JPH04193254A - 内視鏡画像処理装置 - Google Patents

内視鏡画像処理装置

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JPH04193254A
JPH04193254A JP2333519A JP33351990A JPH04193254A JP H04193254 A JPH04193254 A JP H04193254A JP 2333519 A JP2333519 A JP 2333519A JP 33351990 A JP33351990 A JP 33351990A JP H04193254 A JPH04193254 A JP H04193254A
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JP
Japan
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image
processing
value
endoscope
pixel
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Application number
JP2333519A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nonami
徹緒 野波
Masakazu Nakamura
雅一 中村
Hiroichi Nishimura
博一 西村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子式の内視鏡から得られる画像信号を処理す
る内視鏡画像処理装置に関する。
[従来の技術] 近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することによって、
切開を必要とすることなく、体腔内の患部等を観察した
り、必要に応じ処置具を用いて治療処置のできる内視鏡
が広く用いられるようになった。
上記内視鏡には、イメージガイドを像伝送手段に用いた
光学式の内視鏡(ファイバースコープ)の他に、最近の
CCD等の固体撮像手段を用いた電子式の内視鏡(以下
、電子内視鏡又は電子スコープ)が実用化されるように
なった。
また、ファイバースコープの接眼部にCCD等の固体撮
像素子を用いた撮像カメラを接続してモニタでカラー表
示できるようにしたものもある。
さらに、最近ではこの様な内視鏡から得られる映像信号
に対し、様々な強調処理を施すことにより、人間の認識
を補助し、診断能力を向上させる試みが成されている。
これらの技術により、診断を行うにあたっての最大の情
報である画像の品質は近年大幅に向上しつつある。(例
えば色空間に対する強調処理としては米国特許4819
077号、あるいは特願昭62−296143号等に開
示されている。) ところで、内視鏡による医療行為は、経内視鏡的に得ら
れる画像から、観察対象の正常、異常の判定を行う、あ
るいは、病変の程度を把握し、進行状態、治癒過程に関
する詳細な分類、評価を行うことを目標のひとつとして
いる。
診断を行う為には、内視鏡を操作することにより所望の
画像を得る撮像ステップと、画像から得られる情報を評
価し識別する画像理解ステップが必要である。
後者の画像理解ステップは現時点では主観判断が主とな
っており、術者の経験と知識とに依存している。この為
、同等の練炭を有する術者にあっても、いわゆる境界病
変と呼ばれるような種類の、判定の難しい対象に対して
は、人により異なった判定をすることも少なくない。
この為、例えば癌、非癌等の、判定がきわめて重要な病
変に対して生検等により生体組織の一部を取り出し、病
理診断により法定を行う等の手段を併用することが多い
。しかし、この場合も生検部位が正しく疑診部位の要所
を捉えたか否かにより、結果が左右されてしまう為、内
視鏡画像からの判断で的確に病変部位が識別されている
ことはやはり極めて重要なこととなる。
対象の識別についは色、形状、模様の3種類の情報が何
等かの寄与をしており、これらの情報に対して、それぞ
れ客観的な評価を与える試みが行われている。例えば形
状についてはステレオ内視鏡等による、立体情報取得の
試みがあり、色については7関心領域の色度座標を算出
することが行われている。さらに、狭帯域の分光フィル
タを用いて撮像した画像間で演算を行い評価値を算出す
る −等の試みがなされている。
模様についても、例えば本出願人による特願昭63−1
21935号、あるいは特願昭63−277918号に
模様(テクスチャー)を評価する手法が開示されている
。これらの手法は経内視鏡的に得ちる多様な画像のうち
、幾つかの種類の画像(対象)に対しては有効なもので
あるが、未だ、その再現性、適用可能な対象の範囲等多
くの点で改善すべき点があった。
[発明が解決しようとする課題] 上記の如く、従来の内視鏡画像処理装置では、内視鏡画
像を有効に処理し、活用するには不備な点が多かった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、内視鏡操
作者が画像診断を行うにあたって、画像に対する種々の
客観的評価値を算出することにより、診断の参考とする
ことが可能な内視鏡画像処理装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段及び作用コ本発明の内視鏡
画像処理装置は、内視鏡による画像を構成する少なくと
も−っの映像信号に対して、内視鏡の被観察体の画像パ
ターンから診断に必要な特微量を抽出する手段と、その
特微量に基づき、画像の判別評価を行う手段を備えたこ
とを特徴とする。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図乃至第20図は本発明の第1乃至第3の実施例に
係り、第1図は内視鏡装置の構成を示すブロック図、第
2図は画像処理装置の構成を示すブロック図、第3図は
内視鏡装置の全体を示す側面図、第4図は画像処理装置
の第1の実施例の動作の全体の流れを説明するためのフ
ローチャート、第5図及び第6図は第1の実施例の動作
における各処理の動作を説明するためのフローチャート
、第7図は第1の実施例の動作により得られた処理結果
データの説明図、第8図は第1の実施例の動作により得
られた処理結果を基に判別処理を行うためのデータの処
理例を説明するグラフ、第9図は平滑化手法の処理を説
明するための図、第10図は濃液レベル数を表わす図、
第11図は濃液レベル、RunRun−1en行列を表
わす図、第12図、第13図は画像処理装置の第2の実
施例の動作を表わすフローチャート、第14図は横縞模
様の原画像を表わす図、第15図は星くず模様の原画像
を表わす図、第16図は第2実施例での評価関数の結果
を表わすグラフ、第17図はアフィン変換を表わす図、
第18図、第19図は画像処理装置の第3の実施例の動
作を表わすフローチャート、第20図は第3の実施例で
の評価関数の結果を表わすグラフである。
本実施例の内視鏡装置は、第3図に示すように、電子内
視鏡1を備えている。この電子内視鏡1は、細長で例え
ば可視性の挿入部2を有し、この挿入部2の後端に大径
の操作部3が連設されている。
前記操作部3の後端部からは側方に可視性のユニバーサ
ルコード4が延設され、このユニバーサルコード4の先
端部にコネクタ5が設けられている。
前記電子内視鏡1は、前記コネクタ5を介して、光源装
置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプロセッサ6に
接続されるようになっている。さらに、前記ビデオプロ
セッサ6には、モニタ7が接続されるようになっている
前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部9及びこの先
端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部10が順次
設けられている。また、前記操作部3に設けられた湾曲
操作ノブ11を回動操作することによって、前記湾曲部
10を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようにな
っている。また、前記操作部3には、前記挿入部2内に
設けられた処置具チャンネルに連通ずる挿入口12が設
けられている。
第1図に示すように、電子内視鏡1の挿入部2内には、
照明光を伝達するライトガイド14が挿通されている。
このライトガイド14の先端面は、挿入部2の先端部9
に配置され、この先端部9から照明光を出射できるよう
になっている。また、前記ライトガイド14の入射端側
は、ユニバーサルコード4内に挿通されてコネクタ5に
接続されている。また、前記先端部9には、対物レンズ
系15が設けられ、この対物レンズ系15の結像位置に
、固体撮像素子16が配置されている。この固体撮像素
子16は、可視領域を含め紫外領域から赤外領域に至る
広い波長域で感度を有している。
前記固体撮像素子16には、信号!126.27が接続
され、これら信号線26.27は、前記挿入部2及びユ
ニバーサルコード4内に挿通されて前記コネクタ5に接
続されている。
一方、ビデオプロセッサ6内には、紫外光から赤外光に
至る広帯域の光を発光するランプ21が設けられている
。このランプ21としては、−船釣なキセノンランプや
ストロボランプ等を用いることができる。前記キセノン
ランプやストロボランプは、可視光のみなちず紫外光及
び赤外光を大量に発光する。このランプ21は、電源部
22によって電力が供給されるようになっている。前記
ランプ21の前方には、モータ23によって回転駆動さ
れる回転フィルタ5oが配設されている。
この回転フィルタ50には、通常観察用の赤(R)、緑
(G)、青(B)の各波長領域の光を透過するフィルタ
が、周方向に沿って配列されている。
また、前記モータ23は、モータドライバ25によって
回転が制御されて駆動されるようになっている。
前記回転フィルタ5oを透過し、R,G、Bの各波長領
域の光に時系列的に分離された光は、前記ライトガイド
14の入射端に入射され、このライトガイド14を介し
て先端部9に導かれ、この先端部9から出射されて、観
察部位を照明するようになっている。
この照明光による観察部位からの戻り光は、対物レンズ
系15によって、固体撮像素子16上に結像され、光電
変換されるようになっている。この固体撮像素子16に
は、前記信号!!26を介して、前記ビデオプロセッサ
6内のドライバ回路31からの駆動パルスが印加され、
この駆動パルスによって読み出し、転送が行われるよう
になっている。この固体撮像素子16から読み出された
映像信号は、前記信号1!27を介して、前記ビデオプ
ロセッサ6内訣たは電子内視鏡1内に設けられたプリア
ンプ32に入力されるようになっている。
このプリアンプ32で増幅された映像信号は、プロセス
回路33に入力され、γ補正及びホワイトバランス等の
信号処理を施され、A/Dコンバータ34によって、デ
ジタル信号に変換されるようになっている。このデジタ
ルの映像信号は、セレクト回路35によって、例えば赤
(R)、M (G)、青(B)の各色に対応するメモリ
(1)36a。
メモリ(2)36b、メモリ(3)’ 36 cに選択
的に記憶されるようになっ′ている。前記メモリ(1)
36a、メモリ(2)36b、メモリ(3)36cは、
同時に読み出され、D/Aコンノ〈−タ37によって、
アナログ信号に変換され、入出力インターフェース38
を介して、R,G、B信号として、カラーモニタフに入
力され、このカラーモニタ7によって、観察部位がカラ
ー表示されるようになっている。
また、前記ビデオプロセッサ6内には、システム全体の
タイミングを作るタイミングジェネレータ42が設けら
れ、このタイミングジェネレータ42によって、モータ
ドライバ25、ドライノく回路31、セレクト回、路3
5等の各回路間の同期が取られている。
本実施例では、前記メモリ(1〜B)36a〜36cの
出力端は、画像処理装置104に接続されている。また
、前記画像処理装置104には、入出力インターフェー
ス105を介して、モニタ106が接続され、このモニ
タ106に、前記画像処理装置104による演算処理結
果が表示されるようになっている。
前記画像処理装置104は、第2図に示すような構成に
なっている。
すなわち、画像処理装置104は、CPL1121、情
報入力装置122、RAMからなる主記憶装置123、
画像入力インターフェース125及び表示インターフェ
ース128を備え、これらは、バスによって互いに接続
されている。前記情報入力装置122は、キーボード等
であり、電子内視鏡1の種別等のデータを入力できるよ
うになっている。前記画像入力インターフェース125
は、メモリ(1)36a、メモリ(2)36b、メモリ
(3)36cに接続され、これらからの画像データの受
信を行うようになっている。また、前記表示インターフ
ェース128は、入出力インターフェース105に接続
され、モニタ106に入力する画像データを送るように
なっている。
本実施例では、電子内視鏡1で得た対象部位の画像に対
し、画像処理装置104で処理を行い、モニタ106に
処理結果を出力する。
次に、前記画像処理装置104の処理の第1の実施例に
ついて説明する。
経内視鏡観察により得られる画像において、臓器粘膜表
面の模様の特徴の違いから、症例に対する診断を行うこ
とが試みられている。しかしながら、この診断は主観判
断となり、また、肉眼ては明確な判定を下すことが非常
に困難であるという欠点を持っている。そこで、内視鏡
画像に対し、画像処理装置104において、後述する最
大最小計測法なる手法を利用した処理を適用する。この
処理により、前記特徴の違いから、症例に対して例えば
癌あるいはポリープの判別を自動的に行うことが可能と
なり、前述の問題を解決し、主観判断を介さずに正確な
診断を行うことができる。
第4図は画像処理装置104の動作を説明するためのフ
ローチャートである。例えば原画像における0画像に対
し、ステップS1において後述の最大最小計測法を施し
た後、ステップS2において画像判別処理を適用する。
第5図は前述のステップS1における最大最小計測法に
基づく処理部のフローチャートである。
最大最小計測法は、基本的には画像において水平方向に
隣接する画素の輝度xk−1、xk 、 xk+1がx
k−1<xkかつxk+1<xkであるときxkを局所
極大値、xk−1)xkかつxk+1>xkであるとき
xkを局所極小値とし、それらを与える局所極大・極小
点(1ocal extrema o−カル・エクスト
リーマ)の合計個数を求めることを特徴とする手法であ
る。実際は、処理のパラメータである指定輝度差T <
T=0.2,4,6.・・・)に関して後述する平滑化
処理をステップSllにおいて施した処理結果に対する
局所極大・極小点の個数を求めている。局所極大 極小
点の個数はステップSL2において出力される。また、
同様な処理を垂直方向に対して適用することも可能であ
る。
具体的な処理では、ディジタル化した原画像に対して、
まずギヤ・バックラッシュ法と呼ばれる平滑化を施す。
第6図はギヤ・バックラッシュ法の水平方向処理におけ
るフローチャートである。この平滑化手法は、原画像に
おいて水平方向にn画素、垂直方向にm画素のデータが
存在する場合(n=1.2゜3.  、m=1.2.3
.・・)、各列について、水平方向に見てに番目の画素
(k=1.2,3゜・・、n)の輝度をxk−処理後の
画素にの輝度をyk  (ただし、y1=x+ )とし
、指定輝度差Tに基づいて第9図に示すような変換をm
列すべてに対して行うものである。垂直方向に対する処
理では、同平滑化を垂直方向のm画素に関し、n列につ
いて行う。次いで、平滑化処理適用後の画像に対し、前
述の局所極大・極小点の個数を求める。
本実施例においては、胃における良性ポリープ及び癌の
内視鏡画像に対し、上記手法に基づく処理を実行する画
像処理装置104を適用した例を示す。
第7図は、良性ポリープ及び癌の内視鏡画像(画像サイ
ズ=64X64、階調=256)に対し、最大最小計測
法を水平・垂直の各方向にそれぞれ適用した場合の、各
種の指定輝度差Tに関する局所極大値及び局所極小値の
合計個数の例である。良性ポリープ及び癌のそれぞれの
画像から得られる各Tに対する値はγなっている。また
、同様な症例に対しては類似した結果を示すことが分か
っている。これらの情報を基に、画像判別処理ステップ
S2において、胃における良性ポリープ及び癌の判別を
行うことが可能である。
具体的には、前述の最大最小計測法に基づく処理を、胃
における良性ポリープ及び癌の内視鏡画像各3例に適用
した処理結果において、例えば第8図(a)に示すよう
に、水平方向の処理結果データに関して、横軸に指定輝
度差T、縦軸に各Tに対する局所極大・極小点の個数の
自然対数をとった値を設定し、グラフ化する。その結果
、良性ポリープと癌のそれぞれの画像から得られたデー
タに関して明確な傾向が現れる。この傾向の違いから両
者を判別することが可能である。また、第8図(b)に
示すように、T=O及びT=10に対する局所極大・極
小点の個数の自然対数をとった値の差を、横軸に水平方
向に関する処理結果、縦軸に垂直方向に関する処理結果
に対してグラフ化すると、良性ポリープ及び癌の各画像
から得られたデータは異なった領域に分布する。この結
果から両者の判別を行うことも可能である。
最大最小計測法を用いた画像処理装置104の適用は、
本実施例に示した胃における良性ポリープと癌との判別
に限定されるものではなく、使用する原画像も0画像に
限定されない。また、判別における各データの利用法は
本実施例に限定されるものではなく、適用性に即した扱
いが可能である。
次に、前記画像処理装置104の第2の実施例について
述べる。
初めに、RtlN−LENGTH評価法について説明を
する。
ここで、RUN−LENGTHとは、同じ濃度レベル値
が一直線上に連続する個数を示すものと定義する。第1
0図は原画像のある領域のドツト単位の濃度レベルを示
す行列である。例えば、直線の傾きが0°に対して濃度
値が1であるものは、3個連続しているものが1組あり
、1個のものが1組ある。
この処理をすべての濃度レベルに対して行ったものが第
11図の行列であり、行が濃度レベル、列がRUN−L
ENGTHを示す、さらに直線の傾きが45°。
90°、135°に対して同様な処理を行って濃度レベ
ルとRUN−LENGTHの行列を作成することができ
る0次に作成した行列を以下の評価関数によって画像の
特徴を評価する。
(注)P(I、J)は作成した行列の要素1 : HO
RT RUNS EHPHASIS (短イLENGT
Hを強調)2 : LONG RUNS EHPHAS
IS (長イLENGTHを強調)3 : GREY 
LEVEL N0NUNIFORHITY(濃度レベル
不均一性強調) 4 : RUN LENGTHN0NUNIFORHI
T’V〈長さ不均一性強調) 5 : RUN PERCENT^GE次に、前記画像
処理装置t 04の動作についての例を第12図、第1
3図の2種類のフローで述べる。まず、第12図のフロ
ーについて述べる。
原画像に対してノイズ除去フィルタ(例えばメデイアン
フィルタ)をかけ、ノイズを除去する(SO)。次に、
どの評価関数を使用するかを指定する(Sl)。さらに
、前記画像処理装置104で処理を行う画像領域を指定
する(S2)。上記領域はあらかじめ設定された大きさ
であり、任意に変更可能である。上記領域に対してヒス
トグラムの平坦化処理(公知)をして、さらに、その濃
度レベル(0−255)の値をグループ化して(例えば
8グループ(0,−21,32−63,64−95、・
・・・・・、224−225))各グループの中心の値
をとるように値を変える。これはノイズが原因でRUN
−LENGTHに影響を及ぼすのを防ぐためである(S
3)。次に83で処理をした画像に対して、上記濃度レ
ベルとRUN−LENGTHの行列を作成しくS4) 
、その行列を指定した評価関数で評価する(S5)、ま
た、別の上記直線の傾きに対する同様な処理を行う。こ
れは、同一評価関数において直線の頷きを変化させるこ
とによって画像の評価を行う手法である。
次に、第13図のフローについて述べる。初めに上記S
Oと同様な処理を行い、どの直線の傾きを使用するかを
指定する(T1)。以下上記S2−85と同様な処理を
行う。また、別の上記評価関数で同様な処理を行う。こ
れは、同一の直線の傾きに対して評価関数を変化させる
ことによって画像の評価を行う手法である。
次に、2種類の原画像を例にして、上記評価法がいかに
効果があるかを説明する。原画像は横縞模様である第1
4図、星屑模様である第15図を例とし、第12図での
評価法を使用する。評価関数は上記2 : LONG 
RUNS EHPHASISで評価し、直線の傾きを0
°、45°、90°、135°に変化させて評価した結
果が第16図のグラフであり、X軸の1に対する値が横
縞模様の画像、2に対する値が星屑模様の画像で各傾き
に対する評価関数の値がプロットしである。グラフから
れかるように横縞模様<X=1)の傾きが0°に対する
値が他の傾きに対する値よりかなり大きい値であること
がわかる。つまり、第14図の横縞模様が傾きが0°の
時だけ強調され、他の傾きでは同じような評価となり、
最大値と最小値の差が大きい。これに比べて、星屑模様
(X=2)については、どの傾きに対しても同じような
値をとり、最大値と最小値の差が小さくなる。従って、
この評価法によって画像の特徴を比較検討できるのであ
る。これを内視鏡画像に応用することによって胃などの
潰瘍部分においてその模様を調べることによって治癒状
態を比較検討することに有効である。
次に、前記画像処理装置104の第3の実施例について
述べる。
上記RUN−LENGTH評価法での別の手法を説明す
る。
R11N−LENGTHノ定i、評価関数、濃度レベル
トR11N−LENGフ8行列作成法は上記と同様とす
る。上記RUN−LENGTH評価法では、同じ濃度レ
ベル値が位置直線上に連続する個数を求めるため直線の
傾きがOo。
45°、90°、135°に対してのみ処理を行って濃
度レベルとRUN−LENGTHの行列を作成した。
二こでは、第17図のように直線の傾きを固定して(図
では0°)評価すべき領域を任意の傾きに回転させて(
アフィン変換(公知))、領域と直線を任意の傾きにな
るようにした。そして、各々の濃度レベルとRIJN−
LENGTllの行列を作成して評価関数によって画像
の特徴を評価する。以上によって直線の傾きに対する情
報量が増えることで、より正確に画像の特徴を評価でき
る。
次に、前記画像処理装置104の動作についての例を第
18図、第19図の2種類のフローで述べる。まず、第
18図のフローについて述べる。
原画像に対してノイズ除去フィルタ(例えばメデイアン
フィルタ)をかけ、ノイズを除去する(SO)。次に、
どの評価関数を使用するかを指定する(Sl)。さらに
、前記画像処理装置104で処理を行う画像領域を指定
する。上記領域はあらかじめ設定された大きさであり、
任意に変更可能である。この領域を領域中心に回転移動
させる(アフィン変換)(S2)。上記領域に対してヒ
ストグラムの平坦化処理(公知)をして、さらに、その
濃度レベル(0−255>値をグループ化をして(例え
ば8グループ(0−31,32−63゜64−95.・
・・、224−225>)各グループの中心の値をとる
ように値を変える。これはノイズが原因でRUN−LE
NGTHに影響を及ぼすのを防ぐためである(S3)。
次に83で処理をした画像に対して、上記濃度レベルと
RUN−LENGTHの行列を作成しく34)、その行
列を指定した評価関数で評価する(S5)。また、別の
上記直線の傾きに対する同様な処理を行う。これは、同
一評価関数において直線の傾きを変化させることによっ
て画像の評価を行う手法であ゛る。
次に、第19区のフローについて述べる。初めに上記S
Oと同様な処理を行い、どの直線の傾きを使用するかを
指定する(T1)。以下上記S2−35と同様な処理を
行う。また、別の上記評価関数で同様な処理を行う。こ
れは、同一の直線の傾きに対して評価関数を変化させる
ことによって画像の評価を行う手法である。
次に、2種類の原画像を例にして、上記評価法がいかに
効果があるがを説明する。原画像は横縞模様である第1
4図、星屑模様である第15図を例として、第18図で
の評価法を使用する。評価関数は上記2 : LONG
 RUNS EHPHASISで評価し、直線の傾きを
0°から170°まで+10°ずっ変化させて評価した
結果が第20図のグラフであり、X軸は直線の傾きの値
、Y軸は評価関数の値に対してグラフ化しである。口は
横縞模様の画像、+は星屑模様の画像で、各傾きに対す
る評価関数の値がプロットしである。グラフかられがる
ように横縞模様の傾きが0°前後に対する値が、他の傾
きに対する値よりかなり大きい値であることがわかる。
つまり、第14図の横縞模様が傾きが0°前後の時に強
調され、他の傾きでは同じような評価となり、最大値と
最小値の差が大きい。これに比べて、第15図の星屑模
様については、どの傾きに対しても同じような値をとり
、最大値と最小値の差が小さくなる。従って、この評価
法によって画像の特徴を比較検討できるのである。これ
を内視鏡画像に使用することによって胃などの潰瘍部分
において、その模様を調べることによって治療状態を比
較検討することに有効である。
i後に、本実施例で述べた評価法、適用する症例は限定
されるものではない。
次に本発明の第4の実施例を説明する。
本実施例は、大腸におけるポリープ、癌及びポリープが
癌へと進行子ろ過程にあると思われる、いわゆる境界病
変の識別及び診断を、各症例が示す粘膜表面の模様の特
徴の違いを定量化するための手法に関するものである。
第21図は、本実施例における処理の全体の流れを示す
フローチャートである。内視鏡撮像装置から得られる画
像において、例えば0画像に対し本手法を適用する。基
本的には、ステップS21において、例えば3×3の大
きさのメデイアンフィルタを用いてノイズ除去を施した
画像XOを基に、ステップS31及びS32の処理によ
り原画像からのエツジ抽出画像X1を作成する。また、
ステップS41及びステップS42での処理により後述
する参照用2値化画像X2を個別に作成する。さらに、
前述の処理により得られた2種の画像より、ステップS
22においてエツジ抽出画像X1に対する後述の領域決
定なる処理を行い、ステップ323での微小領域消去処
理適用後の画像に対してステップS24での判定処理を
実行する。
第21図のフローチャートに従い、各ステップにおける
より具体的な処理の内容について説明する。
エツジ抽出画像x1を作成する処理において、ステップ
S31ではノイズ除去画像XOに対し、以下に示すガウ
シアン・ラプラシアン・フィルタを用いた畳み込み演算
処理を行う。ガウシアン・ラプラシアン・フィルタにお
けるオペレータは、マスクの中心画素からの距離をrと
した場合、(r2/σ2−2)  eXp(−r2/2
σ2)で表される。σはオペレータにおけるパラメータ
である。例えば、第27図に示すように11×11のマ
スクを設定する場合、マスク上の各画素に対する重み付
けの値をマスク内の各画素の中心画素からの距離rに対
して、上式により決定する。
第28図は畳み込み演算処理の流れを示すフローチャー
トである。作成したマスクをステップS41において、
処理対象画像内の各画素に適用し、マスクに含まれる画
素と、それらの画素に対応する重み付けの値との積を求
め、さらにマスク内のすべての画素の計算値の和を中心
画素すなわち注目画素の計算値とする。
さらに、第21図におけるステラ、ブS31より得られ
た画像に対し、ステップS32においてゼロクロス法な
る手法を適用する。ゼロクロス法は、2次微分により抽
出されたエツジ部において、計算値がOとなる画像“の
真のエツジとして導出する手法である。例えば第22図
(a)に示す計算値変化を持つ1次元画像に対し、前述
のガウシアン・ラプラシアン・フィルタを適用すること
により得られるエツジ抽出画像の計算値変化は、一般に
第22図(b)のようなものになる。ゼロクロス法では
、第22図(b)において画像のエツジ部位を構成する
一連の計算値変化に関し、計算値が0を示す点Pを真の
エツジとして判断し、第22図(C)に示す計算値の変
化を持つ2値画1象を出力する。
なお、ステップS31及びステップS32における処理
動作内容は「画像処理アルゴリズムの最新動向J  (
1m新技術]ミュニケーションズ)I)、206に詳し
い。ステ・ツブS31及びステップS32の適用により
得られた処理結果画像をエツジ抽出画像X1とする。
参照用2値化画像X2を作成するための処理としては、
ステップS21でのノイズ除去処理適用画像XOに対し
て、まずステップ541において平滑化処理を施した画
像X3が作成される。平滑化処理を行う手法は例えば−
様重み付は平滑化を使用すればよい。続いて、ノイズ除
去画像XO及び平滑化処理結果画像X3を用いた2値化
処理をステップS42において適用する。
第23図はステップS42における処理の流れを示すフ
ローチャートである。ステップS51においては、ノイ
ズ除去画像xOと平滑化処理結果画像χ3における各画
素の輝度値の差分がとられる。第24図はステップS5
Lにおける処理の例である。第24図(a)に示す輝度
変化(イ)を持つノイズ除去画像XO′に対し、平滑化
処理を施した処理結果画像x3′の輝度変化を輝度変化
(ロ)とする。ノイズ除去画像XO′と平滑化処理結果
画像X3′との差分は、両画像において対応する各画素
の輝度の差分であるため、第24図(C)に示す計算値
変化(ハ)が得られる。
ステップS52では、ノイズ除去画像XOに対し、ステ
ップS51における前述の差分導出処理結果において、
値が0(この値を2値化処理の境界値と呼ぶ)より大で
ある画素(例えば第24図(C)における領域A、B、
C)を1.0以下である画素を0として2値化を行う。
第24図(d)はステップS51及びステップS52に
おける処理をノイズ除去画像XO′に対して適用し要処
理結果画像の輝度変化を示す、また、必要に応じて2値
化処理の境界値を補正してもよい、第24図(e)は、
前述の境界値を第24図(C)におけるTとした場合に
おける、ノイズ除去画像XO′に対するステップS51
及びステップS52の適用結果画像の輝度変化を示す。
以上の処理の適用により得られた2値化画像を参照用2
値化画像X2とする。
第21図に示すステップS22においては、参照用2値
化画像x2を用いて、エツジ抽出画像X1に対する領域
決定なる処理を行う。領域決定は、エツジ抽出画像X1
において抽出された輪郭線によって区界された連結領域
に対し、参照用2値化画像X2を基に領域内の度を改め
て0あるいは1として決定する処理である。
例えば、エツジ抽出画像χ1及び参照用2値化画像χ2
として、それぞれ第25図(a)及び(b)に示す画像
X1′、画像X2’が得られたものとする。画像XI′
においては連結領域al、a2゜a3が存在する。これ
らの各連結領域に一致する画像X2′の領域において、
領域内部の画素の2値化データがある一定の割合に以上
で1であれば対応する画像X1′の連結領域内部の画素
の2値化データを1、そうでなければOとする。第25
図(C)は、画像X1′における各連結領域を画像X2
’に対応させた図である。連結領域a1及びa2によっ
て囲まれる画像X2’の画素の2値化データは、主に1
であり、その割合はkを越える値である。また、連結領
域a3に含まれる画像X2′の画素の2値化データは主
にOであり、その1の値を持つ画素の割合はkに満たな
いものとする。よって、領域決定処理適用後の画像XI
’は、第25図(d)に示す領域決定画像X1″となる
第21図に示すステップ323においては、ステップS
22までの一連の処理により得られた領域決定画像に対
し、明らかにノイズ等による領域と見なし得る微小領域
が消去される。
以上の処理群により最終的に得られた処理結果画像X4
に対して、ステップS24における判定処理が適用され
る。
判定処理は、処理結果画像X4から抽出した関心領域R
に対して施される。判定処理には、例えば後述するG/
S及びB/Iなるデータを利用する。G/Sは関心領域
Rにおける画素の2値化データ値0及び1の占める面積
比を示す値である。
G/Sは「胃と腸18巻4号1983年4月J Fl、
423「大腸腺種及び癌の病理形態学的研究」 (東郷
他)において記述のある「乱れ係数」に相当する意味を
持つ数値である。B/Iは関心領域R内に含まれる全エ
ツジ長(輪郭画素数)を面積で除した値である。なお1
判定処理に使用するデータとして、伸長度、領域の幅、
領域の面積等の特徴量を利用することも考えられる。伸
長度については「ディジタル画像処理」 (近代化学社
 長尾真) p、410に詳しい。
第26図は、大腸における癌、ポリープ及び前述の境界
病変の各症例の内視鏡画像数例に対して本実施例におけ
る画像処理及び判定処理を適用し、得られた結果をグラ
フ化したものである。各画像から導出されたデータを、
横軸を前述のB/I、縦軸をG/Sに設定し、プロット
した結果、症例によって分布する領域が異なることが分
る。この傾向を利用し、内視鏡画像から症例を客観的に
評価することが可能となる。
なお、前述の一連の画像処理及び判定処理の適用対象は
本実施例に限定されるものではなく、生体の粘膜一般に
対して適用可能である。また、判定処理に使用するデー
タは本実施例に限定されるものではなく、適用する症例
に対して適宜決定することが可能である。
次に本発明の第5の実施例を説明する。
本実施例は、内視M撮像画像から得られる臓器粘膜表面
の模様の特徴の違いを基に、画像処理装置による症例の
定量的評価を実現するための手法に関するものである。
内視鏡撮像画像ににおいて、例えば0画像に関し、注目
画素にの輝度をxkとする。注目画素kにおいて、第2
9図に示す8近傍点に対応する点の輝度が、すべてxk
以下(即ち、xkと同値であってもよい)であれば、画
素kを極大点と呼ぶ。
本実施例における手法は、原画像上に存在する極大点に
間して何らかのデータを定義し、解析・定量化を行うこ
とを目的とする。
第30図は、本実施例における画像処理及び判定処理の
全体的なアルゴリズムを示すフローチャートである。ス
テップS71からステップS74までの処理により、原
画像における極大点の抽出が行われ、ステップS75に
おいて解析処理が施される。
第30図のフローチャートに従い、各ステップにおける
処理の説明を行う。ステップS71では、原画像に対し
、例えば3×3の大きさのメデイアンフィルタを適用し
てノイズ除去を行う。続いて、ステップS72において
後述のガウシアン・フィルタの畳み込み演算処理による
平滑化を施す。これらのノイズ除去処理あるいは平滑化
処理の適用は、以後の解析に必要ではないと思われるノ
イズ成分等による極大点の出現を抑制する。
ガウシアン・フィルタの畳み込み演算処理は、第28図
のフローチャートに準じ、ステップS61におけるガウ
シアン・ラプラシアン・フィルタの適用をガウシアン・
フィルタの適用に置き換えればよい、ガウシアン・フィ
ルタの実現は、マスクの中心画素からの距離rに関して α・ exp(−r2/2σ2) で与えられる。ただし、σ及びαはガウシアン・フィル
タにおけるパラメータである。
ステップ873では第31図に示すアルゴリズムに従う
処理により、極大点の抽出が行われる。
原画像上の各画素に対し、注目画素と8近傍画素との輝
度を逐次比較し、注目画素の輝度値がすべての8近傍画
素の輝度値以上であれば極大点と見なす。
ステップS74では、ステップS73までの処理により
得られた画像の極大点に対して、公知の縮退なる処理を
適用する。この処理により、複数の極大点が連結してい
る場合においては、連結部位のほぼ中心に位置する画素
のみが、新たな極大点として抽出される。なお、縮退処
理については「コンピュータ画像処理入門」 (総研出
版 口材他) p、80に詳しい。
ステップS75における解析処理は、様々な方法が考え
られる。ここでは、2通りの処理例を示す。
第1の解析処理例は、第32図に示すような、抽出した
極大点を中心とする、指定した半径(注目極大点からの
距離)の円周上に位置する各画素の輝度値に関するもの
である6例えば、第32図の極大点Pに対し、点Sを始
点とし、半径rに関する円周上の画素の輝度値を反時計
回りに求め、第33図に示すグラフのようにプロットす
る。第34図は、大腸内視鏡画像に存在する各種模様の
極大点P及び上述の解析半径rを示し、また等値の輝度
を持つ画素を等高級げに結んだ例である。
極大点Pを与える画像上の模様が、例えば第34図(a
)のように円形に近いものであtLば、得られるグラフ
は第35図(a)のようになだらかな変化を示す。また
、第34図(b)のような楕円状の模様であれば、グラ
フはほぼ第35図(b)のような変化を示す。また、第
34図(C)のような模様であれば、そのグラフは第3
5図(C)のようなものになる。このように、極大点を
中心とした円周上の画素の輝度の変化は、模様の形状に
関する情報として利用可能である。また、解析に用いる
半径の値は可変であり、一つの極大点に対して複数の解
析データを得ることができる。
第2の解析処理例は、極大点からの各方向において、極
大点に対しである一定の輝度差を持つ画素を抽出し、そ
れらの画素が形成する形状に関して処理を行う。
例えば、第36図に示すような、ある方向においての極
大点Pがらの輝度の変化を仮定すれば、極大点Pとの輝
度差Tを持つことを条件とすると、抽出される画素はQ
となる。第37図(a)は、極大点Pに対しその周囲3
2方向において上述の条件を満たす画素を抽出した例で
ある。これらの画素を結ぶことによって形成される図形
の形状の特徴を利用した解析手法として、例えば、第3
7図(b)に示すように、その長径11aXと短径1 
winを測定し、1 glaX / I Sinによる
定量化を行う。
また、第37図(C)に示すように、抽出された図形に
対して各画素によるベクトル群を規定し、例えばaとb
に対し、精成される角度θを内積の式 %式% の利用により求める。このようにして各ベクトルがなす
各角度を求め、それちの合計値と360(2πradi
anに相当)との差を解析データとする。
この値は、図形が完全な凸多角形であれば0となり、図
形即ち模様の形状に関して定量化を行うためのデータと
して利用できる。
第3の解析処理例は、注目極大点に対し設定した関心領
域内における、注目極大点とその他の画素との連結性な
る特徴量に基づくものである。
輝度d(^)を持つ注目画素A及びその8近傍(第29
図参照)に存在する輝度d(B)を持つ画素Bにおいて
、類似関数F(A、B)なる評価関数を、次式により定
義する。
F (A、B) = l 1oQ(d (^)) −l
og(d (B)) lさらに、画素A及び画素Bの連
結性を示す関数con(A、 B)を、次式により定義
する。
数をとった輝度値の標準偏差) また、第38図に示す、輝度d([)を持つ画素Eのよ
うに、画素Aの8近傍以外に位置する画素については、
画素A及び画素Eを連結するための、path(A、E
)なる集合を定義する。path(^、E)は、点Aか
ら点Eに至る道筋の集合であり、第38図においては、
例えばA−B−>C−D−Eや、A→G−+D−E等が
考えられる。画素Aと画素Eの例のように、両画素が8
近傍の関係にない場合には、con(^、E)をpat
h(A、E)における連結画素間のconの値の積によ
り表されるものとする。例えば、con(^、E)= 
con(A、B) ・con(B、C) −con(C
,DJcon(D、 E) となる。しかしながら、画素Aと画素Eを含む連結は無
数(実際は画像サイズの制限により有限であるが)に存
在するため、con(A、 E)を改めて次式のように
再定義する。
con(A、E)= max(con(path(A、
E)))即ちpath(A、E)において、各近傍画素
間のconの値の積が最大となるものを、con(A、
 E)の値とする。
以上に定義した連結性間数conに基づき、関心領域内
の画素に対する数種の評価値を算出する。
注目極大点P及び、Pに対する関心領域内に存在する(
i、j)番目の画素をXijとし、第39図に示す評価
値を定義する。第39図において、(Dl)ないしくD
4)におけるr (P、 X1j)は、画素P及び画素
X1j間の距離値である。また、(D5)におけるd(
Xij)は、例えば第40図に示すような、極大点Pを
通る線分(以後、この線分を軸と呼ぶ)1を考えた場合
のX1jと軸Iとの距離即ちxIJから軸1に下ろした
垂線の長さを示す。
これらの各評価値を基に、解析処理を行うことかできる
なお、本実施例における一連の画像処理及び解析の適用
対象は、本実施例に限定されるものではなく、臓器粘膜
一般に対しての適用が考えられる。
また、極大点抽出処理後の解析処理手法は、本実施例に
限定されるものではなく、臓器粘膜表面における模様の
定量化に対する処理は適宜考えられるものである。
[発明の効果] 本発明によれば、画像診断に必要な種々の客観的評価値
を得ることが可能となり、被観察体に対する有用なデー
タを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第20図は本発明の第1ないし第3の実施
例に係り、第1図は内視鏡装置の構成を示すブロック図
、第2図は画像処理装置の構成を示すブロック図、第3
図は内視鏡装置の全体を示す側面図、第4図は画像処理
装置の第1の実施例の動作の全体の流れを説明するため
のフローチャート、第5図及び第6図は第1の実施例の
動作における各処理の動作を説明するためのフローチャ
ート、第7図は第1の実施例の動作により得られた処理
結果データの説明図、第8図は第1の実施例の動作によ
り得られた処理結果を基に判別処理を行うためのデータ
の処理例を説明するためのグラフ、第9図は平滑化手法
を説明するための図、第10図は濃液レベル数を表わす
図、第11図は濃液レベル、Run−1en(1th行
列を表わす図、第12図、第13図は画像処理装置の第
2の実施例の動作を表わすフローチャート、第14図は
横縞模様の原画像を表わす図、第15図は星くず模様の
原画像を表わす図、第16図は第2の実施例での評価関
数の結果を表わすグラフ、第17図はアフィン変換を表
わす図、第18図、第19図は画像処理装置の第3の実
施例の動作を表わすフローチャート、第20図は第3実
施例での評価関数の結果を表わすグラフ、第21図は本
発明の第4の実施例における処理を説明するためのすフ
ローチャート、第22図はゼロクロス法の説明図、第2
3図はステップS42における処理を説明するためのフ
ローチャート、第24図は差分導出利用による2値化処
理の説明図、第25図は第4の実施例における領域決定
処理の説明図、第26図は第4の実施例における判別処
理の適用結果の例を示す図、第27図は11×11のマ
スクの図、第28図は畳み込み演算処理を説明するため
のフローチャート、第29図は8近傍点の説明図、第3
0図は本発明の第5の実施例における全体的な処理の流
れを説明するためのフローチャート、第31図は極大点
抽出処理におけるアルゴリズムを示すフローチャート、
第32図ないし第35図は第1の解析処理例における説
明図、第36図及び第37図は第2の解析処理例におけ
る説明図、第38図は第3の解析処理例における説明図
、第39図は第3の解析処理例における各種評価値の定
義式、第40図は評価値定義式を説明するための図であ
る。 1、・・電子内視鏡装置、  16・・・固体撮像素子
、104・・・画像処理装置。 第2図 6bO5bi)    5bC 第3図 第4図 第7図 tj虚ヨ三7r?iノー7゜ 第8図(0) 第8図(b) LN(IHST [01)−LN(IHST 003)
d〜f −ぜIノーフ′ 第9図 If                 Thenχに
+1+ン< yk             yk++
・χに++十うχに:k[目のh東グlト画f争0九帆
aハ・dEV後のに県目の画零〇崩牲隻 T :揚足)!M差 第10図 第11図 第12図    第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第旧図    第19図 第20図 09TRIPE +5TARDIJST第21図 第22図 第23図 第24図     第25図 第26図 ■・・・fnlt 第30図 第′28図 面角咲Vイス nxm 駆込 −I− 第37図 第39図 (D3)ΣΣcon2(p 、χij)I 帽1とカ距釣辻) 第40図 平成3年 1月25日   像 需庁長官 植松 敏殿         すあ 2、発明の名称   内視鏡画像処理装置3、補正をす
る者 事件と(羽引系  特許圧潰り入 □下山敏部 少 5、補正命令の日付  (自 発) 6、補正の対象   明細書の「発明の詳細な説明」の
欄+11+□− 一−T′1 、明細書第27頁、第12行目に「0となる画の」とあ
るのを「0となる点を画像の」と訂正る。 、明細書第37頁、第17行目に「aとb」とるのを「
宮と甘」と訂正する。 、明細書第37頁、第19行目に ra −b= l a l l b l  CO319
J トアルノヲ「言・せ=l′tllせ1cosθ」と
訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内視鏡による画像信号を処理する内視鏡画像処理装置に
    おいて、 内視鏡による画像を構成する少なくとも一つの画像信号
    に対して、内視鏡の被観察体の画像パターンから診断に
    必要な特徴量を抽出する手段と、その特徴量に基づき、
    画像の判別評価を行う手段を備えたことを特徴とする内
    視鏡画像処理装置。
JP2333519A 1990-11-27 1990-11-27 内視鏡画像処理装置 Pending JPH04193254A (ja)

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