JPH04119629U - 磁気軸受装置 - Google Patents

磁気軸受装置

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JPH04119629U
JPH04119629U JP2511691U JP2511691U JPH04119629U JP H04119629 U JPH04119629 U JP H04119629U JP 2511691 U JP2511691 U JP 2511691U JP 2511691 U JP2511691 U JP 2511691U JP H04119629 U JPH04119629 U JP H04119629U
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JP
Japan
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rotor
current
magnetic
radial direction
rotation
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Application number
JP2511691U
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English (en)
Inventor
典夫 佐藤
Original Assignee
三菱プレシジヨン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】変位センサ(5A)及び(5B)によってロータ(1A)の
回転半径方向の位置が検出され、検出値が演算器(6)、
制御回路(7)及び増幅器(8)を介して、相当する制御電
流Δiとして出力される。演算器(9A)及び(9B)によっ
て、バイアス電流i0と制御電流Δiとに基づくコイル
電流iA及びiBが求められ、それぞれコイル(4A)及び(4
B)に出力される。電磁石(3A)及び(3B)が電流iA及びiB
に基づいて生じる磁気力FA及びFBと、ロータ(1A)の側
面の一部を覆う環状永久磁石(10)の磁束による磁気力F
Cとが合成された制御力F0によって、ロータ(1A)は回転
半径方向の所定の位置に維持される。 【効果】外部から供給されるバイアス電流i0が小さくて
よく、磁気軸受装置の消費電力は低減される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、磁気的制御力により回転体を非接触で支持する磁気軸受装置に関 するもので、特に、回転体に永久磁石が組み込まれている磁気軸受装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例の構成を図4を参照しながら説明する。 図4は、例えば、人工衛星姿勢制御用フライホイール、工作機械、ターボ分子 ポンプ、遠心分離機及びターボ圧縮機などに利用されている従来の磁気軸受装置 を示す概略図である。 図4において、(1)はロータ、(2)はロータ(1)の回転軸である。(3A)及び(3 B)は、ロータ(1)の側面に対称的に配置された1対の電磁石、(4A)は電磁石(3A) のコイルであって、一端が接地されている。(4B)は電磁石(3B)のコイルであって 、一端が接地されている。(5A)及び(5B)はそれぞれ電磁石(3A)及び(3B)の下部に 配置された変位センサである。(6)は演算器であって、正の入力端子が変位セン サ(5A)に接続され、負の入力端子が変位センサ(5B)に接続されている。(7)は制 御回路であって、演算器(6)の出力端子に接続されている。(8)は増幅器であっ て、制御回路(7)に接続されている。(9A)は演算器であって、一方の正の入力端 子がバイアス電流源(図示しない)に接続され、かつ他方の正の入力端子が増幅 器(8)に接続され、かつ出力端子が電磁石(3A)のコイル(4A)の他端に接続されて いる。(9B)は演算器であって、正の入力端子がバイアス電流源及び演算器(9A)の 一方の正の入力端子に接続され、かつ負の入力端子が増幅器(8)及び演算器(9A) の他方の正の入力端子に接続され、かつ出力端子が電磁石(3B)のコイル(4B)の他 端に接続されている。
【0003】 次に、上述した従来例の動作を図4及び図5を参照しながら説明する。 図5は、コイル電流と磁気力との関係を示す特性図であり、横軸がコイル電流 I、縦軸が磁気力Fである。 ロータ(1)は、回転軸(2)を中心に図示しない駆動源によって回転させられ、 電磁石(3A)及び(3B)が生じる磁気力*FA及び*FBによって回転半径方向に引っ 張られている。 ロータ(1)の回転半径方向の位置は、ロータ(1)の側面に設けられた変位セン サ(5A)及び(5B)によって検知されて演算器(6)に入力される。 演算器(6)は、変位センサ(5A)及び(5B)の出力の差をとり、ロータ(1)の回転 半径方向の位置ずれを変位信号として制御回路(7)に出力する。
【0004】 制御回路(7)は、変位信号に基づき、増幅器(8)を介して、ロータ(1)を設定 した位置にするための制御電流Δiを出力する。 そして、演算器(9A)は、バイアス電流i0と制御電流Δiから、コイル電流iA =i0+Δiをコイル(4A)に出力し、他方では、演算器(9B)は、コイル電流iB= i0−Δiをコイル(4B)に出力する。 電磁石(3A)及び(3B)はコイル電流iA及びiBによって磁気力*FA及び*FBを 発生し、これらの差である制御力*F0=*F−*Fがロータ(1)を回転半 径方向の設定した位置に維持していた。 なお、*F、*F及び*Fはベクトルを示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したような従来の磁気軸受装置では、ロータ(1)を回転半径方向の所定の 位置に維持するために必要な制御力*Fは図5に示すように線形であり、その 線形な範囲はバイアス電流iによって決まる。このバイアス電流iは常時2 個の電磁石(4A)、(4B)に流されなければならないので、バイアス電流iによる 消費電力がかなり大きくなるという問題点があった。
【0006】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、消費電 力を低減させることができる磁気軸受装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る磁気軸受装置は、次に掲げる手段を備えたものである。 [1] 側面の少なくとも一部が環状永久磁石によって囲まれ、回転半径方向の 所定の位置に置かれて回転するロータ。 [2] このロータの側面に対称的に設けられ、上記ロータの回転半径方向の位 置を検知する1対の検知手段。 [3] これら検知手段に接続され、これら検知手段の出力と外部からのバイア ス電流とに基づいた合成電流を出力する制御手段。 [4] この制御手段に接続され、かつ上記ロータの側面に対称的に設けられ、 上記合成電流に基づいて、上記永久環状磁石による磁気力と合成されて上記ロー タを回転半径方向の所定の位置に維持する磁気力を生じる電磁石。
【0008】
【作用】
この考案においては、検知手段によって、ロータの回転半径方向の位置が検知 される。そして、制御手段によって、検知手段の出力と外部からのバイアス電流 とに基づいた合成電流が出力される。この合成電流に基づいた電磁石による磁気 力と環状永久磁石による磁気力との合力がロータを回転半径方向の所定の位置に 維持する。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例の構成を図1を参照しながら説明する。 図1は、この考案の一実施例を示す概略図である。図1において、(2)、(3A) 、(3B)、(4A)、(4B)、(5A)、(5B)、(6)〜(8)、(9A)及び(9B)は従来例で説明し たものと同じである。(1A)はロータである。(10)はロータ(1A)の側面の一部を覆 う環状永久磁石であって、電磁石(4A)及び(4B)に対向する断面が示されている。
【0010】 ところで、この考案の検知手段は、この一実施例では変位センサ(5A)及び(5B) であり、この考案の制御手段は、演算器(6)、制御回路(7)、増幅器(8)並びに 演算器(9A)及び(9B)から構成される。
【0011】 次に、上述した一実施例の動作を図1及び図2を参照しながら説明する。 図2はこの考案の一実施例のコイル電流と磁気力との関係を示す特性図であり 、横軸がコイル電流I、縦軸が磁気力Fである。 環状永久電磁石(10)は、従来例における電磁石(3A)及び(3B)が発生していた磁 束の全部又は一部の磁束Φを発生させる。この磁束Φは電磁石(3A)及び(3B) に及び、これらとの間に磁気力*FCが生じる。この磁気力*FCと、演算器(9A) 及び(9B)からそれぞれコイル(4A)及び(4B)へ供給されるコイル電流i及びi に基づいて電磁石(3A)及び(3B)が生じる磁気力*FA及び*FBとが合成されて、 制御力*F0が発生する。ロータ(1A)は、この制御力F0によって回転半径方向 の所定の位置に維持される。
【0012】 環状永久磁石(10)によって生じる磁束密度をB1とすると、磁束密度B1に相当 する電流分i1はi1=B1/k(kは比例定数)である。したがって、線形な制御 力F0を得るために必要なコイル電流iA及びiBは磁束密度B1に相当する電流分 i1だけ小さくてよいので、バイアス電流iは大幅に低減される。
【0013】 また、図3は、環状永久磁石(10)と電磁石(3A)及び(3B)との間に磁性流体(11) を入れた他の実施例の一部を示す概略図である。 この場合、環状永久磁石(11)と電磁石(3A)及び(3B)との間の磁気抵抗が減少し 、磁気効率が増すので、バイアス電流iはさらに減少される。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、以上説明したとおり、側面の少なくとも一部が環状永久磁石によ って囲まれ、回転半径方向の所定の位置に置かれて回転するロータ、このロータ の側面に対称的に設けられ、上記ロータの回転半径方向の位置を検知する1対の 検知手段、これら検知手段に接続され、これら検知手段の出力と外部からのバイ アス電流とに基づいた合成電流を出力する制御手段、及びこの制御手段に接続さ れ、かつ上記ロータの側面に対称的に設けられ、上記合成電流に基づいて、上記 永久環状磁石による磁気力と合成されて上記ロータを回転半径方向の所定の位置 に置く磁気力を生じる電磁石を備えたことによって、外部からのバイアス電流が 小さくてすむので、消費電力を大幅に低減させることができるという効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す概略図である。
【図2】この考案の一実施例の特性を示す特性図であ
る。
【図3】この考案の他の実施例の一部を示す概略図であ
る。
【図4】従来の磁気軸受装置を示す概略図である。
【図5】従来の磁気軸受装置の特性を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
(1A) ロータ (3A)、(3B) 電磁石 (4A)、(4B) コイル (5A)、(5B) 変位センサ (6) 演算器 (7) 制御回路 (8) 増幅器 (9A)、(9B) 演算器 (10) 環状永久電磁石 (11) 磁性流体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面の少なくとも一部が環状永久磁石に
    よって囲まれ、回転半径方向の所定の位置に置かれて回
    転するロータ、このロータの側面に対称的に設けられ、
    上記ロータの回転半径方向の位置を検知する1対の検知
    手段、これら検知手段に接続され、これら検知手段の出
    力と外部からのバイアス電流とに基づいた合成電流を出
    力する制御手段、及びこの制御手段に接続され、かつ上
    記ロータの側面に対称的に設けられ、上記合成電流に基
    づいて、上記永久環状磁石の磁束と合成されて上記ロー
    タを回転半径方向の所定の位置に置く磁気力を生じる電
    磁石を備えたことを特徴とする磁気軸受装置。
JP2511691U 1991-04-15 1991-04-15 磁気軸受装置 Pending JPH04119629U (ja)

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JP2511691U JPH04119629U (ja) 1991-04-15 1991-04-15 磁気軸受装置

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JP2511691U JPH04119629U (ja) 1991-04-15 1991-04-15 磁気軸受装置

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JPH04119629U true JPH04119629U (ja) 1992-10-26

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ID=31909914

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JP2511691U Pending JPH04119629U (ja) 1991-04-15 1991-04-15 磁気軸受装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6399742A (ja) * 1986-10-15 1988-05-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 磁気軸受一体型モ−タ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6399742A (ja) * 1986-10-15 1988-05-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 磁気軸受一体型モ−タ

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