JPH0411330Y2 - - Google Patents

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JPH0411330Y2
JPH0411330Y2 JP14495686U JP14495686U JPH0411330Y2 JP H0411330 Y2 JPH0411330 Y2 JP H0411330Y2 JP 14495686 U JP14495686 U JP 14495686U JP 14495686 U JP14495686 U JP 14495686U JP H0411330 Y2 JPH0411330 Y2 JP H0411330Y2
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microwave
light
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cavity
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光量利用効率が高く、且つ好適な照
度分布を得るマイクロ波放電光源装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、マイクロ波を用いてプラズマ発光さ
せた無電極放電管を光源に採用した光源装置が提
供されている。該無電極放電管は放電電極を有し
ないために、電極の消耗による劣化現象がなく長
寿命が期待できる光源である。また、電極による
熱損失がなく、放電のインピーダンスが初期状態
と安定状態で差が小さいため、初期状態での電力
供給が容易であり、さらに放電電力がランプ管壁
に偏つているために最大出力到達までの時間が短
くなるという特長をもつている。特開昭56−
126250号の「マイクロ波放電光源装置」により開
示された光源装置はその代表的なものであり、以
下その概要を第2図を用いて略述する。
上記発明による光源装置は、マイクロ波発振器
101によつて発振されたマイクロ波を出力アン
テナ103により、整合した導波管102に導い
て点光源に近似させた形状の無電極放電灯104
に入射し、該無電極放電灯104を励起してプラ
ズマ発光させるものであつた。又、その他従来の
無電極放電管の形状は細長い腕体を延伸させて球
状体を保持させるものや、U字形の円筒状に形成
したもの等が多く提供されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来の技術には改善を必要とする点があ
り、その解決が求められていた。
その第1は、マイクロ波発振器によつて発振さ
れたマイクロ波のエネルギーは無電極放電灯を負
荷として、プラズマ発光を励起するが、マイクロ
波の伝播に導波管が用いられているため、発振出
力のアンテナと導波管と無電極放電灯との整合を
得る必要がある。しかし発振されたマイクロ波の
エネルギーを最大限に有効利用できる整合状態を
安定的に求める事が困難であることと、導波管に
導かれるマイクロ波が発光部である無電極放電灯
へ入射して発光する迄の間に失うエネルギーのロ
スが比較的大きいことである。第2には、光源に
用いられる無電極放電灯が点光源に近似させた球
状のものを用いていることである。一般に供給エ
ネルギーを一定とした場合、発光媒体を封入した
無電極放電灯等の発光体における発光の強さの関
係は次のように現わされる。即ち光の強さは発光
体の表面積に比例し、容積に反比例する。上記の
定式から、球状の光源を形成した無電極放電灯は
容積は小さいが、表面積が最小となり、供給され
たエネルギー、即ちマイクロ波は表面積が小さい
ため効率よく吸収されにくい。又、球状の無電極
放電灯の中心部に励起されたプラズマは入力した
マイクロ波を内部に吸収するために、外部へ光と
して放射する率が低いという問題点をもつてい
る。このため出力の大きい発光を得ようとする
と、該無電極放電灯はより大きな径のものが必要
となるが、外部への光の放射する率は増加した径
に比例しては増加はしない。
本考案は上記の問題点を解決するために創出さ
れたもので、構造が簡素で、供給エネルギーの光
への変換効率が高く、製造コストの廉いマイクロ
波放電光源装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための具体的な手段とし
ては、少くとも壁面の一部が金属メツシユ板で形
成され、無電極放電管を内部に装着した空洞部に
マイクロ波を充満し、無電極放電管を発光させ
て、金属メツシユ板を通して光を放射する光源装
置において、環状に形成した無電極放電管と、回
転面体に形成して内面を反射鏡面とした空洞部
と、該空洞部にマイクロ波発生部のマイクロ波出
力用アンテナを具え、前記無電極放電管と空洞部
とマイクロ波出力用アンテナの中心軸を同軸に配
設することである。
〔作用〕
上記の手段を用いることにより、回転面体に形
成して内面を反射鏡面とした空洞部の中心軸と同
軸に配設された、マイクロ波出力用アンテナから
放射されるマイクロ波によつて、無電極放電管に
伝播ロスの少ないエネルギーが供給される。該無
電極放電管は形状を環状に形成し、その中心軸を
上記空洞部の中心軸とも同軸上に配設しており、
空洞部内のマイクロ波の波形を整合調整器によつ
て調整することにより供給エネルギーの吸収効率
が高まり、供給されたマイクロ波エネルギーの多
くを光に変換して放射する光源装置となる。〔考
案の実施例〕 以下本考案の実施例について図面を参照して詳
細に説明する。第1図は本考案の実施例による光
源装置の要部断面図である。最初に構成を説明す
る。
本実施例による光源装置は、第1図に示すよう
に発光部Aとマイクロ波発生部Bと高圧導入部C
の3つのブロツクから構成される。発光部Aは中
心部−′を中心にして回転面体を形成した空
洞部3に、発光体である無電極放電管5と、供給
エネルギーであるマイクロ波の出力用アンテナ
(以下アンテナと略記する)7と、整合調整器9
を配設して筐体13に収容され、光の照射口に金
属メツシユ板1を具えて構成される。空洞部3は
内面を反射鏡面2に形成して、無電極放電管(以
下放電管と略記する)5の発する光を有効に反射
する。空洞部3の形状の選択によつて、反射され
る光の照射範囲や、照射する光束の照射角度等を
種々に得ることが可能である。
空洞部3の反射鏡面2には整合調整器9が突設
され、上側部には放電管5と、アンテナ7の冷却
用の風の吹出口10,11が複数穿設される。該
反射鏡面2と筐体13との空間部には上記冷却用
の圧力風が圧力フアン(図示せず)等により送風
され、上記吹出口10からは図の矢印のように放
電管5へ吹き付け、吹出口11からはアンテナ7
へ吹き付けられる。
上記中心軸−′に軸芯を配設したアンテナ
7は、マイクロ波発生部Bにより発生されるマイ
クロ波の波長に整合させたもので、環状の放電管
5の中心軸と一致した至近の位置に配設される。
アンテナ7を挿軸したソケツト6は、内部を中空
に形成してアンテナ7へのマイクロ波の導波を図
り、一端をマイクロ波発生部Bに保持され、他端
において、ソケツトキヤツプ4と螺合し、該ソケ
ツトキヤツプ4との間に放電管5を挾持する。
放電管5は環状に形成しており、管壁には内側
中心方向に保持用の腕体が複数突設して形成して
いる。該腕体により、放電管5は特別の保持具な
しでも安定的にソケツト6に保持される。
マイクロ波発生部Bは本実施例においてマグネ
トロン8を配設して構成しており、マグネトロン
8によつて発生したマイクロ波は導波管を経由せ
ず、整合したアンテナ7へ直結されて供給され
る。高圧導入部Cは高電圧で供給される給電線
を、高圧用碍子14によつて絶縁を保持してマグ
ネトロン8へ配線する。
以上のように構成された実施例の作用について
説明する。高圧導入部Cに高電圧で供給された入
力は、高圧用碍子14によつてケースと絶縁され
てマイクロ波発生部Bのマグネトロン8へ至る。
該マグネトロン8において高周波の発振によるマ
イクロ波が発生し、ソケツトの中空部を導波して
アンテナ7から空洞部3へ放射される。該マグネ
トロン8から供給されるマイクロ波は、至近に設
けたアンテナ7により伝播ロスをほとんど生じる
ことなく有効に空洞部3へ放射される。
空洞部3へ放射されたマイクロ波は整合調整器
9を作動することによつて初期起動時のマイクロ
波の振幅調整を行い、放電管5への供給エネルギ
ーが最大になるように整合する。上記整合手順に
より放電管5は短時間にプラズマを生じ、発光を
開始して、光源としての立上りを容易なものとす
る。又安定的な発光が継続する安定動作時には、
上記と同様に整合調整器9を作動することによつ
て放射するマイクロ波の放電管5への供給エネル
ギーが最大となるように調整される。該放電管5
は形状を環状に形成しているので、整合されて供
給エネルギーを最大に集中した時、形状が球状の
ものと比較して表面積が広く容積が比較的小さい
ことと管の中心部から管壁までの寸法が小さいた
め、放電管5内のプラズマは管外へと効率良く発
光するとともに、発光にムラや片よりがなく平均
した発光が得られる。
放電管5のプラズマから発光した光は、空洞部
3の反射鏡面に反射されて照射口の金属メツシユ
板1を透過して照射される。金属メツシユ板1の
パンチング孔径は、マイクロ波の周波数の波長の
1/4長さ以下の直径に制限されているので、マイ
クロ波は空洞部3の外部へと漏洩しない。
又なんらかの原因により放電管の異常や破損が
発生した時、マイクロ波の発生源であるマグネト
ロン8が作動していると自己発熱を生じやすい
が、その防止には温度傾斜の高い特性のサーミス
タ等を空洞部3に配設して、検出センサとするこ
とにより自己制御が可能となる。
本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、実施にあたつては種々の態様をとることは当
然である。例えば、無電極放電管の形状は円型等
に限られるものではなく、ループをつくつて環状
に形成するものであれば3角形でも4角形でもよ
い。又、マイクロ波の発生部もマグネトロンに限
るものではない。
〔考案の効果〕
以上の説明のように本考案により、マイクロ波
によつて供給されるエネルギーは、マイクロ波発
生部に直結して配設されたアンテナにより、導波
管等を経由して放射されるのではなく、直接発光
体である無電極放電管に放射されるので、伝播ロ
スが極めて少ない、有効なエネルギー利用効率が
図られる。マイクロ波を光に変換する無電極放電
管は、形状を環状に形成し、上記アンテナの至近
に配設していることと、球状の無電極放電灯と比
較して、表面積が大きく、容積も比較的小さいの
で、供給エネルギーのマイクロ波を光に変換する
効率が良い。以上の効果とともに、導波管を省略
できるので、本光源装置は構成が簡単になるとと
もに、製造コストが軽減されて、経済効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による光源装置の要部
断面図、第2図は従来技術による光源装置の要部
断面図である。図中に符した記号は以下のものを
示す。 A……発光部、B……マイクロ波発生部、C…
…高圧導入部、1……金属メツシユ板、2……反
射鏡面、3……空洞部(回転面体)、4……ソケ
ツトキヤツプ、5……無電極放電管、6……ソケ
ツト、7……アンテナ(マイクロ波出力用)、8
……マグネトロン、9……整合調整器、13……
筐体、14……高圧用碍子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少くとも壁面の一部が金属メツシユ板で形成さ
    れ、無電極放電管を内部に装着した空洞部にマイ
    クロ波を充満し、無電極放電管を発光させて、金
    属メツシユ板を通して光を放射する光源装置にお
    いて、 環状に形成した無電極放電管と、回転面体に形
    成して内面を反射鏡面とした空洞部と、該空洞部
    にマイクロ波発生部のマイクロ波出力用アンテナ
    を具え、前記無電極放電管と空洞部とマイクロ波
    出力用アンテナの中心軸を同軸に配設したことを
    特徴とするマイクロ波放電光源装置。
JP14495686U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH0411330Y2 (ja)

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JP14495686U JPH0411330Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14495686U JPH0411330Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JPS6350444U JPS6350444U (ja) 1988-04-05
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JPH0637521Y2 (ja) * 1988-10-05 1994-09-28 高橋 柾弘 マイクロ波励起による紫外線発生装置

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JPS6350444U (ja) 1988-04-05

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