JPH04108133A - 生地設計用エキスパートシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、生地設計の専門家の知識に基づいて、コンピ
ュータにより生地を設計する生地設計用エキスパートシ
ステム特に、衣料用の生地設計エキスパートシステムに
関する。

（従来の技術） 従来、衣服の生地設計過程においては、衣料用生地設計
に関して習熟し、経験や知識を十分に持つごく限られた
専門家だけが生地の設計を行なっていた。

これまでのところ衣料用生地設計を目的とするエキスパ
ートシステムは構築されていない。

衣料用生地の設計における専門家の経験とか知識とかを
明文化し、これをソフトウェア技術により表現し、知識
ベースに格納することは甚だ困難である。

（発明が解決しようとする課題） 専門家の衣料用生地設計に関する熟練技術は、過去の経
験や知識に裏打ちされた貴重なものであり、該衣料用生
地設計はその能力を備えた特定の専門家にしかできない
という問題点があった。

また、近年、衣料用生地設計の専門家が減少しているこ
と、あるいは、衣料分野における生地種類の多様化およ
び商品創出の迅速化が遅れていることなどの状況に対処
すべく、代わりの専門家を養成しようとしても、相当な
養成期間が必要であり、短期間で簡単に養成できないと
いう問題点があった。

本発明者らはかかる状況に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
次なる発明に到達した。

ＣＨＨを解決するための手段） 即ち本発明は、生地の機能性及び風合いに関する要求項
目およびその項目に対する要求程度を入力してなる知識
データベースにもとづいて推論し、生地を設計する生地
設計用エキスパートシステムである。

（作用） このような手段を講じたことにより、例えば営業マンや
専門家でない人が、顧客の要求に基づいて生地を設計す
る場合、衣料用生地に要求される内容について完全な知
識を有していなくても、さらに、衣料用生地の非常に詳
細な設計ノウハウを完全に修得していなくても、より専
門家に近い生地設計がおこなえる。

（実施例） 以下に本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明によるシステム構成の一例を示すブロッ
ク図であり、（１）は処理系、■は記憶系、■は入出力
系である。該記憶系■のうち、主記憶系は処理系（１）
に含まｎ１補助記憶系としてフレキシブル・ディスク等
の記憶媒体を用いることもできる。入出力系（３）はキ
ーボード、マウス、ＣＲＴデイスプレィ、シリアルプリ
ンタにより構成され、利用者とコンピュータとの対話的
入力が可能である。

対象となる生地に要求される内容に関する知識、および
、衣料用生地設計に関する種々の知識および事実データ
は、処理系（１）に含まれる主記憶系または記憶系■の
補助記憶系に格納される。また、衣料用生地を設計する
ために有用な、衣料用生地設計の専門家の経験および知
識に基づくデータ、即ち、衣料用生地に要求される内容
に関する知識および衣料用生地設計に関する知識とその
データの活用方法は、宣言的言語によりプログラミング
して、入力系（３）から入力し、処理系（１）に含まれ
る主記憶系または記憶系■の補助記憶系に格納される。

処理系（１）は、該処理系（１）に含まれる主記憶系ま
たは記憶系■の補助記憶系に格納されているデータ、お
よび、具体的な衣料用生地設計手段であるプログラムと
により衣料用生地を設計して、画面あるいはシリアルプ
リンタに出力する。

第２図は第１図の処理系（１）の内部で遂行される機能
を示す説明図で、に）は初期処理機能、■は要求項目選
択機能、■は要求程度選択機能、■は生地設計推論機能
、■は設計内容評価機能、■は設計内容出力機能である
。処理系（１）内では機能（２）→■・■→ω呻■→■
の顕に実行され、機能■の実行後には任意の機能に戻る
ことができる。

ここでいう衣料用生地性能の要求項目とは、衣料用繊維
製品に望まれるものであり、具体的には機能性に関する
項目である引裂強さ吸水性、保温性、ＷａＷ性、耐摩耗
性など、および、風合いに関する項目である手持ち感、
かたさ、光沢、しやり味、ソフトなどを示している。

上記の要求項目に対する要求程度とは、各々の要求項目
に対して達成したいレベルであり、たとえば、「かなり
」　「もっと」　「すこし」などの自然言語で表現され
るものである。

更に機能性に関する要求項目と風合いに関する要求項目
との間には、生地の用途に応じた優先順位を設定する。

衣料用生地性能の要求項目の内、風合いに関する要求に
ついては、その下位概念まで絞り込むことが必要である
場合もあるため、要求された風合い要求に対してはその
具体的内容を少なくとも一つ以上の選択子から選ぶ。具
体例として「ソフト」という概念に対する下位概念とし
て、たとえば、「曲げたときに感じるソフトさ」、「圧
縮したときに感じるソフトさ」　「曲げと圧縮とを同時
に生じたときに感じるソフトさ」などがある。

この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。

（発明の効果） 従来、専門家でなければできなかった衣料用生地の設計
過程を、コンピュータにより実行可能とし、例えば専門
家でない人が生地を設計する場合、衣料用生地の非常に
詳細な設計ノウハウを完全に修得していなくても、より
専門家に近い生地設計がおこなえるという優れた効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるシステム構成の一例を示すブロッ
ク図、第２図は本発明における処理系内部で遂行される
機能を示す説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生地の機能性及び風合いに関する要求項目およびその項
   目に対する要求程度を入力してなる知識データベースに
   もとづいて推論し、生地を設計する生地設計用エキスパ
   ートシステム。