JPH0417797Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0417797Y2 JPH0417797Y2 JP12066487U JP12066487U JPH0417797Y2 JP H0417797 Y2 JPH0417797 Y2 JP H0417797Y2 JP 12066487 U JP12066487 U JP 12066487U JP 12066487 U JP12066487 U JP 12066487U JP H0417797 Y2 JPH0417797 Y2 JP H0417797Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer expander
- abutment
- guide rod
- piece
- inner bottom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 45
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 208000025174 PANDAS Diseases 0.000 description 1
- 208000021155 Paediatric autoimmune neuropsychiatric disorders associated with streptococcal infection Diseases 0.000 description 1
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 1
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は内燃機関に使用される組合せオイルリ
ングのスペーサエキスパンダに関する。
ングのスペーサエキスパンダに関する。
組合せオイルリングは通常1ケのスペーサエキ
スパンダの上下面に各1ケのサイドレールを配
し、スペーサエキスパンダにより前記サイドレー
ルをシリンダ内壁に摺接させて潤滑油のかき上
げ、かき下ろし作用を行い、シリンダ内壁に常に
適切な油膜を形成させて、ピストンリングとシリ
ンダの摩耗を最小限にするものである。
スパンダの上下面に各1ケのサイドレールを配
し、スペーサエキスパンダにより前記サイドレー
ルをシリンダ内壁に摺接させて潤滑油のかき上
げ、かき下ろし作用を行い、シリンダ内壁に常に
適切な油膜を形成させて、ピストンリングとシリ
ンダの摩耗を最小限にするものである。
そして、スペーサエキスパンダにはいくつかの
種類があるが、既に公知のものとして、外側頂部
片と内側底部片とが半径方向に離間して円周方向
に交互に配置し、かつ両者間を中間部片で接続し
た円周方向波型スペーサエキスパンダがある。
種類があるが、既に公知のものとして、外側頂部
片と内側底部片とが半径方向に離間して円周方向
に交互に配置し、かつ両者間を中間部片で接続し
た円周方向波型スペーサエキスパンダがある。
しかして、スペーサエキスパンダの合口を拡げ
てピストンのリング溝内に入れ、リング溝内でス
ペーサエキスパンダの合口をつき合わせ、更にサ
イドレールを組み合わせようとするときに、スペ
ーサエキスパンダの合口の一方が他方を乗り越え
て合口が重なる場合が生じることがある。
てピストンのリング溝内に入れ、リング溝内でス
ペーサエキスパンダの合口をつき合わせ、更にサ
イドレールを組み合わせようとするときに、スペ
ーサエキスパンダの合口の一方が他方を乗り越え
て合口が重なる場合が生じることがある。
このような状態でピストンに組み付けられた場
合は、サイドレールに張力を与えることができ
ず、スペーサエキスパンダの機能を果たさない。
合は、サイドレールに張力を与えることができ
ず、スペーサエキスパンダの機能を果たさない。
本考案はこのような問題点を防ぎ、スペーサエ
キスパンダを正常にピストンに組み付けられるよ
うに改良するものである。
キスパンダを正常にピストンに組み付けられるよ
うに改良するものである。
上記課題を達成する本考案の構成は、外側頂部
片と内側底部片とが半径方向に離間して円周方向
に交互に配置し、かつ両者間を中間部片で接続し
た円周方向波型スペーサエキスパンダにおいて、
ガイド棒を前記中間部片に設けられた貫通孔を挿
通して合口に跨がつて配設し、かつ一方の合口端
部よりも長くしたもう一方の合口端部を外方に折
り返してこの折り返し部と内側底部片でガイド棒
を挟んで固定したことを特徴とする。
片と内側底部片とが半径方向に離間して円周方向
に交互に配置し、かつ両者間を中間部片で接続し
た円周方向波型スペーサエキスパンダにおいて、
ガイド棒を前記中間部片に設けられた貫通孔を挿
通して合口に跨がつて配設し、かつ一方の合口端
部よりも長くしたもう一方の合口端部を外方に折
り返してこの折り返し部と内側底部片でガイド棒
を挟んで固定したことを特徴とする。
合口に跨がつた状態でスペーサエキスパンダに
装着さたガイド棒は、一方の合口端部の折り返し
部と内側底部片に挟まれて固定されることによつ
て貫通孔を円周方向に移動するのが防止される。
そして、スペーサエキスパンダをピストンリング
溝に組み付ける際、スペーサエキスパンダの合口
を拡げたとき、スペーサエキスパンダの中間部片
の貫通孔がガイド棒に沿つてスライドし、合口は
常にガイド棒に案内されて拡がる。そしてピスト
ンリング溝に挿入された後、スペーサエキスパン
ダの合口を閉じると、上記同様、スペーサエキス
パンダの中間部片の貫通孔がガイド棒に沿つてス
ライドし、合口は常にガイド棒に案内されて、合
口が重なることなくスペーサエキスパンダは合口
を閉じた元の状態に戻る。
装着さたガイド棒は、一方の合口端部の折り返し
部と内側底部片に挟まれて固定されることによつ
て貫通孔を円周方向に移動するのが防止される。
そして、スペーサエキスパンダをピストンリング
溝に組み付ける際、スペーサエキスパンダの合口
を拡げたとき、スペーサエキスパンダの中間部片
の貫通孔がガイド棒に沿つてスライドし、合口は
常にガイド棒に案内されて拡がる。そしてピスト
ンリング溝に挿入された後、スペーサエキスパン
ダの合口を閉じると、上記同様、スペーサエキス
パンダの中間部片の貫通孔がガイド棒に沿つてス
ライドし、合口は常にガイド棒に案内されて、合
口が重なることなくスペーサエキスパンダは合口
を閉じた元の状態に戻る。
第1図はガイド棒を装着したスペーサエキスパ
ンダの合口部付近を示す斜視図で合口を閉じた状
態を示し、第2図は同正面図、第3図はスペーサ
エキスパンダとサイドレールを組み込んだピスト
ンのリング溝部分の断面図である。
ンダの合口部付近を示す斜視図で合口を閉じた状
態を示し、第2図は同正面図、第3図はスペーサ
エキスパンダとサイドレールを組み込んだピスト
ンのリング溝部分の断面図である。
スペーサエキスパンダ1は複数の円周方向に延
びる外側頂部片2と内側底部片3とが半径方向に
離間して円周方向に交互に配置し、かつ両者間を
半径方向に延びる中間部片4で接続した円周方向
波型帯板で構成されている。そして各々の中間部
片4にはオイル戻し孔をなす長孔状の貫通孔6が
設けられている。
びる外側頂部片2と内側底部片3とが半径方向に
離間して円周方向に交互に配置し、かつ両者間を
半径方向に延びる中間部片4で接続した円周方向
波型帯板で構成されている。そして各々の中間部
片4にはオイル戻し孔をなす長孔状の貫通孔6が
設けられている。
ガイド棒7は断面が円形で、スペーサエキスパ
ンダ1と略同一曲率をなす湾曲した丸棒であり、
多くは高温で弾性を有する鋼線によつて作られる
が、200℃以上の耐熱性を有していれば樹脂等で
もよく、その材質は問わない。また、断面形状も
円形に限らず、またスペーサエキスパンダ1の曲
率に近い曲率で湾曲している程好ましい。
ンダ1と略同一曲率をなす湾曲した丸棒であり、
多くは高温で弾性を有する鋼線によつて作られる
が、200℃以上の耐熱性を有していれば樹脂等で
もよく、その材質は問わない。また、断面形状も
円形に限らず、またスペーサエキスパンダ1の曲
率に近い曲率で湾曲している程好ましい。
そして、スペーサエキスパンダ1を第3図に示
すようにピストン9のリング溝10に装着すると
きは、前記ガイド棒7をスペーサエキスパンダ1
に装着しておく。即ち、スペーサエキスパンダ1
の中間部片4に設けられた貫通孔6にガイド棒7
を挿入し、合口5に跨がつた状態でスペーサエキ
スパンダ1に装着する。そしてこの場合、ガイド
棒7の一端部が合口5部の近傍に配置するように
する。そして、スペーサエキスパンダ1の一方の
合口5端部はもう一方の合口5端部よりも長く形
成されており、この長い方の合口5端部を外方に
折り返してその折り返し部8と内側底部片3でガ
イド棒7の一端部を挟んでかしめ固定する。この
ようにして、ガイド棒7の一端部がスペーサエキ
スパンダ1に固定され、貫通孔6を円周方向に移
動するのが防止される。
すようにピストン9のリング溝10に装着すると
きは、前記ガイド棒7をスペーサエキスパンダ1
に装着しておく。即ち、スペーサエキスパンダ1
の中間部片4に設けられた貫通孔6にガイド棒7
を挿入し、合口5に跨がつた状態でスペーサエキ
スパンダ1に装着する。そしてこの場合、ガイド
棒7の一端部が合口5部の近傍に配置するように
する。そして、スペーサエキスパンダ1の一方の
合口5端部はもう一方の合口5端部よりも長く形
成されており、この長い方の合口5端部を外方に
折り返してその折り返し部8と内側底部片3でガ
イド棒7の一端部を挟んでかしめ固定する。この
ようにして、ガイド棒7の一端部がスペーサエキ
スパンダ1に固定され、貫通孔6を円周方向に移
動するのが防止される。
したがつて、ピストン9に組み付ける前に、ガ
イド棒7を上記の如くスペーサエキスパンダ1に
装着しておけば、スペーサエキスパンダ1をピス
トンリング溝10に組み付ける際、スペーサエキ
スパンダ1の合口5を拡げたとき、スペーサエキ
スパンダ1の中間部片4の貫通孔6がガイド棒7
に沿つてスライドし、合口5は常にガイド棒7に
案内されて拡がる。そしてピストンリング溝10
に装着された後、スペーサエキスパンダ1の合口
5を閉じると、上記同様、スペーサエキスパンダ
1の中間部片4の貫通孔6がガイド棒7に沿つて
スライドし、合口5は常にガイド棒7に案内され
て、合口5が重なることなくスペーサエキスパン
ダ1は合口を閉じた元の状態に戻る。
イド棒7を上記の如くスペーサエキスパンダ1に
装着しておけば、スペーサエキスパンダ1をピス
トンリング溝10に組み付ける際、スペーサエキ
スパンダ1の合口5を拡げたとき、スペーサエキ
スパンダ1の中間部片4の貫通孔6がガイド棒7
に沿つてスライドし、合口5は常にガイド棒7に
案内されて拡がる。そしてピストンリング溝10
に装着された後、スペーサエキスパンダ1の合口
5を閉じると、上記同様、スペーサエキスパンダ
1の中間部片4の貫通孔6がガイド棒7に沿つて
スライドし、合口5は常にガイド棒7に案内され
て、合口5が重なることなくスペーサエキスパン
ダ1は合口を閉じた元の状態に戻る。
なお、第3図において11はスペーサエキスパ
ンダ1の上下面に配設されたサイドレール、12
がシリンダである。
ンダ1の上下面に配設されたサイドレール、12
がシリンダである。
第4図は第2図に対応する図で、第1〜2図の
ものは合口5端部を外方に180度折り返しただけ
であるが、第4図に示すものは合口5端部を外方
に180度折り返し更にその先端部を外方に折り返
して内側底部片3と平行にし、折り返し部8の内
側底部片3と平行な先端部8aと内側底部片3で
ガイド棒7の一端部を挟んでかしめ固定したもの
である。
ものは合口5端部を外方に180度折り返しただけ
であるが、第4図に示すものは合口5端部を外方
に180度折り返し更にその先端部を外方に折り返
して内側底部片3と平行にし、折り返し部8の内
側底部片3と平行な先端部8aと内側底部片3で
ガイド棒7の一端部を挟んでかしめ固定したもの
である。
以上説明したように本考案によれば、円周方向
波型スペーサエキスパンダにおいて、ガイド棒を
中間部片に設けられた貫通孔を挿通して合口に跨
がつて配設し、かつ一方の合口端部よりも長くし
たもう一方の合口端部を外方に折り返してこの折
り返し部と内側底部片でガイド棒を挟んで固定し
たことにより、スペーサエキスパンダをピストン
リング溝に組み付ける際に、スペーサエキスパン
ダの合口の一方が他方を乗り越えて合口が重なる
のを確実に防止できる。
波型スペーサエキスパンダにおいて、ガイド棒を
中間部片に設けられた貫通孔を挿通して合口に跨
がつて配設し、かつ一方の合口端部よりも長くし
たもう一方の合口端部を外方に折り返してこの折
り返し部と内側底部片でガイド棒を挟んで固定し
たことにより、スペーサエキスパンダをピストン
リング溝に組み付ける際に、スペーサエキスパン
ダの合口の一方が他方を乗り越えて合口が重なる
のを確実に防止できる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はガイド
棒を装着したスペーサエキスパンダの合口部付近
を示す斜視図で合口を閉じた状態を示し、第2図
は同正面図、第3図はスペーサエキスパンダとサ
イドレールを組み込んだピストンのリング溝部分
の断面図、第4図は第2図に対応する正面図で別
の例を示すものである。 1はスペーサエキスパンダ、2は外側頂部片、
3は内側底部片、4は中間部片、5は合口、6は
貫通孔、7はガイド棒、8は折り返し部、9はピ
ストン、10はリング溝。
棒を装着したスペーサエキスパンダの合口部付近
を示す斜視図で合口を閉じた状態を示し、第2図
は同正面図、第3図はスペーサエキスパンダとサ
イドレールを組み込んだピストンのリング溝部分
の断面図、第4図は第2図に対応する正面図で別
の例を示すものである。 1はスペーサエキスパンダ、2は外側頂部片、
3は内側底部片、4は中間部片、5は合口、6は
貫通孔、7はガイド棒、8は折り返し部、9はピ
ストン、10はリング溝。
Claims (1)
- 外側頂部片と内側底部片とが半径方向に離間し
て円周方向に交互に配置し、かつ両者間を中間部
片で接続した円周方向波型スペーサエキスパンダ
において、ガイド棒を前記中間部片に設けられた
貫通孔を挿通して合口に跨がつて配設し、かつ一
方の合口端部よりも長くしたもう一方の合口端部
を外方に折り返してこの折り返し部と内側底部片
でガイド棒を挟んで固定したことを特徴とするス
ペーサエキスパンダの合口重なり防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12066487U JPH0417797Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12066487U JPH0417797Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6425450U JPS6425450U (ja) | 1989-02-13 |
JPH0417797Y2 true JPH0417797Y2 (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=31366972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12066487U Expired JPH0417797Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0417797Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-06 JP JP12066487U patent/JPH0417797Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6425450U (ja) | 1989-02-13 |
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