JPH04117534U - 動力芝刈機 - Google Patents

動力芝刈機

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JPH04117534U
JPH04117534U JP2062691U JP2062691U JPH04117534U JP H04117534 U JPH04117534 U JP H04117534U JP 2062691 U JP2062691 U JP 2062691U JP 2062691 U JP2062691 U JP 2062691U JP H04117534 U JPH04117534 U JP H04117534U
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JP
Japan
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cutter
grass
lawn mower
housing
vertical plane
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Application number
JP2062691U
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English (en)
Inventor
賢二郎 平綱
正敏 春松
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 芝生面を一様に刈上げて、その外観を良好に
する。 [構成] 芝刈機前進方向aと平行で、且つハウジング
2を二等分する鉛直面bの一側方では、ハウジング2内
のカッタ12が芝刈機前進方向a前側から後側に向って
回転し、また前記鉛直面bの他側方では、カッタ12が
芝刈機前進方向後側から前側に向って回転する動力芝刈
機において、ハウジング2の上端壁10に設けた送風口
14から前記一側方の芝にのみエンジン冷却風を吹付け
てその芝を倒伏させる。これにより前記鉛直面bの両側
方におけるカッタ12の芝切断様式を略同じにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は動力芝刈機、特に、芝落下口を形成する短円筒形周壁およびその周壁 上縁に連設された上端壁を有するハウジングと、そのハウジングを支持する走行 輪と、上端壁上面に搭載されて駆動軸をハウジング内に突出させたエンジンと、 駆動軸に取付けられて周壁内で回転駆動されるカッタとを備え、芝刈機前進方向 と平行で、且つハウジングを二等分する鉛直面の一側方では、カッタが芝刈機前 進方向前側から後側に向って回転し、また鉛直面の他側方では、カッタが芝刈機 前進方向後側から前側に向って回転する動力芝刈機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種芝刈機により芝刈りを行うと、前記鉛直面の一側方と他側方とでは、カ ッタによる芝切断様式が異なるため、それに対応して芝生面の前記一側方に在っ た領域と前記他側方に在った領域とでは様相が相違することになる。
【0003】 そこで、芝生面の様相を前記二領域に亘って一様にするための手段が必要とな るが、従来の動力芝刈機には前記手段は講じられていない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような状況下では、従来の芝刈機により刈上げられた芝生面はまだら模様 を呈することになるため外観が悪い、といった不具合を生じる。
【0005】 本考案は前記に鑑み、芝生面をその全体に亘って一様に刈上げることができる ようにした前記動力芝刈機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、芝落下口を形成する短円筒形周壁およびその周壁上縁に連設された 上端壁を有するハウジングと、そのハウジングを支持する走行輪と、前記上端壁 上面に搭載されて駆動軸を前記ハウジング内に突出させたエンジンと、前記駆動 軸に取付けられて前記周壁内で回転駆動されるカッタとを備え、芝刈機前進方向 と平行で、且つ前記ハウジングを二等分する鉛直面の一側方では、前記カッタが 芝刈機前進方向前側から後側に向って回転し、また前記鉛直面の他側方では、前 記カッタが芝刈機前進方向後側から前側に向って回転する動力芝刈機において、 前記鉛直面の一側方に存する芝にのみエンジン冷却風を吹付ける送風口を、前記 上端壁に設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
図1〜図4において、マルチング(mulching)型動力芝刈機1は、ハウジング 2と、ハウジング2の芝刈機前進方向a前側および後側にそれぞれ配設された走 行輪としての左右一対の前輪3および後輪4と、ハウジング2上に搭載されて両 後輪4を駆動するエンジン5と、エンジン5の後方でハウジング2上面の一対の 取付板6に両基端部を取付けられたコ字形ハンドル7とを備えている。
【0008】 図3に明示するようにハウジング2は、芝落下口8を形成する短円筒形周壁9 およびその周壁9上縁に連設された上端壁10を有する。エンジン5は上端壁1 0上面に搭載され、その駆動軸11はハウジング2内に突出している。駆動軸1 1の下端に板状カッタ12が略水平に取付けられ、そのカッタ12は周壁9内で エンジン5によって図2,図4の時計方向に回転駆動される。
【0009】 このようにカッタ12を配設すると、図4において、芝刈機前進方向aと平行 で、且つハウジング2を二等分する鉛直面bの一側方、図示例では芝刈機前進方 向a右側方では、カッタ12が芝刈機前進方向a前側から後側に向って回転する 。これにより前記右側方ではカッタ12が図5に示すように動力芝刈機1の前進 に伴い周壁9により倒伏傾向にされた芝13を起立させるように切断する。また 鉛直面bの他側方、したがって左側方では、カッタ12が芝刈機前進方向a後側 から前側に向って回転する。これにより前記左側方ではカッタ12が図6に示す ように周壁9により倒伏傾向にされた芝13を撫でるように切断する。
【0010】 その結果、前記鉛直面bの右側方と左側方とではカッタ12による芝切断様式 が異なることになる。これに対処するため、ハウジング2の上端壁10において 、鉛直面bの右側に送風口14が形成される。その送風口14にはエンジン冷却 風が導かれるようになっており、そのエンジン冷却風は鉛直面bの右側方に存す る倒伏傾向の芝13にのみ吹付けられて、その芝13を倒伏させる作用をなす。 これにより鉛直面bの両側方における芝切断様式を略同じにするものである。
【0011】 図2に明示するように、周壁9の前、後部にそれぞれ車輪支持部材15,16 が突設され、それら車輪支持部材15,16の両側部にそれぞれ前、後輪3,4 が軸支される。これにより両前輪3は、周壁9の芝刈機前進方向a左、右両側部 直前にそれぞれ配設される。
【0012】 周壁9の左、右両側部外面に、両前輪3に近接するように器体17がそれぞれ 付設される。各器体17は芝吸込み室18を形成し、その芝吸込み室18は前輪 3により踏まれて倒伏した芝に臨むように下向きに開口し、また周壁9(図2, 図3)の切欠き部19を介してハウジング2内に向けて開口する。
【0013】 図3に明示するように、カッタ12の両ブレード部20は、その取付部21に 対してひねられたような形状を有し、これにより刃22が下側に、また峰23が 上側にそれぞれ位置する。
【0014】 このようなカッタ12が回転すると、各ブレード部20において、その刃22 から峰23に向かう空気流が形成され、これにより各芝吸込み室18に吸気作用 が与えられ、前輪3により倒伏された芝が起立するようにハウジング2内に導か れる。
【0015】 各前、後輪3,4は公知の調節機構24によりハウジング2に対して昇降自在 に構成され、これによりカッタ12と芝生面との間の間隔を調節し得るようにな っている。
【0016】 またハウジング2において、周壁9下縁の芝刈機前進方向a後側略半部に内向 きの張出し部25が形成される。その張出し部25は刈取った芝をカッタ12の 回転半径内に一時的に滞留させる機能を有し、図2において、右側の幅広部分2 6と左側の幅狭部分27とよりなる。
【0017】 図1〜図3,図7に明示するように、芝刈機前進方向後部、図示例では、後側 の車輪支持部材16後面に左右一対のブラケット28が突設され、両ブラケット 28間に前後一対の支持ロッド29,30が互に平行に架設される。前側の支持 ロッド29に、芝生面に引掻き作用を与えるレーキ31が回動し得るように吊持 され、また後側の支持ロッド30に、ハウジング2内への後方からの異物の飛込 み等を防止するガードプレート32が回動し得るように吊持される。
【0018】 図4において、33はエンジン用取付ボルト34(図3)の挿通孔である。
【0019】 芝刈作業に当っては、エンジン5を運転してカッタ12を図2の時計方向に回 転させると共に両後輪4を駆動して動力芝刈機1を前進させる。
【0020】 カッタ12の回転により芝が刈取られ、その刈取られた芝は両ブレード部20 のねじれによりハウジング2内上方へ跳上げられて内向きの張出し部25と周壁 9内面との間に一時的に滞留する。滞留した芝はカッタ12の回転半径内に存す るので、そのカッタ12による切断作用を何度か受けて適度に細断され、ハウジ ング2内を浮遊した後漸次芝落下口8から芝生面に落下する。細断された芝のう ち、或物は芝生の芝と芝との間に落下し、また或物は芝生面に残る。
【0021】 動力芝刈機1の前進に伴い、レーキ31が刈上げ後の芝生面に達すると、その レーキ31が芝生面に引掻き作用を与えるので、その芝生面に存する刈取られた 芝は芝生の芝と芝との間に落下する。
【0022】 このように落下した芝は、そこで腐敗して肥料化される。また刈取られた芝が 芝生面を覆うことにより芝の成長が損われる、といった不具合が回避される。
【0023】 細断された芝の落下は、芝落下口8の主として張出し部25の無い部分から行 われるが、張出し部25の幅広部分26および幅狭部分27からも行われる。こ のようにしてハウジング2内に滞留する芝量が適当に調節されるので、カッタ1 2に作用する細断に伴う負荷が軽減される。
【0024】 また動力芝刈機1の前進に伴い、各前輪3により踏まれて倒伏した芝は、カッ タ12の回転に伴う各芝吸込み室18への吸気作用により起立するようにハウジ ング2内に導かれて切断され、これにより各前輪3の踏跡に沿った芝の刈残しの 発生が極力防止される。
【0025】 さらに、鉛直面bの右側方に存する倒伏傾向の芝に送風口14を通じてエンジ ン冷却風が吹付けられるので、その芝が倒伏する。これにより鉛直面bの左、右 両側方において、倒伏または倒伏傾向の芝が、カッタ12によって撫でられるよ うに切断されるので、鉛直面bの両側方におけるカッタ12の芝切断様式が略同 じとなり、芝生面はその全体に亘って略一様に刈上げられる。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、前記鉛直面の一側方に存する芝にのみ送風口を通じてエンジ ン冷却風を吹付けるようにしたので、前記一側方では、倒伏された芝をカッタに よって撫でるような切断が行われ、これにより前記鉛直面の両側方において、カ ッタによる芝切断様式を略同じにして、芝生面をその全体に亘って略一様に刈上 げ、その外観を良好にすることができる。
【0027】 また前記刈上げ作業に当り、エンジン冷却風を利用するので、特別な送風源は 不要であり、これにより芝刈機の構造上の複雑化を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力芝刈機の側面図である。
【図2】動力芝刈機の要部破断平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】エンジンを取外した動力芝刈機の平面図であ
る。
【図5】芝切断の一様式を示す説明図である。
【図6】芝切断の他の様式を示す説明図である。
【図7】動力芝刈機の部分斜視図である。
【符号の説明】
2………ハウジング 3,4…前、後輪(走行輪) 5………エンジン 8………芝落下口 9………周壁 10……上端壁 11……駆動軸 12……カッタ 14……送風口 a………芝刈機前進方向 b………鉛直面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芝落下口(8)を形成する短円筒形周壁
    (9)およびその周壁(9)上縁に連設された上端壁
    (10)を有するハウジング(2)と、そのハウジング
    (2)を支持する走行輪(3,4)と、前記上端壁(1
    0)上面に搭載されて駆動軸(11)を前記ハウジング
    (2)内に突出させたエンジン(5)と、前記駆動軸
    (11)に取付けられて前記周壁(9)内で回転駆動さ
    れるカッタ(12)とを備え、芝刈機前進方向(a)と
    平行で、且つ前記ハウジング(2)を二等分する鉛直面
    (b)の一側方では、前記カッタ(12)が芝刈機前進
    方向(a)前側から後側に向って回転し、また前記鉛直
    面(b)の他側方では、前記カッタ(12)が芝刈機前
    進方向(a)後側から前側に向って回転する動力芝刈機
    において、前記鉛直面(b)の一側方に存する芝にのみ
    エンジン冷却風を吹付ける送風口(14)を、前記上端
    壁(10)に設けたことを特徴とする動力芝刈機。
JP2062691U 1991-04-01 1991-04-01 動力芝刈機 Pending JPH04117534U (ja)

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