JPH04109296U - パイプ保持構造 - Google Patents

パイプ保持構造

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JPH04109296U
JPH04109296U JP2073091U JP2073091U JPH04109296U JP H04109296 U JPH04109296 U JP H04109296U JP 2073091 U JP2073091 U JP 2073091U JP 2073091 U JP2073091 U JP 2073091U JP H04109296 U JPH04109296 U JP H04109296U
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JP
Japan
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tightening
tapered surface
bush
connecting member
grooved
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JP2073091U
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English (en)
Inventor
芳輝 星野
Original Assignee
星野楽器株式会社
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中型スピーカー程度の重量物でもぐらつくこ
となく確実に保持固定できるだけでなく、外観もシンプ
ルなパイプ保持構造を提供する。 【構成】 接続部材と、前記接続部材に螺着する締付グ
リップと、締付グリップのテーパ面に摺接するテーパ面
を有するとともに前部には内方に傾斜する前部テーパ面
が形成された後部割溝付き締付ブッシュと、後部割溝付
き締付ブッシュの前部テーパ面と摺接する後部テーパ面
および外方へ傾斜する前部テーパ面が形成された締付カ
ラーと、前記締付カラーの前部テーパ面と摺接する後部
テーパ面および前記接続部材のテーパ面と摺接する前部
テーパ面が形成された前部割溝付き締付ブッシュとから
なり、外側部材に取り付けられた前記接続部材を前記締
付グリップによって緊締してパイプ本体に嵌着された前
記後部割溝付き締付ブッシュならびに締付カラーならび
に前部割溝付き締付ブッシュを順次圧締して前記パイプ
本体と前記外側部材とを固定保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はパイプスタンド等におけるパイプ保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のマイクロホンスタンド等のパイプスタンドは、図7に示されるように、 外パイプ62に挿入されたパイプ本体61を伸縮してその高さ(長さ)を調節し た後、前記外パイプ62に螺着された締付グリップ63を緊締することによって 前記パイプ本体61を前記外パイプ62に固定するものである。符号Sはスタン ド基部、Mはマイクロホンである。
【0003】 このパイプの伸縮保持構造は、図8に示したように、締付グリップ63を緊締 することによって該締付グリップ63の内側に装着された締付ブッシュ64のテ ーパ面66と締付グリップ63のテーパ面65とを互いに摺接せしめ、前記締付 ブッシュ64の先端部67をパイプ本体61に圧締し固定するものである。
【0004】 このようなパイプ保持構造はボルトなどが用いられていないため部品の個数も 少なく、外観上もシンプルである。 しかしながら、図からも理解されるように、締付ブッシュ64と前記パイプ本 体61とは締付ブッシュ64のテーパ部分先端がパイプ本体61に圧締されて固 定保持されるものであるから、その固定保持は先端部67のほとんど線接触部分 によってなされることになり、強い保持力を得ることは難しい。 そのため、例えばマイクロホンなど1〜2kgの軽量物の保持には十分であって も、それ以上の重さを有するスピーカー等にあっては中型のもので10kg程の重 量を有し、これらのものの保持には使用中にパイプが滑って高さが変動したり、 パイプ本体がぐらつくなどの問題点があった。
【0005】 従来では、このような重量のあるものを保持する場合は、パイプ本体に穴を開 けてビスやピンなどを挿通して固定されることが多いのであるが、このような構 造では微妙な高さの調整が不可能なうえ、外面側に止めビス等が突出するので外 観上の問題がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した問題点に鑑み提案されたものであって、中型スピーカー程 度の重量物でも十分な保持力を有し、確実にかつ安定して固定保持することがで き、あわせて外観的にもシンプルで美麗なパイプの保持構造を提供しようとする ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、外側部材に取り付けられる筒状部材であって、後部外 側には外ねじ部が刻設され、前部内側には内方へ傾斜するテーパ面が形成された 接続部材と、前記接続部材の外ねじ部に螺着する内ねじ部が刻設され、後部内側 には外方へ傾斜するテーパ面が形成された締付グリップと、パイプ本体の外周に 滑動自在に嵌着され、後部には前記締付グリップのテーパ面と摺接する後部テー パ面および前部には内方に傾斜する前部テーパ面が形成された後部割溝付き締付 ブッシュと、パイプ本体の外周に滑動自在に嵌着され、後部には前記後部割溝付 き締付ブッシュの前部テーパ面と摺接する後部テーパ面および前部には外方へ傾 斜する前部テーパ面が形成された締付カラーと、パイプ本体の外周に滑動自在に 嵌着され、後部には前記締付カラーの前部テーパ面と摺接する後部テーパ面およ び前部には前記接続部材のテーパ面と摺接する前部テーパ面が形成された前部割 溝付き締付ブッシュとからなり、前記接続部材に螺着された前記締付グリップを 緊締することによってパイプ本体に嵌着された前記後部割溝付き締付ブッシュな らびに締付カラーならびに前部割溝付き締付ブッシュを順次圧締して前記パイプ 本体と前記外側部材とを固定保持するようにしたことを特徴とするパイプ保持構 造に係る。
【0008】
【実施例】 以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例を表す要部の切欠断面図、図2は力の作用状態を表 したその拡大断面図、図3はこの考案構造の部品を表す分解斜視図、図4はこの 考案構造を用いたライト付きスタンドの側面図、図5はその要部拡大斜視図、図 6はその要部の切欠断面図である。
【0009】 図1に図示したように、この考案によるパイプ保持構造は、外側部材として外 パイプPを用いたパイプ本体Qの伸縮固定構造に係り、接続部材10と締付グリ ップ20と後部割溝付締付ブッシュ30と締付カラー40と前部割溝付締付ブッ シュ50とからなる。
【0010】 接続部材10は略筒形状を有し、その後部外側には外ねじ部11が刻設されて いるとともにフランジ部13を介して前部外側にも外ねじ部15が刻設されてい る。そして、外パイプPは前記フランジ部13に当接するように外ねじ部15に 螺着される。 また、前記接続部材10の前部内側には中心方向へ傾斜するテーパ面12が形 成されている。
【0011】 締付グリップ20は略筒形状を有し、その内側に前記接続部材10の外ねじ部 11に螺着する内ねじ部21が形成されているとともに、後部には内側方向へ傾 斜するテーパ面22を有している。この締付グリップ20は、パイプ本体Q側か ら差し込まれ、前記接続部材10の外ねじ部11に螺着される。
【0012】 後部割溝付締付ブッシュ30はパイプ本体Qに嵌着されるもので、図3の分解 斜視図に図示したように、割溝35を有する筒形状を有し、その後部には前記締 付グリップ20のテーパ面22と摺接する後部テーパ面31を有するとともに、 前部には内側方向へ傾斜する前部テーパ面32を有している。
【0013】 締付カラー40は同じく図3に図示したように筒形状を有し、パイプ本体Qに 嵌着される。該締付カラー40の後端には、前記後部割溝付締付ブッシュ30の 前記テーパ面32と摺接する外側方向に傾斜する後部テーパ面41が形成されて いる。また、前記締付カラー40の前端には同じく外側方向へ傾斜する前部テー パ面42が形成されている。
【0014】 前部割溝付締付ブッシュ50は、前記後部割溝付締付ブッシュ30と同様に、 パイプ本体Qに嵌着され、割溝55を有する筒形状に形成されており、その後部 には前記締付カラー40の前部テーパ面42と摺接する後部テーパ面51が形成 されている。また、その前部には前記接続部材10のテーパ面12と摺接する前 部テーパ面52を有している。
【0015】 上の構成よりなるこの実施例では、使用者は、外パイプPに対してパイプ本体 Qを上下動して伸縮させ所望の長さに調節したのち、前記締付グリップ20をね じ込んで前記接続部材10を緊締する。それによってパイプ本体Qに嵌着された 前記後部割溝付き締付ブッシュ30および締付カラー40および前部割溝付き締 付ブッシュ50が順次圧締されて前記パイプ本体Qを締付固定する。
【0016】 このパイプ保持構造を図2の作用図によって説明すると、締付グリップ20を 接続部材10にねじ込むことによって前記締付グリップ20がA方向へ前進しそ のテーパ面22と摺接する後部割溝付き締付ブッシュ30の後部テーパ面31を D1の力で押圧する。
【0017】 次いで、力D1は後部割溝付きブッシュ30の前部テーパ面32において、該 前部テーパ面32と摺接する締付カラー40の後部テーパ面41をD2の力で押 圧する。
【0018】 さらに、力D2は前記締付カラー40の前部テーパ面42において前部割溝付 き締付ブッシュ50の後部テーパ面51にD3の力で作用する。
【0019】 そして、図のように前部テーパ面52において接続部材10のテーパ面12と D4の力で圧接される。
【0020】 一方、これらD1,D2,D3,D4と順次伝播された下向きの締付力は、図 示されるように摺接する各テーパ面において、釣り合うU1,U2,U3,U4 の反作用の力となって上向きに働くとともに、矢印のような内側方向への圧締力 と外側方向への緊締力に分解されて外パイプPとパイプ本体Qとを一体に締付固 定する。
【0021】 従って、外パイプPとパイプ本体Qは、その接続部分のパイプ本体Qに嵌着さ れた後部割溝付き締付ブッシュ30と、締付カラー40を経て圧締力が伝達され た前部割溝付き締付ブッシュ50の2つの締付ブッシュの内表面によって幅広く 均一に締め付けられ、高い締付保持力が得られる。このため、中型スピーカーな どの重量物であっても確実に保持される。 また、ビスやボルトなどが用いられていないため、外観もシンプルで微妙な高 さ調節も可能である。
【0022】 図4ないし図6はこの考案構造を用いたライトスタンドの例が示される。この 実施例ではパイプ本体75に外側部材としてテーブルTが固定される。符号70 はライト、71はアーム、72はアーム保持部、73はスタンド基部である。
【0023】 図5および図6に示したように、前記テーブルTには取付孔105が形成され ていて接続部材80が取り付けられているとともにパイプ75が挿通されている 。符号85は前記接続部材80のねじ山、102はパッキング、103はテーブ ルTの裏面から前記接続部材80に螺着して前記テーブルTを固定するナットで ある。
【0024】 固定ナット103ならびにパッキング102を介して組付けられたテーブルT に接続部材80が取付けられる。そして、このテーブルTをパイプ本体75に対 して所望の高さ位置に調節した後、締付グリップ90を前記接続部材80の外ね じ部81に螺着する。
【0025】 このとき、前記パイプ本体75には、前の実施例と同様に、後部割溝付き締付 ブッシュ100、締付カラー110、前部割溝付き締付ブッシュ120が互いに 各テーパ面を摺接するように嵌挿されているので、前記締付グリップ90を緊締 することによって該締付グリップ90のテーパ面91が後部割溝付き締付ブッシ ュ100の後部テーパ面101を圧締し、順次後部割溝付き締付ブッシュ100 、締付カラー110、前部割溝付き締付ブッシュ120を圧締する。
【0026】 ここで締付グリップ90の緊締によって生じる下向きの力は、各テーパ部分に おいて反作用の上向きの力を生じるとともにテーブルT方向とパイプ本体75方 向に分解されテーブルTを確実に保持固定する。
【0027】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案のパイプ保持構造によれば、締付グリッ プ90の緊締によって生じる力は、後部割溝付き締付ブッシュおよび締付カラー を介して前部割溝付き締付ブッシュに伝播され、パイプ本体を前後(上下)2ケ 所で圧締するものであるから、外側部材に対するパイプ本体の保持を極めて強固 に行なうことができるようになった。従って、重量のある中型スピーカーやある いは大きな荷重がかかるテーブル等にあっても確実に保持することができる。ま た、ビスやピンなどを用いていないので、微妙な高さ調整が可能なだけでなく、 外観もシンプルかつ美麗で商品価値の高いものを提供することができ、この考案 のもたらす効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を表す切欠断面図である。
【図2】力の作用状態を表したその拡大断面図である。
【図3】この考案構造の部品を表す分解斜視図である。
【図4】この考案構造を用いたライト付きスタンドを表
す側面図である。
【図5】その要部拡大斜視図である。
【図6】その要部断面図である。
【図7】従来のマイクロホンスタンドの側面図である。
【図8】その要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 接続部材 11 外ねじ部 12 テーパ面 20 締付グリップ 21 内ねじ部 22 テーパ面 30 後部割溝付き締付ブッシュ 31 後部テーパ面 32 前部テーパ面 40 締付カラー 41 後部テーパ面 42 前部テーパ面 50 前部割溝付き締付ブッシュ 51 後部テーパ面 52 前部テーパ面 P 外パイプ Q パイプ本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側部材に取り付けられる筒状部材であ
    って、後部外側には外ねじ部が刻設され、前部内側には
    内方へ傾斜するテーパ面が形成された接続部材と、前記
    接続部材の外ねじ部に螺着する内ねじ部が刻設され、後
    部内側には外方へ傾斜するテーパ面が形成された締付グ
    リップと、パイプ本体の外周に滑動自在に嵌着され、後
    部には前記締付グリップのテーパ面と摺接する後部テー
    パ面および前部には内方に傾斜する前部テーパ面が形成
    された後部割溝付き締付ブッシュと、パイプ本体の外周
    に滑動自在に嵌着され、後部には前記後部割溝付き締付
    ブッシュの前部テーパ面と摺接する後部テーパ面および
    前部には外方へ傾斜する前部テーパ面が形成された締付
    カラーと、パイプ本体の外周に滑動自在に嵌着され、後
    部には前記締付カラーの前部テーパ面と摺接する後部テ
    ーパ面および前部には前記接続部材のテーパ面と摺接す
    る前部テーパ面が形成された前部割溝付き締付ブッシュ
    とからなり、前記接続部材に螺着された前記締付グリッ
    プを緊締することによってパイプ本体に嵌着された前記
    後部割溝付き締付ブッシュならびに締付カラーならびに
    前部割溝付き締付ブッシュを順次圧締して前記パイプ本
    体と前記外側部材とを固定保持するようにしたことを特
    徴とするパイプ保持構造。
JP2073091U 1991-03-08 1991-03-08 パイプ保持構造 Pending JPH04109296U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034606U (ja) * 1973-07-28 1975-04-14
JPS5517874A (en) * 1978-07-24 1980-02-07 Nec Corp Skew detection circuit of magnetic tape device

Patent Citations (2)

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