JPH0370541A - 網膜電位図波形からの波形成分抽出方法 - Google Patents

網膜電位図波形からの波形成分抽出方法

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JPH0370541A
JPH0370541A JP1206432A JP20643289A JPH0370541A JP H0370541 A JPH0370541 A JP H0370541A JP 1206432 A JP1206432 A JP 1206432A JP 20643289 A JP20643289 A JP 20643289A JP H0370541 A JPH0370541 A JP H0370541A
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JP
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wave
waveform
erg
component
piii
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JP1206432A
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English (en)
Inventor
Shirou Usui
臼井 支朗
Eiichiro Nagasaka
長坂 英一郎
Yozo Miyake
三宅 養三
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Toyo Medical Co Ltd
Original Assignee
Toyo Medical Co Ltd
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、網膜電位図波形の定量的な解析に用いて好適
な波形成分の抽出法、特に網膜電位図波形に基づいて網
膜変性症等の眼疾患の臨床的判定を行なう場合に用いて
好適な波形成分の抽出法に関するものである。
(背景技術) 網ps電位図(Electrorettnogram 
:以下ERGと記す)は、光刺激に対する網膜の応答を
角膜と顔量の電位変化として記録するものであり、その
電位波形(ERG波形)は、立体的かつ並列的な層状構
造をもって網膜を構成する、色素上皮細胞、視細胞、水
平細胞、双極細胞、アマクリン細胞、神経節細胞等の応
答電位の総和と考えられている。
このERGが網膜変性症等の眼疾患の診断に際して臨床
的に議論されるのは、閃光に対する初期(0〜100I
IIsec)の応答成分であり、これは、第1図に示さ
れているように、光刺激直後に現れる滑らかな陰極性の
a波と、それに続く陽極性のb波、およびa波からb波
への移行部に現れる律動様小波(Oscillator
y Potenttal  :以下op波と記す)の三
つの成分からなっている。また、かかるERGの初期応
答成分は、生理学的には、第2図に示されている如く、
Pm波、Pm波及び0P波の各波形成分からなる合成波
であると考えられており、a波、b波、op波と、PI
I波、 PIII波、op波の各波形成分との関係およ
び発生機序は、それぞれ次のように考えられている。
すなわち、a波は、その起始部下降脚がPIII波によ
って構成されるとみなされているが、その底部(bot
tom)は、角膜側陰性波のPII波とそのPm波に遅
れて生じる陽極性のPm波との重なり合いによって生じ
ると考えられており、a波の振幅はPIII波の振幅と
は異なるものと考えられている。
そして、PI[[波はfastPI[[波とslowP
III波に区分され、fastPIII波の発生機序は
視細胞に、slowP■波のそれはξニラー細胞に由来
するとされている。
また、b波は、a波と同じ<PIII波とPII波の合
成波形と考えられている。そして、かかるb波の主成分
であるPm波の発生機序についてはミュラー細胞説が有
力視されているが、それだけでb波を完全に理解するこ
とは不可能であり、ほかに双極細胞のようなニューロン
の電気応答が加わった総合電位として考えられている。
更に、op波の発生部位としては、内顆粒層のアマクリ
ン細胞が有力視されている。
而して、前記PI[I波を単独で得る手法としては、(
1)興奮性の視細胞伝達物質と目されるアスパラギン酸
塩(aspartate)やグルタミン酸塩(glut
atsa te)等を投与し、シナプス後部の(pos
tsynapticな)応答成分であるPI波(ERG
波形の初期成分中には含まれていない)やPII波を減
弱ないし消失させる手法や、(2)!l膜内層から外層
に向かう直流通電を眼球に行ない、視細胞のシナプス(
synapse)端を過分極させ、伝達物質の放出を抑
制させる手法、(3)微小電極法によって視細胞応答を
直接的に記録する手法等が従来より知られており、また
PI波を単独で得る手法としては、カリウムイオン選択
性物質を用いた微小電極法が従来より知られている。
しかしながら、これら従来のPm波およびPI波の取得
手法は、何れも、動物眼を対象としたものであり、それ
ら手法の性質上、人眼に適用することは困難であった。
また、それら従来の手法では、同−眼について、PII
I波(fastPIII波、 slowP■波)、PI
I波およびop波を個々に分離した状態で同時に取得す
ることが困難であるといった問題もあった。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、このような事情を背景として
為されたものであり、その解決すべき探題とするところ
は、大版に適用した場合においても、人体に悪影響を及
ぼすことなく、光刺激に対する網膜構成細胞の応答電位
波形であるfastPIII波、slowPI波および
PII波を単独で、若しくは必要に応じて同時に取得す
ることのできる手法を提供することにあり、また人眼に
適用した場合において、人体に悪影響を及ぼすことなく
、光刺激に対する′fI4膜構成細胞の応答電位波形で
あるfastPI[[波、slowPI[[波、PIE
波およびop波を単独で、若しくは必要に応じて同時に
、しかも充分高い精度で有利に取得することのできる手
法を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明の第一の
手法にあっては、a波、b波およびop波を含む網膜電
位図波形から、fastPI[I波、slowPIII
波およびPII波のうちの少なくとも一つの波形成分を
抽出するようにしたのである。
また、第二の手法にあっては、a波、b波およびop波
を含む網膜電位図波形から、fastPIII波、sl
owPIII波、PII波およびop波のうちの少なく
とも一つの波形成分を抽出するに際して、それら波形成
分をモデル化し、該モデル化した波形成分の各波形パラ
メータを最適化することによって、その最適化した波形
成分を実際の波形成分と同定し、抽出することとしたの
である。
ここで、上記fastPI[[波、slowPIIIl
波、PII波およびop波の波形成分の抽出に際しては
、波形成分をモデル化するモデル化手段と、実際の計測
波形と該モデル化手段にてモデル化し・た波形成分の合
成波形とを比較し、その比較結果に基づいて、該モデル
化した波形成分を実際の波形成分と同定する同定手段と
を用いることが好ましい。
また、それらfastPl[1波、slowPI[波、
PII波およびop波の波形成分の抽出は、(a)網膜
電位図波形の微分波形を求める工程と、(b)かかる微
分波形に基づいて前記波形成分をモデル化する工程と、
(C)実際の計測波形とモデル化した波形成分の合成波
形との誤差を求める工程と、(d)かかる誤差を最小に
するように、前記モデル化した波形成分の波形パラメー
タを最適化する工程とを含む手順に従って行うことが望
ましい。
(具体的構成・作用) ERGのように、多数の成分が重畳した複合波形から、
目的とする波形成分を分離、抽出するためには、モデル
を用いた同定による波形分離法、所謂モデルフィッティ
ングが有効である。このモデルフィッティングにおいて
は、最初に各波形成分が解析関数で表現できると仮定す
る。そして、この仮定に基づいて生成される各波形成分
のモデル波形を台底し、各モデル波形に含まれる波形パ
ラメータを調整してその合成波形と観測波形との誤差を
最小化し、最終的に、その誤差最小点での波形パラメー
タによって各成分波形を分離・抽出する。
しかし、ERGは網膜細胞の光応答電位を反映してはい
るものの、網膜から角膜上に活動電位が投影されるまで
には、硝子体、水晶体等の電解質からなる中間透光体が
介在しており、その伝達機構の解析は容易ではない。ま
た、網膜細胞の光応答特性も細胞どうしの非線形な相互
作用によって複雑な時空間特性を示す、従って、ERG
と3II膜に関する断片的な知見を寄せ集めたようなモ
デル構成は、却ってその論理的解析を困難にしてしまう
可能性が大きい。そこで、モデル化の本質はあくまで簡
潔な表現と論理思考による機能・構造の予測にあること
を念頭において、ERGの各波形成分のモデルには、で
きるだけ簡潔な線形モデルを採用する。具体的には、f
astP m波、slo賀PIII波、PII波の各波
形成分については、その応答が非常に滑らかな波形を示
すことから、3次系のインパルス応答モデルを採用する
ことができ、op波モモデルはその振動形態から2次の
振動系モデルを採用することができる。なお、こうした
各網膜細胞応答のモデル化は、最新の生理学の研究成果
を取り入れて逐次変更、更新することが可能である。
ところで、ERGは、前述のように、その初期応答成分
であるfastPIII波、slowPIII波、PI
I波およびop波が互いに異なる潜時(遅れ時間)をも
って発生するため、その微分波形および2次微分波形は
、それらの潜時の違いに起因する特徴的な変曲点を有す
る。第3図は、22才の男子について測定した正常眼の
ERG波形■と、そのERG波形■から低域微分フィル
タを用いて得たERG微分微分波形見すものであり、そ
れらの比較から、そのERG微分微分波形見られる4つ
の変曲点α、β、γ、δは、それぞれ、次のような意味
を有するものと考えられる。
(i)αは、光刺激後の1〜2m5ec近辺に生じてい
るERG微分微分波形見初の変曲点であり、このα以降
のERG微分波形が負に転じていることから、角膜側陰
性方向の振幅を示す視細胞応答: fastP m波は
、このαの変曲点位置において開始したと考えられる。
(11)βは、ERG?i1分波形■に分波形石第2の
変曲点であり、a波の下降脚の勾配が切り替わる位置に
対応している。この変曲点βは、a波の主成分であるP
I[[波の勾配の変化と考えるよりも、b波を構成する
上行脚のPI波がこの時刻に開始したと考えるべきであ
る。
何故なら、a波の底部(bottom)がpm波とPI
r波との和によって構成されることを考風した場合、β
以降においては、PII波の開始を示す正勾配の変曲点
、しかもb波を構成し得るだけのかなり大きな正勾配を
有する変曲点は存在しないからである。
(iii)γは、a波の頂点時刻付近において正方向の
速度勾配が制動される位置に現れる第3の変曲点である
。この時間帯に相当する遅れ時間を有し、しかも勾配が
負の値を持つ波形成分としてはslowPIn波が該当
する。
(iv )δは、ERG微分微分波形見られる第4の変
曲点であり、この時刻以降において微分波形■は特徴的
な振動を示すため、op波の開示時刻であることが容易
に推察できる。
このように、ERG波形と比較した場合、ERG微分波
形は各波形成分の遅れ時間の特徴を明確に表現している
ものと推察される。従って、本発明では、ERGの各成
分波形のモデル化に際して、ERG微分波形における上
記α、β、γ、δの各変曲点に相当する時刻をfast
PIII波、PI波、5losnPIII波、op波の
各時間遅れの初期値(開始時刻)とする。これによって
、ERGの各成分波形の適正なモデル化が可能になるの
である。
一方、モデル化した各波形成分の同定には、それらモデ
ル波形の合成波形であるERGモデル波形と実際のER
G波形との差の2乗和をとった誤差評価関数が好適に採
用される。かかる誤差評価関数が最小となる波形パラメ
ータを求めて、その波形パラメータのモデル波形を実際
の波形成分として同定するようにすれば、ERGの各波
形成分、すなわちfastPIII波、PII波、sl
owPI[[波およびop波を単独で、若しくは必要に
応じて同時に、しかも充分良好な精度をもって、測定電
位波形としてのERGから電気的に直接抽出することが
できるのである。
なお、上記ERGのモデル波形と実測波形との差の2乗
和をとった誤差評価関数はパラメータに関して非線形と
なり、多峰性を示すため、その最小化に際しては、評価
基準を順次小さくする反復解法が好適に採用され得る。
そして、最急降下法、共役勾配法、可変計量法等、多々
ある反復解法の中でも、推定時の安定性(重み行列の正
定性の保持)と収束性(2次収束)に優れており、推定
時間が短く、推定精度が高い等の利点を有していること
から、可変計量法の一種であるD F P (Davf
don−Fletcher−Powell)法が特に好
適に採用され得る。ただし、この種の最適化手法の発展
は、近年において目ざましいものがあり、DFP法に優
る最適化手法が提案されれば、その方法を採用できるこ
とも勿論可能である。また、減衰定数、固有角周波数、
時定数、及び遅れ時間の各波形パラメータには負の値が
存在しないため、それらのパラメータについては正の範
囲に限定して推定することが可能である。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第4図は、本発明手法の実施に用いて好適な装置
を概略的に示すブロック図であり、その図において、2
は、ERG波形を実測するためのERG実測部を示して
おり、また4は、このERG実測部2で実測されたER
G実測波形を微分してその微分波形(実測微分波形)を
求める実測微分波形決定部を示している。
一方、同図において、6A〜6Dは、ERG波形の初期
応答波形成分であるfastPIII波、PII波、s
lowPnI波およびop波の各モデル波形を設定する
モデル化手段としてのモデル波形設定部を示しており、
8は、それら波形成分のモデル波形を加算手段10にて
並列結合してERGモデル波形を求めるERGモデル波
形合或部を、また12は、そのERGモデル波形合戒台
底において得られたERGモデル波形からその微分波形
(モデル微分波形)を求めるモデル微分波形決定部を示
している。
更に、14は、減算手段16で求められたERG実測微
分波形とERGモデル微分波形との差に重み付けをする
ための重み付は設定部を示しており、18は、かかる重
み付は設定部14での設定によって重み付けされた実測
微分波形とモデル微分波形との差に基づいて誤差評価関
数:Jを求める誤差評価関数算出部を、また20は、そ
の誤差評価関数算出部18で求められた誤差評価関数:
Jを最小化して、各波形成分の波形パラメータを最適化
し、その最適化したパラメータの波形を実際の波形成分
の波形パラメータとして同定する最適化部を示している
。ここでは、減算手段16、重み付は設定部14、誤差
評価関数算出部18、最適化部20等から同定手段が構
成されているのである。
なお、ここでは、微分波形決定部4,12として、微弱
な振幅のop波を強調して、op波の推定精度を向上さ
せ得ると考えられる低域微分フィルタが採用されている
。また、誤差評価関数算出部18として、下記(1)式
で表される、ERG実測波形の微分値(実測微分波形値
) :g(nΔ0と、ERGモデル波形の微分値(モデ
ル微分波形値):g′″(nΔt)との差の2乗和を誤
差評価関数:Jとするものが採用されていると共に、最
適化部20として、DFP法によって誤差評価関数:J
を最小化するものが採用されている。
J=ΣW(n)(g(nへt)−g’(nΔt))” 
 ・−(1)〔但し、W(n)は、重み付は設定部14
で設定される時間重み係数〕 このような構成の装置により、本発明手法に従い、前述
の22才の男子の正常眼について、fastPI[[波
、PII波のERG波形からの分離を試みた。
先ず、始めに、ERG実測部2で実際のERG波形のを
測定し、実測微分波形決定部4にて、そのERG実測波
形のから実測微分波形■を求め、その実測微分波形■に
おける変曲点:α、β、γ、δを求めた(第5図参照)
そして、このようにして得た実測微分波形■における各
変曲点:α、β、γ、δの測定結果に基づき、fast
PIII波、PII波およびslowPI[[波の各波
形成分については、三次元インパルス応答を考慮し、E
RG実測微分波形■における変曲点:α。
β、γの時刻をそれぞれの遅れ時間の初期値として、ま
たop波については、2次の振動系モデルを考慮し、E
RG実測微分波形■における変曲点:δの時刻を遅れ時
間の初期値として、各対応するモデル波形設定部6A〜
6Dにて波形成分をそれぞれモデル化し、重み付は設定
部14において時間重み係数:W(n)を次のように設
定して、それらの設定条件下で各モデル波形の波形パラ
メータの最適化を図った。
W(n)=1    ’(1≦n≦T)W(n)=10
   (γ〈n≦δ) W(n)=O(δ〈n≦ε) W(n)=1      (ε〈n≦ζ)なお、第5図
に示されているように、δ−ε間は、ERG実測微分波
形■のop波の第1波(01)に対応する区間であり、
この第1波の周期は第2波(0□)以降の周期と明らか
に異なるため、ここでは、op波に関する推定を第2波
以降(ε−ζ間)に限定する意味で、そのδ−ε間にお
いて時間重み係数:W(n)を“0”に設定している。
また、α−β間においてはfastPI[[波だけが存
在している、β−γ間OPI波は比較的大きな勾配変化
を有している、ε以降においては、op波が特徴的な振
動を示す等といったことを考慮すると、slowPII
I波が各波形成分のモデル波形の中で最も微分波形に反
映され難いため、ここでは、slowPI[[波の推定
精度の向上を図る意味において、γ−δ間における時間
重み係数:W(n)を“10゛に設定している。
上述のようにして最適化した波形パラメータの波形の合
成波形であるERGモデル波形■およびその微分波形で
あるERGモデル微分波形■をERG実測波形のおよび
ERG実測実測微分波形化較して第5図に示す。それら
の比較から明らかなように、推定したERGモデル微分
波形■は、ERG実測実測微分波形化けるα、β、γ、
δの各変曲点の特徴をよく捉えており、これは、fas
tP■波およびPII波の各遅れ時間に関する考察の正
当性を裏付けている。また、ERGモデル波形■は、E
RG実測波形■のa波の底部(bottom)を良好に
再現しており、このことから、fastPl[波および
PII波が良好に推定されていることが認められ、それ
らfastPIII波およびPII波を精度良く分離、
抽出できることが認められた。
而して、第5図においては、10m5ec程度以降にお
いて、ERG実測波形■に対するERGモデル波形■の
誤差の増大が見られる。この理由は、fastPIII
波およびPII波の推定が比較的良好でa波の底部の再
現性が優れており、モデル誤差の増大が10m5ec程
度以降においてみられること、微分波形を推定対象とし
たために低周波帯域のフィッティングが難しいこと等を
勘案すると、slowP■波の推定が未だ充分でないた
めと考えられる。
そこで、fastP[[波、PII波およびop波につ
いては、上述の測定で求めた波形パラメータの値に固定
し、slowPl[波のみについて、波形パラメータを
再度推定した。なお、その推定に際しては、slowP
III波の遅れ時間をγで固定し、誤差評価関数におけ
る時間重み係数:W(n)は、slowPIII波が存
在する区間を考慮して、次のように設定した。
%(n)=0   (1≦n≦T) W (n)=10  Cr<n≦δ) W (n) =O(δくn≦ε) W(n)=1.   (さくn≦ζ) このようにして再度推定したslowPI[[波のモデ
ル波形を用いて台底したERGモデル波形■1およびそ
の微分値であるERGモデル微分波形■“をERG実測
波形のおよびERG実測実測微分波形化に第6図に示す
。その図から明らかなように、ERGモデル波形■9お
よびERGモデル微分波形■°はERG実測波形のおよ
びERG実測実測微分波形化れぞれ良好に一致し、この
ことから、slowPI[Iが良好に推定されているこ
とが認められ、精度良く分離、抽出できることが認めら
れた。
ところで、上記fastPnl波、PII波、およびs
lowPnI波の推定にあたっては、op波の第1波(
0、)の推定は行なわず、δ−ε区間の重みをゼロに設
定した。これはop波の振動が複雑であり、1つの単純
な振動系とすると、波形パラメータの推定に誤差を招く
恐れがあるからである。
すなわち、第7図は、前記第6図のERG実測波形■の
パワースペクトル(実測パワースペクトル)■と、同じ
< ERGモデル波形■°のパワースペクトル(モデル
パワースペクトル)■とを比較して示すものであるが、
その図から明らかなように、実測パワースペクトル■に
は、140H2近辺にピークをもつop波の主成分以外
に、80〜100Hzの帯域において、モデルパワース
ペクトル■では表現できない緩やかなピーク(円R内)
が見られるのであり、そのピークを形成する成分がop
波の第1波(○I)の周波数成分であると考えられる。
つまり、第7図から、op波の第1波(01)が、他の
opp成分とは全く異質の特徴を有していることが認め
られるのであり、このことから、op波の振動を単純な
振動系とすることが妥当でないことが認識されるのであ
る。
なお、このことは、生理学的にも、動物眼を対象とする
微小電極刺入実験において、op波の数個の振れのすべ
てが網膜的発生層を同一にするのではなく、後方の振れ
(02以降の成分)が前方の振れ(01)に比べて外層
よりの網膜部位で発生することが示唆されていることか
らも裏付けられる。
そこで、こうした。p波の第1波(0+)と第2波(O
ffi)以降の成分の異質性を反映するために、遅れ時
間の異なる2つの2次の振動系の複合電位モデルとして
Op波モモデル構威し、それら2つの振動系の遅れ時間
をδとεで固定するとともに、fastPl1波、PI
I波およびslowPIII波の各波−形パラメータを
前述の推定結果に固定し、微分波形を対象としてop波
の波形パラメータを推定した。
第8図には、このようにして推定されたop波のモデル
波形を用いて合成されたERGモデル波形■′°とその
微分波形■″がERG実測実測波形値びERG実測微分
波形■と比較して示されており、また第9図の(a)に
は、ERGモデル波形■″のパワースペクトル■°とE
RG実測実測波形値ワースペクトル■が、更に第9図の
(b)には、ERGモデル波形■゛′の位相特性(実測
位相特性)■とERG実測実測波形値相特性(モデル位
相特性)■が、それぞれ、比較して示されている。
第8図から、上述のようにして推定した波形スペクトル
のop波のモデル波形を用いて合成したERGモデル波
形■”およびその微分波形■”が、何れも、ERG実測
波形のおよびERG実測微分波形■に良好に合致して、
それらの特徴をよく表現していることが認められる。ま
た、第9図の(a)からは、ERGモデル波形■″のパ
ワースペクトル■1がERG実測実測波形値ワースペク
トル■に良好に合致して、実測パワースペクトル■の8
0〜100Hzの帯域における緩やかなピークも忠実に
表現されていることが認められ、第9図の(b)からは
、ERGモデル波形■″の位相特性■がERG実測実測
波形値相特性■を良好に表現していることが認められる
つまり、第8図と、第9図の(a)および(b)とから
、以上のように推定したfastPIII波、PII波
、slowPII[波およびop波の各波形成分が、E
RG実測波形を構成する実際のfastPIII波I波
、PII波、slowPII波およびop波に、時間お
よび周波数の双方の領域において極めて良好に一致する
ことが認識されるのであり、それら推定した波形パラメ
ータに基づいて、ERG実測波形を構成する実際のfa
stPIII波波、P■波、slowP[[波およびo
p波を精度良く再構成できることが認められるのである
。換言すれば、fastPI[[波、PII波、5lo
ivPHI波およびop波のERG波形の各波形成分を
精度良く抽出できるのである。なお、それら波形成分の
抽出は、特定の任意の成分だけについて行うことも可能
であり、また特定の複数乃至全部の成分について同時に
行うことも可能である。
次に、上述のような手法に従って抽出したERG波形戒
分成分析例について説明する。
先ず、第10図の(a)には、患部(軽度網膜変性症、
60才女子)について測定されたERG波形■°が、正
常眼(22才、男子)について測定されたERG波形■
と比較して示されており、また第10図の(b)には、
上記手法に従って抽出された患部ERG波形■1のfa
stPIII波波[相]1PI波■’ 、slowP 
m波@1およびop波0′が、同じく上記手法に従って
抽出された正常眼ERG波形■のfastP[1波[相
]、PII波■、slowPIII波@およびOp波@
と比較して示され°Cいる。
第1O図の(b)の各抽出波形成分の比較から明らかな
ように、fastPIII波r波([相]、[相]′)
およびslowPI[[波(@、 @ ’ ) ニツイ
テハ、患部ERGは正常眼ERGとほぼ同様の波形を示
すが、PII波(■、■9)については、患部ERG波
形■1の方が正常眼ERG波形■よりも減弱しているこ
とが判る。つまり、b波減弱を示す網膜変性症ERGの
特徴的な波形変化(第10図の(a)参照)を、その基
本構成要素であるPI波から捉えることができるのであ
り、本発明は、この意味において、極めて画期的なもの
と言い得るのである。また、従来、ERGの各波形成分
の光刺激感度の違いを利用して、正常眼では明瞭なり波
のみを生ずるような弱刺激条件下で、患部ERGのb波
が応答しないといった知見から網膜変性症ERGにおけ
るb波減弱の解析を行っていたものを、本発明は、−船
釣なERG検査において使用される光刺激条件のもとで
計測されたERGから、患部を同定することを可能と為
すものであり、このことから、臨床的にも大きな意義を
もたらすものと言うことができる。
次に、第11図中の[相]は、網膜変性症のERG波形
の一例を示すものであるが、そのERG波形0に見られ
るように、網膜変性症のERG波形においては、op波
の滅弱とともにa波に続いて小さな陽性波が認められる
ことが多い。一方、第11図中の■は、前記第10図の
(a)に示した患Iff E RG波形■“ (同図に
破線で示す)から抽出した波形成分のうち、op波を除
く、fastPIII波、pn波、slowPIII[
波を合成して再構成した合tcERG波形を示すもので
あるが、その合成ERG波形@には、a波に続く小さな
陽性波が明らかに現れている。つまり、このことから、
a波に続く小さな陽性波がop波成分には依存せず、他
の波形成分(fastPl[1波、PII波、5loh
PIII波)のを或によって生じることが明瞭に認識さ
れるのであり、それらfastPIII波、PII波お
よびslowPI[[波を台底することによって、症状
が進行してop波が消失した場合におけるERG波形の
概形を予見し得ることが認識されるのである。このよう
に、本発明は、ERG波形から抽出した任意の波形成分
を合成することによって、症例進行のシミュレーション
、逆に言えば、症例回復のシミュレーションができると
いった意味からも、重要な意義を有するものである。
また、第12図は、視機能正常者(22才、男子)、眼
疾患者1(軽度M4膜変性症、60才女子)、眼疾患者
2(網膜変性症、69才女子)に対する測定(対象デー
タ総計18例)によって得られた、典型的な正常ERG
波形■、軽度網膜変性症ERG波形■および網膜変性症
波形■を比較して示すものであるが、それらの比較から
、患者1のERG波形@は、正常眼ERG波形■に比べ
てa波およびb波の減弱が著しいものの、op波は比較
的残存していることが認められ、一方、患者2のERG
波形■は、a波が正常眼ERG波形[相]とほぼ同様の
振幅を示すものの、b波およびop波の減弱が認められ
、特にop波は、比較対象の中でも、振幅の減弱、振動
周期の延長が著しいことが認められる。
ところで、第13図の(a)〜(d)には、上記18例
のERGの測定波形から、本実施例手法を用いて推定し
た。p波の時間的因子に関するパラメータを各対象音別
にプロットしたものが示されている。より具体的には、
第13図の(a)および(C)には、op波の第1波(
O7)についての固有角周波数および遅れ時間が、また
第13図の(b)および(d)には、op波の第2波(
O2)以降についての固有角周波数および遅れ時間が、
それぞれプロットされている。
而して、それらの結果から、op波の第1波(0、)お
よび第2波(02)以降の双方の成分において、患部E
RG波形■、0におけるop波の固有角周波数の低下、
および遅れ時間の延長が明確に認識されるのであり、さ
らに、第12図の計測波形■において著しいop波の減
弱がみられた患者2について、第13図の(a)〜(d
)に示すop波の特徴パラメータ全般にわたって、その
値が正常眼(正常者)の値から大きく逸脱していること
が明瞭に認識されるのである。
すなわち、このことから明らかなように、本発明手法に
従えば、・従来の患部ERGに関する知見を定量的に捉
うことかできるのであり、それ故、単にERG波形の定
量解析が可能になるばかりでなく、電子計算機によるE
RG波形の自動解析、診断システムの構築が可能になる
のである。
なお、上記固有角周波数の減少は、op波の振動周期の
延長を意味している。
以上、本発明の実施例を詳細に説明したが、これはあく
までも例示であり、本発明が上述の具体例に限定される
ことなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々
なる変更、修正、改良等を施した態様で実施できること
は、勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明手法は、ERGについての
本発明者らの種々なる検討の結果見出された生理学的知
見に基づいて為されたものであって、a波、b波および
op波を含むERG波形から、その基本構成要素である
fastPIII波、slowP■波およびPII波を
電気的に抽出し得るようにしたものであるため、人眼に
適用した場合においても、人体に悪影響を及ぼすことな
く、それらfastpm波、slowPIII波および
Pit波を単独で、若しくは必要に応じて同時に抽出す
ることができるのであり、それ故、従来においそは測定
し得なかった人眼網膜の細胞応答の測定に適用して、人
眼網膜の各細胞機能とその状態を知る上で極めて太きな
効果が期待できるのである。
また、本発明手法によれば、人眼ERGについても、E
RG波形の基本構成要素であるfastPIII波波、
slowPII[波、PII波およびop波を単独で、
若しくは必要に応じて同時に抽出できるため、それら抽
出したERG波形の基本構成要素に基づいて各種眼疾患
を微視的に判定することが可能になるのであり、更に、
−船釣なERC,検査において使用される光刺激条件下
で計測されたERGから患部を同定できるため、臨床的
にも極めて大きな効果が期待できるのである。
さらに、fastPIII波、slowPI[[波、P
II波およびop波を個々に且つ同時に抽出できること
から、抽出した波形成分のうちの任意のものを合成する
ことによって、眼疾患の症例進行状態を予見できるとい
った利点がある外、眼疾患治療の為の各種薬剤投与の効
果、外科手術後における網膜機能の回復の予見が可能と
なるといった利点があるのであり、眼疾患の新しい治療
法、すなわち新薬の開発、新しい手術法の開発等に大き
く貢献できるといった効果が得られるのである。
加えて、対応する波形パラメータから各波形成分の特徴
を定量的に表すことが可能となるため、単なるERGの
定量解析だけでなく、電子計算機によるERG自動解析
、診断システムの確立が可能になるといった利点もある
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ERG波形を示すグラフであり、第2図は、
ERG波形の波形成分を説明するための説明図であり、
第3図は、正常眼ERG波形とその微分波形とを比較し
て示すグラフである。 第4図は、本発明手法の実施に用いて好適な装置の一例
を概略的に示すブロック図であり、第5図は、fast
PIII波I波およびP■波の波形パラメータの推定段
階におけるERGモデル波形とその微分波形を、ERG
実測波形およびその微分波形と比較して示すグラフであ
り、第6図は、fastPIII波、PU波、slow
PIIi波の各波形パラメータの推定段階におけるER
Gモデル波形とその微分波形を、ERG実測波形および
その微分波形と比較して示すグラフであり、第7図は、
第6図に示すERGモデル波形のパワースペクトルとE
RG実測波形のパワースペクトルを比較して示すグラフ
であり、第8図は、fastPl波、PII波、slo
wPI[[波及びop波の全波形スペクトルを最終的に
推定した段階のERGモデル波形とその微分波形を、E
RG実測波形およびその微分波形と比較して示すグラフ
であり、第9図の(a)は、第8図に示すERGモデル
波形のパワースペクトルとE RG実測波形のパワース
ペクトルを比較して示すグラフであり、第9図の(b)
は、第8図に示すERGモデル波形の位相特性をERG
実測波形の位相特性と比較して示すグラフである。 第10図の(a)は、正常眼ERG波形と網膜変性症E
RG波形を比較して示すグラフであり、第10図の(b
)は、第10図の(a)に示す正常眼ERG波形から本
発明手法に従って抽出した各波形成分と、網膜変性症E
RG波形から本発明手法に従って抽出した各波形成分と
を比較して示すグラフであり、第11図は、進行状態の
異なる患部について測定した二つの網膜変性症ERG実
測波形と、その一方のERG波形から本発明手法に従っ
て抽出した4つの波形成分のうち、op波を除く3つの
波形成分を合成して構成したERGモデル波形とを、比
較して示すグラフであり、第12図は、正常眼ERG波
形と、軽度網膜変性症ERG波形と、網膜変性症ERG
波形とを比較して示すグラフであり、第13図の(a)
は、各々複数の正常眼ERG波形、軽度網膜変性症ER
G波形および網膜変性症ERG波形について、本発明手
法に従ってop波の第1波(○l)の成分の固有角周波
数を測定した結果を示すグラフであり、第13図の(b
)は、同じく、op波の第2波(0□)以降の成分の固
有角周波数を測定した結果を示すグラフであり、第13
図の(C)は、同じく、op波の第1波(0,)の成分
の遅れ時間を測定した結果を示すグラフであり、第13
図の(d)は、同じく、op波の第2波(0□)以降の
成分の遅れ時間を測定した結果を示すグラフである。 2:ERG実測部  4:実測微分波形決定部6A〜6
D:モデル波形設定部 8 : ERGモデル波形合戒合 成 :モデル微分波形決定部 二重み付は設定部 ■ :減算手段 :誤差評価関数算出部 20:最適化部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a波,b波およびop波を含む網膜電位図波形か
    ら、fastPIII波、slowPIII波およびPII波の
    うちの少なくとも一つの波形成分を抽出することを特徴
    とする網膜電位図波形からの波形成分抽出方法。
  2. (2)a波,b波およびop波を含む網膜電位図波形か
    ら、fastPIII波、slowPIII波、PII波および
    op波のうちの少なくとも一つの波形成分を抽出するに
    際して、それら波形成分をモデル化し、該モデル化した
    波形成分の各波形パラメータを最適化することによって
    、その最適化した波形パラメータの波形を実際の波形成
    分と同定し、抽出することを特徴とする網膜電位図波形
    からの波形成分抽出方法。
  3. (3)前記波形成分の抽出に際して、少なくとも、前記
    波形成分をモデル化するモデル化手段と、実際の計測波
    形と該モデル化手段にてモデル化した波形成分の合成波
    形とを比較し、その比較結果に基づいて、該モデル化し
    た波形成分を実際の波形成分と同定する同定手段とを用
    いることを特徴とする請求項(2)記載の波形成分抽出
    方法。
  4. (4)前記波形成分の抽出に際して、前記網膜電位図波
    形の微分波形を求める工程と、かかる微分波形に基づい
    て前記波形成分をモデル化する工程と、実際の計測波形
    とモデル化した波形成分の合成波形との誤差を求める工
    程と、かかる誤差を最小にするように、前記モデル化し
    た波形成分の波形パラメータを最適化する工程とを含む
    ことを特徴とする請求項(2)または(3)に記載の波
    形成分抽出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018094399A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 マックス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フォーデルング デル ヴィッセンシャフテン エー.ヴェー. 調整可能なニューロンネットワーク及び人工眼
CN108245270A (zh) * 2017-12-29 2018-07-06 宁夏软件工程院有限公司 一种脑电波控制的快速反应电动牙刷

Cited By (2)

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JP2018094399A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 マックス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フォーデルング デル ヴィッセンシャフテン エー.ヴェー. 調整可能なニューロンネットワーク及び人工眼
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