部材60を開弁するレベルに立上がらせる。こ
の実施例においては、このサーボ圧の立上りは、弁モジ
ュール100及び90間で通路76に設けられている流
量制限オリフィス82により助勢される。
【0050】この実施例においては、弁モジュール90
は、2Gの荷重が越えられた時に動作するようにしてあ
るが、任意所望のG荷重で動作するように設計可能であ
ることは了解されるであろう。
【0051】特に図2を参照するに、第1の弁モジュー
ル90は、1つの端面から突出して弁部材92とスピゴ
ット様に接触する慣性質量体91と、その反対側の端面
から突出するフランジ付きヘッド93を有する心棒とを
含む。弁部材92は、ダイヤフラム94により支持され
、他方、フランジ付きヘッド93の下面にはばね95が
作用して、弁部材92に荷重が加わらないように慣性質
量体91を偏倚している。ダイヤフラム94により一端
に画定される室96は、通路98からの分枝通路97に
より主調整器17の呼吸圧制御室32と連通している。 慣性質量体91は、室96内の圧力が、該慣性質量体9
1とフランジ付きヘッド93の対向面で平衡になりダイ
ヤフラム64にだけ作用するようにユニット10の本体
に遊合されている。フランジ付きヘッド93の下面にば
ね95によって及ぼされる力で、慣性質量体91は弁部
材92に荷重が加わらないように偏倚され、その結果、
弁部材は、ダイヤフラム94の剛性または軽いばね(図
示せず)により、正圧呼吸を行うのに適当な制御圧が呼
吸圧制御室32に生じてダイヤフラム94が荷重される
か或るいは弁モジュール90の縦軸に沿い2Gの加速度
が越えられて質量体91の慣性力でばね96の偏倚力が
克服されるまで、通路76が出口80と接続されている
位置に保持される。上記制御圧に達するかまたは2Gの
加速度が越えられると、上記弁部材は、通路76と出口
80との間の接続を閉じるように運動せしめられる。な
お、ユニット10は、弁モジュール90の縦軸線、従っ
て、弁モジュール100の縦軸線が、実質的に、航空機
の垂直軸線と整列し、それにより、これら弁モジュール
が、上記軸線に沿う航空機の正の加速度に応答するよう
に航空機内に設置されるものであることは理解されるで
あろう。
【0052】更に続けて図2を参照し説明するに、第2
の弁モジュール100は、それぞれ3枚のダイヤフラム
102、103及び104によってユニット10の本体
部分に支持されている弁部材101を含む。該弁部材は
、通路76から、出口に設けられている弁座106を徐
々に閉じるように適応されているニードル端部(針様端
部105)を有しており、これにより、通路76は、機
内に至る出口81と接続することができる。弁部材10
1に設けられている肩部108の下面と本体部分との間
には、ばね107が設けられておって、ニードル端部1
05を弁座106から離す方向に付勢している。ダイヤ
フラム102は、肩部108の近傍で、弁部材101の
、ニードル端部105よりも大きい直径の部分に取り付
けられている。ダイヤフラム103は、弁部材101の
長さ方向に沿い肩部108から離間しているフランジ1
09に取り付けられている。ダイヤフラム102及び1
03の対向面は、ユニット10の本体部分と共に、帰還
室110を画定しており、この帰還室もしくはフィード
バック室110は、通路111により通路59と接続さ
れており、それにより、出口14のGスーツ膨張圧力が
帰還室110に加わるようになっている。ダイヤフラム
104は、ニードル端部105と反対側の端面112 
の近傍で弁部材101に取り付けられいる。ダイヤフラ
ム103及び104の対向面は、ユニット10の本体部
分と共に、通路114によって機内に通ずる出口80と
接続している室113を画定している。
【0053】慣性質量体115が、ダイヤフラム116
により本体部分内に支持されておって、スピゴット11
7が、弁部材101の端面112と接触する方向に突出
している。ダイヤフラム104及び116の対向面は、
ユニット10の本体部分と共に、通路98によって呼吸
圧制御室32と接続している室118を画定している。 ダイヤフラム116の反対側の面並びにスピゴット11
7が突出している端面と反対側の慣性質量体115の端
面は、ユニット10の本体部分に設けられているポート
119を介して機内圧力と連通している。
【0054】呼吸調整器制御室32内の圧力が室118
に加わり、ダイヤフラム104に作用して、弁部材10
1を、通路76と出口81との間の接続を閉じる方向に
付勢するように弁モジュール100は構成されている。 同時に、この圧力はまた、ダイヤフラム116にも作用
して、慣性質量体115が、室118内の圧力を克服す
るのに充分な大きさ及び方向の加速度を受けない場合に
は、該慣性質量体115の作用を無効にするように働く
。なお、慣性質量体115が上記の加速度を受けると、
該慣性質量体115は、弁部材の端面に作用して弁部材
を、ニードル端部105が弁座106を閉じる方向に動
かす。Gスーツ内の圧力は帰還室101内で検知されて
、弁部材101を、弁座106からニードル端部105
を開かせる方向に動かす。帰還室110内の圧力が室1
18内の呼吸圧力及び質量体115に加わる慣性荷重の
正味の合成力と平衡する時に弁モジュール100の最終
状態が決定される。このようにして、閉ループ帰還もし
くはフィードバック構成が実現される。
【0055】再び、図1を参照するに、サーボ圧力はま
た通路76及び通路77を介してダイヤフラム120の
一側にも印加されて、弁ヘッド121を、出口14に設
けられている通気ポート122を閉ざす方向に動かすよ
うに作用する。弁ヘッド121は、ばね124によって
、機室に通ずる出口123に対し通気ポート122を開
くように偏倚されており、それにより、膨張ガスはGス
ーツから逃される。
【0056】過度のサーボ圧力を、二次出口126 を
介して機室に逃すために最大圧力逃し弁125が設けら
れている。
【0057】本発明は、12000mを越える機内高度
における保護またはG荷重の作用に対する保護に関する
要件の内のいずれかの要件により設定されるGスーツの
膨張に際し、弁ヘッド121の閉運動及び弁部材60の
開運動のサーボ圧制御を行うものである。更にまた、本
発明に従う構成によれば、上記2つの状態が同時に生起
した場合、Gスーツの膨張に対し要求される圧力の内の
高い方の圧力が供給され、高度及びG荷重の効果は加法
的にはならない。
【0058】酸素濃縮空気が入口11に存在し選択弁1
9が入口11を主調整器17と連通するように切換され
しかも入口12に高圧空気が存在し、遮断弁67が入口
12を制御弁部材60に至る膨張ガス供給通路64と連
通するように切換されている状態における呼吸要求量調
整器及びGスーツ膨張制御手段の組合せ装置の運動にお
いて、主調整器17は、既に述べたように、乗員の呼吸
要求量に応答して酸素濃縮空気を出口13に供給する。 機内が、機内高度が12000mをこえる程減圧される
と、アネロイド箱56が膨張して、弁ヘッド50を、呼
吸圧制御室32からの流出量に対する絞りを増加する方
向に動かし、その結果、室32内の制御圧が増加して、
出口13における酸素濃縮空気圧が上昇する。室32に
おけるこの圧力増加は、それぞれ、弁モジュール90及
び100の室96及び118で検知されて、これらモジ
ュールの弁部材を、それぞれ通路76と出口80及び8
1間の連絡を閉じる方向に動かすように作用する。この
結果として、室79内にはサーボ圧力が立上り、ダイヤ
フラム120に作用し、弁ヘッド121を入口14にお
ける通気ポート122を閉じる方向に動かす。このサー
ボ圧力はまた、ダイヤフラム61にも加えられ、その結
果、ばね63の偏倚力を克服して弁部材60並びにそれ
と共に弁ヘッド62が開位置に向かって運動し、その結
果、加圧された空気が出口14に流れてGスーツを膨張
する。弁モジュール100によって設定されるサーボ圧
は、出口13における酸素濃縮空気の圧力の典型的には
3乃至4倍の圧力までGスーツの膨張を行うように設計
されている。出口14におけるGスーツ膨張圧は、弁ヘ
ッド62に印加されて、それにより、ばね63との作用
で、弁部材60は、サーボ圧に抗し閉弁する方向に運動
する。Gスーツ膨張圧もまた、弁モジュール100の帰
還室110内で検知され、そしてこの圧力が室118内
の圧力と平衡になると、弁部材110は、弁座106か
らニードル端部105を持ち上げて、室61内のサーボ
圧を減少し、それにより、弁60は、ばね荷重63及び
出口65の圧力の合成作用により閉ざされることになる
【0059】12000m以下の機内高度でしかも荷重
が1Gである場合には、サーボ・ガス流は出口80及び
81を介して航空機機内に逃される。航空機の垂直軸に
沿う加速度が立上り、1Gを越える荷重が加わると、こ
れは、慣性質量体115により検知され、その結果、該
慣性質量体115は弁部材101に作用して、ニードル
端部(針状端部)105が弁座106を閉じ始め、それ
により、出口81を経るサーボ・ガス流量は徐々に絞ら
れる。荷重が2Gに向かって上昇すると、ニードル端部
は弁座を完全またはほぼ完全に閉じ、そして、他の出口
80を経る流出量は、絞りオリフィス82によって塞流
されるので、サーボ制御系は、ばね63の偏倚力を打ち
勝つのに弁部材60のダイヤフラム61に対するサーボ
圧に要求されるレベルよりも僅かに低いレベルに予め設
定される。荷重が2Gを越えると、このことは、弁モジ
ュール90の慣性質量体91により、ばね95の偏倚力
に打ち勝つのに有効な力として検知され、慣性質量体9
1は、弁部材92をスイッチのように運動させて、通路
76と出口80との間の接続を閉ざし、その結果、サー
ボ圧は直ちに、弁ヘッド121をして通気ポート122
を閉ざす方向に移動させ且つ弁部材60を開く方向に移
動させるのに有効なレベルまで立上り、その結果として
加圧空気が出口14に流れ、それによりGスーツ、即ち
耐加速度服が、図3のグラフに示すように第1の予め定
められた圧力に膨張される。このGスーツの膨張圧は、
弁モジュール100の帰還室110内で検知され、そし
てこの圧力が質量体115によって加えられる慣性荷重
と平衡になると、弁部材101は弁座106からニード
ル弁105持ち上げられ、そにより室61内のサーボ圧
は減少し、弁部材60は、ばね荷重63及び出口65内
の圧力の合成力により閉ざされることになる。荷重が2
Gを越えて増加し続けると、弁モジュール100は、慣
性質量体115の慣性荷重下で更に運動してサーボ圧を
更に増加し、その結果、図3のグラフの勾配で示すよう
に、Gスーツの膨張圧は定常速度で増加する。このよう
に、弁モジュール90及び100の動作により、増加す
るG荷重の存在下で、保護スーツもしくは衣服は、2G
の荷重が越えられると急速に初期圧に膨張され、しかる
後に、膨張圧は、加速度の増加に伴い定常速度もしくは
レートで増加することになる。同時に、出口14の圧力
が、通路59を介して、弁心棒51の後面53aに加え
られ、それにより、弁ヘッド50は、呼吸圧制御室32
からの流出量を制限する方向に移動し、その結果、室3
2内の圧力が増加して、G荷重の作用に対し乗員を更に
保護するための正圧呼吸が行われることになる。
【0060】12000mを越える機内高度で航空機が
運行している際に、機内減圧に続いて乗員にG荷重が加
わった場合には、出口14におけるGスーツ膨張圧及び
出口13の酸素濃縮空気圧は、G荷重及び高度に対する
保護に関する要件の内高い方の要件を満たすレベルに設
定される。 高度がより高い要件に対応する場合には、アネロイド箱
56が膨張して弁ヘッド50を運動させて呼吸圧制御室
32内の圧力を、正圧呼吸が得られるように設定する。 また、室32内の圧力も、それぞれ弁モジュール90及
び100の室96及び118に印加され、これらモジュ
ールの弁部材を、それぞれ通路76と出口80及び81
間の連絡を閉じるように動かす。その結果、Gスーツは
、先に述べたように膨張されることになる。同時に、室
118内の圧力は、増加する加速度で、室118内の圧
力の作用を克服して質量体115を弁部材101と接触
せしめる力が該慣性質量体115に生ずる時点まで、該
慣性質量体115の作用を無効にする。次いで、サーボ
圧は、慣性質量体115の作用で設定されたサーボ圧と
なり、Gスーツ膨張圧は、乗員を、G荷重保護のための
より高い要件に対して保護するように増加される。この
増加膨張圧は次いで、端面53に加わり、それにより弁
ヘッド50は、室32からの流出量を更に絞る方向に動
かされ、その結果、出口13における呼吸用の酸素濃縮
空気の圧力が更に増加して、乗員を、G荷重により設定
されるより高い正圧呼吸要件が満たされるように保護す
る。
【0061】図4は、図1に示した装置の変形形態を示
す図である。なお、このような変形形態の記述に当たっ
ても、装置の同じ要素には同じ参照数字が用いられてい
る。
【0062】第1の変形実施態様は、アネロイド箱56
によって担持される荷重部材55並びに弁ヘッド50を
担持する弁心棒51が、ユニット10の本体に形成され
ている孔52内に滑り嵌めされるのではなく、ダイヤフ
ラム130及び131によりそれぞれ支持されている室
35が設けられた弁構造に見られる。
【0063】第2の変形例は、遮断弁67及び膨張ガス
供給通路64の配列に見られる。航空機機室内への通気
出口132が通路64に設けられておって、遮断弁67
は、それが入口12と通路64間の連絡を閉ざす位置で
しかも出口132が機内に開放される位置と、出口13
2が閉ざされ、入口12が通路64と連通する位置との
間で運動可能である。この構成によれば、出口132を
開くことによりサーボ圧を迅速に減少するための手段が
得られ、それにより、弁ヘッド121は、逃しポートも
しくは通気ポート122を開く位置に迅速に移動し、そ
の結果としてGスーツは迅速に収縮される。
【0064】別の変形例として、弁ヘッド62に作用し
弁部材60を閉ざす方向に付勢するばね63を収容する
ためにユニット10の本体から支持される円筒状のカッ
プ部材133を設けることができる。カップ部材133
の閉端部には穿孔134が設けられ、それにより、出口
14におけるGスーツの膨張圧を、弁ヘッド62がカッ
プ部材133を閉ざす際に、該弁ヘッド62に帰還する
ことができる。カップ部材は、安定な圧力が加えられる
室を構成する。と言うのは、該カップ部材は、通路65
内に存在する擾乱空気流から保護されるからである。
【0065】図4には示されていないが、別の可能な変
形例として、弁モジュール90及び100の弁部材並び
に弁モジュール100の慣性質量体115を、ダイヤフ
ラムによって担持する代わりに、ユニット10の本体内
に滑り嵌めにより設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による装置の断面図である。
【図2】図1に示した装置の2つの弁モジュールの拡大
部分断面図である。
【図3】G荷重の増加に伴いG保護服膨張圧の所望の増
加を示すグラフである。
【図4】図1に示した装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10    呼吸要求量調整装置 11    呼吸ガス入口 13、14、37、80、81、123、126出口1
3a、14a    入口 20    供給弁 21、45、50、62、121    弁ヘッド25
、44、48、63、74、95、107、124  
  ばね28    要求圧検知室 31、43、61、72、94、102、103、10
4、116、120    ダイヤフラム 32、47    呼吸圧制御室 56    アネロイド箱 60    膨張ガス流量制御弁部材 92、101    弁部材 64、65    膨張ガス供給通路 91、115    慣性質量体 101、110    帰還室

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  航空機の乗員の呼吸要求量に応答し、
    呼吸マスクに対する呼吸ガスの供給を調整するために呼
    吸ガス源に接続されるように適応された航空機乗員呼吸
    要求量調整装置において、前記ガスを供給されて、前記
    調整装置により送り出される呼吸ガスの圧力を決定する
    制御圧力を発生する呼吸圧制御室と、予め定められた航
    空機の機内高度を越える場合に前記制御室からの流出量
    を制御して、正圧呼吸に適するように呼吸ガス送出圧力
    を増加するためのアネロイド手段と、高いG荷重または
    急激に変化するG荷重の存在下で、前記制御室からの流
    出量を制御して、正圧呼吸に適するように呼吸ガス送出
    圧力を増加する弁手段とを含み、前記アネロイド手段は
    前記制御室流出量制御弁手段と共作用して、前記予め定
    められた航空機の機内高度を越えG荷重が存在する場合
    に、前記流出量制御弁手段を作動して、前記制御室から
    の流出量を、呼吸ガス送出圧力が、高度及びG荷重要件
    の内高い方の要件に対する保護に適した圧力に増加する
    ように制御することを特徴とする呼吸要求量調整装置。
  2. 【請求項2】  流出量制御弁手段が、前記アネロイド
    手段と整列して設けられている弁ヘッドを含み、該弁ヘ
    ッドは、前記アネロイド手段の膨張により、前記制御室
    からの流出量を制限する方向に移動される請求項1に記
    載の呼吸要求量調整装置。
  3. 【請求項3】  前記弁ヘッドが弁心棒により担持され
    、該弁心棒は、前記弁ヘッドの反対側に、航空機乗員が
    着服しているGスーツ内の膨張圧を表す空気圧信号と連
    絡する端面を有している請求項2に記載の呼吸要求量調
    整装置。
  4. 【請求項4】  前記アネロイド手段は、該アネロイド
    手段の膨張を生ぜしめる高度で、前記弁ヘッドの運動に
    際して前記弁心棒の端面に作用するように適応されてい
    る請求項3に記載の呼吸要求量調整装置。
  5. 【請求項5】  前記アネロイド手段が、荷重部材を介
    して前記弁心棒に作用する請求項4に記載の呼吸要求量
    調整装置。
  6. 【請求項6】  航空機乗員の呼吸要求量に応答し呼吸
    マスク並びに必要に応じ対向圧ベストに対する呼吸ガス
    の送出を調整するために呼吸ガス源に接続されるように
    適応された呼吸要求量調整装置を含む航空機乗員生命維
    持装置において、前記呼吸要求量調整装置は、ガスを供
    給されて、該調整装置により送出される呼吸ガスの圧力
    を決定する制御圧を発生するための呼吸圧制御室と、予
    め定められた航空機の機内高度を越えた場合に正圧呼吸
    に適するように呼吸ガス送出し圧力を増加するように前
    記制御室からの流出量を制御するためのアネロイド手段
    と、高いまたは急激に変化するG荷重の存在下で、正圧
    呼吸に適した圧力に呼吸ガス送出し圧力を増加するよう
    に前記制御室からの流出量を制御するための弁手段とを
    含み、前記アネロイド手段及び前記制御室流出量制御弁
    手段とは共作用して、前記予め定められた航空機機内高
    度が越えられG荷重が存在する場合に、前記流出量制御
    弁手段は、高度及びG荷重要件のうち高い方の要件に対
    する保護に対して適切な圧力に呼吸ガス送出し圧力を増
    加するように前記制御室からの流出量を制御するように
    作動され、更に抗G弁手段と、該抗G弁手段に応答して
    Gスーツに膨張ガスを出力するGスーツ膨張圧制御手段
    と、G荷重の存在下でGスーツ膨張圧を表す空気圧信号
    を前記弁手段に出力して該弁手段を作動する呼吸圧制御
    室からの流出量を制御する手段とを含む航空機乗員生命
    維持装置。
  7. 【請求項7】  抗G弁手段が、G荷重が予め定められ
    たレベルを越えることに応答して前記Gスーツの迅速な
    膨張を生ぜしめる慣性質量体を含む第1の抗G弁手段と
    、G荷重の増加に応答して、Gスーツ膨張圧が、前記予
    め定められたレベルを越えるG荷重の増加で定常速度で
    増加するように該Gスーツ膨張圧を制御する慣性手段を
    含む第2の抗G弁手段とから構成される請求項6に記載
    の航空機乗員生命維持装置。
  8. 【請求項8】  前記予め定められた航空機機内高度を
    越えG荷重が存在しない場合にGスーツを膨張するため
    に前記第1及び第2の抗G弁手段に呼吸調整装置制御室
    圧力を加える手段を更に含み、前記圧力は、高度に対す
    る保護要件がG荷重に対する保護要件よりも高い場合に
    、前記第2の弁手段の慣性質量体の作用を無効にするよ
    うに働く請求項7に記載の航空機乗員生命維持装置。
  9. 【請求項9】  第1及び第2の抗G弁手段が、Gスー
    ツの膨張を制御するサーボ弁装置のサーボ圧力を制御す
    る請求項7に記載の航空機乗員生命維持装置。
  10. 【請求項10】  サーボ弁装置が、サーボ圧力の作用
    下で開いて、膨張ガス入口を膨張ガス出口と連通して、
    それにより、膨張ガスを、前記出口に接続されているG
    スーツを膨張するために該出口に流すように適応されて
    いる膨張ガス流量制御弁部材と、前記サーボ圧力の作用
    下で前記出口に設けられている通気ポートを閉じるよう
    に適応されたGスーツ通気弁部材とを含み、前記通気弁
    部材が開位置にある時には、前記Gスーツを雰囲気に通
    気する請求項9に記載の航空機乗員生命維持装置。
  11. 【請求項11】  第1の抗G弁手段が、ダイヤフラム
    により担持された弁部材と、予め定められたG荷重レベ
    ルより低いレベルにおいて、前記弁部材に荷重を加えな
    いようにばねにより偏倚されている慣性質量体と、該慣
    性質量体に面する前記ダイヤフラムの側で呼吸調整装置
    制御室圧力を検知するための手段とから構成される請求
    項7に記載の航空機乗員生命維持装置。
  12. 【請求項12】  第2の抗G弁手段が、複数個のダイ
    ヤフラムによって支持されその一端に弁ヘッドを有する
    弁部材と、ダイヤフラムにより支持されて、増加する加
    速度の影響下で前記弁部材が運動する際に、前記弁ヘッ
    ドとは反対側の前記弁部材の端面に作用するように適応
    されている慣性質量体と、前記慣性質量体支持ダイヤフ
    ラムと前記弁部材支持ダイヤフラムの一端との間に画定
    された室内の呼吸調整装置制御室圧力を検知するための
    手段と、前記弁部材を開位置に向けて付勢するように作
    用するばねと、Gスーツ膨張圧を検知して、該Gスーツ
    膨張圧を帰還力として用いて、前記弁部材を、前記慣性
    質量体の慣性力並びに前記慣性質量体支持ダイヤフラム
    と前記弁部材支持ダイヤフラムの一端との間に画定され
    た室内の圧力により加わる力の合成力に対向して運動さ
    せるための手段とから構成される請求項7に記載の航空
    機乗員生命維持装置。
JP3046437A 1990-03-13 1991-03-12 航空機乗員生命維持装置のための呼吸要求量調整装置 Pending JPH04218495A (ja)

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CA2038113A1 (en) 1991-09-14
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CA2038113C (en) 2001-02-27
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