JPH04127223U - ヘルメツト - Google Patents
ヘルメツトInfo
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- JPH04127223U JPH04127223U JP4024691U JP4024691U JPH04127223U JP H04127223 U JPH04127223 U JP H04127223U JP 4024691 U JP4024691 U JP 4024691U JP 4024691 U JP4024691 U JP 4024691U JP H04127223 U JPH04127223 U JP H04127223U
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- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耳の不自由な人が補聴器を装着したままヘル
メットを被嵌した後もヘルメット外部より聴音調節可能
としたヘルメットを提供する。 【構成】 ヘルメットの両耳当部に耳大の透孔を穿設す
ると共に通気性、聴音性を有する極小径透孔と、防塵性
を有するシール材を有する開閉蓋を設け透孔を被覆する
よう枢設してなるものである。
メットを被嵌した後もヘルメット外部より聴音調節可能
としたヘルメットを提供する。 【構成】 ヘルメットの両耳当部に耳大の透孔を穿設す
ると共に通気性、聴音性を有する極小径透孔と、防塵性
を有するシール材を有する開閉蓋を設け透孔を被覆する
よう枢設してなるものである。
Description
【0001】
この考案は、ヘルメットの左右両耳当部に透孔を穿設し、この透孔を被覆する
よう開閉蓋をヘルメットに回動自在に枢設し、特に耳の不自由な人が補聴器を装
着しヘルメット被嵌後補聴器の調節が必要となった際、外部より容易に調節操作
しうるようにしたヘルメットに関する。
【0002】
従来、乗車用ヘルメットとしてはヘルメット前面に窓孔を形成したフルフェイ
ス型ヘルメット及びヘルメット前面に開放部を形成したジェット型ヘルメットが
あり、これらはいずれも帽殻体内面を重層構造とし耳当部と一体に形成したもの
が知られている。
【0003】
従来技術で述べた如く、耳当部も重層構造であるためヘルメット装着者の耳部
拘束感が大きいほか、わが国の人口の約5%に相当する補聴器を着用する人達に
とってはヘルメット装着後、改めて補聴器を調節する必要が生じた際脱帽して調
節操作しなければならず煩わしいほか、脱帽時と装着時とでは聴音度が異なるた
め充分な調節が行われ難い問題点を有していた。特に補聴器の現在主流として使
用されている耳掛型及びオーダメイド型補聴器において調節の必要度が高く、操
作の難易は走行時の安全性保持のためにも大きな問題を有している。
この考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは前
述した如く、耳当部に透孔を穿設し、該透孔をヘルメットに枢設された開閉蓋に
より被覆自在とすることで補聴器の外部よりの調節操作を容易にしたヘルメット
を提供しようとするものである。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案におけるヘルメットは、ヘルメットの左右
両耳当部位置に帽殻体、防護体を貫通して耳大の透孔を穿設し、この透孔を被覆
するようこの透孔より径大且つヘルメットとの接面を平坦面に開閉蓋を形成し、
開閉蓋内側に突設周縁を設け、閉会蓋一端部をヒンジ等開閉具により回動自在に
枢設した対向位置一側を鉤状に係止爪を形成し、この突設周縁が透孔に閉蓋時係
合するようにしたことを特徴としている。
【0005】
この際、開閉蓋はゴーグルに固定ピンにより止着して一体とし、旋回ピンでヘ
ルメットに枢設されたゴーグルの開閉と一体的に作動するように閉会蓋を設けて
もよい。
【0006】
さらに又、開閉蓋はゴーグルを同材質で延設形成したものの耳当部位置に後加
工して設けてもよい。
【0007】
補聴器を左右いずれかの耳に装着しヘルメットを被嵌した際、騒音調節等の必
要が生じた場合は開閉蓋の指先引掛部へ指を掛け開蓋して調節を行えば良く、調
節後は閉蓋して防塵性を保持することとなる。ゴーグルに開閉蓋を止着固定して
ある場合はゴーグルの開閉作動により左又は右耳の調節を行い、ゴーグル耳当部
をゴーグルと同一材で形成したものについても同様ゴーグルの開閉作動に伴って
開閉蓋の開閉を行い前述作動により聴音調節、通気性保持がなされる。
【0008】
以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳細に説明する。図1〜図2は第
一実施例に係り、図1はヘルメットの一部を切欠した斜視図、図2は要部の断面
図である。
ヘルメット1は帽殻体11内面にFRP(強化プラスチック)により形成された
第1層12とクッション性に富む第2層防護材10により重層内貼りされてなる
もので帽殻体11表面、ヘルメット前壁に旋回ピン7によりゴーグル3が枢設さ
れている。透孔9は前述重層構造を貫通してヘルメット1左右両耳当部に耳大に
穿設形成されてなり、該透孔9を開閉自在に被覆するよう開閉蓋2がヒンジ等4
開閉具により枢設されている。開閉蓋2は帽殻体11との接面を平坦面16に形
成されると共に平坦面16内側に突設周縁13を設けてなり突設周縁3の径を透
孔9の径より稍小径とし開閉時突設周縁13が透孔9に嵌合するようになしてあ
る。 突設周縁の一側で開閉蓋が枢設された対向位置に逆L字型の鉤状係止爪1
4を形成し、閉蓋時、係止爪14とヘルメット1内壁とが係合するようなしてあ
る。 又、前記平坦面16の係止爪14位置に開蓋時、指を掛け開蓋するための
指掛部15が形成してある。開閉蓋2は前記突設周縁13内側に通気性と聴音性
を向上させるための極小径の透孔5を穿設すると共に表面には防塵性に富むシー
ル材6を貼着してなるものである。
【0009】
図3及び図4は本考案の第2実施例に係り、図3はヘルメットの斜視図、そし
て図4は要部断面図である。開閉蓋2の構造については先の実施例のものと同様
なものである。固定ピン8によりゴーグル3のヘルメット1枢着部分に止着し、
一矢印で示した如く、ゴーグル3の回動に伴なって開閉蓋2と一体に回動し開閉
作動を行うようにしたものである。
【0010】
図5及び図6は本考案の第3実施例に係り、図5はヘルメット斜視図、そして
図6は要部断面図である。ゴーグル3を形成するにおいて耳当部をも同一材質の
もので一体に成形し、成形後、耳当部相当部分に極小径の透孔5を設け、シール
材を貼着することは先の実施例と同様なものである。
【0011】
以上の如く構成した本考案によれば、補聴器を常用する耳の不自由な人が耳に
補聴器を装着しヘルメットを被嵌後、調節操作する場合、従来であればその都度
ヘルメットを脱帽し適切な聴音度を調節する等煩雑であったが本考案によれば開
閉蓋の回動により補聴器を装着してヘルメットを被嵌しても脱帽の必要もなくヘ
ルメット外部より容易に調節操作をなしうるものであり、開閉蓋に極小径の透孔
を設けたことによる通気性、聴音性が得られるほか、シール材を貼着したことに
よる防塵性などの効果を有する。
【図1】第一実施例に係るヘルメットの斜視図である。
【図2】同例に係るA−A断面拡大図である。
【図3】第2実施例に係るヘルメットの斜視図。
【図4】同例に係るB−B断面拡大図である。
【図5】第3実施例に係るヘルメットの斜視図である。
【図6】同例のC−C断面拡大図である。
1 ヘルメット
2 開閉蓋
3 ゴーグル
5 極小透孔
6 シール材
9 耳大の透孔
10 防護材
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘルメットの前壁の窓をシールド板で閉
鎖するようにした乗車用フルフェイス型ヘルメットにお
いて、ヘルメットの左右両耳当部位置に帽殻体、防護材
を貫通して耳大の透孔を穿設し、この透孔を被覆するよ
うにこの透孔より径大且つ帽殻体との接面を平坦面に開
閉蓋を形成し、開閉蓋一端部をヒンジ等開閉具により回
動自在に枢設し、開閉蓋内側に突設周縁を設け、端部一
側を鉤状に係止爪を形成し、この突設周縁が透孔に閉蓋
時嵌合係止するようにしたことを特徴とするヘルメッ
ト。 - 【請求項2】 開閉蓋をゴーグルに固定ピンにより止着
して一体とし、旋回ピンでヘルメットに枢設されたゴー
グルの開閉と一体的に作動するようにしたことを特徴と
する請求項1記載のヘルメット。 - 【請求項3】 開閉蓋相当部分をゴーグルと同材質で一
体的に延設成形し、延設部分に開閉蓋の構造とするよう
加工することを特徴とした請求項1記載のヘルメット。 - 【請求項4】 開閉蓋は通気性、聴音性を有するよう極
小径の透孔を穿設すると共に、防塵性を有するシール材
を開閉蓋表面に被覆してなることを特徴とする請求項1
乃至3記載のヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4024691U JPH0714337Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4024691U JPH0714337Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ヘルメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127223U true JPH04127223U (ja) | 1992-11-19 |
JPH0714337Y2 JPH0714337Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31921351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4024691U Expired - Lifetime JPH0714337Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714337Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023171160A1 (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 株式会社Shoei | ヘルメット |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP4024691U patent/JPH0714337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023171160A1 (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 株式会社Shoei | ヘルメット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714337Y2 (ja) | 1995-04-05 |
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