JPH04151616A

JPH04151616A - 電子内視鏡装置

Info

Publication number: JPH04151616A
Application number: JP2275330A
Authority: JP
Inventors: Yumiko Okada; 岡田　由美子
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Canon Medical Systems Corp
Priority date: 1990-10-16
Filing date: 1990-10-16
Publication date: 1992-05-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はスコープ内部に備えられる受光素子により映像
信号を得る電子内視鏡装置に係り、特に対物光学系を改
良した電子内視鏡装置に関する。

（従来の技術）一般に、内視鏡装置ではスコープ先端部から被検体に向
は照明を行ない、この照明による反射光をスコープ先端
部に配設される光学系を介してＣＣＤ等の受光素子で撮
像し、この撮像て得た電気信号を用いて表示画面上に画
像表示を行なっている。

上記受光素子は赤外波長領域にも感光するので、赤外波
長領域の像情報を検圧可能であるか、像をカラー化する
場合赤外波長領域の像情報は色バランスをとる上で邪魔
になる。そのため、色の忠実性を上げる目的で、普通は
赤外線カットフィルタ等で赤外波長領域の照明光は被検
体に達しないようにする必要かある。

ところで、従来赤外線電子スコープを使用する場合には
、フィルタを交換することにより赤外線や可視光の画像
を観察していた。

（発明が解決しようとする課題）し力でしながら、上記従来技術にあっては赤外線や可視
光の画像を観察する場合、フィルタを交換しなければな
らないので、その作業に手間がかかり、検査時間を長く
してしまう問題がある。また、赤外線のみ、可視光のみ
の画像は観察できるものの、赤外線と可視光を合せた画
像は観察できないという問題点があった。

そこで、本発明は上記事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、フィルタを交換することなく
、赤外線のみ、可視光のみの画像および赤外線と可視光
を合せた画像をそれぞれ観察可能な電子内視鏡装置を提
供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記の目的を達成するために、本発明に係る電子内視鏡
装置にあっては、スコープ内に入射する入射光を２つの
光路に分けるハーフミラ−と、ハーフミラ−で分けられ
た一方の光路に配設され赤外線を遮断する赤外線カット
フィルタと、他方の光路に配設され赤外線を透過する赤
外線透過フィルタと、上記両光路の少なくとも一方を受
光する受光素子と、上記両光路のそれぞれに配設され光
を遮断可能な電子シャッターと、これら電子シャッター
のオン、オフの切替えを行う切替手段とを備えたことを
特徴とする。

（作用）上記の構成を有する本発明において、赤外線カットフィ
ルタが配設された光路における電子シャッターを作動さ
せると、スコープ内に入射した入射光は赤外線透過フィ
ルタを通して受光素子に入射するので、赤外線のみの画
像が得られる。

他方、赤外線透過フィルタが配設された光路における電
子シャッターを作動させると、上記入射光は赤外線カッ
トフィルタを通して受光素子に入射するので、可視光の
みの画像が得られる。

さらに、それぞれの電子シャッターをオフにすれば、上
記入射光はそれぞれのフィルタを通して受光素子に入射
するので、赤外線と可視光を合せた画像が得られる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は本発明を適用した内視鏡装置の全体構成を示し
、同図において、内視鏡装置１は概略体腔内に導入する
スコープ２と、このスコープ２の基端部に取付けられス
コープ操作を行うための操作部３とからなり、操作部３
はユニバーサルコード４によって装置本体５に接続され
ている。スコープ２の先端には、第３図に示すように体
腔内の検査部位を観察するための観察窓１１、検査部位
を照明する照明窓１２、送気を行うための送気口１３、
送水を行うための送水口１４、鉗子等の処理具の先端を
体腔内に導入するための鉗子口１５が設けられている。

電子内視鏡装置のスコープ２内には、第１図および第３
図に示すように体腔内の検査部位を撮像するための撮像
部１６が設けられ、この撮像部１６は観察窓１１に隣接
して配置された対物光学系１８と受光素子としてのＣＣ
Ｄ３０とからなる。

対物光学系１８は対物レンズ前群１９と、この対物レン
ズ前群１９を通して入射する入射光の一部を９０°屈折
させるとともに、この入射光を第１の光路２０と第２の
光路２１とに分割するハーフミラ−２２とを有している
。

また、対物光学系１８はハーフミラ−２２で分けられた
両光路のうち第１の光路２０上には、赤外線を透過する
赤外線透過フィルタ２３、電子シャッターとしての液晶
シャッター２４、およびこの液晶シャッター２４を透過
した入射光を９０゜屈折させるミラー２５が順次配設さ
れているとともに、第２の光路２１上にはハーフミラ−
２２により９０°屈折された入射光を反射するミラー２
６、赤外線を遮断する赤外線カットフィルタ２７、電子
シャッターとしての液晶シャッター２８、ハーフミラ−
２２と同様の機能を有するハーフミラ−２９が順次配設
されている。

したがって、対物レンズ前群１９を経て入射する入射光
の一部は、ハーフミラ−２２、赤外線透過フィルタ２３
、液晶シャッター２４を透過してミラー２５およびハー
フミラ−２９からなる第２の光路２０を通ってＣＣＤ３
０に入射する一方、ハーフミラ−２２およびミラー２６
でそれぞれ９０°屈折されて赤外線カットフィルタ２７
、液晶シャッター２８およびハーフミラ−２９からなる
第２の光路２１を透過してＣＣＤ３０に入射するように
なっている。

このため、上記第１の光路２０を通ってＣＣＤ３０に合
焦される光像は赤外線のみが、また第２の光路２１を通
ってＣＣＤ３０に合焦される光像は可視光のみが得られ
、またそれぞれの液晶シャッター２４．２８をオフにす
れば、赤外線透過フィルタ２３および赤外線カットフィ
ルタ２７を通してＣＣＤ３０に合焦されるので、赤外線
と可視光を合せた合成画像が得られることになる。

ここで、液晶シャッター２４．２８は電源３１からの印
加電圧により透過率が変化する素子であり、装置本体５
に設けられた切替手段としての切替スイッチ３２てオン
、オフの切替えを行うことによって作動する。この場合
、スコープ２の図示しない手元操作部または装置本体５
等に指令スイッチが設けられており、赤外線のみ、可視
光のみあるいは赤外線と可視光を合せた画像のいずれか
の選択を行うと、この選択のそれぞれに連動して切替ス
イッチ３２で接点ａ、　　ｂまたは接点Ｃか選択操作さ
れるようになっている。

また、装置本体５にはＣＣＤ３０て得られた電気信号に
基づいた画像表示を行うために、信号処理・表示系とし
て、上記電気信号のＮＴＳＣ信号への変換処理等を行う
カメラコントロールユニット（以下、ＣＣＵという）３
３、Ａ／Ｄ変換器３４、静止画像を得るためのフレーム
メモリ３５、Ｄ／Ａ変換器３６、モニタ３７等が順に接
続されている。

次に、本実施例の作用を説明する。

体腔内の観察を行う際には、操作者はスコープ２を体腔
内に導入した後、操作部３によりアングル操作を行い、
検査部位近傍にスコープ２の先端を位置させる。ここで
、指令スイッチによって赤外線のみの画像の選択を行う
と、この選択に連動して切替スイッチ３２で接点ａか選
択操作される。

この接点ａか選択された場合には、液晶シャッター２８
か入射光を遮断することになる。

次いて、第３図に示す照明窓１２から被検体の検査部位
に光を照射すると、その光像が観察窓１１を通って対物
レンズ前群２１に入射する。この入射光はハーフミラ−
２２、赤外線透過フィルタ２３、液晶シャッター２４、
ミラー２５およびハーフミラ−２９を順次透過してＣＣ
Ｄ３０に入射する。すると、このＣＣＤ３０は映像信号
を信号線を通して装置本体５の信号処理・表示系に送出
し、この信号処理・表示系ではこの映像信号に基づいて
構成した赤外線のみの画像を表示し、操作者はこの表示
画像を観察することになる。

また、指令スイッチによって可視光のみの画像の選択を
行うと、この選択に連動して切替スイッチ３２で接点Ｃ
か選択操作される。この接点Ｃが選択された場合には、
液晶シャッター２４が入射光を遮断することになる。そ
して、対物レンズ前群１９に入射した入射光はハーフミ
ラ−２２およびミラー２６でそれぞれ９０’屈折され、
赤外線カットフィルタ２７、液晶シャッター２８および
ハーフミラ−２９を順次透過してＣＣＤ３０に入射する
。すると、このＣＣＤ３０は映像信号を信号線を通して
上記信号処理・表示系に送出し、この信号処理・表示系
ではこの映像信号に基づいて構成した可視光のみの画像
を表示する。

さらに、指令スイッチによって赤外線と可視光を合せた
画像の画像の選択を行うと、この選択に連動して切替ス
イッチ３２で接点すか選択操作される。この接点すが選
択された場合には、液晶シャッター２４．２８がオフと
なり、対物レンズ前群１９に入射した入射光は赤外線透
過フィルタ２３および赤外線カットフィルタ２７を通し
てＣＣＤ３０に入射するので、上記信号処理・表示系で
は赤外線と可視光を合せた画像が得られる。

このように本実施例によれば、切替スイッチ３２にて液
晶シャッター２４．液晶シャッター２８のオン、オフの
切替えを行い、対物レンズ前群１９に入射した入射光を
赤外線透過フィルタ２３および赤外線カットフィルタ２
７の少なくとも−プを透過させてＣＣＤ３０に合焦され
るようにし六ので、フィルタを交換することなく、赤外
線のシ可視光のみの画像および赤外線と可視光を合せた
画像を瞬時に切替えてそれぞれの画像を観察す之ことか
できる。これは、単一のＣＣＤ３０にて遺現可能である
ので、構造を簡略化し、且つコストを低減することがで
きる。

なお、本発明では上記実施例に限らず種々の麦形が可能
である。例えば、上記実施例では液晶シャッター２４．
２８を各々赤外線透過フィルタ２３および赤外線カット
フィルタ２７の後方に配置したが、その前方に配置して
もよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、切替手段により
それぞれ電子シャッターのオン、オフの切替えを行い、
赤外線透過フィルタおよび赤外線カットフィルタの少な
くとも一方を透過した光を受光素子で受光するようにし
たので、フィルタを交換することなく、赤外線のみ、可
視光のみの画像および赤外線と可視光を合せた画像をそ
れぞれ観察可能となる。その結果、観察効率を向上させ
ることができ、内視鏡装置による検査作業を簡略化する
とともに、検査時間を短縮することができる。

また、検査作業が容易であることから、観察能力を向上
させるとともに、操作者の労力を軽減することができる
という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電子内視鏡装置の一実施例におけ
るスコープ先端部を示す概略構成図、第２図は本発明を
適用した内視鏡装置の全体構成を示す斜視図、第３図は
第２図のスコープ先端部を示す拡大斜視図である。１・・・内視鏡装置、２・・・スコープ、１１・・・観
察窓、１２・・・照明窓、１８・・・対物光学系、１９
・・・対物レンズ前群、２０・・・第１の光路、２１・
・・第２の光路、２２・・・ハーフミラ−１２３・・・
赤外線透過フィルタ、２４・・・液晶シャフタ−（電子
シャッター）、２７・・赤外線カットフィルタ、２８・・・液晶シャツタ− （電子シャッター）３０・・・ＣＣＤ（受光素子）

Claims

【特許請求の範囲】

スコープ内に入射する入射光を２つの光路に分けるハー
フミラーと、ハーフミラーで分けられた一方の光路に配
設され赤外線を遮断する赤外線カットフィルタと、他方
の光路に配設され赤外線を透過する赤外線透過フィルタ
と、上記両光路の少なくとも一方を受光する受光素子と
、上記両光路のそれぞれに配設され光を遮断可能な電子
シャッターと、これら電子シャッターのオン、オフの切
替えを行う切替手段とを備えたことを特徴とする電子内
視鏡装置。