JPH04106502U - 増圧装置 - Google Patents

増圧装置

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JPH04106502U
JPH04106502U JP1667791U JP1667791U JPH04106502U JP H04106502 U JPH04106502 U JP H04106502U JP 1667791 U JP1667791 U JP 1667791U JP 1667791 U JP1667791 U JP 1667791U JP H04106502 U JPH04106502 U JP H04106502U
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正 士 五十嵐
庄 稔 本
地 幹 夫 山
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 増圧流体の排出による作業環境の汚染のない
増圧装置を提供する。 【構成】 増圧流体の二次側流体圧を調圧するための調
圧機構19に、増圧流体のリリーフ弁21を設け、その
リリーフ口29を増圧流体の入口ポート2に連通させ
て、増圧流体の二次側をその一次側に直接還流させる。 【構成】 増圧流体が、作業環境に排出されることがな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体を増圧して出力する増圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本体ブロックと、これを挟んで略同心に配設した一対のシリンダと、これらの シリンダ内を往復動するピストンによって区画された一対の駆動室及び増圧室と 、これらのピストンを連結するロッドとを備え、一対の駆動室に駆動流体を給排 して一対の増圧室に供給した増圧流体を増圧して出力させる増圧装置は、特に例 示するまでもなく既に知られており、この増圧装置には、増圧流体の二次側流体 圧を所定の流体圧に調圧するための調圧機構が付設されている。
【0003】 上記調圧機構は、増圧流体の二次側流体圧が所定の圧力より上昇すると、増圧 流体の二次側を排出させるリリーフ弁を備えているが、公知の調圧機構は、増圧 流体を作業環境に直接排出しているために、特にクリーンルーム等の清浄な作業 環境においては、作業環境を汚染するので好ましくない。
【0004】 この問題を解決するために、リリーフ弁の排出側に配管を接続して増圧流体を 作業環境に直接排出しないようにすることが考えられるが、配管の接続作業が面 倒である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、作業環境を汚染する恐れのない増圧装置を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、本体ブロックと、これを挟んで略同心に 配設した一対のシリンダと、これらのシリンダ内を往復動するピストンによって 区画された一対の駆動室及び増圧室と、これらのピストンを連結するロッドと、 増圧流体の調圧機構とを備え、一対の駆動室に駆動流体を給排して一対の増圧室 に供給した増圧流体を増圧し、調圧機構で所定の流体圧に調圧して出力させる増 圧装置において、上記調圧機構が、調圧部材に対抗して作用する、増圧流体の二 次側流体圧の作用力と付勢力が調節可能な調圧ばねの設定付勢力との大小により 開閉して、増圧流体の二次側を直接一次側に還流させるリリーフ弁を備えている ことを特徴としている。
【0007】 また、同様の課題を解決するため、調圧機構が、増圧流体の二次側流体圧の作 用力と、減圧弁で減圧した駆動流体の設定流体圧の作用力とが対抗して作用する 調圧部材を備えているとよい。
【0008】 さらに、同様の課題を解決するため、一対のシリンダとピストンの径を異なる ものとして、大径のピストンで区画された一対の部屋を駆動室に、小径のピスト ンで区画された一対の部屋を増圧室にし、また調圧機構における調圧部材の受圧 面積比を、これらのピストンの受圧面積比に略等しくするとよい。
【0009】
【作用】
増圧流体の二次側流体圧の作用力が、調圧ばねの設定付勢力または駆動流体の 流体圧を減圧した設定流体圧の作用力より大きいときは、リリーフ弁が、増圧流 体の二次側流体を一次側に排出するため、増圧流体の二次側流体圧が所定の圧力 に調圧され、この設定圧力は、調圧ばねの付勢力または減圧弁の調節によって変 えることができる。
【0010】 この場合、リリーフ弁から排出された増圧流体の二次側流体は、直接一次側に 還流するので作業環境を汚染することがなく、かつ二次側流体を作業環境外に排 出させるための配管接続等の手数を必要としない。
【0011】 増圧流体の二次側作用力が、調圧ばねの設定付勢力または駆動流体の減圧した 作用力より小さいときは、リリーフ弁による増圧流体の排出が停止するので、増 圧流体の二次側流体圧が所定の圧力に昇圧する。
【0012】
【実施例】
図1ないし図4は本考案の第1実施例を示し、この増圧装置の本体ブロック1 には、増圧流体の入口ポート2と出口ポート3が、本体ブロック1に取付けたア ダプタ4とベース5には、駆動流体の供給ポート6と排出ポート7が、それぞれ 開設されている。
【0013】 本体ブロック1には、これを挟んで大径のシリンダ9aと小径のシリンダ9b が略同心に配設され、これらのシリンダ内を往復動する大径のピストン10aと 小径のピストン10bは、本体ブロック1を気密に貫通するロッド11によって 一体往復動可能に連結されている。そして、シリンダ9aはピストン10aによ って駆動室12aと12bに、シリンダ9bはピストン10bによって増圧室1 3aと13bに区画され、増圧室13aの本体ブロック1側に形成したシリンダ 9aと略同径の拡径室に、ロッド11に遊嵌させた環状のプレート14が軸方向 に移動可能に挿入されている。また、増圧室13aと13bには、増圧流体の流 入のみを許容する入口チェック弁15a,15bと、流出のみを許容する出口チ ェック弁16a,16bが、それぞれ付設されている。
【0014】 上記本体ブロック1には切換弁18が、アダプタ4には後記する調圧機構19 が、それぞれ組込まれており、切換弁18を切換えるプッシュロッド18a,1 8bは、先端が駆動室12aと拡径室にそれぞれ突出している。上記切換弁18 は、プッシュロッド18aが押圧されると、調圧機構19を通る駆動流体が駆動 室12aに供給されて駆動室12bの流体が排出ポート7から排出され、プッシ ュロッド18bが押圧されると、同様の駆動流体が駆動室12bに供給されて駆 動室12aの流体が排出ポート7から排出されるものとして構成されている(図 4参照)。
【0015】 図3に詳細を示す上記調圧機構19は、出口ポート3から出力される増圧流体 の二次側流体圧を、負荷流量の増減に拘らず略一定の圧力に調圧するためのもの で、駆動流体の供給弁20と増圧流体のリリーフ弁21とを備え、供給弁20の 弁体24は、供給ポート6と切換弁18とを連通させる流路23に設置され、弁 ばね25の付勢力によりチャンバ26に向けて押圧され、リリーフ弁21のステ ム27が一体移動可能に取付けられている。
【0016】 チャンバ26は、増圧流体の二次側流体がフィードバックされるフィードバッ ク口28と、増圧流体の入口ポート2に連通するリリーフ口29とを備え、ステ ム27にこれらの開口を連通させる通路27aが形成されており、チャンバ26 に気密に摺動可能に装着された調圧ピストン30に、ステム27の通路27aを 開閉する弁体31が取付けられている。
【0017】 アダプタ4に取付けたボンネット33には、調圧ねじ34が回転可能に装着さ れ、調圧ピストン30は、調圧ねじ34に螺着させたばね押え35との間に縮設 した調圧ばね36の付勢力によって、弁体31が通路27aを閉鎖する方向に付 勢されており、ハンドル37の回転によってばね押え35を進退させると、調圧 ばね36の付勢力を調節することができる(図1も参照)。
【0018】 上記調圧機構19は、フィードバック口28における増圧流体の二次側流体圧 の作用力が、調圧ばね36の設定付勢力より大きいときは、調圧ピストン30が 図において上動して弁体31が通路27aを開放するので、増圧流体の二次側流 体がリリーフ口29から入口ポート2に直接還流して二次側流体圧が低下する。 この場合、増圧流体が外部に排出されないので、二次側流体が作業環境を汚染す ることはない。また、フィードバック口28における二次側流体圧の作用力が調 圧ばね36の設定付勢力より小さいときは、調圧ピストン30が図に示す状態に 復帰し、リリーフ弁21を閉鎖するとともにステム27によって弁体24が流路 23を開放するので、駆動流体が駆動室に供給される。
【0019】 図1及び図2は、駆動室12aに供給された圧縮空気によって、ピストン10 a,10bが図において左動ストローク終端近くに達した状態を示し、増圧され た流体は出口チェック弁16aを通って出口ポート3から流出し、入口ポート2 から入口チェック弁15bを通る流体が、増圧室13bに供給される。ピストン 10a,10bがさらに左動すると、小径のピストン10bで押圧されたプレー ト14がプッシュロッド18bを押圧するので、切換弁18が切換わって駆動室 12bが供給ポート6に、駆動室12aが排出ポート7にそれぞれ連通してピス トン10a,10bが図において右動し、右動ストローク終端近くにおいてピス トン10aがプッシュロッド18aを押圧すると、切換弁18が切換わる。
【0020】 なお、上記第1実施例は、駆動室12a,12bの径を増圧室13a,13b の径より大きくしているが、周知の増圧装置と同様にこれらの室を同径にしても よく、また駆動流体と増圧流体が同じ場合には、入口ポート2と供給ポート6を 共通の1つのポートにすることができる。
【0021】 図5は、調圧機構19のリリーフ弁40を均圧型とした本考案の第2実施例を 示し、第2実施例におけるチャンバ41は、リリーフ弁座42に対向しこれと略 同径の均圧室41aを備え、リリーフ弁座42を開閉する弁体43は、均圧室4 1aを密に摺動する筒体43aと、フィードバック口28と均圧室41aとを連 通させる均圧孔43b,・・とを備えている。また、一端が調圧ピストン30に 螺着されたステム45は、弁体43と24との間に、これらの弁体に個別に係合 する肩部を有している。
【0022】 第2実施例の他の構成及び作用は、弁体43と24の移動が増圧流体の流体圧 の大小に影響されない以外は、第1実施例と同じであるから、図の主要な箇所に 同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0023】 図6は調圧機構50をパイロット形とした本考案の第3実施例を示し、第3実 施例における調圧ピストン51は、パイロット室52側の駆動流体の受圧面積と 増圧流体の二次側流体の受圧面積との比が、大径のピストン10aと小径のピス トン10b(図1参照)の受圧面積比に略等しくされており(図においては4: 1)、駆動流体の供給ポート6とパイロット室52とを連通させるパイロット流 路53に、駆動流体を減圧するための、設定流体圧が調整可能な小形の減圧弁5 4が設置されている。
【0024】 第3実施例の他の構成及び作用は第2実施例と同じであるから、図の主要な箇 所に同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0025】
【考案の効果】
本考案の増圧装置は、調圧機構に設けたリリーフ弁が、増圧流体の二次側流体 をその一次側に直接排出させるので、増圧流体の作業環境への排出による汚染を 完全に防止することができる。
【提出日】平成3年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【実施例】
図1ないし図4は本考案の第1実施例を示し、この増圧装置の本体ブロック1 には、増圧流体の入口ポート2と出口ポート3及び駆動流体の排出ポート7(図 4参照) が、本体ブロック1に取付けたアダプタ4には、駆動流体の供給ポート6が 、それぞれ開設され、本体ブロック1にベース5が取付けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】同じく要部断面図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】第1実施例の模式構成図である。
【図5】第2実施例の要部拡大断面図である。
【図6】第3実施例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 本体ブロック 9a,9b シリンダ 10a,10b ピストン 11 ロッド 12a,12b 駆動室 13a,13b 増圧室 19,50 調圧機構 21,40 リリーフ弁 30,51 調圧ピストン 36 調圧ばね 54 減圧弁
【手続補正書】
【提出日】平成3年4月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ブロックと、これを挟んで略同心に
    配設した一対のシリンダと、これらのシリンダ内を往復
    動するピストンによって区画された一対の駆動室及び増
    圧室と、これらのピストンを連結するロッドと、増圧流
    体の調圧機構とを備え、一対の駆動室に駆動流体を給排
    して一対の増圧室に供給した増圧流体を増圧し、調圧機
    構で所定の流体圧に調圧して出力させる増圧装置におい
    て、上記調圧機構が、調圧部材に対抗して作用する、増
    圧流体の二次側流体圧の作用力と付勢力が調節可能な調
    圧ばねの設定付勢力との大小により開閉して、増圧流体
    の二次側を一次側に直接還流させるリリーフ弁を備えて
    いる、ことを特徴とする増圧装置。
  2. 【請求項2】 調圧機構が、増圧流体の二次側流体圧の
    作用力と、減圧弁で減圧した駆動流体の設定流体圧の作
    用力とが対抗して作用する調圧部材を備えている、こと
    を特徴とする請求項1に記載した増圧装置。
  3. 【請求項3】 一対のシリンダとピストンの径を相互に
    異なるものとして、大径のピストンで区画された一対の
    部屋を駆動室に、小径のピストンで区画された一対の部
    屋を増圧室にした、ことを特徴とする請求項1または2
    に記載した増圧装置。
  4. 【請求項4】 調圧部材の受圧面積比と、大径と小径の
    ピストンの受圧面積比とを略等しくした、ことを特徴と
    する請求項3に記載した増圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10851806B2 (en) 2016-11-22 2020-12-01 Smc Corporation Pressure booster

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