JPH0420565B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0420565B2
JPH0420565B2 JP62280064A JP28006487A JPH0420565B2 JP H0420565 B2 JPH0420565 B2 JP H0420565B2 JP 62280064 A JP62280064 A JP 62280064A JP 28006487 A JP28006487 A JP 28006487A JP H0420565 B2 JPH0420565 B2 JP H0420565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedlings
planting
soil
field soil
planted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62280064A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01120227A (ja
Inventor
Hiroshi Sen
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP62280064A priority Critical patent/JPH01120227A/ja
Publication of JPH01120227A publication Critical patent/JPH01120227A/ja
Publication of JPH0420565B2 publication Critical patent/JPH0420565B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はさとうきびの単位面積当たりの収穫
量を飛躍的に高めることが出来る栽培方法に関す
るものである。
<従来の技術> 我国では沖縄県や鹿児島県の一部で主として栽
培されているさとうきびについては、その品種や
用いる肥料についての研究はそれなりになされて
いる様ではあるが、栽培法自体に関しては国が指
導している方法を基にした方法が永年そのまま採
用され、10アール当りの収穫は約6トンであり、
世界平均の7トンよりも低いのが現状である。こ
の国が指導している栽培法とは、植溝と盛土とを
交互に作り、植溝内へ苗を植付ける方法ではある
が、まず苗植付け前の耕土の深さが浅く、必然的
に盛土の高さも低くなり、かつ又1つ1つの植溝
及び盛土の幅も狭いが為にきびがある程度に成長
した際に行なう培土をすれば、その分盛土部の畑
土が少なくなり結果的にきびの根本的の畑土が少
なくなつてきびが倒伏し断根をする原因となる。
更には上述の如く盛土部の畑土量が少ない為にそ
うなるのかもしれないが、植溝内へ植付ける苗は
2節以下の物を非常にまばら、即ち粗植付けをし
ているのでそれだけ単位面積当りの収穫量は少な
く、又苗を植付けた上に敷草を置かないので地肌
が露出し水分の蒸散が激しくスプリンクラー等で
補水をする必要があり、その分栽培に手間を要し
ていた。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、栽培
作業自体も簡素化すると共に、単位面積当りの収
穫量を大とする事が出来るさとうきびの栽培方法
を提供することを目的とするものである。
<問題点を解決する為の手段> 上記本発明の目的は、次の如き手段を採用する
事により達成出来る。即ちその要旨は苗を植付け
る前に畑土を深く耕し、植溝となる凹条と、盛土
となる凸条とを交互に形成し、しかも該凹条底部
から該凸条頂部までのい高さを約1m以上とな
し、又該凹条の幅は約1m、該凸条の幅は約1.2
mとなし、上記植溝に4〜6節を有する苗を密植
し、その上に薄く畑土を被せた後に敷草を施し、
苗が発芽、発根しある程度の大きさに生育した時
に上記盛土部の畑土を培土として上記生育きびの
根本部へ移すことを特徴とするさとうきび栽培方
法である。
<実施例及び作用> 以下本発明方法を、この実施例を示し乍ら詳述
する。
この実施例は、本件発明者が居住する鹿児島県
大島郡与論町に於いて行なつたものである。
まず畑土をユンボを使用し1.5m位の深さまで
十分に耕し、第1図に示す様な断面形状を有する
様に、植溝1及び盛土2を形成した。その際の各
部の深さや幅は第1図中に示す数値(単位m)の
大きさである。
なお比較の為に従来から行なわれて来た栽培法
による場合の例を第2図に示すが、従来法ではこ
の第2図に示す数値(単位m)の様に、植溝1′
の深さは約20cm、その幅も上部開口部で約20cmで
しかも該植溝1′は深部へ至るにつれ狭窄状とな
つているものである。
第1図に示す様に形成した植溝1内へ、第3図
に示す如く、1本に4〜6個の節を持つ苗3,
3,…を相当に密に配置し、その後第4図に示す
様に薄く畑土4を被せ、更にその上に敷草5を施
した。なお従来法の場合には、第5図に示す様に
各植溝1′内には1節あるいは2節の苗3′を適当
な間隔を置いて配置し、その上に畑土4′を被せ
るのみで敷草は何ら無いのである。
第4図に示した状態で、一応の植付けは終わる
が本実施例の場合には、植付け苗の数は10アール
当約10000本であり、第2図や第5図に示した従
来法の場合のそれが約3000本であるのに比べると
相当の開きがある。
なお以上の説明に合つては、施肥の事について
は触れていないが、肥料は元肥、追肥ともに行な
い、本発明方法では単位面積当りの植付け苗の数
が従来法よりも著しく多いので、その分従来より
も多量の肥料を施す事が望ましい、がしかしこの
より多く与える肥料代を考慮したとしても総合的
な採算では従来法を大きく上まわるのである。
上述の如く苗植え、敷草が済んだら、その時の
降雨量による畑土の乾燥度合を考慮し乍ら適宜間
隔下に潅水を行ない乍ら放置すれば、苗の植付け
時期やその後の気温、降雨量等によつてもやや違
いはあるが通常10日前後で発芽し、40日も経てば
自然分訣で多数のきびが出来る。本実施例の場合
には植付け後100日経過の時点では有効分訣分を
含め1m2当り約100本のきびが育つた。この様に
有効分訣も終りある程度の大きさにまできびが育
つた時点で、きびが育つている云々は植溝部と植
溝部との間の盛土部からきびの根本部へ畑土を移
行する培土を行なう。この培土はその後も行なう
ものであり、通常は1年目に1回、2年目は行な
わず、3年目に又1回行ないそれで新たな苗植え
となすという方法を採る。
以上述べて来た本実施例の方法に従つて、昭和
62年8月15日に苗植えを行なつたきびは、現時点
では1m2当り平均100本の生育きびとして成長中
であり、何度から強風にも倒伏する事はなかつ
た。
<発明の効果> 以上詳細に述べて来た如く、本発明方法によれ
ば、深耕、密植、培土という特徴、そしてそれら
がより有効に働くが為の幅の広い植溝の形成、更
には敷草という従来法では全く採用されていなか
つた新規な手法を採入れる事でさとうきびの単位
面積当りの収穫量を飛躍的に高める事が出来る。
更に詳述すれば、まず苗を植付ける前に畑土を深
く耕す事で、該被耕土がほぐされ発根した根が生
長し易い上に空気も十分に行き渡るという農耕の
基本的条件を満足するのは勿論ではあるが、それ
以上に、植溝底と盛土頂部との高さを大きくする
事が出来、その後に行なう培土処理でも盛土部を
掘り返す事なく十分な培土が出来る為に生育きび
の根の露呈による倒伏がないという大きな効果が
ある。又本発明では従来法では全く採入れられて
いなつた敷草を施す事によつて、年間に約7250ml
は必要とされる要水量の確保、即ち地下水の地表
蒸散を防止出来、しかもこの敷草はやがては土に
還元して堆肥となる効果もある。
この様な本発明方法によれば、単純な計算上で
は、10アール当り100トン前後の収穫が期待され、
それに伴なう肥料の増加や敷草が必要であるとい
う点を差し引いても従来法と比し著しく生産効果
が高まるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の苗植付け前の畑土形状
を示す断面図、第2図は従来方式の畑土形状を示
す断面図、第3図は本発明実施例の苗の密植状態
を示す斜視図、第4図は同苗植付け後の状態を示
す一部切欠斜視図、第5図は従来方式の苗植付け
後の状態を示す一部切欠斜視図。 図中、1:植溝、2:盛土、3:苗、4:畑
土、5:敷草。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 苗を植付ける前に畑土を深く耕し、植溝とな
    る凹条と、盛土となる凸条とを交互に形成し、し
    かも該凹条底部から該凸条頂部までの高さを約1
    m以上となし、又該凹条の幅は約1m、該凸条の
    幅は約1.2mとなし、上記植溝に4〜6節を有す
    る苗を密植し、その上に薄く畑土を被せた後に敷
    草を施し、苗が発芽、発根しある程度の大きさに
    生育した時に上記盛土部の畑土を培土として上記
    生育きびの根本部へ移すことを特徴とするさとう
    きび栽培方法。
JP62280064A 1987-11-04 1987-11-04 さとうきび栽培方法 Granted JPH01120227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62280064A JPH01120227A (ja) 1987-11-04 1987-11-04 さとうきび栽培方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62280064A JPH01120227A (ja) 1987-11-04 1987-11-04 さとうきび栽培方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01120227A JPH01120227A (ja) 1989-05-12
JPH0420565B2 true JPH0420565B2 (ja) 1992-04-03

Family

ID=17619802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62280064A Granted JPH01120227A (ja) 1987-11-04 1987-11-04 さとうきび栽培方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01120227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104521689A (zh) * 2014-12-19 2015-04-22 广西壮族自治区农业科学院农业资源与环境研究所 一种甘蔗隔行灌溉方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102640658A (zh) * 2012-05-19 2012-08-22 广西壮族自治区农业科学院甘蔗研究所 甘蔗健康种茎双芽斜播繁殖方法
CN104838869A (zh) * 2015-05-27 2015-08-19 黄建军 一种甘蔗的高产栽培方法
CN104982178A (zh) * 2015-06-15 2015-10-21 钟延华 甘蔗地套种猪肚菇的方法
CN106576711A (zh) * 2016-11-02 2017-04-26 张瑞芹 一种甘蔗的种植方法
CN114009299B (zh) * 2021-12-15 2022-09-20 云南英茂糖业(集团)有限公司 一种提高甘蔗单产的山地规模化集成种植方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104521689A (zh) * 2014-12-19 2015-04-22 广西壮族自治区农业科学院农业资源与环境研究所 一种甘蔗隔行灌溉方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01120227A (ja) 1989-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5213118B2 (ja) 水稲栽培方法
CN102246676A (zh) 水稻粉垄栽培方法
CN102907237A (zh) 一种玄参子芽高产种植方法
CN107969305A (zh) 一种党参的抗旱栽培方法
CN101390485A (zh) 一种适应于水稻精量穴直播的开沟起垄播种方法
CN106358893A (zh) 一种干旱沙地红枣根域限制栽培方法
CN109496517A (zh) 一种油用牡丹的种植管理技术
CN106508586A (zh) 一种幼龄大樱桃套种甘蓝型春油菜的栽培技术
CN106258340A (zh) 一种牡丹的育苗方法
KR100583385B1 (ko) 이랑파종과 물관리에 따른 무제초제 벼건답직파재배법
JPH0420565B2 (ja)
CN110169303A (zh) 一种油茶的高产种植方法
CN107821131A (zh) 一种滨海盐碱地罗布麻种植方法
CN113197023A (zh) 一种向日葵沟膜垄植种植方法
Tuğrul Sugar beet crop production and management
CN110583391A (zh) 一种辣椒疫病的绿色生态防控栽培方法
JPH02200125A (ja) 水田の不耕起栽培法
CN109275536A (zh) 一种花生全垄沟覆膜防风蚀集微雨的栽培方法
RU2138941C1 (ru) Способ возделывания сельскохозяйственных культур
SU417103A1 (ru) Способ возделывания риса
JPS60105432A (ja) 米,麦の直播無分けつ栽培方法
Molafilabl Saffron production technology
RU2020782C1 (ru) Способ возделывания гречихи
RU2051561C1 (ru) Способ выращивания столового арбуза
RU2070370C1 (ru) Способ посева семян зерновых культур