JPH04133154U - 植木鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物の根ぐされを防止し、成長促進と共に保
守管理の容易な植木鉢を提供すること。 【構成】 少なくともその周壁部２ａを、内部の培養土
が漏出しない程度の網目体となした容器本体２と、該容
器本体を内部へ配置できる一定深さの受皿１との組合わ
せから構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は植木鉢に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

植木鉢には素焼鉢のほか合成樹脂製のものも存在している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の植木鉢では周壁面の通気性に関する配慮がなされていないため根ぐされ を起こし易く土の入れ代えなどの保守管理が面倒なものとなっている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は少なくともその周壁部を、内部の培養土が漏出しない程度の網目体と なすことにより上記問題点を解決せんとするものであって、網目体は金属や合成 樹脂材、その他竹材なども使用される。

【０００５】

【作用】

網目体からなる周壁部は過剰水を培養土の外方へ効果的に排除すると共に極め て良好な通気性を発揮するものとなる。このため、鉢植えされた植物は比較的簡 易に根ぐされが防止されるものとなるほか、その根部に常時多くの酸素が供給さ れることから成育が良くなる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案を実施した例示図であって、１は水容器としての受皿、２は該受 皿の中に定置される容器本体である。

【０００７】 容器本体２はその少なくとも周壁部２ａが網目体に形成される。ここに網目体 は容器本体２内に収容された培養土ｓが透過して漏れ出ない程度の網目間隔とな されるのであり、該網目体としては耐蝕性に優れ且つ一定の硬さの金属、合成樹 脂材や竹材などが使用される。

【０００８】 しかして、これが使用は例えば次のように行う。即ち、容器本体２内の周壁部 ２ａ及び底部の個所には比較的硬くて粒形の大きいゴロ土などを入れるようにな すと共に内部には鉢植えされる植物ｐに適合した培養土ｓを填入するのであり、 このさい鉢植される植物ｐはこの土入れの過程で植え付けるようにする。この後 、植木鉢２などの全体を図示のように受皿１内に定置させ、適宜容器本体上面か ら水を注ぐようになすのである。

【０００９】 これにより容器本体２内の培養土ｓは網目体を透してその周面の広い面積が直 接空気に曝されるものとなっていることから、容器本体２の内部には常時空気中 の酸素が大量且つ効果的に供給されるものとなるのであり、また培養土ｓ表面か ら注がれて過剰となる水は培養土ｓ中に長く滞留することなく、その周面から効 率良く排出されるものとなる。

【００１０】

【考案の効果】

上記した通り本考案によれば植木鉢内植物の根部の通気性及び通水性が常時極 めて良好な条件に保持されて根ぐされの生じ難いものとなるほかその成長が促進 され、且つ保守管理の容易なものとなるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る植木鉢で、一部を断面で示した正
面図である。

【符号の説明】

１ 受皿 ２ 容器本体 ２ａ 周壁部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも周壁部を、内部の培養土が漏
   出しない程度の網目体となした容器本体と該容器本体を
   内部へ配置させる一定深さの受皿との組合わせからなる
   植木鉢。