JPH036629A - 記録装置のシミュレータおよびそのコンフィグレーション方式 - Google Patents

記録装置のシミュレータおよびそのコンフィグレーション方式

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JPH036629A
JPH036629A JP1140716A JP14071689A JPH036629A JP H036629 A JPH036629 A JP H036629A JP 1140716 A JP1140716 A JP 1140716A JP 14071689 A JP14071689 A JP 14071689A JP H036629 A JPH036629 A JP H036629A
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mpu
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JP1140716A
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Tetsuji Sato
佐藤 徹次
Satoshi Takaoka
聡 高岡
Yoichi Nagasato
永里 洋一
Yasuto Kaneko
金子 康人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の記録
装置の開発を支援するシミュレーション方法および装置
に係り、特にマイクロプロセ・ソシングユニット(以下
MPUと称すン、周辺LSI、センサ等の外部信号や他
のMPUとの通信データなどのシミュレーションを実行
するのに好適なソフトウェアシミュレータ(以下シミュ
レータと称す)に関する。
〔従来の技術〕
近年、記録装置においては、社会的ニーズの多様化によ
り一つの機種における多機能化、特定機能のみをもつ多
機種化など製品開発に大きな変化が見られる。これらの
変化に対応するための技術革新は、MPUの導入とその
ソノ1〜ウエアによるところが極めて大きく,年々ソフ
トウェア規模が増大すると共に、このソフトウェアの開
発が製品開発に全工数上の大きなウェイトを占めるよう
になって来ている。
したがって、ソフトウェア開発の効率を上げることが製
品開発上の至上命題となっているが、従来の方法による
ソフトウェア開発では、そのデバッグ工程において、電
気回路基板あるいは記録装置の実機が必要となっている
ため、たとえソフトウェアの設計が早期に完了したとし
ても、電気回路基板や実機の試作完了まで次のデバッグ
工程に進めないという問題がある。すなわち、このソフ
トウェアのデバッグが電気回路基板や実機といった記録
装置のハードウェアに依存しているという特徴が結果的
にソフトウェアがハードウェアの開発スケジュールに依
存してしまうばかりか、どうしても後追いになってしま
うという悪循環の様相を呈していた。したがって、ソフ
トウェアの開発効率を上げるには、ソフトウェアだけの
問題に限らずハードウェアの開発効率を上げねばならな
いのが現状である。
更に、電気回路基板や実機上でのデバッグにおいて、ト
ラブルが発生した場合、たとえそれがハス−ドウエア側
の問題としても開発コスト/納期の関係からその対策を
ソフトウェア的に行うことが多いため、ソフトウェア技
術者の負担増につながっている。
以下、記録装置の開発について説明する。
第58図は、記録装置の基本的な構成を示すものである
。図において、記録装置は機器本体100、M P U
 120及びこの両者間のインターフェースを行う電気
回路基板130とから構成されている。機器本体100
には、動作状態を検出するためのセンサ及びコントロー
ルパネルからの指示3入力するためのスイッチ等が設け
られている。これらのセンサ、スイッチ等からの入力は
、一旦電気回路基板130に供給され、ここで所定の信
号処理が行われたのちM P U 120に入力データ
として供給される。また、入力の中のあるものは割込信
号としてM P U 120に供給される。M P U
 l20の出力データは、電気回路基板130に供給さ
れ、この電気回路基板130からモータ、ソレノイド等
の駆動部品を制御するための信号が出力される6 またM P U 120には、MPUとMPU外部の回
路とのインターフェースのために周辺LSI(大規模集
積回路)が接続されており、前記機器のモータ、ソレイ
ド等の機構系を精密に動作させるのに必要な信号を作り
出している。
更に記録装置のシステムが大きい場合は、システムを複
数のモジュールに分割し、各モジュール毎にMPUを使
用することも行われている。このとき、各モジュールの
動作は他のモジュールの動作にタイミングを合わせる必
要があるので、各モジュールの動作状態を他のモジュー
ルに知らせる必要がある。このため、各モジュール間は
通信チャンネルにより連結され、たとえば、シリアル通
信データによりデータの交換が行われる。
上記記録装置の開発は、第59図に示すように、大別し
て機器本体に関するメカニカル設計、MPUおよび周辺
LSIのハードウェアに関する電気回路設計、および装
置の動作を制御するプログラムに関するソフトウェア開
発の三つの部門によって進められる。具体的には、先ず
製品企画において開発のテーマ、スケシールなどが検討
立案され、それを基に各部門で仕様設計に入る。ソフト
ウェア開発部門では、プログラムを作成する第1工程、
このプログラムを電気回路基板を使って検証する第2工
程、およびプログラムを試作機に搭載して検証する第3
工程がある。
第1工程は電気回路およびメカニカルの各設計仕様書に
基ついてソフトウェアに関する仕様設計が行われ、この
仕様に沿ってプログラムの作成が行われる。ここで、仕
様書からソースプログラムを作成するに際しては開発ツ
ールとしてエディタが使用される。その後、ソースプロ
グラムはアセンブラ、コンパイラ、リンカなどの言語変
換装置を用いてオブジェクトプログラムの作成が行われ
る。
第2工程は電気回路基板を使って開発したプログラムを
走らせ、装置の機構部分を制御するために必要な信号か
仕様書どおりに出力されるか否かをソフト/ハードの両
面から検証する。いわゆるエミュレーションテストであ
るi 第3工程は完成した試作機で開発したプログラムを走ら
せ、このときの装置動作を確認する、いわゆる実機テス
トである。
通常、上記各部門の作業は並行して行われるか、この間
の開発テンポは必ずしも同一とはならない。
最終段階の実機テストまでの開発進行状況をソフトウェ
ア開発から見た場合、ソフトウェアは前述のとおり、電
気回路基板がなければエミュレーションテストができな
いので、その開発スケジュールは電気回路基板の設計試
作、並びに試作機の完成に依存することになる。たとえ
ば、電気回路基板の完成が遅れた場−合には、開発スゲ
ジュール上、エミュレーションテストによるデバッグを
最大限に活用することができず、ソフトウェアのバグが
取り切れないまま実機テストに移行する。その結果、実
機デバッグにおいては、基本的なソフトウェアトラブル
が続出する。
以下に、記録装置の制御プログラムの開発を、複写機を
例にして説明する。
第60図は、自動原稿搬送装置及びソータを備えた複写
機の模式図を示している。
図において、複写機本体100の上面には原稿を複写機
本体のプラテンガラス上に自動的に搬入するための自動
原稿搬送装置140が載置され、また、複写機本体の側
面には、複写後の用紙を仕分けしてビン161に排出す
るためのソータ160が配置されている。
複写機本体100内には、矢印方向に回転する感光体ド
ラム101が配置され、この感光体ドラム101の周辺
に帯電器102、現像器103、転写器104、剥離器
105、クリーナ10β等が順次配置されている。
また、複写機本体100の上部には、原稿(図示せず)
を照明する光源111、原稿からの反射光を感光体ドラ
ム101上に集束させるためのミラー112及びレンズ
113が配設されており、これらが走査光学系を構成し
ている。そして、この走査光学系により、予め帯電器1
02により帯電された感光体ドラム101上に静電潜像
を形成するようになっている。この静電潜像は現像器1
03によりトナー像として顕像化される。同時に、それ
ぞれ異なったサイズの用紙か収納された第1.第2及び
第3トレイ121,122,123のいずれかから用紙
が給紙装置121により感光体ドラム101方向に搬送
され、転写器104により感光体ドラム上のトナー像か
用紙に転写される。この際、感光体ドラム101の回転
に同期して所定のタイミングで用紙が給送されるように
、用紙搬送経路中にレジストレーションゲート〈図示せ
ず)が設けられている。転写後の用紙は剥離器105に
より感光体ドラム101から剥離され、搬送ベルト12
5により定着機126に送られ、トナー像が用紙に定着
される。
通常の複写において、定着後の用紙は、実線で示すよう
に、インバータ127をそのまま通過してソータ160
により所定のビン161に排出される。なお、両面複写
の場合は、−点鎖線で示すように、−面が複写された後
の用紙の表裏をインバータ127により反転して一旦両
面トレイ128に溜めたのち、循環装置129及び給紙
装置124を介して再度感光体ドラム101方向に搬送
し、今度は他面の複写を行う。
上述のような複写機において、自動原稿運送装置140
及びソータ160を使用して複写を行う場合を考えると
、原稿トレイ141に原稿を載置して、複写機本体10
0のコンソールパネルに設けられた複写開始ボタン(図
示せず)を押すと、先ず、自動原稿搬送装置140は、
第61図に示すように、原稿をプラテンガラス144上
の規定位置に搬送する。
すなわち、原稿トレイ141上の原稿はバドル142.
143によりプラテンガラス144上に送り出され、搬
送ベルト145によりプラテンカラス144上の規定位
置に搬送される。
次いで、光源111、ミラー112、レンズ113等か
らなる走査光学系は、感光体ドラム101の回転に同期
して、プラテンガラス142下を図において左右方向に
移動し原稿を走査する。
これにより、感光体ドラム101上には、静電1象が形
成され、その後、周知の現像、転写、剥離、定着、排出
、仕分は等の各工程が行われる。
また、複写後の原稿は搬送ベルト145によりプラテン
ガラス144から取り除かれ、ゲート爪146により掬
い上げられ原稿搬送ロール147により自動原稿搬送装
置140の上部の原稿受け148に排出される。
このように複写作業が行なわれるとき、各工程は、各装
置の動作及び用紙の通過状態を検出しながら処理される
このような自動原稿搬送装置140、ソータ160等の
周辺装置を備えた複写機においては、各装置の動作を他
の装置の状態との関連で制御しなければならないため、
複写機本体と各周辺機器との間は通信チャンネルで結ば
れている。
また、各装置はMPUにより制御されるが、各MP[J
はインターフェース及び前記通信チャンネルを介してデ
ータの授受が行われる。また、同一装置内においても機
能別に複数のMPUが設けられることもある。
複写機本体100の場合、第62図に示されるように、
複写機機構部131、M P U 132及びこの両者
間のインターフェースを行う電気回路基板133とから
構成されている。 また、電気回路基板133には、操
作用のコンソールパネル134が接続され、複写機開始
等のキーからの信号が電気回路基板133に供給される
と共に、複写枚数、メツセージ等のデータがコンソール
パネル134に供給され、ランプ、発光ダイオードマト
リックス等により表示される。
また、複写機本体100に対する周辺装置、すなわち、
前述の自動原稿搬送装置140及びソータ160等にお
いても同様な構成となっている。たとえば、自動原稿搬
送装置140の場合、自動原稿搬送装置機構部151と
M P U 152との間に設けられた電気回路基板1
53により信号、データの授受が行われる。
そして、各装置間の動作の制御を、たとえばシリアルの
通信データにより行っている。
この種の複写機におけるM P U 132で実行され
るプログラムの開発には、デバッグ用の開発ツールとし
て第63図に示すシミュレータキットと呼ばれる装置が
使用されている。これは前述のエミュレーションテスト
を行うためのツールである。
シミュレータキット170は、実際の複写機機構部13
1及びコンソールパネル134の入力系及び出力系をス
イッチパネル部171、表示パネル部172及び疑似コ
ンソールパネル部173で置き換えると共に、電気回路
基板133上のMPU用ソケットにターゲッ)MPU1
32と置換してインサーキットエミュレータ174〈図
中、ICEで示す)を装着するものである。
スイッチパネル部171には、各部品の状態を外部から
設定するための複数のスイッチ171aが設けられてい
る。そして、スイッチパネル部171のスイッチ171
aを操作することにより、スイッチ171aからの出力
が電気回路基板133に対する入力信号として供給され
る。このとき、表示パネル部172に設けられた青ラン
プ172aが点灯して該当する入力用部品の状態を表示
する。
また、電気回路基板133からの出力信号は、各出力用
部品に対応する赤ランプ172bに供給され、その状態
が表示される。
なお、スイッチ171a、青ランプ172a及び赤ラン
プ172bはいずれも複数個設けられているが、図にお
いては簡羊のため各1個のみ図示している。
また、電気回路基板133にはレベルコンバータ175
、入出力インターフェース176を介してパーソナルコ
ンピュタ−177が接続される。
シミュレータキットには、複写機のレイアウトが模式的
に描かれた表示パネル部172が設けられている。この
表示パネル部172は、第65図に示すように、複写時
の用紙の流れ等が視覚的に把握できるように、開発の対
象となる複写機のレイアウトが模式的に描かれている。
たとえば、図中181は感光体ドラム、182は定着器
、183はローラ、184は給紙トレイの各表示を示し
ている。また、原稿搬送装置140、搬送ベルト145
に対応する個所には、ビン161に対応する表示186
がある。更に、表示パネル部172には、各種センサ等
の入力用部品の出力を表示する複数の青ランプ172a
 (図中で黒丸で示す)が配設されると共に、モータ、
ソレノイド等の出力用部品の状態を表示する複数の赤ラ
ンプ172b (図中で白丸で示す)が、これらの各部
品と対応する位置に配設されており、それぞれ名前が付
されている。たとえば、最上段の給紙トレイの表示18
4部分にはFEED−SQLと名付けられた給送ソレノ
イドの動作を示す赤ランプ172bと、用紙が給送され
ているかどうかを示すFEED 0υT SNR(1)
と名付けられた青ランプ172a、が設けられている。
また、感光体ドラムの表示181の入力側には、用紙の
搬送開始のタイミングを決めるレジストレーションゲー
トを制御するREG−3QLと名付けられたソレノイド
の動作を示す赤ランプ172b2と、レジストレーショ
ンゲートに用紙が給送されているかどうかを示すREG
−SNRと名付けられた青ランプ172azが設けられ
ており、更に、定着器の表示182の近傍の入力側に定
着器に用紙が給送されているかどうかをどうかを示すF
USIN−SNRと名付けられた青ランプ172a、が
設けられる。
また、定着器の表示182の出力側にFSROUT−R
OLLと名付けられたロールの動作を示す赤ランプ17
2b、が設けられている。この他にも各経路に、用紙の
到着状態を示す青ランプ及びモータ、ソレノイド等の動
作状態を示す赤ランプが表示されているがこれらについ
ては説明を省略する。
また、自動原稿搬送装置、ソータに対応する個所にも同
様に各ランプが設けられている。
電気回路基板133には、先に述べたように、パーソナ
ルコンピュータ177が入出力インターフェース176
及びレベルコンバータ175を介して接続されている。
そして、このパーソナルコンピュータ177からのタイ
ミングデータや通信データが入出力インターフェース1
76により所定本数の信号路に分岐されレベルコンバー
タ175でレベルを合されて電気回路基板133に供給
される。なお、タイミングデータや通信データは、各セ
ンサや他の周辺装置からの信号をシミュレートするもの
である。
また、電気回路基板133から出力された信号の状態が
パーソナルコンピュータ177のコンソールに表示され
るように構成されている。
次に、上記シミュレータシステムの操作について説明す
る。
このシミュレータシステムは、手動制御モード及びパー
ソナルコンピュータ制御モードを備えている。
手動制御モードでは、送受信シミュレート、センサ信号
シミュレート等を行う。送受信シミュレ−トは、パーソ
ナルコンピュータ177のキーボードから入力されたデ
ータ或は初期ロードされたデータを電気回路基板133
へ送信し、また、電気回路基板133から受信したデー
タをパーソナルコンピュータ177のコンソールに表示
するものである。
センサ信号シミュレートは、前述したように、電気回路
基板133への信号をスイッチパネル部171のスイッ
チ171aのオンオフにより設定すると共に、その状態
を青ランプ172aで表示するものである。
また、電気回路基板133からの出力信号は赤ランプ1
72bで表示される。
パーソナルコンピュータ制御モードは、電気回路基板1
33の制御プログラムをデバッグする際に、タイミング
チャートにしたがって用紙走行テスト等を行うときに使
用するものであるに こで、用紙走行テストについて説明する。
用紙が複写機の内部において順次搬送されていくとき、
用紙の搬送位置に応じてどのようにプログラムが実行さ
れているかを、たとえばセンサの出力をシミュレートす
るタイミングデータに基づいてシミュレーションする。
すなわち、インサーキットエミュレータ174において
、スイッチパネル部171或はパーソナルコンピュータ
177から各種センサ信号を供給した状態でターゲット
M P U 132と同一のプログラムを実行させ、表
示パネル部172上のランプ172a、172bの点滅
で表現される複写機の動作状況を観察することにより、
プログラムが正常に動作しているか、を検査している。
そして、動作が異常である場合、ランプ172a、17
2bの状態からプログラムの不良個所を推定し、インサ
ーキラ1〜エミユレータ174を使用してプログラムの
誤り分検出し、これを修正している。
また、ロジツクアナライザを使用してタイミングデータ
を検出したり、オシロスコープを利用して各部の実際の
波形を検査することも行われている。
本シミュレータの技術的課題 従来、記録装置におけるソフトウェア開発においては、
先に述べたように三つの工程によって行われているが、
その中でソフトウェアのデバッグを行うエミュレーショ
ンテストおよび実機テストでは、後に行く程、ソフトウ
ェアトラブルの対策に多くの工数が掛かり、製品開発の
全体スケジュールの上で問題となる。第66図はデバッ
グ工程でのトラブル件数とその対策工数をグラフに表し
たものである。図において、開発されたソフトウェアは
、ソフトウェア単体によるデバッグが行われないため、
エミュレーションテストおよび実機テストによってバグ
が発見されるが、この内、バグによるトラブルの全件数
に占める割合がエミュレーションテストでは約58.1
%、実機テストでは約429%である。すなわち、バグ
は6割弱がエミュレーションテストで発見され、この段
階で取り除かれるが、残りの4割強のバグは次の実機テ
ストで取り除かれるにれらのトラブルは発見される段階
によりその究明・対策の工数に大きな差が生ずる。
エミュレーションテストの段階では、トラブルが及ぼす
範囲が電気回路設計、ソフトウェア設計の2部門である
から、ハード/ソフトの双方の問題は比較的短い期間に
解決することができる。しかし、実機テストの段階では
メカニカル設計、電気回路設計、およびソフトウェア設
計の3部門に波及するため、1つのトラブルを解決する
のにその原因究明や対策をどのように分担し合うかの擦
り合わせに大変手間がかかり、大きな工数が必要となる
。因に5各テスト段階におけるトラブル対策効率を比べ
た場合、エミュレーションテストに対して実機テストで
は1.7倍の対策工数が掛かる。
これを上記トラブル件数に当て嵌めると、エミュレーシ
ョンテストでのトラブルは全体のトラブル対策工数の約
30.6%であるのに対し、実機テストでは約69.4
%にも増大する。更にソフトウェア開発の全工数から見
ると、デバッグのための工数が全体の5割を占めている
。したかつて、デバッグの効率を上げることが、ソフト
ウェア開発全体の効率を上げるのに大きく寄与する。ゆ
えに、このデバッグの工数低減が強く望まれている。
このように、ソフトウェア単体でデバッグを行えない従
来方式では、電気回路基板/ソフト結合や実機デバッグ
でのトラブルの発生件数が多く、しかも後に行く程、そ
の対策工数が増大し、結果として製品開発の効率低下に
つながっている。
ところで、電気回路基板や機器本体(機構部分)の設計
試作には数カ月を必要とし、特に完成後の電気回路基板
や機器本体における設計変更は開発スケジュールの時間
的制約やコストの面で厳しい。
才な、電気回路上または試作機上でのプログラムの検査
において間圧が発生した場合、その問題はプログラムに
あるのか、電気回路基板または機器本体にあるのかが判
別し難い。この原因を特定するのもソフトウェア技術者
が行っている。特に、製品の完成間近かではこれらハー
ドウェアの間圧等も含めてソフト的に解決しなければな
らない事態がしばしば起っている。
したがって、この種の機器開発では、ソフトウェア技術
者に多大な労力がかかるという問題があった。
これらの問題を解決するためには、いかにソフトウェア
トラブルを早期に発見し、それに対処するかが鍵になっ
ている。
このような技術的背景の中から、電気回路基板や試作機
なしでもソフトウェアのデバッグができる支援システム
くシミュレータ)が要望されていた。
次に、本シミュレータの構成上の課題について述べる。
対象となる記録装置は、所期の目的を達成するために、
電気回路基板からの制御信号により機構部分が一連の動
作を行うように構成されており、この一連の動作をシミ
ュレートするには、先ず装置の動作状Bt、−示すデー
タ、すなわち機構部分に配置されたセンサーの出力変化
を装置の固有の動作時間に対応させたタイミングデータ
が必要となる。
タイミングデータは、タイミングチャートから作成され
るが、このタイミングチャートの作成は、全て手作業で
行われるため、多大な時間と手間がかかっていた。また
、目視による作業のため、読取誤りや、記入誤りなどの
人為的ミスが発生し易く、正確なタイミングチャートを
作成することが困難であった。したがって、シミュレー
ションのためのタイミングデータを短期間で準備するこ
とができなかった。
一方、電気回路基板は、上記タイミングデータに基づい
てMPUに信号を供給し、このMPUに搭載されたプロ
グラムに従って!!4構部分を制御する信号を出力する
このようなアプリケーションプログラムのデバッグは、
プログラムがソースレベルで一応完成したとしても、実
際の電気回路基板が周辺のLSIも含めて全て完成して
いなければ、MPUの各端子にどのような信号が供給さ
れるのか、或いは、MPUの各端子からの信号はどのよ
うにして外部に出力されるのかを知ることができない。
また、複数のモジュールから構成される装置においては
、モジュール単体ではデバッグを行うことができず、他
のモジュールからの通信データを必要とする。
したがって、全てのモジュールの電気回路基板が完成す
るまでは、総合的なデバッグ作業を開始することができ
ない。 また、デバッグ用の電気回路基板を作るにして
も、回路の設計変更があったような場合、その都度、電
気回路基板を作製する必要があり、多大の手間と費用が
掛かる。
このため、テスト期間の制約等から完全なデバッグが行
われる前に、次の実機デバッグ工程に送られる。この実
機デバッグでは、ターゲットMPUが実際の電気回路或
いは機構部分と組み合わされてソフトウェアの検査が行
われるが、この段階で多数のバグが発見されるという問
題が生じる。
しかし、実機デバッグ段階で発見されるトラブルは原因
追及及び対策に非常に手間がががり、このためシステム
全体としての開発効率が著しく低下する。
また、従来のツールでは、デバッグの対象とすることが
てきるMPUは1種類のみであり、MPUの種類が変わ
った場合は別のインサーキットエミュレータに変えなけ
ればならなかった。
上記従来のソフトウェア開発の事情に鑑みて開発された
本シミュレータは、次の特長を有するものである。
■ターゲットプログラムが走行するハードウェア環境を
MPU、周辺LSIを含めて完全にソフトウェア的にシ
ミュレーションすることができる。
■異常系を含めたあらゆるテストモードのタイミングデ
ータが作成でき、広範囲なテストが可能である。
■マルチプロセッサシステムの環境下でのテストができ
る。
■マルチウィンドウ、マウスなどによる高度なユーザイ
ンタフェースを提供する。
■ターゲットプログラム製造システムにイーサネ7トを
介して結合することにより、製造からデバッグまで完全
なオンライン開発環境を提供する。
これらの特長を具有するため、本シミュレータは、次の
機能を備えている。
■MPU及び周辺LSIなどのターゲットプログラムを
とりまくハード的な環境をソフト的に定義できる。
■センサ等の外部信号データの作成及びシミュレーショ
ンを実行する。
■他MPUとの通信データの生成及びシミュレーション
を実行する。
■MPUと周辺LSI回路のシミュレーションを実行す
る。
■ブレイクポイント、トレース、モニタリング等のデバ
ッグ環境を提供する。
上記機能を実現することにより、次の技術的効果が期待
される。
■シミュレーション用のデータを正確且つ容易に短時間
で作成することができる。
■ソフトウェア単体でデバッグすることができる。
■MPU周辺のLSIの回路動作をシミュレートするこ
とにより、実際の電気回路基板を作成することなく、M
PUの各端子における信号の状態が確認できる。
■ターゲットシステムが複数のモジュールで構成されて
いる場合、各モジュールのMPUに必要な通信データを
、電気回路基板および機構部分を使用することなく外部
から供給することにより、各モジュール毎に独立にデバ
ッグすることができる。
■機構部分に配置されたセンサなどの出力信号はシミュ
レーション時にダイレクト信号データに変換されて用い
られるが、このダイレクト信号データはセンサ類の正常
な動作状況を定義する外に、正常でない定義、すなわち
予めセンナ、ソレノイド、モータなどの異常を想定し、
このときのセンサの出力信号を基に定義することもでき
る。このような異常モードによるシミュレーションを実
行することにより、異常時の状況把握が事前に検証でき
、かつその対応策を立てることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の本シミュレータの課題の中から、特に本発明では
、ターゲットシステムのハードウェア情報およびタイミ
ングデータ、通信データなどの外部信号情報を定義する
と共に、シミュレーション時に必要なデータを作成する
操作(以下コンフィグレーションと称す。)に関する課
題を解決するものである。
本発明の主目的は、開発の対象となる記録装置をソフト
ウェア的にシミュレーションするに必要なハードウェア
情報および信号情報などを定義するコンフィグレーショ
ン機能を備えたシミュレータを提供することである。
また他の目的は、情報定義の全ての操作をウィンドウ上
で実行できるユーザインターフェースを備えたシミュレ
ータを提供することである。
また他の目的は、設定情報間の全体的な整合性をチェッ
クできるコンフィグレーション方式を提供することであ
る。
また他の目的は、定義情報の相互関係の照合結果からシ
ミュレーション時に必要なデータを自動的に生成するコ
ンフィグレーション方式を提供することである。
また他の目的は、ターケントシステムの制御動作をシミ
ュレートするテストデータを生成するコンフィグレーシ
ョン方式を提供することである。
また他の目的は、ターゲットシステムが複数のMPtJ
によって構成される場合〈以下マルチモジュールと呼ぶ
)にマルチモジュール間で通信する通信データを生成す
るコンフィグレーション方式を提供することである。
更に他の目的は、シミュレーション実行中のターゲット
システムの動作状況をモニタする信号を、ウィンドウ上
に表示されるターゲットシステムの模式図の中にユーザ
が任意に指定できるコンフィグレーション方式を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段およびその作用〕上記の目
的を達成するため、本発明の記録装置のシミュレータは
ターゲットプロクラムを実行するMP[J、および周辺
LSIを含むターゲットシステムのハードウェア情報を
定義するハードウェアコンフィグレーション定義手段お
よび前記MPUの入力端子への信号の変化状態を示すデ
ータを生成するテストデータ生成手段とから成るコンフ
ィグレーション装置と、前記コンフィグレーション装置
で定義された情報に基づいて前記ターゲットシステムの
シミュレーションを実行するシミュレーション装置と、
前記両装置を制御するシミュレータ管理装置とを具備す
るものである。
本シミュレータによれは、シミュレーションの対象とな
るターゲットシステムのハードウェア環境のデータおよ
びMPUの端子に供給されるべき各種タイミング信号を
テストデータとしてソフト的に作成可能となり、このデ
ータに基づいてターゲットシステムのシミュレーション
を実行することができる。すなわち、シミュレーション
装置では上記データおよびターゲットプログラムをロー
ドし、このターゲットプログラムの実行を指示すると、
シミュレーション管理部からMPIJシミュレーション
エンジンにMPUのインストラクションの実行、停止な
どが指示され、MP[Jシミュレーションエンジンにお
いてMPIJのインストラクションの実行がシミュレー
トされる。したかって、本シミュレータは電気回路基板
を用いるハード/ソフト結合デバッグや電気回路基板を
組み込んだ機構部分において実施される実機デバッグと
同じハードウェア環境のもとてターゲットプログラムを
実行することができる。
そして、ターゲットシステムのハードウェア情報の設定
とテストデータを生成するとき、およびシミュレーショ
ン実行時に前記定義情報の設定内容を変更するときに使
用する表示ウィンドウ装置を設け、、このウィンドウ上
に処理を実行するためのコマンドおよび設定項目を指定
するパラメータが設けられている。またシミュレータの
初期画面のウィンドウ上には、ハードウェアコンフィグ
レーション設定、テストデータ生成、およびシミュレー
ション実行を指定するセツション名によるパラメータと
、前記セツションの内容を更に具体的に指定する選択ウ
ィンドウを開くためのパラメータとが設けられている。
したがって、ユーザは、ウィンドウ上のパラメータを選
択することにより開かれる個別の設定ウィンドウによっ
て上記設定や生成操作ができる。
また、ハードウェアコンフィグレーション定義手段は、
MPU種別、動作クロック、アドレッシング・メモリ、
RAM、ROMの容量およびアドレス、端子などのMP
LJのハードウェアデータを定義するMPtJ情報設定
装置と、周辺LSIのコントロールアドレス、データア
ドレスおよび端子を定義するLSI情報設定装置と、前
記MPULSIの定義情報の整合性を検査するコンフィ
グレーション照合装置と、タイミングデータのカウンタ
基準クロックであるマシンクロック長、クロック発生条
件などを定義するマシンクロック情報設定装置と、ウィ
ンドウ上にターゲットシステムの模式図を描き、この模
式図上にシミュレーション実行中のターゲットシステム
の動作状態を把握するための入出力ボートに対応する信
号名および種別マークを配置するマシンレイアウト設定
装置と、を包含している。
このハードウェアコンフィグレーション定義手段によれ
ば、ターゲットシステムのすべてのバーlルウエア情報
が定義され、その定義情報の相関関係がチェックされる
。このチェック結果に基づいてシミュレーション時に必
要なデータが作成される。すなわち、コンフィグレーシ
ョン照合においては、MPUに関してセットアツプデー
タ、メモリマツプデータ、コンフイグデータ、LSIに
関してコンフイグデータ、およびクロックに関してマシ
ンクロックデータなどの各データに基づいてMPU  
LSIの接続関係分照合し、この結果からMPUコンフ
ィグデータおよびLSIコンフィグデータを作成すると
共に、シミュレーション時に必要なデータを作成する。
このデータは、ダイレクト信号コンフイグデータ、コン
フィグレーションされた全てのダイレクト信号を信号名
によって管理するダイレクト信号名データ、リアルバリ
ュークロック信号の照合情報を定義するクロツクコンフ
イグデータ、通信LSIの照合情報を定義する通信LS
Iコンフィグデータ、およびシミュレーション実行中に
ターゲットシステムの動作状態を把握するために利用で
きる信号分定板する信号テーブルデータである。
また、マシンレイアウト設定においては、ウィンドウ上
にターゲットシステムの模式図を描き出すためのマシン
レイアウトデータおよびターゲットシステムの動作状況
を把握するに必要なダイレフ1−信号やMP[J、LS
Iの端子により作成された信号レイアウトデータに基づ
いてダイレクト信号やMPU、LSI端子に対応した入
出力ボートを模式図上に位置指定するマーク処理を実行
し、この入出力ポートに対応して信号名を模式図に表示
し、このウィンドウ上に定義された内容を基に信号レイ
アウトチータフアイルを作成する。
更に、ウィンドウ上に表示された信号テーブルの中から
ダイレクト信号やMPU、LSI端子を選択し、次いで
ダイレクト信号やMPU、LSI端子を模式図の任意位
置に指定することによって前記位置にダイレフ1−信号
やMPU、LSI端子およびその信号名に対応した種別
マークを配置することができる。
また、テスI−データ生成手段は、ターゲットシステム
のハードウェアに対応して入出力信号、基準クロックな
どの条件を定義するハードウェア情報設定装置と、この
ハードウェア情報に基づいてターゲットシステムの動作
状態を示すデータを作成するタイミングデータ作成装置
と、タイミングデータをシミュレーション時に使用可能
なデータに変換するデータフォーマット変換装置とから
構成されているタイミングデータ作成変換装置、および
複数のMPUで構成されたターゲットシステムにおける
ターゲットとなるMPUと、該MPUをとりまく他のM
PUとの通信規約を定義する通信規約設定部と、ターゲ
ットシステムの特定の動作モードに対する有意な通信デ
ータの流れを定義する通信モードデータ設定部とから構
成されている通信データ生成装置とを包含している。
このテストデータ生成手段によれば、横軸に時間、縦軸
に用紙などの移動距離をとったタイミング・ダイアダラ
ム、ターゲットシステムの動作上の進行に従ったセンサ
の出力変化を時系列的に表したインプットチャート、シ
ステムの動作開始あるいは停止時などに他のMPUから
送られてくる通信データを定義したシリアルチャート、
インプットチャートとシリアルチャートを合成し、かつ
それにアウトプット変化の期待値を加えたタイミングチ
ャート、更にこのタイミングチャートから全信号変化点
を抜き出したタイミングデータを作成できる。特に、既
存のチャートがあれは、このチャートを利用して池のチ
ャートと作成することができるため、タイミングデータ
が効率的に作成することができる。一方通信データは通
信規約やモードデータなどの情報の外に、データの繰り
返し情報が定義することができるので、ターゲットシス
テムのある特定の動作を繰り返してシミュレートするこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
尚、説明に先立って、本実施例の説明についての目次を
示す。以下の説明において、(1)〜(■)は本発明が
適用される記録装置の制御系(以下ターゲットシステム
と称す)のソフトウェアシミュレーション(以下シミュ
レーションと称す)の概要、および該シミュレーション
を実行するシミュレータの全体構成の概要を説明する項
であって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が
(■)である。
目次 (f)シミュレーションの概要 (1−1>ハードウェアとソフトウェアの動作上の比較
とシミュレーションの範囲 (1−2)シミュレーション方式 (II)シミュレータの概要 (II−1>用語解説 (n−2>ソフトウェアの構成 (U−3)バードウェアの構成 (III−4)シミュレータの作用 (II−5)シミュレータの実例 (Ill)コンフィグレーション方式の実施例(III
−1>コンフィグレーションの全体構成(ill−2)
MPU情報設定 (III−3)LS I情報設定 (III−4)マシンクロック情報設定(III−5)
マシンレイアウト設定 (III−6)コンフィグレーション照合(1−7)タ
イミングデータ作成変換 (III−8)通信データ生成 以下に、本シミュレータを説明する。
(1)シミュレーションの概要 (1−1>ハードウェアとソフトウェアの動作上の比較
とシミュレーションの範囲 実際の電気回路とそれをシミュレーションしようとする
コンピュータソフトウェアとの間には、大きな相違があ
る。たとえば、ソフトウェアは完全に同時刻に29以上
の動作ができないのに対し、LSIを含む実際の電気回
路は各LSIが同時刻に独立にしかも互いに連携しなが
ら動作していることである。
シミュレータを実現する上で、このハードウェアとソフ
トウェアの構造上の相違を、どのように扱うかを以下に
具体的に述べる。
■ループを含まない回路 第47図に示す論理回路を考えた場合、AND回路Aの
入力端子1,2に第48図(a)AIA2に示す信号が
入力されると、信号のタイミングチャートは、第48図
(b)A3.Bl、B2に示すものとなる。ここで、信
号の伝搬遅延を拡大して考えると、実際のハードウェア
上の信号は、第48図(b)に示すように、素子Aが動
作した後に、素子Bが動作していることがわかる。
つまり、素子の変化だけをシミュレートすることを考え
れば、素子A、Bの順序で遂時処理をしても、ハードウ
ェアの動作と同じである。
したがって、シミュレータは、このような電気回路上の
ハードウェアの並列動作を接続順序から導き出される逐
時処理によってシミュレーションする。
■ループを含む回路 例えば、第49図に示す回路は、回路Aの入力が回Fl
@Bの出力に依存し、また回#tBの入力が回路Aの出
力に依存している。そして、回路ABは、いずれが先に
動作するのかも定めることができない。したがって、こ
のような回路は、その動作を遂時動作に置換することが
できないため、シミュレータではループを含む回路はサ
ポートしない。
■信号の遅延 通常、電気回路上の各素子や結線中においては、必す処
理時間が存在し、それか信号の遅延時間として現れるが
、この遅延時間を利用するような回路を設計することは
殆どない。したがって、シミュレーション時には、遅延
時間内の状態変化か無いものとして収扱う。しかし、第
50図に示す回路では、遅延時間を無視すると、第51
図(a)に示す実ハードウェアの波形が第51図(b)
の波形となり、これを利用するような回路のシミュレー
ションをサポートすることができない。
(1−2)シミュレーション方式 ■対象コンポーネント ターゲットシステムは、アクチュエータ、モータ、各種
センサ、スイッチ等からなるM構部と、機器全体を制御
するMPUと、機構部とMPUとの間のインターフェー
スを行なう電気回路基板とから構成されている。このタ
ーゲットシステムをシミュレートする場合、シミュレー
ションの対象となるコンポーネントは、電気回路基板と
機構部分に設けられたセンサ、スイッチ、モータ等の間
の信号の入出力をシミュレートするダイレクト信号、複
数のMPUをもつマルチモジュールの場合に、各MPU
e中心とするモジュール間で交信される通信データ、電
気回路基板上の各種LSI回路、および電気回路基板上
の中枢であるMPU、の49のコンポーネントである。
第1表は、対象コンポーネントと、シミュレータの対照
である。
第1表 ■ターゲットシステム全体のシミュレーション本シミュ
レータの各コンポーネントに対応する実ハードウェアは
、第52図(a)に示すように、相互が並列動作してい
るが、本シミュレータでは、第52図(b)に示すよう
に、各コンポーネントが遂次動作しているものとして取
り扱う。
■ダイレクト信号エンジンのシミュレーション外部から
電気回路へ供給される入力信号はHlg h / L 
o wの2値データとして一方的にLSI回路エンジン
に供給され、LSI回路との入出力がシミュレートされ
る。この入力信号の時間分解能はl m5ecである。
■通信データエンジンのシミュレーション実ハードウェ
アでは、bit列を扱っているが、本シミュレータはL
SI自体が正常動作するかをチェックするのではなく、
MPUのターゲットプロクラムとLSIの回路が目的の
通り動作しているかを検証するものである。従って、通
信データのシミュレーションは、LSI回路内の通信L
SIとMPUの通信ボートにバイト単位のデータ列を供
給する動作としてシミュレートする。
■LSI回路のシミュレーション LSI回路の配線部分やLSI単体ごシミュレートする
もので、LSI回路中のLSIを接続順に逐時的に動作
させて行なう。
但し、信号は伝搬遅延がないものとする。
(II)シミュレータの概要 (II−1)本シミュレータに使用される主な用語の解
説 「モジュール」とは、一つのMPUが実行するプログラ
ムがコントロールする範囲を言う、通常1つのMPUe
中心とする電気回路または機構部分を意味する。
「ターゲットプロクラム」とは、シミュレーションデバ
ッグの対象となるユーザのプログラムである。
rIDJとは、データを計算機の中で扱うために、それ
ぞれのデータに付けた番号による識別子である。ここで
、IDを持ったデータについて簡単に説明する。なお、
IDはすべて0オリジンとする。
DEVICE名、DEV  ID:信号の属するデバイ
スご示すデータで、LSI名やMPU、ダイレクト信号
5 リアルバリュークロックなどを表す。
MPU名、MPU  ID:MPUと示すデータで、た
とえば、r 7810 J  ’ 7811 Jがある
LSIネーム/LSI名、LSI  ID:LSIだけ
を対象としているときに用いられる。
LSI別連番:同じ種類のLSIを区別するために付け
た番号である。
端子名、端子ID:LSI、MP[Jの端子に付けた名
前とIDである。
ダイレクト信号名、タイレフト信号rD、ユザが定義し
たダイレクト信号の呼び名である。
端子タイプ、端子タイプID:LSIおよびMPUの設
定ウィンドウでユーザが定義する信号のタイプを示す。
IOタイプ、■−〇タイプより、信号の入出力を示すデ
ータて°ある。
ステート、ステートID・信号の状態を表し、ハイ(I
Iigh) 、ロー(LoIll)、ノン< None
 )がある。
アドレスタイプ、アドレスタイプよりニアドレスの型を
示し、ROM、RAM、Iloの3種類がある。
以下に、本シミュレータに使用されている代表的なID
を第2表を示す。
(以下余白) 第2表 「ユニット」とは、本シミュレータのLSI回路シミュ
レーションを実現するために創案された新たな概念であ
り、第53図に示すように、一つのLSIの機能のうち
、互いに独立して動作する部分を分けてユニットと名付
け、それぞれOから番号を割り当てユニットIDとする
。たとえば、プログラムカウンタr 8253 、の場
合、3個の独立して動作するカウンタを有しているので
、ユニット個数は3となる。このユニットID!1Ls
I回路エンジンにおいて使用される。
「回路レベル番号」とは、たとえばMPUを中心として
周辺のLSIの信号の確定順序を規定するものである。
たとえば、第53図に示すように、MPUの回路レベル
を0とすると、このMPUに接続されているLSI;す
なわち、MPUの動作により端子レベルが決まるLSI
の回路レベル番号を1とする。またこのLSIに接続さ
れている別のLSIの回路レベル番号を2とする。以下
同様に、コンフィグレーション照合することにより自動
的に回路レベル番号が付される。
(It−2>ソフトウェアの構成 第54図は、シミュレータのソフトウェア構成を示すブ
ロック図である。このシミュレータは、プロダクト名と
モジュール名の指定およびウィンドウの表示を制御する
と共に、各セツションプロセスの起動を実行するシミュ
レータ管理手段1と、ターゲットシステムの各種のハー
ドウェア的な条件を設定すると共に、シミュレーション
に必要な各種データを生成するコンフィグレーション手
段2と、LSI回路、MPU等のターゲットシステムの
シミュレーションを実行するシミュレーション手段3と
、シミュレータの各種情報をグラフィックディスプレイ
に表示する表示手段4とから構成されている。特に、シ
ミュレーション手段3は、シミュレーション実行時に各
種ウィンドウのオープン、クローズの処理や各種事象の
制御を行うシミュレーションウィンドウ管理機能、シミ
ュレーション実行時に使用する各種のデバッグ機能、M
P[J・LSIの動作、ダイレクト信号の発生、通信デ
ータの発生等のシミュレーションを実行する機能(シミ
ュレーションエンジン)を備えている。
(II−3)ハードウェアの構成 第55図は、シミュレータのハードウェアを構成する模
式図である。中央処理装置10は、本シミュレータの全
体の制御およびデータ処理を行うもので、この中央処理
装置10にはメインメモリ11、シリアルデータライン
12を介して各種データおよび指示を入力するキーボー
ド13、処理結果などを表示するためのディスプレイ1
4か接続されている。また中央処理装置10のバスには
、プログラムやデータを格納するディスク装置15が接
続されている。
ディスク装置15には、シミュレーション実行時の総て
の処理に関して、その実行中に必要なプログラム本体、
データなどのソフトウェア資源がファイルとして格納さ
れており、10グラムの実行に際しては、このディスク
装置15内のプログラムおよびデータをメインメモリ1
1にロードし、中央処理装置10はこれらのソフトウェ
ア資源を使って必要な処理を実行する。
(II−4>シミュレータの作用 第56図は、本シミュレータの作用を説明する模式図で
ある。タイミングデータは、記録装置内で発生するセン
サ信号等のオンオフ信号に基づいてテストデータ生成手
段21で生成され、このタイミングデータを本シミュレ
ータに適用できるダイレクト信号データにフォーマット
変換した後、ダイレクト信号データファイル22が作成
される。
ダイレクト信号データは、ダイレクト信号エンジン23
によりLSI回路エンジン24に供給される。
一方、通信データはターゲットシステムを構成する複数
モジュールの各モジュール間の通信に使用されるか、こ
の通信データは通信データ生成手段25で生成され、通
信データファイル26か作成される。
通信データは、通信データエンジン27によりLSI回
路エンジン24及びMPUエンジン28に供給される。
LSI回路エンジン24及びMPUエンジン28は、ソ
フトウェア的にLSI回路及びMPUの動作をシミュレ
ートするもので、LSI回路及びMPUのハードウェア
的な構成、たとえば、ビン配置、クロック周波数等の構
成は、ハードウェアコンフィグレーション設定手段29
において定義され、ハードウェアコンフィグレーション
ファイル30とされ、これからのデータがLSI回路エ
ンジン24及びMPUエンジン28に供給される。
クロックエンジン31は、ユーザがコンフィグレーショ
ンした実クロック信号(定周期パルス)とMPUエンジ
ン28が元々持っている実クロック信号をシミュレート
するもので、クロックカウントの変化を実クロック信号
と接続されているLSI回路エンジン24、MPUエン
ジン28に知らせる。
シミュレートエンジンコントローラ32は、上記各エン
ジンの時間の周期をとりながら、シミュレーションの実
行を管理する。すなわち、シミュレーションエンジンコ
ントローラ32が出力するシステム時間に基づいて、エ
ンジンごとの動作タイミングの中で最も早い時間に要求
のあるエンジンや、エンジンから起動要求がある他のエ
ンジンを起動する。そして各エンジンはMPU、LSI
、センサー等の外部信号の入出力、通信データの送受信
等のシミュレーションを実行する。
(II−5)シミュレータの実例 MP[Jシミュレータを利用してターゲットプログラム
のデバッグについて説明する°。第57図はデバッグの
構成図である。第58図はデバッグのフローチャー1・
である。尚、以下の説明において特に注記している個所
を除いて各ステップの処理はデバッガ41により行われ
る。
先ず、シミュレータの起動に先立って、ハードウェアコ
ンフィグレーションに関するデータ、タイミングデータ
、および通信データなどのデータを作成して外部事象フ
ァイル31に格納する。
シミュレータが起動されると、コンフィグレーションフ
ァイル30がロードされ(ステップ1o1)、次いでデ
バッガ41.MPIJモジュル45の内部テーブルが初
期化される(ステップ102)また、デバッガ41はロ
ーダを呼び出してターゲットプログラム42をメモリテ
ーブル43にロードする(ステップ103)。次いで、
外部事象ファイル31がロードされ(ステップ104L
デバツガ41からインターフェース44が呼び出され、
デバッガコマンドの入力待ちとなり(ステップ105)
、ユーザの入力を受は付ける(ステップ106)。なお
、これらのステップ105..106はユーザインター
フェース44により行われる。
MPUシミュレーションにおいて、ソフトウェア単体の
デバッグを行う際の基本的な流れとしては、プログラム
の実行に先立ち、入力データをセットし、デバッグの対
象となるプログラムユニットの出口にブレイクポイント
を設定した後、プログラムユニットの先頭から実行する
。そして、ブレイクポイントで止まった時点で出力デー
タを参照し、予しめ想定していたデータと一致するかど
うか検査する。不一致があった場合は、どこにバグが存
在しているのかをデバッガコマンドを使用して検索する
キーボード13から入力されたコマンドラインは、ユー
ザインターフェース44により解析され、デバッガ41
が理解できる形式に変換される。
ユーザの入力が終了コマンドであったときは、MP[J
シミュレータの動作を終了させる(ステップ107)。
また、終了コマンド以外のコマンドであり、かつMPU
インストラクション実行コマンドでない場合、例えばr
write」、rprinJ、’break」等であっ
た場合、それぞれのコマンドが実行される(ステップ1
08,117)。そして、その実行結果がユーザインタ
ーフェース44に通知され(ステップ118)、ディス
プレイ14に表示される(ステップ119)。
また、ユーザの入力がMPUインストラクション実行コ
マンドであったときは(ステップ108)、シミュレー
ションモードであるかどうか判別しくステップ109)
、シミュレーションモードであるときは、ダイレクト信
号データおよび通信データをセットするくステップ11
0)。次いで、MPUモジュールによりMPUインスト
ラクション実行のシミュレーションが行われた後(ステ
ップ111)、タイマ、タイマ/イベントカウンタ処理
等のMPUの内部機能が実行され(ステップ112)、
更に、インストラクション実行結果のデバッガ41への
通知等が行われる(ステップ113)。なお、シミュレ
ーションモードでないとき、すなわち、プログラムモー
ドのときは、ターゲットプログラムの実行動作のみを行
いダイレクト信号データや通信データは不要であるので
、該データのセット(ステップ110)はスキップされ
る。なお、ステップ111.112.113は、デバッ
ガ41ではなく、MPUモジュール45により実行され
る。
インストラクション実行結果は、更にユーザインターフ
ェース44へ通知され(ステップ114)、ディスプレ
イ14に表示される(ステップ115)。
たとえば、a090番地にブレイクポイントがセットさ
れている場合、8090番地と含むアドレス空間でプロ
グラムを実行すると途中でターゲットプログラムの実行
が停止し、 rbreak at breakl(a090)」とい
う表示が行われる。この表示は、ターゲットプログラム
の実行が、第1ブレイクポイントのアドレスであるa0
90番地で停止したことを意味している。この状態でr
prinJコマンドを使用してレジスタやメモリの内容
を表示させ、予期した値と一致するかどうか検査する。
一致した場合、コマンドとしてr run a090」
を入力し、このブレイクポイントからターゲットプログ
ラムの実行を再開させ、次のブレイクポイントまでプロ
グラムを実行させる。この操作をブレイクポイント毎に
行う。
出力されたレジスタやメモリの内容が予期した値と一致
しない場合は、たとえば、r trace’コマンドに
よりブレークポイントに至るまでのレジスタやメモリの
変化を、MPUのインストラクション毎に表示させてバ
グの位置を探す。そして、バグが発見されたら、ターゲ
ットプログラムをオブジェクトレベルで修正する。
上述の作業の繰り返しによりデパック作業が行われる。
ターゲットプログラムの複数ステップにわたる実行のシ
ミュレーションが表示された場合、指定された全インス
トラクションの実行が終了するまでは、ステップ116
からステップ109に戻る。全インストラクションの実
行が終了するとデバッガコマンドの入力待ちに戻る(ス
テップ116.105)。
上述のように、本実施例のシミュレータにおいては、シ
ミュレーション実行の際には、ローダによりターゲット
プログラム42がメインメモリ43にロードされ、コン
フィグレーションファイル30及びダイレクト信号チー
タフアイル22、通信データファイル26のデータに基
づいてMPUモジュール45でMPU動作のシミュレー
ションを行う。
(III)コンフィグレーション方式の実施例(III
−1)コンフィグレーションの全体構成本発明は、ター
ゲットシステムをソフトウェアにより定義するコンフィ
グレーション方式に関し、以下本発明の一実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
コンフィグレーション方式は、ハードウェアを定義する
ハードウェアコンフィグレーション定義機能と、タイミ
ングデータや通信データなどのデータの生成を行うデス
1−データ生成機能を有する。
第1図は、上記の機能実現手段の構成を示すブロック図
である。コンフィグレーション装置300は、MPUの
クロック、メモリ、端子等を設定するMPU情報設定装
置310と、各種のインターフェース用LSIのコント
ロール/データアドレスの定義や端子の接続関係の定義
を行うLSI情報設定装置320と、ターゲットプログ
ラムの実行やタイミングデータのカウントなどに用いら
れ、シミュレーション時の基準となるクロックを設定す
るマシンクロック情報設定装置330と、シミュレーシ
ョン状況を画面上で把握するため、模式的に描かれた記
録装置上にI10ポートに対応するマークを配置するマ
シンレイアウト設定装置340と、設定された各種設定
データ間の整合性をチェックすると共に、シミュレーシ
ョン時に必要となる各種データの作成を行うコンフィグ
レーション照合装置350と、ターゲットシステムの動
作状態を示す情報、すなわち機構部分のセンサ等の信号
レベルを時系列に並べたタイミングデータを生成すると
共に、この生成されたタイミングデータ、または別途設
けられたデータ作成ブロックにより生成されたタイミン
グデータをシミュレータが利用できるダイレクト信号デ
ータにフォーマットに変IQするタイミングデータ作成
変換装置360と、他のMPUとの通信を行うための通
信プロトコルの定義およびターゲットシステムのある動
作モードを仮定した場合の実際の通信データの設定を行
う通信データ生成装置370とから構成されている。
シミュレーション装置400は、コンフィグレーション
装置300により定義されたターゲットシステムのハー
ドウェア情報に基づいてシミュレーションエンジンを起
動し、このシミュレーションエンジンにテストデータを
供給してターゲットプログラムのデバッグを実行する。
表示ウィンドウ装置500は、コンフィグレーション装
置300での定義情報設定やデータ生成と行う際に5各
種データをビットマツプディスプレイ上のウィンドウに
表示する。
次に、本シミュレータのコンフィグレーション機能に関
する基本的な構成について説明する。
第2図は、シミュレータ管理装置の機能の中で各情報定
義操作部3000を選択する機能を実現するための構成
図であり、この選択操作は、表示ウィンドウ装置500
を構成する第3図に示すシミュレータウィンドウ510
上のセッシゴンパラメータの指定によって実行される。
すなわち、シミュレータ管理装置200は、第1図に示
すハードウェアコンフィグレーション定義30〇八およ
びテストデータ生成300Bに関するセツション指定部
201と、予め登録されているハードウェア情報やテス
トデータ情報を特定したり、照合種別やテストデータの
作成/変換などの実行内容を選択するための種別選択部
202とを備えており、前記セツション名の指定または
指定後の具体的内容の特定によって各情報定義操作部3
000が呼び出される。そして、呼ひ出された情報定義
操作部3000ては、専用の設定ウィンドウが開かれ、
このウィンドウにより個別情報の設定、設定後の照合お
よびデータの生成を実行する。
以下に、上記各部ご説明する。
(III−2)MPU情報設定 MPU情報設定では、ターゲットシステムに使用される
MPUの定義情報を作成する。このMPU定義情報とは
、動作クロック、ウォッチドッグタイマ、アドレッシン
グ・メモリの大きさ、メモリのマツピングおよび端子接
続情報、MPU種別等のMPUハードウェアデータであ
る。このデータはコンフィグレーションファイルに格納
される。
第4図は、MPU情報設定装置310の情報定義操作部
3000の構成の一例を示すブロック図である。
MPtJ設定管理部3101は、シミュレータ管理装置
200により起動されるMPU設定メニューの中から選
択された特定のMPUに関する定義情報を設定するため
に起動される。たとえば、シミュレータウィンドウ51
0で“MPU 5ettlp”をマウス操作でダブルク
リックく“!!゛′表示)すると、種別選択部202が
起動して第3図(b)に示すMPU種別選択ウィンドウ
512が開かれる。このウィンドウ512では、μPD
7810.μPD7811 (日本電気(株)製造)に
関する規格等の情報が予じめ登録され、ディスク装置に
格納されていることを意味している。したがって、上記
メニューからマウス操作により「7810」を選択する
と、指定されたMPUの情報設定を行うためのMPU設
定管理部3101が呼び出され、第5図に示す上記MP
Uを定義するためのパラメータが表示されたウィンドウ
(MPIJセットアツプ)520が開かれ、アドレッシ
ング・メモリの大きさ、動作クロック、ウオッチドック
タイマ等のパラメータの設定やMPUの端子接続情報の
設定、およびゃメモリ空間の設定が可能である。
MPU設定管理部3101は、MPUのデータ作成を実
行するために必要な構成として次の機能実現手段を管理
している。
ウィンドウ生成部3102は、シミュレータウィンドウ
510のパラメータ゛’MPtl S、etLIp”を
選択することにより、MPU設定管理部3101が呼び
出され、この起動によって、専用の設定ウィンドウ5卸
が開かれる。設定ウィンドウ520は、上から指定され
たMPU名を表示したタイトルフレーム521、後述の
情報関連チェック部3113のチェック結果や設定電子
などをユーザに知らせるメツセージサブウィンドウ52
2、設定項目を表示したサブタイトルフレーム523、
設定内容をどのよう処理すべきかを命令するコマンド名
が表示されたコマンドサブウィンドウ524、具体的な
設定を行うためのパラメータ名とそのエントリーフィー
ルドを表示したパラメータサブウィンドウ525(第3
図(a)参照)によって構成されている。
データファイルロード部3103は、既に一度設定され
ているMPUのメモリサイズ、クロック、ウオッチドッ
クタイマの周期などのMPUセットアツプデータをディ
スク装置からウィンドウ上に読み出す。
イベント実行部3104は、ウィンドウに与えられるマ
ウス操作を制御し、このマウス操作で選択された機能構
成部を動牢させる。
ここで、パラメータについて説明する。
パ^ddressingHemories”は、MPU
のメモリ空間を、4に、16に、64にの各部の中から
指定する。デフォルトは64にハイドである。
“’C1ock”は、MPUの動作周波数(インストラ
クション・サイクル)を、MHz単位の数値によって指
定する。デフォルトは12MHzである。
”WatchDogTimerCycle”は、ある一
定周期ごとにカウンタをリセットすることによって、プ
ログラムの異常や暴走を検知するものであり、このウオ
ッチド・ノブタイマの周期を、Hz単位の数値によって
指定する。
”PortSpecificaLion”は、MPUの
各ボートの情報設定を行うためのポート情報設定管理部
3110を起動する。
”MemoryMapping”は、メモリ空間のRO
M  RAMおよび不使用領域の設定を行うためのメモ
リマツプ情報設定管理部3111p起動する。
以下、イベン)・実行部によって呼び出される各機能構
成部について説明する。
ウィンドウ描画部3105は、マウス操作により選択さ
れた項目をハイライト表示したり、反転表示したりの処
理を実行する。例えば、第5図に示す’78105et
UpWindouBの場合、アドレスメモリ容量として
パラメータ値′ΔddressingMemories
:(4k 16K 64に+’“の中から64Kを指定
すると、この数字、文字がハイライト表示され、ファイ
ル生成前の一時設定されたことをユーザに告知する。
情報設定実行部3106は、データファイルロード部に
より読み出され、サブウィンドウに表示されたパラメー
タ値の中から選択されたパラメータ値や外部入力装置に
よって入力された具体的なパラメータ値を入力し、この
値をメモリに一時格納する。このように、ウィンドウ上
でMPUセットアツプデータに関する設定が終了した時
点で、設定内容の採否をコマンドの選択によって、次の
各処理部において実行する。
リセット処理部3107は、”Re5et”を選択した
時、各パラメータをデフォルト状態に戻す。
アボート処理部3108は、”^bort”を選択した
時、このウィンドウ内で新規に設定された内容を無効と
し、このウィンドウが起動された時の状態に戻すと共に
、上記ウィンドウ閉成部を起動する。
アプライ処理部3109は、°“^111111’ ”
を選択した時、このコマンドを実行してウィンドウの設
定内容を実際にパラメータ値として適用する。このアプ
ライ処理部3109は、情報関連チェック部3113、
ファイル生成部3114、およびウィンドウ閉成部31
12を順次起動する。
ウィンドウ閉成部3112は、データ設定の中止や設定
されたデータに基づいてファイル生成の実行により起動
し、設定ウィンドウを閉じて初期ウィンドウであるシミ
ュレータウィンドウに戻す。
情報関連チェック部3113は、適用されるパラメータ
値か規格仕様に適合しているか否かをチェックする。例
えば、r7810.の場合、主にクロック、つ、オツチ
ドッグタイマの設定値が規格内であるか否かがチェック
される。
ファイル生成部3114は、適合した設定値によるデー
タファイルを新規に作成したり、データファイルロード
部3103により読み出されたMPUセットアツプデー
タファイルを使用して作成する場合にはそのファイルの
更新を実行する。
端子およびメモリ情報を設定するための機能構成部31
10.3111は、MPUセットアツプデータを設定す
る機能構成部と基本的に同じ構成になっており、データ
が、ポート情報設定の場合は、MPUの端子情報である
MPUコンフィグデータであり、一方メモリマツプ情報
設定の場合にはメモリ空間、メモリタイプなどのMPU
メモリマツプデータである。その他の機能、操作はMP
Uセットアツプと同じものなので、その説明は省略する
以下、各情報設定、データ生成においては、イベント実
行部3104、ウィンドウ生成部3102、アボード処
理部3108、およびリセット処理部3107に関して
基本的な機能が同一なので、各装置は上記各部を省略し
、主要な構成を示すブロック図により説明する。
次に、MPUの定義情報の具体的な設定について述べる
。第6図は、MPUセットアツプデータ310^の一例
としてr7810.のデータ構造である。
なお、コンフィグレーションデータは、デバッグ作業と
メンテナンス作業の容易性を考慮して、ユーザが直接読
むことができるASCIIファイルとしている。また、
各データには、データの意味が容易に理解できるように
、対応した説明の文字ストリングが付加されている。
rMPU、は、使用されるMPUの名称をr7810゜
で指定する。指定されたM P Uは、予め10進数で
付されたMPUのID番号である「0」によって対応づ
けられている。
「^cldressingMemory Jは、メモリ
サイズを設定する。このメモリサイズはMPUの種類に
よって異なるが、例えばr7810.の場合には、4K
 16に、64にの何れかが選択され、夫々の数値をメ
モリサイズのID番号としている。本例では、「4K」
が選択され、そのID番号「4」が付される。
r MPIIClock Jは、MPU自体を動作させ
るための基準となるクロックを指定する。このクロック
数は100KH,単位の周波数が使用される。本例では
、12Ml1.が用いられている。
rfatch Dog Cycle」は、ウォッチドッ
グタイマの周波数を、Hz単位のサイクル周波数で指定
する。
その範囲は、例えば1から100OH2である。
r Watch Dog−ControlTargeL
 Jは、ウォッチドッグタイマをたたく場合に、どこを
たたくかを指定するもので、たたくアドレスやMPUの
出力端子名で指定する。本例では、アドレスr1000
.が指定されている。
r Watch Dot? TargetType4は
、上記のr Watch−D。
g ConjrolTargeJで指定されるコントロ
ールターゲットのタイプを、第3表に示す3種類により
指定する。
第3表 r Watch Dog AccessType Jは
、ウォッチドッグタイマのたたき方を、次の特定方法に
よって指定する。
■リード(ID番号二〇) メモリやI10メモリのアドレスをリードすることによ
りたたく。
■ライト(ID番号:1) メモリやI10メモリのアドレスをライトすることによ
りたたく。
■ハイエッヂ(ID番号=2) 端子から出される立ち上がり信号をもってたたく。
■ローエッヂ(ID番号・3) 端子から出される立ち下がり信号をもってたたく。
rWatch Dog ReseLSignal Jは
、ウォッチl(ツクタイマをどのダイレクト信号でリセ
ットするかを規定し、そのリセット信号名はID番号で
対応づけられている。
第7図は、MPUセットアツプウィンドウで“Port
 5pecification”を選択したときに起動
されるポート情報設定ウィンドウ530である。このウ
ィンドウ530には、MPUとして第8図に示すビン配
列を持ったr7810.の設定例が示されている。
ボート情報設定ウィンドウ530では、各端子に接続ま
たは割り当てられる信号および各信号の初期値の設定並
びに接続される信号を信号テーブルへ登録するか否かの
指定を行う。
これ等の設定、指定を行うために、次のパラメータが設
けられている。
“PinNo”は、r 7810.の端子のうち、シミ
ュレーションの対象となる端子のビン番号を示している
”Function”は、各ビンの機能に対応して付さ
れた端子名が表示される。
“Input10utput’″は、各端子を入力又は
出力のいずれで使うのかと指定する。
”Signal/Port/Cycle”は、次の3種
類によって指定する。
■ダイレクト信号 記録装置のセンサ、モータ等へ直接接続されている信号
名称で指定する。
■端子名 各種LSIやチップ等の端子に接続されている場合にそ
の端子名を指定する。但し、端子名は、LSI情報設定
ウィンドウに表示されているLSIの端子名である。
■リアルバリューは、物理的特性値をもった信号の場合
にその値そのものを入れる。たとえば、周波数値等であ
る。
”SignalType”は、”Signal/Por
tName/Cycle”で指定された信号のタイプを
、それぞれの信号に対応して分類されたr (Dire
ctSignal、LSI、RealValue) J
の中から指定する。
”LSI Nan+e#No”は、後述のLSI情報設
定装置で定義されるMPUに接続されるLSIの名称と
通し番号を指定する。
”’ In1tialLeシeビ°は、各信号レベルの
初期値を、’ (High、Loud、None) J
の中から指定する。ココテ、rfli@h」は初期値ハ
イレベル、rLow」は初期値ローレベル、r Non
e Jは初期値がハイ/ローのいずれでもよい、または
不明の場合である。
”SignalTable”は、接続信号をシミュレー
ション実行時に使用する信号テーブルに登録するか否か
を、’ (Yes No) Jのいずれかにより指定す
る。
ここで、r Yes Jを指定すると、接続信号は登録
されシミュレーション時にモニタウィンドウで信号のレ
ベルを見ることができる。一方「NO」を指定すると、
接続信号は登録されず、モニタすることはできない。
第9図は、MPUコンフィグデータ310Bの一例とし
てr7810Jのデータ構造である。
MPUコンフィグデータ310Bは、大きく分けて、M
PU定義部、アドレス定義部およびビン定義部から成っ
ている。
次に、各定義部を説明する。
MPU定義部(MPU INFORMATION)は、
デバイス名、デバイスID、端子およびユニットの数を
定義する。
r DEVICE Name Jは、使用されるデバイ
ス名としてr MPIJ Jが固定ストリングで指定さ
れ、第2表に示すデバイス■D「1」が付される。
rpinJは、実際のMPUのピン数ではなくシミュレ
ータが必要とするビンの本数を示している。本例では、
9ピンである。
rtlniL」は、(■−1項の用語解説の「ユニット
」参照)。本例では。9ユニツトである。
アドレス定義部(ADDRESS INFORMATI
ON)は、アドレス関数、アドレス名、アドレス、アド
レス型およびアドレス型IDが定義される。
「^dresscounL Jは、アドレス個数で、M
PUの場合はOである。
ビン定義部(PIN C0NFIGURATION)は
、シミュレーションに必要な端子情報として、たとえば
ある端子が入力または出力のいずれに使われるのか、ま
たこのときの初期の信号レベルがハイまたはローのいず
れであるのかなどの情報を1端子ごとに定義する。
rPinNO」は、MPUのビン番号である。端子名(
Funct ion )および端子IDは、本システム
が付けた名前およびIDである。また各端子には入力/
出力型(Ilo)およびI10型IDが設定されている
r In1tialLevel Jは、デジタル信号の
初期状態を示しており、第4表の関係になっている。
第4表 接続されている端子の個数である。
接続端子定義部は、端子に接続されるものが、LSIな
のか、信号またはリアルバリューであるのかを定義する
’ Signal/PortName Jは、接続され
る端子の名称を示しており、第5表に示す関係になって
いる。
第5表 rUNIT、は、当該端子が属するユニットのIDであ
り、MP(Jコンフイグデータの場合は0である。
r C1rcuitLevel Jは、(■−1項の用
語解説の「回路レベル番号」参照) r Signal−NO」は、当該端子が信号テーブル
に登録されている場合にその番号を示す。なお未登録や
決定していない場合には、−1が設定される。
接続端子数(Con3Pin Count)は、当該端
子にrsinalType Jは、接続の対象となるデ
バイス或は信号の型等を示しており、第6表に示す関係
になっている。
(以下余白) 第6表 であって、LSI以外は「#0」が設定される。
r 5inalTable Jは、当該端子を信号テー
ブルに登録するか否かを指定するもので、第8表に示す
関係になっている。
第8表 rLs[Na11e」は、接続端子の型がLSIの場合
に、LSI定義部によって定義された名称が設定される
。なお、LSI以外の場合は、「*」が設定される。
LSI  IDは、第7表に示す関係になっている。
第7表 rllNo」は、同一のLSIに割り当てられた連番な
お、上記項目間の関連チェックは入力時には行われない
ので、接続端子名は正しいがどうがわからない。したが
って、接続端子IDも決まっていないことがある。この
場合IDは−1にセットされる。
次いで、°°^pply”すると、情報関連チェック部
3113が起動して前記項目間の整合がチェックされ、
整合がとれていれば、型に応じたIDが設定される。但
し、ダイレクト信号の場合は、後述のコンフィグレーシ
ョン照合装置350において接続関係の整合をチェック
してダイレクト信号rDが決定されるまで、IDは−1
である。
ここで、第9図に示すMPUコンフィグデータ310B
の端子の設定内容の一部を第9表(a)(b)に示す。
第9表 (a)ピン定義 (b)接続端子定義 次に、MPUメモリマツプデータについて説明する。
MPUメモリマツプデータは、MPUのメモリ空間やメ
モリのタイプを定義する。
第10図は、MPUセットアツプウィンドウ520でパ
ラメータ゛’Memory Mapping”を選択し
たときに、メモリマツプ情報設定管理部3111の起動
によって開かれるメモリマツプ設定ウィンドウ540で
ある。
メモリマツプ設定ウィンドウ540では、パラメータ”
5tartAddress  ”EndAddress
  ”MemoryType”により設定する。
“5tart Address″°は、領域の開始アド
レスを指定する。
“EndAddress”は、領域の終了アドレスを指
定する。
なお、開始および終了の両方アドレスは、領域に含まれ
る。また領域の指定は256バイトバウンダリーとなり
、開始アドレスでは、下2桁がOOに、終了アドレスで
は下2桁がFFとなる。
” MemoryType”は、メモリアドレス空間の
タイプをROM領域、R,AM領域およびI10メモリ
アドレス領域により指定する。
次に、メモリマツプデータのデータ構造について説明す
る。
第11図は、r7811JのMPUメモリマ・ンプデー
タ310Cのデータ構造の一例である。
r Memory−Block−Count Jは、使
用されるメモリのアドレス空間の数を指定する。このデ
ータの設定内容を第10表に示す。
第10表 (III−3) LS I[N設定 LSI情報設定では、LSIの定義情報、すなわち周辺
LSIのコントロールアドレス、データアドレスの設定
と端子の定義を行なう。
なお、LSI情報設定は、前述のMPU情報設定の構成
と基本的に同一であるので、ここではLSrを定義する
上で特徴となる構成のみを説明する。
本シミュレータにおいて、LSIという用語は、純粋な
大規模集積回路だけではなく、これより規模の小さなA
NDゲート、○Rゲート、EXORゲート、インバータ
、デコーダ、エンコーダ、フリップフロップ、ラッチ、
単安定マルチバイブレータ等の集積回路をも含むものと
する。
第12図は、本シミュレータに登録された使用可能な周
辺LSIを表示すると共に、その中から特定のLSIを
選ぶための機能実現手段を構成するブロック図である。
LSI設定管理部3201は、シミュレータウィンドウ
510で“LSI 5etup”を選択することによっ
て呼び出され、ウィンドウ生成部3202が起動して、
第13図に示すLSI選択ウィンドウ550が開かれる
。このLSI選択ウィンドウ550には、周辺LSIと
して、プログラマブルカウンタ、インターラブドコント
ローラ、キーボードコントローラ、およびダミーチップ
などを設定するためのパラメータが表示される。
第13図に示されたLSI選択メニューでは、次の周辺
LSIが登録されている。
■プログラマブルカウンタは、プログラム可能な汎用カ
ウンタ、汎用タイマであり、例r8253J(三菱電機
株式会社製造、以下同じ)。
■インタラブドコントローラは、プログラム可能な割り
込み制御用であり、例r 8259 、。
■パラレルI10ボートは、プログラム可能な入出力イ
ンターフェースであり、例r8255J。
■コミュニケーションコントローラは、プログラム可能
なデータ通信用であり、例r 8251 J。
■キーボードコントローラは、キーボードと表示装置の
ためのプログラム可能なインターフェースであり、例r
 8279 、。
■ANDは、3人力1端子のAND機能■ORは、3人
力1出力のOR機能 ■EXORは、2人力1出力のExOR機能■インバー
タは、1人力1出力のインバータ機能[相]デコーダ[
3−8]は、3人力8出力のデコーダ機能 ■エンコーダ[8→3]は、8人力3出力のエンコーダ
機能 なお、新しい機能のLSIを追加する場合には、r *
**Funetion(家口*LSI!!IJの形式に
より登録する。また、同じ機能で新しいタイプのLSI
の場合、たとえば、プログラムカウンタでは、 r Programable  Counter(82
53!!車本京*LSI!り」の形式で追加する。
イグジット処理部3205は、Exit”を選択した時
、このコマンドを実行してLSIの情報設定を終了する
。同時に、ウィンドウ閉成部3208が起動して、この
ウィンドウは閉じられるが、先に指定されたウィンドウ
、たとえばr 8253 、の設定ウィンドが開かれて
いる場合は、そのウィンドウを閉じる操作(“^bor
t”又は^pply’″の選択)をしてからでないとL
SI設定ウィンドウ560を閉じるための処理は実行さ
れない。
オールリセット処理部3206は、“′へ1IRese
j”を選択した時、既に設定されているLSIの設定デ
ータの全てを削除する。
LSI選択処理部3207は、LSI選択ウィンドウ5
50においてLSI名を指定することにより、指定のL
SI情報定義操作部3000を起動する。なお、各LS
I情報定義操作部は、前述のMPU情報定義操作部と基
本的に同一構成なので、その説明は省略する。
第15図はLSIコンフィグデータのデータ構造を示す
設定例である。なお、LSIコンフィタイデータ320
^のデータ構造の詳細な説明、およびLSI設定ウィン
ドウ560によるデータ作成などについては、先に同一
出願人が出願した特願昭63−260004号rLS 
I回路シュミレーション方法及び装置」を引用する。
(I[l−4)マシンクロック情報設定マシンクロック
情報設定では、タイミングデータのカウント基準クロッ
クであるマシンクロック長やクロックの発生条件などの
定義を行なう。
マシンクロックとは、記録装置の制御系を動作させるた
めの基準となる時間で、そのクロック数は装置の要求精
度によって決定される。例えば、複写機において、ドラ
ムの回転と紙の送りに関する制御は、ドラムの回転位置
に対して紙送りをどのような速度で行なうかである。こ
の場合にドラムの回転位置は、ドラムの回転開始、すな
わちドラム駆動モータのON動作からの経過時間によっ
て特定することができる。したがって、ドラムの回転位
置に同期させた紙の搬送は、ドラムを回転動作させる駆
動源の動作開始を条件に定周期のパルスをカウントし、
このパルス数によるモータの回転数制御、すなわち紙送
りのための速度制御が行われる。
したがって、ドラムの回転に対して紙送りを精度良く制
御するには、単位搬送距離当りのクロックパルス数を多
くする必要がある。逆の言い方をすれば、周期の短かい
、例えばr l5eCJのクロック長を使用することに
より、高い精度の紙の搬送制御を行うことができる。
以下、マシンクロックデータの作成について説明する。
なお、マシンクロック情報設定袋N330の情報定義操
作部は、MPU情報定義操作部と基本的に同一構成であ
るため、ここでは、その説明を省略する。
第16図は、シミュレータウィンドウ510のセツショ
ンパラメータの中から“’M/CC1ock”を選択し
たときに、シミュレータ管理装置200により呼び出さ
れるマシンクロック設定管理部の起動によって開かれた
マシンクロック設定ウィンドウ570である。
このマシンクロック設定ウィンドウ570には、マシン
クロックを定義するために、パラメータ”CIockL
ength”  ”SynchronizeSigna
lName””TrigerLevel”が設けられて
いる。
“CIockLenHth”は、マシンクロックのクロ
ック長を、ll1sec単位で1から1000100O
0の範囲で指定する。
”SynchronizeSignalName”は、
マシンクロックの発生を制御する信号の名称を指定する
”TrigerLevel”は、マシンクロックの発生
時期を定めるデータで、上記信号がここで指定した状態
のときにマシンクロックを発生する。すなわち、上記信
号がハイまたはローのいずれかのレベルの時にマシンク
ロックを発生させるかを指定する。
たとえば、図中の設定では、主モータが動作状態にある
とき、マシンクロックが発生することを意味している。
第17図は、マシンクロックデータ320^のデータ構
造の一例を示すものである。
このデータの内容は、r MotorOn Jの同期信
号においてトリガレベルrHigh」状態にあるときク
ロック長が10100Oのタロツクを発生させるように
なっている。なお、トリガレベルIDはトリガレベルを
ハイ=1、ロー=0によって特定する。
(III−5)マシンレイアウト設定 マシンレイアウト設定では、ターゲットシステムの構造
に関するデータに基づいてキャンパスウィンドウ上にタ
ーゲットシステムの模式図(以下マシンレイアウトと呼
ぶ)を描いたり、マシンレイアウト上に、シミュレーシ
ョン実行中のターゲットシステムの動作状況を把握する
ための■/○ボートに対応するマーク、すなわちインマ
ーク、アウトマークを位置指定(以下マツピングと呼ぶ
)する。
第18図は、マシンレイアウト設定装置340の情報定
義操作部の構成を示すブロック図である。
マシンレイアウト設定管理部3401は、シミュレータ
ウィンドウ510のセツションパラメータの中から°’
M/CLayout”を選択すると、シミュレータ管理
装置200によって呼び出されて、ウィンドウ生成部3
402を起動して、第20図に示すマシンレイアウト設
定ウィンドウ580を生成する。
なお、ここでは、マシンレイアウト上のマーク設定に関
する構成に限って説明し、その他の構成についてはMP
Uの情報定義操作部の構成と基本的に同じ機能をもつの
で、その説明は省略する。
ロード処理部3405は、ファイルリード部3413を
起動し、予じめディスク装置に登録された各種のターゲ
ットシステムに関するマシンレイアウトデータファイル
の中から指定されたファイル名のマシンレイアウトファ
イルと信号レイアウトファイルを読み込み。そして、ウ
ィンドウ描画部3412を起動して、キャンパスウィン
ドウ581にはマシンレイアウトを、信号テーブルウィ
ンドウ582には入出力ボートに対応した信号名情報5
820を表示する。 なお、マシンレイアウトデータは
、たとえば、マシンの模式図をイメージスキャナによr
)!y。
り込んで作成しなり、CADシステムにより作成したも
のが使用される。
エデット処理部3406は、シミュレーション実行中の
ターゲットシステムの動作状況を把握するために必要な
I10ボートに対応したマークをマシンレイアウト上の
任意位置にマツピングしたり、既にマツピングされたマ
ークの消去、配置換えなどの修正を実行する。
ファイル名人力処理部3408は、マシンレイアウトフ
ァイル340^および信号レイアウトファイル340B
の読み出しまたは格納をファイル名で実行する際に、入
力された名称のファイルを処理する。
ファイル名の入力には予じめ登録されているファイル名
をウィンドウ580上に表示し、その中から選ぶポツプ
アップメニュ一方式や、第20図に示すように、ウィン
ドウ580にパラメータ゛FileName”を設け、
このパラメータを選択して直接ディスプレイ上に入力す
るキーボード方式などがある。
信号テーブルイベント実行部3411はロード処理部3
405の起動により読み込まれた信号レイアウトファイ
ルのデータを表示した信号テーブルウィンドウ582を
生成し、またサーチ処理部3416を起動して、信号テ
ーブルの中から”S i FIna l Name”で
指定した信号を検索する。
マーク指定処理部3409は、”Mark Mode 
”を選択して信号テーブルウィンドウ582に表示され
ている入出力ボートの中から−が該当する信号を指定し
、この入出力ボートに対応するマーク5812および信
号名5813をマシンレイアウト5811上に配置する
マーク消去処理部3410は、レイアウト上に位置指定
されているマークを個別に消去する。
情報設定実行部3415はマシンレイアウト上へのマー
クの配置、位置指定されたマークの消去、配置換えを実
行することにより、I10ボートのマツピング情報を信
号レイアウトテーブルに格納する。
セーブ処理部3407は、ファイル生成部3414を起
動し、キャンパスウィンドウ581上に定義されている
内容、すなわち背景として描かれているマシンレイアウ
ト5811と、この背景画上に定義されているI10ボ
ートに関する信号レイアウト5813を、ファイル名に
よって指定された名前でマシンレイアウトファイルおよ
び信号レイアウトファイルとして格納する。
ここで、マシンレイアウト設定装置340で作られたマ
シンレイアウトデータおよび信号レイアウトデータにつ
いて説明する。
マシンレイアウトデータは、シミュレーション実行中、
モニタウィンドウで読み込まれ、マシンの模式図を表示
する。このデータは、第11表に示す信号レイアウトデ
ータと対で使用され、マシンの模式図上に有意な信号を
表示し、シミュレーションの動作状況の把握に利用され
る。
信号レイアウトデータは、マシンの模式図5811に表
示する信号について定義するもので、シミュレーション
実行中に、モニタウィンドウで読み込まれ、各種信号の
状態を表示する。各種信号の定義については、第19表
に示す信号テーブルデータを参照する。
第11表 登録個数は、このファイルに登録されている信号の数で
ある。
信号IDは、信号テーブルに登録されている、信号毎に
定義されているID番号である。
信号種別は、第12表に示す分類である。
第12表 なお、上記*1は登録個数分のデータが作成されること
を意味する。以下上記の様に記載された表は同じ意味で
ある。
r Lock Jとは、センサ自体やセンサ回路の故障
、断線などのセンサの異常を想定するとき、センサ出力
を強制的にハイまたはローのいずれかのレベルに維持す
ることである。
’ l1n−Lock Jとは、上記異常系を想定しな
い場合や想定した異常系をある時点から解除して正常系
に戻すことである。
表示位置は、ウィンドウに表示するときの相対位置で、
X−Y方向の座標データである。
以下、上記マシンレイアウト設定装置の作用を、第19
図に示すデータ関連図および第20図に示す設定例を参
照しながら説明する。
第20図は、複写機のレイアウト5811上に39のマ
ーク5813とその信号名を設定したものである。
先ず、設定ウィンドウ580上のコマンドから°“FI
e Name”にファイル名を入力し、”Load”す
ると、ロード処理部3405が起動して、ディスク装置
に格納されている指定されたファイル名のマシンレイア
ウトファイル340^および信号レイアウトファイル3
40Bがメインメモリに読み込まれる。そしてウィンド
ウ描画部3412および信号名生成部3404を起動し
て、ウィンドウ580には、第20図に示すマシンの模
式図5811と信号テーブル5820が表示される。ユ
ーザは、このウィンドウ内のレイアウト5811を見な
がら、シミュレーション実行時にどの部分の入出力状1
を観察するか、すなわちソータ・ントシステムの動作状
況をどの部分でモニタするかをマーク5812の位置指
定によって特定する。
たとえば、図示の複写機では、用紙トレイから用紙が出
たことを検出するフィードアウトセンサ(Feedou
tSNS ) 、像と用紙を一致させるために用紙が一
時待機させる位置に達したことを検出するゲートセンサ
(GateSNS ) 、定着が完了したことを検出す
るフィーザイグジットセンサ(FuserExitSN
S) 、ソータに用紙が入ったことを検出するソータバ
スセンサ(5orterPassSNS )をシミュレ
ーション実行時にモニタするものである。
これらのセンサは、°“MarkMode”を選択し、
信号テーブルの中から該当する信号名、たとえば[Fe
edoutSNS Jを指定し、レイアウト上に配置す
ることにより、センサに対応するマーク、この場合はア
ラ1〜マーク5812および信号名5813が位置指定
されると共に、位置指定された信号の種別、レベルおよ
び位置などに関するデータを内容とする信号レイアウト
テーブル340Cが作成される。
すなわち、信号テーブルで指定したセンサをしイアウド
上に位置指定すると、情報設定実行部3415はマーク
指定処理部3409からのセンサ位置情報と信号テーブ
ルデータ340Dの上記センサの種別およびそのレベル
に基づいて信号レイアウトテーブル340Cを作成する
。同時に、ウィンドウ描画部3412を起動して位置指
定されたマーク5812、信号名5813がウィンドウ
581上に表示される。
このような操作を繰り返して、必要な信号をレイアウト
上にマツピングする。
マツピングが完了した時点で、“5ave”すると、セ
ーブ処理部3407が起動してファイル生成部3414
が呼び出され、新たに作成された信号レイアウトデータ
340Bに基づいてディスク装置の信号レイアウトファ
イルを更新する。
シミュレーション実行中は、マシンレイアウトテーブル
および信号レイアウトテーブルが読み出され、モニタウ
ィンドウに信号入りのマシンレイアウトが表示され、タ
ーゲットシステムの動作状況を視覚によって検証するこ
とができる。
(I−6)コンフィグレーション照合 コンフィグレーション照合は、MPUおよびLSIの定
義情報の整合性、特に端子接続関係をチェックするデー
タ照合機能と、この照合結果からシミュレーション実行
時に使用するデータを作成するデータ作成機能を備えて
いる。
このコンフィグレーション照合で使用されるデータは、
MPU情報設定で定義されたMPUセットアツプデータ
310^、MPUコンフィグデータ310BおよびMP
Uメモリマツプデータ310Cと、LSI情報設定で定
義されたLSIコンフィグデータ320^である。ここ
では、上記各データ間に矛盾があるか否かをチェックし
、適合したデータをMPU端子端子コンフィーテーブル
350^SIコンフィタイーブル350Bに格納する。
次に、コンフィグレーション照合装置の構成について説
明する。
第21図は、コンフィグレーション照合装置の構成を示
すブロック図である。
コンフィグレーション照合管理部3501は、シミュレ
ータ管理装置200により呼び出される照合選択ウィン
ドウ516の中からボート、アドレス等の照合項目を選
択することにより起動する。
そして、コンフィグレーション管理部3501は、デー
タ照合機能を実現するためのコンフイグデータ照合部3
502、MPUコンフィタイーデー新部3503および
LSIコンフィタイーデー新部3504を管理すると共
に、ダイレクト信号コンフイグデータ生成部3505、
クロックコンフィグデータ生成部3506、通信LSI
コンフィグデータ生成部3507および信号テーブルデ
ータ生成部3508を管理する。
次に、上記各部の作用を第22図を参照しながら説明す
る。
第22図は、データの照合および作成を実行する際の各
部間のデータの流れを示すデータ関連図である。
コンフイグデータ照合部3502は、MPU、LSIな
どのチップの定義情報を取り込み、チップ間の端子接続
が不整合な関係に定義されていないか、マシンクロック
信号名およびウォッチドッグタイマリセット信号名がど
こかの入出力ボートの信号として定義されているか、あ
るいはアドレスの重複設定などがないかどうかの照合を
実行し、その結果、適合したデータをMP[J端子コン
タイグテーブル(第13表)又はLSIコンフィタイー
ブル(第14表)に格納する。
次に、各コンタイグテーブルの構成を第23図に示すL
SI回路エンジンのデータ関連図を参照しながら説明す
る。なお、本図は、MP[J (LSI、辺下本項では
単にMPUと略す)コンタイグテーブルの概念を説明す
るため、クロック、通信データなどの他のデータに関連
する部分は省略されている。
MPU端子端子コンフィーテーブル350ΔMPtJ情
報部、MP[J端子情報部から構成されている。
MPU情報部は、定義端子の数やMPUの端子ステート
情報がMP[J端子ステートバッファのどのロケーショ
ンから格納されているかを指定するための先頭アドレス
を定義する。
MPU端子情報部は、MPUのある端子が接続される先
の端子ステート、すなわち定義されたMPUのある端子
の端子ステート情報とその端子の接続相手の端子ステー
ト情報がどこに格納されていかを探るデープル情報を定
義する。
シミュレーション実行時において、MPU端子ステート
バッファには、MPUの各端子の状態変化に関する情報
が逐次格納されるので、MPUコンフィグタイブルのM
PU情報部は、番号「3」で定義された数の端子情報が
MPU端子ステートバッファのどのメモリ領域に格納さ
れているかを端子ステートバッファ先頭ロケーション(
番号5、以下同様)により定義する。ここで、1エント
リで定義されるMPUのある端子(番号11)の端子情
報は、MPU端子ステートバッファの定義されたメモリ
領域のどこに格納されているかを端子ステートロケーシ
ョン(番号10)によって定義される。このMPU端子
に接続される相手(接続端子)の端子情報は番号16〜
1つに定義される。
すなわち、接続相手であるLSI、たとえば「8253
」の端子情報は接続端子ステートロケーション(番号1
7)によって定義される。そして、上記LSI端子ステ
ートロケーションをもつLSI端子ステートバッファが
どのLSIコンフィタイーブル350Bによって管理さ
れれているのかを対応付けるための情報として第15表
に示す内容の接続端子情報が設けられており、対応した
接続端子を管理するファイルがどこにあるかを接続端子
情報ロケーション(番号18)によって定義される。
接続端子情報は、シミュレーションエンジンがシミュレ
ーション実行時に使用するもので、第16表に示す1接
続端子ごとに定義されているコンタイグ用接続端子情報
を基に作成される。
(以下余白) 第13表 (a)MPU情報定義 (b)MPU端子情報定義(1エントリーの構成)第1
4表 (a)LSI情報定義 第15表 第16表 (b)LSI端子情報定義(1エントリーの構成)■コ
ンフイグデータ更新部3504は、コンフイグデータ照
合部3502において作成されたテーブルに基づいて、
MPUおよびLSIコンフィグデータ310B、320
^を更新する。すなわち、MPU、LSIの各情報設定
部では、ターゲットシステムに使用されるMPU、周辺
LSIを個別に定義するだけであり、例えば、一つのチ
ップのある端子で定義した他のチップの入出力信号情報
は、他のチップの端子に定義されていない。このような
関係にあるデータは、コンフイグデータ照合部3502
において、第53図に示す回路レベルを規定する際に始
めて明らかになる。したがって、データの照合結果を基
に、上記関係データは各ファイルに書き込まれる。
ダイレクト信号コンフイグデータ生成部3505は、M
PUおよびLSIの定義情報の中から、どのようなダイ
レクト信号がどのチップのどの端子に入力されるのか、
すなわちダイレクト信号に関する接続関係情報を定義し
、ダイレクト信号コンフィダイレクト信号を管理するた
め、各ダイレクト信号に名称およびIDを付して整理さ
れたダイレクト信号名データファイル360Bと、タイ
レフト信号コンフイグデータ360Bとして定義した各
ダイレクト信号の信号番号とダイレクト信号名を対応さ
せるためのデータおよびこのデータにIDを付したデー
タによって構成されるタイミングデータ信号名データフ
ァイル360Cが作成される。
第24図は、ダイレクト信号コンフイグデータ360Δ
のデータ構造の一例である。第17表(a)(b)は、
第24図に示された設定例の中のビン定義に関する内容
の一部である。
タイレフト信号コンフイグデータ360Aは、大きく分
けて、ダイレクト信号定義部、アドレス定義部、および
ビン定義部とから構成されている。
ダイレクト信号定義部(D[RECT 5IGNAL 
INFORNATION)は、定義の対象がダイレクト
信号であることを特定し、定義されたダイレクト信号の
数が設定される。本例では、ダイレクト信号が9個であ
る。なお、データの中にrUnitjrcircuit
LevelJに値が入力されているが、この値はダイレ
クト信号コンフイグデータの場合に意味を持たない。こ
れは、データ第14造を他のデータとの共通化を図った
ために出てきたものである。
アドレス定義部(ΔDDRESS INFORMATI
ON)は、ダイレクト信号にアドレス個数は無関係であ
るから、ここは°“0″′設定である。
ピン定義部(PIN C0NFIG[IRATION>
は、ダイレクト信号定義部で宣言したダイレクト信号に
ついて、1つのダイレクト信号を1行ごとに定義する信
号定義部と接続端子定義部とで構成されており、ダイレ
クト信号の定義信号の個数分存在する。また接続端子定
義部は、信号に複数の端子が接続されていれば、その数
だけの定義部ができる。
なお、接続端子定義部の第1カラムには、接続端子定義
部であることを次の固定文字によって表示される。
十・接続端子定義部であること示す。
−: r Wired ORJに切り替えられた接続端
子定義部を示す。
#:照合部で作成したr Wired ORJ定義部を
示す。
第17表 (a)信号定義 (b)接続端子定義 但し、 FOLS (FeedOUTLou+5nsrの略)は
、用紙が下段トレイから出たことを検出するセンサ FOMS (FeedOUTMSrSnsrの略)は、
用紙がMSTというトレイから出たことを検出するセン
サRGS (RegiGateSnsrの略)は、用紙
がクツキングポイントに到達したことを検出するセンサ
ダイレクト信号コンフイグデータ360^で定義された
ダイレクト信号名をIDで管理されるように、第25図
に示すダイレクト信号名データ360Bが作成される。
このデータファイルには、登録される信号の数、信号種
別、信号IDが定義される。図示の例では、登録数10
0藺、IDrO,に”FeedOLITLowsnsr
 、I D f I Jに”FeedolJTMidd
le”、そしてID[99Jに”Ex i tsnsr
”の各センサ出力に関するダイレクト出力情報が定義さ
れた内容になっている。
クロツクコンフイグデータ生成部3506は、リアルバ
リュークロック信号の個数、周波数、接続端子に関する
情報を定義したクロツクコンフイグデータファイル32
0Bを作成する。
クロツクコンフイグデータ320Bは、大きく分けて、
クロック定義部(REAL VALUE CLOCK 
INFORMATION) 、アドレス定義部(Δfl
DREss INFORM^T1.ON)、およびピン
定義部(PIN C0NFIGURATION)とから
構成されている。なお、各定義部はダイレクト信号コン
フイグデータのデータ形式と基本的に同一なので、ここ
では特徴部分のみ説明する。
第26図は、クロックコンフィグデータ320Bのデー
タ構成の一例である。このクロックコンフィグデータ3
20Bは、9個のクロック信号が定義されていることを
示している。そのうちの一つを例として、第18表(a
)(b)に示す。なお、データの中にrUniJ rc
ircuitLevel」rsignal、;NO」に
値か入力されているが、この値は前記ダイレクト信号コ
ンフイグデータの場合と同様に意味を持たない。
第18表 (a)信号定義 (b)接続端子定義 通信LSIコンフィグデータ生成部3507は、モジー
ル間に存在する複数の通信チャンネルに対応して設けら
れる通信デバイスを定義する。すなわち、通信の役割を
果す部分を電気回路基板から抜き出して一括管理するた
めのデータを作成する。
第27図は、通信LSIコンフィタイーデー7〇へのデ
ータ構造の一例である。このデータでは、通信デバイス
が4個、すなわち4チヤンイ・ルを使用し、この4チヤ
ンネルを一つの通信L S I r8251Jで賄って
いる。
信号テーブルデータ生成部3508は、ユーザかシミュ
レーション実行中にターゲットシステムの動作状況を把
握するために利用できる可視信号を定義する。このデー
タファイルは、MPUおよびLSIコンフィグデータ3
20^より作成され、定義された信号はモニタリングウ
ィンドウにて上記システムの模式図でその信号のステー
ト(ハイ、ロー)を見ることができる。
信号テーブルデータ380Δは、第19表に示すように
、ファイルに登録されている信号の個数、信号の属する
デバイス、たとえばダイレクト信号またはLSIの種類
、同−LSIを区別するための番号、ダイレクト信号の
場合はrDirect Signal IDJを、LS
Iの場合はそのrLsIの端子ID、により定義された
信号データ、入力信号または出力信号のいずれの信号で
あるかを特定する信号種別データから構成されている。
第19表 次に、コンフィグレーション照合部の作用を具体例によ
って説明する。
先ず、第3図(C)に示すポツプアップメニューの中か
ら照合の対象を選択する。
ボート照合は、メニューの中からr PortVeri
fy Jを選択することにより実行され、端子接続関係
の整合性に関して、次の設定内容がチェックされる。
■多重設定・同一人力ボートに多重に接続されている。
例えば、第28図(a)に示すように、Aチップのaボ
ートにBチップのbボートにおよびCチップのCボート
が接続されるように定義されている場合で、aボートの
手前で°“WiredOR”がなされていると判断し、
強制的にaポートの手前でORをとる。また逆に一つの
出力ボートの出力信号が複数のボートへ供給されている
場合は、整合されているとして、チェックされない。
■設定なし:どこにも接続されていないボートがある。
例えば、第28図(b)に示すように、Aチップのaボ
ートに相手の接続端子名が定義されていない場合である
■同種接続:出力(入力)ボートと出力(入力)ボート
が接続されている。例えば、第28図(c)に示すよう
に、Aチップのa出力ボートにBチップのb出力ボート
が接続されている場合である。
■行き先なし:接続する相手側がない。例えば、第28
図(d)に示すように、Bチップのbボートの接続相手
であるAチップまたはaポートが存在しない場合である
■デフォルトレベルの不一致:接続の両端でハイ/ロー
設定が一致していない。例えば、第28図(e)に示す
ように、AチップのaボートからBチップのbボートへ
の信号が、aボートではbボートへローレベルの信号を
出力し、一方bボートにはaボートからハイレベルの信
号が入力すると定義した場合である。
■ループ:接続がループを成している。例えば、第28
図(f)に示すように、AおよびBチップが直列的に接
続され、かつAチップのa出力ボートがBチップのb入
力ポートに接続されている場合である。
■マシンクロックの同期信号不定義・マシンクロック情
報設定部において定義されたr 5ynchron i
zeSignal Na+neJの信号がどこかのチッ
プの出カポ−1−の信号として定義されていない。
アドレス照合は、メニューの中から’ Address
Verify」を選択することにより実行され、アドレ
ス領域の整合に関して、次の設定内容がチェックされる
■不法アドレス二周辺LSIに割り当てられたコントロ
ールアドレスやデータアドレスがMPUのアドレッシン
グメモリ範囲外である場合である。
■同一アドレス・2以上の周辺LSIが同一のアドレス
をコントロールアドレスまたはデータアドレスとして設
定されている。
なお、アドレスに関するチェックは、シミュレーション
実行時においても行われる。
全体照合は、メニューの中から’ Verify^11
」を選択すると、上記ボートおよびアドレスの両照合を
同時に実行することができる。
このようなメニュー構成によれば、チップの変更時にお
いて、変更したチップのみのデータチェック、例えばボ
ートに関するチェックを行うことで、直ちにシュミレー
ションを行うことができる。
また照合結果は、メツセージウィンドウに文字表示され
、ユーザに知らされる。またファイルとして、ディスク
装置に格納される。
(1−7)タイミングデータ、作成変換タイミングデー
タ作成変換には、ターゲットシステムの制御系のハード
ウェア情報を設定するハードウェア情報設定機能と、前
記ハードウェア情報に基づき制御系を構成する機器要素
の動削状態を示すタイミングデータを作成するタイミン
グデータ作成機能と、このタイミングデータ、又は別途
設けられたデータ作成ブロックにより作成されたタイミ
ングデータからダイレクト信号データにフォーマット変
換するデータフォーマット変換機能を有する。このタイ
ミングデータ生成変換では、前記システム内に配置され
たセンサ等の入出力信号の時間的変化を捉えて、変化点
の時刻及び変化状態を生データ、例えばA S CII
コード、により構成されたタイミングデータを作成し、
このタイミングデータを本シミュレータで実行するシミ
ュレーションに利用可能にするためにフォーマット変換
してダイレクト信号データを作成する。
したがって、ダイレクト信号データは、センサ等の入出
力信号データが時系列をもって定義される。
次に、タイミングデータ作成変換装置の構成を第29図
に基づいて説明する。タイミングデータ1ヤ成変換装置
360は、タイミングデータの作成に必要な各種のハー
ドウェア情報を定義するハードウェア情報設定装置36
2と、タイミングデータ作成を本システム内で行うため
のタイミングデータ作成装置363と、タイミングデー
タをダイレクト信号データにフォーマット変換するタイ
ミングデータフォーマット変換装置364と、これらの
掻削をディスプレイ上で実行するための表示ウィンドウ
装置500とから構成されており、上記各部はシミュレ
ータ管理装置200によって起動されるタイミングデー
タ作成/変換管理装置361により管理されている。
タイミングデータ作成/変換管理装置361は、タイミ
ングデータを新規に作成するか、あるいはタイミングデ
ータをフォーマット変換するのかを選択するタイミング
データ作成/変換指定部3610、タイミングデータの
作成時にハードウェア情報設定装置362とタイミング
データ作成装置363、およびタイミングデータ作成ウ
ィンドウ生成部3638を管理するタイミングデータ作
成管理部3620、タイミングデータのフォーマット変
換装置364およびフォーマット変換ウィンドウ生成部
3631を管理するタイミングデータフォーマット変換
管理部3630から構成されている。
以下、タイミングデータの作成について説明する。
タイミングデータ作成ウィンドウ590は、第31図(
a)に示すように、横軸に時間、縦軸に被搬送物の移動
距離を取ったグラフ図形を生成し、このグラフ図形を使
用して後述のチャートを作成する。
ハードウェア情報設定装置362は、ターゲットシステ
ムのハードウェアに関連する情報を設定するものであり
、たとえは、複写機においては、スイッチ、センサ、モ
ータなどの入力 出力信号名設定部3621 、基準ク
ロック設定部3622、通信データ設定部3623から
構成されている。
入力・出力信号名設定部3621は、入力信号番号およ
び出力信号番号に対応して入力信号名および出力信号名
をキーボードから入力する。
基準クロック設定部3622は、タイミングデータをフ
ォーマツ1〜変換する際に、時間をクロック値に換算す
るために使用する基準クロックを設定する。
通信データ設定部3623は、タイミングデータ中で使
用される受信データや送信データなどのシリアル通信デ
ータを定義するものであり、具体的にはデータとその生
データ値とを対応付けるシリアルベースデータ、データ
に汎用性を持たせるために、データ内に変数を導入する
場合、たとえは複写機では用紙や原稿の搬送枚数を表す
フィート数により変数を関連付けるシリアルデータ関係
式、前記フィード数に依存する変数をテーブル形式で定
義するシリアルデータテーブル、該テーブル内のデータ
の繰り返し法則、などの定義を行うものである。第30
図は、ハードウェア情報ファイル362Δの一例を示す
ファイル構造である。
ハードウェア情報ファイル362^は、管理情報定義部
(h/w information ) 、入力信号名
情報定義部(1nput data ) 、出力信号名
情報定義部(output data) 、基準クロッ
ク情報定義部(base−c l ock)、受信デー
タ情報定義部(serial base、5erial
 relational、5erial−data t
able) 、および送信データ情報定義部(受信デー
タ情報定義部と同じ)からなっている。各情報定義部の
設定内容を第20表(a) (b) (c) (d)に
示す。
(以下余白) 第20表 (a)管理情報定義 (b)入力/出力データ情報定義 (c)基準クロック情報定義 (d)受信/送信データ情報定義 タイミングデータ作成装置363は、上記情報設定装置
において設定されたハードウェア情報を基にタイミング
データ363^を作成する。このタイミングデータ作成
装置363は、ウィンドウ生成部3638により生成さ
れるタイミングデータ作成ウィンドウ580を用いて、
第31図(a)に示すように、横軸に時間、縦軸に被搬
送物、例えば用紙の移動距離をとり、時間の経過に従っ
て移動する各被搬送物の前端および後端の移動状態を示
す線分LEI、TE1、LE2. TE2と、センサ(
fdo snr、regsnr)などの設置位置に対応
する横軸位置から横線SL1.SL2とを描いてタイミ
ングダイアダラム(第3111(b)参照)を作成する
ダイアダラム形成部3631と、タイアゲラム上で線分
LE、TEと横線孔の交点におけるセンサ出力のレベル
をとり、制御系の動作上の進行に従ってセンサの出力が
どのように変化するかを時系列的に表したチャート(第
31図(c)参照)を作成するインプットチャート形成
部3632、動作開始或は停止などの際に、他のモジュ
ールから送られてくるシリアル通信データの受信タイミ
ングを定義したチャートを作成するシリアルチャート形
成部3633、モジュールに入力される全ての入力信号
のオンオフおよび入力タイミングを定義したチャート(
第31図(d)参照)を作成するタイミングチャート形
成部3634、およびタイミングチャート上の全変化点
を抜き出してタイミングデータ(第31図(e)参照)
を作成し、このデータをファイル化するタイミングデー
タ生成部3636、およびタイミングデータをテーブル
化して画面上に出力する表示処理部3637 、および
タイミングデータの作成に必要なグラフ図形などを生成
するウィンドウ生成部3638を備え、これら各部をタ
イミングデータ作成管理部3620で管理するように構
成されている。
ここでは、一つのモジュールについて説明したが、複数
のモジュールによって構成されている場合には、タイミ
ングチャート形成部3634とタイミングデータ生成部
3636との間に合成タイミングチャート形成部363
5を設け、タイミングチャート形成部3634において
それぞれのタイミングチャートを作成し、複数のタイミ
ングチャートを合成タイミングチャート形成部3635
に取り込んで合成した後、複数のモジュールに対応した
タイミングデータを作成する。また、既存のチャートが
ある場合には、ディスク装置から読み出したチャー1・
を修正したり、それを基に他のチャート、例えば既存の
インプットチャートを利用してシリアルチャートを作成
する機能を備えている。
タイミングデータの作成は、先ずシミュレータウィンド
ウ510のセツションパラメータの中から”Timin
gDaLa”を選択して第3図(d)に示すタイミング
データの作成変ta/変換選択ウィンドウ517を開き
、このウィンドウ上の“Generationを選択す
る。すると、予めディスク装置に格納されたデータ作成
プログラムが読み出され、これを実行することにより行
われる。
データ作成プログラムは、第32図に示すフローチャー
トに従ってタイミングデータの作成からフォーマット変
換してダイレクト信号データを作成するまでの一連の操
作を実行するもので、ユーザはウィンドウ上に表示され
るメニューに従って作業を進めることができる。なお、
上記フローチャートによるタイミングデータの作成につ
いては、先に同一出願人が出願した特願昭63−310
96号「複写機シミュレーション用データ作成装置」に
詳細に述べられているので、これを本発明のタイミング
データ作成に関する具体的な実施例について引用する。
第33図は、タイミングデータファイル363^の一例
を示すファイル構造である。タイミングデータファイル
363Δは、タイミングデータファイル定義部、繰り返
しデータ定義部、タイミングデータ定義部からなってい
る。
タイミングデータファイル定義部(timing da
ta file)は、タイミングチャートの名称、リピ
ートデータの個数およびタイミングデータ情報の個数を
定義する。
繰り返しデータ定義部(repeate 1nforf
flation)は、繰り返しデータ個数分のリピート
データを、その名称、繰り返し開始点および終了点によ
り定義する。
タイミングデータ定義部(timing clata)
は、第21表に示す5種類により指定し、送受信データ
の場合には、そのデータフォーマットを定義する。入出
力信号の場合はそのフォーマットを定義する。第22表
は、第33図に示すタイミングデータ363Δの設定内
容である。
第21表 第22表 (a)タイミングデータファイル定義 (b)リピート情報定義 (c)タイミングデータ定義 但し、*1は第21表に示すIDによる指定である。
次に、タイミングデータがらダイレクト信号データを作
成するフォーマット変換について説明する。第34図は
、タイミングデータフォーマット変換装置364の構成
を示すものである。第35図、はデータフォーマット変
換のデータの流れ説明するデータ関連図、第36図はタ
イミングデータのフォーマット変換時に使用するウィン
ドウ595である。
ディスプレイ処理部3643は、タイミングデータリー
ド部3648を起動し、指定されたファイル名のタイミ
ングデータをディスク装置がら読み出し、ファイル名r
File NameJ表示欄5951にその7フイル”
の正式名称を表示すると同時に、メインメモリに格納し
て、ウィンドウ上にその内容を表示する。 リスト処理
部3644は、パス名が指定されると起動し、このバス
に関するディレクトリ名およびその有無やタイミングデ
ータファイルの数、名称などをウィンドウ上に表示する
ための処理を実行する。
コンバート処理部3646はウィンドウ上の”Conv
ert”を選択することにより、タイミングデータ変換
実行部3650を起動して第35図に示すデータ処理を
実行する。すなわち、タイミングデータ変換実行部36
40では、ディスク装置がら指定されたタイミングデー
タファイル363^とコンフィグレーション照合により
作成されたダイレクト信号名データ360Bとを読み出
し、この両データを対照させてりイミングデータをフォ
ーマット変換した後、ファイル生成部3651において
、ダイレクト信号データ364^を作成すると共に、ダ
イレクト信号データ364八とタイミングデータ363
^とを対応させるためのタイミングデータ信号名データ
360Bを作成する。
タイミングデータ変換ウィンドウ59(lは、第36図
に示すように、ディスク装置に格納されたタイミングデ
ータファイル363Aの在りかを示すパスをパスrPa
th」、ディレクトリr Direetories J
、ファイルrFileJの39の層に分けてリストアッ
プし、その結果を表示するファイル表示欄5952、前
記データに関する格納されたファイルの個数および名称
を表示するファイル表示欄5953、および指定のファ
イルの内容を表示するデータ表示欄5954 +および
ファイルの正式名称を表示するファイル名表示欄595
Iが設けられている。ウィンドウ595上には、タイミ
ングデータrTiming Data」の下にディレク
トリr Directories 」がなく(”N1=
表示)、6つのファイル(“6”表示)があり、そのフ
ァイルの中からタイミングデータファイル“ml 、T
DT”が選択され、このファイルの正式名称をファイル
名表示欄594に表示すると共に、データ内容がデータ
表示欄593に表示されている。
第23表は、タイレフト信号データファイル363^の
ファイル構成の一例である。
第23表 サブファイルの個数は、繰り返し付きデータの場合のサ
ブファイルの数。
レコード件数は、ファイルのレコードの数。
繰返開始RFC,Noは、繰り返し開始位置のレコード
番号で、繰り返しがない場合は、−1が入る。
繰返終了RFC,Noは、繰り返し終了位置のレコード
番号である。
経過時間は、信号が入力されるタイミングを決めるデー
タで、前の信号が入力されてからの経過時間をlll5
で示される。
信号Noは、入力される信号を示す為の番号である。
ステートは、入力される信号のHigh/L。
Wを示す数字である。
(I[[−8)通信データ生成装置 通信データ生成装置370は、シミュレーション実行時
に使用する通信データの中で、通信規約やモードデータ
を作成するもので、通信規約設定部3700およびモー
ドデータ設定部3710により構成されている。
通信規約設定部3700は、通信仕様書に基づいて通信
データの交信周期やデフォルトの通信データなどの通信
規約を定義する。
モードデータ設定部3710は、ターゲットシステムの
ある動作モードを仮定したとき、当然外部モジュールか
ら送られてくるであろう有意な通信データの流れを定義
するもので、モジュール間インターフェース相関図に基
づき各データの条件を時系列的に定義する。
インターフェース相関図は、電源投入後の全ての通信デ
ータの送受について記述される。次に、インターフェー
ス相関図の−ρ1を複写機により説明する。
複写機は、第37図に示すように、複写機本体(M^I
N) 、原稿を自動的に複写機本体のプラテンガラス上
に搬送する自動原稿搬送装置(^DF)およびコピー後
の用紙を仕分けするソータ(STR)から構成されてい
る。更に、複写機本体は、複写動作に同期して用紙を複
写機本体内に所定経路で通過させる用紙搬送装置(CH
M) 、画像位置かヘルドの継目を跨がないように複写
用紙のサイズに応じてベルト状の感光体の複写位置の割
り当て等を行うイメージング部(1MM)、複写機全体
の動作の進行を管理するシーケンスマネージャ(SQM
GR) 、帯電、露光、現像定着等の制御を行うマーキ
ング部(M^RK)、感光体への結像を行う光学系(O
PT)およびコンソールパネルからのユーザ入力をシー
ケンスマネージャ等に伝えるためのユーザインターフェ
ース(Ul)の各モジュールから構成されている。
各モジュールは通信チャンネル(C1l)を介して連結
されており、複写機本体のシーケンスマネージャがマス
クとなり、複写機本体内の他の各モジュールソータ(S
TR)、自動原稿搬送装置がスレーブとなってデータ通
信が行われる。なお、通信チャンネルは、必要に応じて
複数のチャンネルが設けられる。
第38図は、複写機の縮倍率設定および走査長設定に関
するインターフェース相関図である。ここでは、複写枚
数、縮倍率、複写モート等は、予めユーザインターフェ
ースからシーケンスマネージャに対して入力されている
シーケンスマネージャは、各モジュールを一定周期でポ
ーリングして各スレーブの状態をチェックする。
先ず、rMAG 5ETJコマンドがシーケンスマネー
ジャから光学系に通信され、光学系において、設定の縮
倍率となるように光学機構が制御される。また、シーケ
ンスマネージャからイメージング部へコピーの開始を指
示するrSTART C0PY、コマンドが通信される
と共に、シーケンスマネージャから用紙搬送装置へ用紙
搬送経路や給紙トレイの切り換えを設定するためのrc
OPY MODEJコマンドが送信される。
縮倍率の設定が終わると、光学系からシーケンスマネー
ジャへ縮倍率の設定終了を示すr SAG SET E
NDJコマンドが送信される。
次に、rSCAN LENGT)I DATA」コマン
ドがシーケンスマネージャから光学系に送信され、光学
系において、設定された走査長となるように光学機構が
制御される。また、シーケンスマネージャからマーキン
グ部へ倍率、用紙サイズ等のコピーのモードを指示する
rXEROC0PY MODE、コマンドが送信される
。マーキング部では、rEXP ON、になると共に、
選択された現像器が設定される(図中、rDEVE S
ET。
テ示す)。先(1) rXEROC0PY MODE 
J ニア ? 7 トニより指示された処理が終了する
と、マーキング部からシーケンスマネージャへマーキン
グ部の立ち上げがM了L4:コトヲ示t ’XEROC
0PY ACCEPTJ コマ7ドが送信される。 ま
た、rSCAN LENGTHDATA」コマンドによ
り指示された処理が終了すると、「5CAN LENG
THACCEPTJコマンドが、光学系からシーケンス
マネージャへ送信される。更に、イメージング部におい
てrSTART C0PY、コマンドにより指示された
処理が終了すると、イメージング部からシーケンスマネ
ージャへrSTART C0PY ACCEPTJコマ
ンドが送信される。
上述の工程により光学系は、インターフェースを介して
指示された縮倍率5走査長に設定される。
そして、これに続く工程により指示された縮倍率に適し
た複写が行われる。
このように、複写機動作の際には、各モジュール間で予
め定められた通信規約に従って通信が行われる。
以下、各設定部の構成について説明する。なお、各設定
部は、M P U情報設定装置において記述した情報定
義操作部の構成と基本的に同じものなので、ここでは通
信データの設定に特徴がある構成についてのみ説明する
第39図は、通信規約設定部の構成の一部を示すブロッ
ク図である。
第40図は、シミュレータウィンドウ510のセツショ
ンパラメータの中がらI″Communication
Situaton”を選択したとき、シミュレ〒り管理
装置200により呼び出される通信規約設定管理部37
01の起動によって開かれる通信規約設定ウィンドウ6
00である。
アプライ処理部3702は、ウィンドウ上の°゛^pp
ly″を選択することによりファイル生成部3707を
起動して、現在のウィンドウの設定状態を基に通信規約
データを作成する。
ディスプレイ処理部3704は、ウィンドウ上のDis
play”を選択することにより、ファイルリード部3
707を起動してディスク装置に格納された通信規約デ
ータの中から指定されたチャンネルを読み出し、このチ
ャンネルの設定状態の表示処理を実行する。
情報設定実行部3705は、ウィンドウより入力される
データとして、チャンネル番号、1度に複数バイト送信
する際のバイト間インターバル、通信を開始するタイミ
ング、同一チャンイ・ルにつながっている外部モジュー
ル、および外部モジュールのそれぞれについてのデフォ
ルトデータなどがある。
次に、通信規約設定部の作用をデータ関連図および設定
ウィンドウを参照しながら説明する。
ここでは、アプライ、ディスプレイおよび情報設定に関
する処理について説明する。
第41図は、アプライ処理部3703、ディスプレイ処
理部3704および情報設定実行部3705の起動によ
って通信規約データ37〇八、通信規約テーブル370
9を作成する際のデータの流れを示すデータ関連図であ
る。 先ず、キーボード或はマウスによりウィンドウの
所定箇所に入力されたデータは、情報設定実行部370
5において処理され、通信規約テーブル3709に格納
される。その後、ウィンドウ上の′^pply”を選択
すると、アプライ処理部3703が呼び出され、このア
プライ処理部3703によりファイル生成部3707が
起動して、通信規約テーブルに格納されたデータに基づ
いて通信規約データが作成される。続いて、” D i
 sρI a y ”を選択すると、ディスプレイ処理
部3704が呼び出され、ファイルリード部3708が
起動する。このファイルリード部37o8は、ファイル
生成部3707で作成された通信規約データを読み出し
、通信規約テーブルに格納する。そして、ウィンドウ描
画部3707を起動してこのテーブル内のデータをディ
スプレイ上に表示する。
第24表は、設定ウィンドウ上の内容を格納する通信デ
ータテーブル3709の構造を示すものである。なお、
テーブルの各項目は、後述の通信規約データファイルで
説明する。
(以下余白) 第24表 次に、ウィンドウtのパラメータについて説明する。
”ChannelNumber”は、通信の定義が全て
チャンネル単位で行われるため、これらのチャンネルを
通して番号で指定する。なお登録済みのチャンネル番号
は、ポツプアップメニューで選択できる。
”RxBuffer“は、アドレスまたはレジスタ名に
よってチャンネルの指定バッファを設定する。
”RxBufferType”は、受信バッファのタイ
プとして、(Memory I10Me+nory R
+4isterlの中から選択する。
”BytelntervalTime”は、通信データ
が複数バイトである場合のインターバル時間を郭単位で
設定する。但し、設定なしのときは、デフォルトのOu
sとして汲う。
r CommunicaLionStarjCondi
tion 」では、次のパラメータにより通信を開始す
るタイミングを定義する。
”TimeFromPou+erOn”は、パワーオン
からの時間をmS単位で設定する。
” TimeFromTxData”は、あるデータが
送信されてからの時間をff1s単位で設定する。
”TxData”は、送信データを16進数飴で、”T
xBuffer”は送信バッファを、そして” TxB
uf ferType”は送信バンファのタイプとして
、(Memory I/OMemory Regist
er)の中から選択し、それぞれを設定する。
rout 5ide 5ituation、1では、次
のパラメータにより外部モジュールからの通信の法則や
デフォルトのデータ値を定義する。
“No”は、登録行の通し番号である。
” OutSideModule”は、例えば、インタ
ーフェースIII、ソータ5TR1自動原稿搬送装置^
DFなどの外部モジュール名を設定する。
”DefaultDataType”は、デフォルトの
データのタイプを、(^CKData/PreData
lの中から選択する。
^CKData (確認データ)は、送信すべきデータ
がないときにある特定のデータをデフォルトとして送信
する。またPreData (ズリデータ)とは送信す
べきデータがないときに前のデータを送信し続けるもの
である。
”ACK/In1tialData”は、テ゛フォルト
のデータを16進数値で設定する。なお、ブリデータの
場合は初期値となる。
”Cycle”は、通信のタイミング周期を定義する関
係式を1項式または2項式設定する。但し、関係式では
10進数値(ms単位)、外部モジュール名、変数nま
たはN、演算子+(プラス)、−(マイナス)で表現さ
れる。第40図に示された例では、インターフェースU
■が’ ]OOn Jに設定されており、これは100
m5の整数倍の周期でデフォルトのデータあるいは他の
データがターゲットシステムに送信される。またソータ
の場合は、rUl+30゜に設定されているので、イン
ターフェースの送信周期に30m5を加えた周期で送信
されることを意味している。
次に、通信規約データの構成について説明する。
第42図は、通信規約データ370^のデータ構造の一
例を示すものである。
通信規約データ370^は、チャンネル定義部、通信ス
タート条件定義部、および外部モジュール定義部により
構成されている。第42図に示す通信規約データ370
^の内容を第25表(a )()) HC)に示す。
第25表 (a)チャンネル定義 (c)外部モジール定義 (b)通信スタート条件定義 次に、モードデータ設定部について説明する。
モードデータ設定部は、ターゲットシステムのある動作
状態、例えば、複写機におけるある走行モード、を仮定
した際の有意な通信データを定義する。
第43図は、モードデータ設定部3710の構成の一部
を示すブロック図である。
第44図(a)は、ンミュレータウィンドウ510でセ
ツションパラメータの中から’CommunicaLo
nModeData”を選択したとき、シミュレータ管
理装置200により呼び出される通信モードデータ設定
管理部3711の起動によって開かれる通信モードデー
タ設定ウィンドウ610である。
ロード処理部3713は、ウィンドウ上の” Load
”を選択することにより、ファイルリード部3723を
起動して、ディスク装置に登録されているモードデータ
の中から指定されたモードデータを読み出し、ウィンド
ウ610上に表示する。
セーブ処理部3714は、ウィンドウ上の”5aveを
選択することにより、ファイル生成部3724を起動し
て、ウィンドウ610に表示されている内容をもって、
このモードデータを更新する。
ストア処理部3715は、ウィンドウ上に表示されてい
る内容を、新規のモードデータとして、指定された名前
で格納する。
デリート処理部3716は、指定されたデータ要素の削
除を実行する。
コピー処理部3717は、指定されたデータ要素の複写
を実行する。この処理操作は、ウィンドウ上の°’ C
opy”を選択することにより、指定されたデータを時
間軸上の指定された位置に複写が行われる。
繰返開始位置処理部3718および繰返終了位置処理部
3719は、ウィンドウ上の”RepeatStart
Poinj””RepeatEndPoint”を選択
することにより、あるデータを繰り返して使用する場合
に、その群の開始点及び終了点の指定を実行する。なお
、この繰り返しの指定は、ウィンドウ上の″“Canc
elRepeatPoint”を選択することにより、
繰返解除処理部3720が起動して解除される。
情報設定実行部3721は、キーボードまたはマウスに
よりウィンドウ上に入力されるモードデータを処理する
次に、モードデータ設定部の作用をデータ関連図および
設定ウィンドウを参照しながら説明する。
ここでは、ロート、セーブに関する処理について説明す
る。
第45図は、ロード処理部3713およびセーブ処理部
3714の起動によってモートデータ371Aおよびモ
ードテーブル371Bを作成する際のデータの流れを示
すデータ関連図である。
先ず、ウィンドウ上の°’ ModeDataName
”を指示すると、情報設定実行部3721が起動してキ
ーボードから入力されるモードデータ名が処理され、ウ
ィンドウ610上に表示される。次いで、ウィンドウ上
の’Load’“を選択すると、ロード処理部3713
か呼び比され、ファイルリード部3723を起動し、デ
ィスク装置に登録されているモードデータ371Δの中
から指定されたモードデータを読み出し、メインメモリ
のモードデータテーブルに格納する。同時に、ウィンド
ウ描画部3722を起動してウィンドウ上にモードデー
タを表示する。このウィンドウを使って新たにモードデ
ータを入力する。
データの設定が完了した時点で、“’ 5ave″°を
選択すると、セーブ処理部3714か呼び出され、ファ
イル生成部3724が起動する。ファイル生成部372
4では、ウィンドウ上に設定されたデータ、すなわちモ
ードデータテーブル371Bのデータを基に、ディスク
装置のモードデータ371Δを更新する。
第26表は、モートデータ371^のテーブル構造の一
例を示すものである。なお、テーブルの各項目は、後述
のモードデータファイルで説明する。
(ンン、−ト 4橢≧ (ジ ) 第26表 このモードデータの作成手順をウィンドウ上のパラメー
タによって説明する。
” DefaultBytelntervalTime
”は、データが複数バイトにより構成されている場合に
、そのバイト間のイン−パル時間のデフォルト値をμs
単位で設定する。
”RelaLiveTimeScale”は、相対的な
時間軸であり、この任意の点でマウス操作により選択す
ると、第44図(b)に示すデータ属性ウィンドウ62
0が開かれる。
第44図(a)は、データ属性ウィンドウ620が開か
れる前の時間軸上に、二つの[データ要素Jが既に定義
されていることを意味している。すなわち、インターフ
ェースIllから信号r RtlNMODE Jが入っ
た後、自動原稿搬送装置から信号r 5TATUS J
が送られてくることを示している。
次に、現在量いているデータ属性ウィンドウ620によ
って定義されるデータが送られてくる。その後、自動原
稿搬送装置から信号rDOcsI7EJか送られてくる
次に、データ属性ウィンドウ620について説明する。
なお、このウィンドウにおけるパラメータの意味、使用
法などは、前途の通信規約データの設定ウィンドウ61
0と略同櫟であるので、ここでは異なる部分について説
明する。
“’Data’″は、データの慣用名を指定するもので
、図示の例では、そレソれr RUNMODE J  
r 5TATtJS 。
r DOCSIZE、などのユーザにとって有意な文字
例が入力されている。
”OutSideModule”は、データの送り元の
モジュール名であり、通信規約データの設定ウィンドウ
610において、通信規約が定義されている場合には、
そこでの登録名と一致している必要かある。
図示の例では、それぞれ「旧」 「^DFJがこれに相
当する。
”Rau+Data”は、上記データの生データであり
、16進数で設定される。
なお、’ InputCondition 」と表示さ
れた欄以降の部分は、データがターゲットシステムに入
力されるタイミング条件を定義するものであり、通信規
約データの設定ウィンドウにおける通信開始条件r C
o+n+nunicationSLartCondit
ion Jと同様である。
次に、モードデ−タ371△のデータ構造について説明
する。
モードデータ371八け、レコードカウント定義部とモ
ードデータ定義部により構成されている。なお、モード
データ定義部は、1つのデータ属性ウィンドウによって
定義されるデータ要素の数だけ存在する。
第46図は、モードデータの設定例で、このモードデー
タは39のデータ要素から構成されており、そのうちの
1つのデータ要素の設定内容を第27表に示す。
(以下余白) 第27表 但し、木1は、次の条件により受信を開始する。
O:パワーオンからの時間 1、あるデータが送信されてからの時間なお、受信開始
条件を「あるデータか送信されてからの時間」により定
義した場合は、表中の送信に関するデータが入る。
また、通信データは、シミュレーション実行中に割り込
みをかけて、通信データのマニュアル入力ウィンドウを
開き、このウィンドウにより入力することもできる。
〔発明の効果〕
上述のとおり、本発明によれば、つきの効果か期待され
る。
■ターゲットシステムのハードウェア情報および外部信
号情報を定義するコンフィグレーション定義手段を備え
ているため、電気回路基板を用いるハード/ソフト結合
デバッグや電気回路基板を組み込んだ機構部分において
実施される実機デバッグと同じハードウェア環境を作り
出すことかできる。したがって、実際の電気回路基板や
実機を使用することなくターゲラ1〜のソフトウェアを
テストすることができる。
■シミュレータの初期画面のウィンドウ上には、ハード
ウェアコンフィグレーション設定、テストデータ生成、
およびシミュレーション実行を指定するセツション名に
よるパラメータと、前記セツションの内容を更に具体的
に指定する選択ウィンドウを開くためのパラメータとが
設けられているので、ユーザはウィンドウ上のパラメー
タを選択することにより開かれる個別の設定ウィンドウ
によって定義情報設定やテストデータ生成操作ができる
■コンフィグレーション照合機能を備えているため、M
PU、LSIの定義情報の整合性を検査することができ
る。
■ウィンドウ上に表示された信号テーブルの中から選択
されたダイレクト信号やMPU、LSI端子をウィンド
ウ上に描かれたマシンの模式図の任意位置に指定するマ
ツピンク機能を備えているため、シミュレーション実行
中のターゲットシステムの動作状況をモニタすることが
できる。
■ターゲットシステムの制御動作をシミュレートするた
めのテストデータを生成する手段を備えているので、機
構部分に配置されたセンサ類の正常な動作状況を定義す
る外に、正常でない定義、すなわち予めセンサ、ソレノ
イド、モータなどの異常を想定し、このときのセンサの
出力信号を基に定義することもてきるから、広範囲なテ
ストか可能となり、異常時の状況把握が事前に検証でき
、かつその対応策と立てることができる°。
■マルチモジュール間で通信する通信データを生成する
手段を備えているので、池のモジュールからの通信デー
タを定義することにより、そのモジュールが接続されて
いると同じ環境下でターゲットモジュールのソフトウェ
アをテストすることができる。すなわち、各モジュール
か他のモジュールの開発スケジュールに関1系なく単独
で開発可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシミュレータの全体構成を示すブロッ
ク図、 第2図は第1図のシミュレータ管理装置の機能構成を示
すブロック図、 第3図はウィンドウの構成図で、(a)はシミュレータ
ウィンドウ (b)はMPU選択ウィンドウ、(C)は
コンフィグレーション照合選択ウィンドウ、(d)はタ
イミンクデータ処理選択ウィンドウ、 第4図はMPU情報設定を行う操作部の構成を示すブロ
ック図、 第5図はMPU設定ウィンドつの構成図、第6図はMP
Uセットアツプデータの設定例を示す図、 第7図はMPU端子情報設定ウィンドウの構成図、 第8図はMP[J端子の配置図、 第9図はMPUコンフィグデータの設定例を示す図、 第1O図はMPUメモリマツプ設定ウィンドウの構成図
、 第11図はメモリマツプの設定例を示す図、第12図は
LSI情報設定を行う操作部の構成を示すブロック図、 第13図は周辺LSIの選択ウィンドウの構成図、 第14図はLSI設定ウィンドウの構成図、第15図は
LSIコンフィグデータの設定例を示す図、 第16図はマシンクロック設定ウィンドウの構成図、 第17図はマシンクロックの設定例を示す図、第18図
はマシンレイアウト設定を行う操作部の構成を示すブロ
ック図、 第19図はマシンレイアウト設定に関するデータ関連図
、 第20図はマシンレイアウト設定ウィンドつの構成図、 第21図はコンフィグレーション照合の構成図、第22
図はコンフィグレーション照合に関するデータ関連図、 第23図はLSI回路エンジンのデータ関連図、第24
図はダイレクト信号コンフイグデータの設定例を示す図
、 第25図はダイレクト信号名データの設定例を示す図、 第26図はクロックコンフィグデータの設定例を示す図
、 第27図は通信LSIコンフィグデータの設定例を示す
図、 第28図は端子接続の整合性のチェックを説明する図、
(a)は多重設定、(b)は設定なしくC)は同種接続
、(d)は行き先なし、(e)はデフォルトレベルの不
一致、(f)はループ、第29図はタイミングデータ作
成変換装置の構成を示すブロック図、 第30図はハードウェア情報ファイルの設定例を示す図
、 第31図はタイミングデータ作成ウィンドウの構成図で
、(a>は初期画面にグラフ図形を表示したウィンドウ
 (b)はタイミングダイアダラムを作成するウィンド
ウ1 (C)はインプットチャートを作成するウィンド
ウ、(d)はタイミングチャートを作成するウィンドウ
、(e)はタイミングデータを表示するウィンドウ、 第32図はタイミングデータ作成変換のフローチャート
、 第33図はタイミングデータの設定例を示す図、第34
図はタイミングデータ変換装置の構成を示すブロック図
、 第35図はタイミングデータ変換のデータ関連図、ウィ
ンドウの構成図、 第36図はタイミングデータ変換ウィンドウの構成図、 第37図は複写機の構成を示すプロ/り図、第38図は
複写機の縮倍率および走査長設定に関するインターフェ
ース相関図、 第39図は通信規約設定部の構成を示すブロック図、 第40図は通信規約設定ウィンドウの構成図、第41図
は通信規約設定のデータ関連図、第42図は通信規約デ
ータの設定例を示す図、第43図は通信モートデータ設
定部の構成を示すブロック図、 第44図は通信モードデータの設定ウィンドウの構成図
で、(a)は通信モードデータ設定ウィンドウ、(b)
はデータ要素を設定するデータ属性ウィンドウ、 第45図は通信モードデータ設定のデータ関連図、 第46図は通信モートデータの設定例を示す図、第47
図はループを含まない論理回路、第48図<a>(b)
は第47図の信号タイミングチャート、 第49図はループを含む論理回路、 第50図は信号の遅延を含む論理回路、第51図は第5
0図の信号波形図、 第52図はシミュレータの対象コンポーネントと実ハー
ドウェアの動作上の相違を説明する図、第53図はユニ
ットと回路レベルを説明する図、第54図は本シミュレ
ータのソフトウェア構成を示すブロック図、 第55図は本シミュレータのハードウェア構成を示す模
式図、 第56図は本シミュレータの作用を説明するための模式
図、 第57図はMPUシミュレータによるデパックの構成図
、 第58図はデバッグのフローチャー1・、第59図は記
録装置の基本構成を示すブロック図、 第60図は記録装置の開発手順を説明する図、第61図
は自動原稿搬送装置およびソータを備えた複写機の模式
図、 第62図は自動原稿搬送装置の模式図、第63図は第6
1図の複写機の構成を示すフロック図、 第64図はシミュレータキットの構成図、第65図は表
示パネル部の構成図、 第66図はデバッグ工程における課題を説明するための
図である。 200・・・シミュレータ管理装置、300・・・コタ
イグレーション装置、310・・・MPU情報設定装置
、320・・LSI情報設定装置、330・・・マシン
クロック情報設定装置、340・・・マシンレイアウト
設定装置、350コフイクレ一シヨン照合装置、360
・・・タイミングデータ作成変換装置、370・・・通
信データ生成装置、400・・・シミュレーション装置
、500・・・表示ウィンドウ装置、510・・・シミ
ュレータウィンドウ、512516.517・・・選択
ウィンドウ、520 、530 、540・・・MPU
情報設定ウィンドウ、550・・LSI選択ウィンドウ
、560・・LSI情報設定ウィンドウ、570・・・
マシンクロック情報設定ウィンドウ、580・・・マシ
ンレイアウト設定ウィンドウ、590・タイミングデー
タ作成ウィンドウ、595・・タイミングデータ変換ウ
ィンドウ、600・・・通信規約設定ウィンドウ、61
0・・・通信モードデータ設定ウィンドウ、620・・
・データ属性ウィンドウ。 第1図 00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ターゲットプログラムを実行するMPU、および
    周辺LSIを含むターゲットシステムのハードウェア情
    報を定義するハードウェアコンフィグレーション定義手
    段および前記MPUの入力端子への信号の変化状態を示
    すデータを生成するテストデータ生成手段とから成るコ
    ンフィグレーション装置と、前記コンフィグレーション
    装置で定義された情報に基づいて前記ターゲットシステ
    ムのシミュレーションを実行するシミュレーション装置
    と、前記両装置を制御するシミュレータ管理装置とを具
    備する記録装置のシミュレータ。(2)ターゲットシス
    テムのハードウェア情報の設定とテストデータを生成す
    るとき、およびシミュレーション実行時に前記定義情報
    の設定内容を変更するときに使用する表示ウィンドウ装
    置を備えている請求項1記載の記録装置のシミュレータ
    。 (3)ウィンドウ上に処理を実行するためのコマンドお
    よび設定項目を指定するパラメータが設けられている表
    示ウィンドウ装置である請求項2記載の記録装置のシミ
    ュレータ。(4)ウィンドウの初期画面上にハードウェ
    アコンフィグレーション設定、テストデータ生成、およ
    びシミュレーション実行を指定するセッション名による
    パラメータが設けられている表示ウィンドウ装置である
    請求項2記載の記録装置のシミュレータ。 (5)ウィンドウの初期画面上に設定、照合および生成
    の内容を更に具体的に指定する選択ウィンドウを開くた
    めのパラメータが設けられていることを特徴とする請求
    項2記載の記録装置のシミュレータ。 (6)ウィンドウの初期画面または選択ウィンドウで選
    択された項目の詳細を定義する個別の設定ウィンドウが
    設けられた表示ウィンドウ装置である請求項2記載の記
    録装置のシミュレータ。 (7)MPU種別、動作クロック、増設RAM、ROM
    の容量およびアドレスなどのMPUのハードウェアデー
    タを定義するMPU情報設定装置と、周辺LSIのコン
    トロールアドレス、データアドレスおよび端子を定義す
    るLSI情報設定装置と、前記MPU、LSIの定義情
    報の整合性を検査するコンフィグレーション照合装置と
    から構成されたハードウェアコンフィグレーション定義
    手段である記録装置のシミュレータ用コンフィグレーシ
    ョン装置。 (8)ターゲットシステムの動作状態を示すタイミング
    データを作成するタイミングデータ作成装置と、該タイ
    ミングデータをシミュレーション時に使用可能なデータ
    に変換するデータフォーマット変換装置とから構成され
    ているテストデータ生成手段である記録装置のシミュレ
    ータ用コンフィグレーション装置。 (9)ターゲットシステムを構成する複数のMPU間を
    通信するデータを生成する通信データ生成装置を含むテ
    ストデータ生成手段である請求項8記載のコンフィグレ
    ーション装置。 (10)MPUおよび周辺LSIの各設定情報間の整合
    性を検査するコンフィグレーション照合装置と、タイミ
    ングデータのカウンタ基準クロックであるマシンクロッ
    ク長、クロック発生情報などを定義するマシンクロック
    情報設定装置と、を包含するハードウェアコンフィグレ
    ーション定義手段である記録装置のシミュレータ用コン
    フィグレーション装置。 (11)ウィンドウ上にターゲットシステムの模式図を
    描き、この模式図上にシミュレーション実行中のターゲ
    ットシステムの動作状態を把握するための入出力ポート
    に対応する信号名および種別マークを配置するマシンレ
    イアウト設定装置を含むハードウェアコンフィグレーシ
    ョン定義手段である記録装置のシミュレータ用コンフィ
    グレーション装置。 (12)設定対象を指定するセッション指定部と、指定
    セッションの情報設定を管理する設定管理部と、設定管
    理部により起動され、指定セッションに関するハードウ
    ェア情報を定義する情報定義操作部とから構成されてい
    る情報設定装置である記録装置のシミュレータ用コンフ
    ィグレーション装置。 (13)予め複数種のMPU、LSIが登録されている
    とき、使用するMPUまたはLSIを特定する種別選択
    部を備えている請求項12記載のコンフィグレーション
    装置。 (14)種別選択部は、予め登録されたMPU、LSI
    の種別に対応したパラメータを表示する選択ウィンドウ
    を備えている請求項13記載のコンフィグレーション装
    置。 (15)情報定義操作部は、少なくともMPU、LSI
    およびマシンクロックに関するハードウェア情報を入力
    する情報設定実行部と、入力された情報をファイル化す
    るアプライ処理部とから構成されている請求項12記載
    のコンフィグレーション装置。 (16)アプライ処理部は、適用されるパラメータ値が
    規格仕様に適合するか否かを検査する情報関連チェック
    部と、適合情報を基にファイルを作成するファイル生成
    部とから構成されている請求項15記載のコンフィグレ
    ーション装置。 (17)情報定義操作部は、予め登録されたMPU、L
    SIおよびマシンクロックに関するハードウェア情報を
    格納したデータファイルを読み出すデータファイルロー
    ド部と、前記ハードウェア情報を利用して新たな入力を
    行う情報設定実行部と、設定された情報を基に前記デー
    タを更新するアプライ処理部とから構成されている請求
    項12記載のコンフィグレーション装置。 (18)情報定義操作部は、新規に設定された内容を無
    効にするアボート処理部と、各パラメータをデフォルト
    状態に戻すリセット処理部とを備えている請求項12記
    載のコンフィグレーション装置。 (19)情報定義操作部は、アボート処理またはアプラ
    イ処理を実行した後にウィンドウを閉じるウィンドウ閉
    成部を備えている請求項18記載のコンフィグレーショ
    ン装置。 (20)ターゲットシステムに使用されるMPUの種別
    を選択するMPU種別選択部と、MPUのメモリサイズ
    、クロック、ウォッチドッグタイマなどを定義する第1
    の情報定義操作部と、MPUの各端子に接続または割り
    当てられる信号および各信号の初期値を設定し、かつ接
    続される信号を信号テーブルへ登録するか否かを指定す
    る第2の情報定義操作部と、MPUのメモリ空間、メモ
    リタイプなどのメモリマップデータを定義する第3の情
    報定義操作部とから構成されている記録装置のシミュレ
    ータ用MPU情報設定装置。 (21)MPUの各情報定義操作部は、独立した設定ウ
    ィンドウを備えている請求項20記載のMPU情報設定
    装置。 (22)第1の情報定義操作部の設定ウィンドウは、第
    2および第3の情報定義操作部の設定ウィンドウを開く
    ためのパラメータが設けられている請求項21記載のM
    PU情報設定装置。 (23)ウィンドウの初期画面からMPUを選択してタ
    ーゲットシステムで使用するMPUが表示されたMPU
    選択ウィンドウを開き、この選択ウィンドウでMPUを
    指定して第1の設定ウィンドウを開き、この設定ウィン
    ドウにより第1のハードウェア情報を定義した後、前記
    第1の設定ウィンドウに設けられたら第2または第3の
    ハードウェア情報に対応したパラメータを選択してそれ
    ぞれの設定ウィンドウを開き、この設定ウィンドウによ
    り前記第2または第3のハードウェア情報を定義する記
    録装置のシミュレータ用MPU情報設定方法。 (24)ターゲットシステムに使用されるMPUの周辺
    LSIを選択するLSI選択部と、各LSIのハードウ
    ェア情報を定義する情報定義操作部とから構成されてい
    る記録装置のシミュレータ用LSI情報設定装置。 (25)ウィンドウの初期画面からLSIを選択してタ
    ーゲットシステムで使用する周辺LSIが表示されたL
    SI選択ウィンドウを開き、この選択ウィンドウでLS
    Iを指定して設定ウィンドウを開き、この設定ウィンド
    ウによりハードウェア情報を定義する記録装置のシミュ
    レータ用LSI情報設定方法。 (26)MPU、LSIに関するハードウェア情報に基
    づいてMPU、LSIの接続関係を照合し、この結果か
    らMPU端子およびLSIコンフィグテーブルを作成す
    るコンフィグデータ照合部と、前記照合結果を基にシミ
    ュレーション時に必要なデータを作成するデータ生成部
    とから構成された記録装置のシミュレータ用コンフィグ
    レーション照合装置。(27)端子接続情報照合、アド
    レス情報照合、および端子接続情報とアドレス情報の両
    情報の照合を実行するパラメータが設けられた選択ウィ
    ンドウを備えた請求項26記載のコンフィグレーション
    照合装置。 (28)照合データは、MPUに関してセットアップデ
    ータ、メモリマップデータ、コンフィグデータおよびL
    SIに関してコンフィグデータであることを特徴とする
    請求項26記載のコンフィグレーション照合装置。 (29)MPU、LSIおよびマシンクロックに関する
    ハードウェア情報に基づいてMPU、LSIの接続関係
    を照合し、この結果からMPU端子およびLSIコンフ
    ィグテーブルを作成するコンフィグデータ照合部と、前
    記照合結果を基にシミュレーション時に必要なデータを
    作成するデータ生成部とから構成された記録装置のシミ
    ュレータ用コンフィグレーション照合装置。 (30)照合データは、MPUに関してセットアップデ
    ータ、メモリマップデータ、コンフィグデータ、LSI
    に関してコンフィグデータ、およびクロックに関してマ
    シンクロックデータであることを特徴とする請求項29
    記載のコンフィグレーション照合装置。 (31)データ照合結果を基にMPU、LSIコンフィ
    グデータファイルを更新するコンフィグデータ更新部が
    設けられた請求項26ないし30のいずれかの項記載の
    コンフィグレーション照合装置。 (32)データ照合結果からダイレクト信号コンフイグ
    データ、コンフィグレーションされた全てのダイレクト
    信号を信号名によって管理するダイレクト信号名データ
    を作成するダイレクト信号コンフィグデータ生成部と、
    リアルバリュークロック信号の照合情報を定義するクロ
    ックコンフィグデータを作成するクロックコンフィグデ
    ータ生成部と、シミュレーション実行中にターゲットシ
    ステムの動作状態を把握するために利用できる信号を定
    義する信号テーブルデータを作成する信号テーブルデー
    タ生成部とから構成された請求項26記載のコンフィグ
    レーション照合装置。 (33)複数のMPUで構成されたターゲットシステム
    に関するコンフィグレーションの照合結果から通信LS
    Iの接続関係情報を定義する通信LSIコンフィグデー
    タを作成する通信LSIコンフィグデータ生成部を備え
    ている請求項32記載のコンフィグレーション照合装置
    。 (34)ターゲットシステムのハードウェアに対応して
    入出力信号、基準クロックなどの条件を定義するハード
    ウェア情報設定装置と、このハードウェア情報に基づい
    てターゲットシステムの動作状態を示すデータを作成す
    るタイミングデータ作成装置と、タイミングデータをシ
    ミュレーション時に使用可能なデータに変換するタイミ
    ングデータフォーマット変換装置とから構成されている
    記録装置のシミュレータ用タイミングデータ作成変換装
    置。 (35)タイミングデータの作成およびフォーマット変
    換を実行するパラメータが設けられた選択ウィンドウを
    備えた請求項34記載のタイミングデータ作成変換装置
    。 (36)本シミュレータの外部で作成されたタイミング
    データを選択的に取り込むためのタイミングデータ作成
    /変換指定部が設けられている請求項34記載のタイミ
    ングデータ作成変換装置。 (37)タイミングデータのデータ生成とフォーマット
    変換の選択、ハードウェア情報の設定、前記データ生成
    に必要なチャート作成および該チャートからのデータ生
    成を画面上で実行するためのウィンドウ部を備えている
    請求項34ないし36記載のタイミングデータ作成変換
    装置。 (38)複数のMPUで構成されたターゲットシステム
    に対応したタイミングデータの作成に必要な通信データ
    を定義する通信データ定義部が設けられた請求項34記
    載のハードウェア情報設定装置。 (39)少なくともターゲットシステムの動作上の進行
    に従ったセンサの出力変化を時系列的に表したチャート
    を作成するインプットチャート形成部と、インプットチ
    ャートからタイミングチャートを作成するタイミングチ
    ャート形成部と、タイミングチャートからタイミングデ
    ータファイルを作成するタイミングデータ生成部とを備
    えている請求項34記載のタイミングデータ作成装置。 (40)作成されたタイミングデータファイルをウィン
    ドウに表示する表示処理部を備えている請求項ヨ9記載
    のタイミングデータ作成装置。 (41)インプットチャート上に動作開始あるいは停止
    などのシリアル通信データの送受信タイミングを定義し
    たチャートを作成するシリアルチャート形成部を備え、
    このシリアルチャート形成部により作成されたシリアル
    チャート上に全ての入力信号のオンオフおよび入力タイ
    ミングを定義してタイミングチャートを作成するよう構
    成されている請求項39記載のタイミングデータ作成装
    置。 (42)複数のタイミングチャートを合成する合成タイ
    ミングチャート形成部を設け、この合成タイミングチャ
    ートからタイミングデータを作成することを特徴とする
    請求項41記載のタイミングデータ作成装置。 (43)予め登録されているチャートを利用して新規な
    タイミングチャートを作成する記録装置のシミュレータ
    用タイミングチャート形成方法。 (44)ディスク装置に格納されたタイミングデータを
    読み出すデータファイルリード部と、タイミングデータ
    をフォーマット変換してダイレクト信号データファイル
    を作成するコンバータ処理部とから構成されている請求
    項34記載のデータフォーマット変換装置。(45)デ
    ィスク装置に格納されたタイミングデータフアイルの在
    りかを示すパスをパス、ディレクトリ、ファイルの3つ
    の層に分けてリストアップし、その結果を表示するファ
    イル表示欄、前記データに関する格納されたファイルの
    個数および名称を表示するファイル表示欄、および指定
    のファイルの内容を表示するデータ表示欄が設けられた
    ウィンドウを備えた請求項44記載のデータフォーマッ
    ト変換装置。 (46)指定されたファイルの正式名称を表示する正式
    ファイル名表示欄が設けられたウィンドウを備えた請求
    項46記載のデータフォーマット変換装置。 (47)所望のタイミングデータを検索するパラメータ
    が設けられたウィンドウを備えた請求項45または46
    記載のデータフォーマット変換装置。 (48)タイミングデータファイルの在りかを示すパス
    上の任意のディレクトリの一覧を処理し、その内容をウ
    ィンドウ上に表示するリスト処理部と、該リスト処理さ
    れたファイルの中から指定のファイル内容をウィンドウ
    上に表示するディスプレイ処理部を備えた請求項44記
    載のデータフォーマット変換装置。 (49)複数のMPUで構成されたターゲットシステム
    におけるターゲットとなるMPUと、該MPUをとりま
    く他のMPUとの通信規約を定義する通信規約設定部と
    、ターゲットシステムの特定の動作モードに対する有意
    な通信データの流れを定義する通信モードデータ設定部
    とから構成されている記録装置のシミュレーション用通
    信データ生成装置。 (50)通信規約設定部は、少なくともチャンネル番号
    、バイト間インターバル、通信開始タイミング、同一チ
    ャンネルにつながっている外部モジュールおよびその各
    ディフォルトの通信データに関する情報を入力する情報
    設定実行部と、入力情報を基に通信規約ディフォルトフ
    ァイルを作成するファイル生成部とを備えている請求項
    49記載の通信データ生成装置。 (51)通信規約設定部は、設定ウィンドウ上に指定チ
    ャンネルの設定内容を表示するディスプレイ処理部を備
    えている請求項50記載の通信データ生成装置。 (52)通信チャンネル、通信開始条件および外部モジ
    ュールを定義するパラメータが設けられたウィンドウを
    備えた請求項51記載の通信データ生成装置。 (53)通信モードデータ設定部は、少なくとも受信バ
    ッファ、送信バッファ、データ、外部モジュール名、受
    信開始時間などの情報を入力する情報設定実行部と、入
    力情報を基に通信モードデータファイルを作成するファ
    イル生成部とから構成されている請求項49記載の通信
    データ生成装置。 (54)データ繰返位置に関する入力情報を処理するデ
    ータ繰返情報処理部を備えている請求項53記載の通信
    データ生成装置。 (55)実際の走行モードを仮定した場合に送られてく
    る複数のデータ要素の相対的な時間を時間軸上に定義す
    るウィンドウを備えた請求項53記載の通信データ生成
    装置。 (56)データ要素をその要素名で定義することを特徴
    とする請求項55記載の通信データ生成装置。 (57)データ要素の中で次に送られてくるデータ要素
    の内容を定義するデータ属性ウィンドウを備えた請求項
    55記載の通信データ生成装置。 (58)データ要素名がデータ属性ウィンドウを開くパ
    ラメータである請求項56記載の通信データ生成装置。 (59)少なくともウィンドウ上にターゲットシステム
    の模式図を描き出すためのマシンレイアウトデータおよ
    びターゲットシステムの動作状況を把握するに必要なダ
    イレクト信号により作成された信号レイアウトデータを
    読み出すロード処理部と、ダイレクト信号に対応した入
    出力ポートを模式図上に位置指定するマーク処理部と、
    入出力ポートに対応して信号名を模式図に現示し、この
    ウィンドウ上に定義された内容を基に信号レイアウトデ
    ータテーブルを作成する情報設定実行部と、該信号レイ
    アウトデータテーブルを基に信号レイアウトデータファ
    イルを作成するファイル生成部とから構成された記録装
    置のシミュレータ用マシンレイアウト設定装置。 (60)ウィンドウにダイレクト信号名の表示欄が設け
    られた請求項59記載のマシンレイアウト設定装置。 (61)格納されたダイレクト信号の中から所望のダイ
    レクト信号を検索し、ウィンドウ上に表示するための処
    理を実行するパラメータが設けられたウィンドウである
    請求項60記載のマシンレイアウト設定装置。 (62)ターゲットシステムの模式図と信号テーブルを
    ウィンドウ上に表示し、この信号テーブルの中から任意
    の信号名を選択し、次いでこの信号名を模式図の任意位
    置に指定することによって前記位置にダイレクト信号名
    およびその信号名に対応した種別マークを配置する記録
    装置のシミュレータ用マシンレイアウト設定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339029A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Canon Inc プログラム連携システム
JP2015146582A (ja) * 1998-05-06 2015-08-13 ソニー ヨーロッパ リミテッド 限定受信サブユニット及び限定受信方法

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