JPH04115751U - 高温電池用断熱容器 - Google Patents

高温電池用断熱容器

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Publication number
JPH04115751U
JPH04115751U JP2621091U JP2621091U JPH04115751U JP H04115751 U JPH04115751 U JP H04115751U JP 2621091 U JP2621091 U JP 2621091U JP 2621091 U JP2621091 U JP 2621091U JP H04115751 U JPH04115751 U JP H04115751U
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JP
Japan
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vacuum
insulated container
opening
container body
plug
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Pending
Application number
JP2621091U
Other languages
English (en)
Inventor
敏幸 川口
晃一 宮下
Original Assignee
日本碍子株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2621091U priority Critical patent/JPH04115751U/ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空断熱容器本体の開口部と真空プラグとの
接触面からの熱移動による熱損失を防止した高温電池用
断熱容器を提供すること。 【構成】 真空断熱容器本体の開口部と真空プラグとの
接触面をゆるやかな傾斜面とし、その長さを長くするこ
とにより熱移動量を減少させる。この傾斜角度をθとす
ると、熱移動量は従来のsin θ倍に減少することとな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はナトリウム−硫黄電池のような高温電池を収納するための高温電池用 断熱容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ナトリウム−硫黄電池のような高温電池は300 〜350 ℃の高温で運転されるた めに、全体が断熱容器の内部に収納されている。このような断熱容器は内部を真 空にした金属製の真空断熱容器本体と、その開口部を封止する金属製の真空プラ グから構成されている。 ところがこのような断熱容器では各部分の断熱性を十分に高めたとしても、真 空プラグの周縁が真空断熱容器本体の開口部に接触する部分においては金属が真 空断熱容器の内部から外部方向に貫通しているため、この部分から熱伝導により 熱が外部へ逃げることを防止することができなかった。そこで真空断熱容器の内 側から外側への真空幅を拡げることにより熱損失を防止しているが、全体が大型 化したり重量が大きくなるという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の問題点を解消して、真空断熱容器の真空幅を拡げたり この容器全体を大型化することなく、開口部の周縁からの熱損失を防止すること ができる高温電池用断熱容器を提供するために完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案は、単電池集合体が収納される真 空断熱容器本体の開口部と、この開口部を封止する真空プラグとの接触面を、ゆ るやかな傾斜面としたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】 以下に本考案を図示の実施例により更に詳細に説明する。 図1に示す第1の実施例において、1は内部にナトリウム−硫黄電池のような 高温電池の単電池集合体2が収納される真空断熱容器本体であり、その厚みは30 〜50mm程度であって、その真空に維持された内部にはグラスボード等の断熱材3 が収納されている。4はこの真空断熱容器本体1の開口部を封止するための真空 プラグである。この真空プラグ4もその内部は真空に維持され、グラスボード等 の断熱材3が収納されている。
【0006】 本考案においては、この真空断熱容器本体1の開口部と真空プラグ4との接触 面5がゆるやかな傾斜面とされている。この実施例では接触面5の傾斜方向は真 空プラグ4側が真空断熱容器本体1の外側に来るようになっているが、図2に示 す第2の実施例では反対方向に傾斜させてある。 なお傾斜角度θは10〜30°程度が好ましい。この角度が小さすぎると先端 部が極度に肉薄となり、逆に大き過ぎると次に述べる本考案の効果が不十分とな くなる。
【0007】
【作用】
このように構成された本考案の高温電池用断熱容器は、その内部に単電池集合 体2を収納して300 〜350 ℃の高温に維持して運転を行うものであることは従来 と同様である。 しかし本考案においては、真空断熱容器本体1の開口部と真空プラグ4との接 触面5をゆるやかな傾斜面としてあるので、この部分を通じて外部へ逃げようと する熱の移動距離はこの部分の肉厚をTとしたときにはT/sin θとなり、従来 よりも長い距離を移動することとなる。この結果、金属部分の熱伝導率が同一で ある場合には熱移動量は従来のsin θ倍に減少することとなり、例えばθ=20° の場合には従来の約34%にまで減少させることができる。 またその他の部分は真空断熱されているために熱移動量は極めて少なく、全体 としての熱損失を大幅に減少させることが可能となる。
【0008】
【考案の効果】
本考案は以上に説明したように、真空断熱容器本体の開口部と真空プラグとの 接触面をゆるやかな傾斜面としたことにより熱の移動経路を長くし、この部分か らの熱移動量を大幅に減少させることに成功したものである。 よって本考案は従来の問題点を解消した高温電池用断熱容器として、その実用 的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第2の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 真空断熱容器本体 2 単電池集合体 3 断熱材 4 真空プラグ 5 接触面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単電池集合体が収納される真空断熱容器
    本体の開口部と、この開口部を封止する真空プラグとの
    接触面を、ゆるやかな傾斜面としたことを特徴とする高
    温電池用断熱容器。
JP2621091U 1991-03-25 1991-03-25 高温電池用断熱容器 Pending JPH04115751U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296389A (en) * 1976-02-10 1977-08-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Coupling system for ultra low temperature cable

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296389A (en) * 1976-02-10 1977-08-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Coupling system for ultra low temperature cable

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960906