JPH0417028A - プログラム言語の翻訳編集方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、言語仕様上、外部名の長さに制限のあるプ
ログラミング言語を用いてソフトウェアを開発したり、
移植したりする際の翻訳と連係編集時の処理に、外部名
の長さの制限を解除するためのプログラミング言語の翻
訳編集方式に関するもので、特に、プログラミング言語
を翻訳するコンパイラ及び実行可能なロードモジュール
を生成するリンカ−の処理に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は従来の翻訳及び連係編集時の処理方式を示す概
略図であり、図において、（１）は構文解析部（１ａ）
、コード生成部（ｌｂ）及び記号表（１ｃ）を有するコ
ンパイラで、ソースプログラム（２）が構文解析部（１
ａ）に入力されると、字句解析、構文解析等が行われ、
記号表（１ｃ）が生成される。コード生成部（１ｂ）で
はその記号表（１ｃ）を参照しながらコード生成を行い
、オブジェクトモジュール（３）を生成する。また、（
４）はリンカ−で、このリンカ−（４）はオブジェクト
モジュール（３）を連係編集することによって実行可能
なロードモジュール（５）を生成するようになされてい
る。

（発明が解決しようとする課題〕 従来のコンパイラ（１）とリンカ−（４）の処理方式は
以上の様に構成されているので、外部名に関する記号表
の情報をリンカ−（４）に渡す事ができず、リンカ−（
４）も外部名に関する情報はオブジェクトモジュール（
３）からしか得ることができず、得られる情報も基本的
には外部名の名前についてのみである。

この発明は、上記の問題を解決する為になされたもので
、オブジェクトフォーマットを変更することなく連係編
集時に外部名の名前だけでなく属性までも検査すること
ができると共に、言語仕様上の外部名の長さの制限を解
除することができるプログラム言語の翻訳編集方式を得
ることを口約とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るプログラム言語の翻訳編集方式は、コン
パイラによってソースプログラムの字句及び構文解析を
行なうと共に、字句的な外部名に対応する言語仕様上長
さに制限がある識別子を生成して記号表を作成し、外部
名に関する情報を属性ファイルに出力し、かつ上記記号
表を参照しつつオブジェクトモジュールを生成し、連係
編集時にリンカ−によって上記属性ファイルを参照しな
がらオブジェクトモジュールにおける外部名の名前の検
査及び属性の検査を併せて行い実行可能なロードモジュ
ールを生成するものである。

〔作用〕

この発明においては、コンパイラが字句的な外部名に対
応する識別子を自動生成することにより、外部名の衝突
を避ける事が可能となり、外部名に関する情報をファイ
ル形式でリンカ−に渡すことによりオブジェクトフォー
マットを変更する必要がなくなる。更に、連係編集時に
コンパイラが作成した属性ファイルを参照することによ
り、エラーが発生した場合コンパイラが自動的に生成し
た識別子ではなく、字句的な外部名で報告することが可
能となる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第２図と同一部分は同一符
号を付して示す第１図に基づいて説明する。

第１図において、新たな構成として、（６）はコンパイ
ラ（１）の構文解析部（１ａ）が生成した記号表（ＩＣ
）から外部名に関する情報を抽出し後でリンカ−（４）
が利用する属性ファイルである。その他は従来と同様で
ある。

第１図構成において、ソースプログラム（′２）は、コ
ンパイラ（１）の構文解析部（１ａ）によって字句解析
、構文解析等が行われ、これに基づぎ記号表（１ｃ）が
作成され、その時、外部名に関しては字句的な外部名に
対応する識別子をコンパイラ（１）の構文解析部（１ａ
）が自動生成する。自動生成された識別子は長さの制限
等を伴う言語仕様に従うものとする。最終的に外部名に
関するこれらの情報、例えば字句的な外部名、コンパイ
ラ（１）が自動生成した識別子、外部名の属性といった
ものを属性ファイル（［ｉ）に出力するものとする。

コンパイラ（１）のコード生成部（１ｂ）は、従来と同
様に記号表（ｌｃ）を参照しながらオブジェクトモジュ
ール（３）を生成する。オブジェクトモジュール（３）
は、リンカ−（４）によって連係編集され実行可能なロ
ードモジュール（５）を生成する。その際に、属性ファ
イル（６）を参照しながら行う事により外部名の属性を
検査することが可能であり、従来の方式では成し得なか
った機能が実現できる。更に、エラーが発生した場合も
コンパイラ（１）が自動的に生成した識別子ではなく字
句的な外部名で報告されるので、利用者は不便を感じな
い。

尚、翻訳単位が複数個存在する場合にも、属性ファイル
（６）を順次更新することにより対応可能である。

〔発明の効果〕

以上の様に、この発明によれば、プログラミング言語の
外部名の長さの制限を解除したので、プログラミング言
語の利用者は外部名の長さの制限を受けることなくソフ
トウェアを開発することが可能になり、また他機種から
ソフトウェアを８植する際に効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による概略構成図、第２図
は従来技術の概略構成図である。 （１）はコンパイラ、（ｌａ）は構文解析部、（１ｂ）
はコード生成部、（４）はリンカ−１（ｌｃ）は記号表
、（２）はソースプログラム、（３）はオブジェクトモ
ジュール、（５）は実行可能なロードモジュール、（６
）は属性ファイルである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンパイラによってソースプログラムの字句及び構文解
   析を行なうと共に、字句的な外部名に対応する言語仕様
   上長さに制限がある識別子を生成して記号表を作成し、
   外部名に関する情報を属性ファイルに出力し、かつ上記
   記号表を参照しつつオブジェクトモジュールを生成し、
   連係編集時にリンカーによって上記属性ファイルを参照
   しながらオブジェクトモジュールにおける外部名の名前
   の検査及び属性の検査を併せて行い実行可能なロードモ
   ジュールを生成することを特徴とするプログラム言語の
   翻訳編集方式。