JPH04151369A - 電動車両 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、地下に設けられる輸送・搬送空間内を走行す
るのに適した電動車両に関する。

〔従来の技術］ 例えば、地下鉄の車両は、トンネル構築の費用の面、地
下の有効利用の面から、可及的に低床式の車両であるこ
とが望ましい。

〔発明が解決しようとする課題〕

この車両の低床化にとって、最も問題となるのは、駆動
モータと、その回転力を車軸に伝達する伝達機構とが車
体床下に占める空間及びその高さであるが、駆動モータ
、伝達機構ともに充分に小型コンパクト化され、駆動モ
ータの装架方式も様々な工夫がなされているので、駆動
モータの回転力を伝達機構を介して車軸に伝達する従来
の構造では、車両床下まわりの構造を複雑化することな
く、これ以上の車両の低床化は難しいという問題があっ
た。

本発明は上記問題を解消するためになされたもので、車
軸にモータ軸を兼ねさせて、従来に比し大幅な車両の低
床化を、車両重量を低減して実現可能にする電動車両を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、駆動モータとしてか
ご型誘導電動機を備え、このかご型誘導電動機のロータ
は車軸に嵌着され、ステータは台車に支持される構成と
した。

〔作用〕

本発明では、モータと車軸とが同心であるので、左右の
車輪間の空間をモータに当てることができ、車両の床下
との間に最低限の所要空間を設ければよいので、簡単に
低床化を実現することができ、伝達機構を必要とせず、
モータ軸受を省（ことができるので、その分、軽量にな
る他、車両床下の構造が簡素化される。

〔実施例〕

以下、本発明の１実施例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図において、１０は車両の台車、１１
．１１は軸受箱、２ＯＡは車軸（駆動軸）、２０Ｂは車
軸（従動軸）、２１Ａ、２１Ａは車輪（駆動輪）、２１
Ｂは車輪（従動輪）、２２．２２は軌道である。３０は
３相のかご型誘導電動機（以下、モータという）ＩＭの
ステータであって、−次側鉄心３１に巻回された３相の
一次導体３２を有し、モータケーシング３３から上に伸
びる支持部材３４で台車１０に吊り下げ支持されている
。モータのロータ３５は車軸２ＯＡに嵌着されている。

３６は二次側鉄心、３７は、二次導体、３８はキーであ
る。

この構成においては、モータＩＭと車軸２０Ａとが同心
であり、モータＩＭは、左右の軸受１１．１１間の空間
部分に位置し、従来、利用されていなかった空間を有効
利用して、従来、モータと前記した伝達機構とに必要と
した空間を省スペース化することができるので、車両が
必然的に低床となる。

また、前記した伝達機構が不要であること、モータが軸
受を要しないので小型になること、モータの支持構造が
簡単で済むことなどから、経済的効果が大きい上、従来
に比し、車体重量を大幅に軽量化することができるから
、消費電力を節約することができる。

また、上記のように車体重量を大幅に軽量化することが
できる上、モータＩＭは車軸２ＯＡをモータ軸とする点
を除けば、通常のモータであり任意の出力を得ることが
できるので、軌道にアップダウンの多いシステムの車両
に採用して極めて効果的である。

［発明の効果］ 本発明は以上説明した通り、モータと車軸を同心にして
該車軸にロータを嵌着し、車軸を実質的に直駆動する構
成としたことにより、車両床下の省スペースを行なうこ
とができるので、低床化を容易に実現することができ、
車両の小型・軽量化が可能である上、モータは通常のモ
ータで任意の出力を得ることができるので、小型の搬送
車等に用いて、経済面および運行面から極めて効果的で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図は第１図
のＡ−Ａ断面図である。 １〇−台車、１１−・軸受箱、２０Ａ−・車軸、２１Ａ
−・車輪、３０−ステータ、３１−・・−次側鉄心、３
２−−−一次導体、３３・−・モータケーシング、３５
−ロータ、３６−二次側鉄心、３７−二次導体。 特許出願人　郵政大臣（ばか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動モータとしてかご型誘導電動機を備え、このかご型
   誘導電動機のロータは車軸に嵌着され、ステータは台車
   に支持されていることを特徴とする電動車両。