JPH0366235B2 - - Google Patents

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JPH0366235B2
JPH0366235B2 JP62176930A JP17693087A JPH0366235B2 JP H0366235 B2 JPH0366235 B2 JP H0366235B2 JP 62176930 A JP62176930 A JP 62176930A JP 17693087 A JP17693087 A JP 17693087A JP H0366235 B2 JPH0366235 B2 JP H0366235B2
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JP
Japan
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container
self
heating
container according
heat
Prior art date
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JP62176930A
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JPS6396073A (ja
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Guida Furanchesuko
Randatsutsuo Giakomino
Guida Bitsutorio
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BURUSEI SpA
Original Assignee
BURUSEI SpA
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Publication date
Application filed by BURUSEI SpA filed Critical BURUSEI SpA
Publication of JPS6396073A publication Critical patent/JPS6396073A/ja
Publication of JPH0366235B2 publication Critical patent/JPH0366235B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体及び若しくは固形物好適には食料
品のための一回限りの使用に係る自己加熱型の容
器に係る。特に、本発明は、複数種の反応材好適
には2種即ち1つは固体でもう1つは液体の反応
材間に発生し容器中の液体及び若しくは固体の加
熱時に迅速に進展する発熱性反応を利用する上述
の如き様式の容器に係る。
〔従来技術と問題点〕
技術文献より周知の如く、熱伝導率は使用材料
の伝導率及び熱容量ならびに装置系の断熱特性に
より交換形態及び発熱様式に依存する。技術的実
験の立証する所によれば、アルカリ性又は酸性の
中間物を生成する物質及び水分を伴つて有毒性を
示すガスは食料品のための自己加熱型容器には使
用できない。金属酸化物を等モル量の酸の存在の
下で使用できるに過ぎない。
解決を要するもう1つの問題は、熱容量により
かつ加熱すべき容器の周りに完全に配置されるこ
とにより迅速にして均等かつ効率的な熱伝達が発
生加能となるような適切な反応マスの存在の確保
にある。
最近さまざまな解決法が示唆されているがその
どれ1つとして上記諸問題を解決していない。例
えば、イタリア特願第50330A/80号には約10ml
の反応マスの酸化カルシウムの使用が示唆されて
いる。イタリア特許第1002244号ならびに欧州特
許第82870077・3号及びフランス特許第2231342
号によれば酸化カルシウムのみがかかる問題に対
し溶液中に使用されている。
これに反してイタリア特許第942063号には三塩
化鉄及びアルミニウムが使用されており、他方独
乙特許第273024号と 第2606806号ならびに第2255405号には空気酸素で
着火する化学的反応材の使用が示されている。
発熱反応のコントロールについて開示した先行
文献はない。
水を反応体として使用せる加熱装置の場合、蒸
気の発生を伴うことなく容器を外部から遮断した
場合容器内の圧力上昇を阻止するよう温度ピーク
は100℃を大きく超えてはならぬ。
かかる問題は、米国特許第3653372号ならびに
欧州特許第81902310号、イタリア特願第50330−
A/80号及び第49636−1/82号、イタリア特許
第942063号では解決されていない。
余りにも遅い熱発生の場合、かなりの熱量の損
失がもたらされる。更に、かかる問題は完全断熱
装置が余りにも高価につくのでその実施では解決
ができない。
上述のような欠点を除くため本発明の主目的と
する所は、迅速にして効果的かつ制御された発熱
反応が行われ迅速にして均一な加熱を可能ならし
めるような幾何学的形状により構成される一回限
りの使用に係る自己加熱型の容器の提供にある。
本発明のもう1つの目的は、内部に収納せる固
体及び若しくは液体物質の無菌状態と、いかなる
場合にもかかる物質の化学反応体からの絶対的か
つ安全な分離と、いかなる場合でも非毒性を保証
できる上述型式による容器の提供にある。
本発明の更に別の目的は、外部より遮断され制
御された反応に使用により得るべき反応体の時間
上の保存の絶対的確実性を可能ならしめ、2種の
反応材の破れ易い分離膜の閉塞及び局部的引裂き
が発生しないようこれを阻止し、液及び固形の反
応材の迅速混合の実施を可能ならしめるような反
応開始装置の示唆にある。
更に、本出願人により示唆される自己加熱型容
器には、いかなる環境温度においても若しくは容
器自体が熱源に露出するようになる状態下で使用
ができ可能的温度急上昇により炉及び若しくは飲
用時における危険な過度な圧力が発生するのを防
止するバルブ及び若しくは安全調節装置が設けら
れる。
従つて、本発明の特定目的とする所は、外方絶
縁覆体と、この外方絶縁被覆体内にこれと一体に
締付けられ膜で仕切られる上部仕切り室と下部仕
切り室の2つの仕切り室に分けられるプラスチツ
ク材の容器と、固形及び若しくは液体の物質を含
有し上記プラスチツク材容器に上部を熱溶接で締
付けて結合し、熱溶接された引剥ぎ可能のダイヤ
フラムでトツプを閉塞せる金属製容器と、上記自
己加熱型容器の上部をシールしこれを保護する被
覆部材と、プラスチツク材容器の下部仕切り室の
内部に配された一体成形又は別成形の裂き部材と
を有し、この裂き部材は外部のスタート装置によ
る作用を受けると上記膜を破ることができ、液反
応材が上記容器の下部仕切り室内に含有され他方
固形反応材は同容器の上部仕切り室内に含有され
るか若しくはその逆に含有される一回限りの使用
に係る液体及び若しくは固体のための自己発熱型
容器の提供にある。
好適には、本発明によれば上記容器の上部仕切
り室又は反応の行われる仕切り室は完全に絶縁さ
れ高度に密封されており、上記金属製容器と一体
になるように実施されている。
過度の圧力の防止のための安全装置は上記の上
部仕切り室内に設けることができ、この装置はプ
ラスチツク材容器壁より薄肉のブレード又は薄層
より構成され、このブレードは容器自体の壁に得
られる孔に相当する点に配される。
熱移送ジヤケツトは外方被覆部材と容器との間
に設けるのが好ましく、このジヤケツトは容器の
上部仕切り室の容積にほぼ相当する容積をもつ。
横断面サイズの低減が、上部仕切り室を下部仕
切り室より分ける膜に相当する点における上記外
方被覆部材及び容器上に形成される。
上記金属製容器はその上部リム又は縁部が上記
引き剥ぎできるダイヤフラムが熱溶接できかつ縁
部が上記容器に一体に接続できるように形状を付
与されて構成されるのが好ましい。
上記下部仕切り室内に配せる可動型の引裂き部
材には少なくとも1本のアームを上方上記膜の方
向に曲げて支承する装置を設けることができ、こ
のアームの端部には反応材の1つの変流中閉塞を
防ぐ突起部材が設けられる。
これとは別に、可動型引裂き部材を上記と同じ
働きを行う1本又は多くの小型形状チユーブで構
成しても良い。
最後に、本発明によれば上記引裂き部材はプラ
スチツク材容器の凹状底面を押出しして直接得ら
れる茎状体又は垂直部材より構成することもでき
る。
外方被覆部材は底部で開口しているのが好まし
く、上記プラスチツク材容器には弾力性の凹状底
面が形成され、この底面は外部作用の結果内方に
曲げられ引裂き部材を容器の2つの仕切り室を分
離する膜の方へ押しやる。
本発明による自己発熱型容器には更にテープや
接着剤、塗料その他などの逆にできないタイプの
感熱性材よりなる使用インジケータを設けること
もできる。
上記プラスチツク材容器の上部仕切り室に設け
た固形の反応体は適切なグレーンサイズの無水塩
化カルシウムでこの反応体には若干の酸及び塩基
が等モル量で添加され、他方液体反応体は水道水
であるのが好ましい。
上記固形反応体は更に本発明によれば酸化カル
シウム、酸化マグネシウム、くえん酸、蓚酸、酢
酸、無水マグネシウム若しくはナトリウム硫酸塩
よりなるもので良い。
熱交換は好適には約40秒で行われる。
形状の具えられた引剥がし可能の容器を上記金
属製容器の上方に設けることができ、引き剥がし
可能の上記容器は加熱前金属製容器内に含有せる
物質に添加すべき固体及び若しくは液体を含有し
ている。
本発明による容器を可能的温度急上昇に帰因す
る反応仕切り室及び若しくは飲み物上における危
険な過剰圧力の発生を伴うことなく任意温度で使
用可能ならしめるため、温度範囲(90゜−100℃)
内で相を変える物質の容器の上記上部又は反応仕
切り室内に添加させることができ、上記温度範囲
は上述の諸問題の回避のためこれを超えてはなら
ぬものである。これは上記の安全バルブの有無に
係ることなく実施される。
詳述すると、非毒性の低熱容量の物質が使用さ
れ、この物質は反応体の特性を変えることなくそ
の比重は水より低く、更にこの物質は水と混ざり
難い。
好適には比重が1g/c.c.未満の疎水性固形物が
使用される。
この目的に使用できる物質は安息香酸(融点
100℃、融解熱34.0cal/g)、グルタル酸(融点
99℃、融解熱37.0cal/g)、90%スチルベン(融
点99℃、融解熱40cal/g)ならびにパラフイン
混合物及び若しくは天然ワツクス(融点90゜、融
解熱56cal/g)である。
使用化合物の種類によるも発生する過剰熱は融
解熱として吸収される。上述の物質の使用によ
り、熱を出す反応混合物の熱容量効率が変わらず
更に混合物上方の構成、熱絶縁作用ならびに容器
を通ずる飲み物との交換に発展する全部の熱の搬
送に帰因する蒸発損失の回避という結果が得られ
る。
熱交換がいつたん行われると、温度降下により
コントロール物質が再び凝固し、この物質は次に
吸収熱の一部を発散しそれを装置系に戻される。
かかるコントロール物質の使用による主な利点
は下記の如く要約される。
イ 安全装置が熱発生器がコントロール物質の融
解温度に達するや否や介入する。
ロ 熱交換時間及び効率は影響がない。
ハ 安全装置が介入しない場合には、加熱条件は
変わらない。
コントロール物質は不活性であり発熱反応には
影響を及ぼさない。
以下本発明の実施例を示す添付図面参照の下に
その詳細につき例示的に説明する。
〔実施例〕
全図面の示すように、本発明による自己発熱容
器1(第1図)は、好適には絶縁外方被覆部材2
と、アルミニウム製が望ましい金属製容器3と、
プラスチツク材容器4とカバー部材5とより構成
されている。
上記プラスチツク材容器4内の底部より始まり
液体及び固形の反応体又はその逆の順の反応体が
納められ、これらは厚み0.01mmから0.09mmの熱的
ほうろう引きアルミニウム圧延部分6を反応仕切
り室7の環状面に熱溶接して形成することにより
分離される。
両面にあらかじめ熱溶接可能のエナメル引きを
施した金属製容器3は引抜きにより得られるもの
であり、液状及び若しくは固形の食料品が納めら
れ、この食料品は適宜厚み(0.03mmから0.5mm)
の金属及び若しくはプラスチツク材合成体よりな
る引剥がし可能部材8で密封されている。別実施
例として、引剥がしのできる部材8はアルミニウ
ム製のダイヤフラム9(0.012mmから0.020mm)又
はその他熱溶接で取付けた裂き開きできる材料よ
りなるダイヤフラム9によりシールを施された即
座に溶解可能の固形及び若しくは液体の食料品を
ポケツトに納めるような形状(第12図参照)に
することもできる。この場合、その容器3に含有
された液との混合は、上記引剥がし可能の部材8
に圧力が行使される結果上記ポケツト内に納めら
れた液及び若しくは固形の物質の流出により発熱
前に開始する。
容器3は第1のプラスチツク製容器4内に固着
又は収縮締めされ熱により環状部材(特に第8図
参照)に溶接される。
プラスチツク材又はその他適当な材料よりなる
裂き開き部材10はプラスチツク容器4の基部に
配されている(第7a図、第7b図)。この部材
は末端が突出部を形成している1本又は複数本の
茎状部材よりなつている。
上記裂き開き部材はその特殊形状により、圧延
部分6が閉塞されたり部分的に引き裂かれないよ
うこれを防止し、更に、仕切り室11内に入れら
れた液反応体は容器1が上下逆の位置(第11図
参照)にあるので重力作用により反応仕切り室7
内の固形反応体上に流下する。裂き開き部材10
がプラスチツク容器4の凹状底面12の弾性によ
りその機能を行い、底面12は外部より手で加え
る圧力により内方に曲がり裂き開き部材10をし
て圧延部分6を5mm−20mm深さに貫通可能ならし
め圧延部分自体を裂き開く。これは、装置に弾性
と可撓性の両方を付与するよう凹状底面12のた
めの枢動部材として働く約3mmの環状隆起の存在
により可能となる。
容器1の安全作動上、安全バルブ14(第9
図)が設けられ、発生する熱を吸収すべき物質の
欠除若しくは反応体の有り得る誤つた比率などに
帰因して発生する過剰圧力に対して備える。
かかる安全バルブは、容器4に得られる孔を適
宜バルブを構成する薄層14で塞ぐことにより実
施される。
薄層14はその厚み及び若しくは孔径いかんに
より決まる圧力で破れ、外方被覆体2と容器4と
の間における放出が行われる。
更に、使用インジケータ15が上記被覆体2と
容器4との間に設けられ(第10図)、このイン
ジケータは1つの非可逆性感熱材よりなり食料品
の飲食のための正しい温度に達していることを消
費者に警告する目的を果たすものである。このイ
ンジケータは50℃の温度に調節することができ、
又このインジケータは本発明による容器1の熱的
健全性を確保する機能をも遂行するものである。
第8図には、熱絶縁機能を示す被覆体2が金属
容器33の峰部の圧延成形により容器4と一体片
を形成している所が示されている。
被覆体2と容器4ならびにカバ部材5は、経済
上、作動温度における耐熱性、構造上の簡易性、
反応体の少なくとも1つの性質及び効率を変化さ
せる外部水蒸気に対する密封性、低熱容量及び最
後に異なれる目的のさまざまサイズの容器使用の
ための構造上の融通性がある程度確実に得られる
のでポリプロピレンより作るのが望ましい。
固体及び若しくは液体のための金属製容器3は
1.5mmから2.5mmの厚みでプラスチツク容器4の壁
より4mmから12mm離れるような直径をもち、更に
その容器は30mmから70mmの深さである。
このようなサイズ比率により反応混合物が金属
容器3を完全に囲むことができ、従つて又交換境
界面における高温反応混合体の迅速な変化ならび
に発生熱の迅速均等にして広範囲にわたる移送が
可能となる。
本発明の典型的実施例を次にあげる。外方被覆
体3はポリプロピレン製で高さ90mmで平均直径が
約55mmであり、ポリプロピレン製反応仕切室7
(厚み0.5mm、高さ88mm及び平均直径52.2mm)には
1気圧で調整した安全バルブ14(このバルブは
0.01mm厚みのアルミニウム円盤を熱溶接せる10mm
径の孔が形成されている)が設けられ、バルブに
は4本の裂き開き部材よりなる裂き開き部材10
が設けられ、この裂き開き部材10と一緒に下部
仕切室11内に35mlの水が充填される。反応仕切
室7は、厚み0.04mmの熱エナメル引きアルミニウ
ムの圧延部分により仕切室11より分離され、28
gの無水塩化カルシウム((1mmから2mmのグレ
ーンサイズ、キレート滴定純度90%以上)が仕切
室7におかれ、厚み0.2mm高さ35mm直径42.5mmの
アルミニウム容器3があらかじめエナメル引きを
施され引抜き加工されており、剥がすことのでき
る0.07mmのダイヤフラムでシールを施した35mlの
飲み物(コーヒ)を入れており、シーリングは熱
溶接で得られ、容器はプラスチツク容器4に固着
又は収縮締め嵌めされプラスチツク容器に溶接さ
れる。ポリプロピレンのカバ5により容器1のト
ツプが閉塞され引受け面が保護される。
熱発生は、容器1を上下さかさまにして反応仕
切室7の凹状底面12を手動加圧し裂き開き部材
10を圧延部分6に押し付けこの部分を破きその
結果2種の反応体の混合が実施されるようにして
得られる。19℃のスタート値の飲み物の温度は約
40秒後かつ連続撹拌を通して62℃の値に達する。
次の別実施例による発熱混合物の使用により液
混合物を裂き開き部材10と一緒に仕切室11に
納め固形物を仕切室7に納めて同様な結果が得ら
れる。イ.無水塩化カルシウム(25g)、酢酸
(4.8ml)、酸化カルシウム(2.24g)、水(35ml)
ロ.無水塩化カルシウム(25g)、酸化カルシウ
ム(3.36g)、蓚酸(4.56g)、水(35ml) 第13a図及び第13b図には裂き開き部材1
0を内設せる仕切室11が示されており、部材1
0はこの例では容器4の凹状底面12の押出し加
工で形成される3本の垂直部材16より構成され
ている。かかる構成により圧延部分6の裂開に当
り底面12の形状の結果として突き刺しと直進の
両方の作用を提供することが可能となる。
第14a図及び第14b図には、小型の形状付
与されたチユーブ17より構成される裂き開き部
材の第3実施例が示されている。
温度調節物質を設けた本発明容器の実施例につ
いて次にその一例を開示する。
例 35mlの水と裂開部材10をポリプロピレン容器
4の仕切室11内に置く。この仕切室11は熱エ
ナメル引きを施せるアルミニウムよりなる圧延部
分6の熱溶接により閉塞されている。28gの無水
塩化カルシウム(グレーンサイズ1mmから2mm、
キレート滴定純度90%以上)と、小薄片形態の7
gの微晶ワツクス(融解点90゜を有し経験的式
C20H102で10%イソパラフインを含有するC33
C55飽和炭化水素よりなる中高分子量飽和炭化水
素の混合物)とを本発明により用意した一定個数
の容器1の上部仕切室7内に入れる。
僅か28gの無水塩化カルシウムをもう1組の容
器1の仕切室7に入れた。2回エネメル引きを施
したアルミニウムより作られ35mlの飲み物を入れ
た容器3が熱溶接され、全部の容器に対する継ぎ
目形成により結合され、この飲み物は厚み0.07mm
の引剥ぎ可能のダイヤフラム8によりシールを施
される。
スタート装置を容器1を上下逆にし凹状底面1
2に圧力を行使し次いで40秒間にわたる円形撹拌
により作動した。
40秒後における反応質量の最大最終温度はアル
ミニウム容器3とプラスチツク容器4との間のジ
ヤケツト内に差し込んだ針型エレクトロニツク温
度測定用探査針により確定された。
最後に、40秒後即ち熱交換のため設定した時間
後における飲み物の温度は上記アルミニウム容器
3内に差込んだ同じ針型温度測定用探査針により
閉じている引剥がし可能ダイヤフラム8に突き刺
すことにより確定された。
かかる確定は2種の典型的な開始条件即ち容器
1を温度調節器により約6℃と約43℃に設定した
条件で行われた。
第1の状況は冬季における本容器1の使用をシ
ユミレートするものであり、第2の状況は容器の
過大な夏条件の下即ち単に最大の高温天候条件下
にのみならず熱源への直接露出若しくは不適切な
使用にもとづく過熱条件下における使用をシユミ
レートするものである。
確定された温度は次の通りであつた。
イ コントロール物質(ワツクス)なしの5個の
サンプルが43℃の温度からスタートし次の最大
反応質量温度に達した(サンプル採取時間はカ
ツコ内に示す)。即ち、112.6℃(10″)−108.7℃
(8″)−112.8℃(8″)−113.9℃(8″)−108.9℃
(8″)である。40秒後における反応マスの温度
はそれぞれ84℃、85℃、84℃、84℃、84℃であ
り、一方40秒後における飲み物の温度はそれぞ
れ82.6℃、83.4℃、82.2℃、82.7℃、82.6℃であ
つた。
ロ コントロール物質を使用せる5個のサンプル
が5.8℃の温度からスタートし次の最大反応マ
ス温度に達した。即ち、71.5℃(7″)−70.1℃
(7″)−70.2℃(7″)−68.7℃(9″)−68.2℃(8″

である。40秒後における反応マスの温度はそれ
ぞれ50℃、49℃、50℃、50℃、50℃で、一方40
秒後の飲み物の温度は48.1℃、48.2℃、48.9℃、
48.7℃、48.2℃であり、5.8℃の温度からスター
トしたコントロール物質を使用せるサンプルは
次の最大反応マスの温度に達した。即ち62.1℃
(9″)−61.8℃(9″)−64.5℃(9″)−65.1℃(8″

−65.5℃(9″)である。40秒後における反応マ
スの温度はそれぞれ49℃、48℃、49℃、49℃、
49℃、一方40秒後の飲み物の温度は47.5℃、
47.5℃、47.8℃、47.6℃、47.6℃であつた。
熱発生動力学の示す所によれば、最大の発熱量
は最初の10反応秒に得られその間コントロール物
質が介入し最大到達温度を上述データより観察で
きるように3℃から15℃だけ低下せしめる。
以上本発明の若干の好適実施例について説明し
たが本発明の本旨ならびに範囲を離脱することな
しに修正及び若しくは変更を当業者により加えら
れる点理解さるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自己発熱型容器の側面
図、第2図は第1図の容器の横断面図、第3図は
第1図の自己発熱型容器の断面図、第4図は第1
図の容器のプラスチツク材容器の側面図、第5図
は本発明による容器の閉塞部材の側面図、第6図
は本発明容器の外方被覆の断面図、第7a図及び
第7Bb図はそれぞれ本発明容器の裂き開き部材
の側面図及び平面図、第8図は第2図の点「a」
に示した細部を示し、第9図は第2図の点「b」
に示した細部を示し、第10図は第2図の点
「c」に示した細部を示し、第11図は本発明容
器を裂き開き部材を作動位置においた状態の上下
さかさま位置にして示し、第12図は異なれる閉
塞装置を備えた第3図の金属製容器を示し、第1
3a図及び第13b図はそれぞれ裂き開き部材の
第2実施例の側面図及び平面図を示し、第14a
図及び第14b図はそれぞれ裂き開き部材の第3
実施例の側面図及び平面図である。 1……自己加熱型容器、2……外方被覆部材、
3……金属製容器、4……プラスチツク材容器、
5……カバー部材、6……アルミニウム圧延部
分、7……反応上部仕切り室、8……引剥がし可
能部材、9……ダイヤフラム、10……裂き開き
部材、14……安全バルブ、11……下部仕切り
室、12……凹状底面、16……垂直部材、15
……使用インジケータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液及び若しくは固形物のための一回限りの使
    用に係る自己加熱型容器にして、外方絶縁被覆部
    材と、該被覆部材内に設けられこれに一体に締結
    されたプラスチツク材容器にして膜により分けら
    れた上部及び下部の仕切り室の2つの仕切り室に
    分割される前記プラスチツク材容器と、固形及び
    若しくは液状の物質を入れるためにして前記プラ
    スチツク材容器の上方部分に栓締め若しくは熱溶
    接による収縮嵌めにより締結され引剥がしのでき
    る熱溶接ダイヤフラムによりトツプを閉塞した金
    属製容器と、前記自己加熱型容器の上部をシール
    し保護するカバー部材と、前記2つの仕切り室に
    分割された前記プラスチツク材容器の下部仕切り
    室内に配された裂き開き部材を有し、該裂き開き
    部材は外部スタート装置による働きを受けた時前
    記膜を裂き開くことができ、液状反応体が前記容
    器の下部仕切り室内に入れられ他方固形反応体が
    容器自体の上部仕切り室内に入れられ若しくはそ
    の逆にそれぞれの反応体が収納されることを特徴
    とする自己加熱型容器。 2 前記プラスチツク材容器の上部仕切り室は、
    前記金属製容器と一体片を形成するよう実施され
    るので外部環境に対し完全に絶縁されかつ高度な
    密封性を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項による自己加熱型容器。 3 前記上部仕切り室には過剰圧力に対する安全
    装置が設けられる特許請求の範囲第1項による自
    己加熱型容器。 4 前記安全装置はプラスチツク材容器壁の厚さ
    より小さい厚さのブレード又は薄層より構成さ
    れ、該薄層は前記容器の壁自体に得られる孔に相
    当する点に配されることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項による自己加熱型容器。 5 金属製容器とプラスチツク材容器との間に熱
    交換境界面が形成され、該境界面は全部の利用可
    能な交換面をおおいつくすような容積を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項による自己
    加熱型容器。 6 外方被覆部材の横方向横断面ならびに容器自
    体の横断面は容器の上部仕切り室を下部仕切り室
    より分離する膜に相当する点において縮少される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項による自
    己加熱型容器。 7 前記金属製容器は、前記引剥がし可能のダイ
    ヤフラムを容器に熱溶接可能ならしめかつ前記ダ
    イヤフラムを前記容器に一体に接続可能ならしめ
    るよう形状を具えた上部へり又はリムを有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項による自己
    加熱型容器。 8 前記裂き開き部材は前記下部仕切り室の底部
    上に配せる装置よりなり、前記膜の方向へ上方に
    向いた少なくとも1本のアームを設け、該アーム
    の端部には突起部材が設けられることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項による自己加熱型容器。 9 前記裂き開き部材は少なくとも1本の小さい
    形状をなすチユーブよりなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項による自己加熱型容器。 10 前記外方被覆部材は底部が開口し、前記プ
    ラスチツク材容器には蝶番の機能をもつ環状突起
    の形成による内方に曲げられる凹状の弾性底面が
    設けられることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第9項による自己加熱型容器。 11 前記裂き開き部材はプラスチツク材容器の
    凹状底面上の押出しに直接形成される少なくとも
    1本の茎部又は垂直部材よりなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項による自己加熱型容器。 12 不可逆の熱感応材よりなる使用インジケー
    タが設けられることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項による自己加熱型容器。 13 固形反応体は適当なグレーンサイズの無水
    塩化カルシウムであり、他方液状反応体は水道水
    である特許請求の範囲第1項による自己加熱型容
    器。 14 前記無水塩化カルシウムに酸及びアルカリ
    が等モル量添加されることを特徴とする特許請求
    の範囲第13項による自己加熱型容器。 15 前記固形反応体は酸化カルシウム、酸化マ
    グネシウム、くえん酸、蓚酸、酢酸、無水マグネ
    シウム又は硫化ナトリウムよりなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項による自己加熱型容
    器。 16 前記反応体は粒度分析による1から8のも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    による自己加熱型容器。 17 前記熱交換は40秒で行われることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項による自己加熱型容
    器。 18 前記金属製容器の上方に形状の付与された
    引剥がしできる容器が設けられ、該引剥がしでき
    る容器は、前記金属製容器内に入れた材料に加熱
    作業前に添加さるべき固形物及び若しくは液体を
    入れることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    よる自己加熱型容器。 19 前記容器の上部仕切り室内に物質が余分に
    設けられ、該物質は50℃と100℃の間の温度範囲
    で状態遷移を受けることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項から第18項のいずれか一つの項によ
    る自己加熱型容器。 20 前記物質は非毒性であり低熱容量ならびに
    水の比重より低い比重を有し、前記物質は又水自
    体と混合しにくいことを特徴とする特許請求の範
    囲第19項による自己加熱型容器。 21 前記物質は安息香酸、グルタル酸、90%ス
    チルベン若しくはパラフイン混合物であることを
    特徴とする特許請求の範囲第19項又は第20項
    による自己加熱型容器。
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IT40427-A/86 1986-07-16
IT48148-A/87 1987-07-08

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