JPH039691Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH039691Y2 JPH039691Y2 JP1987166412U JP16641287U JPH039691Y2 JP H039691 Y2 JPH039691 Y2 JP H039691Y2 JP 1987166412 U JP1987166412 U JP 1987166412U JP 16641287 U JP16641287 U JP 16641287U JP H039691 Y2 JPH039691 Y2 JP H039691Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap member
- finger
- connecting pieces
- band
- infants
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、乳幼児の親指しやぶりを防止する
ための器具に関するものである。
ための器具に関するものである。
従来の技術
乳幼児の指をしやぶるくせは、3才まで、つま
り乳歯の出揃うまでに矯正すればよいとされてい
るが、それ以後係属していると永久歯の歯列の乱
れの原因になるとされている。また、5,6才を
過ぎてもこの習癖が続くのは異常であり、矯正す
る必要がある。これを防止する手段としては、そ
の都度止めさせるのが普通であるが、そのほかに
は指に指サツク状の袋体をかぶせる方法や指先に
苦味を有する薬剤を塗布するなどの方法も試みら
れている。
り乳歯の出揃うまでに矯正すればよいとされてい
るが、それ以後係属していると永久歯の歯列の乱
れの原因になるとされている。また、5,6才を
過ぎてもこの習癖が続くのは異常であり、矯正す
る必要がある。これを防止する手段としては、そ
の都度止めさせるのが普通であるが、そのほかに
は指に指サツク状の袋体をかぶせる方法や指先に
苦味を有する薬剤を塗布するなどの方法も試みら
れている。
ところで、乳幼児が自己の指をなめ、かつ吸う
のは、指の柔軟性や吸いついたときの感じが、母
親の乳首に対する感触に似ているためと考えられ
ている。このためにはその都度強制的に止めさせ
たり、あるいは指を袋体などで遮断することはそ
の本能を抑圧して心理的に欲求不満となり育児上
好ましくない状態となる場合が多い。さらに袋体
で被覆したりすることはむれて炎症を起したり、
自分で無理に取りはずして、嘸下する等のおそれ
がある。また薬剤を塗布する方法は、薬剤そのも
のは衛生上無害であつても心理的には好ましい方
法ではなく、かつ一度なめれば持続性が消滅して
効力がなくなる欠点がある。
のは、指の柔軟性や吸いついたときの感じが、母
親の乳首に対する感触に似ているためと考えられ
ている。このためにはその都度強制的に止めさせ
たり、あるいは指を袋体などで遮断することはそ
の本能を抑圧して心理的に欲求不満となり育児上
好ましくない状態となる場合が多い。さらに袋体
で被覆したりすることはむれて炎症を起したり、
自分で無理に取りはずして、嘸下する等のおそれ
がある。また薬剤を塗布する方法は、薬剤そのも
のは衛生上無害であつても心理的には好ましい方
法ではなく、かつ一度なめれば持続性が消滅して
効力がなくなる欠点がある。
考案が解決しようとする問題点
この考案は、乳幼児の指しやぶりの癖を、何ら
副作用を伴うことなく自発的意志で自然に治癒さ
せるために、手軽に使用しうる防止具を提供する
ことを目的としてなされたものである。
副作用を伴うことなく自発的意志で自然に治癒さ
せるために、手軽に使用しうる防止具を提供する
ことを目的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段
本考案者は、乳幼児の指しやぶりを防止するに
は、舌で指に触れたときに、触覚や味覚に不快感
を感じるようにするのが有効である点に着目し、
金属線で指の指頭を被覆する枠体を構成し、これ
を乳幼児が容易に脱着できない手段で装着しうる
ようにすればその目的を達成しうることを見出
し、この考案をなすに至つた。
は、舌で指に触れたときに、触覚や味覚に不快感
を感じるようにするのが有効である点に着目し、
金属線で指の指頭を被覆する枠体を構成し、これ
を乳幼児が容易に脱着できない手段で装着しうる
ようにすればその目的を達成しうることを見出
し、この考案をなすに至つた。
すなわち、この考案は、ステンレス鋼、歯科用
コバルトクロム合金のような金属をもつて指に被
嵌すべき骨枠状のキヤツプ部材を形成するととも
に、その基端に連繋部片を介して手首に巻装すべ
き取付用バンドを遊動可能に連設して成る指しや
ぶり防止具であつて、この骨枠状のキヤツプ部材
で指を被包して、指全体をなめることができない
ようにするとともに、特に金属線で作成してなめ
た際の金属特有の渋味により、また吸引できない
ことによりなめたり吸引する意慾を失わせるよう
にしたものである。
コバルトクロム合金のような金属をもつて指に被
嵌すべき骨枠状のキヤツプ部材を形成するととも
に、その基端に連繋部片を介して手首に巻装すべ
き取付用バンドを遊動可能に連設して成る指しや
ぶり防止具であつて、この骨枠状のキヤツプ部材
で指を被包して、指全体をなめることができない
ようにするとともに、特に金属線で作成してなめ
た際の金属特有の渋味により、また吸引できない
ことによりなめたり吸引する意慾を失わせるよう
にしたものである。
実施例
次に、添付図面に従つて、この考案の実施例を
説明すると、図面は、この考案の1例の斜面図で
あつて、指に被嵌すべきキヤツプ部材1は、所要
の強度を有する細い金属線、例えばステンレス鋼
線2を粗い間隔で立設し上端を集束した縦線に、
これら縦線を外方から水平に取りまく数個の円輪
を同じく粗い間隔で固着して、指に被嵌したとき
に、指頭の大部分が露出するようにした骨枠状に
作られている。なお、この金属線2は衛生上無害
であつて、かつ前記したように、吸いついた場合
に舌先に金属特有の渋味を感じさせるものであ
り、一般的にはステンレス鋼線や歯科用コバルト
クロム合金線が好適である。
説明すると、図面は、この考案の1例の斜面図で
あつて、指に被嵌すべきキヤツプ部材1は、所要
の強度を有する細い金属線、例えばステンレス鋼
線2を粗い間隔で立設し上端を集束した縦線に、
これら縦線を外方から水平に取りまく数個の円輪
を同じく粗い間隔で固着して、指に被嵌したとき
に、指頭の大部分が露出するようにした骨枠状に
作られている。なお、この金属線2は衛生上無害
であつて、かつ前記したように、吸いついた場合
に舌先に金属特有の渋味を感じさせるものであ
り、一般的にはステンレス鋼線や歯科用コバルト
クロム合金線が好適である。
このキヤツプ部材1の下縁には布、ゴム、樹脂
シートなどで作つた2個一組の連繋部片3,3が
取りつけられ、その先端を連ねて取付用バンド4
が付設されている。この連繋部片3,3は、図に
示すように帯状あるいはひも状のものを中央から
二つ折して、この二つ折部内面がキヤツプ部材1
下縁を挟むようにして接続されているとともに、
その下端は取付用バンド4に各縫着されている。
この取付用バンド4は使用する乳幼児の手首に巻
きつけるものであつて、両端を乳幼児が脱着でき
ないように適宜の係着具5,5を介して相互に接
続されるようになつている。この取付用バンドは
ある程度伸長しうる材料で形成すると、乳幼児の
手首の太さに容易にフイツトさせうるので便利で
ある。このような係着具としては、例えばボタ
ン、スナツプボタン、曵き輪、丸形クラスプ、亀
の子クラスプ、タルネジ、シスターフツク、ニユ
ーホツクなどが用いられる。
シートなどで作つた2個一組の連繋部片3,3が
取りつけられ、その先端を連ねて取付用バンド4
が付設されている。この連繋部片3,3は、図に
示すように帯状あるいはひも状のものを中央から
二つ折して、この二つ折部内面がキヤツプ部材1
下縁を挟むようにして接続されているとともに、
その下端は取付用バンド4に各縫着されている。
この取付用バンド4は使用する乳幼児の手首に巻
きつけるものであつて、両端を乳幼児が脱着でき
ないように適宜の係着具5,5を介して相互に接
続されるようになつている。この取付用バンドは
ある程度伸長しうる材料で形成すると、乳幼児の
手首の太さに容易にフイツトさせうるので便利で
ある。このような係着具としては、例えばボタ
ン、スナツプボタン、曵き輪、丸形クラスプ、亀
の子クラスプ、タルネジ、シスターフツク、ニユ
ーホツクなどが用いられる。
これらキヤツプ部材1、連繋部片3,3、取付
用バンド4、係着具5などは乳幼児が負傷するこ
とがない構造であるとともに随時、洗浄でき、ま
た必要に応じ随時交換可能なものとするのがよ
い。なお、全体は乳幼児の年令、個人差に応じて
数種のサイズに作つておくと便利である。
用バンド4、係着具5などは乳幼児が負傷するこ
とがない構造であるとともに随時、洗浄でき、ま
た必要に応じ随時交換可能なものとするのがよ
い。なお、全体は乳幼児の年令、個人差に応じて
数種のサイズに作つておくと便利である。
考案の効果
この考案は以上のように、キヤツプ部材1を指
にかぶせたのち、取付用バンド4を手首に巻きつ
けて固定することにより、はずれるおそれがなく
使用できるものであるが、前記したように乳幼児
はキヤツプ部材1の骨枠状に作られた金属線2間
を通して自己の指の一部をなめることができる
が、各縦線の外側には円輪が配設されているた
め、口唇がこの円輪につかえて吸引が阻止され、
しかも金属特有の渋味のある味を感ずるため、次
第になめたり吸つたりするのをいやがるようにな
る。
にかぶせたのち、取付用バンド4を手首に巻きつ
けて固定することにより、はずれるおそれがなく
使用できるものであるが、前記したように乳幼児
はキヤツプ部材1の骨枠状に作られた金属線2間
を通して自己の指の一部をなめることができる
が、各縦線の外側には円輪が配設されているた
め、口唇がこの円輪につかえて吸引が阻止され、
しかも金属特有の渋味のある味を感ずるため、次
第になめたり吸つたりするのをいやがるようにな
る。
このように、この考案においては、乳幼児に対
し、無理を与えることなく自然に指しやぶりをや
めるように働く構造であるとともに、キヤツプ部
材1はその下縁を連繋部片3,3の二つ折部に挿
通して、取付用バンド4に対し傾動可能に保持さ
れているから、乳幼児はその指先を自由に動かす
ことができ、発育に障害を与えるおそれもない等
効果確実である。
し、無理を与えることなく自然に指しやぶりをや
めるように働く構造であるとともに、キヤツプ部
材1はその下縁を連繋部片3,3の二つ折部に挿
通して、取付用バンド4に対し傾動可能に保持さ
れているから、乳幼児はその指先を自由に動かす
ことができ、発育に障害を与えるおそれもない等
効果確実である。
図面は、この考案の斜視図である。
1……キヤツプ部材、2……硬質線、3……連
繋部片、4……取付用バンド。
繋部片、4……取付用バンド。
Claims (1)
- 金属線2をもつて指に被嵌すべき数個の縦線
と、これら縦線の外方を水平に取りまく数個の円
輪とからなる骨枠状のキヤツプ部材1を形成する
とともに、このキヤツプ部材1の下縁を、二つ折
された帯状の連繋部片3,3の二つ折り部に挟
み、かつ連繋部片3,3の基端をそれぞれ手首に
巻装すべき取付用バンド4に連設して成る指しや
ぶり防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987166412U JPH039691Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987166412U JPH039691Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0169514U JPH0169514U (ja) | 1989-05-09 |
JPH039691Y2 true JPH039691Y2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=31453768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987166412U Expired JPH039691Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH039691Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP1987166412U patent/JPH039691Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0169514U (ja) | 1989-05-09 |
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