JPH0372275A - 低圧電線路の大地間絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電力需要家に設備される高圧および特別高圧
骨ＩＥｉＱ（１１において、停電をすることなく低圧電
線路の大地間絶縁抵抗を測定する装置に関する。

［従来の技術］ 電力需要家における低圧電線路の大地間絶縁抵抗測定は
機器の故障検出、人身の感電防止、漏電による火災発生
時の事故を未然に防ぐために必須の測定項目となってい
る。この測定言置には従来から第３図（ａ）に示すよう
に受電を停止し絶縁抵抗測定を行う方法と同図（ｂ）に
示すように変圧求されるため、頻繁に実施することが困
難でありまた、この測定では１００〜２００Ｖの電圧を
低圧電線路と大地間に印加するため半導体素子を応用し
た機器を破壊するトラブルも多発している。

後者の場合は、通常の漏洩電流であり、このＩＥ流の大
きさによって低圧電線路と大地間との絶縁の良否を判断
している。しかし、この電流値は低圧電線路と大地間の
絶縁抵抗によるものばかりでなく、低圧電線路と大地間
の絶縁物によるｎｔｌ容量に起因するものが大きな比重
をしめている。特に昨今の半導体素子を応用した機器で
は、ノイズ防止の目的から電線路と大地間にコンデンサ
結合をしたフィルタが使用されている場合が多くなって
いる。このような場合フィルタに流れる電流が漏／Ｉｌ
Ｉ電流として流れみかけ上絶縁抵抗の劣化とじてで低圧
電線路と大地間に流れる電流から絶縁抵抗による電流成
分のみを抽出して絶縁抵抗を測定する装置が考案された
。この方法の一つは第４図に示すように、変圧器の２次
側接地線に交流の微少電圧を印加して、低圧電線路と大
地間に流れる微少電流を変流器で検出し、印加電圧と電
流の位相差から絶縁抵抗に起因する電流成分のみを抽出
するというものである。しかしながら、この原理のもと
で製作されたものは低圧電線路が大地間で構成する静電
容量や絶縁抵抗が分布定数的なものであること、大地帰
路抵抗の存在等の影響によって正確に絶縁抵抗のみによ
る電流を抽出するのが困難である。本発明はこのよつな
状況に謹みてなされたもので、変圧器２次側の接地線に
微少直流電圧を印加し低圧電線路と大地間の絶縁抵抗を
測定することを目的とする。

【課題を解決するための手段］ この目的を達成するため、本発明の低圧電線路天地間絶
縁抵抗測定装置では、変圧器２次側接地線に交流電圧の
代わりｌ；低圧１を線路と大地間の静電容量の影響を受
けない直流電圧を印加し、低圧に直流電圧を印加する場
合に特に留意すべきことは接地線の本来の機能を損なつ
ってはならないということである。すなわち漏洩電流や
接地事故時の事故電流、変圧器の１次側と２次側が混触
したときの事故ａ流等を安全に大地に流さなくてはなら
ない。交流電圧を印加する場合は注入変圧器を用いてこ
の問題を解決しているが、直流電圧を印加する場合は注
入する方法とともに接地線としての機能をいかに保持す
るかが問題となる。本発明では直ｄＬ１！圧を印加する
方法として接地線に低抵抗を直列に接続しこの抵抗の両
端子に直流ｆ（流を流す手段をとっている。さらに事故
電流等の過大電流が流れた場合は該抵抗と並列に設置し
た開閉器を閉じて安全に大地に流す手段を採用している
。

［実施例］ 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。第
１図は本発明の装置のブロック図である。

接地線に低抵抗を２個直列に挿入する。抵抗３はスイッ
チ２を介して直流！［１に接続されている。

スイッチ２を押すと抵抗３に直流電流が流れ抵抗３の片
極が大地に対して一定の電位を保持する。

この電圧が入力されると、抵抗４を介して低圧電Ｓ路と
大地間にｍ流が流れる。スイッチ２が押された瞬間はｎ
電容量Ｃによって過渡的にＩｃが流れるが時間とともに
減衰して最終的にゼロとなる。

絶縁抵抗によるｉｔ流はスイッチ２が押されている間流
れるのでスイッチ２を押してしばらくした後の抵抗４の
両端に誘致された直流電位を増幅器５で増幅し、ローパ
スフィルタ６を通過させてメータ７で表示すれば、絶縁
抵抗に帰因する′ｌｌＥ流に比例してメータ指示を得る
ことができる。この指示から絶縁抵抗値を知ることが可
能である。

停電しないため、商用電源による漏洩電流が抵抗４に流
れるため、抵抗４の両端には、商用周波数の交流電圧が
誘起される。この交流電圧を除去するのがローパスフィ
ルタ６の役割である。

抵抗４、抵抗３を接地線に挿入するため、本装置を使用
している時に、地絡や、短絡のように事故電流が接地線
を流れると、大地に対して抵抗４の電位が大きくなる。

また事故ｔＩＬ流が大きいと、抵抗４、抵抗３が焼損す
る可能性もでてくる。ダイオード群８はこのような場合
にすみやかに［流をダイオードを通って大地に流出させ
ることを目的としている。ダイオード群８は大地と抵抗
４の間の電位が一定以下であれば非常に大きな抵抗を示
し、−窓以上となれば非常に小さな値となる性質がある
ため、事故電流等の大電流を支障なく大地に流すことが
できる。

第２図は第１図におけるダイオード群の代わりにサイリ
スタを使用した場合（ａ）とトライアックを使用した場
合（ｂ）を示している。この場合も抵抗４の電位が大き
くなるとゲート電流が流れサイリスタやトライアックを
導通させ事故電流を大地に流すことができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、低圧電線路を停
電することなく、低圧電線路と大地間の絶縁抵抗を測定
することができる。また接地線に低抵抗を挿入し、電位
を与えても低圧電線路に接続された機器に対しても悪影
響を与えることもなく、故障電流に対しても安全策を請
じているので通常の接地と同等の安全が確保できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実ＩＭ例を示し、第２図は第１図にお
いてダイオード群８に替わる機器を示し、第３図は低圧
電線路と大地間の絶縁抵抗を調定する従来の方法を示す
図、第４図は接地線に交流電圧を印加して低圧電線路と
大地間の絶縁抵抗を測定する方法を示す図である。 １：直流電源 ２：スイッチ 第１０ 直流電圧印加用抵抗 電流検出用抵抗 直流増幅器 ローパスフィルタ 指示計 ダイオード群

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高圧及び特別高圧受電設備の変圧器２次側の接地線
   に微少直流電圧を印加する手段と、この微少直流電圧に
   より、大地間と低圧電線路間に流れる微少電流を検出し
   表示する手段とを備えたことを特徴とする低圧電線路の
   大地間絶縁抵抗測定装置。 ２、接地線に事故等により過大電流が流れたときに、速
   やか大地に過大電流を流す手段を備えた請求項１記載の
   低圧電線路の大地間絶縁抵抗測定装置