JPH0417169Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0417169Y2
JPH0417169Y2 JP13499786U JP13499786U JPH0417169Y2 JP H0417169 Y2 JPH0417169 Y2 JP H0417169Y2 JP 13499786 U JP13499786 U JP 13499786U JP 13499786 U JP13499786 U JP 13499786U JP H0417169 Y2 JPH0417169 Y2 JP H0417169Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouthpiece
breathing
main body
plug
respiratory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13499786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6340957U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13499786U priority Critical patent/JPH0417169Y2/ja
Publication of JPS6340957U publication Critical patent/JPS6340957U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0417169Y2 publication Critical patent/JPH0417169Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、緊急時などに用いられる呼吸器のマ
ウスピースに関する。
背景技術 鉱山における災害発生時の救護活動を始めとし
て、一般の都市火災、その他の災害発生時の消
火、救護活動には、呼吸器はもはや欠かせない存
在となつている。この呼吸器において典型的な従
来技術のマウスピースの形状は、第12図および
第13図に示されている。
マウスピース1は、マウスピース本体2と栓体
3とで構成される。本体2は、蛇腹状であつて可
撓性を有する呼吸管10の一端部に気密に接続さ
れ、その内部に呼吸気通路4が形成される。マウ
スピース1の呼吸管10とは反対側の端部には、
栓体3が装着される。本体2の呼吸管10と反対
側の端部は、本体2の左右方向(第12図の上下
方向)に拡がつて曲成され、支持部5,6が形成
される。支持部5,6の相互に臨む面には、口中
で上歯と下歯の間に挟圧される挟圧部材7,8が
形成される。挟圧部材7,8は、口中に挿入され
大略的に板状の当接部7a,8aと、当接部7
a,8aと支持部5,6とを連結する挟圧部7
b,8bとから成る。本体2の上面には、ノーズ
クリツプ(図示せず)を取付けるための取付片9
が形成される。
次に栓体3について述べる。栓体3は、基本的
には、嵌合部11と把持部12とを含む。把持部
12は、幅が一定の連結部13と、連結部13と
一体に形成され、連結部13から遠去かるにした
がつてその幅が拡大する拡大部14とを含む。把
持部12から嵌合部11にかけて、リブ15a,
15b(総称する参照符を15とする)が設けら
れ、把持部12を補強する。
嵌合部11には、凹所16が設けられ、その側
壁17は可撓性を有しており、したがつて本体2
の呼吸気通路4に形成された嵌合孔18に装着さ
れることができる。この栓体3は、マウスピース
1の不使用時には、常に本体2に装着されてお
り、使用時において、この栓体3を抜去して使用
する。ここで栓体3は、赤色の可撓性を有する高
分子材料から形成されており、栓体3を装着した
状態では、栓体3の拡大部14がマウスピース1
から突出するようにして、使用開始時に栓体3を
付けたままの本体2を、使用者が口に宛てがうこ
とを防ぐようにされている。
考案が解決すべき問題点 上述のような従来技術のマウスピース1を、た
とえば循環式呼吸器に使用した場合では、栓体3
と嵌合孔18とは着脱自在であるため、両者間に
隙間が生じることがある。このように隙間が生じ
た場合、呼吸気通路4に接続された清浄缶中の炭
酸ガス吸収剤が、長期間の保存に伴なつて空気中
の炭酸ガスを吸収し、劣化する恐れが生じる。し
たがつて定期的に検査したりする等の保守管理が
必要となり、これを怠ると、緊急時に炭酸ガスの
吸収作用が充分ないままで使用するなどの不幸な
事態を招くことになる。また、一度使用したもの
であつても、栓体3が元通り差込まれていると、
未使用品との区別がつきにくい。
本考案の目的は、上述の問題点を解決し、未使
用時において、完全な密閉構造を有した呼吸器の
マウスピースを提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、マウスピース本体と、マウスピース
本体に一体的に形成される栓体とで構成されるマ
ウスピースであつて、 前記本体内の呼吸気が流過する通路の開口に取
付けられる前記栓体とマウスピース本体との間に
は、栓体の全周に亘つて切離し可能な薄肉部が一
体的に形成されており、この栓体および切離用薄
肉部によつて前記通路は外部と気密に遮閉される
ことを特徴とする呼吸器のマウスピースである。
作 用 本考案に従えば、マウスピースを、マウスピー
ス本体と、栓体と、切離用薄肉部とで構成し、前
記本体内の呼吸気通路の開口に、前記栓体を配置
し、栓体の周縁部と開口の内周面とは、全周に亘
つて切離用薄肉部によつて接続される。本体と栓
体と切離用薄肉部とは一体成型され、したがつて
前記呼吸気通路は外部と気密に遮閉られる。マウ
スピースの使用時には、栓体を引張つて本体から
切離す。
実施例 第1図は本考案の一実施例のマウスピース20
の断面図であり、第2図はそのマウスピース20
の平面図であり、第3図はそのマウスピース20
の正面図であり、第4図は第1図の切断面線−
から見た断面図であり、第5図はマウスピース
20の側面図である。これらの図面を参照してマ
ウスピース20の形状について説明する。マウス
ピース20は、マウスピース本体21と栓体31
と切離用薄肉部35とで構成される。本体21
は、蛇腹状であつて可撓性を有する呼吸管22の
一端部に気密に接続され、その内部に呼吸気通路
23が形成される。
本体21の呼吸管22と反対側の端部は、本体
21の左右方向(第1図の左右方向)に拡がつて
曲成され、支持部25,26が形成される。支持
部25,26の相互に臨む面には、口中で上歯と
下歯の間に挟圧される挟圧部材27,28が形成
される。挟圧部材27,28は、口中に挿入され
大略的に板状の当接部27a,28aと、当接部
27a,28aと支持部25,26とを連結する
挟圧部27b,28bとから成る。また、本体2
1の呼吸気通路23の呼吸管22と反対側の端部
に臨む開口30には、栓体31が形成される。
第6図は、栓体31付近の一部分の拡大断面図
である。栓体31は、閉塞部32と把持部33と
で構成される。閉塞部32は、支持部25から支
持部26に亘つて僅かに曲成される。切離用薄肉
部35は、第7図にその詳細が示されるように、
開口30の内周面と閉塞部32の周縁部の全周に
亘つて気密に接続する。
把持部33は、閉塞部32に連なり、幅が一定
の連結部37と、連結部37から遠去かるにつれ
て、その幅と厚さとが拡大する拡大部38と、把
持し易いように厚肉に形成された厚肉部39とで
構成される。本体21の上面には、ノーズクリツ
プ(図示せず)を取付けるための取付片40が形
成される。
このような構成を有するマウスピース20は、
たとえば熱可塑性エラストマーやシリコンゴム等
の軟質材料で一体形成される。したがつて呼吸気
通路23を気密に保つことができ、外部から完全
に遮閉することができる。
上述のように構成されたマウスピース20の使
用にあたつて、把持部33を揺動し、矢符43方
向に引張ることにより、切離用薄肉部35におい
て、閉塞部32の周縁部と開口30の内周面とが
切離される。未使用時において厚肉部39は、支
持部25,26から突出しており、これによつて
使用者が使用開始時に、栓体31を切離さない
で、マウスピース20を口に宛てがうことが防が
れる。また上述のように、把持部33には厚肉部
39が形成されるため、栓体31は握り易く容易
に切離すことができる。
第8図は、上述のマウスピース20が用いられ
る循環式呼吸器50の構成を示す図である。循環
式呼吸器50は、携帯容器51を備える。循環式
呼吸器50を使用しないときには、マウスピース
20、呼吸袋52、呼吸管22、ノーズクリツプ
54、首紐55および防塵メガネ56が、携帯容
器51内に収納される。携帯容器51内にはま
た、高圧酸素容器58が収納され、酸素ガスが塞
止弁59を介して呼吸袋52に導かれる。
前記塞止弁59には、高圧酸素容器58内のガ
ス圧力を示す圧力計60および調整器61が取付
けられる。調整器61には、手動補給弁62が含
まれる。調整器61は、高圧酸素容器58内の酸
素ガスを減圧し、一定流量で呼吸袋52に供給す
る。また手動補給弁62は、手動操作によつて高
圧酸素容器58内の酸素ガスを急速に呼吸袋52
に供給する。
呼吸袋52内のガスは、逆止弁である吸気弁6
3a,63bを介して、呼吸管22に導かれる。
呼吸管22の一端部には、前述したようにマウス
ピース20が取付けられる。マウスピース20か
らの呼気は、呼吸管22を介して清浄缶64に導
かれる。
清浄缶64のケーシング65には、その底部付
近まで、呼吸管22および清浄缶64の内筒66
による呼気通路が連通される。このケーシング6
5内の内筒66を外囲して、かつまた、たとえば
紙または不織布などの通気性を有するフイルタ6
7a,67bによつて保持されて、炭酸ガス吸収
剤68が収納される。
この炭酸ガス吸収剤68の下端部表面は、たと
えば金網などの通気性を有する底板69によつて
支持される。底板69の中央部は、内筒66の第
8図下方側の端部と一体的に構成される。また炭
酸ガス吸収剤68の上端部表面は、フイルタ67
bを介して、底板69と同様な構造の抑え板70
によつて押圧される。この抑え板70は、上端部
(第8図上方側の端部)が内筒66に固定された
押圧部材71によつて、第8図の下方に押圧され
る。また呼吸袋52には、呼吸袋52内のガスを
放出するための自動排気弁72が設けられる。
第9図は、第8図に示された循環式呼吸器50
を携帯容器51に収納して施錠した状態を示す正
面図であり、第10図は第9図の右側面図であ
り、第11図は第9図の平面図である。第9図〜
第11図を参照して、携帯容器51の構成を説明
する。携帯容器51は、収納部75と蓋体76と
を含み、両者を連結する固定部材78に設けられ
た案内孔79に、使用者の腰ベルト80を挿通す
ることによつて、携帯容器51を使用者に固定す
ることができる。
また携帯容器51の前記蓋体76と収納部75
とは、蓋体76に設けられた帯体77および施錠
手段からなる固定手段81によつて固定される。
この固定手段81は、循環式呼吸器50を使用す
る際に、極めて短時間で解錠することができる。
以上のような構成を有する循環式呼吸器50を
使用する場合について説明する。携帯容器51か
ら呼吸袋52などを取出す。使用者(図示せず)
は首紐55を首にかけ、防塵メガネ56を装着す
る。次にマウスピース20の栓体31を前述した
ように切離し、本体21を口部にあてる。このと
きノーズクリツプ54によつて鼻梁を押圧し、鼻
からの呼吸を行なわないようにする。
携帯容器51から呼吸袋52などを取出したと
き、塞止弁59などを操作して、呼吸袋52内に
酸素ガスを供給する。このようにして使用者は、
マウスピース20を介して、呼吸袋52内に供給
された清浄なガスを吸気することができる。使用
者が吐出した呼気中の炭酸ガスは、清浄缶61内
で吸収され、呼吸袋52に戻される。このように
して循環回路が形成される。
上述のように循環式呼吸器50が使用されない
未使用状態では、清浄缶61に連通する呼吸気通
路23は、本体21の開口30が栓体31の閉塞
部32および切離用薄肉部35とによつて閉塞さ
れているため、不所望に外気などが侵入すること
を防ぐことができ、清浄缶61の性能は劣化する
ことなく保たれる。したがつて長期間の保存に際
しても、保守管理の手間が大幅に削減され、安心
して使用することができる。また未使用品との区
別がつき易い。
効 果 以上のように本考案によれば、マウスピース本
体内の呼吸気通路の開口を、一体成型した栓体お
よび切離用薄肉部で気密に閉塞し、マウスピース
の使用時には前記栓体を引張つて本体から切離す
ようにした。したがつて未使用時には、呼吸気通
路は外部と気密に遮閉されるため、この呼吸気通
路に不所望に外気などが侵入することを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のマウスピース20
の断面図、第2図はそのマウスピース20の平面
図、第3図はそのマウスピース20の正面図、第
4図は第1図の切断面線−から見た断面図、
第5図はマウスピース20の側面図、第6図は栓
体31付近の一部分の拡大断面図、第7図は切離
用薄肉部35の拡大断面図、第8図は循環式呼吸
器50の構成を示す図、第9図は循環式呼吸器5
0の携帯容器51の正面図、第10図は第9図の
側面図、第11図は第9図の平面図、第12図は
従来技術のマウスピース1の平面図、第13図は
第12図の切断面線A−Aから見た断面図であ
る。 20……マウスピース、21……本体、22…
…呼吸管、23……呼吸気通路、25,26……
支持部、27,28……挟圧部材、30……開
口、31……栓体、32……閉塞部、33……把
持部、35……切離用薄肉部、50……循環式呼
吸器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 マウスピース本体と、マウスピース本体に一体
    的に形成される栓体とで構成されるマウスピース
    であつて、 前記本体内の呼吸気が流過する通路の開口に取
    付けられる前記栓体とマウスピース本体との間に
    は、栓体の全周に亘つて切離し可能な薄肉部が一
    体的に形成されており、この栓体および切離用薄
    肉部によつて前記通路は外部と気密に遮閉される
    ことを特徴とする呼吸器のマウスピース。
JP13499786U 1986-09-02 1986-09-02 Expired JPH0417169Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499786U JPH0417169Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499786U JPH0417169Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6340957U JPS6340957U (ja) 1988-03-17
JPH0417169Y2 true JPH0417169Y2 (ja) 1992-04-16

Family

ID=31036760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13499786U Expired JPH0417169Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0417169Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6340957U (ja) 1988-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4549543A (en) Air filtering face mask
US4154235A (en) Escape filter device having protective hood
US3521630A (en) Respirator face mask with replaceable filter
RU2566910C2 (ru) Полнолицевая маска для электроприводного воздухоочистительного респиратора (papr)
US4771771A (en) Gas mask having a protective hood
US6134716A (en) Disposable smoke mask with replaceable filter
US4106502A (en) Resuscitator
EP0124994B1 (en) Emergency mask
JPS61222462A (ja) 呼吸保護マスク
US4361146A (en) Filtering respirator
KR20160018015A (ko) 마스크
US4754751A (en) Escape respirator
CN207137167U (zh) 正压式空气呼吸器
JP3921295B2 (ja) 呼吸保護具
CN107096142A (zh) 正压式空气呼吸器
CN205626670U (zh) 一种小儿麻醉用呼吸面罩
JPH0417169Y2 (ja)
US4565196A (en) Disposable smoke mask and apparatus
CN212395637U (zh) 一种微正压自吸过滤式逃生呼吸器
JPH0191872A (ja) 酸素発生形呼吸用保護具収納体
CN210078643U (zh) 一种空气呼吸器
CN111790072A (zh) 一种微正压自吸过滤式逃生呼吸器
CN213527195U (zh) 一种便携式带呼吸阀的口咬逃生器
CN213466556U (zh) 一种带呼吸阀的口咬逃生器
CN215024607U (zh) 一种便携式肺部呼吸面罩