JPH04194640A - 室内透水試験装置 - Google Patents
室内透水試験装置Info
- Publication number
- JPH04194640A JPH04194640A JP32350590A JP32350590A JPH04194640A JP H04194640 A JPH04194640 A JP H04194640A JP 32350590 A JP32350590 A JP 32350590A JP 32350590 A JP32350590 A JP 32350590A JP H04194640 A JPH04194640 A JP H04194640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- pressure side
- piping system
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000011041 water permeability test Methods 0.000 title description 4
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims abstract description 39
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 22
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 10
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 6
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 4
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 43
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 abstract description 20
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 36
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 11
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000009375 geological disposal Methods 0.000 description 2
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 2
- 239000002927 high level radioactive waste Substances 0.000 description 2
- 239000003758 nuclear fuel Substances 0.000 description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- 241000473391 Archosargus rhomboidalis Species 0.000 description 1
- 241000923606 Schistes Species 0.000 description 1
- 239000012237 artificial material Substances 0.000 description 1
- 238000013142 basic testing Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 229920001973 fluoroelastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000010438 granite Substances 0.000 description 1
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は難透水性岩石等を対象とする室内透水試験装置
に関するものである。更に詳しく述べると、高圧側と低
圧側を同容積に設定することで短時間でトランジェント
パルス法による測定を実施でき且つ配管系を工夫するこ
とで定水位法による測定も実施可能とした透水試験装置
に関するものである。
に関するものである。更に詳しく述べると、高圧側と低
圧側を同容積に設定することで短時間でトランジェント
パルス法による測定を実施でき且つ配管系を工夫するこ
とで定水位法による測定も実施可能とした透水試験装置
に関するものである。
この装置は、地下空間利用(高レベル放射性廃棄物地層
処分施設、地下石油備蓄施設、無重量実験施設等)や高
温岩体発電など岩盤の水理特性評価に係わる室内透水試
験において有用な技術である。
処分施設、地下石油備蓄施設、無重量実験施設等)や高
温岩体発電など岩盤の水理特性評価に係わる室内透水試
験において有用な技術である。
[従来の技術]
従来型の試験装置では、定水位法に代表されるように水
量変化を計測し、透水係数を求める方法が広く用いられ
ている。この定水位法は、供試体(試験サンプル)の両
端を一定の圧力水頭差に保ち、供試体内の飽和間隙水に
動水勾配を与えて流れが定常状態(単位時間当たりの排
出水量が安定している状態)になった後、単位時間当た
りの排出水量を計測して透水係数を求める方法である。
量変化を計測し、透水係数を求める方法が広く用いられ
ている。この定水位法は、供試体(試験サンプル)の両
端を一定の圧力水頭差に保ち、供試体内の飽和間隙水に
動水勾配を与えて流れが定常状態(単位時間当たりの排
出水量が安定している状態)になった後、単位時間当た
りの排出水量を計測して透水係数を求める方法である。
しかし定水位法を難透水性岩石に適用した場合、供試体
の一端から排出する水量は極めて少なくなり試験時間が
長くかかる。また排出水量が少ないために、配管接続部
からの漏洩や室温変化に伴う水の体積変化の測定系への
影響が顕著となり、測定精度が大幅に低下する。
の一端から排出する水量は極めて少なくなり試験時間が
長くかかる。また排出水量が少ないために、配管接続部
からの漏洩や室温変化に伴う水の体積変化の測定系への
影響が顕著となり、測定精度が大幅に低下する。
そこで難透水性岩石の透水試験方法としてトランジェン
トパルス法が提案された。これによる評価方法は一次元
の非定常浸透流の微分方程式から導かれるが、大別する
と近似解による評価方法と厳密解による評価方法とがあ
る。試験は、第2図に示すように、供試体10の両端に
体積V、、V、が既知の貯留槽12.14を用いて行う
。初期状態で各貯留槽内の圧力P1゜P2及び供試体内
の間隙水圧を等しく設定しくP、N、?)、試験開始時
(t=0)において圧力パルスΔPを貯留槽12に与え
ると、時間の経過と共に供試体10内の動水勾配が変化
し、圧力伝播が生じる。近似解に基づく評価方法では、
第3図に示すように、P、−P、(但しP。
トパルス法が提案された。これによる評価方法は一次元
の非定常浸透流の微分方程式から導かれるが、大別する
と近似解による評価方法と厳密解による評価方法とがあ
る。試験は、第2図に示すように、供試体10の両端に
体積V、、V、が既知の貯留槽12.14を用いて行う
。初期状態で各貯留槽内の圧力P1゜P2及び供試体内
の間隙水圧を等しく設定しくP、N、?)、試験開始時
(t=0)において圧力パルスΔPを貯留槽12に与え
ると、時間の経過と共に供試体10内の動水勾配が変化
し、圧力伝播が生じる。近似解に基づく評価方法では、
第3図に示すように、P、−P、(但しP。
は収束圧)は時間の経過に伴い指数関数的に減少し、時
mtとPI P、の対数との傾きαから透水係数を求め
ることができる。
mtとPI P、の対数との傾きαから透水係数を求め
ることができる。
[発明が解決しようとする課題]
例えば高レベル放射性廃棄物の地層処分施設の設計に際
しては、非常に長期間にわたる岩盤中の地下水の流れを
正確に予測することが必要となる。このような長期間の
地下水流動を考える場合には、従来、不透水層あるいは
半透水層のように取り扱われてきた難透水性岩盤も試験
対象となり、その透水性を評価しなければならない。し
かしながら、前述したように、既存の定水位法による試
験装置では難透水性岩石の測定は極めて困難であり、そ
の測定精度は信頼性に乏しい。
しては、非常に長期間にわたる岩盤中の地下水の流れを
正確に予測することが必要となる。このような長期間の
地下水流動を考える場合には、従来、不透水層あるいは
半透水層のように取り扱われてきた難透水性岩盤も試験
対象となり、その透水性を評価しなければならない。し
かしながら、前述したように、既存の定水位法による試
験装置では難透水性岩石の測定は極めて困難であり、そ
の測定精度は信頼性に乏しい。
他方、上記トランジェントパルス法の近似解に基づ(評
価方法は厳密解に基づく評価方法にくらべ比較的大きな
容積の貯留槽を必要とし、最終的な収束圧P1を確認す
る必要があるため測定に時間がかかる欠点がある。また
厳密解による評価方法では、本質的に室温変化に伴う間
隙圧力の変動を補正することが困難であり、透水係数評
価の際にカーブフィッティング等に多大な時間を要し非
効率的であるなどの欠点がある。
価方法は厳密解に基づく評価方法にくらべ比較的大きな
容積の貯留槽を必要とし、最終的な収束圧P1を確認す
る必要があるため測定に時間がかかる欠点がある。また
厳密解による評価方法では、本質的に室温変化に伴う間
隙圧力の変動を補正することが困難であり、透水係数評
価の際にカーブフィッティング等に多大な時間を要し非
効率的であるなどの欠点がある。
いずれにしても難透水性岩石を対象とした試験方法につ
いては未だ詳細な検討がなされておらず、標準的な試験
装置についても提案されていない。
いては未だ詳細な検討がなされておらず、標準的な試験
装置についても提案されていない。
本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点を解決
し、トランジェントパルス法と定水位法の両方法を実施
可能であり、難透水性岩石でも短時間でより高精度で測
定できる室内透水試験装置を提供することにある。
し、トランジェントパルス法と定水位法の両方法を実施
可能であり、難透水性岩石でも短時間でより高精度で測
定できる室内透水試験装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、内部に供試体を収容し拘束圧力と間隙圧力を
与える圧力容器と、高圧側及び低圧側の貯留槽を具備し
、それらを弁や圧力センサを備えた配管系で結合した室
内透水試験装置である。
与える圧力容器と、高圧側及び低圧側の貯留槽を具備し
、それらを弁や圧力センサを備えた配管系で結合した室
内透水試験装置である。
配管系は、高圧側及び低圧側の貯留槽からそれぞれ第1
及び第2の弁を介して圧力容器の供試体の相対向する端
部に連絡する高圧側及び低圧側の間隙圧力配管系と、間
隙圧力配管系の第1の弁と圧力容器の間と第2の弁と圧
力容器の間の連絡路であって高圧側圧力センサと第3の
弁と低圧側圧力センサとが直列になり且つ第3の弁と並
列に差圧センサを設けた圧力センサ系配管と、高圧側又
は低圧側の間隙圧力配管系の圧力容器側に組み込まれる
第4の弁と、高圧側及び低圧側の貯留槽にそれぞれ接続
される第5及び第6の弁を有する配管系と、高圧側貯留
槽と第5の弁の間と低圧側貯留槽と第6の弁の間を連絡
する連絡配管系とからなる。そして高圧側貯留槽及びそ
れに付属する高圧側配管系の容積と、低圧側貯留槽及び
それに付属する低圧側配管系の容積とが等しくなるよう
に設定しである。
及び第2の弁を介して圧力容器の供試体の相対向する端
部に連絡する高圧側及び低圧側の間隙圧力配管系と、間
隙圧力配管系の第1の弁と圧力容器の間と第2の弁と圧
力容器の間の連絡路であって高圧側圧力センサと第3の
弁と低圧側圧力センサとが直列になり且つ第3の弁と並
列に差圧センサを設けた圧力センサ系配管と、高圧側又
は低圧側の間隙圧力配管系の圧力容器側に組み込まれる
第4の弁と、高圧側及び低圧側の貯留槽にそれぞれ接続
される第5及び第6の弁を有する配管系と、高圧側貯留
槽と第5の弁の間と低圧側貯留槽と第6の弁の間を連絡
する連絡配管系とからなる。そして高圧側貯留槽及びそ
れに付属する高圧側配管系の容積と、低圧側貯留槽及び
それに付属する低圧側配管系の容積とが等しくなるよう
に設定しである。
ここで両貯留槽の外側をパイプで取り囲み一定温度の液
体を自動循環させると共に、両貯留槽とその周辺配管及
び圧力センサを保護容器に納め、その保護容器内に断熱
材を充填して両貯留槽を同温で制御することが好ましい
。
体を自動循環させると共に、両貯留槽とその周辺配管及
び圧力センサを保護容器に納め、その保護容器内に断熱
材を充填して両貯留槽を同温で制御することが好ましい
。
[作用]
答弁の開閉の制御とそれに伴う配管経路の選択、圧力供
給状態の制御などにより、トランジェントパルス法又は
定水位法を択一的に実施する。同容積の高圧側貯留槽と
低圧側貯留槽(いずれも配管系も含めて)は、トランジ
ェントパルス法を実施する場合に最終的な収束圧を予測
可能とし、試験時間の短縮に寄与する。
給状態の制御などにより、トランジェントパルス法又は
定水位法を択一的に実施する。同容積の高圧側貯留槽と
低圧側貯留槽(いずれも配管系も含めて)は、トランジ
ェントパルス法を実施する場合に最終的な収束圧を予測
可能とし、試験時間の短縮に寄与する。
また両貯留槽の一定温度制御は、温度変動に伴う測定精
度の低下を最小限に抑える作用を果たす。
度の低下を最小限に抑える作用を果たす。
[実施例]
第1図は本発明に係る室内透水試験装置の一実施例を示
している。この装置は全体を試験室内に設置するもので
あって、圧力容器20と、高圧側貯留槽22と、低圧側
貯留槽24を具備し、それらが弁や圧力センサを備えた
各種配管系で結合されている。
している。この装置は全体を試験室内に設置するもので
あって、圧力容器20と、高圧側貯留槽22と、低圧側
貯留槽24を具備し、それらが弁や圧力センサを備えた
各種配管系で結合されている。
圧力容器20の内部には供試体26を収容する。柱状の
供試体26の上下を加圧盤27a。
供試体26の上下を加圧盤27a。
27bで挾み、IR囲をゴム製(フッ素ゴムまたはタロ
ロブレンゴム)のメンブレム28で取り囲み、締付はバ
ンド29で固定する。これらと圧力容器20の内壁との
間の空間に拘束圧力配管系30が連絡し、供試体26に
メンブレム28を密着させるようになっている。
ロブレンゴム)のメンブレム28で取り囲み、締付はバ
ンド29で固定する。これらと圧力容器20の内壁との
間の空間に拘束圧力配管系30が連絡し、供試体26に
メンブレム28を密着させるようになっている。
高圧側貯留槽22と圧力容器2o内の下部との間に第1
の弁31を有する高圧側間隙圧力配管系40を接続する
。この高圧側間隙圧力系は下部加圧盤27bを貫通して
供試体26の下端面に達している。低圧側貯留槽24と
圧力容器20との間には第2の弁32を有する低圧側間
隙圧力配管系42を接続する。低圧側間隙圧力系は圧力
容器内空間及び上部加圧盤27aを通って供試体26の
上端面に達している。高圧側間隙圧力配管系40の第1
の弁31と圧力容器20との間と、低圧側間隙圧力配管
系42の第2の弁32と圧力容器20との間に連絡路を
設ける。この連絡路は高圧側圧力センサ44と第3の弁
33(差圧センサ48の安全弁)と低圧側圧力センサ4
6とが直列になり且つ第3の弁と並列に差圧センサ48
を設けた圧力センサ系配管50である。また高圧側間隙
圧力配管系40の圧力容器20側に第4の弁34を組み
込んである。更に高圧側貯留槽22には第5の弁35を
有する配管52を接続し、低圧側貯留槽24に第6の弁
36を有する配管54を接続する。そして高圧側貯留槽
22と第5の弁35との間と、低圧側貯留槽24と第6
の弁36の間を、第7の弁37を備えた連絡配管56で
連絡する。
の弁31を有する高圧側間隙圧力配管系40を接続する
。この高圧側間隙圧力系は下部加圧盤27bを貫通して
供試体26の下端面に達している。低圧側貯留槽24と
圧力容器20との間には第2の弁32を有する低圧側間
隙圧力配管系42を接続する。低圧側間隙圧力系は圧力
容器内空間及び上部加圧盤27aを通って供試体26の
上端面に達している。高圧側間隙圧力配管系40の第1
の弁31と圧力容器20との間と、低圧側間隙圧力配管
系42の第2の弁32と圧力容器20との間に連絡路を
設ける。この連絡路は高圧側圧力センサ44と第3の弁
33(差圧センサ48の安全弁)と低圧側圧力センサ4
6とが直列になり且つ第3の弁と並列に差圧センサ48
を設けた圧力センサ系配管50である。また高圧側間隙
圧力配管系40の圧力容器20側に第4の弁34を組み
込んである。更に高圧側貯留槽22には第5の弁35を
有する配管52を接続し、低圧側貯留槽24に第6の弁
36を有する配管54を接続する。そして高圧側貯留槽
22と第5の弁35との間と、低圧側貯留槽24と第6
の弁36の間を、第7の弁37を備えた連絡配管56で
連絡する。
そして本発明では、高圧側貯留槽22及びそれに付属す
る高圧側配管系の容積と、低圧側貯留槽24及びそれに
付属する低圧側配管系の容積とが等しくなるように設定
する。
る高圧側配管系の容積と、低圧側貯留槽24及びそれに
付属する低圧側配管系の容積とが等しくなるように設定
する。
この装置全体を試験室に設置する。試験室は密閉構造と
し、外部環境から隔離する。そして空調機を連続運転し
て試験室に隣接した温度制御室から間接的に試験室温度
をflhlJする。両貯留槽22.24の外壁を鯛バイ
ブロoで取り囲み、その中を試験室温と同温の水を自動
循環させると共に、両貯留槽22.24とその周辺配管
及び圧力センサ等を保護容器(図示せず)に納め、その
保護容器内に断熱材を充填する。その他の配管部分も管
長を極力短くし断熱処理を施す。これによって温度変化
に伴う試験水の体積変化、圧力変化を最小限にとどめる
ようしている。高圧側貯留槽22と低圧側貯留槽24に
はそれぞれ温度センサ62a、62bを設け、貯留槽内
の流体温度を連続記録できる構造になっている。
し、外部環境から隔離する。そして空調機を連続運転し
て試験室に隣接した温度制御室から間接的に試験室温度
をflhlJする。両貯留槽22.24の外壁を鯛バイ
ブロoで取り囲み、その中を試験室温と同温の水を自動
循環させると共に、両貯留槽22.24とその周辺配管
及び圧力センサ等を保護容器(図示せず)に納め、その
保護容器内に断熱材を充填する。その他の配管部分も管
長を極力短くし断熱処理を施す。これによって温度変化
に伴う試験水の体積変化、圧力変化を最小限にとどめる
ようしている。高圧側貯留槽22と低圧側貯留槽24に
はそれぞれ温度センサ62a、62bを設け、貯留槽内
の流体温度を連続記録できる構造になっている。
トランジェントパルス法及び定水位法による基本的な試
験方法は前述した通りである。本装置では次のような手
順で行う。
験方法は前述した通りである。本装置では次のような手
順で行う。
トランジェントパルス法による試験では、拘束圧力を加
えて供試体26を安定した後、第6の弁36を閉とし、
それ以外の全ての弁を開とする。次に第5の弁35を通
して間隙圧力を供給し、所定圧力に達したならば該第5
の弁35を閉じる。そして閉鎖区間内の圧力の安定を待
って第3の弁33、第4の弁34、及び第7の弁37を
閉とし、第5の弁35を開として圧力パルスを高圧側貯
留槽22に加え、第5の弁35を閉とする。高圧側貯留
槽22の圧力が安定した後、第4の弁34を開として試
験を開始する。この間の差圧ΔPを差圧センサ48で測
定する。
えて供試体26を安定した後、第6の弁36を閉とし、
それ以外の全ての弁を開とする。次に第5の弁35を通
して間隙圧力を供給し、所定圧力に達したならば該第5
の弁35を閉じる。そして閉鎖区間内の圧力の安定を待
って第3の弁33、第4の弁34、及び第7の弁37を
閉とし、第5の弁35を開として圧力パルスを高圧側貯
留槽22に加え、第5の弁35を閉とする。高圧側貯留
槽22の圧力が安定した後、第4の弁34を開として試
験を開始する。この間の差圧ΔPを差圧センサ48で測
定する。
本発明では高圧側貯留槽と低圧側貯留槽とは配管なども
含めて容積を等しく設計しであるため、最終的な収束圧
P、(第3図参照)を予測することができ、試験を短時
間で実施できる。
含めて容積を等しく設計しであるため、最終的な収束圧
P、(第3図参照)を予測することができ、試験を短時
間で実施できる。
また温度変化に伴う試験水の体積変化や圧力変動が生じ
ても、それらの影響が相殺される。近似解による評価方
法では供試体26内部に貯留する水量を無視しているた
めに、供試体26の間隙内の貯留量が増えるに伴い誤差
が大きくなる。この誤差を最小限にとどめ、且つ10−
’cm/secのオーダーまで測定可能とするために各
貯留槽の容積を約1183ccにしである。
ても、それらの影響が相殺される。近似解による評価方
法では供試体26内部に貯留する水量を無視しているた
めに、供試体26の間隙内の貯留量が増えるに伴い誤差
が大きくなる。この誤差を最小限にとどめ、且つ10−
’cm/secのオーダーまで測定可能とするために各
貯留槽の容積を約1183ccにしである。
定水位法による試験では、上記と同様、拘束圧力を加え
て供試体26を安定した後、第1の弁31、第2の弁3
2、第4の弁34、第5の弁35、第6の弁36をそれ
ぞれ開とし、第3の弁33と第7の弁37を閉とする。
て供試体26を安定した後、第1の弁31、第2の弁3
2、第4の弁34、第5の弁35、第6の弁36をそれ
ぞれ開とし、第3の弁33と第7の弁37を閉とする。
次に第5の弁35を通して圧力水頭を供給し、第1の弁
31及び第4の弁34を通過して供試体26の下端面に
圧力を与える。供試体26の上端面から排出される水は
第2の弁32、低圧側貯留槽24、第6の弁36を経由
して水量計測装置(図示せず)で測定する。この試験の
際、気泡の影響を最小限にととめるため、計測系から空
気による背圧も加えられるようになっている。
31及び第4の弁34を通過して供試体26の下端面に
圧力を与える。供試体26の上端面から排出される水は
第2の弁32、低圧側貯留槽24、第6の弁36を経由
して水量計測装置(図示せず)で測定する。この試験の
際、気泡の影響を最小限にととめるため、計測系から空
気による背圧も加えられるようになっている。
このように本装置はトランジェントパルス法と定水位法
が可能であり、両方法を連続して実施できる。この装置
はトランジェントパルス法では10−7cm/see
〜10−”cm/see程度、定水位法では10−’c
m/sec 〜10−”c+n/see程度の測定範囲
を育する。
が可能であり、両方法を連続して実施できる。この装置
はトランジェントパルス法では10−7cm/see
〜10−”cm/see程度、定水位法では10−’c
m/sec 〜10−”c+n/see程度の測定範囲
を育する。
なお、供試体26とメンブレン28との間の側面流を防
止するために、側面からの漏水を確認する実験に基づき
拘束圧力と圧力水頭との間に7 kgf/cm’以上の
差圧を与えるようになっている。
止するために、側面からの漏水を確認する実験に基づき
拘束圧力と圧力水頭との間に7 kgf/cm’以上の
差圧を与えるようになっている。
本試験装置では従来極めて測定困難とされてきた難透水
性岩石を短時間で且つ高精度で測定することか可能とな
った。試験結果を第1表〜第4表に示す。
性岩石を短時間で且つ高精度で測定することか可能とな
った。試験結果を第1表〜第4表に示す。
第1表は福島県産の三城目安山岩を用い、定水位法によ
り3個の供試体を3回ずつ測定したものである。この結
果より、それぞれのデータはほぼ等しく、10−”cm
/secオーダーにおける定水位法の再現性が高いこと
が分かる。
り3個の供試体を3回ずつ測定したものである。この結
果より、それぞれのデータはほぼ等しく、10−”cm
/secオーダーにおける定水位法の再現性が高いこと
が分かる。
第1表
第2表
第2表に示す試験結果は、上記第1表と同様に三城目安
山岩を用い、トランジェントパルス法で4回(*印を付
したに一1a−に−1d) 、定水位法で1回(K−1
e) 、同じ供試体を繰り返し試験したものである。こ
の結果より、両方法のデータはほぼ等しくトランジェン
トパルス法での再現性が高いことが分かる。またここで
の試験時間を比較すると、定水位法では約3時間である
のに対してトランジェントパルス法では数分で済み、ト
ランジェントパルス法を用いた場合は大幅な試験時間の
短縮か可能である。
山岩を用い、トランジェントパルス法で4回(*印を付
したに一1a−に−1d) 、定水位法で1回(K−1
e) 、同じ供試体を繰り返し試験したものである。こ
の結果より、両方法のデータはほぼ等しくトランジェン
トパルス法での再現性が高いことが分かる。またここで
の試験時間を比較すると、定水位法では約3時間である
のに対してトランジェントパルス法では数分で済み、ト
ランジェントパルス法を用いた場合は大幅な試験時間の
短縮か可能である。
第3表
第3表は、岐阜県産の土岐花崗岩を用い、トランジェン
トパルス法により繰り返し2回試験を行った結果である
。2回の試験データはほぼ等しく、10−”cm/se
eオーダーにおいても再現性か高いことが分かる。
トパルス法により繰り返し2回試験を行った結果である
。2回の試験データはほぼ等しく、10−”cm/se
eオーダーにおいても再現性か高いことが分かる。
第4表
第4表は、西南日本外帯結晶片岩を用い、トランジェン
トパルス法により繰り返し2回試験を行った結果である
。2回の試験データはほぼ等しく、I O−”cm/s
ecオーダーにおいても再現性が高いことが分かる。
トパルス法により繰り返し2回試験を行った結果である
。2回の試験データはほぼ等しく、I O−”cm/s
ecオーダーにおいても再現性が高いことが分かる。
なお本発明の装置はトランジェントパルス法において厳
密解に基づく評価にも使用できる。
密解に基づく評価にも使用できる。
また圧力媒体として水に限らず他の液体や気体でも測定
可能であり、そのため例えばモルタルや合成樹脂なとの
人工材料の透過性や透気性の評価にも利用可能である。
可能であり、そのため例えばモルタルや合成樹脂なとの
人工材料の透過性や透気性の評価にも利用可能である。
[発明の効果]
本発明は上記のように構成した貯留槽システム(配管経
路、弁、圧力センサ、差圧センサ等の配置)であるため
、トランジェントパルス法のみならず定水位法も可能で
あり、両方法を連続的に実施できる。また本発明では高
圧側貯留槽と低圧側貯留槽の容積を配管も含めて等しく
設定しであるため、圧力の収束点P、を予測でき、それ
によって大幅な試験時間の短縮が可能であるし、室温変
化に伴う流体の体積変化や圧力変動が生じても、その影
響を相殺でき測定精度が向上する。
路、弁、圧力センサ、差圧センサ等の配置)であるため
、トランジェントパルス法のみならず定水位法も可能で
あり、両方法を連続的に実施できる。また本発明では高
圧側貯留槽と低圧側貯留槽の容積を配管も含めて等しく
設定しであるため、圧力の収束点P、を予測でき、それ
によって大幅な試験時間の短縮が可能であるし、室温変
化に伴う流体の体積変化や圧力変動が生じても、その影
響を相殺でき測定精度が向上する。
特に両貯留槽の外側をパイプで取り囲み一定温度の液体
を自動循環させると共に、両貯留槽とその周辺配管及び
圧力センサを保護容器に納め、その保護容器内に断熱材
を充填して両貯留槽を同温で制御するように構成すると
、測定精度は更に向上する。
を自動循環させると共に、両貯留槽とその周辺配管及び
圧力センサを保護容器に納め、その保護容器内に断熱材
を充填して両貯留槽を同温で制御するように構成すると
、測定精度は更に向上する。
第1図は本発明に係る室内透水試験装置の一実施例を示
す説明図、第2図はトランジェントパルス法の説明図、
第3図は近似解に基づく評価方法の説明図である。 20・・・圧力容器、22・・・高圧側貯留槽、24・
・・低圧側貯留槽、26・・・供試体。 特許出願人 動力炉・核燃料開発事業団化 理 人
茂 見 積第1図 第2図 時間 13図
す説明図、第2図はトランジェントパルス法の説明図、
第3図は近似解に基づく評価方法の説明図である。 20・・・圧力容器、22・・・高圧側貯留槽、24・
・・低圧側貯留槽、26・・・供試体。 特許出願人 動力炉・核燃料開発事業団化 理 人
茂 見 積第1図 第2図 時間 13図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、内部に供試体を収容し拘束圧力および間隙圧力を与
える圧力容器と、高圧側及び低圧側の貯留槽を具備し、
高圧側及び低圧側の貯留槽からそれぞれ第1及び第2の
弁を介して圧力容器の供試体の相対向する端部に連絡す
る高圧側及び低圧側の間隙圧力配管系と、間隙圧力配管
系の第1の弁と圧力容器の間と第2の弁と圧力容器の間
の連絡路であって高圧側圧力センサと第3の弁と低圧側
圧力センサとが直列になり且つ第3の弁と並列に差圧セ
ンサを設けた圧力センサ系配管と、高圧側又は低圧側の
間隙圧力配管系の圧力容器側に組み込まれる第4の弁と
、高圧側及び低圧側の貯留槽にそれぞれ接続される第5
及び第6の弁を有する配管系と、高圧側貯留槽と第5の
弁の間と低圧側貯留槽と第6の弁の間を連絡する連絡配
管系とを備え、高圧側貯留槽及びそれに付属する高圧側
配管系と低圧側貯留槽及びそれに付属する低圧側配管系
を同容積に設定したことを特徴とする室内透水試験装置
。 2、両貯留槽の外側をパイプで取り囲みその中を一定温
度の液体を自動循環させると共に、両貯留槽とその周辺
配管及び圧力センサを保護容器に納め、その保護容器内
に断熱材を充填して両貯留槽を同温で制御する請求項1
記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2323505A JP2544998B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 室内透水試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2323505A JP2544998B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 室内透水試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04194640A true JPH04194640A (ja) | 1992-07-14 |
JP2544998B2 JP2544998B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=18155442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2323505A Expired - Fee Related JP2544998B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 室内透水試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544998B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100478854B1 (ko) * | 2002-04-25 | 2005-03-24 | 한국항공우주산업 주식회사 | 튜브 압력테스트 장치 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP2323505A patent/JP2544998B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100478854B1 (ko) * | 2002-04-25 | 2005-03-24 | 한국항공우주산업 주식회사 | 튜브 압력테스트 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2544998B2 (ja) | 1996-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4253327A (en) | Method and apparatus for measuring rock permeability at elevated pressures and temperature | |
JP3041417B2 (ja) | 岩石試験体の透水試験装置 | |
US7805982B2 (en) | Portable core flood apparatus for conducting on-site permeability measurements | |
Campbell | Pore pressures and volume changes in unsaturated soils | |
JP3381991B2 (ja) | 透水性測定装置並びにこれを使用する透水性測定方法 | |
CN103969165A (zh) | 瞬态稳态同时测试致密岩石渗透率的装置及方法 | |
Zhang et al. | Evaluation and application of the transient-pulse technique for determining the hydraulic properties of low-permeability rocks—Part 2: experimental application | |
CN203929584U (zh) | 一种瞬态稳态同时测试致密岩石渗透率的装置 | |
JPH07198582A (ja) | 透水試験装置及び水みち探査方法 | |
Feng | An optimized transient technique and flow modeling for laboratory permeability measurements of unconventional gas reservoirs with tight structure | |
Tanai et al. | Experimental study of gas permeabilities and breakthrough pressures in clays | |
CN108226009A (zh) | 一种膨润土防水毯用试样筒及含有该试样筒的渗透系数测量装置 | |
JPH04194640A (ja) | 室内透水試験装置 | |
Evans et al. | Triaxial equipment for permeability testing with hazardous and toxic permeants | |
CN215678199U (zh) | 一种水锁伤害测试装置 | |
JP3120674B2 (ja) | 透水透気試験装置 | |
Martín et al. | GMT: Material Tests on Specimens of Kunigel VI Bentonite/Sand (20/80) Mixture | |
Ostrogorsky et al. | Rapid, steady-state measurement of the effective diffusion coefficient of gases in closed-cell foams | |
CN112362551B (zh) | 致密岩石渗透性室内便捷测定方法及系统 | |
CN117825261B (zh) | 一种考虑空间渗流特性的石膏岩溶蚀实验系统及方法 | |
Asay et al. | Dynamic measurement of the permeability of an explosive undergoing thermal damage | |
CN108827859B (zh) | 一种氡气扩散式岩石有效孔隙度测量装置及方法 | |
CN213986110U (zh) | 致密岩石渗透性室内便捷测定系统 | |
US20240019351A1 (en) | Test system for measuring gas permeation parameters of ultra-low permeability medium in multi-field and multi-phase coupling conditions | |
Purdy et al. | Comparison of hydraulic conductivity test methods for landfill clay liners |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |