JPH04196083A - シーズヒータ - Google Patents

シーズヒータ

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JPH04196083A
JPH04196083A JP32326690A JP32326690A JPH04196083A JP H04196083 A JPH04196083 A JP H04196083A JP 32326690 A JP32326690 A JP 32326690A JP 32326690 A JP32326690 A JP 32326690A JP H04196083 A JPH04196083 A JP H04196083A
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JP
Japan
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sheath
positive
characteristic
heat
temperature
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JP32326690A
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English (en)
Inventor
Tokuyuki Takeshima
徳幸 竹島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば高速増殖炉におけるナトリウム容器、
機器、配管の予熱等加熱に使用される正特性感熱抵抗素
子を発熱体に用いたシーズヒータに□関する。
(従来の技術) 例えば高速増殖炉では、発生熱の伝達を行う冷却材とし
て通常液体ナトリウムが使用されている。このナトリウ
ムは98℃以下では固体に変態するため、一般に200
℃以上に加熱して液体ナトリウムとして使用されている
したがって原子炉のナトリウム容器や、ポンプ等の各種
機器、配管等のナトリウムが充填、循環される部分につ
いては、予めナトリウムの充填前に200℃以上に加熱
しておく必要があり、その加熱源としては通常シーズヒ
ータが用いられている。
このシーズヒータは熱伝導性が良好な金属製のシースの
内部に発熱体を配設し、この発熱体を囲んで耐熱性絶縁
物を充填して密封し、この耐熱性絶縁物により発熱体や
ターミナルリードを保持すると共にシースと発熱体およ
びターミナルリードとの電気的絶縁を確保している。ま
た耐熱性絶縁物はその充填密度を高めて発熱体より外周
のシース外への熱伝達が良好となる構成としたものであ
る。なお従来は発熱体に電熱線を用い、シーズヒ−タの
近傍に温度検出器を配設して、これにより検出した検出
温度から温度制御装置によって発熱体への通電電流を接
断して温度を所定の範囲に維持している。
しかし近年このシーズヒータの発熱体として、正特性感
熱抵抗素子を使用した自己温度制御型のものが開発され
ている。この正特性感熱抵抗素子は1例えばチタン酸バ
リウム等の組成を持つ半導体であり、温度か低い時には
自己の抵抗が小さく、温度が所定のしきい値を越えると
急激に抵抗が増加するという特性を有している。
第2図は正特性感熱抵抗素子の抵抗温度特性曲線図で、
代表例を曲線1の20%02(空気中)で示す。正特性
感熱抵抗素子に電源から通電すると、この時の抵抗値に
応じたジュール熱が発生し、これにより正特性感熱抵抗
素子は発熱して温度が上昇する。しかし、あるしきい値
(キューリー温度、この場合は約200℃)を越えると
正特性感熱抵抗素子の抵抗が急激に増加する。このため
通電電流は減少して正特性感熱抵抗素子の温度が低下す
る。
次いで正特性感熱抵抗素子の温度が低下すると、正特性
感熱抵抗素子の抵抗は低下するので再び通電電流が増加
して正特性感熱抵抗素子の温度が上昇する。この動作が
繰り返されて当該シーズヒータの被加熱物は、常に20
0℃近傍の温度に維持される。
以」二のように正特性感熱抵抗素子を用いたシーズヒー
タは自己温度制御機能を有するため、発熱体に電熱線を
用いた場合に必要とする温度検出器や温度制御装置が不
要となり信頼性、経済性に優れている特徴がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記の正特性感熱抵抗素子の抵抗温度特性
は、第2図に示すような周囲の雰囲気により特性が変化
する特徴がある。すなわち雰囲気が空気で酸素が20%
の時は曲線1で示す」二記説明の通りであるが、曲線2
の100%02の場合には20%0□時に比べて正極性
が顕著に現れ、キューリー温度を越えると抵抗値の増加
が著しい。しかもさらに温度が上昇して約300℃以上
になると、逆に抵抗値が減少する負特性を呈する。なお
曲線3で示すように雰囲気の酸素分圧が小さく8.5%
02となると、キューリー温度付近の抵抗値増大は緩や
かとなり、自己温度制御機能として利用するには抵抗変
化が小さすぎる特性となる。また曲線4で示す1.5%
02においては、さらにその傾向が顕著となる。
したがって通常正特性感熱抵抗素子を用いたシーズヒー
タを空気中で、しかもその使用温度がキューリー温度付
近(200℃)である場合には、シース内の酸素分圧は
あまり変化せず、曲線1の(20%02)の特性が保持
できる。
しかしながら上記例の原子炉のナトリウム容器や、ポン
プ等の各種機器、配管等は一旦原子炉が運転されると、
冷却材であるナトリウムが加熱されて通常500°C程
度の高温となり各部に循環される。このため各ナトリウ
ム容器や、機器、配管等の近傍に配設されている正特性
感熱抵抗素子を用いたシーズヒータは、この高熱にさら
されてナトリウムと同程度の高温になる。
この高温状態に置かれたシーズヒータは、そのつ 内部でシースの内面やターミナルリード部が酸化が促進
され、このためシーズヒータ内の酸素分圧が低下して、
その結果正特性感熱抵抗素子の抵抗温度特性が第2図に
示す曲線1から曲線3乃至4の方向に変化して、自己温
度制御機能が低下するという問題があった。
本発明は」二部に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、ターミナルリードに正特性感熱抵抗素子へ
の通気路の機能をもたせて、高温においてもシーズヒー
タ内の酸素分圧が低下せず、正特性感熱抵抗素子の抵抗
温度特性の変化がなく、自己温度制御機能が低下しない
シーズヒータを提供することにある。
〔発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 熱伝導性材のシースと、この内に収納した正特性感熱抵
抗素子と、この正特性感熱抵抗素子に一端を接続し他端
を前記シース外に引出した通気性を有する電気導体のタ
ーミナルリードと、シース内に充填して正特性感熱抵抗
素子およびターミナルリードを保持封止した耐熱性絶縁
物を具備する。
(作用) シーズヒータが外部から加熱され、シース内部における
酸化が進行して内部の酸素が減少しても、通気路である
ターミナルリードを介してシーズヒータ外部の雰囲気か
ら空気が正特性感熱抵抗素子に供給されるので、正特性
感熱抵抗素子周囲の酸素分圧は低下せず、正特性感熱抵
抗素子の抵抗温度特性は変化しないので、自己温度制御
機能が低下しない。
(実施例) 本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は縦断面図、第1図(A)は正面図、第1図(B
)は第1図(A)のB−B線に沿った矢視断面図である
。シーズヒータlOは、直線状の発熱部11と、L字型
に屈曲した非発熱部12とに区分される。
シース13は両端を開放した金属管で、このシース13
の発熱部11の内部には複数の例えばチタン酸バリウム
等で組成された正特性感熱抵抗素子14が横方向に間隔
15をもって配設してあり、この複数の正特性感熱抵抗
素子14の上下に一対のターミナルリード16が接続し
である。このターミナルリード16は通気性を有する多
孔質金属製の電線で、例えばポリウレタンフォーム等か
らなる格子状の骨格を有する発泡樹脂の表面に導電処理
を施し、さらにその表面に銅、鉄あるいはニッケル等の
導電体のメツキを行い、その後に通電加熱等の熱処理に
より前記発泡樹脂を除去した上、平線状に加工したもの
である。このターミナルリード16の一端は、各正特性
感熱抵抗素子14の上、下面に導電性接着剤17にて固
着してあり、他端はシース13の非発熱部12を貫通し
てシース13の外部に引出されている。
また発熱部11の内部においては、シース13内周とタ
ーミナルリード16および正特性感熱抵抗素子14の位
置決めをするスペーサ18がシース13の内周の間で長
手方向に複数個配置しである。このスペーサ18は例え
ば無機絶縁物の焼結体からなる耐熱性絶縁物である。
さらにシース13の発熱部11の内部には、例えばアル
ミナ、シリカを主成分とする耐熱絶縁性無機質の絶縁物
19が充填しである。この絶縁物19は当初ペースト状
とし、シース13内に充填した後に加熱硬化させてシー
ス13の発熱部ll内でターミナルリード16および正
特性感熱抵抗素子14は一体固定化する。
また非発熱部12においては、シース13内はターミナ
ルリード16と共に例えばマグネシア等の耐熱絶縁性無
機質の絶縁物粉末20を充填した上、減径加工を施して
充填密度を増した後に、屈曲加工を行う。
なおシース13の両端開放部は耐熱性のシール材21、
22で封着するが、非発熱部12側のシール材22には
耐熱性のみでなく電気的絶縁性も具備させる等、ターミ
ナルリード16相互間およびシース13間に電気的絶縁
性も具備させる。
またシース13の非発熱部12より引出したターミナル
リード16は、その先端を端子台23に接続して図示し
ない電線に接続する。なおターミナルリード16と端子
台23の間あるいはターミナルリード16のシース13
に近い引出部分24は絶縁被覆等を行わず、シーズヒー
タ10の雰囲気の空気(酸素)が通気路であるターミナ
ルリード16を介してシース13内の正特性感熱抵抗素
子14への流通を妨げない構成としている。
上記構成による作用について説明する。図示しない電源
よりシーズヒータ10の端子台23に所定の電圧を加え
ると、ターミナルリード16を介してシース13内の正
特性感熱抵抗素子14に通電される。
この際正特性感熱抵抗素子14はジュール熱により発熱
してシーズヒータ10の温度が上昇する。この温度は漸
次上昇するが第2図の曲線1で示すように、約2000
℃のキューリー温度を越えると発熱体である正特性感熱
抵抗素子14の抵抗が急激に増加して、このため通電電
流が減少するのでジュール熱の発生も減少してシーズヒ
ータ10の温度は低下する。
次に正特性感熱抵抗素子14の温度が低下すると、正特
性感熱抵抗素子14の抵抗も低下するので再び通電電流
が増加して正特性感熱抵抗素子14、すなわちヒーズヒ
ータ10の温度は再び上昇する。この動作が繰り返され
てシーズヒータ10は、温度検出器や温度制御装置等な
んら付帯装置を必要とせず、自己温度制御機能により常
に200°C近傍の温度を維持する。
このシーズヒータ10を例えば原子炉の冷却材であるナ
トリウムの配管の近傍に配置してすI〜ツリウム管の加
熱に使用したとすると、原子炉運転前においてすI−リ
ウムが循環していないナトリウム配管は、シーズヒータ
10により約200°Cに保温されている。したがって
原子炉の運転開始に際して生じる冷却材である高温のす
1−リウムの循環に対しても、この流れを妨げることな
く常に始動に対応できる。
原子炉が運転状態になって、ナトリウム配管を流れるす
l〜ツリウム温度が約500℃の高温に達するとシーズ
ヒータ10でナトリウム配管を加熱する必要はなくなる
が、逆に高温となったナトリウム配管の近傍に配置され
ているシーズヒータ10はナトリウム配管により加熱さ
れるのでシーズヒータ10も高温になる。
これにしたがってシース13の内面やターミナルリード
16部では酸化が促進されてシーズヒータ内の酸素が消
費される。しかしながらシーズヒータ10内の正特性感
熱抵抗素子14は、これに固着している例えば多孔質金
属製の電線で構成されたターミナルリード16の通気路
を介してシーズヒータ10外部の雰囲気と通じているの
で、酸化により消費された酸素はシーズヒータ10外か
らの空気によって十分に供給されるので、シーズヒータ
10内の酸素分圧が低下することがない。
したがってシーズヒータ10の正特性熱抵抗素子14は
、原子炉の休止、運転等による周囲の温度が変化しても
抵抗温度特性に変化が生じないので、常に第2図の曲線
1で示すような適正な自己温度制御機能を維持すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、従来と同様に簡易な構成で特別な
制御機器および制御装置を必要とせず、しかもシース内
に収納された発熱体の正特性熱抵抗素子に雰囲気から酸
素が適宜供給されるので、正特性感熱抵抗素子の適正な
自己温度制御機能を維持するので、温度制御精度とその
信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図で、第1図(A)
は正面図、第1図(B)は第1−図(A)のB−B線に
沿った矢視断面図、第2図は正特性感熱抵抗素子の抵抗
温度特性曲線図である。 10・・・シーズヒータ、   11・・・発熱部、1
2・・・非発熱部、     13・・・シース、14
・・正特性感熱抵抗素子、 16・・・ターミナルリード、 19・・・無機絶縁物
、20・絶縁物粉体、    21.22・・・シール
材、23・・・端子台。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 (A) 第1図 100    2θθ    300    400−
一÷逼崖〔0c〕 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱伝導性材のシース内に発熱体である正特性感熱抵抗素
    子とこの正特性感熱抵抗素子に導体であるターミナルリ
    ードの一端を電気的に接続して配設すると共にターミナ
    ルリードの他端を前記シース外に引出してシース内を耐
    熱性絶縁物で充填封止するシーズヒータにおいて、前記
    ターミナルリードを通気可能な構成としてシース内の正
    特性感熱抵抗素子に対する通気路としたことを特徴とす
    るシーズヒータ。
JP32326690A 1990-11-28 1990-11-28 シーズヒータ Pending JPH04196083A (ja)

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JP (1) JPH04196083A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014011091A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ngk Spark Plug Co Ltd シースヒータ及びグロープラグ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014011091A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ngk Spark Plug Co Ltd シースヒータ及びグロープラグ

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