JPH0368291B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0368291B2 JPH0368291B2 JP59005664A JP566484A JPH0368291B2 JP H0368291 B2 JPH0368291 B2 JP H0368291B2 JP 59005664 A JP59005664 A JP 59005664A JP 566484 A JP566484 A JP 566484A JP H0368291 B2 JPH0368291 B2 JP H0368291B2
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- underwater
- arc
- incinerator
- waste
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマルチアーク（多相多電極アーク溶接
機）を用いたことによる公害物処理船に関する。
従来公害物を処理するには陸上で燃焼して処理す
るか、又は直接海上投棄を行つていた。しかしな
がら今日では、陸上処理にも海上投棄にも不適合
な公害物質が増えている。
機）を用いたことによる公害物処理船に関する。
従来公害物を処理するには陸上で燃焼して処理す
るか、又は直接海上投棄を行つていた。しかしな
がら今日では、陸上処理にも海上投棄にも不適合
な公害物質が増えている。
本発明はこのような現状に対処し、マルチアー
ク（多相多電極アーク溶接機）の技術を応用して
公害物質を水中燃焼させることにより、有毒ガス
及び匂の発生を伴わずに処理しようとするもので
ある。先ず、本発明の前提となるマルチアークの
構造について説明する。これは既に出願人が発明
し、御庁で特許権を取得したものであるが、原理
には、第１図に示すように、３相の星型結線電源
１の中点を設置し（母材３が導電線のものである
ならば、前記中点は設置すると共に母材にも接続
する）、他の３相電源の端をそれぞれの溶接棒２
１，２２，２３につなぐことによつてなる（尚、
第１図ではこのように３相場合を示すが、別に３
相に限定されず、更に多相であつても良い。）。
ク（多相多電極アーク溶接機）の技術を応用して
公害物質を水中燃焼させることにより、有毒ガス
及び匂の発生を伴わずに処理しようとするもので
ある。先ず、本発明の前提となるマルチアークの
構造について説明する。これは既に出願人が発明
し、御庁で特許権を取得したものであるが、原理
には、第１図に示すように、３相の星型結線電源
１の中点を設置し（母材３が導電線のものである
ならば、前記中点は設置すると共に母材にも接続
する）、他の３相電源の端をそれぞれの溶接棒２
１，２２，２３につなぐことによつてなる（尚、
第１図ではこのように３相場合を示すが、別に３
相に限定されず、更に多相であつても良い。）。
このような構成によつて、溶接して溶かす対象
物である母材が金属物質でなくても、溶接棒２
１，２２，２３の間に第２ａ，ｂ図に示すように
アークが発生し、これによつて空気中、液中、粉
体中を問わず、非導電物質である母材を溶接し、
これを溶かすことができる。即ち従来のような単
相電源と１本の溶接棒を用いたことによるアーク
溶接方式では、溶接棒と母材との間のアークを利
用するため、母材も導電することが当然の前提と
されているのに対し、マルチアークにおいては母
材が導電性の物質でなくても、これを溶接するこ
とが出来る点に一つの特徴を有するものである
（マルチアークは他の点においても様々な長所を
有するものであるが、本発明には直接関係しない
ので、この点については省略することにする。）。
物である母材が金属物質でなくても、溶接棒２
１，２２，２３の間に第２ａ，ｂ図に示すように
アークが発生し、これによつて空気中、液中、粉
体中を問わず、非導電物質である母材を溶接し、
これを溶かすことができる。即ち従来のような単
相電源と１本の溶接棒を用いたことによるアーク
溶接方式では、溶接棒と母材との間のアークを利
用するため、母材も導電することが当然の前提と
されているのに対し、マルチアークにおいては母
材が導電性の物質でなくても、これを溶接するこ
とが出来る点に一つの特徴を有するものである
（マルチアークは他の点においても様々な長所を
有するものであるが、本発明には直接関係しない
ので、この点については省略することにする。）。
以下本発明の構成を図面にそつて説明する。
第３図に示すように、本発明は、船体内にマル
チアークの溶接棒を内設し、底部を船体外の水又
は海水を浸水自在とした水中焼却炉を設けること
によつて成る。
チアークの溶接棒を内設し、底部を船体外の水又
は海水を浸水自在とした水中焼却炉を設けること
によつて成る。
即ち、水中焼却炉には船１の外から焼却炉の底
部を通じて水又は海水が浸水し、例えば第３図に
示すようにベルトコンベアー３によつて廃棄物を
焼却炉内に投棄した場合には当該廃棄物は水中焼
却炉内の水又は海水に混合するか、又は浮遊する
ことになる。このような状況にある廃棄物に対
し、マルチアークの各溶接棒間に電圧を加えるな
らば、マルチアークは水中でも数千度のアーク熱
を出し、水を酸素と水素に分解して廃棄物を前述
した原理によつて、クリーンに溶接し、且つ燃焼
させることが出来ることになる。焼却し終つた廃
棄物は、水中焼却炉の底部に開閉部を設けること
によつて随時破棄すると便利である。尚、ベルト
コンバアー３によつて水中焼却炉内に廃棄物を投
棄するためには、水中焼却炉２の上部又は側部に
蓋を設け、燃焼中は水中焼却炉２を外部から密閉
し、廃棄物を水中焼却炉に投棄するときは開くよ
うに作動すると良い。
部を通じて水又は海水が浸水し、例えば第３図に
示すようにベルトコンベアー３によつて廃棄物を
焼却炉内に投棄した場合には当該廃棄物は水中焼
却炉内の水又は海水に混合するか、又は浮遊する
ことになる。このような状況にある廃棄物に対
し、マルチアークの各溶接棒間に電圧を加えるな
らば、マルチアークは水中でも数千度のアーク熱
を出し、水を酸素と水素に分解して廃棄物を前述
した原理によつて、クリーンに溶接し、且つ燃焼
させることが出来ることになる。焼却し終つた廃
棄物は、水中焼却炉の底部に開閉部を設けること
によつて随時破棄すると便利である。尚、ベルト
コンバアー３によつて水中焼却炉内に廃棄物を投
棄するためには、水中焼却炉２の上部又は側部に
蓋を設け、燃焼中は水中焼却炉２を外部から密閉
し、廃棄物を水中焼却炉に投棄するときは開くよ
うに作動すると良い。
以上のような構成による本発明によつて廃棄物
を水中燃焼させることが可能となるが、本発明に
よる効果はこれに留らない。
を水中燃焼させることが可能となるが、本発明に
よる効果はこれに留らない。
即ち、マルチアークによる燃焼に伴なつて、水
中焼却炉内には高圧の水蒸気が発生するが、第４
図に示すように、これによつて蒸気タービンを回
転させ、機械的エネルギーに変換して船１の動力
に利用することが可能となる。
中焼却炉内には高圧の水蒸気が発生するが、第４
図に示すように、これによつて蒸気タービンを回
転させ、機械的エネルギーに変換して船１の動力
に利用することが可能となる。
又、水中焼却炉内の熱湯を水中焼却炉に併設し
た熱交換機内に導き、これによつて船１内の暖
房、炊事等の熱源として利用することができる。
又、前述した水中焼却炉２内に発生する高圧水蒸
気の１部を取出しこれを冷却することによつて多
大の蒸留水を得ることも出来る。更には廃棄物の
燃焼に伴ない、様々なガスが発生するが、廃棄物
によつては、有効なガス（例えばメラミン樹脂、
アミン樹脂等における窒素ガス等）、これを水中
焼却炉から取出し容器７内に貯蓄して別途化学工
業に用いることも可能となる。
た熱交換機内に導き、これによつて船１内の暖
房、炊事等の熱源として利用することができる。
又、前述した水中焼却炉２内に発生する高圧水蒸
気の１部を取出しこれを冷却することによつて多
大の蒸留水を得ることも出来る。更には廃棄物の
燃焼に伴ない、様々なガスが発生するが、廃棄物
によつては、有効なガス（例えばメラミン樹脂、
アミン樹脂等における窒素ガス等）、これを水中
焼却炉から取出し容器７内に貯蓄して別途化学工
業に用いることも可能となる。
他方、焼却に伴ない有毒ガスが発生する場合に
は、これを長いパイプによつて海又は湖の深部に
迄移動させ、海水又は湖水中に投棄し、有毒ガス
を散逸させると良い。
は、これを長いパイプによつて海又は湖の深部に
迄移動させ、海水又は湖水中に投棄し、有毒ガス
を散逸させると良い。
以上のように本発明によつて海洋投棄にも陸上
処理にも不適合な廃棄物を船内においてマルチア
ークという新技術を用いて水中燃焼させ、有毒ガ
スも匂もなく処理することが出来ると共に、燃焼
に伴つて発生する熱エネルギーを、蒸気タービ
ン、蒸気発電、蒸留水採取、暖房、炊事等の熱源
として、利用することが可能となる。
処理にも不適合な廃棄物を船内においてマルチア
ークという新技術を用いて水中燃焼させ、有毒ガ
スも匂もなく処理することが出来ると共に、燃焼
に伴つて発生する熱エネルギーを、蒸気タービ
ン、蒸気発電、蒸留水採取、暖房、炊事等の熱源
として、利用することが可能となる。
第１図：マルチアークの原理を示す配線図
１，３……相交流電源、２１，２２，２３……
溶接棒 第２ａ，ｂ図：マルチアーク溶接に於て、溶接
棒間にアークが発生している状況を示す正面図 第３図：本発明の構成を示す側断面図 １……船、２……水中焼却炉、３……ベルトコ
ンベアー、３１，３２，３３……廃棄物 第４図：本発明を様々な用途に用い得ることを
示す側断面図 ４……蒸気タービン、５……熱交換機、６……
蒸留水採取機、７……ガス容器。
溶接棒 第２ａ，ｂ図：マルチアーク溶接に於て、溶接
棒間にアークが発生している状況を示す正面図 第３図：本発明の構成を示す側断面図 １……船、２……水中焼却炉、３……ベルトコ
ンベアー、３１，３２，３３……廃棄物 第４図：本発明を様々な用途に用い得ることを
示す側断面図 ４……蒸気タービン、５……熱交換機、６……
蒸留水採取機、７……ガス容器。
Claims (1)
- １ 複数本のマルチアークの溶接棒２１を内設
し、底部から船体外の水又は海水の侵入を自在と
した水中焼却炉を船体内に設けたことによる公害
物処理船。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP566484A JPS60149815A (ja) | 1984-01-18 | 1984-01-18 | 公害物処理船 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP566484A JPS60149815A (ja) | 1984-01-18 | 1984-01-18 | 公害物処理船 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60149815A JPS60149815A (ja) | 1985-08-07 |
| JPH0368291B2 true JPH0368291B2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=11617368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP566484A Granted JPS60149815A (ja) | 1984-01-18 | 1984-01-18 | 公害物処理船 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60149815A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2003211978A1 (en) * | 2003-02-14 | 2004-09-06 | Anzai, Setsu | Human waste treatment electric melting furnace |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49112386A (ja) * | 1973-03-02 | 1974-10-25 | ||
| JPS50127470A (ja) * | 1974-01-23 | 1975-10-07 | ||
| JPS5542310A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-25 | Sony Corp | Recorder circuit for cue signal |
-
1984
- 1984-01-18 JP JP566484A patent/JPS60149815A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49112386A (ja) * | 1973-03-02 | 1974-10-25 | ||
| JPS50127470A (ja) * | 1974-01-23 | 1975-10-07 | ||
| JPS5542310A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-25 | Sony Corp | Recorder circuit for cue signal |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60149815A (ja) | 1985-08-07 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |