JPH0411485Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0411485Y2
JPH0411485Y2 JP1986003306U JP330686U JPH0411485Y2 JP H0411485 Y2 JPH0411485 Y2 JP H0411485Y2 JP 1986003306 U JP1986003306 U JP 1986003306U JP 330686 U JP330686 U JP 330686U JP H0411485 Y2 JPH0411485 Y2 JP H0411485Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
operating
main
draw
rods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986003306U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62116663U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986003306U priority Critical patent/JPH0411485Y2/ja
Publication of JPS62116663U publication Critical patent/JPS62116663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0411485Y2 publication Critical patent/JPH0411485Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は背の高い樹木や果樹等の枝や果実収
獲や剪定作業を地上で行う剪定具に関する考案で
ある。
〔従来技術〕
背の高い樹木や果樹の枝や果実を木に登ること
や梯子、脚立等を用いることなく、作業者が地上
に立つたまゝで枝の剪定や採果をする作業に用い
る用具として、一本の長尺の主杆の先端部分に鋏
装置を設け、この鋏装置の刃体部を開閉させる駆
動レバーと、主杆の基端部に設けた操作ハンドル
との間に細いピアノ線や引紐を張り渡し操作ハン
ドルを操作することによつて鋏装置の刃体部を開
閉するものや駆動レバーに設けた引紐を地面側に
垂れ下げ、この引紐を引くことで鋏装置を作動さ
せるものが多く用いられているが、このほかに主
杆が伸縮するとともに主杆の伸縮に連動して鋏装
置と操作ハンドルの間を結ぶ連結杆が伸縮する考
案もある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来の前者の剪定具は、主杆が約2米
程度の長さを有する単一材で製されているため、
この長さを短縮する等の長さ調節ができず、剪定
作業では最長は作業者の背丈に主杆の長さを加え
た程度が使い易く、主杆の長さより短い背丈の樹
木の枝等の剪定では作業者が樹木より離れ主杆を
傾斜させて剪定しなければならぬ操作の不便なも
のであり、この外作業場所の移動や不使用時の格
納や輸送においても主杆が短縮できないことは取
扱上厄介である。さらに、上記のものは剪定や採
果の作業において、鋏で木の枝を切断するとき、
比較的細い枝は問題なく容易に切断ができるが、
少し太くなると容易に切れるものではないから鋏
には大きな切断力を発生させなければならない。
そのため操作レバーに強力な力を加えてワイヤー
を介し鋏に大きな力を伝えるものである。しかし
ながら鋏は操作レバーの動作分だけ枝等の被切物
に切り入らないのでワイヤーが伸び操作レバーよ
り加えられた力は損失が生じ鋏に対し充分な切断
力を与えることができ難いもので、本来この種の
剪定具の切断部は、太い枝が切断できるように製
されているにもかゝわらず、切断部を作動させる
ワイヤーが伸びるため切断部への力が減少され剪
定具としての能力を充分に発揮することができな
かつた。また後者の主杆と連結杆とが共に伸縮す
る剪定具にあつては、主杆を任意の長さに調節す
ることができるが、主杆の伸縮に連動して伸縮を
する連結杆を構成する駆動杆と従動杆との接続装
置が摩擦力を用いたものであるため、接続装置で
スリツプが生じ易く駆動杆が作動しても従動杆が
充分に作動せずその結果鋏装置が充分に機能しな
いものが多い。
この考案は上記に鑑み主杆と主杆の切断部と切
断部を駆動させる操作レバーとの間に設けた操作
杆が共に伸縮を自在とし主杆の伸縮に連動して操
作杆が伸縮し、しかも操作杆を構成する複数の各
引杆が操作レバーに夫々接続できるようにして、
主杆が最端のときは従動側の引杆が操作レバーに
対し接続可能とし動力伝達に損失が生じないよう
にするほか、従動側の引杆に駆動側の引杆を固着
し、駆動側の引杆を操作レバーに係合し主杆の長
さに対応して伸縮を可能とするとともに引杆と引
杆との接続も強固なものとすることでスリツプが
生じることなく動力の伝達を有効にし、不使用時
には主杆を最小の長さにして嵩を低くすることの
できる取扱いの容易な剪定具を提供することを目
的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は上記の目的を達するため、複数の支
持杆11と12からなる伸縮自在の主杆1で主杆1
の支持杆11の先端部に受刃21と切刃22とから
なる切断部2を有し、また支持杆12の基端部に
は持手3と操作レバー4を有し、しかも切刃22
と操作レバー4との間には、複数の引杆51と52
からなる伸縮自在の操作杆5を設け、引杆51
先端部を切刃22に、引杆52の基端部を操作レバ
ー4に夫々接続し、主杆1の伸縮に連動して操作
杆5が伸縮をするものにおいて、操作杆5が複数
の引杆51と52とが抜止装置62を付されて重な
り合つてなり、さらに各引杆51と52の夫々の基
端部には操作レバー4の係合片9に係合するため
の係合部5aと5bを夫々設け、該係合部5a又
は5bを係合片9に対し掛け替えが自在で係合
し、さらに引杆51は52に主杆1の基端部外方で
引杆52に設けた固定ネジ装置8によつて緊緩自
在に緊締したものである。
〔作用〕
この考案は、背の高い樹木や果樹の剪定や採果
作業において切断すべき被切断物の高さに対応さ
せて主杆1の長さを調節すると、切断部2を作動
させる操作杆5が主杆1の伸縮とともに連動して
伸縮し常に緊張状態を維持し、操作レバー4を作
動させると操作杆5は切断部2の切刃22を作動
し、受刃21と切刃22の間に枝等の被切物をあら
しめ切断しようとすると切断部2では切刃22
被切物からの反力を受けるので、それに打ち勝つ
切断力を切刃22に加えるためより強力な力で操
作レバー4を操作することになる。ところが、こ
の操作において操作杆が紐やワイヤーのようなも
のでは弛張し刃部2に力を伝える上で損失が生じ
切断に支障を生じることが多いが、この考案では
棒やパイプ等であるため強力な力が加えられても
弛張することなく効率よく切断の為の力を刃部2
に伝え被切物を容易に切断する。また主杆1の長
さ調節は必要な長さとなるよう支持杆11,12
伸縮させ所望の位置で支持杆11,12に設けた固
定ネジ装置7で係止する。さらに支持杆11,12
とは相互間に抜け止めがなされているため最大の
長さにしても支持杆11と12とは外れることがな
く、操作杆5についても上記主杆1と同様にその
長さ調節は主杆1の伸縮に連動して伸縮し主杆1
の長さが即操作杆5の必要長さとなり、これを定
位させるには、引杆51と52とを固定ネジ装置8
で係止すればよい。なお操作杆5の伸縮操作にお
いて、通常は引杆52の基端部の係合部5aや5
bを操作レバー4に係合したり、上記固定ネジ装
置8で引杆51と52とを係止しているが、引杆5
内に引杆52を押し込んで操作杆5が最短の状態
になつた場合の操作杆5の基端部と操作レバー4
との係合を上記の引杆52の基端部から引杆51
基端部に掛け替えると引杆52を介せずとも直接
切断部2を作動させることができる。
なお上記操作杆5を構成する引杆51と52
は、抜け止めがなされているから引杆51から引
杆52を引き出しても両者は外れることがない。
このように主杆1及び操作杆5の長さ調節を終る
と、目的の樹木の枝等の被切物を切断部2の受刃
1と切刃22とで挟み操作レバー4を引張ること
で被切物は容易に切断されるものである。
〔実施例〕
この考案の実施例を添付する図面に基づいて説
明すると、図面中第1図は主杆の一部を省略した
本案の主要部分を破断した正面図であつて、1は
直径の異つた大小二本の支持杆11と12とで伸縮
自在で両支持杆11と12が外れないよう抜止装置
1が付されたアルミニユウムのパイプ製の主杆
で、この主杆1は、実施例では二段となつている
が、この段数は実施例の数に限定されるものでは
なく、複数の引杆51,52で伸縮自在に構成され
ていればよく、また主杆の構成も実施例のような
パイプの重ね合はせに限定されず、もつぱら複数
の支持杆が夫々外れることなく伸縮できるもので
あればよい。そして主杆1を構成する支持杆11
と12との間で固定装置7を設け両支持杆11と1
とを固定できるようにしているが、この固定装
置7も支持杆11と12とが固定できるものであれ
ばよい。支持杆11,12の抜止装置61は実施例
では支持杆11の後方部分においてその外周面と
支持杆12の先端部分の内周面に夫々突出部を設
け支持杆11の突出部が支持杆12の突出部より支
持杆12の後方側にあらしめればよく、また引杆
5aと5bの抜止装置62についても実施例では
先端部分に突起を設けた引杆52を引杆51内にあ
らしめ、引杆51の後端部分を絞つて小径にして
いるが、これ等の抜止装置は上記の実施例に限ら
れるものではなく複数のものが夫々外れないよう
にできるものであればよい。
2は支持杆11の先端部に設けられた枝等の被
切物を切断する切断部で、受刃21とこれに支軸
で枢支された切刃22とからなり、受刃21の基部
が支持杆11の先端部に固定されている。そして
切断部2は実施例では鋏であるが、このほか押切
型等の切断部等被切物が剪断できるものであれば
よい。
3は支持杆12の後端部に設けた持手で、持手
4には操作レバー4の上方部分が支軸で揺動自在
に枢支され、グリツプとの中間部分には縦部91
と横部92とから略L字形になり縦部91に大小二
凹陥が連続した係合凹陥9a,9bを有する係合
片9の横部92を支軸で回動自在に枢支したもの
であり、5は直径の異つた二本の引杆51,52
伸縮自在でしかも該両引杆51,52が抜止装置6
で抜け止めのされた剛性の大きいアルミニユー
ムのパイプ製の操作杆で、該操作杆5は引杆51
の先端部が切断部2の切刃22のリンクに係合し、
引杆51又は引杆52の後端部に設けた係止部5a
又は5bが操作レバー4に設けた係止片9の係合
凹陥9a又は9bに着脱自在に係合し、しかも主
杆1の伸縮に連動して長くなつたり短くなつたり
するようにし、さらに、引杆51と52とはその重
なり部分において固定ネジ装置8を設ける引杆5
と52とが互いに動かないようにしたもの、なお
操作杆5は実施例では主杆1内に設置しているが
主杆1の外側に設置してもよいこと勿論であり、
操作レバー4と操作杆5との係合も実施例に限定
されるものではなく操作レバー4と操作杆5との
両者が係合できるものであればよい。
10は切刃22のリンクに設けた切刃22と受刃
1との開き角度を調節する調節装置でリンクに
回動自在に立設した回動軸に引杆51の先端を螺
着したもの。
11は切刃22と操作レバー4の復帰用のバネ
で、切刃22のリンクと支持杆11の間に設けたも
のである。
実施例では、パイプ状の主杆1内に操作杆5を
設けているが、この状態では操作杆5が主杆1の
伸長とともに伸びて長くなつた場合固定ネジ装置
8が主杆1内に入り込み操作ができなくなるため
主杆1の適所に窓12を設けておくとこの窓から
主杆1内の固定ネジ装置8が操作できる。
〔考案の効果〕
この考案は上記するように、主杆1と操作杆5
とが共に伸縮できるため、不使用時には最短の長
さに縮小して嵩を低くし格納や輸送等において至
便なものとすることができ、使用にあつては、地
上にあつて切断に必要な長さとすることで直接樹
木に登ることや、脚立梯子のように補助具を必要
とせず、地上で剪定作業を安全に行うことがで
き、作業場所の移動においても本考案の剪定具の
みをもつて移動できるため身軽な移動ができると
ともに移動後の剪定作業が即座にできる作業能率
のよいものである。
この考案の剪定における切断部2を作動させる
駆動機構が簡素化されていることから故障等の障
害の発生が少く取扱いも簡便で主杆1を最短で使
用する場合は切刃22に接続されている引杆51
基端部に設けた係合部5aを操作レバー4に設け
た係合片9に係合しておくと、引杆52を操作レ
バー4に接続したものに引杆51を接続したもの
より引杆51と52との間での接続操作を不要と
し、引杆51のみで操作レバー4から直接切断部
2を操作することができ、引杆51と52との接続
ミスの発生がない。
主杆1を伸ばして使用する場合には、引杆52
の基端部に設けた係合部5bを係合片9に係合し
固定ネジ装置8によつて引杆51と52とを強固に
連結しておくと簡単且つ正確に必要な長さの操作
杆5を構成することができ、使用時に引杆51
2との連結が外れ引杆52のみが遊動するような
スリツプ現象が生じないものであつて、しかも操
作杆5は無段階の長さ調節を可能とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示す図で、第1図は主杆
の一部を省略し主要部分を破断した正面図、第2
図は−線断面図、第3図は−線断面図、
第4図乃至第5図は−線から見た操作杆と操
作レバーの関連を示す図で、第4図は主杆を短か
くした際の引杆と操作レバーの係合を示し、第5
図は主杆を長くした際の引杆と操作レバーの係合
を示す図、第6図は主杆を最大に伸した正面図、
である。 1……主杆、11,12……支持杆、2……切断
部、21……受刃、22……切刃、3……持手、4
……操作レバー、5……操作杆、51,52……引
杆、5a,5b……係止部、61,62……抜止装
置、7……固定ネジ装置、8……固定ネジ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部に切断部2を基端部に把手3と切断部2
    を作動させる操作レバー4を有する伸縮自在の主
    杆1と、切断部2の切刃22と操作レバー4との
    間に主杆1の伸縮に対応して伸縮を自在とする操
    作杆5を有するものにおいて、操作杆5は複数の
    引杆51と引杆52とからなり、引杆51で引杆52
    を引杆51に対し伸縮自在に支受し、しかも操作
    杆5が最大長さになつたとき引杆52が引杆51
    ら外れないように引杆51の基端部と引杆52の先
    端部に抜止装置62を設け、また、操作杆5を構
    成する引杆51と引杆52で引杆51の基端部と引
    杆52の基端部を操作レバー4の係合片9に着脱
    自在で係合するべく引杆51の基端部に係合部5
    aを引杆52の基端部に係合部5bを夫々設けて
    操作レバー4の係合片9に主杆1の長さが短いと
    きは引杆51の係合部5aが係合し、また主杆1
    の長さが長いときは引杆52の係合部5bを係合
    片9に係合するようにし、さらに主杆51には引
    杆52を引杆51に定着させる固定ネジ装置8を設
    けるとともにこの固定ネジ装置8を引杆52に対
    し緊緩自在で係合したことを特徴とする剪定具。
JP1986003306U 1986-01-13 1986-01-13 Expired JPH0411485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986003306U JPH0411485Y2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986003306U JPH0411485Y2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62116663U JPS62116663U (ja) 1987-07-24
JPH0411485Y2 true JPH0411485Y2 (ja) 1992-03-23

Family

ID=30782946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986003306U Expired JPH0411485Y2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0411485Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62116663U (ja) 1987-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6272755B1 (en) Extendable tool lock
US6178644B1 (en) Hollow shaft pruning assembly
US5084975A (en) Extendable pruner
DE602005005530T2 (de) Regenschirm mit Neigungsjustierung
US4440261A (en) Portable high-rise escape device
US5322334A (en) Device for positively telescopically extending and retracting
CA2684907C (en) Umbrella
US5120013A (en) Ladder shelf
US5881601A (en) Extendible and retractable reaching tool
CA2382839C (en) Extension arm which is arranged in a pivotable manner on a support
US20160332011A1 (en) Fall Rescue Apparatus
US20100230208A1 (en) Convertible multipurpose ladder stabilizers
US2046516A (en) Ladder support
EP0650405B1 (en) Portable, extendible and retractable device
JPH0411485Y2 (ja)
US10246312B2 (en) Vehicle lift with support arms
US6519880B2 (en) Vehicle implement adapter
US6152426A (en) Extensible boom
US20220379458A1 (en) Mobile Inverted Drill Press
CA1218634A (en) Ladder assembly
CN2065812U (zh) 水果收摘器
JP4170820B2 (ja) 梯子支持装置及びそれを具備した梯子
JP2005282319A (ja) 植木用脚立
FR2587585A1 (fr) Guide-support pour taille-haies
EP4310042A1 (en) Device for deploying roll-up reels