JPH0398430A - 地絡トリップ付負荷開閉器のバイパス回路 - Google Patents

地絡トリップ付負荷開閉器のバイパス回路

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JPH0398430A
JPH0398430A JP1234427A JP23442789A JPH0398430A JP H0398430 A JPH0398430 A JP H0398430A JP 1234427 A JP1234427 A JP 1234427A JP 23442789 A JP23442789 A JP 23442789A JP H0398430 A JPH0398430 A JP H0398430A
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Keiichi Tanaka
敬一 田中
Hikari Enami
江南 光
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は地絡トリップ付負荷開閉器のバイパス回路に
関する。
B.発明の概要 この発明は地絡トリップ付負荷開閉器のバイパス回路に
おいて、 交流3相3線式の高圧配電線または引込線の線路中に設
けられた地絡トリップ付負荷開閉器を挟んでバイパス回
路を形成した際に、その負荷開閉器とバイパス回路とに
よる循環回路に流れる循環零相電流を抑制する零相抑制
インピーダンスをバイパス回路に設けたことにより、 循環零相電流により地絡トリップ付負荷開閉器が不必要
動作しないようにしたものである。
C、従来の技術 無停電負荷群に高圧配電線から電力を供給しているとき
、高圧配電線の電源側を工事等のため停電させる必要が
生じることがある。このようなとき、高圧配電線と負荷
との間に介在されている負荷開閉器を挟んで、第2図に
示すような、例えば無停電送電形高圧移動電源車11(
図示一点鎖線んで囲んだ部分)を高圧配電線I2に活線
状態にて並列接続並びに解列させるバイパス回路l3(
図示点線で囲んだ部分)を設けることが行われる。移動
電源車!1を高圧配電線I2に活線接続するには通常、
第2図に示すように、移動電源車11に付属されている
電源ケーブル■4を高圧配電線I2の負荷開閉器15の
電源側に、また負荷ケーブルl6を負荷開閉器I5の負
荷側に相を合わせて活線接続部17.18にてそれぞれ
接続する。なお、移動電源車It内の三相交流同期発電
機■9を負荷側に接続させるときは相類を合わせて行う
。図中、20は原動機、52Cは常用バイパス側遮断器
、52Gは発電機側遮断器である。
次に第2図の動作について説明する。第2図のように電
源ケーブルl4と負荷ケーブル16を図示のように接続
した後、移動電源車IIの常用バイパス側遮断器52C
を投入し、バイパス回路I3を形成する。バイパス回路
13の形成後、負荷開閉器15を開放して、バイパス回
路13に全ての無停電負荷群の電気量をバイパスさせて
給電さ仕ることになる。これら電気量を計測することに
より、これから発電機に切り替えて送電可能かどうかの
確認らできる。確認後、三相交流同期発電機l9を始動
させ、バイパス回路I3に対して発電機側遮断器52G
を同期投入する。その後、発電機l9に負荷移行したの
ち、常用バイパス側遮断器52Cを開放させる。これに
より、無停電負荷群は発電機側遮断器52Gを介して発
電機l9の出力によってのみ給電されたことになる。こ
れによって常用電源側は停電工事が可能となるととにも
、無停電負荷群側は発電機l9により無停電給電される
。常用電源側の停電工事が終了すると、常用電源側は復
電される。復電後、常用バイパス側遮断器52Gを負荷
運転中の発電機l9に対して同期投入する。投入後、発
電機負荷をバイパス回路l3に移行させて発電機側遮断
器52Gを開放させ、発電機I9の運転を停止させる。
次に負荷開閉415を投入し、しかる後、常用バイパス
側遮断器52Cを開放させてから、電源ケーブルl4、
負荷ケーブルI6を配電線■2から外すことによって一
連の作業が終了する。
なお、第2図において、安全確認、確保のために必要な
断路器回路や計測回路は省略して説明した。
D.発明が解決しようとする課題 上述した第2図に示す構成において、負荷開閉器l5に
第3図に示すような例えば過電流ロック蓄勢トリップ形
地格トリップ付負荷開閉器(以下SOG形負荷開閉器と
称す)30を使用した場合には以下に述べるような問題
が発生する。なお、SOC形負荷開閉器30は地絡事故
時には自動的に電路を開放し、地絡、過電流事故同時発
生または過電流事故時には電力会社配電用変電所の遮断
器が作動し、無電圧になったことを条件に負荷開閉器が
自動的に開放するもので、地絡継電器および過電流ロッ
ク蓄勢制御などの制御箱3!が付属しているものである
。また、第3図において、制御箱31の地絡継電器はZ
CTに接続され、32.33は活線接続器、34.35
は断路器、36は計器用変圧器PT、37は計器用変流
器CTである。
第3図のように構成されたバイパス回路l3をSOG形
負荷開閉器30を挟んで接続し、常用バイパス側遮断@
52Cを投入すると、R相の電流IR=IR  +TR
  、S相の電流1s=Is  +IsT相の電流rT
=It’+1丁″は図示のように分流ずる。
従って1/3 − (I*+Is+L)=Q、すなわち
電源側及び負荷側電流に零相電流が含まれていなくても
各相の分流回路に着目すると、活線接続器32,33、
断路器34.35等の接触抵抗や各種CTドロップ分の
有無や違い、その他各配線ドロップ分や接続条件等の違
いにもとすく各相各枝路インピーダンスの違いにより、
iR′ とIR   Is  とI s   it’ 
とIT″との分担比は一般にはそれぞれ異なり、1/3
・(IR′+i・”+i・″)=一−L(i・′+i・
’+1・′)3 =10なる循環零相電流が流れることになる。この循環
零相電流はSOC形負荷開閉器30に流れるため、負荷
開閉器30内のZCTがこの循環零相電流を検出して制
御箱3lの地絡継電器が不必要動作するおそれがある。
また、バイパス回路13側から負荷側に給電している状
態のとき、SOG形負荷開閉器30を投入した場合も、
SOG形負荷開閉器30内のZCTが前記と同様に循環
零相電流を検出して上記地絡継電器が不必要動作すると
、SOG形負荷開閉器30はトリップし、無停電源切り
替えができなくなってしまう。
そこで、従来は常用回路のSOG形負荷開閉器30を挟
んでバイパス回路l3を形成また解列する場合は前述の
循環零相電流による地絡継電器の不必要動作をさけるた
め、例えばSOG形負荷開閉器30とバイパス回路I3
が同時に投入される期間中は、地絡I!電器の制御電源
を開放して地絡継電器が動作しないようにする等の対策
が必要であった。しかし、第2図に示した移動電源車1
lは普通、電力会社の所有物であり、かつ電力会社側配
電線路の改修のための工事であるにもかかわらず、SO
G形負荷開閉器30は自家用需要家の構内第1柱に設け
られている場合が多い。この場合はSOG形負荷開閉器
30は需要家の財産(あるいは負担金範囲)であるため
、負荷開閉器の地絡動作ロック等の操作に関しては自家
用需要家の許可が必要となり、その連絡、調整に時間が
かかったり緊急の場合には連絡が間に合わない等の不都
合があった。
E.課題を解決するための手段 この発明は交流3相3線式の高圧配電線または引込線の
線路中に設けられた地絡トリップ付負荷開閉器を挟んで
バイパス回路を形成し、無停電で前記負荷開閉器側から
バイパス回路側へ、あるいはバイパス回路ffll+か
ら負荷開閉器側へ電路を切り替えるように構成したバイ
パス回路において、切り替え途中で前記負荷開閉器側と
バイパス回路側からなる循環回路ができたときに、この
循環回路のバイパス回路側の線路の各相に計器用変流器
を設け、この変流器の中性点残留回路に零相抑制インピ
ーダンスを接続するとともに、このインピーダンスに並
列にスイッチを接続して地絡トリップ付負荷開閉器の不
必要動作が行われないようにしたものである。
F.作用 バイパス回路側に零相抑制インピーダンスを設けて、こ
の抑制インピーダンスにより循環零相電流を抑制する。
この抑制作用によって常用回路から常用バイパス回路側
への無停電切替、または常用バイパス回路から常用回路
側への無停電切替時、循環零相電流による地絡トリップ
付負荷開閉器の不必要動作を防止する。
G.実施例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明するに
、第2図及び第3図と同一部分は同一符号を付して示す
第1図において、バイパス回路13の線路の3相分各相
に設けた計器用変流器37の2次劃中性点残留回路(C
l間)に零相抑制インピーダンス2とスイッチ3を接続
する。なお本回路は通常の計測回路用と兼用できるが、
説明の都合上計測回路を省略して示す。ここでSOG形
負荷開閉器30,常用バイパス側遮断器52Cとも閉,
すなわちSOG形負荷開閉器3oを挟んで常用バイパス
側遮断器で閉ループが構成されている状態を考える。こ
の場合、配電系統は3相3線式であるから、常用電源側
の各相電流は通常正相分及び逆相分からのみ構成される
が、図のようなバイパス回路13に分流した場合は、前
述した通り閉ループを構成ずる各相,各枝路のインピー
ダンスのアンバランスにより、閉ループ内を括環する零
相電流が生じる。この場合第1図の計器用変流器37の
1次側,2次側各相に流れる正相.逆相,零相電流の関
係を第4図に示す。ただし第4図ではスイッチ3は閉じ
ている場合を示し、又説明を判り易くするため変流器の
変流比はl:1と仮定する。
第4図において各相正相分電流をI Rl′+  I 
sl171,逆相分電流を■。’ ,  1st’ .
  ITy零相分電流を夏。′とする。第4図において
正相分及び逆相分電流は、それぞれ3相分の和が零にな
るため計器用変流器37の中性点残留回路には流れずス
イッチ3の開閉に無関係になる。
一方、零相分はスイッチ3を閉じていれば3to  と
して中性点残留回路を流れるが、スイッチ3を開放する
と零相抑制インピーダンス2によって限流される。この
零相抑制インピーダンス2による限流効果を説明するた
めに、閉ループ内の零相分にのみに着目した等価回路を
第5図(a),(b)に示す。
なお、第5図(a)はスイッチ3が開成されている場合
、第5図(b)はスイッチ3か開放されている場合を示
す。
第5図(a),(b)において、Voは閉ル−ブ内に生
じた零相起電力、また、2.,2b,2cを閉ループ各
相インピーダンス(ただし、計器用変流器37による等
価インピーダンス分は除く)とすると、等価零相インピ
ーダンスは 之。=!/3・(λ.+2b十之C)となる。
ここで第5図(a)図においては、零相分電流に対して
も計器用変流器2次側が短絡されているため、理想変流
器と仮定すればこの場合計器用変流器37は閉ループ内
の等価零相インピーダンスZo なる零相電流が流れる。
また、第5図(b)においては、計器用変流器37の中
性点残留回路に零相抑制インピーダンス2が挿入される
ため、変流器2次側の零相電流は● I/  ● II
   ● 1o (Io <Io’ )抑制され零相抑制インピー
ダンス抵抗2の抵抗値をR(Ω)とすると、抑制インピ
ーダンスの両端に3ro″XR (V)なる電圧降下を
生じる。ただし、正相分.逆相分は中性点残留回路に無
関係に流れ得る。従って、変流器1次側からみると、こ
れは等価零相インピーダンスとして作用し、正相及び逆
相インピーダンスとしては作用しない(ただし、変流器
2次側に接続した計器等による負担を無視した場合)こ
とになる。よって、第5図(b)の場合、閉ループ内の
等価零相インピーダンスはZ0より増加するため、変流
り減少する。(なお第5図(b)の場合は変流比がl:
lであっち変流器のl次,2次零相分電流の一部が、変
流器2次側中性点残留電圧3roXR (V)にみあう
励磁入力として費やされ、゛残り分が2次電流にみあっ
たATの打消しに費やされる)従って31o′#がSO
C形負荷開閉器30内のZCTを貫流するため、この3
 IoIIIをSoG形負荷開閉器の地絡電流検出感度
以下になるように、計器用変流器37と零相抑制インピ
ーダンス2の組み合わせを決定すれば良い。なお零相抑
制インピーダンス2を無限大すなわち零相抑制インピー
ダンス2を外した状態で、変流器l次測に零相電流が流
れた場合は、変流器2次側中性点残留回路電圧(c−Q
間電圧)も最も大きくなるが、1次側零相電流は全てこ
の電圧にみあう変流器励磁電流として作用するため、等
価零相インピーダンスとしては最も大きくなり、循環零
相電流の抑制効果が著しくなる。従って無限大を含めて
零相インピーダンス値をいくらにするかは、本抑制装置
が無いときの閉ループ内の想定される循環零相電流を、
SOG形負荷開閉器の地終電流検出感度以下に抑制する
とともに、抑制時、計器用変流2337の2次負担bく
規定値以内に入るように選定すればよい。またスイッチ
3は閉ループ回路形成中はスイッチ開とし、常用バイパ
ス回路13のみによる単独送電時は、必要な場合スイッ
ヂ閉とし抑制を解除出来るようにしたもので、使用条件
如何によっては設けなくてもよい。なお、第4図にてス
イッチ3が閉のとき図に示す通り変流器2次側には正相
、逆相、零相電流とも流れ得るが、スイッチ3を開にす
ると、零相分は抑制されると共に変流器1次側励磁入力
が増えるため、零相分に関しては変流器2次電流は変流
比より減少する。(零相抑制インピーダンス2を外した
場合は、変流器1次電流は全て変流器励磁人力として費
やされ変流器2次電流は零となる)従って、スイッチ3
開の状態では、変流器2次側各相に電流計を挿入し電流
計測した場合一次側電流と特に零相分が異なる結果(変
流比はl:1と仮定する)となるが、本電流計は通常常
用側回路にバイパス中のバイパス回路I3の各相分担電
流を計測するのが目的でなく、常用側SOG形負荷開閉
器30を開にした状態で(閉ループを開放)無停電負荷
群に常用バイバス側より単独送電中の各相電流を計測す
るのが目的でありこのときは通常零相分は存在しないか
ら、たとえスイッチ3が開のままでも問題ない。
むお、この発明はSOG形負荷開閉器のみならずその他
の全ての地絡トリップ機構付開閉器に適用可能であると
ともに、回路電圧も高圧用以外の重圧であってもよく、
回路電圧如何に拘わらず適用可能である。
H.発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、地絡トリップ付
負荷開閉器を挟んでバイパス回路を形成するとき、ある
いはバイパス回路から地絡トリソブ付負荷開閉器側へ無
停電で回路を切り替えるとき、循環零相電流による地絡
トリップ付負荷開閉器の不必要動作を抑制することがで
きる。また、この発明は上記のように抑制することがで
きるため、地絡トリップ付負荷開閉器の制御電源ロック
等の操作を必要としない。
さらに、高圧配電線の工事に際して、バイパス回路を構
成する必要がある負荷開閉器が地絡トリップ付か、地絡
トリップ機構が無い負荷開閉器かどうか事前調査を要し
ない利点がある。
さらにまた、この発明では零相インピーダンスを循環零
相電流の値に応じて容易に決定できる。
ZCTでは1次側が貫通導体のため零相インピーダンス
は鉄心の断而積を大きくするしかない。このため,ZC
Tは極めて大形の特殊品となる。これに比し3CTを用
いるこの発明ではインピーダンスは(CT I次側巻回
数)2×(鉄心の断而積)に比例するため、CTI次側
巻回数と鉄心の両方で自由に決定できる。また、通常の
汎用CTでもl次測巻回数は3〜5在はあるため、汎用
CTで所要の零相インピーダンスか得られる。ZCTで
は1次側巻線回数が1であるため、鉄心断面積は上記汎
用CTの32〜5f倍、すなわら10倍以上のものが必
要となり特殊のZCTが必要となる。
従って、この発明による地絡トリップ付負荷開閉器のバ
イパス回路のみならず、平行2回線配電線の零相循環電
流対策としても使用し得ることができる。
この他、回路構成上、変流器は計測回路用と兼用とする
ことができるため、例えばZCT,その他の主回路機器
を特別に用意する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図は従
来例を示す回路図、第3図は発明が解決しようとする課
題を説明する回路図、第4図(上計器用変流器の各相に
流れる電流関係の説明図、第5図(a),(b)は零相
抑制インピーダンスによる限流効果説明用の閉ループ内
の零相分にのみに着目した等価回路図である。 2・・・零相抑制インピーダンス、3・・・スイッチ、
1レ・・無停電送電形高圧移動電源車、12・・高圧配
電線、I3・・・バイパス回路、30・・・SOG形負
荷開閉器、3I・・・制御箱、37・・・計器用変流器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交流3相3線式の高圧配電線または引込線の線路
    中に設けられた地絡トリップ付負荷開閉器を挟んでバイ
    パス回路を形成し、無停電で前記負荷開閉器側からバイ
    パス回路側へ、あるいはバイパス回路側から負荷開閉器
    側へ電路を切り替えるように構成したバイパス回路にお
    いて、 切り替え途中で前記負荷開閉器側とバイパス回路側から
    なる循環回路ができたときに、この循環回路のバイパス
    回路側の線路の各相に計器用変流器を設け、この変流器
    の中性点残留回路に零相抑制インピーダンスを接続する
    とともにこのインピーダンスに並列にスイッチを接続し
    て地絡トリップ付負荷開閉器の不必要動作が行われない
    ようにしたことを特徴とする地絡トリップ付負荷開閉器
    のバイパス回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685481B1 (ko) * 2004-10-29 2007-02-23 한국전력공사 직렬인버터의 보호가 강화된 유연송전시스템
JP2018074623A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 富士電機株式会社 無停電電源装置

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