JPH0395605A - Ncサーボシミュレータ - Google Patents

Ncサーボシミュレータ

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JPH0395605A
JPH0395605A JP23316289A JP23316289A JPH0395605A JP H0395605 A JPH0395605 A JP H0395605A JP 23316289 A JP23316289 A JP 23316289A JP 23316289 A JP23316289 A JP 23316289A JP H0395605 A JPH0395605 A JP H0395605A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はNC工作機械等のNCサーボ装置のシミュレー
夕に関するものであり、一層詳細には、積分演算要素と
比例演算要素とを用いて高精度なシミュレーションを行
うことの出来るNCサーボシミュレータに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来から、NC工作機械などのNCサーボ装置を設計す
るにあたって瑞装置の電気的特性、機械的特性をモデル
化し、計算により設計データを得るシミュレー夕が嘱望
されており、試験的に、簡便な計算方法を用いてシミュ
レーションすることは行われていたが、実用に供するシ
ミュレータは提供されていないのが現状である。
その理由としては、NCサーボ装置の送り系の電気的特
性は比較的詳細に解明されているのに対し、機械的特性
の解明が不十分であり、この特性解明が不十分なままに
、送り系の質量と粘性抵抗を仮定した二次遅れ系のモデ
ルによってシミュレーションしようと試みていたからで
ある。
このようなNCサーボシミュレータに応用可能と考えら
れるものとして、「案内面の摩擦を考慮したNC送り駆
動系の剛性」と題する論文(日本機械学会東海支部第2
7期総会講演会論文集P33〜P35)記載のモデルが
ある。このモデルは、第5図に示すように、電気系と機
械系の信号の伝達の様子をブロック図として表したもの
であり、電気系と同等の視点において機械系の特性を表
現し、且つ電気系と機械系の相互関係を明確にしようと
している点に特徴がある。
すなわち、第5図において、NCサーボ系10はNC増
幅器サーボゲインKllのブロック12、駆動増幅器ゲ
インKAのブロック14およびサーボモータゲインKエ
のブロック16のモータ系モデルと、軸方向駆動剛性K
,のブロック11よび機械部モデルのブロック20の機
械系モデルとからなっている。ブロック22はカップリ
ングの慣性モーメントl.s’、ブロック24はボール
ねじの慣性モーメントI.S2を表し、また、ブロック
26、26′ におけるパラメータNは減速比、ブロッ
ク28、28′におけるパラメータlはボールねじのリ
ード長を表している。ブロック30は速度フィードバッ
クゲインSK,、ブロック32は位置フィードバックゲ
インK,を表している。ブロック34におけるパラメー
タK,はR./KTKA (KTはトルク定数、KAは
駆動増幅器ゲイン、R.は回転子回路抵抗)を表してい
る。
また、A乃至Gは信号の加減算手段である。なお、加減
算手段Eにおいて入力さ・れるF[l(S)は外乱要素
を示す。
[発明が解決しようとする課題コ ところで、上記のNCサーボ系はNCサーボ装置のシミ
一レーションに使用する場合には次の点で不都合なもの
であった。
すなわち、第5図のモデルにおいては、■ 信号伝達要
素の中に微分特性を持つブロックを多用しているが、微
分演算は積分演算にくらべて計算誤差が大きく、精度を
要求されるシミュレーションには実用出来ない。このよ
うなシミュレーションに用いるためには、微分演算の要
素を排除して計算誤差の少ない積分演算要素と比例演算
要素を主体として各モデルを構成する必要がある。
■ 機械系の特性を表現するモデルにおいて、抵抗とし
て粘性抵抗のみの考慮がなされているだけであり、現実
の案内面の摺動抵抗の性質が取り入れられていない。
本発明は、高速、高精度にNCサーボ 装置のシミュレ
ーションを行うことの出来るNCサーボシミュレータを
提供することを目的とするものであり、特に、NC工作
機械のサーボ精度を測定するDBB測定法(Doubl
e BallBar Method)と同様な計算結果
をシミュレータにより算出可能とすることにより、NC
工作機械の設計段階において電気制御系、機械系の設計
に必要な数値を精度よく得ることが出来、実機を使用し
たり、あるいは実機を試作することなく、必要十分な設
計数値を計算で得ることが出来るようにすることを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので
あって、NC指令生成モデルと、電気制御モデルと、サ
ーボモータモデルと、機械特性モデルと、第1および第
2の加減算手段とからなり、 前記NC指令生成モデルにより算出したNC指令数値を
第1の前記加減算手段に加算し、前記サーボモータモデ
ルにより算出したモータ回転値、または前記機械特性モ
デルにより算出した機械移動位置、若しくは前記サーボ
モータモデルにより算出したモータ回転値と前記機械特
性モデルにより算出した機械移動位置を合成した値を、
前記第1の加減算手段より減算し、前記第1の加減算手
段より得られた値を前記電気制御モデルの入力とし、 前記電気制御モデルにより算出された電流値を前記サー
ボモータモデルの入力とし、前記サーボモータモデルに
より算出されたモータ回転値を前記第2の加減算手段に
加算し、前記機械特性モデルにより算出された機械移動
位置を前記第2の加減算手段より減算し、前記第2の加
減算手段より得られた値を前記機械特性モデルの入力と
するように構成したことを特徴とする。
[作用] 前記のように構成されるNCサーボシミュレータでは、
微分演算の要素を排除し、計算誤差の少ない積分演算要
素と、比例演算要素を用い各モデルを構成したため、極
めて精度の高いシミュレーション結果を得ることが出来
、また機械系の特性を表現するモデルとして粘性抵抗の
みでなく、現実の案内面の摺動抵抗の性質も取り入れた
モデルとしたため、実際のNCサーボ装置により近いシ
ミュレーション結果を得ることが可能となる。
[実施例コ 次に、本発明に係るNCサーボシミュレータについて実
施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例に係るNCサーボシミュレー
タの概略構成を示すブロック図である。図に示すように
、本実施例に係るNCサーボシミコレータ100はNC
指令生成モデル40と、電気制御モデル50と、サーボ
モータモデル60と、機械特性モデル70と、理想位置
生成モデル90および信号の加減算手段AI乃至A3、
ギヤマルチG1乃至G3、信号合成手段98とから構成
されている。
NC指令生成モデル40はNCテープ等によって与えら
れるNC指令に相当する指令を生成する。電気制御モデ
ル50はNCサーボ装置における電気制御系のシミュレ
ーションを行い、サーボモータモデル60はNCサーボ
装置におけるサーボモータのシミュレーションを行う。
機械特性モデル70はNCサーボモータの軸の回転に応
じて移動する機械部分の特性のシミュレーションを行い
、理想位置生成モデル90はNCサーボ装置に加減速等
の遅れが全くない場合の理想位置をシミュレーションす
るものである。
ギヤマルチG1乃至G3とは次のようなものである。す
なわち、NCサーボシミュレータ100において、電気
系はモータの回転角度(rad)について解析し、機械
系はNC工作機械等におけるテーブルの移動lit (
mm)について解析している。この両者は一定の比例関
係にあり、その比例定数をギヤマルチと称する。この値
は、主として、ボールねじのリードに関係し、歯車減速
をする場合には歯車比に.も関係する。また、この値は
電気系から機械系に変換する場合と、逆に機械系から電
気系に変換する場合、回転角度を移動量に変換する場合
と、回転トルクを力に変換する場合、あるいはこれらの
組み合わせで数値が異なる。
第2図は第1図のNCサーボシミュレータの詳細構戊を
示す図である。NC指令生成モデル40は加速パルス発
生要素42と、前記加速パルス発生要素42の出力信号
を2階積分する2階積分演算要素44と、正弦または余
弦の関数演算を行う関数演算要素46とから構成され.
NC指令位置信号を生戊する。電気制御モデル50は位
置ループゲイン要素52と、進み遅れ補償要素54と、
NC装置の中に設定された各種パラメータによる効果を
シミュレーションするパラメータ要素56と、NC装置
の中のサーボ振幅器の電流制限特性をシミュレーション
する電流制限要素58とから構成され、NC装置の電気
制御系のシミュレーションを行う。
サーボモータモデル60はモータのトルク定数要素62
と、モータと負荷のイナーシャからモータの回転角速度
を算出する積分演算要素64と、積分演算要素64から
の回転角速度を積分し、回転角を得る積分演算要素66
とから構成され、サーボモータのシミュレーションを行
う。
機械特性モデル70はバックラッシ要素72と、NC装
置の機械駆動系の剛性をシミュレーションする駆動系の
剛性要素74と、機械系のシールやカバーの摩擦力をシ
ミュレーションするヒステリシス要素80と、移動物の
慣性質量の効果をシミュレーションするための慣性質量
の逆数g/Wを係数とする積分演算要素76と、この積
分演算要素76からの移動速度を積分し、移動位置を得
る積分演算要素78と、機械系の軸移動に伴う摩擦の特
性をシミュレーションする摩擦特性要素82とから構戊
されている。
理想位置生成モデル90は常に“■”の信号を発生する
定数器92と、定数器92の出力信号を積分する積分演
算要素94と、正弦または余弦関数演算を行い理想的な
移動位置を算出する関数演算要素96とから構成されて
いる。
ハイブリッド時定数要素86、88は第1図における信
号合成手段98に対応するものであり、スイッチSWI
はフルクローズドループの場合、スイッチSW2はセミ
クローズドループの場合、スイッチSW3はハイブリッ
ドの場合に閉じられるスイッチである。
本実施例に係るNCサーボシミュレータは基本的には以
上のように構成されるものであり、以下その作用並びに
効果について説明する。
本実施例に係る第1図、第2図のNCサーボシミュレー
タはDBB測定法(Double BallBar M
ethod)と同様の方法によりNCサーボ装置のシミ
ュレーションを行うものである。NC指令生成モデル4
0は加速パルス発生要素42により加速時間幅を持つ面
積“ビの矩形パルスを発生し、積分演算要素44により
この信号をF/60R倍して2階の積分演算を行う。こ
こでRはDBB測定法の半径であり、積分演算要素44
の出力は関数演算要素46により正弦または余弦の関数
演算を行いDBB半径Rを乗算し、NCの指令位置を出
力する。このN.C指令位置は加減算手段AIを経てギ
ヤマルチG1を介して電気制御モデル50に与えられる
電気制御モデル50は与えられたNC位置指令に基づき
位置ループゲイン要素52、進み遅れ補償要素54、N
C装置の中に設定された各種パラメータによる効果をシ
ミュレーションするパラメータ要素56、モータの電流
正弦回路をシミュレーションする電流正弦要素58によ
ってNCサーボ装置の電気制御系のシミュレーションを
行う。ここで、パラメータ要素56のJ,・ωC/KT
Pは増幅器ゲインを示し、また加減算手段A4はサーボ
モータモデル60における積分演算要素64より算出さ
れるモータの回転角速度を受け入れ、速度ループを構成
するものであり、第1図においては簡単化のため図示を
省略したものである。
電気制御モデル50の出力はサーボモータモデル60に
与えられる。サーボモータモデル60はトルク定数要素
62、積分演算要素64、66とから構成され、サーボ
モータのシミュレーションを行う。すなわち、トルク定
数要素62により電気制御モデル50より得たサーボモ
ータの電流値にモータのトルク定数Kアを乗算し、サー
ボモータ発生トルクを得る。これより機械の負荷トルク
を減算して加速トルクを得る。次に、積分演算要素64
ではこの加速トルクにモータと負荷のイナーシャの和(
J,l +JL )の逆数を乗算して積分し、これによ
り回転角速度を得、さらにこの回転角速度を積分演算要
素66により積分し、回転角θを得る。ここで、加減算
手段A5は機械特性モデル70中の駆動推力から算出さ
れるモータ負荷トルクギャマルチG2を介して受け入れ
るものである。
サーボモータモデル60により算出された回転角θはギ
ヤマルチG3を介して機械特性モデル70に与えられる
。機械特性モデル70はNC装置の機械駆動系に存在す
るバックラッシをシミュレーションするバックラッシ要
素72(不感帯要素)と、機械駆動系の剛性(K)をシ
ミュレーションする剛性要素74と、2つの加減算手段
A6、A7と移動物の慣性質量の効果をシミュレーショ
ンするため慣性質量の逆数g / Wを係数とする積分
演算要素76と、この積分演算要素76から得られる移
動速度を積分し、移動位置を得る積分演算要素78とを
含んで構成されており、さらに積分演算要素76から得
られる移動速度はNC装置の軸移動に伴う摩擦力をシミ
ュレーションする摩擦特性要素82に加えられ、加減算
手段A7を介して積分演算要素76にフィードバックさ
れる。
また、積分演算要素78から得られる移動位置はNC装
置のシールやカバーの摩擦力をシミュレーションするヒ
ステリシス要素80を介して加減算手段八6にフィード
バックされる。
これを第5図の従来モデルと比較すると、第5図の従来
モデルにおいては機械系の摩擦として、粘性抵抗Cのみ
を考慮しているのに対して、本実施例を示す第1図、第
2図のNCサーボシミュレータにおいては、静止摩擦(
クーロン摩擦)やシールカバーの摩擦等、現実のNC装
置に存在する摩擦の特性を忠実にモデル化している。
機械特性モデル70の積分演算要素78より得られる移
動位置Xは加減算手段A3において理想位置生成モデル
90より得られる理想的な移動位置との差が取られ、移
動誤差信号が得られる。
ここで、理想位置生成モデル90は定数器92から発生
される常時“l”の信号をF/60R (RはDBBの
半径)倍し、積分する積分演算要素94と、この積分演
算要素94の出力を正弦または余弦関数演算を行い、D
BB半径のRを乗算して理想的な移動位置を求める関数
演算要素とからなっており、NC位置指令に対して理想
的な移動位置が算出されるものである。
第3図は機械特性モデル70における積分演算要素76
と摩擦特性要素82のさらに詳細な構戊を示す図であり
、粘性抵抗をシミュレーションする粘性抵抗要素110
を有し、さらに乾性摩擦モデルとして積分演算要素76
からの移動速度文の絶対値を取り、平方根要素112と
、平方根要素112の出力からhの符号を逆にして指数
関数を求め、これをlから差し引き、結果を(μSμk
)倍し、これにμkを加えFを乗算する演算要素116
および移動速度大が正、零、負に従って、+l10、一
lの信号を発生する信号発生要素114の出力を乗算手
段Mにおいて乗算し、粘性および乾性摩擦力をシミュレ
ーションするように構成されている。
なお、第2図において、2個のハイブリッド時定数要素
86、88と加減算手段八8は第1図における信号合成
手段98に相当するものであるが、これを夫々別個のフ
ィルタでなく■つの積分演算要素によって実現すること
も出来る。また、スイッチSWI、SW2、SW3は夫
々フルクローズドルーブの場合、セミクローズドループ
、ハイブリッドの場合に閉じられ、夫々のシミュレーシ
ョンが行われる。
次に、第1図乃至第3図に示すNCサーボシミュレータ
と第5図の従来モデルと比較すると、従来モデルにおい
ては単に駆動増幅器ゲインKAとしているのに対し、第
1図、第2図においては、これをその前の加減算手段を
含めて電気制御モデル50としている。また、従来モデ
ルにおいて、IIS2およびI.S’のブロック22、
24によって表されるカップリングおよびボールねじの
慣性モーメントを、第1図、第2図においては、サーボ
モー夕に含めてモデル化することにより微分演算要素の
使用を回避し、積分演算要素を使用している。さらに、
機械系の中の軸方向駆動剛性(Ks〉の出力である軸方
向駆動推力を取り出してフィードバックして印加する位
置が、従来モデルにおいては、駆動増幅器ゲイン(KA
)の前方であるのに対して、第1図、第2図においては
、電気制御モデル50の後方で、しかもサーボモータモ
デル60の中間にしている。この結果、駆動増幅器ゲイ
ン(KA>を増加したり、強力なモータを使用すること
により負荷が移動誤差に及ぼす影響を軽減出来る事実が
このシミュレーションにより得られた。
第4図a乃至dは本実施例のNCサーボシミュレータに
より算出したシミュレーション結果を示す図である。第
4図aはバックラッシ補正をしない場合を示している。
この場合の送り速度はF 2000で、バックラッシ補
正量およびシール、カバーの摩擦力の設定がともに0の
場合を示したものであり、第4図bはバックラッシ補正
をした場合を示している。この場合の送り速度は、第4
図aの場合と同様にF 2000でバックラッシ補正量
を設定し、シール、カバーの摩擦力を0に設定した場合
を示している。第4図Cはシール、カバーの摩擦力を考
慮した場合を示している。この場合の送り速度は同じ<
F2000で、バックラッシ補正量とシール、カバーの
摩擦力をともに設定した場合を示している。第4図dは
シール、カバーの摩擦力を考慮し、送り速度を下げた場
合を示している。この場合の送り速度はF 1000で
、バヴクラッシ補正量と、シール、カバーの摩擦力をと
もに設定した場合を示している。
[発明の効果コ 本発明に係るNCサーボシミュレータは以上説明したよ
うに構成されているため、以下に記載されるような効果
を奏する。
すなわち、本発明に係るNCサーボシミュレ−タでは微
分演算要素を排除し、積分演算要素と比較演算要素とを
用いて各モデルを構戊したため、極めて計算誤差が少な
く、精度の高いシミュレーションが可能となり、また、
機械系の特性を表現するモデルとして粘性抵抗のみでな
く、現実の案内面の摺動抵抗の性質も取り入れた現実的
なモデルとしたため、実際のNCサーボ装置により近い
シミュレーション結果を得ることが可能となった。
また、従来のモデルでは、DBB測定に特有の突起や喰
い込みの現象はシミュレーション出来なかったが、本発
明によりこのような微妙な現象もシミュレーションの計
算で求めることが出来るようなり、計算だけでこのよう
なNCコンタリングの精度が評価出来るので、NC工作
機械の設計段階で実機を試作することなく必要十分な送
り系の設計が可能となる。
シミュレー夕の概略構成図、 第2図は第1図のNCサーボシミュレータの詳細構成図
、 第3図は摩擦特性モデルの詳細構成図、第4図は本発明
のNCサーボシミュレータによるシミュレーション結果
の説明図、 第5図は従来技術におけるシミュレー夕のブロック図で
ある。
40・・・NC指令生成モデル 50・・・電気制御モ
デル60・・・サーボモータモデル 64、66・・・積分演算要素 76、78・・・積分演算要素 100・・・NCサーボシミュレータ A1〜A8・・・加減算手段 70・・・機械特性モデル
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るNCサーボFIG.4 (Q) (C) (b) (d)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)NC指令生成モデルと、電気制御モデルと、サー
    ボモータモデルと、機械特性モデルと、第1および第2
    の加減算手段とからなり、 前記NC指令生成モデルにより算出したNC指令数値を
    第1の前記加減算手段に加算し、前記サーボモータモデ
    ルにより算出したモータ回転値、または前記機械特性モ
    デルにより算出した機械移動位置、若しくは前記サーボ
    モータモデルにより算出したモータ回転値と前記機械特
    性モデルにより算出した機械移動位置を合成した値を、
    前記第1の加減算手段より減算し、前記第1の加減算手
    段より得られた値を前記電気制御モデルの入力とし、 前記電気制御モデルにより算出された電流値を前記サー
    ボモータモデルの入力とし、 前記サーボモータモデルにより算出されたモータ回転値
    を前記第2の加減算手段に加算し、前記機械特性モデル
    により算出された機械移動位置を前記第2の加減算手段
    より減算し、前記第2の加減算手段より得られた値を前
    記機械特性モデルの入力とするように構成したことを特
    徴とするNCサーボシミュレータ。
  2. (2)請求項1記載のNCサーボシミュレータにおいて
    、 前記機械特性モデルを、バックラッシと駆動系の剛性を
    算出する関数演算モデルと、 第3の加減算手段と、 移動物質量の逆数を係数とする第1の積分演算モデルと
    、 第2の積分演算モデルと、 移動速度および/または移動位置から摩擦力を算出する
    関数演算モデルとによって構成し、第2の加減算手段よ
    り得られた値を前記関数演算モデルの入力とし、 前記関数演算モデルの算出結果を駆動推力となし、この
    値を前記第3の加減算手段に加算し、前記摩擦力を算出
    する関数演算モデルによる演算結果を前記第3の加減算
    手段より減算し、前記第3の加減算手段より得られる値
    を前記移動物質量の逆数を係数とする積分演算モデルの
    入力とし、 前記積分演算モデルの算出値を移動速度として前記他の
    積分演算モデルの入力とし、 前記積分演算モデルの計算結果を移動位置とすることを
    特徴とするNCサーボシミュレータ。
  3. (3)請求項2記載のNCサーボシミュレータにおいて
    、 サーボモータモデルを、モータのトルク定数を算出する
    係数演算モデルと、 第4の加減算手段と、 モータと機械回転部との合計のイナーシャの逆数を係数
    とする第1の積分演算モデルと、第2の積分演算モデル
    と、 駆動推力からモータの負荷トルクを算出する係数演算モ
    デルとによって構成し、 前記電気制御モデルの演算結果をモータのトルクとして
    前記第4の加減算手段に加算し、前記駆動推力を前記モ
    ータの負荷トルクを算出する係数演算モデルの入力とし
    、 前記係数演算モデルの計算結果を前記第4の加減算手段
    より減算し、 前記第4の加減算手段より得られる値を、前記モータと
    機械回転部との合計のイナーシャの逆数を係数とする第
    1の積分演算モデルの入力とし、 前記第1の積分演算モデルの計算結果をモータの回転速
    度として前記第2の積分演算モデルの入力とし、 前記第2の積分演算モデルの計算結果をモータ回転とす
    ることを特徴とするNCサーボシミュレータ。
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