JPH04104219A - ゴーグル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴーグルに関するものである。

〔従来の技術〕

従来より使用されるゴーグルとして、例えば実公昭６３
−３７９４２号公報には、レンズが取付けられるフレー
ム枠を、スポンジ等の弾性変形する発泡パッドを介して
、顔面に密着させるゴーグルが開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、実公昭６３−３７９４２号公報に開示さ
れているゴーグルは、装着すると、特に人頭に接触する
発泡パッドなどに、汗、分泌物等からの汚れが付着され
、その汚れが皮膚に存在する黄色ブドウ球菌をはじめと
する雑菌の繁殖源となりやすいため、生理的不快感をも
たらすだけでなく、不衛生になりやすい問題を有してい
る。

本発明は、このような課題を解決するためになされたも
のであり、その目的は、汗、分泌物等の汚れを発生源と
して増殖する雑菌に対して抗菌作用を有するゴーグルを
提供することにある。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は、上述した目的を達成させるためになされたも
ので、透明窓材を有するフロント部を具備するゴーグル
において、前記ゴーグルが、抗菌性ゼオライトを含有す
ることを特徴とするゴーグルである。

本発明における透明窓材を有するフロント部とは、透明
窓材とフレーム枠とが一体になっている形状、フレーム
枠にレンズが取りつけられている形状、また透明窓材か
ら構成されている形状の部分をいう。また本発明におけ
るゴーグルは、透明窓材を有するフロント部に、人間に
装着しやすくするためのパッド、またゴーグルを着用者
の頭部に保持するためのバンドなどを設けることができ
る。尚、パッドは人頭へのフィツト感、接触感の面から
弾性変形可能な発泡体が好ましく用いられる。その素材
として、例えば、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ゴ
ムなどが挙げられる。またフレーム枠の素材としては、
例えば、塩化ビニル樹脂、ゴム、シリコーンゴムなどが
、また透明窓材の素材としてはポリカーボネート樹脂、
アクリル樹脂などのプラスチック樹脂、光学ガラスなど
が好ましく用いられる。

本発明における抗菌性ゼオライトはゼオライトに銀イオ
ン、銅イオン、亜鉛イオン等の抗菌性金属イオンを付加
したものが使用される。また、ゼオライトは、アルミノ
シリケートでｘＭ２／ｎｏ・Ａ　Ｉｇ　Ｏｊ’　ｙｓ　
ｊｏ２　　ｍ　ｚ■■ｘ　Ｏ（Ｍはイオン交換可能な金
属イオンを表し、通常は、１価〜２価の金属であり、ｎ
はこの原子価に対応する。

方Ｘ及びｙは、それぞれ金属酸化物、シリカの係数、２
は結晶水を表す。）である。

抗菌性ゼオライトを使用する量は、その抗菌性ゼオライ
トの種類やパッドの材質、フレーム枠の材質、また抗菌
性ゼオライトをパッド、フレーム枠に含有させる方法に
よって異なるが、例えば、ポリウレタン樹脂からなるパ
ッドに抗菌性ゼオライトを含有する場合には実質的な抗
菌力を発揮させるために、ポリウレタン樹脂に対して０
．０１重量％以上添加することが好ましい。

本発明に係るゴーグルは、必ずしもゴーグル全体が抗菌
性ゼオライトを含有するものでなくてもよく、少なくと
も人頭に接する部分のみがゼオライトを含有するもので
あればよい。

ゴーグルに抗菌性ゼオライトを含有させる方法としては
、例えば、パッドの原料、フレーム枠の原料に抗菌性ゼ
オライトを添加する方法、抗菌性ゼオライトを有する溶
液を、パッド、フレーム枠に塗布する方法、抗菌性ゼオ
ライトを有する組成物をパッド、フレーム枠に被覆する
方法などが挙げられる。

また、前述したパッド、フロント部の素材中に、必要に
応じて充填剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯
電防止剤等を加えることができる。

尚、本発明でのゴーグルとは、スキー、モトクロスの際
、またオートバイの運転の際などに用いられる、いわゆ
るゴーグル、塵や風などをよけるための保護眼鏡、人眼
、口、鼻などの人頭を一体的に気密する防毒マスク。水
中めがね、水中マスク、またレーザ光から目を保護する
レーザ光用保護ゴーグル。溶接の際、目を保護する溶接
用保護ゴーグルをいう。

（作用〕 本発明によるゴーグルは、そのゴーグル自体に含有又は
その表面に塗着している抗菌性ゼオライトが、抗菌性を
発揮し、黄色ブドウ球菌や緑膿菌等の発生、増殖を防止
する。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。

第１図は、抗菌性ゼオライトを含有するゴーグルｌであ
る。

このゴーグル！は、透明窓材であるレンズ２と、フレー
ム枠３と、人頭に装着するためのパッド４と、ゴーグル
１を着用者の頭部に保持するだめのバンド５よりなる。

フレーム枠３は、抗菌性ゼオライトを含有したシリコー
ンゴム、パッド４は、抗菌性ゼオライトを含有したポリ
エレンフ１−ムからなる。

まず、抗菌性ゼオライトを含有したシリコーンゴムから
なるフレーム枠３について説明する。

（１）フレーム枠について シリコーンゴム組成物として、商品名ＫＥ　　１０６Ｌ
ＴＶ（信越化学工業（株）製）を９０重量部、触媒とし
てキャタリストＲＧ（信越化学工業■製）を９重量部、
抗菌性ゼオライトである銀イオン含有アルミナ珪酸ナト
リウム１重量部を混合攪拌した。次に金型内に前記抗菌
性ゼオライト含有シリコーンゴム組成物を充填した後１
５０℃、３０分間の条件で加熱硬化させ、冷却後成形品
を取り出し、フレーム枠を製造した。このようにして得
られたフレーム枠について菌の滴下による菌数測定法に
よって抗菌性試験を行なった。フレーム枠を２５ｃｏｆ
の試験片に切断し、この試験片にＩｄ当りの菌数が２．
９ＸＩＯ５個となる黄色ブドウ球菌及び３．９Ｘ１０　
’個となる緑膿菌の菌液を１ｍ［下して３５℃で保存し
、６時間後及び１２時間後の初期菌数に対する苗減少率
を求めた。

その結果を表１に示す。表１かられかるように、１２時
間後の苗減少率が１００９６と、本実施例のフレーム枠
は優れた抗菌性を有することが確認された。

次に抗菌性ゼオライトを含有したポリウレタンフォーム
からなるパッド４について説明する。

（２）パッドについて ポリオール化合物として、ポリエステルポリオール（ア
ジピン酸と、ジエチレングリコール、トリメチロールプ
ロパンとの重縮金物、水酸基価５１　（ＫＯＨ■／ｇ）
）を１００重量部、ポリイソシアネート化合物として、
トリレンジイソシアネートを４８重量部、発泡剤として
、純水を４ｍ量部、重合触媒として、Ｎ−エチルモルフ
ォリンを２重量部、整泡剤として、シリコン界面活性剤
である、商品名　Ｆ２４２Ｔ（Ｉ越化学工業側製）を１
．５重量部、抗菌剤として、銀イオン含有抗菌性ゼオラ
イトである、商品名　ＢＭＩ０３Ａ（Ｍ坊■製）を２重
量部を、混合撹拌し常法にてポリウレタンフォームを製
作し、さらに第２図に示す形状に裁断してパッドを製造
した。このようにして得られたパッドをシェークフラス
コ法によって抗菌性試験を行なった。滅菌生理食塩水４
〇−、パッドを一辺５ｍ１Ｔ断した小片１６０個、■−
当りの菌数が２．９Ｘ１０　’個となる黄色ブドウ球菌
及び３．９ＸＩＯ’個となる緑ｅ菌の菌液ｌ−を、３０
０ｍｌ’三角フラスコに入れ、２０℃に保持し振とうさ
せ６時間後、１２時間後の初期菌数に対する苗減少率を
求めた。その結果を表１に示す。表１かられかるように
、１２時間後の苗減少率は１００９６と本実施例のパッ
ド部は優れた抗菌性を有するものであった。尚、第３図
はパッド４中の抗菌性ゼオライト６の混入状態を示す図
である。

〔比較例〕

抗菌性ゼオライトを含有しないゴーグルについての抗菌
性を謂べた。

実施例で用いた抗菌性ゼオライトを用いなかった以外は
、前記実施例と同様なゴーグルを製作し、フレーム枠、
パッドの抗菌性試験を実施例と同じ方法で行なった。そ
の結果を表１に示す。表１かられかるように、１２時間
後のブドウ球菌が２０００６増加し、比較例でのゴーグ
ルは抗菌性を示さないことが確認された。

（以下余白） 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明のゴーグルは、抗菌性ゼオラ
イトを含有しているので、汗、分泌物等の汚れを発生源
として増殖する雑菌に対して抗菌作用を有する。したが
って清潔感にとんだゴーグルを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るゴーグルの斜視図。第２図は、
パッドの斜視図。第３図は第２図におけるパッドのｘ−
ｘ　”線断面図である。 符号の説明 １・・・ゴーグル、２・・・レンズ、３・・・フレーム
枠、４・・・パッド、５・・・バンド、６・・・抗菌性
ゼオライト第２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）透明窓材を有するフロント部を具備するゴーグル
   において、前記ゴーグルが、抗菌性ゼオライトを含有す
   ることを特徴とするゴーグル。