JPH04170910A

JPH04170910A - 果汁絞り機

Info

Publication number: JPH04170910A
Application number: JP29863690A
Authority: JP
Inventors: Shigeaki Fukumoto; 福本　重昭
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-11-02
Filing date: 1990-11-02
Publication date: 1992-06-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、果実の姿を維持したまま、内部の果肉を切断
・撹拌して果実から果汁を取り出すことのできる果汁絞
り機に関するものである。

〔従来技術〕

従来、果汁絞り機として知られているものにジューサや
ミキサがある。これらは、果実の外皮を取り除いた上で
、果肉部を切断・粉砕することにより果汁を得るもので
ある。また、第５図に示すような果汁絞り機は、果実７
を半分やＸ等に外皮ごと切断した後、容器１５の果肉部
の形状に合わせた型に圧接して果汁を絞り出すものであ
る。

［発明が解決しようとする課題〕上記したジューサやミキサは、果汁を絞るのに外皮を取
り除く作業が必要であり、また、容器の底部にカッタが
設けられているので、使用後果肉の付着したカッタ及び
その周辺容器を掃除する煩雑な手間を要していた。

また、第５図に示したような果汁絞り機では。

果実を外皮ごと切断する作業が必要で、また、果実を上
記容器１５に圧接するのにかなりの力を必要とし、不便
であった。

従って１本発明が目的とするところは、果実の外皮を取
り除く作業や果実を切断する作業が不要で、簡単に果肉
のみを切断・攪拌して果汁を得ることができ、使用後の
清掃作業も容易で、且つ特殊な容器を用いる必要もない
簡便な果汁絞り機を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、果実を載置する果
実載置台を具備するスタンドと、上記スタンドにより上
記果実載置台上の果実に指向して摺動自在に支持される
絞り機本体と、上記絞り機本体に回転自在に取り付けら
れ、果実側先端にドリル状刃先を具備するドリル軸と、
上記ドリル軸に摺動自在に取り付けられたスライダと、
一端が上記ドリル状刃先に固着され、他端が上記スライ
ダにより上記ドリル状刃先の方向へ付勢されることによ
り上記ドリル軸半径方向へ撓み得るカッタ部材と、上記
スライダを上記ドリル状刃先の方向へ摺動させるスライ
ダ駆動手段と２上記ドリル軸を回転させるドリル軸駆動
手段と、を備えてなることを特徴とする果汁絞り機とし
て構成されている。

〔作用］この果汁絞り機で果汁を得る場合、果実を果実ＩＱ１台
に載せ、ドリル軸駆動手段によりドリル軸を回転させな
がらドリル軸を果実に向かって進行させ、果実中心部に
ドリル状刃先により孔をあける。

ドリル状刃先が果実内部の奥の方まで到達すると、ドリ
ル軸を回転させながらスライダをドリル状刃先の方向へ
スライダ駆動手段により摺動させる。これにより、カッ
タ部材がドリル状刃先と共に回転しつつドリル軸半径方
向へ撓むので、カッタ部材により果肉部のみが切断・撹
拌される。

果肉の大部分が切断・攪拌され終わると、ドリル軸を回
転させたままスライダ駆動手段によりスライダを後退さ
せ、カッタ部材を撓みのない元の状態まで変形させ、更
に、ドリル軸を後退させてドリル状刃先及びカッタ部材
を果実から取り出す。

こうして、外皮の形状を維持したまま、容器としての外
皮内に切断・攪拌された果肉が残る。上記切断・攪拌さ
れた果肉をコツプに受けてもよいし、また、外皮内に収
容したままストロ等を用いて果汁を飲んだり、そのまま
冷凍してシャーヘットを得ることもできる。

〔実施例〕

続いて、第１図乃至第３図を参照して９本発明を具体化
した実施例につき説明し１本発明の理解に供する。

ここに、第１図は本発明の一実施例に係る果汁絞り機の
要部を示す斜視図、第２図は同果汁絞り機の全体構造を
示す斜視図、第３図は同果汁絞り機のドリル軸、ドリル
状刃先、スライダ、カッタ部材等の組立状態を示す正断
面図である。

尚、以下の実施例は本発明を具体化した一例にすぎず１
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

この実施例に係る果汁絞り機Ａは、果実７を載置する果
実載置台１７を具備するスタンド９により、絞り機本体
１を上下方向に摺動自在に支持して構成されている。上
記絞り機本体ｌはガイド部材１０により摺動自在に指示
される。上記絞り機本体１は、上記果実載置台１７に載
置された果実７の中心に向かって指向するように上記ガ
イド部１０に保持される。

上記絞り機本体ｌには５その中心部にドリル軸１Ｂが回
転自在に取り付けられている。このドリル軸１８の果肉
７側の先端部には、ドリル状刃先３が固着されている。

尚、上記絞り機本体１内には、上記ドリル軸１８を回転
駆動するための図示せぬモータ（ドリル軸駆動手段の一
例）が設けられている。このモータは、絞り機本体１に
設けたスイッチ２を操作することによりオン・オフ駆動
される。

上記ドリル軸１８には、＃１Ｆ部１２を存するスライダ
５が摺動自在に嵌着されている。上記スライダ５は、上
記ドリル状刃先３例の端部に筒部５゜を有しており、こ
の筒部５．と前記ドリル状刃先３との間に可撓性のカッ
タ部材４が取り付けられている。　　　　　　゛即ち、上記カッタ部材４の一端は、ドリル状刃先３また
はこれに一体のドリル軸１８に図示の如く固着され、他
端が上記スライダ５の筒部５．内に収納されている。

従って、上記スライダ５を上記ドリル状刃先３の方向へ
付勢すると、カッタ部材４はドリル軸半径方向へ膨らむ
ように撓む。

前記スタンド９には、一端にハンドル部６．を具備する
スライダ駆動レバー（スライダ駆動手段の一例）６が揺
動自在に取り付けられている。このスライダ駆動レバー
６の他端は、第３図に示す如く、スライダ５の鍔部１２
を把持する把持部６ｈを構成している。

更に、上記スタンド９には、果汁等が人の方向に飛び散
らないように、果実７を覆うカバー１１が取り付けられ
ている。

続いて、上記果汁絞り機Ａの作動につき説明する。

果汁を絞ろうとする人は、先ず果実７を果実載置台１７
上に載置し、果実７の中心をドリル状刃先３のセンタに
合わせる。この状態でスイッチ２を操作して１図示せぬ
モータによりドリル軸１８を回転させる。

そして、果実７を適当に手で持ちながら、絞り機本体１
をスタンド９に対してガイド部１０に沿って下降させる
。

これにより９回転するドリル状刃先３により果実７の中
心部に孔８が形成され、ドリル状刃先３が果実７の奥方
向に向かって進入していく。

ドリル状刃先３が果実７の十分臭まで入り込んだ時点で
、絞り機本体ｌの下降を停止し、ハンドル６、を手に持
ってスライダ駆動レバー６を押し下げる。これによりス
ライダ駆動レバー６の端部に設けた把持部６１に把持さ
れた鍔部１２９ｍちスライダ５が下降し、カッタ部材４
がドリル軸１８の半径方向に膨らむように撓んでいく、
上記力フタ部材４は、一端が前記した如くドリル状刃先
３に固定されているので、上記ドリル軸１８と共に回転
しており、更に、これが膨らむように撓むことにより、
果実７の果肉部分がカッタ部材４により細かく切断され
且つ攪拌され果汁が絞り出される。

操作者は、スライダ駆動レバー６を押し下げる時、カッ
タ部材４が果実７の外皮に届がない程度まで押し下げる
ので、果実７の外皮は傷つかず。

絞り出された果汁は当初の姿を保ったままの外皮内に保
存される。

果肉の大部分が切断・攪拌され終わると、操作者はスラ
イダ駆動レバー６を持つ手を緩める。これにより、カッ
タ部材４の弾性回復力によってスライダ駆動レバー６は
第２図に示した元の状態に復帰し、カッタ部材４も第１
図に示した撓みのない状態まで復帰する。

上記カッタ部材４の復帰が完了すると、絞り機本体ｌを
上昇させると共に、スイッチ２を操作してドリル軸１８
の回転を停止する。

こうして、ドリル状刃先３が果実７から取り出される状
態まで絞り機本体１を上昇した後、果実７を果実載置台
１７から取り出す。

取り出された果実７の中の果汁は２例えば第４図（ａ）
に示すように、ストロ１３を用いて飲むことができる。

また、裁断された果肉を飲み込まないように、ストロ１
３の先端にスポンジや綱等のフィルタ１４を設けておく
こともできる。

もちろん、取り出された果実を冷蔵庫に入れてシャーベ
ット状に凍らせたりすれば果汁１００％の冷菓を楽しむ
ことができる。

果実７の大小に対しては、スライダ５やスライダ駆動レ
バー６の下死点を調整することやカッタ部材４の長さを
変えることによって果汁を効率よく得ることができる０
例えば、オレンジ用とグレープフルーツ用とでは著しく
大きさが異なるが。

力７タ部材４の長さを変えることにより１種々の果物に
対応することができる。

また、カンタ部材４の本数についても特に制限はなく、
その本数を変えることにより果汁絞りの効率を向上させ
ることができる。

上記実施例では、絞り機本体ｌを垂直に取り付けた場合
について説明したが、果実の種類や果汁の取り出し方向
に応じて、水平方向や斜め方向に設置することも可能で
ある。

また、上記外皮の孔部８に口金（図示せず）を挿入して
から果汁を取り出すようにすることも可能である。

〔発明の効果］本発明は１以上述べたように構成されているので、果実
の外皮を取り除いたり果実を裁断したりする手間が省け
、しかも、果肉を裁断するカンタが外部に露出している
ので使用後の手入れが簡単であり２更に、絞られた果汁
がすべて元の姿を保ったままの外皮内に保存されるので
特殊な容器などを必要とせず、極めて簡便に果汁を絞る
ことができる。。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る果汁絞り機の要部を示
す斜視図、第２図は同果汁絞り機の全体構造を示す斜視
図、第３図は同果汁絞り機のドリル軸、ドリル状刃先、
スライダ、カッタ部材等の組立状態を示す正断面図、第
４図（ａ）は上記実施例に示した果汁絞り機にかけられ
た果物にストロを差し込んだ状態を示す斜視図、第４回
出）は同ストロの変形例を示す一部断面を含む斜視図、
第５図は従来の果汁絞り機の一例を示す断面図である。〔符号の説明〕 ■・・・絞り機本体　　　　　３・・・ドリル状刃先４
・・・カンタ部材　　　　　５・・・スライダ６・・・
スライダ駆動レバー　６．・・・ハンドル部６１・・・
把持部　　　　　　７・・・果実９・・・スタンド　　
　　　１０・・・ガイド部１１・・・カバー　　　　　
　１２・・・鍔部１３・・・ストロ　　　　　　１４・
・・フィルタ１７・・・果実載置台第２図　　　　　　　　　　　第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】１、果実を載置する果実載置台を具備するスタンドと、上記スタンドにより上記果実載置台上の果実に指向して
摺動自在に支持される絞り機本体と、上記絞り機本体に回転自在に取り付けられ、果実側先端
にドリル状刃先を具備するドリル軸と、上記ドリル軸に摺動自在に取り付けられたスライダと、一端が上記ドリル状刃先に固着され、他端が上記スライ
ダにより上記ドリル状刃先の方向へ付勢されることによ
り上記ドリル軸半径方向へ撓み得るカッタ部材と、上記スライダを上記ドリル状刃先の方向へ摺動させるス
ライダ駆動手段と、上記ドリル軸を回転させるドリル軸駆動手段と、を備えてなることを特徴とする果汁絞り機。