JPH0371150B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ ゴルフのストロークに適合せる上部面例えば
カーペツト４９を備えたプラツトホーム４３であ
つて、上向きスロープや下向きスロープなどにお
いてプレーを模擬するためにどの様な方向にも傾
斜するように調整可能なプラツトホーム４３を有
する、ゴルフ練習用特に所謂長打練習ゴルフ練習
場用のボール打ち装置において、前記プラツトホ
ーム４３の下側に配設された中央に位置していて
下向きに向けられた台脚６１であつて大地または
他の支持体上に支えられるように意図されている
板５５の一部分に固着された管状部５７内に垂直
方向に変位可能でかつ回転可能に配設された台脚
６１と、下方位置にあるときには前記プラツトホ
ーム４３に安定性を付与する支持部材５３と、持
上げ装置８３，８５，９１，９３，９５であつて
該装置によつて前記プラツトホーム４３を上方位
置に持ち上げることができかつ該位置で所望の向
きに回転することができその後再び安定性のある
下方位置に下げることができる持上げ装置８３，
８５，９１，９３，９５とを備えたことを特徴と
するゴルフ練習用ボール打ち装置。

２ 前記持上げ装置が下方に向けかつ外方に向け
て枢動可能な持上げ部材９１，９３，９５であつ
て該部材の外方に向けての運動が前記プラツトホ
ーム４３の上昇をもたらして台脚６１を管状部５
７内で上方に移動させる持上げ部材９１，９３，
９５と、前記台脚を上方位置において保持するた
めに設けられた鎖錠部材６７とを備えていること
を特徴とする請求の範囲第１項に記載のボール打
ち装置。

３ 前記プラツトホームの低くされた方の側に配
設されていて持上げ装置９１，９３，９５を担持
する水平の操縦軸８３であつて、該軸の回転が前
記の低くされた方の側に昇降を与える操縦軸８３
を備えていることを特徴とする請求の範囲第２項
に記載のボール打ち装置。

４ 前記持上げ部材９１，９３，９５が前記プラ
ツトホームの一方の側に配置された制御桿８５に
よつて操作されるように配設されていることを特
徴とする請求の範囲第２項又は第３項に記載のボ
ール打ち装置。

５ 前記プラツトホーム４３の低くされた方の側
に配設された少なくとも１つの引込可能の支持部
材７７，７９を備えていることを特徴とする請求
の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のボ
ール打ち装置。

６ 前記操縦軸８３が持上げ部材９１，９３，９
５が外方に向けて動かされるとき支持部材７７，
７９を該部材の外方に向かう位置へ動かすように
配設された部材９９，１０１，１０３を備えてい
ることを特徴とする請求の範囲第３項又は第４項
に従属する請求の範囲第５項に記載のボール打ち
装置。

７ 前記持上げ部材を元の位置に復帰する際に前
記支持部材を引込位置へ復帰するための手段１０
３を備えていることを特徴とする請求の範囲第６
項に記載のボール打ち装置。

技術分野： 本発明はゴルフ練習特に所謂長打を練習するボ
ール打ち装置に関する。本装置はゴルフボールを
支えるのに適した上部面、例えばカーペツトを備
えたプラツトホームを有していて、そのプラツト
ホームはどの様な所望の方向にも傾斜することが
できる。

ゴルフプレーヤーの日常生活にとつて不可欠と
される面には、ゴルフ練習場所謂長打を練習する
ゴルフ練習場と連携しての度々行われる体系立つ
た練習がある。この様なゴルフ練習場には、通常
所謂ゴルフボール打ちカーペツトと称する、そこ
からゴルフプレーヤー達がボール打ちをする場所
が、練習場の一方の端に用意されている。しかし
ながら、ゴルフコースでの実際的な状態の下にお
けるプレーでは、ゴルフボールが上向きスロープ
や下向きスロープなど特別な技術を必要とすると
ころで打たれなければならないので、全く異なる
プレー状態に遭遇することになる。それ故、現今
のゴルフプレーのための練習場は、従来のボール
打ちをする場所では、人がコースに出ての実際の
プレーにおいて起こる事態を模擬できないという
点で、不完全である。

それ故に本発明は、ゴルフボール打ち装置であ
つて、プレープラツトホームが種々の方向に傾斜
するように調整可能であるボール打ち装置を提供
することが、その目的とされる。本発明の他の目
的は、ゴルフボール打ちの支持体すなわちプラツ
トホームを、単純なやり方でしかも大きな力を行
使せずに、所望の方向を指向させることができる
ような、ゴルフボール打ち装置を提供することで
ある。

発明の概要： 傾斜したプラツトホームを備えたゴルフボール
打ち装置から出発して、本発明によれば、これら
及び他の目的に対応して、そのプラツトホームの
下側に、大地または他の支持体上に支えられるよ
うに予定されている取付け具すなわち板の一部分
に固着された案内部材すなわち案内管状部内に、
垂直方向に変位可能でかつ回転可能に配設されて
いる中央に位置していて下向きに向けられた台脚
を設けた構造が提供される。さらに、本装置に
は、支持装置であつて、その支持装置によつて本
装置が下方位置にあるときにはプラツトホームに
安定性が付与される支持装置が設けられている。
結局、本発明にかかる装置は、持上げ装置であつ
て、その持上装置によつてプラツトホームを上方
位置に持ち上げることができ、かつその位置で所
望の向きに回転することができ、その後再び安定
性のある下方位置に下げることができる持上装置
を備えている。このゴルフボール打ち装置は、そ
の時にゴルフ練習に使用するように準備を完了す
る。

本発明にかかるゴルフボール打ち装置の好まし
い実施態様では、持上げ装置は外方に向けかつ下
方に向けて枢動可能な持上げ部材であつて、その
持上げ部材の外方に向けての運動がプラツトホー
ムの上昇をもたらして台脚を管状部内で上方に移
動させる持上げ部材と、台脚と従つてまたプラツ
トホームとを上方位置に保持するために設けられ
た鎖錠部材とを備えている。

本発明の装置の他の好ましい特徴によれば、水
平の操縦軸がプラツトホームの低くされた方の側
に配設されていて持上げ装置を担持し、かつその
操縦軸の回転が前記のプラツトホームの低くされ
た方の側に昇降を与える。前記の持上げ装置は、
プラツトホームの一方の側に配置された制御桿に
よつて操作されるように配設されるのが好まし
い。

さらに、本発明のゴルフボール打ち装置には、
プラツトホームの低くされた方の側に配設される
少なくとも１つの引込可能の支持部材を備えるこ
とができる。操縦軸には、持上げ部材が外方に向
けて動かされるときに、前記支持部材をそれの外
方に向かう位置へ動かすように配設されている部
材を備えるのが好ましい。その上、本発明のゴル
フボール打ち装置は、持上げ装置を元の位置に復
帰する際に、前記支持部材を引込位置へ復帰する
ための部材を備えることが好ましい。

実施例 本発明を、以下に、本発明の装置の特に好まし
い実施態様を示す添付図面に関連して、さらに説
明する。図面に関して、 第１図はゴルフボール打ち装置を下側から見た
平面図であり、 第２図は同じ装置の側面図であり、 第３図は同じ装置の端面図であり、 第４図は第１図のＡ−Ａ線に沿つて切断した拡
大詳細図であり、また 第５図は第１図のＢ−Ｂ線に沿つて切断した拡
大詳細図である。

全体を符号４１で示したゴルフボール打ち装置
は、適切な設計の金属フレーム４５に支持されて
いるプラツトホーム４３を備えている。プラツト
ホームは、従来タイプのカーペツト４９を載せて
いて、木製であることが適切である板４７からな
る。第２図には、ストロークのために配置された
ゴルフボール５１を上向きスロープにおいてプレ
ーするように調整した本装置が、図解的に示され
ている。

プラツトホーム４３は、金属製の管状材料で適
切に作られた支持部材５３によつて支持される。
本発明にかかるゴルフボール打ち装置は、その下
側に、上方に延びる中央管状部５７を中央部に担
持せる中央支持板５５を備えている。支持板５５
は、所望の位置へのプラツトホームの調整との関
連で、大地または他の適切である支持体に支持さ
れるように計画されている。

板４７の下側には、図面では一層詳細には示さ
れていないが、支持板５５上に配設された中央管
状部５７の内部で、上側から動かすことができる
ように設計された下向きに延びる台脚６１を備え
た中央板５９が、取付けられている。圧縮ばね６
３が、以下に詳細に説明されるような目的のため
に、下向きに延びる台脚６１の回りに配設されて
いる。さらに、板５９は、プラツトホームを中央
支持板５５によつて支えられる上昇位置において
保持するように計画されている鎖錠部材６７のた
めの、下方に向けて指向する固定部材６５を担持
する。鎖錠部材６７は、固定部材６５に取付けら
れたスリーブ７１を貫通して延びている。棒状鎖
錠部材６７は、スリーブ７１の内部において、そ
のスリーブ内に配設された圧力ばね６９と協働す
る止め７０を備えていて、その鎖錠部材６７は、
第５図に図示されている如く、左手側に向かう方
向への移動をさせられるように、偏倚されてい
る。棒状鎖錠部材６７は、その外側端部を山形鋼
７４に枢動可能に連結され、山形鋼７４は符号７
３に枢着され、かつ外側端部にはペダル７５が担
持されている。

第１図および第２図から一層明らかなように、
本発明の装置はまた、引込可能な支持クランプ７
７，７９を備え、これら支持クランプは回転可能
な軸８１に堅固に取付けられていて、その軸は適
切なやり方で金属フレーム４５において支持され
ている。

本発明にかか装置はさらに操縦軸８３を備えて
いて、その操縦軸８３はそれの外側端部に桿８５
を担持し、かつプラツトホームの下の中央部にお
いて、その軸に取付けられた脚部９３と枠９５と
によつて支持ローラ９１を支持している。そのロ
ーラ９１は回転可能であつて、それの柄の間に回
転可能に取付けられている。

桿８５は、その桿を金属製フレームに取付けら
れた支持体８７に支えられている下方位置と、そ
の位置に反対の位置で最も離れた位置との間で動
かすことができ、その反対の最も離れた位置はプ
ラツトホームの他方の端部に配置された限界止め
８９によつて限定されている。さらに、操縦軸８
３はそれの内側端部に、以下に詳細に説明される
ような目的のために、鎖錠部材９７を担持してい
る。

操縦軸８３は滑り部材１０１とアーム９９を介
して協働する。滑り部材１０１はカム１０３を備
え、かつばね１０５によつて回転可能な軸８１と
係合するようにして偏倚されている。この軸８１
はカム１０３と協働する止め１０７を備えてい
る。

最後に、本発明にかかる装置は、それの右手側
に伸張性のある支持脚部１０９，１１１を備えて
いることによつて、プラツトホーム４３の傾斜を
一層増加させることができる。

上述したとおりの装置の機能を、以下に簡潔に
説明する。第１図に図示されている位置であつ
て、第２図での一点鎖線で示された位置と対応し
ている位置から出発して、桿８５が第２図におい
て実線で示されている位置へ持上げられると、支
持ローラ９１が、第２図に図示されているよう
に、低い位置にされて、プラツトホームの右手側
は持上げられる。このことは、ばね６３の作用を
受けて、懸吊状態の中央管状部５７を備えた支持
板５５が下方に向けて移動させられることになる
ので、管状部５７の上部側が鎖錠部材６７より低
い位置にくる。このことは、ばね６９の作用を受
けて、鎖錠部材６７を管状部５７の上部端の上側
へ内側に向けて移動させて、支持板５５を伸張位
置において鎖錠する。

桿８５の持上げに関連して、支持クランプ７
７，７９が、カム１０３と止め１０７と（第４図
参照）の間の協働によつて、第４図に実線で図示
されている位置まで下方に向けて移動される。さ
らに、桿８５を第４図の図示における右手側に向
けて限界止め８９のところまで、ずつと持ち上げ
るようにして移動させるとしよう。そうするとこ
れは、滑り部材１０１上のカム１０３を回動可能
である軸８１に配設されている止め１０７を通り
越して移動させることになり、それによつて、桿
８５が再び第４図において一点鎖線で図示されて
いる位置まで移動されると、カム１０３の作用並
びにカム１０３の止め１０７との協働作用を受け
て、支持クランプ７７，７９が引込位置へと再び
復帰される。支持クランプ７７，７９は、操縦軸
８３上に配置されている鎖錠部材９７が第４図に
よつて一点鎖線で示されている位置をとることに
よつて、この引込位置に保持される。

さて、中央支持板５５が伸張されかつ鎖錠され
た位置にあり、その上、桿８５が第１図に図示さ
れている位置に復帰されると、プラツトホームは
その中心の回りで容易に回転させることができ、
かつ幾つかのタイプのシヨツトを練習するための
所望の方向、すなわち上向きスロープ、下向きス
ロープ、またはその他の所望の傾斜位置に調整す
ることができる。所望の位置にプラツトホームを
回転させた後で、鎖錠部材６７が押下げペダル７
５によつて解放されると、中央支持板５５が装置
への重力の作用を受けて下向きに移動するので、
支持部材５３が大地と係合するようになる。その
時には、プラツトホームは所望の位置での練習の
ための準備が完了する。

しかしながら、もし桿８５を操縦しているとき
にその運動が第４図に実線で図示されている位置
で中断されたとすると、支持クランプ７７，７９
は桿８５が第１図に図示されている位置に復帰さ
れて行くときにも、引込位置へ復帰されなくな
り、それによつてプラツトホームは本質的に水平
位置をとることになる。この様にして、プラツト
ホームを通常の位置すなわち水平位置にして、練
習を行なうことができる。

他方、第２図に図解されている傾斜よりも更に
大きい傾斜が望まれる場合には、プラツトホーム
の右手側に配置された特別の伸張性のある支持脚
部１０９，１１１が、支持板５５を特別の傾斜が
提供される伸張位置に作動させることができる。

本装置は勿論変更することができ、例えば管状
部５７を備えた中央支持板５５を、台脚５１、ば
ね６３および鎖錠部材６５とを合せて備えた板５
９と、その場所を換えるようにして変更すること
ができる。