JPH0420777Y2 - - Google Patents

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JPH0420777Y2
JPH0420777Y2 JP1984166240U JP16624084U JPH0420777Y2 JP H0420777 Y2 JPH0420777 Y2 JP H0420777Y2 JP 1984166240 U JP1984166240 U JP 1984166240U JP 16624084 U JP16624084 U JP 16624084U JP H0420777 Y2 JPH0420777 Y2 JP H0420777Y2
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lid
container body
slide plate
guide groove
container
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JP1984166240U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は比較的軽量な材料で形成され、深い嵌
合を有する容器本体と蓋とから成る容器における
蝶番に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
一般に、電気機器等を取付け収納して使用する
容器において、容器内装置の点検や収納物の出し
入れをする場合に蓋を開いた時、容器本体からの
脱落を防止し、また、作業を容易にするため、通
常は蓋を容器本体に金具で引つ掛けておくとか、
また金属や樹脂等で形成された蝶番を取付けて開
閉可能にしている。しかしながら、前者の場合で
は蓋が外れて破損する恐れがあり、後者の場合に
おいても取付け製作が容易ではなくコストも高く
なるという欠点を有している。
これらの欠点を解決したものとして、例えば実
開昭56−153448号公報に記載されているものがあ
る。即ち、容器本体2および蓋3のフランジ2
a,3a上の少なくとも対向一箇所に貫通孔4を
設け、これらの貫通孔4に可撓性でかつ熱可塑性
のチユーブを挿設し、かつこのチユーブの両端末
を加熱処理によつて抜け止め部5a,5aを形成
して、前記蓋3を前記容器本体2に連結されたも
のが示されている。しかしながら、この場合蝶番
5の材質を可撓性でかつ熱可塑性チユーブとし
て、蝶番端末の抜け止め5aはハンダゴテを当て
るとか炎を近づけたりして加熱処理によつて行な
うのみであり、このような構成では連結強度が弱
いため蓋3開閉時に強い衝撃力を加えると抜け止
め部5aが破壊し蓋3が外れて落下して破損して
支持部の確実性に欠け、また、容器が円筒形の場
合蓋3を閉める時、円周方向のズレを防止する作
用力が働かず、ズレが生じて容器本体2と蓋3の
取付用ボルト孔が合い難い等の欠点があり、この
ような場合に支持部を確実にし、かつ取付用ボル
ト孔のズレを防止するようにした従来の蝶番は一
般に構造が複雑で取扱いが不便で、かつコスト高
になる欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来の欠点を解消し、蓋の
開閉時に強い衝撃力を加えても、蓋が外れて落下
したり破損することがないなど支持部の確実性が
あり、また、容器が円筒形の場合蓋を閉める時容
器本体と蓋の取付ボルト孔が合せ易く、しかも構
造が簡単で取扱いを便利にし、かつコスト安にす
ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案は、深い嵌合を有する蓋1と容器本体2
のそれぞれの外周にフランジ部1a,2aを設
け、各フランジ部の一方に、取付ボルトの軸部を
挿入するためのボルト貫通孔1cを、他方に、前
記取付ボルトと螺合するめねじ2bをそれぞれ位
置を対応させて設け、一方のフランジ部1aに直
線状のガイド溝5を形成し、他方のフランジ部2
aに前記ガイド溝5に嵌合する弾性材より成る可
撓性のスライド板3を取付け、前記スライド板3
の先端には前記ガイド溝5に対して抜け止めとな
るストツパ用突起3c,3を設けて、前記蓋1を
前記容器本体2に連結したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。第1図は蓋で容器本体を閉じた状態を示
す正面図、第2図はその平面図、第3図はその縦
断側面図、第4図は第3図のX−X′断面拡大図、
第5図は蓋を開いた状態を示す縦断側面図であ
り、図において、1は中間部に角形で鍔状のフラ
ンジ部1aをなし、下端部をスキの奥行部1bを
有した筒状例えば円筒形の嵌合部を有する蓋、2
は上端部が角形で鍔状のフランジ部2aをなし、
下部は円筒形の容器本体である。これらフランジ
部1a,2aには蓋1を容器本体2にボルト等に
より取付けるため、前者には貫通孔1c、後者に
はめねじ2bを四隅に設けている。蓋1が容器本
体2に嵌合した場合にスキの奥行部1bの外側面
と容器本体の内側面2cとが接触し、容器Pの気
密を保つようにしている。3は蓋1のフランジ部
側面1dに上部3aをボルト等にて固着し、ガイ
ド板4より成るガイド溝5に嵌合するスライド板
で、スライド板の下部3bは抜け止め用として、
例えば左右に幅広にした突起3c,3cを設け、
弾性材であるばね鋼より構成する。前記ガイド板
4は両端部に取付部4aを有し、中間部は段部4
bを設け、フランジ部側面2dにボルト等にて固
着するガイド板であり、これらにより蓋1を容器
本体2に連結している。このようにすれば、蓋1
の開閉時に強い衝撃力を加えても蓋1が外れて落
下し破損することはない。
スキの奥行部1bの長さl1(第3図参照)とス
ライド板3の長さl2(第1図参照)との関係は、
確実に蓋1の開閉ができるようにl2をl1より長め
にする必要があり、例えばl1:l2=1:2〜2.5程
度としている。また、スライド板3は蓋1を開く
とき滑りが良く大きな抵抗感をなくし、また、開
いた状態である程度の衝撃に耐え得る強度が必要
で、かつ、弾性材の永久変形を起さないようい幅
A1は厚みt1を定める。例えば蓋1の重さが1Kg、
スキの奥行部の長さl1が20mm、スライド板3の材
質をばね鋼を使用した場合では、スライド板3の
厚みt1、幅A1、長さl2のサイズは0.1×40×50
(mm)程度が適当な値であつた。第4図に示すよ
うに、スライド板3はガイド板4の折曲げ部によ
つて形成される枠内を貫挿し摺動するが、スライ
ド板3の幅A1とガイド板折曲枠部4bの幅A2
の〓間(G1+G2)は、蓋1開閉時のスライド板
3の摺動に支障ない範囲でできるだけ小さい方が
よく、一方で、突起3c,3cが充分引つかかる
必要があり、例えば0.5〜1mm程度とする。また、
ガイド板4の板幅B(第1図参照)は前記〓間
(G1+G2)と相まつて、蓋1を閉める時の左右の
ズレを防止し、容器本体2の取付用めねじ2b
(第4図参照)と蓋1の貫通孔1c(第1図参照)
が確実に合うようにするために、ある程度以上の
寸法が必要で、例えば蓋1および容器本体2のフ
ランジ部1a,2aの一辺の長さが110mmの場合
は40〜50mm程度以上が必要である。
なお、上述した実施例では、スライド板3を蓋
1に、ガイド板4を容器本体2に取付けたが、逆
の組合せで取付けても同様の効果がある。
第6図ないし第8図はスライド板3の抜け止め
構造の他の実施例を示し、上述した実施例ではス
ライド板3の抜け止め用ストツパとしては左右に
幅広にした突起3c,3cとしたが、第6図に示
すようにスライド板3の下端部を幅全体又は部分
的にL字状に折曲げて突起とするとか、第7図に
示すようにスライド板3の下端部に打出しまたは
溶着等によつて固着された突起を設けたものであ
る。これら何れの場合でもスライド板3の厚みt1
とガイド板の折曲げ高さt2との関係は、抜け止め
用ストツパが充分引つかかり、蓋1を閉める時の
前後のズレを防止し、容器本体2の取付用めねじ
2bと蓋1の貫通孔1cが確実に合うようにする
ことは上記と同様である。なお、上記においては
ガイド板4を別部品で取付方式としたが、第8図
に示すようにフランジ部2aに直接ガイド溝5を
設けても同様の効果がある。さらにまた、スライ
ド板3の材料として弾性材であるばね鋼を利用し
たが、その他、ステンレス鋼等の弾性材であれば
材料の種類を限定されることはない。
〔考案の効果〕
本願考案は、以上の構成よりなるため、次の効
果を奏する。
蓋の開閉時に強い衝撃力が加わつてもストツ
パ用突起がガイド溝からスライド板が離脱する
のを防止するため蓋が外れることはない。
ガイド溝は直線状であり、スライド板も平板
状であるため、容器本体に対して蓋が中心軸に
対して回転せず、蓋を閉める時、容器本体と蓋
の取付ボルトが合せ易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図
はその平面図、第3図はその縦断側面図、第4図
は第3図のX−X′断面拡大図、第5図は蓋を開
いた状態を示す縦断側面図、第6図ないし第8図
は本考案の他の実施例を示し、第6図および第7
図はスライド板の抜け止め用ストツパ単体の部品
図、第8図はガイド溝の要部拡大図である。 1……蓋、2……容器本体、3……スライド
板、3c……突起、4……ガイド板、5……ガイ
ド溝、P……容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 深い嵌合を有する蓋1と容器本体2のそれぞれ
    の外周にフランジ部1a,2aを設け、各フラン
    ジ部の一方に、取付ボルトの軸部を挿入するため
    のボルト貫通孔1cを、他方に、前記取付ボルト
    と螺合するめねじ2bをそれぞれ位置を対応させ
    て設け、一方のフランジ部1aに直線状のガイド
    溝5を形成し、他方のフランジ部2aに前記ガイ
    ド溝5に嵌合する弾性材より成る可撓性のスライ
    ド板3を取付け、前記スライド板3の先端には前
    記ガイド溝5に対して抜け止めとなるストツパ用
    突起3c,3cを設けて、前記蓋1を前記容器本
    体2に連結したことを特徴とする深い嵌合を有す
    る容器の蓋用蝶番。
JP1984166240U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0420777Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984166240U JPH0420777Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984166240U JPH0420777Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6180247U JPS6180247U (ja) 1986-05-28
JPH0420777Y2 true JPH0420777Y2 (ja) 1992-05-12

Family

ID=30724067

Family Applications (1)

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JP1984166240U Expired JPH0420777Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JP (1) JPH0420777Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4423434Y1 (ja) * 1966-10-25 1969-10-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4423434Y1 (ja) * 1966-10-25 1969-10-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6180247U (ja) 1986-05-28

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