JPH0416335A - 包装袋の製造時に於ける厚紙シートの折曲げ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、包装袋の製造時に於ける厚紙シートの折曲げ
方法に関する。特に本発明は、買い物袋、手提げ袋など
包装袋の製造時に於いて、比較的厚口の厚紙シートを折
曲げる折曲げ方法に関する。

［従来の技術］ 従来、包装袋の製造時に於いて、厚紙シート、板紙シー
トなどを折曲げる場合、例えば供給ロールに巻装されて
いる長尺偏平の厚紙シート等をカッターで所定寸法に切
断し、切断された厚紙シ−ト片または供給ロールを使用
しないで枚葉である厚紙シート片をそのまま上下に対設
する折り線形成ローラ間に通して複数本の折り目を形成
し、しかる後に、折曲げ装置で前記折り目に沿って逐一
厚紙シート片を交互に折曲げていた。

しかしながら、上記折曲げ方法にあっては、次のような
問題点があった。

すなわち、一般に製袋における複数本の折り目は、厚紙
シート片の幅方向に合計６本形成されるが、これらの各
折り目に沿って折り目部を折り尋もうとする時、無理に
折り曲げると通常の平坦な状態から好ましからぬ歪みを
生じることになる。

そこで、従来の折曲げ方法は、このような歪みが生じな
いように複数回折り曲げＩＩに厚紙シートを通し、各折
り目を順次左右に折り込んでいた。

したがって、厚紙シートの折り目部分が堅いため、時に
は折り目がズレれ、きらんと包装袋を製造することがで
きなかった。また複数回折り目部分を折り込むため、折
り曲げ装置が複数化し、加えて作業能率が悪いなど多く
の問題点があった。

［本発明が解決しようとする問題点」 本発明は以上のような従来の技術の欠点に鑑み、厚紙シ
ート片の一端部および中央部に形成されたそれぞれ３本
の折り目を逐一各折り目に応じて左右に折り畳まなくて
も、折り目部を一度に重ね合せるような格好で容易に折
り込むことができ、その時折り目がズレることなく、よ
って、折り目のズレ防止や折り曲げ装置の簡素化、折り
曲げ作業能率の向上化等を図ることができる、包装袋の
製造時に於ける厚紙シートの折曲げ方法を得るにある。

Ｕ問題点を解決するための手段Ｊ 本発明の厚紙シートの折曲げ方法は、厚紙シート供給ロ
ールから厚紙シートを供給する厚紙シト供給工程と、前
記厚紙シート供給ロールから送られて来る厚紙シートを
所定寸払に切断して厚紙シート片を形成する厚紙シート
１．ｌＪ断工程と、前記厚紙シート片の所定部位に水が
浸潤するようにあらかじめ水を噴射あるいは塗布する第
１の水供給工程と、厚紹シート片の水が浸潤した部位に
挟装ローラにより複数本の折り目を形成する折り目形成
工程と、折り目が形成された厚紙シート片の前記折り目
に再び水を噴射あるいは塗布する第２の水供給工程とを
経た後に、前記厚紙シー１へ片を折り込むことを特徴と
ｌる。またη紙シー］・を供給する紙供給工程と、この
紙供給工程から送られて来る厚紙シート片の所定部位に
水が浸潤するようにあらかじめ水を噴射あるいは塗布す
る第１の水供給工程と、厚紙シート片の水が浸潤した部
位に挾装ローラにより複数本の折り目を形成する折り目
形成工程と、折り目が形成されたｐ紙シート片の前記折
り目に再び水を噴射あるいは塗布する第２の水供給工程
とを経た後に、前記厚紙シート片を折り込むことを特徴
とする。

「作　　用」 厚紙シート供給ロールから送り出される厚紙シートは、
まず所定寸法の厚紙シート片に切断される。または厚紙
シート供給ロールを使用することなく紙供給工程から枚
葉としての厚紙シートが供給される。厚紙シート片はそ
の幅方向に移動ラインを水平方向へ移動する。次に厚紙
シー１〜片の端部寄りの部位および中央部寄りの部位に
第１の水供給工程により水が供給される。水が所定部位
に浸潤した厚紙シート片は次に複数組の挟装ローラを有
する折り目形成工程により複数本の折り目が形成される
。折り目が形成された厚紙シートハは、第２の水供給Ｔ
稈により当該折り目に再び水が供給される。しかる後に
厚紙シート）１は折り込み工程で各折り目に沿って析り
岩むようｔこ折り込まれる。そして、最終の製袋工程に
より買物袋等が形成される。

「実　施　例」 以下、図面に基いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図ないし第６図において、八はに紙シー１〜供給ロ
ール１から厚紙シート２を供給する厚紙シート供給工程
である。この厚紙シート供給工程では、第２図で示づよ
うに厚紙シート供給ロール１が設けられており、この厚
紙シート供給ロール１には長尺偏平の厚紙シート２が送
り出し自在に巻装されている。厚紙シート２は複数個の
ガイドローラ３を介し移動ライン方向へ間欠的に送り出
される。

なお、前記ガイドローラ３の１つには、製袋工程で製袋
される各種袋サイズを判別することができるようにガイ
ドローラ３の回転部に対応じた数のパレスを発生するパ
ルス発生器が取付けられている。そして、このパルス発
生器は後述する中央制御［ｌ装置と接続している。

Ｂは厚紙シート供給ロール１から送られて来る厚紙シー
ト２を所定寸法に切断して厚紙シート片１ａを形成する
厚紙シート切断工程である。この厚紙シート切断工程で
は１対のカッター４が用いられる。カッター４は厚紙シ
ート移動ラインの上下に対設されている。

Ｃはカッター４で切断された厚紙シート片１ａの所定部
位、本実施例では一端部寄りの部位と中央部あるいは中
央部寄りの部位に低温、高温等の水が浸潤するように水
Ｗ１を噴射あるいは塗布する第１の水供給工程である。

この第１の水供給工程での水供給は第３図で示すように
厚紙シート片１ａの上方に適宜配設された第１の噴射ノ
ズル５によりなされる。この場合第１の噴射ノズル５に
代えて第４図で示すように筆状の毛あるいは刷毛５△で
も良い。

しかして、第１の噴射ノズル５は低温、高温等の水タン
ク、駆動モータ、ポンプなどを有する水供給装置６を介
し、中央制御ｌ装置７に接続している。中央制御装置７
にはシート片１ａの移動ラインに臨むように配設された
第１のリミットスイッチ８が接続している。リミットス
イッチ８は、本実施例では第２図で示すように光を照！
８１′る発光部８ａと、それを受ける受光部８ｂとから
成り、この発光部８ａと受光部８ｂとの間を厚紙シート
片が通過している時に中央ＩＩＩ　ｔｌｌ装置７から水
供給装置に電気的指図が与えられ、前記第１の噴射ノズ
ル５から通過中の厚紙シート１ａの所定部位に水が噴射
される。

Ｄは厚紙シート片１ａの水が浸潤した部位に挟装ローラ
１０．１１を介し、複数本の折り目９を形成する折り目
形成工程である。各折り目９は厚紙シート１ａの移動ラ
インに対して配設された複数組の挟装ローラ１０．１１
により形成される。これらの挟装ローラ１０．１１は、
移動する厚紙シート片１ａの一端部寄りの部位と中央部
寄りの部位にそれぞれ対応するように水平軸１２．１３
を介して設けられている。なお、各組の挟装ローラ１０
．１１は第５図で示覆ようにそれぞれ周胴部に凹凸部を
有する上下の挟装ローラ１０ａ、１０ｂ、１１ａ、１１
ｂから成っている。

Ｅは折り目が形成されたＶ紙シート片１ｂの前記複数本
の折り目９に再び低温、高温等の水Ｗ２を噴射あるいは
塗布する第２の水供給工程である。

この第２の この第２の水供給工程Ｅにおいても、前述した第１の水
供給工程Ｃと同様に水供給装置６と接続する第２の噴射
ノズル１４および中央制御装置７と接続する第２のリミ
ットスイッチ１５がそれぞれ設けられている。　なお、
前記第２の噴射ノズル１４も第４図で示すような筆毛あ
るいは刷毛に代えることができる。また第２のリミット
スイッチ１５も発光部１５ａと受光部１５ｂとから成る
。

Ｆは上記各工程を経た厚紙シート片１ｂを図示しない折
り込み装置により折り畳む折り込み工程である。この折
り込み■程Ｆでは厚紙シート片１ｂは第６図で示づよう
に各折り目９に沿って一度に重合状態に折り込まれる。

Ｇは折り込まれ７．−厚紙シート片を最終に製袋Ｊる製
袋工程である。

次に第７図に示づ本発明の異なる実施例につぎ説明する
。なお、この実施例の説明にあたって前２本発明の実施
例と同一の部分には同一の符号を付し、Φ複する説明を
省略する。

第７図の実施例において、前記実施例と主に異なる点は
紙供給工程ＡＢである。すなわち、この実施例では厚紙
シート供給ロールから厚紙シートを供給（るのではなく
、枚葉としての厚紙シート１ａをそのまま第１の水供給
工程Ｃへ送り出す点が異なる。

「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように本発明にあっては、次に
列挙するような効果がある。

（１）折り込み工程Ｆに於て、折り目を有する厚紙シー
ト片を折り込む場合、各折り目に水が浸潤しているので
、厚紙シート片を一度で重合するように折り曇むことが
できる。また各折り目が従来のようにズレることなく、
そのため包装袋が変形して出き上がることもない。

（２）切断された厚紙シート片に折り目を形成する前に
あらかじめ第１の水供給工程Ｃで厚紙シート片１ａの所
定部位に低温、高温等の水Ｗ１を浸潤し、かつ、折り目
が形成された厚紙シート片１ｂに再び第２の水供給工程
Ｅで折り目に低温、高温等の水Ｗ２を浸潤するので、水
が折り目に完全にあるいは十分に浸み込む。したがって
、厚紙シート片の移動スピードを少しでも速くすること
かできる。

（３）折り込み工程で用いる折り込み機をシンプルにす
ることができるので、設置スペースや費用の問題を解消
することができる。

（４）全体として作業能率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す各概略説
明図、第３図および第４図は本発明の水供給工程で使用
される要部の各説明図、第５図は本発明の折り込み工程
で使用される要部の説明図、第６図は本発明の折り込み
工程における厚紙シートの説明図、第７図は本発明の異
なる実施例を示す概略説明図である。 Ａ・・・厚紙シート供給工程、 １・・・厚紙シート供給ロール、 ２・・・厚紙シート、　　３・・・ガイドローラ、Ｂ・
・・厚紙シート切断工程、 １ａ、１ｂ・・・厚紙シート片、 ４・・・カッター　　　　Ｃ・・・第１の水供給工程、
５・・・第１の噴射ノズル、 ６・・・水供給装置、　　７・・・中央制ｔｌＩｌ装置
、８・・・第１のリミットスイッチ、 Ｄ・・・折り目形成工程、９・・・折り目、１０．１１
・・・挟装ローラ、Ｅ・・・第２の水供給工程、１４・
・・第２の噴射ノズル、 １５・・・第２のリミットスイッチ、 Ｆ・・・折り込み工程、　Ｑ・・・製袋工程、ＡＢ・・
・紙供給工程。 第　　３ 図 特許出願人　　　　　　　土　屋　政　万代　　理　　
人　　　　　弁理士　　三　　浦　　光　　康Ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）厚紙シート供給ロールから厚紙シートを供給する厚
   紙シート供給工程と、前記厚紙シート供給ロールから送
   られて来る厚紙シートを所定寸法に切断して厚紙シート
   片を形成する厚紙シート切断工程と、前記厚紙シート片
   の所定部位に水が浸潤するようにあらかじめ水を噴射あ
   るいは塗布する第１の水供給工程と、厚紙シート片の水
   が浸潤した部位に挾装ローラにより複数本の折り目を形
   成する折り目形成工程と、折り目が形成された厚紙シー
   ト片の前記折り目に再び水を噴射あるいは塗布する第２
   の水供給工程とを経た後に、前記厚紙シート片を折り込
   むことを特徴とする包装袋の製造時に於ける厚紙シート
   の折曲げ方法。 ２）厚紙シートを供給する紙供給工程と、この紙供給工
   程から送られて来る厚紙シート片の所定部位に水が浸潤
   するようにあらかじめ水を噴射あるいは塗布する第１の
   水供給工程と、厚紙シート片の水が浸潤した部位に挾装
   ローラにより複数本の折り目を形成する折り目形成工程
   と、折り目が形成された厚紙シート片の前記折り目に再
   び水を噴射あるいは塗布する第２の水供給工程とを経た
   後に、前記厚紙シート片を折り込むことを特徴とする包
   装袋の製造時に於ける厚紙シートの折曲げ方法。