JPH04164109A - 可変バルブタイミング装置 - Google Patents

可変バルブタイミング装置

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Publication number
JPH04164109A
JPH04164109A JP2290194A JP29019490A JPH04164109A JP H04164109 A JPH04164109 A JP H04164109A JP 2290194 A JP2290194 A JP 2290194A JP 29019490 A JP29019490 A JP 29019490A JP H04164109 A JPH04164109 A JP H04164109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camshaft
ring gear
gear
timing pulley
electromagnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP2290194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Iwashita
義博 岩下
Toshimi Kashiwakura
利美 柏倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2290194A priority Critical patent/JPH04164109A/ja
Publication of JPH04164109A publication Critical patent/JPH04164109A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/34403Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft
    • F01L1/34406Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft the helically teethed sleeve being located in the camshaft driving pulley

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エンジンの運転中に吸気バルブ及び排気バ
ルブの作動タイミングを可変にする可変バルブタイミン
グ装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の技術として、例えば特開昭63−162
910号公報に開示されたエンジンバルブタイミング調
整装置が知られている。
即ち、上記公報の技術では、第5図に示すように、シリ
ンダヘッド71にて回転可能に支持されたカムシャフト
72の一端部には、ハブ73がホルト74により固定さ
れている。ハブ73からその半径方向に延びる部分の外
周フランジ部75には、スプロケット76が回転可能に
取付けられている。このスプロケット76は図示しない
ベルト又はチェーンを介してエンジンのクランクンヤフ
トに駆動連結されている。
ハブ73の外周上には、アトパンシンクリング77が取
付けられている。このアトパンシンクリング77の外周
には環状のアドバンシング部材78が回転可能に取付け
られている。スプロケット76の内周にはラグ79が形
成され、アトバンシング部材78の外周にはスロット8
0か形成されている。これらラグ79及びスロット80
によって、スプロケット76とアドバンシング部材78
とが互いに連結されている。そして、アドバンシング部
材78が軸方向へ移動されることにより、スプロケット
76とハブ73との間に相対回動が生じる。
一方、アトパンシンクリング′77の内周には雌ネジ8
1が形成され、ハブ73の外周には雄ネジ82が形成さ
れている。これら雌ネジ81及び雄ネジ82は互いに噛
み合わされている。そして、アトパンシンクリング77
がハブ73に対して相対回動されることにより、アトパ
ンシンクリング77が軸方向へ移動され、これに連れて
アドバンシング部材78がハブ73に対して軸方向へ移
動される。
更に、アトパンシンクリング77にブレーキトルクを付
与してハブ73との間に相対回動を生じさせるために、
アトパンシンクリング77の軸方向一端側には電磁クラ
ッチよりなるリターダ83が設けられている。そして、
このリターダ83が起動されることにより、アトパンシ
ンクリング゛77にブレーキトルクが付与され、アトパ
ンシンクリング77がハブ73との間で相対回動しなが
ら軸方向へ移動される。これによって、アドバンシング
部材78がハブ73の軸方向へ移動され、その際に、ラ
グ及びスロットの作用によってスプロケット76がハブ
73及びカムシャフト72に対して所定角度だけ相対回
動される。
従って、カムシャフト72にはエンジンのクランクシャ
フトに対する所定角度の位相変位が付与され、エンジン
のバルブタイミングが変更される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来技術では、スプロケット76と
カムシャフト72との間に所定角度の相対回動(位相変
位)を生じさせるために要するラグ79及びスロット8
0が、カムシャフト72を中心に外方寄り位置に設けら
れており、それよりも内方寄り位置にリターダ83が設
けられている。
このため、装置の外径が大きくなり、エンジンへの搭載
性の点で問題があった。
又、リターダ83がラグ79及びスロット80よりも内
方寄り位置に設けられているので、ハブ73の回転に抗
する所要のブレーキトルクを得るためには、リターダ8
3にて比較的大きなブレーキ力を発生させる必要があっ
た。この場合には、リターダ83における電力損失又は
ブレーキ本体が大きくなる傾向にあった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、外径を小型化することが可能で、合わせ
て比較的小さなブレーキ力の発生によって作動させるこ
とが可能な可変バルブタイミング装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明においては、エ
ンジンのシリンダヘッドにて回転可能に支持されたバル
ブ駆動用のカムシャフトと、そのカムシャフトの一端部
に設けられ、エンジンに駆動連結されたタイミングプー
リと、内外周に設けられた歯の少な(ともいずれか一方
がヘリカル歯であり、カムシャフトとタイミングプーリ
との間に介在されて両者を連結すると共に、軸方向への
移動によってカムシャフトと相対回動可能なリングギヤ
と、リングギヤに螺合され、同リングギヤとの相対回動
によってリングギヤを軸方向へ移動可能なドラムギヤと
、カムシャフトを中心にしてリングギヤよりも外方に設
けられ、リングギヤとの間に相対回動を生じさせるため
に作動され、ドラムギヤにブレーキトルクを付与するブ
レーキング手段とを備えている。
[作用] 上記の構成によれば、ブレーキング手段の非作動時にお
いて、エンジンからタイミングプーリに駆動伝達される
ことにより、リングギヤを介してカムシャフトが一体的
に回転駆動される。又、ドラムギヤはリンク′ギヤと一
体的に回転される。
このようにカムシャフトが回転駆動されている時に、ブ
レーキング手段が作動されてドラムギヤにブレーキトル
クが付与されることにより、リンクギヤか軸方向へ移動
しながら回動される。これによって、カムシャフトに捩
じりが付与され、カムシャフトとタイミングプーリとの
回転方向における相対位置(回転位相)が変えられる。
この結果、吸気バルブ及び排気バルブの作動タイミング
が変えられる。
そして、上記の構成によれば、リングギヤがタイミンク
プーリとカムシャフトとの間に介在され、かつブレーキ
ング手段がカムシャフトを中心にしてリンク′ギヤより
も外方に設けられているので、カムシャフトを中心とす
る全体の外径が小さくなる。又、ブレーキング手段がカ
ムシャフトを中心にしてリングギヤよりも外方に設けら
れているので、ブレーキング手段により比較的小さなブ
レーキ力を発生させるだけで、リングギヤの回転力に抗
するブレーキトルクがトラムギヤに付与される。
[第1実施例] 以下、この発明を具体化した第1実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
第1,2図はこの実施例の可変バルブタイミング装置を
説明する断面図である。図示しない吸気バルブ及び排気
バルブを駆動するためのカムシャフト1は、そのジャー
ナル2、にてシリンダヘッド3の軸受部4とベアリング
キャップ5との間で回転可能に支持されている。このカ
ムシャフト1の一端部には、外周に複数の外歯6を有す
る筒状のタイミングプーリ7が設けられている。
即ち、タイミングプーリ7の軸方向両端側には、それぞ
れ溝8,9が形成されている。又、カムシャフト1の一
端部には、同シャフト1から半径方向へ延びる支持部1
0に連続して、カムシャフト1の軸方向へ延びるフラン
ジ■1が形成されている。そし、て、タイミングプーリ
7がその一方の溝8によりフランジ11に対して回転可
能に装着されている。この装着により、タイミングプー
リ7とカムシャフト1との間には収容凹部12が形成さ
れている。
この収容凹部12において、タイミングプーリ7とカム
シャフト1との間にはリングギヤ13が介在されて両者
7,1が連結されている。即ち、リングギヤ13は、そ
の内外周に設けられた複数の歯14.15の両方がヘリ
カル歯になっており、軸方向への移動によってカムシャ
フト1と相対回動可能になっている。又、リングギヤ1
3の内外周の歯1.4.15は、タイミングプーリ7の
内周に形成された内歯16及びカムシャフト1の外周に
形成された歯17にそれぞれ噛み合わされている。そし
て、タイミングプーリ7はその外歯6に掛装された図示
しないタイミングベルトを介して、エンジンのクランク
シャフトに駆動連結されている。
従うて、エンジンからタイミングプーリ7に駆動伝達さ
れることにより、リングギヤ13で連結されたタイミン
グプーリ7とカムシャフト1とが一体的に回転駆動され
る。
リングギヤ13には、その軸方向一端側に溝18が形成
され、間溝18の内周には雌ネジ19が形成されている
。又、これに対応して、磁性体よりなるドラムギヤ20
が設けられている。このドラムギヤ20は雄ネジ21を
有する円筒部22と、その円筒部22の一端に形成され
た円板部23とからなっている。そして、円筒部22が
雄ネジ21と雌ネジ19の関係によってリングギヤ13
の溝18に螺合されている。従って、収容凹部12にお
けるリングギヤ13の軸方向への移動ストロークは、第
1図に示すように同ギヤ13の軸方向−端側がドラムギ
ヤ20の円板部23に近接する位置から、第2図に示す
ように同ギヤ13の軸方向他端側かカムシャフト1の支
持部10に近接する位置までの範囲である。
又、タイミングプーリ7の他方の溝9にはトーショナル
スプリング24が収容され、同スプリング24によって
タイミンクプーリ7とドラムギヤ20とが連結されてい
る。即ち、トーショナルスプリンタ′24の一端はタイ
ミングプーリ7に接続され、同スプリング24の他端は
ドラムギヤ2゜の円板部23に接続されている。このト
ーショナルスプリング24は、トラムギヤ2oとタイミ
ングプーリ7との間に相対回転が生じた際に、その回転
方向とは逆方向の回転力を蓄積するためのものである。
ドラムギヤ20の回転を規制するために作動されるブレ
ーキ板25は、シリンダヘッド3の一部に支持されたス
テー26に固定されている。このブレーキ板25は、ド
ラムギヤ20の円板部23に対向して配置されている。
又、ブレーキ板25の内部外周帯りには、ブレーキング
手段としての環状をなす電磁石27が格納されている。
この電磁石27はカムシャフト1を中心にして、リンク
゛ギヤ13よりも外方の位置に配置されている。
従って、電磁石27が通電によって励磁されることによ
り、トラムギヤ20がブレーキ板25に吸引され、その
回転が規制される。即ち、トラムギヤ20にブレーキト
ルクが付与される。又、電磁石27への通電が解除され
る非励磁の時には、ドラムギヤ20の回転が許容される
次に、上記のように構成した可変バルブタイミング装置
の作用について説明する。
今、第1図に示す状態において、電磁石27が非励磁の
時には、エンジンからタイミングプーリ7に駆動伝達さ
れると、リングギヤ13を介してカムシャフト1がタイ
ミングプーリ7と一体的に回転駆動される。又、トラム
ギヤ20はリングギヤ13と共に回転される。
このようにカムシャフト1とタイミングプーリ7とか一
体的に回転駆動されている時に、電磁石27が励磁され
ると、電磁力が発生してドラムギヤ20がブレーキ板2
5に吸引されてブレーキトルクが付与され、その回転が
規制される。従って、リングギヤ13は、第2図に示す
ように、雄ネジ21及び雌ネジ19の作用によってトラ
ムギヤ20の円筒部22に対して軸方向(図面左方向)
へ移動しながら回動される。そして、リングギヤ13の
内外周の歯14.15がヘリカル歯であることから、リ
ンク゛ギヤ13の軸方向への移動に伴ってカムシャフト
1に捩じりが付与され、カムシャフト1とタイミングプ
ーリ7との回転方向における相対位置(回転位相)が変
えられる。この結果、図示しない吸気バルブ及び排気バ
ルブの作動タイミングが変えられる。又、トーショナル
スプリング24には、タイミングプーリ7の回転方向と
逆方向の回転力を蓄積される。
その後、第2図に示す状態において、電磁石27が非励
磁になると、ドラムギヤ20の回転が許容され、ドラム
ギヤ20はトーショナルスプリング24に蓄積された回
転力によって逆方向へ回転される。そして、その逆方向
の回転によりリングギヤ13が雄ネジ2−1及び雌ネジ
19の作用によって、第1図に示す状態へ復帰移動され
る。
上記のように、この実施例の可変バルブタイミング装置
によれば、電磁石27の通電を適宜に制御するだけで、
バルブタイミングを容易に変更することかできる。
そして、この実施例では、リングギヤ13がタイミング
プーリ7とカムシャフト1との間に直接介在され、かつ
電磁石27がドラムギヤ20の円板部23の外周縁に対
向するよう、カムシャフト1を中心にしてリングギヤ1
3よりも外方に設けられている。このため、カムシャフ
ト1を中心とする装置全体の外径を大きくする必要がな
くなり、小型化することができる。よって、装置自体の
エンジンへの搭載性を高めることができる。
又、この実施例では、電磁石27がカムシャフト1を中
心にしてリングギヤ13よりも外方に設けられているの
で、電磁石27により比較的小さなブレーキ力を発生さ
せるだけで、つまり電磁石27に比較的小さな電磁力を
発生させるだけで、リングギヤ13の回転力に抗するブ
レーキトルクをドラムギヤ20に付与することができ、
電力損失を低減させることができる。
更に、この実施例では、リングギヤ13がタイミングプ
ーリ7とカムシャフト1との間に直接介在されているこ
とから、回転位相を変化させるためにリングギヤ13の
内外周に設けられた歯14゜15を、カムシャフト、1
により近づけて設けることができる。このため、□各歯
14.15における比較的小さな捩じり角によって、カ
ムシャフト1とタイミングプーリ7との間で比較的大き
な変位角度を得ることができる。つまり、リングギヤ1
3か少し回動されるだけで、カムシャフト1とタイミン
グプーリ7との間に比較的大きな変位角度を発生させる
ことができる。よって、装置の作動応答性を高めること
もできる。
加えて、この実施例では、回転位相を変化させるために
電磁石27を使用していることから、電磁石27の電磁
力とトーショナルスプリング24の付勢力とを釣り合わ
せることにより、リングギヤ13を軸方向に対して任意
の位置に保持することができる。
即ち、第3図に示すように、電磁力を任意に変更するこ
とにより、それに対応してカムシャフト1とタイミンク
゛プーリ7との間の変位角度を、その最大値までの間で
リニアに変更することができる。これは、カムシャフト
1の回転角度を検知するカム角度センサを設け、同セン
サの検出値を電磁石27の通電制御にフィードバックさ
せることで容易に達成することができる。
[第2実施例] 以下、この発明を具体化した第2実施例を第4図に従っ
て説明する。
第4図はこの実施例の可変バルブタイミング装置を説明
する断面図である。図示しない吸気バルブ及び排気バル
ブを駆動するためのカムシャフト31は、そのジャーナ
ル32にてシリンダヘッド33の軸受部34とベアリン
クキャップ35との間で回転可能に支持されている。こ
のカムシャフト31の一端部には、外周に複数の外歯3
6を有する筒状のタイミングプーリ37が設けられてい
る。
即ち、カムシャフト31の先端部には、カムアジャスタ
38がボルト39により締付は固定されている。このカ
ムアジャスタ38はカムシャフト31の外径とほぼ等し
い軸部40を備え、その軸部40の基端側にはフランジ
41が形成されている。軸部40には前記ボルト39を
貫通させる透孔42が形成され、その透孔42よりも外
側寄りには環状溝43が形成されている。一方、タイミ
ングプーリ37は、カムアジャスタ38との間に所定の
収容凹部44を形成する小径部45と、前記外歯36を
外周に有すると共に、カムアジャスタ38のフランジ4
1に相対回転可能に嵌合された大径部46とからなって
いる。そして、その大径部46はフランジ41に嵌合さ
れた状態でスナップリング47により抜は止めされてい
る。
従って、カムアジャスタ38は常にカムシャフト31と
一体回転される。又、タイミングプーリ37はカムアジ
ャスタ38に対して相対回転可能であることから、カム
シャフト31に対して相対回転可能となっている。
前記収容凹部44において、タイミングプーリ37とカ
ムアジャスタ38との間にはリンクギヤ48か介在され
て両者37.38が連結されている。即ち、リングギヤ
48は、その内外周に設けられた複数の歯49.50の
両方がヘリカル歯になっており、軸方向への移動によっ
てカムアジャスタ38、つまりはカムシャフト31と相
対回動可能になっている。又、リングギヤ48の内外周
の歯49.50は、タイミングプーリ37の内周に形成
された内歯51及びカムアジャスタ38の外周に形成さ
れた歯52にそれぞれ噛み合わされている。そして、タ
イミンク゛プーリ37はその外歯36に掛装された図示
しないタイミンクベルトを介して、エンジンのクランク
シャフトに駆動連結されている。
従って、エンジンからタイミングプーリ37に駆動伝達
されることにより、リングギヤ48で連結されたタイミ
ンクプーリ37とカムアジャスタ38とが一体的に回転
され、これによってタイミンク゛プーリ37とカムシャ
フト31とが一体的に回転駆動される。
リングギヤ48には、その軸方向一端側に溝53が形成
され、間溝53の内周には雌ネジ54か形成されている
。又、これに対応して、磁性体よりなるドラムギヤ55
が設けられている。このトラムギヤ55は雄ネジ56を
有する円筒部57と、その円筒部57の一端に形成され
た円板部58とからなっている。そして、円筒部57が
雄ネジ56と雌ネジ54の関係によってリングギヤ48
の溝53に螺合されている。従って、収容凹部44にお
けるリングギヤ48の軸方向への移動ストロークは、第
4図に実線で示すように同ギヤ48の軸方向一端側がト
ラムギヤ55の円板部58に近接する位置から、同図に
2点鎖線で示すように同ギヤ48の軸方向他端側かカム
アジャスタ38のフランジ41に近接する位置までの範
囲である。
又、カムアジャスタ38の環状溝43にはトーショナル
スプリング59が収容され、同スプリング59によって
カムアジャスタ38とトラムギヤ55とが連結されてい
る。即ち、トーショナルスプリング59の一端部60は
カムアジャスタ38に形成された係止孔61に係止接続
され、同スプリング59の他端部62はドラムギヤ55
の円板部58に形成された係止孔63に係止接続されて
いる。このトーショナルスプリング59は、ドラムギヤ
55とカムアジャスタ38との間に相対回転が生じた際
に、その回転方向とは逆方向の回転力を蓄積するための
ものである。
ドラムギヤ55の回転を規制するために作動されるブレ
ーキ板64は、図示しないベルトカバーに支持固定され
ている。このブレーキ板64は、ドラムギヤ55の円板
部58に対向して配置されている。又、ブレーキ板64
の内部外周寄りには、ブレーキング手段としての環状を
なす電磁石65が格納されている。この電磁石65はカ
ムシャフト31を中心にして、リングギヤ48よりもや
や外方寄り位置に配置されている。
従って、電磁石65が通電によって励磁されることによ
り、ドラムギヤ55がブレーキ板64に吸引され、その
回転が規制される。即ち、トラムギヤ55にブレーキト
ルクが付与される。又、電磁石65への通電が解除され
る非励磁の時には、ドラムギヤ55の回転が許容される
次に、上記のように構成した可変バルブタイミング装置
の作用について説明する。
今、第4図に実線で示す状態において、電磁石65が非
励磁の時には、エンジンからタイミングプーリ37に駆
動伝達されると、リングギヤ48を介してカムシャフト
31がタイミングプーリ37と一体的に回転駆動される
。又、ドラムギヤ55はリングギヤ48と共に回転され
る。
このようにカムシャフト31とタイミングプーリ37と
が一体的に回転駆動されている時に、電磁石65が励磁
されると、電磁力が発生してトラムギヤ55がブレーキ
板64に吸引されてブレーキトルクが付与され、その回
転が規制される。従って、リングギヤ48は、第4図に
2点鎖線で示すように、雄ネジ56及び雌ネジ54の作
用によってドラムギヤ55の円筒部57に対して軸方向
(図面右方向)へ移動しながら回動される。そして、リ
ングギヤ48の内外周の歯49.50がヘリカル歯であ
ることから、リングギヤ48の軸方向への移動に伴って
カムシャフト31に捩じりが付与され、カムシャフト3
1とタイミングプーリ37との回転方向における相対位
置(回転位相)か変えられる。この結果、図示しない吸
気バルブ及び排気バルブの作動タイミングが変えられる
又、トーショナルスプリング59には、タイミングプー
リ37の回転方向と逆方向の回転力を蓄積される。
その後、第4図に2点鎖線で示す状態において、電磁石
65が非励磁になると、ドラムギヤ55の回転が許容さ
れ、トラムギヤ55は1・−ショナルスプリング59に
蓄積された回転力によって逆方向へ回転される。そして
、その逆方向の回転によりリングギヤ48が雄ネジ56
及び雌ネジ54の作用によって、第4図に実線で示す状
態へ復帰移動される。
上記のように、この実施例の可変バルブタイミング装置
によれば、電磁石65の通電を適宜に制御するだけで、
バルブタイミングを容易に変更することができる。
そして、この実施例では、リンク゛ギヤ48がタイミン
グプーリ37とカムアジャスタ38との間に直接介在さ
れ、かつ電磁石65がドラムギヤ55の円板部58の外
周縁に対向するよう、カムシャフト31を中心にしてリ
ングギヤ48よりも外方寄りに設けられている。このた
め、カムシャフト31を中心とする装置全体の外径を大
きくする必要がなくなり、小型化することができる。よ
って、装置自体のエンジンへの搭載性を高めることがで
きる。
又、この実施例では、電磁石65がカムシャツ1〜31
を中心にしてリンクギヤ48よりも外方寄りに設けられ
ているので、電磁石65により比較的小さなブレーキ力
を発生させるだけで、つまり電磁石65に比較的小さな
電磁力を発生させるだけで、リングギヤ48の回転力に
抗するブレーキトルクをトラムギヤ55に付与すること
ができ、電力損失を低減させることができる。
更に、この実施例では、カムシャフト31の外径にほぼ
等しい外径を有するカムアジャスタ38とタイミングプ
ーリ37との間にリングギヤ48が介在されている。こ
のため、回転位相を変化させるためにリンクギヤ48の
内外周に設けられた歯49.50を、カムシャフト31
により近づけて設けることができる。このため、各歯4
9.50における比較的小さな捩じり角によって、カム
シャフト31とタイミングプーリ37との間で比較的大
きな変位角度を得ることができる。つまり、リングギヤ
48が少し回動されるだけで、カムシャフト31とタイ
ミングプーリ37との間に比較的大きな変位角度を発生
させることができる。よって、装置の作動応答性を高め
ることもできる。
加えて、この実施例では、回転位相を変化させるために
電磁石65を使用していることから、電磁石65の電磁
力とトーショナルスプリング59の付勢力とを釣り合わ
せることにより、リングギヤ48を軸方向に対して任意
の位置に保持することができる。これは、カムシャフト
31の回転角度を検知するカム角度センサを設け、同セ
ンサの検出値を電磁石65の通電制御にフィードバック
させることで容易に達成することができる。
又、この実施例では、トーショナルスプリング59がカ
ムアジャスタ38の中心寄り位置、即ちカムシャフト3
1の中心寄り位置に設けられている。このため、電磁石
65の励磁によりドラムギヤ55に付与されるブレーキ
トルクは、トーショナルスプリング59の付勢力に対し
て容易に打ち勝つことができる。よって、ドラムギヤ5
5のブレーキングをより円滑に行うことができる。
尚、この発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、構成の一部を
適宜に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記各実施例では、ブレーキング手段として通電
によってブレーキ力(電磁力)を発生させる電磁石27
.65を設けたが、制御油圧によってブレーキ力を発生
させる機械的なりラッチ等を設けてもよい。
(2)前記各実施例では、タイミングプーリ7゜37を
タイミングベルトを介してエンジンに駆動連結する場合
に具体化したが、チェーンを介してエンジンに駆動連結
する場合に具体化してもよい。
(3)前記各実施例では、リングギヤ13,48の内外
周両方の歯14,15,49.50をヘリカル歯とした
が、その内外周の歯14. 15.49゜50のいずれ
か一方のみをヘリカル歯としてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、タイミングプ
ーリとカムシャフトとの間に介在させたリングギヤにド
ラムギヤを螺合し、そのトラムギヤにブレーキトルクを
付与するためのブレーキング手段を、カムシャフトを一
中心にしてリングギヤよりも外方に設けたので、外径を
小型化することができてエンジンへの搭載性を高めるこ
とができ、合わせて比較的小さなブレーキ力の発生によ
って所要のブレーキトルクをトラムギヤに付与して作動
させることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明を具体化した第1実施例に係
る図面であって、第1図及び第2図は可変バルブタイミ
ング装置を説明する断面図、第3図は電磁石の電磁力に
対するカムシャフトとタイミングプーリとの間の変位角
度の関係を説明するグラフである。第4図はこの発明を
具体化した第2実施例における可変バルブタイミング装
置を説明する断面図である。第5図は従来例のエンジン
バルブタイミング誠整装置を説明する断面図である。 図中、■、31はカムシャフト、3,33はシリンダヘ
ッド、7,37はタイミングプーリ、13゜48はリン
グギヤ、14,15,49.50は歯、20.55はド
ラムギヤ、27.65はブレーキング手段としての電磁
石である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンのシリンダヘッドにて回転可能に支持され
    たバルブ駆動用のカムシャフトと、前記カムシャフトの
    一端部に設けられ、前記エンジンに駆動連結されたタイ
    ミングプーリと、内外周に設けられた歯の少なくともい
    ずれか一方がヘリカル歯であり、前記カムシャフトと前
    記タイミングプーリとの間に介在されて両者を連結する
    と共に、軸方向への移動によって前記カムシャフトと相
    対回動可能なリングギヤと、 前記リングギヤに螺合され、同リングギヤとの相対回動
    によってリングギヤを軸方向へ移動可能なドラムギヤと
    、 前記カムシャフトを中心にして前記リングギヤよりも外
    方に設けられ、前記リングギヤとの間に相対回動を生じ
    させるために作動され、前記ドラムギヤにブレーキトル
    クを付与するブレーキング手段と を備えたことを特徴とする可変バルブタイミング装置。
JP2290194A 1990-10-26 1990-10-26 可変バルブタイミング装置 Pending JPH04164109A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1403470A1 (en) * 2001-06-15 2004-03-31 Nittan Valve Co., Ltd. Electromagnetic brake cooling structure of phase variable device in car engine
WO2005061861A1 (de) * 2003-11-28 2005-07-07 Daimlerchrysler Ag Verstellvorrichtung für eine nockenwelle einer brennkraftmaschine

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