JPH04106991U - 冷菓分配装置の分配ノズル - Google Patents

冷菓分配装置の分配ノズル

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JPH04106991U
JPH04106991U JP464391U JP464391U JPH04106991U JP H04106991 U JPH04106991 U JP H04106991U JP 464391 U JP464391 U JP 464391U JP 464391 U JP464391 U JP 464391U JP H04106991 U JPH04106991 U JP H04106991U
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frozen dessert
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義紀 青崎
哲 島田
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三菱化工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷菓分配装置の分配ノズル内に滞留した冷菓
が外気温に影響されて融解することがない分配ノズルを
提供する。 【構成】 一端が冷凍室1の側壁2に装設され、他端に
は分配弁5を具備して冷凍室(1)外に突設された冷菓
分配装置の分配ノズル3を、内筒3aと外筒3bの二重
筒構造とし、且つ内筒3aと外筒3bとで形成された間
隙部4が、冷凍室1内の冷気を導入するように開口して
いることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は流動性の少ない冷菓を分配する冷菓分配装置の分配ノズルに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来冷菓分配装置で分配される流動性の少ない冷菓としては、アイスクリーム 、ヨーグルト及びシャーベット等が知られている。特にアイスクリームには果肉 片、チョコレート粒又は粉砕ナッツ等が混入されたものもあり、種類も多く最も 広く分配されている。上記アイスクリームの分配は食品製造業者が製造した液体 、粉末又は凍結したアイスクリーム原料等を小売業者の販売現場に設置した冷菓 分配装置で販売に適する状態として消費者に分配販売している。
【0003】 上記従来の冷菓分配装置においては、当該装置の冷凍室に内設したタンク内に 、液体原料又は粉末原料と水を投入し、冷却しながら付設の攪拌機で一定時間攪 拌したのち、手動の分配弁で吐出量を調節しながら分配ノズルよりカップ等の適 宜な受器に分配する装置が一般的であるが、最近サニタリー性や流通容易性及び 小売業者での簡易性等から注目されている装置として、製造業者でアイスクリー ム製品を一定容量のカートリッジに充填凍結したものを、小売業者で適度な流動 性を有する温度迄昇温したのち、押出し手段を具備した冷菓分配装置に装着し、 カートリッジを押圧してアイスクリームを手動の分配弁で吐出量を調節しながら 分配ノズルより、適宜な受器に分配するカートリッジ式の冷菓分配装置等がある 。
【0004】 従来の冷菓分配装置をカートリッジ式装置の一例の要部縦断面図を示した図6 に基づいて説明する。冷菓分配装置の冷凍室21は、上部に冷却手段35が内設 され、冷気の吹き出し口34からの冷気が下向流するようになっている。またカ ートリッジ装填のため一側壁22がドア構造となった矩形体であり、内部には下 部にピストン式の押出し手段36が付設されたシリンダー30が固定して立設さ れている。更にドア構造の側壁22には分配ノズル23が冷凍室21の外方へ突 出するように装着されている。また上記分配ノズル23の一端にはレバー27を 手動で上下動させて、レバー27の下端部に球形ジョイントにより係着されたピ ストン26を上下摺動させ、吐出口28を開閉するようにした分配弁25が具備 されている。
【0005】 上記冷菓分配装置においては、製造業者で製造された冷菓充填の伸縮自在なカ ートリッジ31をシリンダー30内に装填し、当該カートリッジ31の側壁に具 備した冷菓導出ノズル29を分配ノズル23に接続したのち蓋体32で覆蓋する 。カートリッジ31を装填後は、押出手段36で常に押圧するか、又は分配弁2 5の開閉操作に連動して押出手段36が可動するよう成されており、分配弁25 のレバー27を手動で下げて吐出口28を開弁することにより、カートリッジ3 1に充填された冷菓が分配ノズル23をへて吐出口28から押圧力で吐出分配さ れるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
冷菓は分配された後に分配弁25を閉弁すると、必らず分配ノズル23内に滞 留するが、上記カートリッジ式の装置に係わらず従来の冷菓分配装置の分配ノズ ル23は冷凍室21から外方へ突設された単筒体のため、滞留する冷菓が外気温 の影響を受けやすく、容易に融解を生ずる。通常冷菓は流動性や食味の関係等か ら−15〜−5℃程度に保持されているが、外気温の影響で融解を生じた冷菓は 単時間滞留においては融解、凍結を繰り返し食味の悪い氷晶を生じ、また長時間 滞留では完全に液状化する。従って続く開弁操作においては、それら商品価値の 低い製品が吐出してくるため一定量の廃棄操作が必要となり、冷菓の歩留りが低 い欠点があり、又誤って販売した場合には顧客の印象を悪くする恐れもあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、分配ノズル部に滞留した冷菓 が外気温の影響を受けることの無い冷菓分配装置の分配ノズルを提供するもので あり、その要旨とするところは、一端が冷凍室(1)の側壁(2)に装着され、 他端には分配弁(5)を具備して冷凍室外に突設された分配ノズル3を、内筒3 aと外筒3bの二重筒構造とし、且つ内筒3aと外筒3bとで形成された間隙部 4が冷凍室1内の冷気を導入するように開口して成ることを特徴とする冷菓分配 装置の分配ノズルであり、上記間隙部4内を軸心方向に平行した複数の室に区分 し、且つ各々の室が分配弁5側の端部で連通するように仕切板40を具備するの が好ましい。
【0008】
【作用】
冷凍室1内は上部に具備した冷却手段15の吹き出し口14から側壁2に向け て吹き出された下向流する冷気によって冷却される。分配ノズル3は側壁2の上 部に装着され、冷凍室1外に突出して設けられており、冷気は分配ノズル3の内 筒3aと外筒3bとで形成された間隙部4に流入し、外気温で加温された外筒3 bから熱を奪って冷却しつつ冷凍室1内へ戻る。従って冷気が常に間隙部4内を 流出入して冷空間を形成するため外気温が外筒3bを伝熱して内筒3a内の冷菓 に熱的影響を与えることが無い。更に間隙部4内に仕切板40を具備して区分す ることにより冷気の流通がより良好に行われる。上記区分は分配弁5側で連通す る上下室に区分するのが吹き出し口14から吹き出された冷気が効率良く上部室 に流入し 、下部室から流出することができるため、冷気の流通がより良好に行 なわれ好ましい。
【0009】
【実施例】
以下一実施例を示した図面に基づいて本考案を詳述する。図1は本考案の分配 ノズルを具備した冷菓分配装置の要部縦断面図である。1は上部に冷却手段15 を内設し、カートリッジ11の装填のためドアー構造とした一側壁2を具備する 矩形体の冷凍室である。当該冷凍室1内には側壁2に突設した支持部材16によ り立設支持され、図示しない下部に冷菓押出し手段が付設されたシリンダー10 が配置されている。上記押出し手段は機械駆動ピストン式、エアピストン式又は フイゴ式等適宜用いることができる。12はシリンダー10の上端を覆蓋する取 外し自在とした蓋体であり、冷凍充填のカートリッジ11をシリンダー10内に 装填したのち覆蓋してネジ13で締着固定する。カートリッジ11は合成樹脂等 の可撓性材料で製造された伸縮自在な円筒状体であり、側壁に冷菓の充填や吐出 をする導出ノズル9を具備し、当該導出ノズル9を分配ノズル3の孔と対向する 位置に穿設されたシリンダー10側壁の孔からシリンダー10外に突出するよう に装填されたのち分配ノズル3と接続される。
【0010】 3は一端が冷凍室1の側壁2に装着され、他端に分配弁5を具備して冷凍室1 外に突設された二重筒構造の分配ノズルである。当該分配ノズル3の内筒3aと 外筒3bとで形成された間隙部4の冷凍室側の端部は冷気が導出入するように開 口されており、又上部間隙が下部間隙よりも広くなるよう内筒3aが偏心して設 けられている。分配弁5は下端に冷菓の吐出口8を具備した内筒で、内筒3aと 連通するよう側壁2に設けた連通孔で垂直に接続され、且つ上端部には手動で上 下動させるレバー7を具備し、更に当該レバー7の下端で球形ジョイントにより 接続されたピストン6が挿入されている。上記分配ノズル3は合成樹脂等を射出 成型や真空成型等で分配弁5と一体的に成型されるのが好ましい。又分配弁5の 外周部の一部又は全部を間隙部4と連通する間隔をもって外覆し、分配弁5を流 通冷気で冷却すべく成すのも好ましい。
【0011】 上記構成の冷菓分配装置において、冷凍室1の上部に内設された冷却手段15 の冷気の吹き出し口14から吹き出された冷気は下向流し、且つ冷凍室1内を循 環して上記室1内を均一温度化する。冷凍室1内の温度は冷菓の押出し流動性、 分配時の形状保持性及び食味性等を考慮して冷菓の種類により設定されるが通常 −15〜−5℃程度に保持される。吹き出し口14はドア構造の側壁2側へ向い ており、又分配ノズル3が吹き出し口14の近傍となる側壁2の上部に貫装され て間隙部4が開口しているため冷気が効率よく間隙部4内に流入する。従って外 筒3bを伝導した外気熱は間隙部4内に流入した冷気により冷却され、更に若干 昇温された冷気は常に新らたな冷気により押し出されるため、間隙部4内温度は ほぼ冷凍室一内温度に保持される。又外気温が極めて高い夏期にあっても内筒3 a内に滞留する冷菓の温度に影響を与える恐れがない。間隙部4での冷気の流入 及び流通を良好ならしめるために間隙部4の下部より上部の方が間隔を広くした 方が好ましく、更に冷気の流入をよくするように後記する仕切板40を間隙部4 内に挿入して複数室に区分するのが好ましい。
【0012】 図2は間隙部4に仕切板40を挿入した分配ノズル部の一部切欠した概略縦断 断面図であり、図3は図2の平断面図である。上記両図において図1と共通する 部分は同一番号を付した。分配ノズル3の内筒3aと外筒3bとで形成された間 隙部4を上下室に区分し、分配弁5側に若干の連通部43を残し且つ外筒3bよ りも若干内側に突出すべく板状の仕切板40を挿入する。当該仕切板40の形状 は、図4及び図5に一実施例を斜視図で示す。仕切板40は間隙部4と略同等幅 のプラスチック板や金属板等の矩形板で間隙部4の開口側の端部で上方へ曲折し た障壁41を形成するのが好ましい。間隙部4を上下室に区分するためには上記 仕切板40を二枚必要とし、当該二枚の仕切板40を内筒3aの外半周円弧とほ ぼ同等の支持板42を内筒3aの周上部に載置する形状が簡易で好ましい。
【0013】 冷気の吹き出し口14から吹き出され下向流する冷気は仕切板40に衝突して 仕切板40の上面に添って間隙部4に流入する。冷気は新らたな冷気による押し 出し及び比重差により連通部43を通って下部室に流入し開口から冷凍室1内へ 戻るため間隙部4内を効率よく冷空間とすることができる。
【0014】 本考案は上記冷菓分配装置、分配弁及び仕切板等の実施例形状に限定されるも のではなく、冷菓分配装置においては液体原料又は粉末原料と水を上記装置内で 分配に適した性状に調節して分配する冷菓分配装置であっても分配ノズル部が外 気温に影響される形状であれば適用できる。又分配弁においても、分配ノズル部 と一体的に成型せず個別に成型して接続してもよく、流動物の供給量を調節する 弁であればピストン式でなくともよい。更に仕切板においては間隙部を複数の仕 切板で軸心に対して放射状に区分してもよく、又分配ノズルと一体的に成型して もよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案の分配ノズルを具備する冷菓分配装置においては、分配ノズル部に滞留 した冷菓が外気温の影響を受けることが無いため、食味の悪い氷晶を生じたり、 融解して液状化するのを防止することができる。従って一定時間滞留後の分配に おいても冷菓の品質が保持でき、従来のように一定量廃棄する必要が無いため冷 菓の歩留りもよく、又顧客に対し悪い印象を与えることも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の要部縦断面図
【図2】分配ノズル部の概略縦断面図
【図3】分配ノズル部の概略平断面図
【図4】仕切板の斜視図
【図5】仕切板の斜視図
【図6】従来例の要部縦断面図
【符号の説明】
1、21:冷凍室 2、22:側壁 3、23:分
配ノズル 4:間隙部 5、25:分配弁 6、26:ピストン 7、2
7:レバー 8、28:吐出口 9、29:導出ノ
ズル 10、30:シリンダー 11、31:カー
トリッジ 12、32:蓋体 13:ネジ 1
4、24:冷気吹出し口 15、35:冷却手段
36:押出し手段 40:仕切板 41:障壁
42:支持板 43:連通部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】冷菓分配装置の分配ノズル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が冷凍室(1)の側壁(2)に装着
    され、他端には分配弁(5)を具備して冷凍室(1)外
    に突設された分配ノズル(3)を、内筒(3a)と外筒
    (3b)の二重筒構造とし、且つ内筒(3a)と外筒
    (3b)とで形成された間隙部(4)が冷凍室(1)内
    の冷気を導入するように開口して成ることを特徴とする
    冷菓分配装置の分配ノズル。
  2. 【請求項2】 上記間隙部(4)内を軸心方向に平行し
    た複数の室に区分し、且つ各々の室が分配弁(5)側の
    端部で連通するように仕切板(40)を具備したことを
    特徴とする請求項1の冷菓分配装置の分配ノズル。
JP464391U 1991-01-18 1991-01-18 冷菓分配装置の分配ノズル Expired - Lifetime JPH071993Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10234308A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷菓の注出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10234308A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷菓の注出装置

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