JPH04171008A - 濾過槽の攪拌翼 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、濾過槽の濾材を動力を節減して撹拌洗浄を
行わんとする撹拌翼の構造に関するものである。

従来の濾過槽の撹拌による洗浄のための撹拌翼は、砂面
上の腕木より櫛歯状に数本の桿棒を垂直に濾材中へ挿入
にしである。洗浄は、これを回転せしめると同時に底部
より洗浄水を流入せしめて、濾材の汚れを洗浄したもの
である。

このとき、小さな動力で動かすため桿棒を細くすれば折
れ曲がるので、止むを得ず桿棒を太くしている。このた
め濾材に対し圧密と摩擦により大きな応力が桿棒に懸っ
て、小型の濾過槽でも人手で回転することが出来ず、大
きな馬力モーターを必要とする等の欠点があった。この
ため該装置は利用度が減少しているのが現状である。

この発明は上記の欠点を解消することに成功したもので
あって、圧密による応力と摩擦の減少を計って、小さい
動力で回転し、且つ、確実に洗浄せしめる装置を提供す
ることを目的とする。

この発明の詳細な説明すれば、円筒１の濾過槽内の中心
に軸棒２を立てて、該棒の下端部へ、下面が平らな半紡
錘形の腕木３を水平になるよう取り付ける。次に濾材面
より上の空間位置に上部横腕木４を取り付け、さらに濾
過槽の外上縁より上部へハンドル用腕木５を取り付ける
。続いて下部腕木３と上部腕木４の間を数本の針金線条
６を架繋して構成したことを特徴とする濾過槽の撹拌翼
である。

この発明の操作と運転について説明すると、濾過槽が口
塞りすると濾過を中止して波層の底部より洗浄水を流入
（逆洗）せしめて、撹拌翼の回転始動する。

このとき、下部腕木は上述のように腕木の断面が下部が
平面の半紡錘形になっており、上面の勾配が形成されて
いるため砂層内を押し分けて進むとき砂を押圧密するこ
となく、該腕木の体積分の製砂を波層表面の空間に向か
って押し上げて進む。

腕木が行くと後から下る。この腕木の回転に追従して砂
層が波のように上り下りの動揺を繰り返す。

この動揺は、砂を擦合わせて汚れを落す役目をなす。

次に上腕木と下腕木に架繋した数本の針金線条（径２〜
３％間隔２〜３ｃｍ）は細いので、砂を圧密して損失す
るエネルギーは少ない。針金の主としての働きは製砂の
汚れの団粒を切砕して進むことである。同時に一部擦合
と摩擦も行われる。このとき先の上下動揺の擦合せと、
同時合体して働き、離脱した汚れは逆洗水より洗浄され
系外へ排水する。

この発明は上述の如く濾過砂を圧密した応力によるエネ
ルギーロスを避けて、腕木による上下動揺と線条による
切砕の相互合体作用により、動力負荷を軽減して、逆浮
効果を上げることが出来た。

また、小型のものは、人力で回転することが出来る。さ
らに構造が簡単で製作も安易であり、故障等なく斯界に
貢献するところ犬な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は縦断面図 第２図は下腕木の断面図 ■・・・・・・円筒　　２・・・・・・軸棒　　　３・
・・・・・下腕木４・・・・・・上腕木　訃・・・・・
ハンドル用腕木６・・・・・・針金線条

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 円筒の濾過槽内の中心に細棒を立てて、該棒の下端部へ
   、下面が平らな半紡錘形の腕木を水平になるよう取り付
   ける。次に、濾材面より上の空間位置に上部横腕木を取
   り付け、さらに濾過槽の外上縁より上部へハンドル用腕
   木を取り付ける。 続いて下部腕木と上部腕木の間を数本の線条を架繋して
   構成した、濾過槽の撹拌翼。