JPH038270Y2 - - Google Patents

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JPH038270Y2
JPH038270Y2 JP1988102273U JP10227388U JPH038270Y2 JP H038270 Y2 JPH038270 Y2 JP H038270Y2 JP 1988102273 U JP1988102273 U JP 1988102273U JP 10227388 U JP10227388 U JP 10227388U JP H038270 Y2 JPH038270 Y2 JP H038270Y2
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cylinder
container
ashes
plate
decorative
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JP1988102273U
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JPH0223537U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、お骨入れと呼ばれる収骨容器に関す
る。
〈従来の技術〉 わが国では、火葬された人の遺骨は、骨壷に収
められて墓に埋葬される。その一方、遺骨の一
部、通常喉仏と呼ばれる首の骨が、菩提寺等のゆ
かりの寺に納骨されることが多い。この時に使用
される収骨容器が、いわゆるお骨入れである。こ
れは、簡単な蓋付の容器であり、この容器を布製
の袋に入れ、正面に戒名を記入して寺に収められ
る。また近年、仏像を模した収骨容器が提案され
ている。このタイプの収骨容器は仏像の体内に空
所を設けて、この空所に故人の遺骨を納めるよう
になつている。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来、この収骨容器の形態が検討されたことは
殆どない。それは、収骨容器の形態が社会通念と
して固定化されてしまつていることが主因と考え
られる。しかし、実際の使用状況を子細に検討す
ると解決すべき問題点は少なくない。
問題点の1つは、袋の正面に記入した戒名が年
月を経るに従つて薄れ、容器の識別が困難になる
ことである。他の問題点としては布製の袋の劣化
が速いこと、袋の汚れを除去しにくいこと、安定
性が悪いこと等がある。さらに、容器を袋に入れ
ただけの形態は、袋の生地がいかに高価なもので
あつても、現在の価値感からすれば軽薄な印象は
免れ得ない。現在は中身よりもパツケージを優先
する傾向が強い。商品ですらパツケージ次第で売
上が大きく伸びる時代である。商品とは比較にも
ならない遺骨を収めるにしては、現状の容器は余
りにも質素にすぎ、工夫に欠ける。
前記仏像を模した構造の収骨容器は故人を供養
するのに適しているものであるが、遺骨が仏像に
直結するものであるため、どちらかといえば新し
さに限界がある。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、
耐久性、安定性に優れるのは勿論のこと、高級
感、重量感にあふれ、同時に厳かさも合わせ持つ
収骨容器を提供することを目的としている。
本考案は仏像のみでなく、特に置燈篭のイメー
ジを顕示することにより新しさのある収骨容器を
提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る収骨容器は、全体として置燈篭の
形状を有する収骨容器であつて、この収骨容器は
置燈篭における台座に相当する容器本体と、火袋
形状の装飾筒と、笠に相当する蓋板から構成され
ており、前記容器本体は円板状の座板と、座板の
上面中央部に立設された円筒状の筒体を備えてお
り、前記装飾筒はその高さが前記筒体より若干高
く、筒体と蓋板が螺合された状態で前記筒体を包
囲して上下から挟持固定されるようにしてあり、
且つ両開きの扉を左右に開くことにより覗き窓と
なつて筒体の戒名が拝めるように構成されてあ
り、且つ前記筒体の上端開口部内周面に雌ネジが
刻設されており、前記蓋板の上面中央部には仏像
などの立体像が載設されるとともに、蓋板の下面
側には前記筒体の雌ネジに螺合可能な環状のネジ
部が設けられていることを特徴としている。
〈作用〉 容器本体の筒体内に遺骨を入れ、蓋板で筒体の
上端開口部を閉塞することにより、お骨入れとし
て機能する。
さらに、本考案の収骨容器においては、筒体が
装飾筒で包囲されている。また、蓋板は筒体の周
囲に張り出し、ひさしの役目を果たす。その結
果、筒体表面が保護され、筒体表面に記入された
戒名が長期間鮮明な状態に保たれる。
戒名を確認する時には、装飾筒に設けられた扉
を開け、覗き窓より中を覗く。
容器全体が剛性体であるので、本質的に耐久性
に優れ、汚れの除去も容易になる。また、座板は
安定性確保に寄与する。
座板上の筒体が装飾筒で包囲され、その上の蓋
板に仏像等の立体像が載設された構成は、見た目
にも安定感にあふれ、重量感を醸し出す。
装飾筒に施された意匠模様と、その上の仏像等
の立体像は高級感を醸し出し、仏像等の立体像は
さらに厳かさを見る人に印象づけるとともに、全
体として置燈篭の感じを与えるので、従来品にな
かつた美的感覚ないしは意外感を与える。
また、蓋板は仏像等の立体像の台座と筒体のひ
さしとを兼ね、装飾筒は筒体の保護筒を兼ねる。
このように構成部材が合理的に組み合わせられて
いることから、受ける印象に比べて載置スペース
は小さい。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案に係る一実施例を
説明する。
第1図及び第2図は本考案を実施した収骨容器
の一例についてその構造を示す斜視図であり、第
1図は組み立てた状態、第2図は分解した状態を
それぞれ示している。
本考案の収骨容器は全体として置燈篭の形状を
している。
置燈篭の台座に相当する容器本体1は、円板状
の座板11と、この座板11より直径の小さい円
筒状の筒体12とより構成されている。筒体12
は座板11の上面に溶接等で同軸接合されてい
る。金属製の容器本体1の表面には黒色塗装が施
され、筒体12の上端開口部内周面には雌ネジ1
21が刻設されている。さらに、座板11の裏面
には滑り止めと衝撃吸収とを兼ねたフエルト(図
示省略)が張りつけられている。なお、図面中1
22は筒体12の表面に貼付された戒名記入紙で
ある。
置燈篭の笠の部分に相当する蓋板2は座板11
と同じ直径の金属製の円板で、表面に金メツキが
施されている。蓋板2の裏面には、環状のネジ部
21が蓋板2と同軸に溶接されている。ネジ部2
1の外周面に刻設された雌ネジは、前記筒体12
の上端開口部内周面に刻設された雌ネジ121に
螺合するようになつている。蓋板2の上面中央部
には、仏像等の立体像としての阿彌陀如来座像2
2が蓋板2の裏側からのネジ止めにより固定され
ている。金属製の阿彌陀如来座像22の背後に
は、同じく金属製の後背221が固着され、いず
れにもつや消しの金メツキが施されている。
置燈篭の火袋に相当する装飾筒3は六角筒体
で、前記筒体12に外嵌され得る太さを有してい
る。この装飾筒3の対角線の長さは、座板11及
び蓋板2の直径より小さく、筒体12に外嵌され
た状態で、装飾筒3が座板11及び蓋板2の外側
にはみ出ることのないように設定されている。高
さは、筒体12より若干高く、筒体12の上端開
口部に蓋板2の下面のネジ部21がネジ込まれた
状態で、装飾筒3が座板11と蓋板2とで上下か
ら挟持固定されるように定められている。
金属板を加工して成形された装飾筒3は、上
端、下端を含む上下方向4箇所に横リブ31を有
し、上中下の3段に分割されている。また、周方
向6箇所のコーナー部には縦リブ32が設けられ
ている。中段の2つの面は、覗き窓33となつて
いて、両開きの扉331で開閉される。2枚の扉
331は、ヒンジ332で覗き窓33の両側に支
持され、衝合部に止め金333を備えている。
装飾筒3の表面及び裏面は金メツキが施され、
意匠模様としては上段の面に雲の透かし模様が、
中段の扉331を除く面には蓮の花の透かし模様
が、扉331には須弥山の透かし模様が、また下
段の面には波の立体模様がそれぞれ施されている
(ただし、図面においては、各模様は省略して示
している)。
第1図及び第2図に示された収骨容器の組立て
は、次の順序で行われる。
まず、容器本体1の筒体12の中に遺骨を入れ
る。次に、筒体12の外側に装飾筒3を嵌める。
最後に、筒体12の上端開口部内周面に刻設され
た雌ネジ121に、蓋板2の裏面に突設されたネ
ジ部21の外周面の雄ネジをねじ込む。このよう
にして、筒体12に蓋板2が螺着されることによ
り、筒体12の内部が封止されるとともに、座板
11と蓋板2とで装飾筒3が上下から挟持固定さ
れる。筒体12に蓋板2が螺着された状態で、阿
彌陀如来座像22の向く方向が正面となる。装飾
筒3の覗き窓33が正面を向くように、螺着の段
階で装飾筒3の位置調節を行う。螺着後に戒名の
記入された紙122を覗き窓33より筒体12の
正面に貼る。
第1図及び第2図の収骨容器は、その構造に関
連して次のような特徴を有することになる。
蓋板2が筒体12の周囲に張り出し、ひさしと
なる。このひさしと装飾筒3とで筒体12が完全
に覆われる。ひさしがあることから、装飾筒3に
透かし模様が形成されていても、筒体12の表面
に汚れや色あせが生じにくい。紙122に記入さ
れた戒名は、長期間鮮明な状態に保たれる。
容器全体が金属からなり、戒名ばかりでなく容
器全体の耐久性に優れる。汚れは、蓋板2の部分
と装飾筒3とにもつばら生じる。後述するよう
に、この容器は安定性が良いので、はたきをかけ
ても転倒することがないく、汚れのひどい時には
蓋板2と装飾筒3とを容器全体から取り外して水
洗いすることもできる。
重量があり、座板11を有しているので、安定
性がよい。装飾筒3は筒体12の部分にボリユー
ム感を与え、見た目にも安定性を感じさせる。ま
た、装飾筒3とその上の阿彌陀如来座像22と
は、重量感と高級感とを醸き出し、覗き窓33に
設けられた扉331は戒名確認のためばかりでな
く、意匠上のアクセントにもなり、高級感を一層
高める。
さらに、阿彌陀如来座像22は、収骨容器に相
応しい品位、厳かさを見る人に与える。
また、蓋板2は阿彌陀如来座像22の台座と筒
体12のひさしとを兼ね、装飾筒3は筒体12の
保護筒とを兼ねる。このように構成部材が複数の
機能を有し、合理的に組み合わせられているの
で、高級感、重量感から与えられる印象に比べれ
ば小型があり、載置スペースの節減が図られる。
第1及び第2図に示された収骨容器は、金属製
であるが、一部または全体を合成樹脂等の他の剛
性体に置換することが可能である。容器の色調、
仏像等の立体像、装飾筒3の形状及び意匠模様等
についても図示例に限るものではなく、例えば仏
像等の立体像については立像、仏像以外の宗教的
立体像、さらには抽象的な像でもよく、装飾筒3
についても角筒、円筒等が可能である。
〈考案の効果〉 本考案に係る収骨容器は、従来の袋入り容器に
比べて品質、印象とも格段に高級であり、さらに
戒名の色あせ防止、汚れの取りやすさ、良好な安
定性、載置スペースの小ささ等の実用的利得も大
きく、商品価値のすこぶる高いお骨入れと言うこ
とができる。
さらに本考案の収骨容器は全体として置燈篭の
形状を有しているので、これを使用する者や見る
者にとつて従来品にはなかつた意外性を感じさせ
るという効果があり、ひいては故人を敬う感情を
懐かせるのに充分である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案を実施した収骨容器
の一例についてその構造を示す斜視図であり、第
1図は組み立てた状態、第2図は分解した状態を
それぞれ示している。 1……容器本体、11……座板、12……筒
体、2……蓋板、22……仏像等の立体像、3…
…装飾筒、33……覗き窓、331……扉。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 全体として置燈篭の形状を有する収骨容器であ
    つて、この収骨容器は置燈篭における台座に相当
    する容器本体と、火袋形状の装飾筒と、笠に相当
    する蓋板から構成されており、 前記容器本体は円板状の座板と、座板の上面中
    央部に立設された円筒状の筒体を備えており、 前記装飾筒はその高さが前記筒体より若干高
    く、筒体と蓋板が螺合された状態で前記筒体を包
    囲して上下から挟持固定されるようにしてあり、
    且つ両開きの扉を左右に開くことにより覗き窓と
    なつて筒体の戒名が拝めるように構成されてあ
    り、 且つ前記筒体の上端開口部内周面に雌ネジが刻
    設されており、前記蓋板の上面中央部には仏像な
    どの立体像が載設されるとともに、蓋板の下面側
    には前記筒体の雌ネジに螺合可能な環状のネジ部
    が設けられていることを特徴とする収骨容器。
JP1988102273U 1988-08-01 1988-08-01 Expired JPH038270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988102273U JPH038270Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988102273U JPH038270Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

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Publication Number Publication Date
JPH0223537U JPH0223537U (ja) 1990-02-16
JPH038270Y2 true JPH038270Y2 (ja) 1991-02-28

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ID=31332034

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JP1988102273U Expired JPH038270Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

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