JPH04170945A

JPH04170945A - レーザーファイバカテーテル

Info

Publication number: JPH04170945A
Application number: JP2300172A
Authority: JP
Inventors: Tamishige Watabe; 渡部　民重; Atsushi Uchiumi; 内海　厚
Original assignee: GIJUTSU KENKYU KUMIAI IRYO FUKUSHI KIKI KENKYUSHO
Current assignee: GIJUTSU KENKYU KUMIAI IRYO FUKUSHI KIKI KENKYUSHO
Priority date: 1990-11-05
Filing date: 1990-11-05
Publication date: 1992-06-18
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: JPH0620465B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、医学の分野に使用されるレーザーファイバカ
テーテルに関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとするＩＩＩり最近で
は、血管・消化管・気管・尿路等内へレーザーファイバ
カテーテルを挿入して、レーザー光線を送り、血管内等
の悪い部位（患部）を焼灼分解することが行なわれるよ
うになった。

レーザー光線は大きな光エネルギーを有し、特に血管等
に挿入されたカテーテルの出射端に於て、発熱しやすい
。−例として、ＣＯレーザー（波長５〜５．５μｍ）を
用いる場合には、レーザー導光用ファイバとしては、カ
ルコゲナイドガラスが好適であるが、このカルコゲナイ
ドガラスは比較的融点が低く（約２００°Ｃ）、上記出
射端にて万一過熱されて、焼失した場合、酸素と反応し
て、強毒性の亜砒酸を生成し、人体に危険である。また
、フッ化物ファイバ、ハライド結晶ファイバ等の赤外線
導光ファイバを用いる場合も、同様の問題がある。

本発明は、このようなレーザー導充用ファイバを有する
カテーテルの出射端が、万一過熱した場合に、直ちにこ
れを検知して、危険を未然に回避することの可能なレー
ザーファイバカテーテルを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明は、レーザー導光用フ
ァイバを有するカテーテ／Ｌ／ｌこ於て、出射端近傍に
熱電対の測温接点を配設し、かつ、該熱電対の導線を内
部に有している。また、レーザー導光用ファイバがカル
コゲナイドガラスファイバである。

さらに、平角編組チューブとこれを被覆する有機高分子
チューブを、先端部に有し、かつ、途中部はステンレス
等の金属チューブを有している。

あるいは、手許部から先端部に至る首振用ワイヤーを配
設し、先端部に首振部を具備する。

〔作　用〕出射端近傍がレーザー光線にて万一過熱すると、熱電対
の測温接点にて直ちに検知できる。（レーザー発振を直
ちに停止することが可能となる。）また、首振部は可撓
性に冨むと共に、強度も優れる。また、首振部にて先端
を首振って挿入しやすいと共にレーザ照射の方向も定め
やすい。

〔実施例〕

以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説する。

第１図は全体構成回で、第２図はそのＡ部の拡大断面図
である。第１図に於て、１はＣｏ（赤外）レーザー光線
りを発生させるレーザー発生装置であって、２はこのレ
ーザー発生装置の０Ｎ−ＯＦＦ及び出力制御等の指令を
出す制御回路、３は各種条件（設定値）を入力する設定
手段である。

そして、レーザーファイバカテーテル４は、略全長にわ
たって設けられるファイバ本体５（第２図と第３図参照
）を存し、身体への挿入部６の先端には、首振部７が形
成され、挿入部６の基端は第１分岐部８にて、首振操作
具９を有するワイヤーガイドチューブ１０と、上記ファ
イバ本体５及び後述の熱電対の導線を挿通したリード部
１１に、分岐し、さらに、このリード部１１は第２分岐
部１２にて、上記ファイバ本体５が挿通されていてレー
ザー発生装置Ｉに接続されるレーザー接続管１３と、後
述の熱雷対の導線が挿通されると共に熱電対用コネクタ
１４を有する熱電対用接続コード部１５とに、分岐して
いる。

しかして、第２図及び第３図に示す如く、ファイバ本体
５の先端面５ａには、フン化カルシウム又は亜鉛−セレ
ン化合物等の防護窓部材１６が当接状として、設けられ
る。即ち、ファイバ本体５の先端面と一致する先端面を
有すると共に該ファイバ本体５の先端部５ｂに外嵌して
ステンレス鋼等の第１短筒体１７を設け、かつ、該第１
短筒体１７の先端外周部及び窓部材１６にわたってステ
ンレス鋼等の第２短筒体１８を外嵌して固着する。ファ
イバ本体５は、カルコゲナイドガラスファイバから成り
、詳しくは、カルコゲナイドガラスから成るコア１９と
、これを被覆するフルオロエチレンプロピレン（ＦＥＰ
）等から成るクラッド２０とから、構成される。そして
、２１はポリイミド樹脂から成る補強チューブであって
、前記第１短筒体１７を除いて、該ファイバ本体５の全
長に被覆される。

２２は、平角編組から成る編組チューブであって、前記
首振部７に配設される。この編組チューブ２２の先端面
と、上記第２短筒体１８の基端面とは接触し、この合せ
目を越えた先端側から、この編組チューブ２２に、ポリ
イミド等の有機高分子チューブ２３が被覆され、首振部
７に適度の首振用可撓性を付与しつつ、補強の役目をし
ている。また、２４はステンレス鋼等の金属チューブで
あって、第１図に示すように分岐部８から首振部７の基
端側まで配設されて、カテーテルの直線復元力を与える
。

この金属チューブ２４は、編組チューブ２２と内外径が
略等しく、相互接続部はテーパ状に該金属チューブ２４
の先端外周面を形成して、これに、内周面をテーバ面２
５とした編組チューブ２２の基端を外嵌して、接続され
る。前記ポリイミドチューブ２３は、この接続部を被覆
して、基端側へ僅かに延伸して終わっている。

しかして、２６は熱電対であって、その測温接点２７は
、第１短筒体１７の外周面と、編組チューブ２２の先端
内周面との間に、挟着保持され、該熱電対２６の導線２
８．２８は、カテーテル内部に配設される。

即ち、第１短筒体１７の外周面に沿って配設すると共に
、第１短筒体１７と補強チューブ２１との合せ目２９か
ら該補強チューブ２Ｉの内周面に接して長手方向に沿わ
せて、第１図のリード部１１及び接続コード部Ｉ５を通
ってコネクタ１４に達している。このように、出射端近
傍３０に、熱電対２６の測温接点２７を設けて、出射端
近傍３０の温度を測定可能□温度モニター可能□として
いる。

また、破線にて示すように首振用ワイヤー３１が、内部
に挿通され、その先端部３１ａは、第１短筒体１７の外
周面と、編組チューブ２２の先端内周面との間で挟着状
に固着され、該ワイヤー３１は、この固着点から、編組
チューブ２２の内面に沿って、さらに金属チューブ２４
の内面に沿って、往復動自在に挿通され、第１図の分岐
部８からワイヤーガイドチューブ１０を通り、首振操作
具９に達し、手許部３３の該首振操作具９の操作により
ワイヤー３１が引張られると第１図の実線から仮想線の
ように首を振る。このときの反力は、ファイバ本体５と
金属チューブ２４とＷ＆［ｌチューブ２２等にて得られ
る。

なお、第２図に於て、窓部材１６と第２短筒体１８の嵌
合面、第１・第２短筒体１７．１８相互の嵌合面は、接
着剤にて接着一体化するが、ファイ／Ｎ本体５の先端面
５ａと窓部材１６の内端面との間には接着剤を用いない
。その理由は、レーザー光線の通過によって、接着剤が
介在すればそれが加熱されるためである。

ところで、本カテーテルの要部の寸法を例示すると、フ
ァイバ本体５の外径は１００μｍ〜５００μｍとされ、
第２短筒体１８の外径は２００μｍ〜１０００μｍとし
て、首振部７の最大径を３００μｍ〜１５００μｍとす
る。測温接点２７の大きさは最大幅（径）で、２０μｍ
〜２００　μｍとするのが望ましい。

上述のように構成したレーザーファイバカテーテルを使
用するには、血管等の生体細径管へ、直接に、又は、予
め挿入したカテーテルのレーザールーメンを介して、挿
入部６を挿入し、細径管の曲がったり分岐した位置では
首振操作具９を片手で操作して首振部７を適宜弯曲首振
させつつ挿入してゆく。ＣＯレーザー等の赤外線レーザ
ー発生装置１からのレーザー光ｗＡＬを伝送して、出射
端から照射して、血栓等の悪い部位（患部）を、焼灼・
分解させる。

なお、ファイバ本体５として、上述のカルコゲナイドガ
ラスファイバ以外に、石英ファイバやフン化物ファイバ
やハライド結晶ファイバも好ましい；なお、レーザーファイバカテーテル４は極めて細径であ
るにかかわらず先端が首振可能であるため、挿入しやす
く、かつ患部へ出射端を向けやすい利点がある。また、
編組チューブ２２とポリイミド等の有機高分子チューブ
２３により適度のフレキシビリティ（可撓性）と押圧に
耐える強度・剛性があり、使いやすいという利点がある
。また、出射端近傍３０の温度は第１図の制御回路に検
出信号として入力されているから、異常が発生したこと
を検知すれば、自動的にレーザー発生装置ｌをＯＦＦと
することも可能である。また、万一、ファイバ本体５の
伝送途中部で焼損等の著しい異常が生じた時には、これ
に沿って内部に設けられた熱電対導線２８．２８が途絶
して、異常を検出できるという利点もある。

〔発明の効果］本発明は上述の構成により、出射端近傍３０の温度をモ
ニターすることができ、レーザー導光用ファイバのガラ
スが比較的低い温度で溶融して毒ガスを発生する直前に
、レーザー発生装置１を停止することが可能となり、こ
の種のレーザーファイバカテーテルの安全性向上に著大
な貢献をなす発明である。

また、レーザー照射開始と同時に、出射端近傍３０の温
度をモニターすれば、ファイバ本体５の途中部及び入射
端に異常があって昇温しない場合も直ちに検知出来る。

また、極めて細径であるにかかわらず、挿入しやすく、
かつ、患部へ出射端を向けやすい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
要部拡大断面図、第３図は第２図の■−■拡大断面図で
ある。５・・・ファイバ本体、７・・・首振部、２２・・・編
組チューブ、２３・・・有機高分子チューブ、２４・・
・金属チューブ、２６・・・熱電対、２７・・・測温接
点、２８・・・導線、３０・・・出射端近傍、３１・・
・首振用ワイヤー、３３・・・手許部。

Claims

【特許請求の範囲】１、レーザー導光用ファイバを有するカテーテルに於て
、出射端近傍に熱電対の測温接点を配設し、かつ、該熱
電対の導線を内部に有していることを特徴とするレーザ
ーファイバカテーテル。２、レーザー導光用ファイバがカルコゲナイドガラスフ
ァイバである請求項１記載のレーザーファイバカテーテ
ル。３、平角編組チューブとこれを被覆する有機高分子チュ
ーブを、先端部に有し、かつ、途中部はステンレス等の
金属チューブを有している請求項１記載のレーザーファ
イバカテーテル。４、手許部から先端部に至る首振用ワイヤーを配設し、
先端部に首振部を具備する請求項１又は３記載のレーザ
ーファイバカテーテル。