JPH04124983U - 果実用クツシヨン籠 - Google Patents

果実用クツシヨン籠

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JPH04124983U
JPH04124983U JP5864091U JP5864091U JPH04124983U JP H04124983 U JPH04124983 U JP H04124983U JP 5864091 U JP5864091 U JP 5864091U JP 5864091 U JP5864091 U JP 5864091U JP H04124983 U JPH04124983 U JP H04124983U
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fruits
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は,果実の収穫時や搬送時などに,その
重さや衝撃によって受ける打ち傷,欠損,蔓抜け,腐食
など果実の損傷を防止し,且つ強靭にして耐久性をもつ
籠の技術を提供するものである。 【構成】平らで細長い竹ひごの芯材を,柔軟性と弾力性
を持つチューブで楕円形状に被覆し,尚且つその両端を
閉じて編部材(3)を形成する。この編部材(3)を編
んでなる籠(11)に脚(14)として,弾力性を有し
繊維などで強化した,肉厚のある適宜の太さのチューブ
を装着する。このように全体を弾性体として構成したこ
とを特徴とする果実用クッション籠。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,果実の収穫や搬送中に,その重さや衝撃などにより受ける,果実の 損傷を防止する為の籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
元来果実の収穫には,竹材の表皮部を使用し,平らで細長いひごを作り,それ を編んで作った手籠が最も普及している。それ故にこの手籠は,使い易さや柔軟 性に富むなど多くの利点がある。本考案はこの手籠の長所を活かし,欠点を改善 するもので,その課題は次項で詳述する。 この他,同じ竹材を利用し比較的胴長に作られ,開口部に布帯やロープを付け それを肩に掛けて使用する竹籠があるが,胴長なため扱いにくく,果実も縦に幾 重にも重なるため,いたみや打ち傷がつき易いなどの欠点がある。 尚,近年は 合成樹脂材などで一体成型した種々の形状のものもあるが,何れも柔軟性や弾力 性に欠け,柔らかい果肉を扱う籠としては全く不適当である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年,技術の進歩により果実が急激に高品質化され,その上種々の付加価値を 付したものもあり,適宜な価格が維持されるには量的な安定が最も望ましい。又 ,健康への意識が増すにつれ少農薬栽培となり,その分人手を多く要するもので あるが,こうして作られた果実も,その収穫作業時や搬送時に使用する容器の欠 陥により,打ち傷,すり傷,欠損,蔓抜け,腐食など,商品価値を損なう量は多 大なものであり,これは単に栽培者の減収のみならず,消費者価格の高騰にも繋 がるもので,容器の改善は栽培者の最も希求する課題となっている。 元来,果実の収穫は,その熟成期の関係から時期が限定され,温室など特別の 栽培を除けばその大部分が秋であり,天候不順がちな短期日に集中して作業が行 われる。風や雨は,果実への影響は勿論であるが,使用される籠も例外ではなく 特に竹材は湿気に弱く,雨ざらしはその劣化を急激に早め,耐久性が無くなり, その結果,折れや損壊などにより果実を損傷させるものである。 更に,籠は保管する時もその形状からして,まとめて作業小屋に吊るなど,自 然条件から保護されることは殆ど無く,それだけに劣化も早くなる。然も収穫時 には相当の数量が使用されるものであり,経済的な側面からも早急に改善すべき 課題である。 又,手籠などキメの粗いものは収穫の際,果実が満杯になれば空き籠に替える が,その時,地上に置かれた籠や果実には,土や雑草から微生物,細菌,害虫な どが付着し,ひいては,それが果実の虫喰いや腐食の原因となるもので,この事 は農業試験場など公的機関でもその確認を公表している。 本考案は,このような課題を解決するため,従来技術のうち,軽量で使い易く 歪みや変形に対する柔軟性など,最も多くの利点をもっている手籠を活用し,更 に改善する技術を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図を追ってその手段を述べると,図2の如く,竹の表皮部を薄く削ぎ,平らで 細長いひごを作りこれを芯材(1)とする。この芯材(1)を柔軟性と弾力性を 持つチューブ(2)で被覆し編部材(3)とする。この時チューブ(2)の内径 は芯材(1)の長径よりも適宜小径のものを使用するため,編部材(3)は楕円 形状を呈する。又,編部材(3)の両端はナイロン糸などで縛り空気の漏れを防 止する。このように構成された編部材(3)を使用して籠(11)を編み,これ に脚(14)として,弾力性があり繊維などで強化した肉厚のある適宜の太さの チューブを装着し,本考案の手段とする。
【0005】
【作 用】
本考案の作用を述べると,図3に示す如く,編部材(3)の芯材(1)とチュ ーブ(2)の間には空間部(5)があり,そのはたらきは,編部材(3)に圧力 がかかったとき,それが弾力となり緩衝作用をなすものである。特に図4に示す 如く,任意の編部材(3)の前面に他の編部材(3)の接点(15)があるとき その接点(15)と接点(15)間の中央部背面には,必ず別の編部材(3)の 接点(16)があり,そのため図5に示す様に,接点部で芯材(1)同士が互い に押し合い,芯材(1)とチューブ(2)の間隔が更に広がり,空間部(5)が より大きな緩衝作用をなすもので,これは籠(11)を形成する編部材(3)総 てが同様の作用をするものである。 又,脚(14)とする肉厚のある太いチューブは,籠(11)の重量や衝撃に 対し,その肉厚部自体の持つ弾力と中空部分とが緩衝作用をなすと共に,地上と 籠の底部(13)との間隔を常に保ち,籠や果実が地上に接する事を防止するも のである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例について説明すると,先ず,編部材(3)の表皮部(4)を外 側にして,図4の如く編み,更に縦の編部材(3)を組み込んで,籠(11)の 胴部(12)と底部(13)を形成する。次に図6に示す様に,編部材(3)の 上端を軸枠(6)に巻き込み,それを内枠(7)と外枠(8)で挟み付けながら テープ(9)で締め付け,これを順次繰返し枠組み(10)を完成する。 尚,枠組み(10)の時,適宜の間隔で脚(14)の上端も軸枠(6)に巻き 込み,又,取っ手(17)はその切欠部を内枠(7)又は外枠(8)と組み合わ せ,テープ(9)で締め付けて固着する。脚(14)は更に,胴部(12)と底 部(13)を編部材(3)にテープ(9)で締め付け装着する。
【0007】 脚(14)はこのほか,籠(11)の底部(13)に,二重の輪や渦巻状に装 着しても作用は同じである。
【0008】
【考案の効果】
本考案の効果について説明する。先ず,竹ひごの芯材(1)はチューブ(2) で被覆されるため,水濡れや汚れなど外的影響を殆ど受けず,劣化を防ぎ耐久性 に優れ,更にチューブ(2)は芯材(1)を補強するため,籠(11)は一段と 強靭性を増し極めて耐久性に優れる長所を持つものとなる。 次に,編部材(3)はチューブ(2)自体の弾力性と併せ,その空間部(5) がより大きな緩衝作用をなすもので,重さや衝撃などから果実を護る顕著な効果 がある。又,芯材(1)はチューブ(2)で被覆されるため,折れや破壊が生じ ても,チューブ(2)が果実の損傷を防止する効果がある。 更に,脚(14)となるチューブは,果実への細菌や害虫の付着を防ぐほか, 籠の積み重ねや搬送する時の,重さや衝撃に対する緩衝の効果もある。 このほか本考案は,編部材(3)を楕円形状とするため,編みの過程が効率的 でコストを軽減でき,更には,被覆するチューブの色を換えることにより,色彩 に富んだ種々の模様を表現できるもので,旅行などの果実用籠にも直ちに利用で きる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案の斜視図である。
【図 2】編部材を構成する斜視図である。
【図 3】図2のA−A断面図である。
【図 4】編部材を編んだ状態の部分正面図である。
【図 5】編部材を編んだ状態の拡大部分断面図であ
る。
【図 6】枠組みの断面図である。
【符号の説明】
1 は芯材 2 はチューブ 3 は編部材 4 は表皮部 5 は空間部 6 軸枠 7 内枠 8 外枠 9 テープ 10 枠組み 11 籠 12 胴部 13 底部 14 脚 15 他の編部材が前面にあるときの接点 16 別の編部材が背面にあるときの接点 17 取っ手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹ひごを利用した芯材を(1),柔軟性
    と弾力性を持つチューブ(2)で楕円形状に被覆した編
    部材(3)を形成し,その編部材(3)を編んでなる籠
    (11)に,弾力性を持つチューブを脚(14)として
    装着した果実用クッション籠。
JP5864091U 1991-04-22 1991-04-22 果実用クッション籠 Expired - Lifetime JPH0637984Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5864091U JPH0637984Y2 (ja) 1991-04-22 1991-04-22 果実用クッション籠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5864091U JPH0637984Y2 (ja) 1991-04-22 1991-04-22 果実用クッション籠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04124983U true JPH04124983U (ja) 1992-11-13
JPH0637984Y2 JPH0637984Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31929956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5864091U Expired - Lifetime JPH0637984Y2 (ja) 1991-04-22 1991-04-22 果実用クッション籠

Country Status (1)

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JP (1) JPH0637984Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104416632A (zh) * 2013-08-26 2015-03-18 广州亚帝实业有限公司 藤编家具及其雪花图案编织方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104416632A (zh) * 2013-08-26 2015-03-18 广州亚帝实业有限公司 藤编家具及其雪花图案编织方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0637984Y2 (ja) 1994-10-05

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