JPH0419419A - 締結部品 - Google Patents

締結部品

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JPH0419419A
JPH0419419A JP12006590A JP12006590A JPH0419419A JP H0419419 A JPH0419419 A JP H0419419A JP 12006590 A JP12006590 A JP 12006590A JP 12006590 A JP12006590 A JP 12006590A JP H0419419 A JPH0419419 A JP H0419419A
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JP
Japan
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fastened
screw
section
external cover
same material
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JP12006590A
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English (en)
Inventor
Motoji Tsubota
基司 坪田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、比較的高温で用いられる被締結部材を締結す
る締結部品に係り、例えば軽水炉環境において、ポンプ
の回転部等に使用されるねじやピン等として使用して最
適な締結部品に関する。
(従来の技術) 上記ポンプの回転部等に使用されるねじやピン等の締結
部品においては、振動や変動荷重の影響を受けて使用中
に緩んでしまうことがある。締結部品はこの緩みを防止
するとともに、締結力が作用するので耐食性をも考慮す
る必要がある。
従来、締結部品として例えば緩み止め対策を施したねじ
には、第8図(A)に示すように、ねじ81を被締結部
材82に締付けた後、この頭部83と被締結部材82と
の当接部にタガネ等による変形部84を形成したものや
、第8図(B)に示すように、ねじ81を被締結部材8
2に締付けた後、この頭部85と被締結部材82との当
接部上面を複数箇所に亙って溶接部86によって固定す
るようにしたちの等か一般に知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の締結部品においては、これを
軽水炉等に腐蝕環境下で使用した場合、タガネ等による
変形部84や溶接部86が、疲労、腐蝕或いは応力腐蝕
割れ(SCC)等により損傷して欠落してしまい、緩み
止め効果が薄れてしまうことがある。また、被締結部材
82も変形や溶接により熱影響を受けるため、耐疲労性
、耐食性及び耐SCC性が低下し、これによって被締結
部材82自体が損傷してしまうことがあるといった問題
点があった。
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、軽水
炉等の環境下においても腐蝕等に伴う損傷を受けること
なく、しかも被締結部材に損傷を与えることをなくして
、使用中に緩み止め機能が損われるのを確実に防止でき
る締結部品を提供することを一目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明に係る締結部品は、比
較的高温の条件下で用いられる被締結部材を締結する締
結部品において、上記被締結部材と同じ材料で構成され
た外被部と、上記被締結部材よりも高い線膨脹係数を有
する材料で構成された芯部とからなるものである。
(作用) 本発明によれば、締結部品を被締結部材に締結した後、
温度を上昇させると、締結部品全体として線膨脹係数は
、被締結部材の線膨脹係数より高いため、両者の接触面
に面圧が作用し、これによって使用中に締結部品が緩ん
でしまうことを防止することかできる。
しかも、異なった金属を腐蝕環境下で接触させると、材
料間に電位差が生じて電位差腐蝕を起こし、卑な電位に
ある金属が腐蝕することになり、特にねし構造において
は、ねじとねじ穴との接触面で隙間構造が形成されるた
めに、この腐蝕が起こり易くなっしまうが、締結部品と
被締結部材とを同じ材料で接触させることにより、この
電位差腐蝕の発生を防止することができる。
(実施例) 以下、本発明に係る締結部品の一実施例を添付図面を参
照して説明する。
第1図は、締結すべき被締結部材の素材が13Cr−4
Ni鋼である構造物に対して、締結部品がねじとして使
用される場合の実施例を示すものである。構造物は合金
鋼や炭素鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼などよりな
る低線膨脹係数の材料で形成される。
また、締結部品としてのねじ10は、円柱状の芯部11
と、この芯部11の周囲を囲む円筒状(スリーブ状)の
外被部12とから一体に構成され、この外被部12の外
周面に雄ねじ13を刻設したものである。
このねし10を構成する外被部12は被締結部材と同じ
材料、例えば、13Cr−4Ni鋼で構成されており、
その線膨脹係数は、11.2X10−6である。また、
芯部11はこの13Cr−4Ni鋼より高い線膨脹係数
を有する材料、例えばオーステナイト系ステンレス鋼、
ニッケル基合金等で形成される。具体的には5US30
6 (実施例(I))、5US316 (実施例(■)
)またはインコネル625(実施例(■))で構成され
る。
これらの実施例(I)〜(In)における芯材11の線
膨脹係数と外被部12(被締結部材)の線膨脹係数との
関係を下記の第1表に示す。
上記のように構成した実施例(ねじ10)を被締結部材
23に締結した後、温度を上昇させた時の状態と、被締
結部材23と同一の材料で構成した締結部品(ねじ21
)を被締結部材23に締結した後、温度を上昇させた時
の状態(従来例)との比較を第2図に示す。
第2図(A)は従来例を示すものであり、この図のよう
に、ねじ21と被締結部材23とが同一の素材である場
合、温度が上昇するに従ってねじ21の外径D は熱膨
張によりDlへと増大する。
〇 一方、同素材である被締結部材23のねじ穴の内径Do
 も同じように熱膨張によりり、へと増大するため、温
度上昇後のねじ21と被締結部材23との接触面には、
半径方向に力が生じない。
しかし、第2図(B)に示すように、本実施例において
は、芯部11の線膨脹係数α1が被締結部材23と同一
素材の外被部12の線膨脹係数α2より大きいため、温
度が上昇した場合、ねじ10の外径DoはD′へと増大
し、この増大後の外径D′は外被部12と同素材の被締
結部材23のねじ穴の増大後の内径D1より太き((D
’ >Dl)なる。従って、第2図(B)に示される実
施例の場合、温度が上昇するに伴って、ねじ10と被締
結部材23との接触面に面圧pの半径方向の力27が生
じることになり、この方27によってねじ10の回転を
防止して使用中にねじが緩むのを防止することができる
なお、ねじ全体を被締結部材よりも線膨脹係数の大きな
もので構成することによっても、同様な作用を行わせる
ことができる。
しかしながら、異なった金属を腐蝕環境下で接触させる
と、材料間に電位差が生じてしまうため、電位差腐蝕を
起こして、卑な電位にある金属が腐蝕してしまう。特に
、ねじ構造の場合、ねじと被締結部材のねし穴との接触
面は隙間構造を形成しているため腐蝕が起こり易い。
そして、被締結部材が回転体の場合、遠心力に基づく応
力が生じ、特にねじ穴等では、応力集中があるため、腐
蝕等による損傷が生じた場合、疲労や応力腐蝕割れ等に
より被締結部材が破損してしまう可能性がある。
しかしながら、上記実施例のように、外被部12を被締
結部材と同一素材とすることによって、このような電位
差腐蝕を有効に防止することができる。
次に、上記実施例の効果を検証するため、第3図に示す
試験装置に用いて試験を行った結果を示す。
第3図に示す試験装置は、一対の平板31.32の両端
をボルト33で固定し、一方の平板31を疲労試験機の
クロスヘツド34に、他方の平板32を疲労試験機の基
礎にブロック35を介して固定して、高温・高圧水(2
88℃、5Qat口)を満たしたオートクレーブ中に設
置したものである。実験に供する供給体30は、平板3
1に設けられているねじ穴に挿入されて平板32と接触
している。
そして、実験はクロスヘツド34に最大1 tonの繰
返し荷重を50Hzで106回与え、試験後の供給体3
0の頭部の位置変化で評価したものである。この試験に
は、供給体30として上記第1表に示す本実施例(I)
〜(m)の他に、以下に示す緩み止めを施したものも同
時に評価した。なお、従来例の評価に使用した供給体(
ねじ)は、本実施例を同じ寸法を有する13Cr−4N
i鋼製のねじとした。
従来例(1)・・・ねじ頭部をタガネにより十文字に押
し付けて潰したもの、 従来例(2)・・・ねじ頭部4カ所を被締結部材に煮付
は溶接したもの、 従来例(3)・・・緩み止めを施さないもの、この試験
結果を次頁の第2表に示す。
第2表 試験結果 この第2表より、本実施例(I)〜(III)のねじ(
締結部品)10は、いずれもねじ頭部の位置変化は見ら
れなかった。
これに対して、従来例(1)では、3本中2本にlsn
程度の位置変化があり、従来例(2)では、3本中3本
とも溶接部が破断し、ねじ頭部の位置変化が観察された
。また、従来例(3)では、3本中1本が完全に平板よ
り抜は落ち、他の2本もねじ頭部に位置変化が生じた。
この実験結果からも明らかなように、本実施例のねじ1
0では、高荷重による振動を受けた場合にもその緩み止
めの効果が発揮され、高い信頼性を有することが判る。
第4図乃至第6図は、上記実施例の夫々異なる変形例を
示すもので、第4図は外被部12の一端部を六角頭部1
2aを形成して六角ボルトとしたものであり、第5図は
外被部12の両端部に雄ねじ13.13を刻設して通し
ボルトとしたものである。
また、第6図は芯材11を完全に外被部12で覆ったも
のであり、このように芯材11を外被部12で完全に覆
ったものは、電位差腐蝕を起こし易い環境下に使用する
場合に特に有効である。
第7図は、締結部品をピンとした他の実施例を示すもの
である。
即ち、締結部品としてのピン40は、円柱状の芯部41
と、この芯部21の周囲を囲む円筒状の外被部42とか
ら一体に形成されているとともに、この外被部42は被
締結部材と同じ材料で構成され、芯部41はこの外被部
42より高い線膨脹係数を有する材料で構成されたもの
である。
ここに、通常ピンは、抜は落ちるのを防止するためピン
の外径と被締結部材のピン穴の内径とは、嵌め合いが(
ピンの外径≧ピン穴の内径)となるように設定し、ハン
マ等によって強制的にピンを被締結部材に打ち込むよう
なされている。そして、ピンの軸方向の引張強さFOは
、上記径の違いによってピンの外周面とピン穴の内周面
との間に生じる面圧pOに比例し、次のように表すこと
ができる。
F =α×5xpQ ここに、α、摩擦係数 S;ピンの外周表面積 上記のように構成したピン20を、上記第2図に示すの
と同様に被締結部材に締結した後、温度を上昇させると
、この温度上昇に伴い新たな面圧p、1が生じる。よっ
て、本実施例における温度上昇後のピン20の引張強さ
Fは、 F=αxSx (1)0 +p、 ) >F。
となり、従来のピンよりも高い引張強さを得ることかで
きる。
〔発明の効果〕
本発明は上記のような構成であるので、高温・腐蝕環境
下で変動荷重を受ける部材、例えば軽水炉用ポンプ部品
のねじやピンとして、本発明に係る締結部品を使用する
ことにより、被締結部材に損傷を与えることな(、かつ
高い信頼性をもって部材同志の結合を行うことができる
しかも、締結部品と被締結部材とを同じ素材とすること
によって、電位差腐蝕の防止も図ることができるといっ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図(A
)および(B)は従来例と本実施例における温度上昇後
の状態の差異を説明するための断面図、第3図は実施例
の効果を確認するために使用する疲労試験機の断面図、
第4図乃至第6図は変形例を示す縦断面図、第7図は他
の実施例を示す縦断面図、第8図(A)および(B)は
夫々異なる従来例を示す締結後の断面図である。 10・・・ねじ(締結部品)、11・・・芯材、12・
・・外被部、13・・・雄ねじ、23・・・被締結部材
、27・・・面圧、40・・・ピン(締結部品)、41
・・・芯材、42・・・外被部。 出願人代理人   波 多 野   久第1図 (A) (D′〉Dl) 面圧 二〇 面圧=P (B) 県2国 第6図 (A) 鶴8図 第7図 (B)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 比較的高温の条件下で用いられる被締結部材を締結する
    締結部品において、上記被締結部材と同じ材料で構成さ
    れた外被部と、上記被締結部材よりも高い線膨脹係数を
    有する材料で構成された芯部とからなることを特徴とす
    る締結部品。
JP12006590A 1990-05-11 1990-05-11 締結部品 Pending JPH0419419A (ja)

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JP12006590A JPH0419419A (ja) 1990-05-11 1990-05-11 締結部品

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337865A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Kyoraku Co Ltd 折り畳みコンテナ
JP2009040463A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Sanko Co Ltd 折畳コンテナー
CN103415712A (zh) * 2011-03-10 2013-11-27 西门子公司 由两种不同的材料构成的螺钉或销

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