JPH039906B2 - - Google Patents

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JPH039906B2
JPH039906B2 JP6573883A JP6573883A JPH039906B2 JP H039906 B2 JPH039906 B2 JP H039906B2 JP 6573883 A JP6573883 A JP 6573883A JP 6573883 A JP6573883 A JP 6573883A JP H039906 B2 JPH039906 B2 JP H039906B2
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ethyl
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compound according
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JP6573883A
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Japanese (ja)
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JPS59190963A (en
Inventor
Yoshinobu Arai
Hirohisa Wakatsuka
Jutaro Sasaki
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ono Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH039906B2 publication Critical patent/JPH039906B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なプロスタグランジンD類似化合
物に関する。 プロスタグランジンは次の構造をもつプロスタ
酸の誘導体である。 種々のタイプのプロスタグランジンが知られて
おり、そのタイプは脂環式環の構造と置換基に依
存する。例えば、プロスタグランジンF(PGF)、
E(PGE)及びD(PGD)の脂環式環はそれぞれ
次の構造をもつ。 【式】【式】及び【式】 前記の構造式中もしくは本明細書中の他の構造
式の点線は、一般的に認められている命名法の規
則に従い、それについている基が環平面のうしろ
側すなわちα−配置であり、太線〓はそれについ
ている基が環平面の前側すなわちβ−配置であ
り、波線はそれについている基がα−またはβ
−配置、またはそれらの混合物であることを示
す。 それらの化合物は脂環式環の8位と12位につい
ている側鎖上の二重結合の位置によつて副分類さ
れる。PG−1化合物はC13−C14間にトランス二
重結合(トランス−Δ13)をもちPG−2化合物は
C5−C6間にシス二重結合とC13−C14間にトランス
二重結合(シス−Δ5、トランス−Δ13)をもつて
いる。例えば、プロスタグランジンD1(PGD1
及びプロスタグランジンD2(PGD2)は、それぞ
れ次の構造式で示される。 及び 更にプロスタグランジンの脂環式環の12位につ
いている脂肪族基から1つまたはそれ以上のメチ
レン基が除去されたとき、その化合物は、有機化
合物命名法の一般則に従つてノル−プロスタグラ
ンジンと呼ばれ、除去されたメチレン基の数は
「ノル」の接頭語の前にジ−あるいはトリ−等を
つけて示される。 プロスタグランジンは一般に薬理的性質を有す
る。例えばそれらは、平滑筋の収縮を刺激する作
用、血圧降下作用、利尿作用、気管支拡張作用、
脂肪分解阻害作用、血小板凝集抑制作用、胃酸分
泌抑制作用を有する。したがつて高血圧症、血栓
症、喘息及び胃腸の潰瘍の治療、妊娠哺乳動物の
分娩誘発及び中絶、動脈硬化の予防、また利尿剤
として有効である。それらは動物体内の生体内へ
プロスタグランジンを分泌する各組織中にごく微
量存在する脂溶性物質である。 本発明者らは、「天然」のプロスタグランジン
の薬理作用を有するか、またはそれらの性質のひ
とつまたはそれ以上の性質で、より強い活性を有
するか、あるいは「天然」のプロスタグランジン
には全く見られないような性質を有する新規な化
合物を見い出すため、幅広い研究を行つた結果、
PGD1及びPGD2の1位のカルボキシル基が置換
アミド基 〔すなわち、【式】基(式中、R1と R2は後記と同じ意味を表わす。)〕によつて置き
換えられた新規なPGD類似化合物、それらの化
合物の9位の水酸基が脱水され、C9−C10間に二
重結合が導入された化合物およびさらにそれらの
化合物の15位の水酸基も脱水され、C9−C10間、
C12−C13間とC14−C15間に二重結合が導入された
新規化合物が「天然」のプロスタグランジンが有
する薬理的性質は有さないか、または非常に弱い
のに反して、抗腫瘍作用が驚くほど強いことを見
い出し本発明を完成した。 従来よりPGD類似化合物に関する出願はいく
つかなされている。例えば、PGD1及びPGD2
1位のカルボン酸部分が変換された化合物として
は、メタンスルホニルアミド体(特開昭51−
131859号明細書参照のこと。)、アルコール体(特
開昭52−89648号、同52−89649号及び同52−
89650号明細書参照のこと。)、アミン体(特開昭
52−83351号明細書参照のこと。)ケトン体(特開
昭54−141751号明細書参照のこと。)等があるが、
本発明のヒドロキシアルキルアミド体の開示はな
く、またさらに重要なことは、これらの本発明化
合物は、公知のPGD誘導体には全く見い出され
なかつた新規な作用、すなわち抗腫作用を有して
いる点にある。前記の公開明細書では、一般のプ
ロスタグランジンに知られていた薬理的性質を単
に述べるにとどまり、抗腫瘍作用に着目した出願
は皆無である。 また、9位の水酸基が脱水されたPGD誘導体
(9−デオキシ−Δ9−PGD誘導体)に関する出願
もいくつかすでになされている。例えば、前記の
公開明細書のうち、特開昭51−131859号明細書以
外の明細書には、これら9−デオキシ−Δ9
PGD誘導体の記載がある。しかしながら本発明
に含まれるような9−デオキシ−Δ9−誘導体は
全く開示されていない。さらにこれらの本発明化
合物が抗腫瘍作用を有している点は、公知の9−
デオキシ−Δ9誘導体と全く異なることである。 また、さらに本発明化合物に包まれる化合物の
うち、9位と15位の水酸基が脱水され、C9−C10
間、C12−C13間とC14−C15間に二重結合が導入さ
れたPGD誘導体(9,15−ジデオキシ−13,14
−ジヒドロ−Δ9,12,14−PGD誘導体)に関する出
願は、今まで全く見出されず、従つてこれらの化
合物は新規な化合物である。 すなわち、本発明は、一般式 [式中、記号〔A〕は、式 【式】 【式】または (各式中、破線はα−配置を表わし、記号〓は
β−配置を表わし、波線は、α−配置、β−配置
またはそれらの混合物を表わし、式()中の
C12−C13間およびC14−C15間の二重結合はそれぞ
れ独立したものであつて、各々トランス配置、シ
ス配置またはそれらの混合物を表わし、C9−C10
間の二重結合は、シス配置を表わし、式()中
のC9−C10間とC13−C14間の二重結合は各々シス
配置およびトランス配置を表わし、式()中の
C13−C14間の二重結合はトランス配置を表わす。)
で示される基を表わし、Xはエチレン基またはシ
ス−ビニレン基を表わし、R1は水素原子または
炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
わし、R2は1〜3個の水酸基で置換された炭素
数2〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基を表わ
し、R3は単結合または炭素数1〜5の直鎖また
は分枝鎖アルキレン基を表わし、R4は炭素数1
〜8の直鎖または分枝鎖アルキル基、無置換また
は少なくとも1個の炭素数1〜8の直鎖または分
枝鎖アルキル基で置換された炭素数4〜7のシク
ロアルキル基、または無置換または少なくとも1
個のハロゲン原子、トリフルオロメチル基、また
は炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基で
置換されたフエニル基またはフエノキシ基を表わ
す。ただし、R3が単結合を表わす場合、R4は無
置換または置換のフエノキシ基を表わさないもの
とする。〕 で示されるプロスタグランジンD類似化合物、ま
たはそれらのシクロデキストリン包接化合物に関
する。 一般式()で示される化合物にはいくつかの
不斉炭素原子が存在する。例えば、〔A〕が式
()で示される基を表わす化合物には、少なく
とも4個の炭素原子(すなわち、8位、9位、12
位および15位の炭素原子)が不斉中心となる。同
様にして、一般式()において、〔A〕が式
()または()で示される基を表わす化合物
も、各々少なくとも2個(すなわち、8位と15位
の炭素原子)と1個(すなわち、8位の炭素原
子)の不斉中心が存在する。 さらにR1が表わすアルキル基が分枝鎖である
場合には、他の不斉中心が生じる可能性がある。
しかしながら、本発明の一般式()で示される
化合物は、不斉炭素によつて生じるすべての異性
体及びそれらの混合物をも含有するものである。 一般式()において、R1が表わす炭素数1
〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル基およびそれらの異性体が挙げら
れ、好ましいR1は水素原子、メチル基またはエ
チル基である。 一般式()において、R2が表わす1〜3個
の水酸基で置換された炭素数2〜6のアルキル基
としては、ヒドロキシエチル、ジヒドロキシエチ
ル、トリヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ
ル、ジヒドロキシプロピル、トリヒドロキシプロ
ピル、ヒドロキシブチル、ジヒドロキシブチル、
トリヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ジ
ヒドロキシペンチル、トリヒドロキシペンチル、
ヒドロキシヘキシル、ジヒドロキシヘキシル、ト
リヒドロキシヘキシル基およびそれらの異性体が
挙げられ、好ましいR2は2−ヒドロキシエチル
基、1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル基
(すなわち、2−メチルプロパン−1,3−ジオ
ール−2−イル基)、1−ヒドロキシメチルエチ
ル基(すなわち、プロパノール−2−イル基)で
ある。 一般式()において、R3が表わす炭素数1
〜5のアルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチ
レン基およびそれらの異性体が挙げられ、好まし
いR3は単結合、メチレン基またはエチレン基で
ある。 一般式()において、R4が表わす炭素数1
〜8のアルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル基およびそれらの異性体が挙げら
れ、好ましくは無置換であるか、あるいは1個ま
たは2個のメチルまたはエチル基で置換されたブ
チル基ペンチル基またはヘキシル基である。 一般式()において、R4が表わす置換また
は無置換のシクロアルキル基としては、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシ
クロヘプチル基、および1個またはそれ以上のメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチルまたはオクチル基で置換された
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル基が挙げられ、好ましくは無
置換であるか、あるいは1個のメチル基、エチル
基、プロピル基またはブチル基で置換されたシク
ロブチル基、シクロペンチル基またはシクロヘキ
シル基である。 一般式()において、R4が表わす置換また
は無置換のフエニル基またはフエノキシ基として
は、フエニル、フエノキシおよび1個またはそれ
以上のフツ素原子、塩素原子、トリフルオロメチ
ル基、メチル基、エチル基、プロピル基またはブ
チル基で置換されたフエニル基またはフエノキシ
基が挙げられ、好ましくは無置換であるかあるい
は1個の塩素原子、トリフルオルメチル基、メチ
ル基またはエチル基で置換されたフエニル基また
はフエノキシ基である。 一般式()において、好ましいR3−R4とし
ては、ブチル、ペンチル、1−メチルペンチル、
2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、1,
1−ジメチルペンチル、1−エチルペンチル、2
−エチルペンチル、ヘキシル、1−メチルヘキシ
ル、2−メチルヘキシル、1−エチルヘキシル、
2−エチルヘキシル、ヘプチル、2−メチルヘプ
チル、2−エチルヘプチル、シクロブチル、1−
プロピルシクロブチル、1−ブチルシクロブチ
ル、3−エチルシクロブチル、3−プロピルシク
ロブチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチ
ル、2−シクロペンチルエチル、3−エチルシク
ロペンチル、3−プロピルシクロペンチル、3−
ブチルシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、4
−メチルシクロヘキシル、4−エチルシクロヘキ
シル、4−プロピルシクロヘキシル、4−ブチル
シクロヘキシル、ベンジル、2−フエニルエチ
ル、4−メチルベンジル、4−エチルベンジル、
フエノキシメチル、2−フエノキシエチル、3−
クロロフエノキシメチル、4−クロロフエノキシ
メチル、3−トリフルオロメチルフエノキシメチ
ル、4−トリフルオロメチルフエノキシメチル、
4−メチルフエノキシメチル、4−エチルフエノ
キシメチルが挙げられる。 一般式()において、Xはシス−ビニレン
基、エチレン基の相方が好ましい。 また、一般式()中の記号〔A〕が式()
または()を表わす場合には、15位の水酸基の
好ましい配置はα−配置である。 本発明に含まれる化合物は、PGDの誘導体と
して命名することができる。例えば、本発明に含
まれ、実施例1に記載されている式 (すべての記号は、前記と同じ意味を表わす。) で示される化合物、実施例8に記載されている式 (すべての記号は前記を同じ意味を表わす。) で示される化合物、実施例9に記載されている式 で示される化合物は、それぞれ9−デオキシ−
Δ9−PGD2エタノールアミド、9,15−ジデオキ
シ−13,14−ジヒドロ−Δ9,12,14−PGD2N−エチ
ルエタノールアミドおよびPGD2N−エチル−エ
タノールアミドと命名することができる。さらに
本発明化合物は、下記式 で示されるプロスタンアミド(prostanamide)
の誘導体として組織的に命名することができる。
この場合、上記式(b−1)、(a−1)およ
び(c−1)で示される化合物は、各々(5Z,
9Z,13E)−(15α)−N−(2−ヒドロキシエチル)
−15−ヒドロキシ−11−オキソプロスタ−5,
9,13−トリエンアミド、(5Z,9Z,12EZ,
14EZ)−N−エチル−(2−ヒドロキシエチル)−
11−オキソプロスタ−5,9,12,14−テトラエ
ンアミドおよび(5Z,13E)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−9,15−ジヒドロキシ
−11−オキソプロスタ−5,13−ジエンアミドと
命名することができる。 一般式()で示される本発明化合物は、一般
式(a)、(b)および(c)で示される化
合物、すなわち一般式 および (各式中、すべての記号は前記と同じ意味を表
わす。) で示される化合物を含包するが、これらは以下に
記述する方法により製造することができる。 すなわち、本発明に従えば、一般式(b)お
よび(c)で示される化合物は、各々一般式 (式中、R5は、無置換または少くとも1個の
アルキル基で置換された2−テトラヒドロピラニ
ル基、2−テトラヒドロフラニル基をまたは1−
エトキシエチル基、好ましくは2−テトラヒドロ
ピラニル基を表わし、その他の記号は前記と同じ
意味を表わす。) で示される化合物および (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
し、2個のR5は同じ基を表わす。) で示される化合物を酸性条件下で加水分解するこ
とにより得られる。 この加水分解反応は、 (1) 酢酸、プロピオン酸、シユウ酸、p−トルエ
ンスルホン酸の如き有機酸の水溶液又は塩酸、
硫酸、リン酸の如き無機酸の水溶液中、好適に
は水と混和しうる有機溶媒、例えばメタノール
又はエタノールの如き低級アルカノール(好ま
しくはメタノール)、又は1,2−ジメトキシ
エタン、ジオキサンもしくはテトラヒドロフラ
ンの如きエーテル(好ましくはテトラヒドロフ
ラン)の存在下に室温から80℃の温度(好まし
くは溶媒の還流温度)で、又は (2) メタノール又はエタノールの如き無水低級ア
ルカノール中p−トルエンスルホン酸又はトリ
フルオロ酢酸の如き有機酸の存在下10〜45℃の
温度で行なわれる。 加水分解は、好ましくは希塩酸及びテトラヒ
ドロフランの混合液、希塩酸及びメタノールの
混合液、酢酸、水及びテトラヒドロフランの混
合液、リン酸、水及びテトラヒドロフランの混
合液、又はp−トルエンスルホン酸及び無水メ
タノールの混合液を用いて行われる。 一般式()および()で示される化合物
は、各々一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
す。) で示される化合物および一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
し2個のR5は同じ基を表わす。) で示される化合物の酸ハロゲン化物または酸無水
物を合成し、得られた化合物と一般式 (式中、R1とR2は前記と同じ意味を表わす。) で示される化合物を不活性有機溶媒、例えば塩化
メチレン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチ
ルホルムアルデヒド中、0℃から40℃の温度で反
応させることにより得られる。好ましくは、塩化
メチレン中、トリエチルアミンのような塩基の存
在下、クロロギ酸、イソブチルエステルまたはト
リメチルアセチルクロライドを用いて室温で行な
われる。 一般式(a)で示される化合物も、一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
す。) で示される化合物と一般式()で示される化合
物を反応させることにより得られる。この反応
は、前述の一般式()および()で示される
化合物、各々から一般式()および()で示
される化合物を製造する方法と同様にして行なわ
れる。 一般式()、()および()で示される化
合物は、開昭52−42856号および特公昭54−32773
号明細書記載の方法によつて製造することができ
るが、次の図式Aに示される一連の反応工程によ
つても製造することができる。図式A中R6はア
セチル基、ベンゾイル基などのアシル基を表わ
し、R7はメシル基、トシル基などのアルキルス
ルホニル基またはアリールスルホニル基を表わ
し、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。 図式中の各工程はすべて公知の反応により行な
われるが、簡単に説明すると、例えば工程〔a〕
は一般式(XI)で示される化合物の11位について
いる水酸基を選択的にアシル化することにより行
なわれる。そのようなアシル化は、不活性有機溶
媒、例えば塩化メチレン中または無溶媒でピリジ
ン、トリエチルアミンの如き三級アミンの存在
下、室温以下の温度、好ましくは−30〜−40℃の
温度で相当する塩化アシルまたは酸無水物、例え
ばベンゾイルクロライドを用いて行なわれる。 工程〔b〕は不活性有機溶媒、例えば塩化メチ
レン、クロロホルム、ジエチルエーテル中、縮合
剤、例えばp−トルエンスルホン酸、硫酸、トリ
フルオロ酢酸の存在下、2,3−ジヒドロピラ
ン、2,3−ジヒドロフラン、エチルビニルエー
テル等を用いて室温から−30℃の温度で行なわれ
る。好適には塩化メチレン中、ピリジンのp−ト
ルエンスルホン酸塩またはp−トルエンスルホン
酸の存在下、2,3−ジヒドロピランを用いて室
温で行なわれる。 工程〔c〕は、(i)ピリジンまたはトリエチルア
ミンのような三級アミンの存在下、塩化メチレン
のような不活性有機溶媒中、あるいは(ii)ピリジン
中−30℃から50℃の温度でメシルクロリドのよう
なアルキルスルホニルクロリドまたはトシルクロ
リドのようなアリールスルホニルクロリドと反応
させることにより行なわれる。 工程〔d〕は含水メタノールまたは含水エタノ
ールの如き含水低級アルカノール中、リチウム、
ナトリウムまたはカリウムのようなアルカリ金属
の水酸化物を用いて、0〜60℃の温度で脱アシル
化することにより行なわれる。 工程〔e〕は水酸基をオキソ基に変換するか、
または同時にOR7基を脱離し、C9−C10間に二重
結合を形成する反応である。このような酸化反応
はよく知られており、例えば、 (a) 南江堂発行亀谷哲治編著「有機合成化学合
成編1」176〜206ページ(昭和51年8月1日)
又は (b) John Wiley&Sons,Inc.社(米国)発行
「Compendium of Organic Synthetic
Methods」第1巻(1971年)、第2巻(1974
年)、第3巻(1977年)のセクシヨン48又は168
に詳しく記載されている。特に好ましい緩和な
中性条件下での酸化は、例えばジメチルスルフ
イド−N−クロロスクシンイミド錯体、チオア
ニソール−N−クロロスクシンイミド錯体、ジ
メチルスルフイド−塩素錯体、チオアニソール
−塩素錯体〔以上、J.Am.Chem.Soc.,94
7586(1972)参照〕、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド−ジメチルスルホキシド錯体〔J.Am.
Chem.Soc.,87,5661(1965)参照〕、ピリジニ
ウムクロロクロマート(C5H5NHCrO3Cl)
〔Tetrahedron Letters,2647(1975)参照〕、
無水硫酸−ピリジン錯体〔J.Am.Chem.Soc.,
89,5505(1967)参照〕、塩化クロミル〔J.Am.
Chem.Soc.,97,5929(1975)参照〕、三酸化ク
ロム−ピリジン錯体(例えばコリンズ試薬)、
ジヨーンズ試薬又はクロム酸溶液(三酸化クロ
ム、硫酸マンガン、硫酸及び水より製造)、シ
ユウ酸クロライドとジメチルスルホキシド〔ス
ワン(Swern)酸化〕等を用いて行なわれるが
好適なのはコリンズ酸化、ジヨーンズ酸化また
はスワン酸化である。コリンズ酸化はクロロホ
ルム、塩化メチレン、四塩化炭素の如きハロゲ
ン化炭化水素中室温から0℃の温度で行なわれ
る。ジヨーンズ酸化は通常室温以下の温度で行
なわれる。スワン酸化はクロロホルム、塩化メ
チレンの如きハロゲン化炭化水素中−50℃〜−
60℃で反応させ、次いでトリエチルアミンで処
理することにより行なわれる。 工程〔f〕はOR5基と脱離し、同時に二重結合
を形成させる反応で不活性有機溶媒、例えば塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジエチル
エーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、テト
ラヒドロフラン、またはそれらの2以上の混合溶
媒中酸の水溶液、例えば塩酸、臭化水素酸、硫
酸、リン酸の如き無機酸または酢酸、プロピオン
酸、シユウ酸の如き有機酸の水溶液を用いて、溶
媒の還流温度で反応させることにより製造され
る。好適には、テトラヒドロフラン中、1規定塩
酸を用いて還流させることにより行なわれる。 一般式(XI)で示される化合物は、それ自身公
知であり、特願昭57−109806号明細書中に一般式
()で示される化合物として開示されてい
る。 また、一般式(a)で示される化合物は、一
般式(b)、(c)、()または()で示さ
れる化合物を前述の図式A中の工程〔f〕の反応
に付し、水酸基もしくはOR5基を脱離し同時に二
重結合を形成することによつても製造することが
できる。 一般式()で示されるプロスタグランジンD
類似化合物のシクロデキストリン包接化合物は、
α−、β−あるいはγ−シクロデキストリンある
いはそれらの混合物を用いて日本特許第790979号
及び特開昭47−39057号明細書記載の方法を用い
ることにより得られる。シクロデキストリン包接
化合物に変換することにより一般式()で示さ
れるプロスタグランジンD類似化合物の安定性が
増大する。 一般式()で示されるプロスタグランジンD
類似化合物、及びそれらのシクロデキストリン包
接化合物は、プロスタグランジンに特有の薬理作
用、例えば血圧降下作用、血小板凝集抑制作用、
子宮筋の収縮を刺激する作用、下痢作用を全く示
さないか、またはそれらの作用が非常に弱いもの
であるによかかわらず、抗腫瘍作用が驚くほど強
力でしかも毒性が極めて少ないことが見い出され
た(これらの化合物が強力な抗腫瘍作用を有して
いることは、前記した先行技術の明細書中には全
く記載されていない。)。従つて一般式()で示
されるプロスタグランジンD類似化合物及びそれ
らのシクロデキストリン包接化合物は腫瘍、例え
ば白血病及び固型ガンに対する予防効果、治療効
果及び延命効果を目的とする、非常に有効で理想
的な抗腫瘍剤として用いることができる。 例えば、実験室の実験では、ヒトの口底ガン細
胞(KB cell)を用いた、in vitroでの増殖抑制
試験において、本発明化合物は優れた抑制効果を
示した。以下にその実験方法と結果を示す。 ヒトの口底ガン細胞(KB cell)を用いた増殖
抑制試験 <実験方法> KB cellを10%の仔牛胆児血清含有のイーグル
MEM培養液に加え、培養液中の細胞数を1×
105個/mlに調整し、本発明化合物のエタノール
溶液を最終濃度5μg/ml及びそれ以下の濃度(3
点)になるように加えた後、37℃で4日間静置培
養した。対照としてエタノール0.1%を加えた細
胞培養液も同様に培養した。培養後、トリパンブ
ルー染色法で染色し生細胞数を測定して、対照に
対する抑制率からIC50値(50%増殖抑制濃度)を
求めた。結果を下表に示す。 【表】 一般式()で示されるプロスタグランジンD
類似化合物、及びそれらのシクロデキストリン包
接化合物を抗腫瘍剤として用いるには、通常全身
的あるいは局所的に、経口または非経口で投与さ
れる。投与量は年令、体重、症状、治療効果、投
与方法、処理時間等により異なるが、通常成人ひ
とり当り1回につき5mg〜500mgの範囲で1日1
回から数回投与されるかまたは成人ひとり当り、
1回につき500μg〜50mgの範囲で1日1回から数
回非経口投与、好ましくは静脈内投与される。も
ちろん前記したように、投与量は種々の条件で変
動するので、上記投与量範囲より少ない量で十分
な場合もあるし、また範囲を越えて必要な場合も
ある。 経口投与のための固体組成物としては、錠剤、
散剤、顆粒剤等が含まれる。このような固体組成
物においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質
が、少なくともひとつの不活性な希釈剤、例えば
乳糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、微結晶セルロース、デンプン、
ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウムと混合される。組成物は、常法に従つ
て、不活性な希釈剤以外の添加剤、例えばステア
リン酸マグネシウムのような潤滑剤や繊維素グル
コン酸カルシウムのような崩壊剤を含有していて
もよい。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼラ
チン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースフタレートなどの胃
溶性あるいは腸溶性物質のフイルムで被膜しても
よいし、また2以上の層で被膜してもよい。さら
にゼラチンのような吸収されうる物質のカプセル
剤としてもよい。 経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容
される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロツプ剤、エ
リキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性
な希釈剤、例えば精製水、エタノールを含む。こ
の組成物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤
のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐
剤を含有していてもよい。 経口投与のためのその他の組成物としては、ひ
とつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体
公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれ
る。 非経口投与のための注射剤としては、無菌の水
性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含
する。水性の溶液剤、懸濁剤としては例えば注射
用蒸留水及び生理食塩水が含まれる。非水性の溶
液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、オリーブ油のよ
うな植物油、エタノールのようなアルコール類、
ポリソルベート80、アラビアゴム、アルギン酸ナ
トリウム等がある。このような組成物は、さらに
防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤のような補助剤
を含んでもよい。これらは例えばバクテリア保留
フイルターを通す過、殺菌剤の配合または照射
によつて無菌化される。これらはまた無菌の固体
組成物を製造し、使用前に無菌水または無菌の注
射用溶媒に溶解して使用することもできる。 非経口投与のためのその他の組成物としては、
ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自
体公知の方法により処方される外用液剤、軟コウ
のような塗布剤、直腸内投与のための坐剤及び腔
内投与のためのペツサリー等が含まれる。 本発明に含まれる一般式(a)で示される化
合物のうち、好ましいものとしては、例えば 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−
Δ9,12,14−PGD1 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−
Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
メチルΔ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
メチル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16,
16−ジメチル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16,
16−ジメチル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−17,
20−ジメチル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−17,
20−ジメチル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(1−ブチルシクロブチル)−16,17,18,19,20
−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(1−ブチルシクロブチル)−16,17,18,19,20
−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
シクロペンチル−16,17,18,19,20ペンタノル
−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
シクロペンチル−16,17,18,19,20−ペンタノ
ル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(3−プロピルシクロペンチル)−16,17,18,
19,20−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15
(3−プロピルシクロペンチル)−16,17,18,
19,20−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(3−ブチルシクロペンチル)−16,17,18,19,
20−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(3−ブチルシクロペンチル)−16,17,18,19,
20−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(4−ブチルシクロブチル)−16,17,18,19,20
−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−15−
(4−ブチルシクロブチル)−16,17,18,19,20
−ペンタノル−Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
フエニル−17,18,19,20−テトラノル−
Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
フエニル−17,18,19,20−テトラノル−
Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル−
Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル−
Δ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
(3−クロロフエノキシ)−17,18,19,20−テト
ラノル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
(3−クロロフエノキシ)−17,18,19,20−テト
ラノルΔ9,12,14−PGD2、 9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
(3−トリフルオロメチルフエノキシ)−17,18,
19,20−テトラノル−Δ9,12,14−PGD1、 9,15−デオキシ−13,14−ジヒドロ−16−
(3−トリフルオロメチルフエノキシ)−17,18,
19,20−テトラノル−Δ9,12,14−PGD2、 の相当するエタノールアミド、N−エチルエタノ
ールアミド、N−メチルエタノールアミド、2−
メチルプロパン−1,3−ジオール−2−アミ
ド、プロパノール−2−アミドが挙げられ、一般
式(b)で示される化合物のうち、好ましいも
のとしては、例えば、 9−デオキシ−Δ9−PGD1、 9−デオキシ−Δ9−PGD2、 9−デオキシ−16−メチル−Δ9−PGD1、 9−デオキシ−16−メチル−Δ9−PGD2、 9−デオキシ−16,16−ジメチル−Δ9
PGD1、 9−デオキシ−16,16−ジメチル−Δ9
PGD2、 9−デオキシ−17,20−ジメチル−Δ9
PGD1、 9−デオキシ−17,20−ジメチル−Δ9
PGD2、 9−デオキシ−15−(1−ブチルシクロブチル)
−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD1、 9−デオキシ−15−(1−ブチルシクロブチル)
−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD2、 9−デオキシ−15−シクロペンチル−16,17,
18,19,20−ペンタノル−Δ9−PGD1、 9−デオキシ−15−シクロペンチル−16,17,
18,19,20−ペンタノル−Δ9−PGD2、 9−デオキシ−15−(3−プロピルシクロペン
チル)−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD1、 9−デオキシ−15−(3−プロピルシクロペン
チル)−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD2、 9−デオキシ−15−(3−ブチルシクロペンチ
ル)−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD1、 9−デオキシ−15−(3−ブチルシクロペンチ
ル)−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD2、 9−デオキシ−15−(4−ブチルシクロブチル)
−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD1、 9−デオキシ−15−(4−ブチルシクロブチル)
−16,17,18,19,20−ペンタノル−Δ9
PGD2、 9−デオキシ−16−フエニル−17,18,19,20
−テトラノル−Δ9−PGD1、 9−デオキシ−16−フエニル−17,18,19,20
−テトラノル−Δ9−PGD2、 9−デオキシ−16−フエノキシ−17,18,19,
20−テトラノル−Δ9−PGD1、 9−デオキシ−16−フエノキシ−17,18,19,
20−テトラノル−Δ9−PGD2、 9−デオキシ−16−(3−クロロフエキシ)−
17,18,19,20−テトラノル−Δ9−PGD1、 9−デオキシ−16−(3−クロロフエノキシ)−
17,18,19,20−テトラノル−Δ9−PGD2、 9−デオキシ−16−(3−トリフルオロメチル
フエノキシ)−17,18,19,20−テトラノル−Δ9
−PGD1、 9−デオキシ−16−(3−トリフルオロメチル
フエノキシ)−17,18,19,20−テトラノル−Δ9
−PGD2、 の相当するエタノールアミド、N−エチルエタノ
ールアミド、N−メチルエタノールアミド、2−
メチルプロパン−1,3−ジオール−2−アミ
ド、プロパノール−2−アミドが挙げられ、一般
式(c)で示される化合物のうち、好ましいも
のとしては、例えば PGD1、 PGD2、 16−メチル−PGD1、 16−メチル−PGD2、 16,16−ジメチル−PGD1、 16,16−ジメチル−PGD2、 17,20−ジメチル−PGD1、 17,20−ジメチル−PGD2、 15−(1−ブチルシクロブチル)−16,17,18,
19,20−ペンタノル−PGD1、 15−(1−ブチルシクロブチル)−16,17,18,
19,20−ペンタノル−PGD2、 15−シクロペンチル−16,17,18,19,20−ペ
タノル−PGD1、 15−シクロペンチル−16,
17,18,19,20−ペンタノル−PGD2、 15−(3−プロピルシクロペンチル)−16,17,
18,19,20−ペンタノル−PGD1、 15−(3−プロピルシクロペンチル)−16,17,
18,19,20−ペンタノル−PGD2、 15−(3−ブチルシクロペンチル)−16,17,
18,19,20−ペンタノル−PGD1、 15−(3−ブチルシクロペンチル)−16,17,
18,19,20−ペンタノル−PGD2、 15−(4−ブチルシクロブチル)−16,17,18,
19,20−ペンタノル−PGD1、 15−(4−ブチルシクロブチル)−16,17,18,
19,20−ペンタノル−PGD2、 16−フエニル−17,18,19,20−テトラノル−
PGD1、 16−フエニル−17,18,19,20−テトラノル−
PGD2、 16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル
−PGD1、 16−フエノキシ−17,18,19,20−テトラノル
−PGD2、 16−(3−クロロフエノキシ)−17,18,19,20
−テトラノル−PGD1、 16−(3−クロロフエノキシ)−17,18,19,20
−テトラノル−PGD2、 16−(3−トリフルオロメチルフエノキシ)−
17,18,19,20−テトラノル−PGD1、 16−(3−トリフルオロメチルフエノキシ)−
17,18,19,20−テトラノル−PGD2、 の相当するエタノールアミド、N−エチルエタノ
ールアミド、N−メチルエタノールアミド、2−
メチルプロパン−1,3−ジオール−2−アミ
ド、プロパノール−2−アミドが挙げられる。 以下、参考例および実施例により本発明を詳述
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお参考例および実施例中の
「mp」、「TLC」、「IR」、「NMR」および「Mass」
の記号は、おのおの「融点」、「薄層クロマトグラ
フイ」、「赤外吸収スペクトル」、「核磁気共鳴スペ
クトル」および「質量分析」を表わし、クロマト
グラフイによる分離の箇所に記載されている溶媒
の割合は、体積比を示し、「TLC」のカツコ内の
溶媒は展開溶媒を示し、「IR」は特別の記載が無
い場合は液膜法で測定し、「NMR」は特別の記
載が無い場合は重クロロホルム(CDCl3)溶液で
測定している。 参考例 1 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−11−ベンゾイ
ルオキシ−9−メタンスルホニルオキシ−15−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル アルゴン雰囲気下、乾燥塩化メチレン50mlに溶
かした(5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9−ヒド
ロキシ−11−ベンゾイルオキシ−15−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)プロスタ−5,13−ジ
エン酸メチルエステル(特開昭59−1463号明細書
の参考例2記載の方法により製造した。)2.8g
に、トリエチルアミン1.12ml及びメシルクロライ
ド0.58mlを−20℃で加え、同温度で15分間かきま
ぜた。反応混合液を氷水150ml中に注ぎ、ジエチ
ルエーテルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、乾燥後減圧濃縮して、次の物性値
を有する標題化合物3.23gを粗生成物として得
た。 TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1):Rf
=0.51; NMR:δ=8.1〜7.7(2H,m)、7.6〜7.1(3H,
m)、5.7〜4.9(6H,m)、3.7(3H,s)、3.0
(3H,s)。 参考例 2 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−11−ヒドロキ
シ−9−メタンスルホニルオキシ−15−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)プロスタ−5,
13−ジエン酸 メタノール133mlに溶かした11−ベンゾイル化
合物(参考例1で製造した。)3.23gに、水酸化
リチウム・1水和物12.6g、水19mlから成る懸濁
液を5℃で加え、同温度で2時間、さらに室温で
5時間かきまぜた。反応混合液を氷水300ml中に
注ぎ、1規定塩酸を加えてPH3に調整し酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗浄
し乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイ(n−ヘキサンと酢酸エチル
の混合液、次いで酢酸エチル)で精製して、次の
物性値を有する標題化合物2.01gを得た。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=30:6:1):Rf=0.44; NMR:δ=6.4〜5.6(2H,m)、5.7〜5.2(4H,
m)、5.15〜4.9(1H,m)、4.8〜4.6(1H,m)、
4.3〜3.1(4H,m)、3.0(3H,s); IR:ν=3650〜2400、2930、2860、1720、1340、
1170、970cm-1。 参考例 3 (5Z,9Z,13E)−(15α)−11−オキソ−15−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロスタ
−5,9,13−トリエン酸 アセトン12mlに溶かした9−メシル化合物(参
考例2で製造した。)1.24gに、ジヨーンズ試薬
を4.5mlを−30℃で滴下し、−20℃で20分間かきま
ぜた。反応混合液をジエチルエーテルで希釈し、
水及び飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後減圧濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イ(酢酸エチルとn−ヘキサンの混合液)で精製
して、次の物性値を有する標題化合物610mgを得
た。 TLC(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1):Rf
=0.27; NMR:δ=7.64〜7.52(1H,m)、6.22〜6.10
(1H,m)、5.7〜5.2(4H,m)、4.8〜4.6(1H,
m)、1.0〜0.8(3H,m); IR:ν=1715、1590、1020cm-1。 参考例 4 参考例1,2および3と同様にして、それぞれ
特開昭59−1463号明細書中の参考例2(b)、2(c)、
2(e)および2(a)記載の化合物から下記の物性値を
有する次の化合物を得た。 (a) (5Z,9Z,13E)−(15α,17α)−17,20−ジ
メチル−11−オキソ−15−(2−テトラヒドロ
ピラニルオキシ)プロスタ−5,9,13−トリ
エン酸 TLC(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1):Rf
=0.31; IR:ν=2940、1710、1590cm-1; NMR:δ=7.63〜7.52(1H,m)、6.21〜6.10
(1H,m)、5.7〜5.2(4H,m)、4.8〜4.6(1H,
m)、1.0〜0.8(6H,m)。 (b) (5Z,9Z,13E)−(15α)−16,18−エタノ
−20−メチル−11−オキソ−15−(2−テトラ
ヒドロピラニルオキシ)プロスタ−5,9,13
−トリエン酸 TLC(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1):Rf
=0.30; IR:ν=1713、1590cm-1; NMR:δ=7.64〜7.53(1H,m)、6.23〜6.10
(1H,m)、5.73〜5.20(4H,m)、4.8〜4.6
(1H,m)、1.0〜0.8(3H,m)。 (c) (5Z,9Z,13E)−(15α)−16−(3−クロロ
フエノキシ)−11−オキソ−15−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)−17,18,19,20−テト
ラノルプロスタ−5.9,13−トリエン酸 TLC(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1):Rf
=0.27; IR:ν=1715、1610、1590cm-1; NMR:δ=8.1〜7.8(2H,m)、7.6〜6.7(5H,
m)、6.2〜6.1(1H,m)、5.7〜5.2(4H,m)。 (d) (9Z,13E)−(15α)−11−オキソ−15−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)プロスタ−
9,13−ジエン酸 TLC(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1):Rf
=0.29; IR:ν=2940、1735、1715、1590cm-1; NMR:δ=7.62〜7.50(1H,m)、6.20〜6.10
(1H,m)、5.7〜5.4(2H,m)、4.8〜4.6(1H,
m)、1.0〜0.8(3H,m)。 参考例 5 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,15−ビス
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−11−ベン
ゾイルオキシプロスタ−5,13−ジエン酸メチ
ルエステル 窒素雰囲気下、塩化メチレン15mlに溶かした
(5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9−ヒドロキシ
−11−ベンゾイルオキシ−15−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシ)プロスタ−5,13−ジエン酸
(特開昭59−1463号明細書の参考例2記載の方法
により製造した。)3.77gに2,3−ジヒドロピ
ラン1mlを室温で滴下し、その後触媒量のp−ト
ルエンスルホン酸を加えて15分間かきまぜた後、
トリエチルアミン0.1mlを加え減圧濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ(溶出
溶媒、n−ヘキサンと酢酸エチルの混合液)で精
製し、次の物性値を有する標題化合物3.95gを得
た。 TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1):Rf
=0.45; NMR:δ=8.1〜7.9(2H,m)、7.6〜7.3(3H,
m)、5.7〜5.3(4H,m)、5.3〜5.0(1H,m)、
4.7〜4.4(2H,m)、3.7(3H,s)、0.8(3H,
t); IR:ν=2940、1735、1720、1450、1270、1110、
1020cm-1。 参考例 6 (5Z,13E)−(9α,11α,15α)−9,15−ビス
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−11−ヒド
ロキシプロスタ−5,13−ジエン酸 メタノール4.8mlに溶かした(5Z,13E)−(9α,
11α,15α)−9,15−ビス(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)−11−ベンゾイルオキシプロスタ
−5,13−ジエン酸メチルエステル(参考例5で
製造した。)500mgに2規定水酸化カリウム水溶液
1.6mlを加え、50℃で1.5時間かきまぜた後、5℃
に冷却し、1規定塩酸を加えてPHを2に調整し
た。反応混合液に氷水100mlを加えて酢酸エチル
で抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し
て、次の物性値を有する標題化合物483mgを粗生
成物として得た。得られた生成物は精製すること
なく次の反応に供した。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=2:1):Rf=
0.07。 参考例 7 (5Z,13E)−(11α,15α)−9,15−ビス(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)−11−オキソ
プロスタ−5,13−ジエン酸 アセトン10mlに溶かした(5Z,13E)−(9α,
11α,15α)−9,15−ビス(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)−11−ヒドロキシプロスタ−5,
13−ジエン酸(参考例6で製造した。)1.04gを
−30℃に冷却し、ジヨーンズ試薬(三酸化クロム
378mg、濃硫酸0.331ml及び水1.41mlから製造し
た。)を滴下し、同温度で30分間かきまぜた後、
イソプロピルアルコール1ml、続いて水100mlを
加えた。反応混合液をジエチルエーテル50ml3回
(合計150ml)で抽出し、抽出液を水及び飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイ(溶出溶媒、シクロヘキサン:酢酸エ
チル=2:1)で精製し次の物性値を有する標題
化合物652mgを得た。 TLC(ベンゼン:酢酸エチル=1:2):Rf=
0.7; NMR:δ=10.1(1H,s)、5.7〜5.2(4H,m)、
4.8〜4.5(2H,m)、1.0〜0.7(3H,m); Mass:m/e=436、418。 参考例 8 (5Z,9Z,12EZ,14EZ)−11−オキソプロス
タ−5,9,12,14−テトラエン酸 PGD2(特公昭54−32773号明細書中、実施例1
〔B〕記載の方法により製造した。)11mg、1規定
の塩酸0.28ml及びテトラヒドロフラン0.28mlの混
合液を20分間還流した後、ジエチルエーテル50ml
を加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイ(溶出溶媒、n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)で精製し、次の物性値
を有する標題化合物3mgを得た。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=30:6:1):Rf=0.62; NMR:δ=7.47(1H,dd)、6.96(1H,d)、6.46
〜6.15(3H,m)、5.55〜5.28(2H,m)、3.65〜
3.52(1H,m)、0.90(3H,t); IR:ν=3600〜2400、2920、1725、1700、1625
cm-1。 Mass:m/e=316。 参考例 9 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−(2−ヒドロキ
シエチル)−15−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−11−オキソプロスタ−5,9,13−ト
リエンアミド アルゴン雰囲気下、室温で(5Z,9Z,13E)−
(15α)−15−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
−11−オキソプロスタ−5,9,13−トリエン酸
(参考例3で製造した。)200mgを塩化メチレン10
mlに溶解した溶液にトリエチルアミン0.1mlを加
え、ついでクロロギ酸イソブチルエステル80μ
を滴下したのち、15分間かくはんした。この溶液
にエタノールアミン40μを加え、15分間かくは
んしたのち、塩化メチレンで希釈し、炭酸水素ナ
トリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ(溶出溶
媒;酢酸エチルとn−ヘキサンの混合液)で精製
し、下記の物性値を有する標題化合物175mgを得
た。収率79%。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.36; IR:ν=3320、1705、1650、1540、1240、1075、
1020、980cm-1; NMR:δ=7.6(1H,dd)、6.16(1H,dd)、5.2−
5.8(4H,m)、4.6−4.8(1H,m)、3.0−4.2
(7H,m)、2.73−3.0(1H,m)、2.6−2.73
(1H,m)、0.7−1.0(3H,m)。 参考例 10 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−(1,3−ジヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−
15−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−11−
オキソプロスタ−5,9,13−トリエンアミド アルゴン雰囲気下、室温で(5Z,9Z,13E)−
(15α)−15−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
−11−オキソプロスタ−5,9,13−トリエン酸
(参考例3で製造した。)250mgを塩化メチレン10
mlに溶解した溶液にトリエチルアミン125μを
加え、さらにクロロギ酸イソブチルエステル
100μを滴下したのち、15分間かくはんした。
この溶液に、2−アミノ−2−メチルプロパン−
1,3−ジオール95mgを加え、同温度で2時間か
くはんした。溶液に塩化メチレンを加えて希釈
し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イ(溶出溶媒;酢酸エチルとn−ヘキサンの混合
液)で精製し、下記の物性値を有する標題化合物
190mgを得た。収率63%。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.34; IR:ν=3350、1705、1645、1540、1450、1240、
980cm-1; NMR:δ=7.57(1H,dd)、6.1−6.2(1H,m)、
5.9〜6.1(1H,m)、5.3〜5.87(4H,m)、4.6〜
4.75(1H,m)、3.4〜4.2(7H,m)、2.75〜2.93
(1H,m)、2.6〜2.72(1H,m)、1.22(3H,
s)、0.8〜1.0(3H,m); Mass:m/e=505(M+)、487、474、456、421、
403、372、321。 参考例 11 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−15−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)−11−オキソプロスタ−
5,9,13−トリエンアミド アルゴン雰囲気下、室温で(5Z,9Z,13E)−
(15α)−15−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
−11−オキソプロスタ−5,9,13−トリエン酸
(参考例3で製造した。)250mgを塩化メチレン100
mlに溶解した溶液にトリエチルアミン125μを
加え、ついでクロロギ酸イソブチルエステル0.1
mlを加え、同温度で15分間かくはんした。この溶
液にN−エチルエタノールアミン88μを加え、
15分間かくはんしたのち、塩化メチレンで希釈
し、炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイ(溶出溶媒;酢酸エチルとn−ヘキサンの
混合液)で精製し、下記の物性値を有する標題化
合物249mgを得た。収率85%。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.47; IR:ν=3420、1705、1620、1440、1015、975cm
-1; NMR:δ=7.53〜7.66(1H,m)、6.09〜6.22
(1H,m)、5.3〜5.7(4H,m)、4.6〜4.76(1H,
m)、3.96〜4.15(1H,m)、3.58〜3.96(4H,
m)、3.28〜3.58(5H,m)、2.75〜2.92(1H,
m)、2.6〜2.7(1H,m)、1.19(3H,t)、0.8〜
1.0(3H,m); Mass:m/e=489(M+)、471、459、405、388、
387、305。 参考例 12 (5Z,9Z,13E)−(15α,17α)−N−エチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)−15−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−11−オキソ−17,
20−ジメチルプロスタ−5,9,13−トリエン
アミド 参考例9と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:(5Z,9Z,13E)−(15α,17α)−15−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−11−オキ
ソ−17,20−ジメチルプロスタ−5,9,13−
トリエン酸(参考例4(a)で製造した。)223mg。 収 量:220mg TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.48; IR:ν=3430、1705、1622cm-1; NMR:δ=7.56(1H,m)、6.14(1H,m)、5.7
−5.3(4H,m)、4.68(1H,m)、1.0〜0.8(6H,
m); Mass:m/e=517(M+)、499。 参考例 13 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−15−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)−11−オキソ−20−メチ
ル−16,18−エタノプロスタ−5,9,13−ト
リエンアミド 参考例9と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:(5Z,9Z,13E)−(15α)−15−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−20−メチル−
11−オキソ−16,18−エタノプロスタ−5,
9,13−トリエン酸(参考例4(b)で製造した。)
202mg 収 量:191mg TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.50; IR:ν=3430、1706、1620; NMR:δ=7.57(1H,m)、6.13(1H,m)、5.7
〜5.3(4H,m)、4.67(1H,m)、1.0〜0.8(3H,
m); Mass:m/e=529(M+)、511。 参考例 14 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−16−(3−クロロフ
エノキシ)−11−オキソ−15−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシ)−17,18,19,20−テトラ
ノルプロスタ−5,9,13−トリエンアミド 参考例9と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:(5Z,9Z,13E)−(15α)−16−(3−
クロロフエノキシ)−11−オキソ−15−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−17,18,19,20
−テトラノルプロスタ−5,9,13−トリエン
酸(参考例4(c)で製造した。)189mg。 収 量:162mg TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.46; IR:ν=3420、1705、1620、1600cm-1; NMR:δ=7.62(1H,dd)、7.30〜6.70(4H,
m)、6.20(1H,dd)、5.78〜5.30(4H,m)、
4.68(1H,m); Mass:m/e=559(M+)、543、541; 参考例 15 (9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)−15−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)−11−オキソプロスタ−9,13
−ジエンアミド 参考例9と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:(9Z,13E)−(15α)−15−(2−テトラ
ヒドロピラニルオキシ)−11−オキソプロスタ
−9,13−ジエン酸(参考例4(d)で製造した。)
163mg。 収 量:160mg。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.48; IR:ν=3420、1705、1602cm-1; NMR:δ=7.56(1H,m)、6.13(1H,m)、5.7
〜5.3(2H,m)、4.68(1H,m); Mass:m/e=491(M+)、473。 参考例 16 (5Z,13E)−N−エチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)−9,15−ビス(2−テトラヒドロ
ピラニルオキシ)−11−オキソプロスタ−5,
13−ジエンアミド 参考例9と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:(5Z,13E)−9,15−ビス(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−11−オキソプロス
タ−5,13−ジエン酸(参考例7で製造した。)
103mg。 収 量:90mg。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.43; IR:ν=3430、2930、1740、1645cm-1; NMR:δ=5.8〜5.3(4H,m)、4.8〜4.6(2H,
m)、1.0〜0.8(3H,m)。 実施例 1 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−(2−ヒドロキ
シエチル)−15−ヒドロキシ−11−オキソプロ
スタ−5,9,13−トリエンアミド(すなわ
ち、9−デオキシ−Δ9−PGD2エタノールアミ
ド) 参考例9で製造したPGD2アミド183mgをテト
ラヒドロフラン0.5mlに溶解し、この溶液に65%
酢酸5mlを加え、80℃で7分間かくはんした。放
冷したのち、溶液に酢酸エチルを加えて希釈し、
炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イ(溶出溶媒;酢酸エチルとメタノールの混合
液)で精製し、下記の物性値を有する標題化合物
108mgを得た。収率72%。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.16; IR:ν=3320、1700、1640、1240、1050、975cm
-1; NMR:δ=7.60(1H,dd)、6.18(1H,dd)、5.3
〜5.8(4H,m)、4.0〜4.2(1H,m)、3.70(2H,
t)、3.41(2H,t)、2.8〜2.95(1H,m)、2.6
〜2.75(1H,m)、0.8〜1.0(3H,m); Mass:m/e=377(M+)、359、288、277、170。 実施例 2 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−(1,3−ジヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−
15−ヒドロキシ−11−オキソプロスタ−5,
9,13−トリエンアミド(すなわち、9−デオ
キシ−Δ9−PGD2 2−メチル−1,3−プロ
パンジオール2−アミド) 参考例10で製造したPGD2アミド182mgをテト
ラヒドロフラン0.5mlに溶解した溶液に65%酢酸
5mlを加え、80℃で8分間かくはんした。放冷し
たのち、溶液に酢酸エチルを加えて希釈し、炭酸
水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
(溶出溶媒;酢酸エチルとメタノールの混合液)
で精製し、下記の物性値を有する標題化合物74mg
を得た。収率49%。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.10; IR:ν=3350、1700、1640、1540、1450、1245、
1040、975cm-1; NMR:δ=7.60(1H,dd)、6.16(1H,dd)、5.3
〜5.68(4H,m)、4.0〜4.2(1H,m)、3.52〜
3.76(4H,m)、2.8〜2.92(1H,m)、2.61〜
2.70(1H,m)、1.22(3H,s)、0.8〜1.0(3H,
m); Mass:m/e=421(M+)、403、390、372、354、
321。 実施例 3 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−15−ヒドロキシ−11
−オキソプロスタ−5,9,13−トリエンアミ
ド(すなわち9−デオキシ−Δ9−PGD2N−エ
チルエタノールアミド) 参考例11で製造したPGD2アミド230mgをテト
ラヒドロフラン0.5mlに溶解した溶液に65%酢酸
5mlを加え、80℃で8分間反応させた。放冷した
のち、溶液に酢酸エチルを加えて希釈し炭酸水素
ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ(溶出
溶媒;酢酸エチルとメタノールの混合液)で精製
し、下記の物性値を有する標題化合物133mgを得
た。収率70%。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.33; IR:ν=3410、1705、1620、1455、1240、1050、
965cm-1; NMR:δ=7.59(1H,dd)、6.14(1H,dd)、5.28
〜5.80(4H,m)、4.0〜4.2(1H,m)、3.64〜
3.85(2H,m)、3.27〜3.56(4H,m)、2.8〜
2.95(1H,m)、2.6〜2.73(1H,m)、1.18(3H,
t)、0.8〜1.0(3H,m); Mass:m/e=405(M+)、387、334、316、305。 実施例 4 (5Z,9Z,13E)−(15α,17α)−N−エチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)−17,20−ジメチ
ル−15−ヒドロキシプロスタ−5,9,13−ト
リエンアミド(すなわち、9−デオキシ−Δ9
−17,20−ジメチル−PGD2N−エチルエタノ
ールアミド) 実施例3と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:参考例12で製造したPGD2アミド217
mg。 収 量:120mg。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.34; IR:ν=3410、1706、1622; NMR:δ=7.60(1H,dd)、6.15(1H,dd)、5.80
〜5.26(4H,m)、1.0〜0.8(6H,m); Mass:m/e=433(M+)、415。 実施例 5 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−15−ヒドロキシ−11
−オキソ−20−メチル−16,18−エタノプロス
タ−5,9,13−トリエンアミド(すなわち、
9−デオキシ−Δ9−16,18−エタノ−20−メ
チル−PGD2N−エチルエタノールアミド) 実施例3と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:参考例13で製造したPGD2アミド184
mg。 収 量:110mg。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.35; IR:ν=3410、1706、1620cm-1; NMR:δ=7.59(1H,dd)、6.14(1H,dd)、5.82
−5.28(4H,m)、1.0〜0.8(3H,m); Mass:m/e=445(M+)、427。 実施例 6 (5Z,9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−16−(3−クロロフ
エノキシ)−15−ヒドロキシ−11−オキソ−17,
18,19,20−テトラノルプロスタ−5,9,13
−トリエンアミド(すなわち、9−デオキシ−
Δ9−16−(3−クロロフエノキシ)−17,18,
19,20−テトラノル−PGD2N−エチルエタノ
ールアミド) 実施例3と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:参考例14で製造したPGD2アミド151
mg 収 量:86mg TLC(クロロホレム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.30; IR:ν=3410、1705、1620、1600cm-1; NMR:δ=7.62(1H,dd)、7.30〜6.70(4H,
m)、6.20(1H,dd)、5.80〜5.30(4H,m); Mass:m/e=475(M+)、459、457。 実施例 7 (9Z,13E)−(15α)−N−エチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)−15−ヒドロキシ−11−オ
キソプロスタ−9,13−ジエンアミド(すなわ
ち、9−デオキシ−Δ9−PGD1N−エチルエタ
ノールアミド) 実施例3と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:参考例15で製造したPGD1アミド155
mg。 収 量:95mg TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.35; IR:ν=3410、1706、1602cm-1; NMR:δ=7.58(1H,dd)、6.13(1H,dd)、5.70
〜5.30(2H,m); Mass:m/e=407(M+)、389。 実施例 8 (5Z,13E)−N−エチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)−9,15−ジヒドロキシ−11−オキ
ソプロスタ−5,13−ジエンアミド(すなわ
ち、PGD2N−エチルエタノールアミド) 実施例3と同様の操作により、下記の物性値を
有する標題化合物を得た。 出発物質:参考例16で得たPGD2アミド82mg。 収 量:63mg。 IR:ν=3400、2925、1735、1620cm-1; NMR:δ=5.75−5.30(4H,m)、4.52〜4.42
(1H,m)、1.0〜0.8(3H,m)。 実施例 9 (5Z,9Z,12EZ,14EZ)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−11−オキソプロスタ
−5,9,12,14−テトラエンアミド(すなわ
ち、9,15−ジデオキシ−13,14−ジヒドロ−
Δ9,12,14−PGD2N−エタノールアミド) (5Z,9Z,12EZ,14EZ)−11−オキソプロス
タ−5,9,12,14−テトラエン酸(参考例8で
製造した。)316mgを塩化メチレン15mlに溶解した
溶液にトリエチルアミン0.2mlを加え、次にクロ
ロギ酸イソブチルエステル0.16mlを加え、かくは
んしたのち、N−エチルエタノールアミン0.16ml
を加え、更に15分間かくはんした。この溶液に塩
化メチレン150mlを加えて希釈し、炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイ(溶出溶媒;酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製し、下
記の物性値を有する標題化合物290mgを得た。 TLC(クロロホルム:テトラヒドロフラン:酢
酸=10:2:1):Rf=0.52; IR:ν=3430、2930、1695、1630cm-1; NMR:δ=7.55−7.44(1H,m)、6.95(1H,
d)、6.5〜6.2(3H,m)、1.0〜0.8(3H,m); Mass:m/e=387(M+)。 参考例 17 エタノール5mlに溶解した9−デオキシ−Δ9
−PGD2エタノールアミド(実施例1で製造し
た。)1gを微結晶セルロース5gによく混合し、
十分乾燥させた後、ステアリン酸マグネシウム
100mg、二酸化ケイ素20mg、タルク10mg、繊維素
グルコン酸カルシウム(ECG)200mgを加え、さ
らに微結晶セルロースを加えて全量を10gとし、
均一になるまでよく混合した後、常法により打錠
して、、一錠中に10mgの活性物質を含む錠剤100錠
を得た。 参考例 18 9−デオキシ−Δ9−PGD2エタノールアミド
(実施例1で製造した。)のα−シクロデキストリ
ンとβ−シクロデキストリンの包接化合物〔α−
シクロデキストリン2.4g及びβ−シクロデキス
トリン1gを水300mlに溶解させ、これにPGD2
エタノールアミド100mgを加えて十分にかきまぜ
た後減圧濃縮して製造した。〕を注射用蒸留水150
mlに溶解し、常法により無菌過し、5mlアンプ
ルに1.5mlずつ分注し、凍結乾燥することにより、
1アンプル中に1mgの活性物質を含む注射用固型
製剤100本を得た。 参考例 19 参考例17および18と同様にして、実施例2から
9で製造した化合物を有効成分として含有する錠
剤および注射用固型製剤を得た。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to novel prostaglandin D analogs. Prostaglandins are derivatives of prostaglandins with the following structure. Various types of prostaglandins are known, and the type depends on the structure and substituents of the alicyclic ring. For example, prostaglandin F (PGF),
The alicyclic rings of E (PGE) and D (PGD) each have the following structures. [Formula] [Formula] and [Formula] Dotted lines in the above structural formulas or other structural formulas herein indicate that the attached group is in the ring plane, in accordance with generally accepted nomenclature rules. The thick line 〓 indicates that the group attached to it is on the front side of the ring plane, that is, the β-configuration, and the wavy line indicates that the group attached to it is α- or β-configuration.
- configuration, or a mixture thereof. These compounds are subclassified according to the position of the double bond on the side chain at the 8th and 12th positions of the alicyclic ring. PG-1 compounds have a trans double bond (trans-Δ 13 ) between C 13 and C 14 , and PG-2 compounds have
It has a cis double bond between C5 and C6 and a trans double bond (cis- Δ5 , trans- Δ13 ) between C13 and C14 . For example, prostaglandin D 1 (PGD 1 )
and prostaglandin D 2 (PGD 2 ) are each represented by the following structural formula. as well as Furthermore, when one or more methylene groups are removed from the aliphatic group at position 12 of the cycloaliphatic ring of a prostaglandin, the compound becomes a nor-prostaglandin according to the general rules of organic compound nomenclature. The number of methylene groups removed is indicated by adding di- or tri- before the prefix "nor". Prostaglandins generally have pharmacological properties. For example, they have the effect of stimulating smooth muscle contraction, lowering blood pressure, diuresis, bronchodilation,
It has lipolysis inhibiting action, platelet aggregation inhibiting action, and gastric acid secretion inhibiting action. Therefore, it is effective in treating hypertension, thrombosis, asthma and gastrointestinal ulcers, inducing labor and abortion in pregnant mammals, preventing arteriosclerosis, and as a diuretic. They are fat-soluble substances that exist in very small amounts in each tissue that secretes prostaglandins into the living body of an animal. We believe that "natural" prostaglandins have pharmacological effects, or have stronger activity in one or more of their properties, or that "natural" prostaglandins have As a result of extensive research to discover new compounds with properties that have never been seen before,
A novel PGD in which the carboxyl group at position 1 of PGD 1 and PGD 2 is replaced by a substituted amide group [i.e., [formula] group (in the formula, R 1 and R 2 have the same meanings as below)] Similar compounds, compounds in which the hydroxyl group at position 9 of those compounds is dehydrated and a double bond is introduced between C 9 and C 10 , and furthermore, the hydroxyl group at position 15 of those compounds is also dehydrated, and the hydroxyl group at position 15 of those compounds is dehydrated, and the hydroxyl group at position 15 is dehydrated, ,
Contrary to the fact that new compounds with double bonds introduced between C12 - C13 and C14 - C15 do not have the pharmacological properties of "natural" prostaglandins, or have very weak pharmacological properties. discovered that the antitumor effect was surprisingly strong and completed the present invention. Several applications regarding PGD-like compounds have been filed so far. For example, as a compound in which the carboxylic acid moiety at position 1 of PGD 1 and PGD 2 is converted, methanesulfonyl amide compound (JP-A-51-1999-1)
See specification No. 131859. ), alcohol (JP-A-52-89648, JP-A-52-89649 and JP-A-52-
See specification No. 89650. ), amine body (JP-A-Sho
See specification No. 52-83351. ) ketone bodies (see the specification of JP-A-54-141751), etc.
There is no disclosure of the hydroxyalkylamide compound of the present invention, and more importantly, these compounds of the present invention have a novel action that has not been found at all in known PGD derivatives, that is, an antitumor action. At the point. The above-mentioned published specifications merely describe the pharmacological properties known to common prostaglandins, and there are no applications that focus on antitumor effects. Furthermore, several applications regarding PGD derivatives in which the hydroxyl group at the 9-position is dehydrated (9-deoxy-Δ 9 -PGD derivatives) have already been filed. For example, in the above-mentioned published specifications other than JP-A-51-131859, these 9-deoxy-Δ 9 -
There is a description of PGD derivatives. However, no 9-deoxy- Δ 9 -derivatives as included in the present invention are disclosed. Furthermore, the fact that these compounds of the present invention have antitumor activity is that
This is completely different from deoxy- Δ9 derivatives. Furthermore, among the compounds included in the compounds of the present invention, the hydroxyl groups at the 9- and 15-positions are dehydrated, resulting in C 9 -C 10
PGD derivatives ( 9,15 - dideoxy - 13,14
-dihydro- Δ9,12,14 -PGD derivatives) have not been found to date, and therefore these compounds are new compounds. That is, the present invention provides the general formula [In the formula, symbol [A] is the formula [formula] [formula] or (In each formula, the dashed line represents the α-configuration, the symbol 〓 represents the β-configuration, and the wavy line represents the α-configuration, β-configuration, or a mixture thereof.
The double bonds between C 12 and C 13 and between C 14 and C 15 are each independent, and each represents a trans configuration, a cis configuration, or a mixture thereof ;
The double bonds between C 9 and C 10 and C 13 and C 14 in formula () represent cis configuration and trans configuration, respectively.
The double bond between C13 - C14 represents a trans configuration. )
represents a group represented by Represents a straight chain or branched chain alkyl group having 2 to 6 carbon atoms substituted with a hydroxyl group, R 3 represents a single bond or a straight chain or branched alkylene group having 1 to 5 carbon atoms, and R 4 represents a straight chain or branched chain alkylene group having 1 to 5 carbon atoms. 1
-8 linear or branched alkyl group, unsubstituted or C4-7 cycloalkyl group substituted with at least one C1-8 straight-chain or branched alkyl group, or unsubstituted or at least 1
represents a phenyl group or phenoxy group substituted with halogen atoms, trifluoromethyl groups, or linear or branched alkyl groups having 1 to 4 carbon atoms. However, when R 3 represents a single bond, R 4 does not represent an unsubstituted or substituted phenoxy group. ] The present invention relates to a prostaglandin D-like compound shown in the following, or a cyclodextrin clathrate thereof. The compound represented by the general formula () has several asymmetric carbon atoms. For example, a compound in which [A] represents a group of formula () has at least 4 carbon atoms (i.e., 8-, 9-,
carbon atoms at positions 1 and 15) are asymmetric centers. Similarly, in the general formula (), compounds in which [A] represents a group represented by the formula () or () have at least two (i.e., carbon atoms at the 8th and 15th positions) and one (i.e., carbon atoms at the 8th and 15th positions), respectively. , carbon atom at position 8). Furthermore, when the alkyl group represented by R 1 is a branched chain, other asymmetric centers may occur.
However, the compound represented by the general formula () of the present invention also contains all isomers caused by asymmetric carbon atoms and mixtures thereof. In the general formula (), the number of carbon atoms represented by R 1 is 1
-4 alkyl groups include methyl, ethyl, propyl, butyl groups and isomers thereof, and preferred R 1 is a hydrogen atom, a methyl group or an ethyl group. In the general formula (), the alkyl group having 2 to 6 carbon atoms and substituted with 1 to 3 hydroxyl groups represented by R 2 includes hydroxyethyl, dihydroxyethyl, trihydroxyethyl, hydroxypropyl, dihydroxypropyl, trihydroxypropyl. , hydroxybutyl, dihydroxybutyl,
trihydroxybutyl, hydroxypentyl, dihydroxypentyl, trihydroxypentyl,
Hydroxyhexyl, dihydroxyhexyl, trihydroxyhexyl groups and their isomers are mentioned, and preferred R2 is 2-hydroxyethyl group, 1,1-bis(hydroxymethyl)ethyl group (i.e., 2-methylpropane-1, 3-diol-2-yl group) and 1-hydroxymethylethyl group (i.e., propanol-2-yl group). In the general formula (), the number of carbon atoms represented by R 3 is 1
Examples of the alkylene group of ~5 include methylene, ethylene, trimethylene, tetramethylene, pentamethylene groups, and isomers thereof, and R 3 is preferably a single bond, a methylene group, or an ethylene group. In the general formula (), the number of carbon atoms represented by R 4 is 1
-8 alkyl groups include methyl, ethyl, propyl, butyl, pentyl, hexyl, heptyl, octyl groups and isomers thereof, preferably unsubstituted or one or two methyl or A butyl group substituted with an ethyl group, a pentyl group or a hexyl group. In the general formula (), the substituted or unsubstituted cycloalkyl group represented by R 4 includes cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl and cycloheptyl groups, and one or more methyl, ethyl, propyl, butyl, pentyl, hexyl, Examples include cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, and cycloheptyl groups substituted with heptyl or octyl groups, preferably unsubstituted or substituted with one methyl, ethyl, propyl, or butyl group. , cyclopentyl group or cyclohexyl group. In the general formula (), the substituted or unsubstituted phenyl group or phenoxy group represented by R 4 includes phenyl, phenoxy, and one or more fluorine atoms, chlorine atoms, trifluoromethyl group, methyl group, and ethyl group. , a phenyl group or a phenoxy group substituted with a propyl group or a butyl group, preferably a phenyl group that is unsubstituted or substituted with one chlorine atom, trifluoromethyl group, methyl group or ethyl group; It is a phenoxy group. In the general formula (), preferred examples of R 3 -R 4 include butyl, pentyl, 1-methylpentyl,
2-methylpentyl, 3-methylpentyl, 1,
1-dimethylpentyl, 1-ethylpentyl, 2
-ethylpentyl, hexyl, 1-methylhexyl, 2-methylhexyl, 1-ethylhexyl,
2-ethylhexyl, heptyl, 2-methylheptyl, 2-ethylheptyl, cyclobutyl, 1-
Propylcyclobutyl, 1-butylcyclobutyl, 3-ethylcyclobutyl, 3-propylcyclobutyl, cyclopentyl, cyclopentylmethyl, 2-cyclopentylethyl, 3-ethylcyclopentyl, 3-propylcyclopentyl, 3-
Butylcyclopentyl, cyclohexyl, cyclohexylmethyl, 2-cyclohexylethyl, 4
-Methylcyclohexyl, 4-ethylcyclohexyl, 4-propylcyclohexyl, 4-butylcyclohexyl, benzyl, 2-phenylethyl, 4-methylbenzyl, 4-ethylbenzyl,
Phenoxymethyl, 2-phenoxyethyl, 3-
Chlorophenoxymethyl, 4-chlorophenoxymethyl, 3-trifluoromethylphenoxymethyl, 4-trifluoromethylphenoxymethyl,
Examples include 4-methylphenoxymethyl and 4-ethylphenoxymethyl. In the general formula (), X is preferably a cis-vinylene group or an ethylene group. Also, the symbol [A] in the general formula () is the formula ()
or (), the preferred configuration of the hydroxyl group at the 15th position is the α-configuration. Compounds included in the invention can be named as derivatives of PGD. For example, the formula included in the invention and described in Example 1 (All symbols have the same meanings as above.) A compound represented by the formula described in Example 8 (All symbols have the same meanings as above.) A compound represented by the formula described in Example 9 The compounds represented by are each 9-deoxy-
They can be named Δ9 - PGD2ethanolamide , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro- Δ9,12,14 - PGD2N-ethylethanolamide and PGD2N -ethyl-ethanolamide. Furthermore, the compound of the present invention has the following formula: Prostanamide indicated by
can be systematically named as derivatives of
In this case, the compounds represented by the above formulas (b-1), (a-1) and (c-1) are (5Z,
9Z, 13E)-(15α)-N-(2-hydroxyethyl)
-15-hydroxy-11-oxoprosta-5,
9,13-trienamide, (5Z, 9Z, 12EZ,
14EZ)-N-ethyl-(2-hydroxyethyl)-
11-oxoprosta-5,9,12,14-tetraenamide and (5Z,13E)-N-ethyl-N-
It can be named (2-hydroxyethyl)-9,15-dihydroxy-11-oxoprosta-5,13-dienamide. The compound of the present invention represented by the general formula () is a compound represented by the general formula (a), (b) and (c), that is, the compound represented by the general formula and (In each formula, all symbols represent the same meanings as above.) These compounds can be produced by the method described below. That is, according to the present invention, the compounds represented by the general formulas (b) and (c) each have the general formula (In the formula, R 5 represents a 2-tetrahydropyranyl group, a 2-tetrahydrofuranyl group, unsubstituted or substituted with at least one alkyl group, or a 1-tetrahydrofuranyl group.
It represents an ethoxyethyl group, preferably a 2-tetrahydropyranyl group, and the other symbols have the same meanings as above. ) and (In the formula, all symbols represent the same meanings as above, and two R 5 represent the same group.) It is obtained by hydrolyzing the compound represented by the following under acidic conditions. This hydrolysis reaction is carried out using (1) an aqueous solution of an organic acid such as acetic acid, propionic acid, oxalic acid, p-toluenesulfonic acid or hydrochloric acid;
In an aqueous solution of an inorganic acid such as sulfuric acid, phosphoric acid, preferably a water-miscible organic solvent, such as a lower alkanol such as methanol or ethanol (preferably methanol), or 1,2-dimethoxyethane, dioxane or tetrahydrofuran. (2) in an anhydrous lower alkanol such as methanol or ethanol, such as p-toluenesulfonic acid or trifluoroacetic acid, in the presence of an ether (preferably tetrahydrofuran) at a temperature from room temperature to 80°C (preferably at the reflux temperature of the solvent); It is carried out at temperatures of 10-45°C in the presence of organic acids. The hydrolysis is preferably carried out using a mixture of dilute hydrochloric acid and tetrahydrofuran, a mixture of dilute hydrochloric acid and methanol, a mixture of acetic acid, water and tetrahydrofuran, a mixture of phosphoric acid, water and tetrahydrofuran, or a mixture of p-toluenesulfonic acid and anhydrous methanol. It is done using liquid. Compounds represented by the general formulas () and () are each represented by the general formula (In the formula, all symbols have the same meanings as above.) Compounds represented by and general formula (In the formula, all symbols represent the same meanings as above and two R 5 represent the same group.) Synthesize the acid halide or acid anhydride of the compound represented by the formula, and combine the obtained compound with the general formula (In the formula, R 1 and R 2 have the same meanings as above.) A compound represented by the formula is prepared in an inert organic solvent such as methylene chloride, tetrahydrofuran, or N,N-dimethylformaldehyde at a temperature of 0°C to 40°C. Obtained by reaction. Preferably, it is carried out using chloroformic acid, isobutyl ester or trimethylacetyl chloride in methylene chloride in the presence of a base such as triethylamine at room temperature. The compound represented by the general formula (a) also has the general formula (In the formula, all symbols have the same meanings as above.) It can be obtained by reacting a compound represented by the following formula with a compound represented by the general formula (). This reaction is carried out in the same manner as the method for producing the compounds represented by the general formulas () and () from the compounds represented by the general formulas () and (), respectively. Compounds represented by general formulas (), () and () are disclosed in Japanese Patent Publication No. 52-42856 and Japanese Patent Publication No. 54-32773.
Although it can be produced by the method described in the specification, it can also be produced by a series of reaction steps shown in the following Scheme A. In formula A, R 6 represents an acyl group such as an acetyl group or a benzoyl group, R 7 represents an alkylsulfonyl group or an arylsulfonyl group such as a mesyl group or a tosyl group, and the other symbols have the same meanings as above. Each step in the diagram is performed by a known reaction, but to briefly explain, for example, step [a]
is carried out by selectively acylating the hydroxyl group attached to the 11th position of the compound represented by the general formula (XI). Such acylation is carried out in the presence of a tertiary amine such as pyridine, triethylamine in an inert organic solvent, such as methylene chloride or neat, at a temperature below room temperature, preferably at a temperature of -30 to -40°C. This is carried out using acyl chlorides or acid anhydrides such as benzoyl chloride. Step [b] is a process in which 2,3-dihydropyran, 2,3-dihydropyran, 2,3- It is carried out using dihydrofuran, ethyl vinyl ether, etc. at temperatures ranging from room temperature to -30°C. It is preferably carried out using 2,3-dihydropyran in methylene chloride in the presence of p-toluenesulfonate of pyridine or p-toluenesulfonic acid at room temperature. Step [c] involves the addition of mesyl chloride (i) in the presence of a tertiary amine such as pyridine or triethylamine in an inert organic solvent such as methylene chloride, or (ii) in pyridine at a temperature of -30°C to 50°C. This is carried out by reacting with an alkylsulfonyl chloride such as or an arylsulfonyl chloride such as tosyl chloride. Step [d] is lithium,
This is carried out by deacylation using an alkali metal hydroxide such as sodium or potassium at a temperature of 0 to 60°C. Step [e] converts a hydroxyl group to an oxo group, or
Alternatively, it is a reaction in which the OR 7 group is simultaneously eliminated and a double bond is formed between C 9 and C 10 . Such oxidation reactions are well known, for example: (a) "Organic Synthesis Chemistry Synthesis Edition 1" published by Nankodo, edited by Tetsuji Kametani, pages 176-206 (August 1, 1976)
or (b) “Compendium of Organic Synthetic” published by John Wiley & Sons, Inc. (USA).
Methods” Volume 1 (1971), Volume 2 (1974)
), Volume 3 (1977), Section 48 or 168
is described in detail. Particularly preferred oxidation under mild and neutral conditions is for example, dimethylsulfide-N-chlorosuccinimide complex, thioanisole-N-chlorosuccinimide complex, dimethylsulfide-chlorine complex, thioanisole-chlorine complex [the above, J.Am.Chem.Soc., 94 ,
7586 (1972)], dicyclohexylcarbodiimide-dimethyl sulfoxide complex [J.Am.
Chem.Soc., 87 , 5661 (1965)], pyridinium chlorochromate (C 5 H 5 NHCrO 3 Cl)
[See Tetrahedron Letters, 2647 (1975)],
Sulfuric anhydride-pyridine complex [J.Am.Chem.Soc.,
89, 5505 (1967)], chromyl chloride [J.Am.
Chem.Soc., 97 , 5929 (1975)], chromium trioxide-pyridine complex (e.g. Collins reagent),
This is carried out using John's reagent or chromic acid solution (manufactured from chromium trioxide, manganese sulfate, sulfuric acid and water), oxalic acid chloride and dimethyl sulfoxide (Swern oxidation), etc. Collins oxidation, John's oxidation or Swern oxidation are preferred. It is oxidation. Collins oxidation is carried out in a halogenated hydrocarbon such as chloroform, methylene chloride, or carbon tetrachloride at temperatures from room temperature to 0°C. Jones oxidation is usually carried out at temperatures below room temperature. Swan oxidation is carried out in halogenated hydrocarbons such as chloroform and methylene chloride from -50℃ to -
This is carried out by reacting at 60°C and then treating with triethylamine. Step [f] is a reaction in which the OR5 group is eliminated and a double bond is formed at the same time, using an inert organic solvent such as methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, diethyl ether, N,N-dimethylformamide, tetrahydrofuran, or the like. using an aqueous solution of an acid, for example an aqueous solution of an inorganic acid such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, sulfuric acid, phosphoric acid, or an organic acid such as acetic acid, propionic acid, oxalic acid, in a mixed solvent of two or more of the above, at the reflux temperature of the solvent. Manufactured by reaction. Preferably, this is carried out by refluxing 1N hydrochloric acid in tetrahydrofuran. The compound represented by the general formula (XI) is known per se, and is disclosed in Japanese Patent Application No. 109806/1983 as a compound represented by the general formula (). In addition, the compound represented by the general formula (a) can be obtained by subjecting the compound represented by the general formula (b), (c), () or () to the reaction of step [f] in the above-mentioned scheme A to obtain a hydroxyl group. Alternatively, it can also be produced by eliminating the OR 5 group and simultaneously forming a double bond. Prostaglandin D represented by general formula ()
The similar compound cyclodextrin clathrate is
It can be obtained by the method described in Japanese Patent No. 790979 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 47-39057 using α-, β- or γ-cyclodextrin or a mixture thereof. The stability of the prostaglandin D-like compound represented by the general formula () is increased by converting it into a cyclodextrin clathrate compound. Prostaglandin D represented by general formula ()
Similar compounds and their cyclodextrin clathrate compounds have pharmacological effects specific to prostaglandins, such as hypotensive action, platelet aggregation inhibitory action,
It has been found that the antitumor effect is surprisingly strong and the toxicity is extremely low, even though the effect of stimulating uterine muscle contractions and the effect of diarrhea are either absent or very weak. (There is no mention in the above-mentioned prior art specifications that these compounds have a strong antitumor effect.) Therefore, prostaglandin D-like compounds represented by the general formula () and their cyclodextrin clathrate compounds are highly effective for preventing, treating, and prolonging the survival of tumors, such as leukemia and solid cancer. It can be used as an ideal antitumor agent. For example, in a laboratory experiment, the compound of the present invention showed an excellent inhibitory effect in an in vitro growth inhibition test using human floor of mouth cancer cells (KB cells). The experimental method and results are shown below. Growth inhibition test using human floor of mouth cancer cells (KB cells) <Experimental method> KB cells were added to Eagle containing 10% calf bile serum.
Add to the MEM culture solution and increase the number of cells in the culture solution by 1x.
The ethanol solution of the compound of the present invention was adjusted to a final concentration of 5 μg /ml and lower (3 μg/ml).
After adding the cells so that the number of cells reached 100.degree. C.), the cells were cultured stationary at 37.degree. C. for 4 days. As a control, a cell culture medium to which 0.1% ethanol was added was also cultured in the same manner. After culturing, the cells were stained with trypan blue to measure the number of viable cells, and the IC 50 value (50% growth inhibitory concentration) was determined from the inhibition rate relative to the control. The results are shown in the table below. [Table] Prostaglandin D represented by general formula ()
Similar compounds and their cyclodextrin clathrates are usually administered systemically or locally, orally or parenterally, as antitumor agents. The dosage varies depending on age, body weight, symptoms, therapeutic effect, administration method, processing time, etc., but it is usually 5 mg to 500 mg per adult, once a day.
given once to several times or per adult,
The dose is administered parenterally, preferably intravenously, once to several times a day in the range of 500 μg to 50 mg. Of course, as mentioned above, the dosage varies depending on various conditions, so in some cases it may be sufficient to use a smaller amount than the above dosage range, and in other cases it may be necessary to exceed the above dosage range. Solid compositions for oral administration include tablets,
Includes powders, granules, etc. In such solid compositions, one or more active substances are present in at least one inert diluent, such as lactose, mannitol, dextrose, hydroxypropyl cellulose, microcrystalline cellulose, starch,
Polyvinylpyrrolidone is mixed with magnesium aluminate metasilicate. The compositions may contain additives other than inert diluents in conventional manner, such as lubricants such as magnesium stearate and disintegrants such as fibrin calcium gluconate. Tablets or pills may be coated with a film of gastric or enteric substances such as white sugar, gelatin, hydroxypropyl cellulose, hydroxypropyl methyl cellulose phthalate, or may be coated with two or more layers, if necessary. Additionally, the capsule may be made of an absorbable material such as gelatin. Liquid compositions for oral administration include pharmaceutically acceptable emulsions, solutions, suspensions, syrups, elixirs, etc., and commonly used inert diluents, such as purified water. , including ethanol. In addition to inert diluents, the compositions may also contain adjuvants such as wetting agents and suspending agents, sweetening agents, flavoring agents, aromatic agents, and preservatives. Other compositions for oral administration include sprays containing one or more active substances and formulated in a manner known per se. Injections for parenteral administration include sterile aqueous or non-aqueous solutions, suspensions, and emulsions. Examples of aqueous solutions and suspensions include distilled water for injection and physiological saline. Examples of non-aqueous solutions and suspensions include propylene glycol, polyethylene glycol, vegetable oils such as olive oil, alcohols such as ethanol,
Examples include polysorbate 80, gum arabic, and sodium alginate. Such compositions may further contain adjuvants such as preservatives, wetting agents, emulsifying agents, and dispersing agents. These are sterilized, for example, by filtration through bacteria-retaining filters, by incorporation of sterilizing agents, or by irradiation. They can also be prepared as sterile solid compositions and dissolved in sterile water or sterile injectable solvents before use. Other compositions for parenteral administration include:
External solutions containing one or more active substances and formulated in a manner known per se, liniments such as lozenges, suppositories for intrarectal administration and pettu saris for intracavitary administration, etc. are included. . Among the compounds represented by the general formula (a) included in the present invention, preferred are, for example, 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-
Δ 9,12,14 -PGD 1 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-
Δ 9,12,14 -PGD 2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
Methyl Δ 9,12,14 -PGD 1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
Methyl- Δ9,12,14 - PGD2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16,
16-dimethyl- Δ9,12,14 - PGD1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16,
16-dimethyl- Δ9,12,14 - PGD2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-17,
20-dimethyl- Δ9,12,14 - PGD1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-17,
20-dimethyl-Δ 9,12,14 -PGD2, 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(1-butylcyclobutyl)-16, 17, 18, 19, 20
-Pentanol-Δ 9,12,14 -PGD 1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(1-Butylcyclobutyl)-16, 17, 18, 19, 20
-Pentanol-Δ 9,12,14 -PGD 2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
Cyclopentyl-16,17,18,19,20pentanol- Δ9,12,14 - PGD1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
Cyclopentyl-16,17,18,19,20-pentanol- Δ9,12,14 - PGD2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(3-propylcyclopentyl)-16, 17, 18,
19,20-pentanol- Δ9,12,14 - PGD1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15
(3-propylcyclopentyl)-16, 17, 18,
19,20-Pentanol- Δ9,12,14 - PGD2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(3-butylcyclopentyl)-16, 17, 18, 19,
20-pentanol- Δ9,12,14 - PGD1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(3-butylcyclopentyl)-16, 17, 18, 19,
20-Pentanol- Δ9,12,14 - PGD2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(4-Butylcyclobutyl)-16, 17, 18, 19, 20
-Pentanol-Δ 9,12,14 -PGD 1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-15-
(4-Butylcyclobutyl)-16, 17, 18, 19, 20
-Pentanol-Δ 9,12,14 -PGD 2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
Phenyl-17,18,19,20-tetranol-
Δ 9,12,14 -PGD 1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
Phenyl-17,18,19,20-tetranol-
Δ 9,12,14 -PGD 2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
Phenoxy-17,18,19,20-tetranol-
Δ 9,12,14 -PGD 1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
Phenoxy-17,18,19,20-tetranol-
Δ 9,12,14 -PGD 2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
(3-chlorophenoxy)-17,18,19,20-tetranor- Δ9,12,14- PGD1 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
(3-chlorophenoxy)-17,18,19,20 - tetranorΔ9,12,14- PGD2 , 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-16-
(3-trifluoromethylphenoxy)-17, 18,
19,20-tetranor- Δ9,12,14 - PGD1 , 9,15-deoxy-13,14-dihydro-16-
(3-trifluoromethylphenoxy)-17, 18,
19,20-tetranol-Δ 9,12,14 -PGD 2 , corresponding ethanolamide, N-ethylethanolamide, N-methylethanolamide, 2-
Methylpropane-1,3-diol-2-amide and propanol-2-amide are mentioned, and among the compounds represented by the general formula (b), preferable ones include, for example, 9-deoxy-Δ 9 -PGD 1 , 9-deoxy- Δ9 - PGD2 , 9-deoxy-16-methyl- Δ9 - PGD1 , 9-deoxy-16-methyl-Δ9- PGD2 , 9 -deoxy-16,16-dimethyl-Δ 9
PGD 1 , 9-deoxy-16,16-dimethyl-Δ 9
PGD 2 , 9-deoxy-17,20-dimethyl-Δ 9
PGD 1 , 9-deoxy-17,20-dimethyl-Δ 9
PGD 2 , 9-deoxy-15-(1-butylcyclobutyl)
−16,17,18,19,20−Pentanol−Δ 9
PGD 1 , 9-deoxy-15-(1-butylcyclobutyl)
−16,17,18,19,20−Pentanol−Δ 9
PGD 2 , 9-deoxy-15-cyclopentyl-16,17,
18,19,20-pentanol- Δ9 - PGD1 , 9-deoxy-15-cyclopentyl-16,17,
18,19,20-pentanol- Δ9 - PGD2 , 9-deoxy-15-(3-propylcyclopentyl)-16,17,18,19,20-pentanol- Δ9-
PGD1 , 9-deoxy-15-(3-propylcyclopentyl)-16,17,18,19,20-pentanol- Δ9-
PGD2 , 9-deoxy-15-(3-butylcyclopentyl)-16,17,18,19,20-pentanol- Δ9-
PGD1 , 9-deoxy-15-(3-butylcyclopentyl)-16,17,18,19,20-pentanol- Δ9-
PGD 2 , 9-deoxy-15-(4-butylcyclobutyl)
−16,17,18,19,20−Pentanol−Δ 9
PGD 1 , 9-deoxy-15-(4-butylcyclobutyl)
−16,17,18,19,20−Pentanol−Δ 9
PGD2 , 9-deoxy-16-phenyl-17,18,19,20
-Tetranor- Δ9 - PGD1 , 9-deoxy-16-phenyl-17,18,19,20
-tetranol- Δ9 - PGD2 , 9-deoxy-16-phenoxy-17,18,19,
20-tetranol- Δ9 - PGD1 , 9-deoxy-16-phenoxy-17,18,19,
20-tetranor- Δ9 - PGD2 , 9-deoxy-16-(3-chlorophexy)-
17,18,19,20-tetranol- Δ9- PGD1 , 9-deoxy-16-(3-chlorophenoxy)-
17,18,19,20-tetranol- Δ9 - PGD2 , 9-deoxy-16-(3-trifluoromethylphenoxy)-17,18,19,20-tetranol- Δ9
-PGD 1 , 9-deoxy-16-(3-trifluoromethylphenoxy)-17,18,19,20-tetranol-Δ 9
-PGD 2 , corresponding ethanolamide, N-ethylethanolamide, N-methylethanolamide, 2-
Methylpropane-1,3-diol-2-amide and propanol-2-amide are mentioned, and among the compounds represented by the general formula (c), preferable ones include, for example, PGD 1 , PGD 2 , 16-methyl- PGD1 , 16-methyl- PGD2 , 16,16-dimethyl- PGD1 , 16,16-dimethyl- PGD2 , 17,20-dimethyl- PGD1 , 17,20-dimethyl- PGD2 , 15-(1 -butylcyclobutyl) -16, 17, 18,
19,20-pentanol-PGD 1 , 15-(1-butylcyclobutyl)-16,17,18,
19,20-pentanol- PGD2 , 15-cyclopentyl-16,17,18,19,20-petanol- PGD1 , 15-cyclopentyl-16,
17,18,19,20-pentanol-PGD 2 , 15-(3-propylcyclopentyl)-16,17,
18,19,20-pentanol-PGD 1 , 15-(3-propylcyclopentyl)-16,17,
18,19,20-pentanol-PGD 2 , 15-(3-butylcyclopentyl)-16,17,
18,19,20-pentanol-PGD 1 , 15-(3-butylcyclopentyl)-16,17,
18,19,20-pentanol-PGD 2 , 15-(4-butylcyclobutyl)-16,17,18,
19,20-pentanol-PGD 1 , 15-(4-butylcyclobutyl)-16,17,18,
19,20-pentanol-PGD 2 , 16-phenyl-17,18,19,20-tetranol-
PGD 1 , 16-phenyl-17,18,19,20-tetranol-
PGD2 , 16-phenoxy-17,18,19,20-tetranol- PGD1 , 16-phenoxy-17,18,19,20-tetranol- PGD2 , 16-(3-chlorophenoxy)-17,18 ,19,20
-tetranol-PGD 1 , 16-(3-chlorophenoxy)-17, 18, 19, 20
-Tetranol-PGD 2 , 16-(3-trifluoromethylphenoxy)-
17,18,19,20-tetranol-PGD 1 , 16-(3-trifluoromethylphenoxy)-
17,18,19,20-tetranol-PGD 2 , corresponding ethanolamide, N-ethylethanolamide, N-methylethanolamide, 2-
Examples include methylpropane-1,3-diol-2-amide and propanol-2-amide. Hereinafter, the present invention will be explained in detail with reference to Reference Examples and Examples, but the present invention is not limited to these Examples. In addition, "mp", "TLC", "IR", "NMR" and "Mass" in reference examples and examples.
The symbols represent "melting point,""thin layer chromatography,""infrared absorption spectrum,""nuclear magnetic resonance spectrum," and "mass spectrometry," respectively, and are listed in the section for separation by chromatography. The proportion of solvent indicates the volume ratio, the solvent in the box of "TLC" indicates the developing solvent, "IR" is measured by liquid film method unless otherwise specified, and "NMR" indicates that there is no special statement. If not available, measurements are made using deuterated chloroform (CDCl 3 ) solution. Reference example 1 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-11-benzoyloxy-9-methanesulfonyloxy-15-
(2-Tetrahydropyranyloxy)prosta-5,13-dienoic acid methyl ester (5Z,13E)-(9α,11α,15α)-9-hydroxy-11-benzoyl dissolved in 50 ml of dry methylene chloride under argon atmosphere. Oxy-15-(2-tetrahydropyranyloxy)prosta-5,13-dienoic acid methyl ester (manufactured by the method described in Reference Example 2 of JP-A-59-1463) 2.8 g
1.12 ml of triethylamine and 0.58 ml of mesyl chloride were added to the mixture at -20°C, and the mixture was stirred at the same temperature for 15 minutes. The reaction mixture was poured into 150 ml of ice water and extracted with diethyl ether. The extract was washed successively with water and saturated brine, dried and concentrated under reduced pressure to obtain 3.23 g of the title compound having the following physical properties as a crude product. obtained as. TLC (n-hexane: ethyl acetate = 2:1): Rf
= 0.51; NMR: δ = 8.1 to 7.7 (2H, m), 7.6 to 7.1 (3H,
m), 5.7-4.9 (6H, m), 3.7 (3H, s), 3.0
(3H, s). Reference example 2 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-11-hydroxy-9-methanesulfonyloxy-15-(2-
Tetrahydropyranyloxy)prostar-5,
13-Dienoic acid To 3.23 g of 11-benzoyl compound (produced in Reference Example 1) dissolved in 133 ml of methanol, a suspension consisting of 12.6 g of lithium hydroxide monohydrate and 19 ml of water was added at 5°C. The mixture was stirred at the same temperature for 2 hours and then at room temperature for 5 hours. The reaction mixture was poured into 300 ml of ice water, the pH was adjusted to 3 by adding 1N hydrochloric acid, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with water and saturated brine, dried, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (n-hexane and ethyl acetate mixture, then ethyl acetate) to obtain 2.01 g of the title compound having the following physical properties. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 30:6:1): Rf = 0.44; NMR: δ = 6.4-5.6 (2H, m), 5.7-5.2 (4H,
m), 5.15-4.9 (1H, m), 4.8-4.6 (1H, m),
4.3 ~ 3.1 (4H, m), 3.0 (3H, s); IR: ν = 3650 ~ 2400, 2930, 2860, 1720, 1340,
1170, 970cm -1 . Reference example 3 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-11-oxo-15-
(2-Tetrahydropyranyloxy)prosta-5,9,13-trienoic acid To 1.24 g of the 9-mesyl compound (produced in Reference Example 2) dissolved in 12 ml of acetone, add 4.5 ml of Johns reagent at -30°C. It was added dropwise and stirred at -20°C for 20 minutes. Dilute the reaction mixture with diethyl ether,
The mixture was washed successively with water and saturated brine, dried, and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (mixture of ethyl acetate and n-hexane) to obtain 610 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (ethyl acetate: n-hexane = 2:1): Rf
= 0.27; NMR: δ = 7.64-7.52 (1H, m), 6.22-6.10
(1H, m), 5.7~5.2 (4H, m), 4.8~4.6 (1H,
m), 1.0 to 0.8 (3H, m); IR: ν=1715, 1590, 1020 cm -1 . Reference Example 4 Similarly to Reference Examples 1, 2, and 3, Reference Examples 2(b), 2(c), and 2(c) in JP-A-59-1463, respectively,
The following compounds having the following physical properties were obtained from the compounds described in 2(e) and 2(a). (a) (5Z,9Z,13E)-(15α,17α)-17,20-dimethyl-11-oxo-15-(2-tetrahydropyranyloxy)prosta-5,9,13-trienoic acid TLC (acetic acid Ethyl:n-hexane=2:1):Rf
= 0.31; IR: ν = 2940, 1710, 1590 cm -1 ; NMR: δ = 7.63 to 7.52 (1H, m), 6.21 to 6.10
(1H, m), 5.7~5.2 (4H, m), 4.8~4.6 (1H,
m), 1.0-0.8 (6H, m). (b) (5Z,9Z,13E)-(15α)-16,18-ethano-20-methyl-11-oxo-15-(2-tetrahydropyranyloxy)prosta-5,9,13
-Trienoic acid TLC (ethyl acetate: n-hexane = 2:1): Rf
= 0.30; IR: ν = 1713, 1590 cm -1 ; NMR: δ = 7.64 to 7.53 (1H, m), 6.23 to 6.10
(1H, m), 5.73-5.20 (4H, m), 4.8-4.6
(1H, m), 1.0-0.8 (3H, m). (c) (5Z,9Z,13E)-(15α)-16-(3-chlorophenoxy)-11-oxo-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-17,18,19,20-tetranol Prostar-5.9,13-trienoic acid TLC (ethyl acetate: n-hexane = 2:1): Rf
= 0.27; IR: ν = 1715, 1610, 1590 cm -1 ; NMR: δ = 8.1 to 7.8 (2H, m), 7.6 to 6.7 (5H,
m), 6.2-6.1 (1H, m), 5.7-5.2 (4H, m). (d) (9Z,13E)-(15α)-11-oxo-15-(2
-tetrahydropyranyloxy)prostar-
9,13-dienoic acid TLC (ethyl acetate: n-hexane = 2:1): Rf
= 0.29; IR: ν = 2940, 1735, 1715, 1590 cm -1 ; NMR: δ = 7.62 to 7.50 (1H, m), 6.20 to 6.10
(1H, m), 5.7-5.4 (2H, m), 4.8-4.6 (1H,
m), 1.0-0.8 (3H, m). Reference example 5 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,15-bis(2-tetrahydropyranyloxy)-11-benzoyloxyprosta-5,13-dienoic acid methyl ester Chlorinated under nitrogen atmosphere (5Z,13E)-(9α,11α,15α)-9-hydroxy-11-benzoyloxy-15-(2-tetrahydropyranyloxy)prosta-5,13-dienoic acid (JP-A-Sho) dissolved in 15 ml of methylene. 1 ml of 2,3-dihydropyran was added dropwise to 3.77 g at room temperature, followed by adding a catalytic amount of p-toluenesulfonic acid and stirring for 15 minutes. rear,
0.1 ml of triethylamine was added and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of n-hexane and ethyl acetate) to obtain 3.95 g of the title compound having the following physical properties. TLC (n-hexane: ethyl acetate = 2:1): Rf
= 0.45; NMR: δ = 8.1 ~ 7.9 (2H, m), 7.6 ~ 7.3 (3H,
m), 5.7-5.3 (4H, m), 5.3-5.0 (1H, m),
4.7~4.4 (2H, m), 3.7 (3H, s), 0.8 (3H,
t); IR: ν=2940, 1735, 1720, 1450, 1270, 1110,
1020cm -1 . Reference example 6 (5Z, 13E)-(9α, 11α, 15α)-9,15-bis(2-tetrahydropyranyloxy)-11-hydroxyprosta-5,13-dienoic acid Dissolved in 4.8 ml of methanol (5Z , 13E) − (9α,
11α,15α)-9,15-bis(2-tetrahydropyranyloxy)-11-benzoyloxyprosta-5,13-dienoic acid methyl ester (produced in Reference Example 5) (500 mg) and 2N aqueous potassium hydroxide solution
Add 1.6ml and stir at 50℃ for 1.5 hours, then heat to 5℃
The mixture was cooled to pH 2, and 1N hydrochloric acid was added to adjust the pH to 2. 100 ml of ice water was added to the reaction mixture and extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with water and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure to obtain 483 mg of the title compound having the following physical properties. Obtained as product. The obtained product was subjected to the next reaction without being purified. TLC (benzene: ethyl acetate = 2:1): Rf =
0.07. Reference example 7 (5Z, 13E)-(11α, 15α)-9,15-bis(2
-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprosta-5,13-dienoic acid (5Z,13E)-(9α,
11α,15α)-9,15-bis(2-tetrahydropyranyloxy)-11-hydroxyprosta-5,
1.04 g of 13-dienoic acid (produced in Reference Example 6) was cooled to -30°C, and Johns reagent (chromium trioxide)
378 mg, 0.331 ml of concentrated sulfuric acid and 1.41 ml of water. ) was added dropwise and stirred at the same temperature for 30 minutes.
1 ml of isopropyl alcohol was added followed by 100 ml of water. The reaction mixture was extracted three times with 50 ml of diethyl ether (total 150 ml), and the extract was washed successively with water and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: cyclohexane:ethyl acetate = 2:1) to obtain 652 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (benzene: ethyl acetate = 1:2): Rf =
0.7; NMR: δ = 10.1 (1H, s), 5.7-5.2 (4H, m),
4.8-4.5 (2H, m), 1.0-0.7 (3H, m); Mass: m/e = 436, 418. Reference example 8 (5Z, 9Z, 12EZ, 14EZ)-11-oxoprosta-5,9,12,14-tetraenoic acid PGD 2 (Example 1 in the specification of Japanese Patent Publication No. 54-32773)
[B] Manufactured by the method described. ) 11 mg, 0.28 ml of 1N hydrochloric acid, and 0.28 ml of tetrahydrofuran were refluxed for 20 minutes, and then 50 ml of diethyl ether was added.
was added, washed with saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: n-hexane:ethyl acetate = 2:1) to obtain 3 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 30:6:1): Rf = 0.62; NMR: δ = 7.47 (1H, dd), 6.96 (1H, d), 6.46
~6.15 (3H, m), 5.55 ~ 5.28 (2H, m), 3.65 ~
3.52 (1H, m), 0.90 (3H, t); IR: ν = 3600 ~ 2400, 2920, 1725, 1700, 1625
cm -1 . Mass: m/e=316. Reference example 9 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-(2-hydroxyethyl)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprosta-5,9,13-trienamide Argon atmosphere Below, at room temperature (5Z, 9Z, 13E) −
(15α)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)
200 mg of -11-oxoprosta-5,9,13-trienoic acid (produced in Reference Example 3) was dissolved in methylene chloride 10
ml of solution, add 0.1 ml of triethylamine, then add 80 μl of chloroformic acid isobutyl ester.
was added dropwise, and then stirred for 15 minutes. After adding 40μ of ethanolamine to this solution and stirring for 15 minutes, it was diluted with methylene chloride, washed with an aqueous sodium bicarbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of ethyl acetate and n-hexane) to obtain 175 mg of the title compound having the following physical properties. Yield 79%. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.36; IR: ν = 3320, 1705, 1650, 1540, 1240, 1075,
1020, 980cm -1 ; NMR: δ = 7.6 (1H, dd), 6.16 (1H, dd), 5.2−
5.8 (4H, m), 4.6-4.8 (1H, m), 3.0-4.2
(7H, m), 2.73-3.0 (1H, m), 2.6-2.73
(1H, m), 0.7−1.0 (3H, m). Reference example 10 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-(1,3-dihydroxy-2-methylpropan-2-yl)-
15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-
Oxoprosta-5,9,13-trienamide (5Z,9Z,13E)- at room temperature under argon atmosphere
(15α)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)
250 mg of -11-oxoprosta-5,9,13-trienoic acid (produced in Reference Example 3) was dissolved in methylene chloride 10
Add 125μ of triethylamine to the solution dissolved in ml, and then add chloroformic acid isobutyl ester
After dropping 100μ, it was stirred for 15 minutes.
Add 2-amino-2-methylpropane-
95 mg of 1,3-diol was added and stirred at the same temperature for 2 hours. The solution was diluted with methylene chloride, washed with an aqueous sodium bicarbonate solution and brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of ethyl acetate and n-hexane) to obtain the title compound having the following physical properties.
Obtained 190mg. Yield 63%. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.34; IR: ν = 3350, 1705, 1645, 1540, 1450, 1240,
980cm -1 ; NMR: δ = 7.57 (1H, dd), 6.1−6.2 (1H, m),
5.9~6.1 (1H, m), 5.3~5.87 (4H, m), 4.6~
4.75 (1H, m), 3.4~4.2 (7H, m), 2.75~2.93
(1H, m), 2.6-2.72 (1H, m), 1.22 (3H,
s), 0.8 to 1.0 (3H, m); Mass: m/e = 505 (M + ), 487, 474, 456, 421,
403, 372, 321. Reference example 11 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-
(2-hydroxyethyl)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprosta-
5,9,13-trienamide (5Z,9Z,13E)- at room temperature under argon atmosphere
(15α)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)
250 mg of -11-oxoprosta-5,9,13-trienoic acid (produced in Reference Example 3) was added to 100 mg of methylene chloride.
Add 125μ of triethylamine to the solution dissolved in
ml and stirred at the same temperature for 15 minutes. Add 88μ of N-ethylethanolamine to this solution,
After stirring for 15 minutes, the mixture was diluted with methylene chloride, washed with an aqueous sodium bicarbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of ethyl acetate and n-hexane) to obtain 249 mg of the title compound having the following physical properties. Yield 85%. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.47; IR: ν = 3420, 1705, 1620, 1440, 1015, 975cm
-1 ; NMR: δ=7.53~7.66 (1H, m), 6.09~6.22
(1H, m), 5.3-5.7 (4H, m), 4.6-4.76 (1H,
m), 3.96-4.15 (1H, m), 3.58-3.96 (4H,
m), 3.28-3.58 (5H, m), 2.75-2.92 (1H,
m), 2.6-2.7 (1H, m), 1.19 (3H, t), 0.8-
1.0 (3H, m); Mass: m/e = 489 (M + ), 471, 459, 405, 388,
387, 305. Reference example 12 (5Z, 9Z, 13E)-(15α, 17α)-N-ethyl-
N-(2-hydroxyethyl)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxo-17,
20-Dimethylprosta-5,9,13-trienamide The title compound having the following physical properties was obtained by the same operation as in Reference Example 9. Starting material: (5Z, 9Z, 13E)-(15α, 17α)-15-
(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxo-17,20-dimethylprosta-5,9,13-
Trienoic acid (produced in Reference Example 4(a)) 223 mg. Yield: 220 mg TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.48; IR: ν = 3430, 1705, 1622 cm -1 ; NMR: δ = 7.56 (1H, m), 6.14 (1H, m), 5.7
-5.3 (4H, m), 4.68 (1H, m), 1.0~0.8 (6H,
m); Mass: m/e=517 (M + ), 499. Reference example 13 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-
(2-Hydroxyethyl)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxo-20-methyl-16,18-ethanoprosta-5,9,13-trienamide By the same operation as in Reference Example 9, The title compound having the following physical properties was obtained. Starting material: (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-15-(2-
Tetrahydropyranyloxy)-20-methyl-
11-oxo-16,18-ethanoprosta-5,
9,13-trienoic acid (produced in Reference Example 4(b))
202mg Yield: 191mg TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.50; IR: ν = 3430, 1706, 1620; NMR: δ = 7.57 (1H, m), 6.13 (1H, m) ), 5.7
~5.3 (4H, m), 4.67 (1H, m), 1.0 ~ 0.8 (3H,
m); Mass: m/e=529 (M + ), 511. Reference example 14 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-
(2-hydroxyethyl)-16-(3-chlorophenoxy)-11-oxo-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-17,18,19,20-tetranorprosta-5,9,13- Trienamide By the same operation as in Reference Example 9, the title compound having the following physical properties was obtained. Starting material: (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-16-(3-
chlorophenoxy)-11-oxo-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-17, 18, 19, 20
-tetranorprosta-5,9,13-trienoic acid (produced in Reference Example 4(c)) 189 mg. Yield: 162 mg TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.46; IR: ν = 3420, 1705, 1620, 1600 cm -1 ; NMR: δ = 7.62 (1H, dd), 7.30 ~ 6.70 (4H,
m), 6.20 (1H, dd), 5.78-5.30 (4H, m),
4.68 (1H, m); Mass: m/e = 559 (M + ), 543, 541; Reference example 15 (9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-(2-
hydroxyethyl)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprost-9,13
-Dienamide The title compound having the following physical properties was obtained by the same operation as in Reference Example 9. Starting material: (9Z,13E)-(15α)-15-(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprosta-9,13-dienoic acid (produced in Reference Example 4(d))
163mg. Yield: 160mg. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.48; IR: ν = 3420, 1705, 1602 cm -1 ; NMR: δ = 7.56 (1H, m), 6.13 (1H, m), 5.7
~5.3 (2H, m), 4.68 (1H, m); Mass: m/e = 491 (M + ), 473. Reference example 16 (5Z, 13E)-N-ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-9,15-bis(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprosta-5,
13-Dienamide The title compound having the following physical properties was obtained by the same operation as in Reference Example 9. Starting material: (5Z,13E)-9,15-bis(2-tetrahydropyranyloxy)-11-oxoprosta-5,13-dienoic acid (produced in Reference Example 7).
103mg. Yield: 90mg. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.43; IR: ν = 3430, 2930, 1740, 1645 cm -1 ; NMR: δ = 5.8 to 5.3 (4H, m), 4.8 to 4.6 ( 2H,
m), 1.0-0.8 (3H, m). Example 1 (5Z,9Z,13E)-(15α)-N-(2-hydroxyethyl)-15-hydroxy-11-oxoprost-5,9,13-trienamide (i.e. 9-deoxy- Δ9 -PGD 2 ethanolamide) 183 mg of PGD 2 amide produced in Reference Example 9 was dissolved in 0.5 ml of tetrahydrofuran, and 65%
5 ml of acetic acid was added and stirred at 80°C for 7 minutes. After cooling, the solution was diluted with ethyl acetate.
It was washed with an aqueous sodium hydrogen carbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of ethyl acetate and methanol) to obtain the title compound having the following physical properties.
Obtained 108mg. Yield 72%. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.16; IR: ν = 3320, 1700, 1640, 1240, 1050, 975cm
-1 ; NMR: δ=7.60 (1H, dd), 6.18 (1H, dd), 5.3
~5.8 (4H, m), 4.0 ~ 4.2 (1H, m), 3.70 (2H,
t), 3.41 (2H, t), 2.8-2.95 (1H, m), 2.6
~2.75 (1H, m), 0.8 ~ 1.0 (3H, m); Mass: m/e = 377 (M + ), 359, 288, 277, 170. Example 2 (5Z,9Z,13E)-(15α)-N-(1,3-dihydroxy-2-methylpropan-2-yl)-
15-hydroxy-11-oxoprosta-5,
9,13-trienamide (i.e., 9-deoxy- Δ 9 -PGD 2 2-methyl-1,3-propanediol 2-amide) A solution of 182 mg of PGD 2 amide produced in Reference Example 10 dissolved in 0.5 ml of tetrahydrofuran. 5 ml of 65% acetic acid was added to the mixture, and the mixture was stirred at 80°C for 8 minutes. After cooling, the solution was diluted with ethyl acetate, washed with an aqueous sodium bicarbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was subjected to silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of ethyl acetate and methanol).
74mg of the title compound having the following physical properties
I got it. Yield 49%. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.10; IR: ν = 3350, 1700, 1640, 1540, 1450, 1245,
1040, 975cm -1 ; NMR: δ = 7.60 (1H, dd), 6.16 (1H, dd), 5.3
~5.68 (4H, m), 4.0~4.2 (1H, m), 3.52~
3.76 (4H, m), 2.8~2.92 (1H, m), 2.61~
2.70 (1H, m), 1.22 (3H, s), 0.8~1.0 (3H,
m); Mass: m/e=421 (M + ), 403, 390, 372, 354,
321. Example 3 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-
(2-hydroxyethyl)-15-hydroxy-11
-Oxoprosta-5,9,13-trienamide (i.e. 9-deoxy-Δ 9 -PGD 2 N-ethylethanolamide) 65% in a solution of 230 mg of PGD 2 amide prepared in Reference Example 11 dissolved in 0.5 ml of tetrahydrofuran. 5 ml of acetic acid was added and reacted at 80°C for 8 minutes. After cooling, the solution was diluted with ethyl acetate, washed with an aqueous sodium bicarbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: a mixture of ethyl acetate and methanol) to obtain 133 mg of the title compound having the following physical properties. Yield 70%. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.33; IR: ν = 3410, 1705, 1620, 1455, 1240, 1050,
965cm -1 ; NMR: δ = 7.59 (1H, dd), 6.14 (1H, dd), 5.28
~5.80 (4H, m), 4.0 ~ 4.2 (1H, m), 3.64 ~
3.85 (2H, m), 3.27~3.56 (4H, m), 2.8~
2.95 (1H, m), 2.6-2.73 (1H, m), 1.18 (3H,
t), 0.8-1.0 (3H, m); Mass: m/e = 405 (M + ), 387, 334, 316, 305. Example 4 (5Z, 9Z, 13E)-(15α, 17α)-N-ethyl-
N-(2-hydroxyethyl)-17,20-dimethyl-15-hydroxyprosta-5,9,13-trienamide (i.e. 9-deoxy- Δ9
-17,20-dimethyl-PGD 2 N-ethylethanolamide) By the same operation as in Example 3, the title compound having the following physical properties was obtained. Starting material: PGD 2 amide 217 produced in Reference Example 12
mg. Yield: 120mg. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.34; IR: ν = 3410, 1706, 1622; NMR: δ = 7.60 (1H, dd), 6.15 (1H, dd), 5.80
~5.26 (4H, m), 1.0 ~ 0.8 (6H, m); Mass: m/e = 433 (M + ), 415. Example 5 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-
(2-hydroxyethyl)-15-hydroxy-11
-oxo-20-methyl-16,18-ethanoprosta-5,9,13-trienamide (i.e.
9-deoxy-Δ 9 -16,18-ethano-20-methyl-PGD 2 N-ethylethanolamide) The title compound having the following physical properties was obtained by the same operation as in Example 3. Starting material: PGD 2 amide 184 produced in Reference Example 13
mg. Yield: 110mg. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.35; IR: ν = 3410, 1706, 1620 cm -1 ; NMR: δ = 7.59 (1H, dd), 6.14 (1H, dd), 5.82
−5.28 (4H, m), 1.0 to 0.8 (3H, m); Mass: m/e = 445 (M + ), 427. Example 6 (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-ethyl-N-
(2-hydroxyethyl)-16-(3-chlorophenoxy)-15-hydroxy-11-oxo-17,
18,19,20-tetranorprosta-5,9,13
-trienamide (i.e. 9-deoxy-
Δ 9 -16-(3-chlorophenoxy)-17, 18,
19,20-tetranol-PGD 2 N-ethylethanolamide) By the same operation as in Example 3, the title compound having the following physical properties was obtained. Starting material: PGD 2 amide 151 produced in Reference Example 14
mg Yield: 86 mg TLC (chlorophorem:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.30; IR: ν = 3410, 1705, 1620, 1600 cm -1 ; NMR: δ = 7.62 (1H, dd), 7.30 ~6.70 (4H,
m), 6.20 (1H, dd), 5.80-5.30 (4H, m); Mass: m/e = 475 (M + ), 459, 457. Example 7 (9Z,13E)-(15α)-N-ethyl-N-(2-
Hydroxyethyl)-15-hydroxy-11-oxoprosta-9,13-dienamide (i.e., 9-deoxy-Δ 9 -PGD 1 N-ethylethanolamide) By the same operation as in Example 3, the following physical properties were obtained. The title compound was obtained. Starting material: PGD 1 amide 155 produced in Reference Example 15
mg. Yield: 95 mg TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.35; IR: ν = 3410, 1706, 1602 cm -1 ; NMR: δ = 7.58 (1H, dd), 6.13 (1H, dd), 5.70
~5.30 (2H, m); Mass: m/e = 407 (M + ), 389. Example 8 (5Z,13E)-N-Ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-9,15-dihydroxy-11-oxoprosta-5,13-dienamide (i.e., PGD 2 N-ethylethanolamide) Performed By the same operation as in Example 3, the title compound having the following physical properties was obtained. Starting material: 82 mg of PGD 2 amide obtained in Reference Example 16. Yield: 63mg. IR: ν=3400, 2925, 1735, 1620 cm -1 ; NMR: δ=5.75−5.30 (4H, m), 4.52–4.42
(1H, m), 1.0-0.8 (3H, m). Example 9 (5Z, 9Z, 12EZ, 14EZ)-N-ethyl-N-
(2-Hydroxyethyl)-11-oxoprosta-5,9,12,14-tetraenamide (i.e. 9,15-dideoxy-13,14-dihydro-
Δ9,12,14 - PGD2N -ethanolamide) (5Z,9Z,12EZ,14EZ)-11-oxoprosta-5,9,12,14-tetraenoic acid (produced in Reference Example 8) 316 mg Add 0.2 ml of triethylamine to a solution dissolved in 15 ml of methylene chloride, then add 0.16 ml of chloroformic acid isobutyl ester, stir, and then add 0.16 ml of N-ethylethanolamine.
was added and stirred for an additional 15 minutes. This solution was diluted by adding 150 ml of methylene chloride, washed with an aqueous sodium bicarbonate solution and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: ethyl acetate:n-hexane=1:2) to obtain 290 mg of the title compound having the following physical properties. TLC (chloroform:tetrahydrofuran:acetic acid = 10:2:1): Rf = 0.52; IR: ν = 3430, 2930, 1695, 1630 cm -1 ; NMR: δ = 7.55-7.44 (1H, m), 6.95 (1H,
d), 6.5-6.2 (3H, m), 1.0-0.8 (3H, m); Mass: m/e = 387 (M + ). Reference example 17 9-deoxy-Δ 9 dissolved in 5 ml of ethanol
- 1 g of PGD 2 ethanolamide (produced in Example 1) was mixed well with 5 g of microcrystalline cellulose,
After sufficient drying, magnesium stearate
Add 100mg of silicon dioxide, 20mg of silicon dioxide, 10mg of talc, 200mg of cellulose calcium gluconate (ECG), and further add microcrystalline cellulose to make the total amount 10g.
After mixing thoroughly until homogeneous, the mixture was compressed in a conventional manner to obtain 100 tablets containing 10 mg of active substance in each tablet. Reference Example 18 Inclusion compound of α- cyclodextrin and β-cyclodextrin [α-
Dissolve 2.4 g of cyclodextrin and 1 g of β-cyclodextrin in 300 ml of water, and add PGD 2 to this.
The mixture was prepared by adding 100 mg of ethanolamide, stirring thoroughly, and then concentrating under reduced pressure. ] Distilled water for injection 150
ml, sterilized by standard methods, dispensed into 5 ml ampoules in 1.5 ml portions, and freeze-dried.
100 solid preparations for injection containing 1 mg of active substance in 1 ampoule were obtained. Reference Example 19 In the same manner as Reference Examples 17 and 18, tablets and solid preparations for injection containing the compounds produced in Examples 2 to 9 as active ingredients were obtained.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、記号〔A〕は、式 【式】 【式】または (各式中、破線はα−配置を表わし、記号〓は
β−配置を表わし、波線は、α−配置、β−配置
またはそれらの混合物を表わし、式()中の
C12−C13間およびC14−C15間の二重結合はそれぞ
れ独立したものであつて、各々トランス配置、シ
ス配置またはそれらの混合物を表わし、C9−C10
間の二重結合は、シス配置を表わし、式()中
のC9−C10とC13−C14間の二重結合は各々シス配
置およびトランス配置を表わし、式()中の
C13−C14間の二重結合はトランス配置を表わす。)
で示される基を表わし、Xはエチレン基またはシ
ス−ビニレン基を表わし、R1は水素原子または
炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
わし、R2は1〜3個の水酸基で置換された炭素
数2〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基を表わ
し、R3は単結合または炭素数1〜5の直鎖また
は分枝鎖アルキレン基を表わし、R4は炭素数1
〜8の直鎖または分枝鎖アルキル基、無置換また
は少なくとも1個の炭素数1〜8の直鎖または分
枝鎖アルキル基で置換された炭素数4〜7のシク
ロアルキル基、または無置換または少なくとも1
個のハロゲン原子、トリフルオロメチル基、また
は炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基で
置換されたフエニル基またはフエノキシ基を表わ
す。ただし、R3が単結合を表わす場合、R4は無
置換または置換のフエノキシ基を表わさないもの
とする。] で示されるプロスタグランジンD類似化合物、ま
たはそれらのシクロデキストリン包接化合物。 2 一般式 (式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項
記載と同じ意味を表わす。) で示される特許請求の範囲第1項記載のプロスタ
グランジン類似化合物、またはそれらのシクロデ
キストリン包接化合物。 3 一般式 (式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項
記載と同じ意味を表わす。) で示される特許請求の範囲第1項記載のプロスタ
グランジンD類似化合物、またはそれらのシクロ
デキストリン包接化合物。 4 一般式 (式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項
記載と同じ意味を表わす。) で示される特許請求の範囲第1項記載のプロスタ
グランジンD類似化合物、またはそれらのシクロ
デキストリン包接化合物。 5 R1が水素原子、メチル基またはエチル基で
ある特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
かの項に記載の化合物。 6 R2が2−ヒドロキシメチル基、1,1−ビ
ス(ヒドロキシメチル)エチル基または1−ヒド
ロキシメチルエチル基である特許請求の範囲第1
項ないし第5項のいずれかの項に記載の化合物。 7 R4が無置換であるか、あるいは1個または
2個のメチル基またはエチル基で置換されたブチ
ル、ペンチルまたはヘキシル基である特許請求の
範囲第1項ないし第6項のいずれかの項に記載の
化合物。 8 R4が無置換であるか、あるいは1個のメチ
ル基、エチル基またはブチル基で置換されたシク
ロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル
基である特許請求の範囲第1項ないし第6項のい
ずれかの項に記載の化合物。 9 R4が無置換であるか、あるいは1個の塩素
原子、トリフルオロメチル基、メチル基またはエ
チル基で置換されたフエニルまたはフエノキシ基
である特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
れかの項に記載の化合物。 10 化合物が(5Z,9Z,12EZ,14EZ)−N−
エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−11−オキ
ソプロスタ−5,9,12,14−テトラエンアミド
である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 11 化合物が(5Z,9Z,13E)−(15α)−N−
(2−ヒドロキシエチル)−11−オキソプロスタ−
5,9,11−トリエンアミドである特許請求の範
囲第1項記載の化合物。 12 化合物が(5Z,9Z,13E)−(15α)−N−
(1,3−ジヒドロキシ−3−メチルプロパン−
2−イル)−15−ヒドロキシ−11−オキソプロス
タ−5,9,13−トリエンアミドである特許請求
の範囲第1項記載の化合物。 13 化合物が(5Z,9Z,13E)−(15α)−N−
エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−15−ヒド
ロキシ−11−オキソプロスタ−5,9,13−トリ
エンアミドである特許請求の範囲第1項記載の化
合物。 14 化合物が(9Z,13E)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−15−ヒドロキシ−11−
オキソプロスタ−9,13−ジエンアミドである特
許請求の範囲第1項記載の化合物。 15 化合物が(5Z,9Z,13E)−(15α,17α)−
N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−15−
ヒドロキシ−17,20−ジメチルプロスタ−5,
9,13−トリエンアミドである特許請求の範囲第
1項記載の化合物。 16 化合物が(5Z,9Z,13E)−(15α)−N−
エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−15−ヒド
ロキシ−11−オキソ−20−メチル−16,18−エタ
ノプロスタ−5,9,13−トリエンアミドである
特許請求の範囲第1項記載の化合物。 17 化合物が(5Z,9Z,13E)−(15α)−N−
エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−16−(3
−クロロフエノキシ)−15−ヒドロキシ−11−オ
キソ−17,18,19,20−テトラノルプロスタ−
5,9,13−トリエンアミドである特許請求の範
囲第1項記載の化合物。 18 化合物が(5Z,13E)−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−9,15−ジヒドロキシ
−11−オキソプロスタ−5,13−ジエンアミドで
ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。
[Claims] 1. General formula [In the formula, symbol [A] is the formula [formula] [formula] or (In each formula, the dashed line represents the α-configuration, the symbol 〓 represents the β-configuration, and the wavy line represents the α-configuration, β-configuration, or a mixture thereof.
The double bonds between C 12 and C 13 and between C 14 and C 15 are each independent, and each represents a trans configuration, a cis configuration, or a mixture thereof ;
The double bond between C 9 - C 10 and C 13 - C 14 in formula () represents a cis configuration and a trans configuration, respectively.
The double bond between C13 - C14 represents a trans configuration. )
represents a group represented by Represents a straight chain or branched chain alkyl group having 2 to 6 carbon atoms substituted with a hydroxyl group, R 3 represents a single bond or a straight chain or branched alkylene group having 1 to 5 carbon atoms, and R 4 represents a straight chain or branched chain alkylene group having 1 to 5 carbon atoms. 1
-8 linear or branched alkyl group, unsubstituted or C4-7 cycloalkyl group substituted with at least one C1-8 straight-chain or branched alkyl group, or unsubstituted or at least 1
represents a phenyl group or phenoxy group substituted with halogen atoms, trifluoromethyl groups, or linear or branched alkyl groups having 1 to 4 carbon atoms. However, when R 3 represents a single bond, R 4 does not represent an unsubstituted or substituted phenoxy group. ] A prostaglandin D analog compound or a cyclodextrin clathrate compound thereof. 2 General formula (In the formula, all symbols have the same meanings as described in claim 1.) A prostaglandin analog compound according to claim 1, or a cyclodextrin clathrate thereof. 3 General formula (In the formula, all symbols have the same meanings as described in claim 1.) A prostaglandin D analogue compound according to claim 1, or a cyclodextrin clathrate compound thereof . 4 General formula (In the formula, all symbols have the same meanings as described in claim 1.) A prostaglandin D analogue compound according to claim 1, or a cyclodextrin clathrate compound thereof . 5. The compound according to any one of claims 1 to 4, wherein R 1 is a hydrogen atom, a methyl group, or an ethyl group. 6 Claim 1 in which R 2 is a 2-hydroxymethyl group, a 1,1-bis(hydroxymethyl)ethyl group, or a 1-hydroxymethylethyl group
A compound according to any one of Items 1 to 5. 7. Any one of claims 1 to 6, wherein R 4 is unsubstituted or a butyl, pentyl, or hexyl group substituted with one or two methyl or ethyl groups. Compounds described in. 8. Any one of claims 1 to 6, wherein R 4 is unsubstituted or a cyclobutyl, cyclopentyl, or cyclohexyl group substituted with one methyl group, ethyl group, or butyl group. Compounds described in. 9. Any of claims 1 to 6, wherein R 4 is unsubstituted or a phenyl or phenoxy group substituted with one chlorine atom, trifluoromethyl group, methyl group, or ethyl group. Compounds described in the above section. 10 The compound is (5Z, 9Z, 12EZ, 14EZ)-N-
The compound according to claim 1, which is ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-11-oxoprost-5,9,12,14-tetraenamide. 11 The compound is (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-
(2-hydroxyethyl)-11-oxoprosta-
The compound according to claim 1, which is a 5,9,11-trienamide. 12 The compound is (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-
(1,3-dihydroxy-3-methylpropane-
2-yl)-15-hydroxy-11-oxoprost-5,9,13-trienamide. 13 The compound is (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-
The compound according to claim 1, which is ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-15-hydroxy-11-oxoprost-5,9,13-trienamide. 14 The compound is (9Z,13E)-N-ethyl-N-
(2-hydroxyethyl)-15-hydroxy-11-
The compound according to claim 1, which is oxoprosta-9,13-dienamide. 15 The compound is (5Z, 9Z, 13E)-(15α, 17α)-
N-ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-15-
Hydroxy-17,20-dimethylprosta-5,
The compound according to claim 1, which is a 9,13-trienamide. 16 The compound is (5Z,9Z,13E)-(15α)-N-
The compound according to claim 1, which is ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-15-hydroxy-11-oxo-20-methyl-16,18-ethanoprosta-5,9,13-trienamide. . 17 The compound is (5Z, 9Z, 13E)-(15α)-N-
Ethyl-N-(2-hydroxyethyl)-16-(3
-chlorophenoxy)-15-hydroxy-11-oxo-17,18,19,20-tetranorprosta-
The compound according to claim 1, which is a 5,9,13-trienamide. 18 The compound is (5Z,13E)-N-ethyl-N-
The compound according to claim 1, which is (2-hydroxyethyl)-9,15-dihydroxy-11-oxoprost-5,13-dienamide.
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JP6573883A Granted JPS59190963A (en) 1983-04-15 1983-04-15 Novel prostaglandin d analog compound, its production and antitumor agent containing the same

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JP (1) JPS59190963A (en)

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JPS59190963A (en) 1984-10-29

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