JPH03505869A - サクシニルアセトンを使用する自己免疫疾患の治療方法 - Google Patents

サクシニルアセトンを使用する自己免疫疾患の治療方法

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JPH03505869A
JPH03505869A JP1505916A JP50591689A JPH03505869A JP H03505869 A JPH03505869 A JP H03505869A JP 1505916 A JP1505916 A JP 1505916A JP 50591689 A JP50591689 A JP 50591689A JP H03505869 A JPH03505869 A JP H03505869A
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ヘス,リチャード エー.
ブリーズ,マイケル アール
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 サクシニルアセトンを使用する自己免疫疾患の治療方法本発明は、一般的に自己 免疫疾患の治療方法に関する。
さらに詳しくは、本発明はサクシニルアセトンを使用する自己免疫疾患の治療方 法に関する。
2、関連技術の説明 自己免疫疾患は、自己の組織に対する生物の反応性によって引き起こされる炎症 である。この疾患を治療するための医薬組成物および方法は、動物を使用し、そ の中にその疾患の実験的なモデルを展開させることによって研究されている。実 験動物の中で展開するその様な疾患の一つは「実験的自己免疫性ブドウ膜炎」ま たはrEAUJと呼ばれる。この自己免疫疾患の治療に効果的な方法は、他の自 己免疫疾患の治療にも有用である。
実験的自己免疫性ブドウ膜炎(EAU)は、眼炎症のT細胞依存モデルであり、 完全フロインドアジュバント(Ferund’s adjuvanL)中の牛の 網膜S−抗原のフットパッド免疫法により、ルイスラットに誘発することができ る。網膜S−抗原は、網膜の光受容器に由来する48にタンパク質である。網膜 S−抗原は光形質導入に作用する。この疾患モデルは、特殊なT−細胞系統によ って伝達されるが、血清によって伝達されることはない。能動免疫法によって誘 発された場合、臨床的な炎症はフットバッド注入の10〜12日後に始まる。低 レベルの抗体が免疫後の7日目までに検出され、膝窩リンパ球増殖応答が100 日目頂点に達する。炎症は、網膜の光受容器および松果腺の中で起こるが、その 両方ともS−抗原を含んでいる。眼炎症は、先受容器細胞の損失に続く、より拡 散した網膜破壊が特徴である。炎症は網膜萎縮および神経膠残遺物を残して7〜 10日で消散し、自然に再発することはない。
この実験的な疾患は、人間の眼炎症の進展および調整を研究するのに便利なモデ ルである。というのは、両疾患状態が医薬組成物および治療方法に人体同じ様に 応答するためである。例えば、シクロスポリンAは、実験動物における眼炎症並 びに自己免疫によると思われる人間のブドウ膜炎の両方を調整するのに有用であ る。実験的な自己免疫性ブドウ膜炎は、免疫後7日目以前にシクロスポリンを投 与すれば防止できる。しかし、シクロスポリン腎毒性があるために、この薬剤の ブドウ膜炎および他の自己免疫疾患への使用が限られている。0または7日目に 投与を開始した場合、毎日10mg/kgのシフロスポリス投与で、実験的な自 己免疫性ブドウ膜炎は144日目抑制されるが、薬剤投与を停止すると炎症がゆ っくり再発する。人間の自己免疫疾患の免疫調整に対する他の戦略を開発する必 要がある。
サクシニルアセトン(4,6−ジオキソへブタノン酸)はヘム生合成経路の第二 酵素、デルターアミノルベリン酸脱水酵素(ALAD)の不可逆抑制剤である。
この化合物の初期の研究は、そのヘム生合成の抑制による赤白血細胞の成長を抑 制する能力に注目したが、この化合物には、ヘム生合成とは無関係な機構による 他の腫瘍の成長を抑制する能力もある。この作用は、ここに参考として含める、 Tschudyら、「サクシニルアセトンの成長抑制作用、Walker 25 B癌肉腫による研究(Growth 1nhibi−tory AcLivtL y or 5uccinylacetones:5Ludies viLh W a−!ker 256 Carcinosarcoma)J Oncology  40:!48(1983)の文献に記載されている。サクシニルアセトンには 、Walker2581i瘍の成長を最初は抑制する能力があるが、サクシニル アセトンによる治療を続けると、実際にラッ抗原応答を抑制する作用がある。こ の化合物のこの特性は、ここに参考として含める、Tschudyら、「サクシ ニルアセトンの免疫抑制作用(IlIIlunosupprcssive Ac tiv−ity of 5uccinylacctonc) J J、Lab、 & Cl1n、Mcdlcinc 99(4) :52B(19H)に記載され ている。
サクシニルアセトンは、最初は、デルタ−ALA脱水酵素およびしたがってヘム 生合成の不可逆抑制による、抗腫瘍作用を有すると考えられていた。しかし、そ の後の研究により、高水準のヘム合成を示さない、腫瘍の成長を抑制する能力が あり、長期間の投与によって、免疫抑制効果による、腫瘍の同種移植成長が高く なることが解かった。サクシニルアセトンの作用は強力であるが、1箇月の治療 では、非リンパ器官における重要な組織病理学的異常性を示さない。ヘム生産抑 制のために、ヘマトクリットが12%減少し、ヘモグロビンが20%減少する。
このヘモグロビンの減少は、ヘム生産を完全に抑制した場合に予想される減少の 40%に過ぎない。
サクシニルアセトンは、同種骨髄移植における移植片対宿主反応による症状(G VHD)を完全に抑制するのに効果的に使用されている。ヘム合成および免疫機 能に対する強力な作用にも拘らず、サクシニルアセトンは、造血再構成に対する 移植を妨害しない。1箇月の治療後、血液中のヘモグロビンおよびリンパ球が極 僅かに減少するが、薬剤投与を停止するとこれらのパラメータは正常に戻る。サ クシニルアセトンで治療した動物は体重が増加し、他の器官系に対する毒性は見 られない。
ここに参考として含める、l1essらの米国特許第4.670,467号は、 移植片対宿主反応を制御する方法を開示している。この方法は、骨髄移植による この特表平3−505869 (3) 疾患を治療または調整するのにサクシニルアセトンを使用している。この開示並 びに上記の2つの開示は、自己免疫疾患の治療方法は示していない。
この分野では、自己免疫疾患を抑制するための方法が欠如している。その様な方 法は、実験的な自己免疫性ブドウ膜炎の作用を調整する上でも有益であろう。
発明の概要 本発明は、宿主中の自己免疫疾患を調整または抑制する方法である。この方法は 、罹病宿主に薬学的に有効量のサクシニルアセトンを投与する工程を含む。薬学 的に有効量のサクシニルアセトンは、宿主中の自己免疫疾患の影響を調整するに 十分でなければならない。
図面の簡単な説明 第1図は、サクシニルアセトン治療により、実験的な自己免疫性ブドウ膜炎にお ける組織学的な炎症が、7〜14日目まで治療した動物において、投与量に応じ て減少することを示している(pro、004p<0.0001)。
第2図は、治療していない実験的な自己免疫性ブドウ膜炎には網膜炎症が見られ 、7〜14日目まで1.8mg/hrのサクシニルアセトンで治療した動物には 炎症が見られないことを示している(H&E200X)。
第3図は、7〜14日目までサクシニルアセトンで治療した動物から得たリンパ 球における、14日口のS−抗原リンパ球マイトジェネシス(11itogen es4s)を示す(p < 0. 009)。
第4図は、7〜14日目までサクシニルアセトンで治療した動物における抗S− 抗原抗体応答を示す(p<本発明は、自己免疫性ブドウ膜炎、特に哺乳動物など の宿主における自己免疫性ブドウ膜炎、の治療方法である。サクシニルアセトン は、実験的自己免疫性ブドウ膜炎の強力な抑制剤である。この化合物つまり薬剤 は、免疫時に投与した場合のみならず、低水準の網膜S−抗原の抗体が通常検出 でき、免疫応答が始まっている7日後に投与を開始した場合にも、眼炎症を抑制 することができる。リンパ球増殖応答は、中程度の薬剤投与量で僅かに高くなり 、高投与量で著しく抑制されるが、血清抗体水準は高投与量でのみ低下する。
本発明の実施例として、ラットにおけるS−抗原により誘発された実験的自己免 疫性ブドウ膜炎の進展に対するサクシニルアセトンの影響を説明する。動物を、 浸透小型ポンプにより1. 80mg/hrの一定注入で処理した場合、S−抗 原は実験的自己免疫性ブドウ膜炎を14日で完全に抑制する。この投与速度によ る治療を、0〜7日、7〜14日または0〜14日の3つの期間で行なう。
投与期間に関係なく、疾患の抑制は完全である。膝窩リンパ腺から得た細胞にお けるS−抗原により誘発されたリンパ球増殖応答が著しく抑制される(p<0. 009)と共にS−抗原抗体生産が著しく低下する。0.90■/hrまたは0 .45■/hrの速度でS−抗原で処理した動物では、投与量に対応して実験的 自己免疫性ブドウ膜炎が進展する。7〜14日まで1.8■/hrで処理したが 、30日日目屠殺した動物では、疾患が10096進展している。サクシニルア セトンは、実験的自己免疫性ブドウ膜炎の衰微を抑制し、S−抗原に対する免疫 応答を著しく抑制する。しかし、治療を一度中断すると、出現率が高いので、免 疫調整の可逆的な非細胞毒性機構を示唆している。
サクシニルアセトンは、シクロスポリンAと同程度の強力な免疫抑制剤であると 思われる。サクシニルアセトンには、さらに、血液網膜障壁を通過する浸透性を 与え得る、低分子量および高水溶性の利点がある。その結果、この化合物は、自 己免疫疾患の治療に対して、広範囲な治療上有効な投与量で投与することができ る。この化合物は、毎時体重キログラムあたり約2.5〜約25■で治療応答を 得ることができる。より望ましい投与量範囲は、毎時体重キログラムあたり約5 〜約15mgである。
好ましい投与量は、毎時体重キログラムあたり10g+gである。これらの投与 量は、人間などの各種の哺乳動物を含む、各種の宿主種族間で異なることが予想 される。
サクシニルアセトンに関する投与量応答データは、非常に狭い範囲の効能および 毒性を示している。この薬剤を最適投与量の50%増加させると体重低下が起こ り、50%減少させると自己免疫性ブドウ膜炎を進展させる。
しかし、これらの低い投与量でも、炎症の程度はコントロールの動物におけるよ りも著しく低い。処理していない動物と比較して、0.9および0.45mg/ hrで処理した動物において、抗原特異的リンパ球増殖が僅かに増加することは 興味深い。このことは、抗原特異的リンパ球進展の速度論的な遅延を示でいる。
S−抗原で免疫し、処理していない動物は、リンパ腺増殖応答のピークを110 目に有し、シクロスポリンはこのピークを遅らせることが以前から分かっている 。恐らく、本発明でも、低投与量を受けた動物において類似の遅延機構が起きて いる。このことは、免疫後14日ロ一層殺した動物からの応答が僅かに増加して いることを説明j7ている。サクシニルアセトンの投’jffiを高くすると、 この応答を完全に抑制する。
サクシニルアセトンの免疫抑制効果は、未知の機構による。He5s特許に関し て上に述べた様な骨髄移植の抑制において得られたデータは、細胞成長に対する 細胞抑制的な、ただし細胞毒性ではない作用があることを示唆している。これは 、移植が起こり、免疫機能が戻るためである。この発明のデータは、炎症の再発 が遅れていることから、細胞作用の可逆機構を示唆している。サクシニルアセト ンの構造からは、作用の機構を示唆するものは無く、サクシニルアセトンは細胞 成長抑制剤のユニークなグループの最初のものと言って良い。免疫機構は、この 薬剤の効果に最も敏感であると思われる。この薬剤は、試験官内で、繊維芽細胞 並びに腫瘍細胞の成長も抑制するので、その作用はリンパ球に限定されるもので はない。
サクシニルアセトンの免疫機構に対する全体的な特異性は分かっていないが、そ れによって器官移植および自己免疫疾患の両方における効果的な免疫抑制剤とし ての、その潜在能力を否定するものではない。その特性、低分子量、水溶性、お よび生物学的機構に依存しない合成が、人間の疾患における免疫応答を調整する ための、重要な利点を示唆している。
実施例 下記の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示す。
実験を行なうために、以下に示す方法および材料を使用した。
実験的自己免疫性ブドウ膜炎の誘発は、生後6〜8週間の雌のルイスラットで開 始した。ラットの体重は175〜200グラムであった。牛の網膜S−抗原を上 記の様にして調製した。動物は、それぞれの後ろのフットパッドに、15ugの S−抗原をリン酸塩緩衝食塩水(P B S)に溶解し、等体積の、Gibco 、Grand Is!and。
NYから市販されており、HJ 37Ra結核菌で2.5mg / ml 濃度 に増強した完全フロインドアジュバントと混合したエマルション0.1ccを注 入することによって免疫した。動物は、免疫後、14または30日後にCOっ吸 入により2殺した。140目に層殺した動物では、Co2誘発麻酔を使用して、 血液を得るために心臓穿刺も行なった。この血液は冷蔵庫内に一装置いて凝固さ せた。血清を除去し、−25℃で保管した。さらに、14日口の動物から膝窩排 出リンパ腺および松果腺を摘出した。
サクシニルアセトンによる治療は、下記の様に行なった。結晶化したサクシニル アセトンを、コロラドバイオテクノロジー、キャスバー、ワイオミングから入手 した。
滅菌溶液をリン酸塩緩衝食塩水中で調製し、6N−NaOHでpH7,4に中和 した。薬剤は、Alza Corp、。
Pa1o Alto 、カリフォルニアから市販されている小型浸透ポンプ2M L2で2週間、または2ML1で1週間投与した。100 mg/ ml、20 011g/ml、 4 (’) 011g/mlおよび600mg/mlの溶液 を使用した。ポンプは、ポンプ充填とポンプのラット内埋め込みとの間の短い間 隔、つまり30分間以内は滅菌リン酸塩緩衝食塩水中に浸漬した。
動物は、110l11のケタミンおよびlll1gのRollpun INの組 み合わせで麻酔をかけ、その後必要に応じて同じ混合物を補充した。ラットの背 中中央の皮膚部は電気バリカンで剃−Q、70%エチルアルコールで十分に清掃 した。
2.5〜3. 0cmの横切開を行ない、尾の区域から切開区域まで下掘りし、 ポンプを埋め込んだ。
免疫後の14日間、43匹の動物を追跡した。29匹の動物に、下記のサクシニ ルアセトンを含むポンプを埋め込んだ。5匹の動物に0〜14日用の600mg /mlポンプを埋め込み、4匹の動物に0〜14日用の400mg/mlポンプ を埋め込み、4匹の動物に0〜7日用の400 mg/ mlポンプを埋め込み 、4匹の動物に7〜14日用の400tng/mlポンプを埋め込み、6匹の動 物に7〜14日用の200 tng/ mlポンプを埋め込み、6匹の動物に7 〜14日用の100 rr+g/ mlポンプを埋め混んだ。
コントロールグループは、実験的自己免疫性ブドウ膜炎を進展させるために上記 の様に免疫し、通常の食塩水を含むALZET小型浸透ポンプを埋め込んだ14 匹のラットからなる。すべての動物は14日口のだ殺した。さらに6匹の動物を S−抗原で免疫し、7〜14日用の400tng/mlを含むポンプを埋め込み 、30日ロ一層殺した。
眼および松果腺の組織は、次の様にして検査した。眼および松果腺を摘出し、1 0%ホルマリン中に固定し、パラフィン中に埋め込み、切開し、清掃し、次いで ヘマトキシリンおよびエオシンで染色した。眼内リンパ球の存在および光受容器 の破壊により決定される眼炎症の存在は、公平な観察者により、以前に発表され た、実験的自己免疫性ブドウ膜炎を0〜+4で等吸付けする基準を使用して読み 取った。1匹の動物の両目における眼等級を平均し、実験的自己免疫ブドウ膜炎 の発生を示すのに使用【、た。公平な観察者が松果腺内にリンパ球の浸潤を観察 した場合に、松果体炎症が存在すると考えた。
リンパ球増殖評価は、次の様に行なった。14日間に屠殺した各グループの動物 について培養を行なった。各動物の腋窩リンペ腺から細胞を緩やかにそいで採取 し、コスタ−、ケムブリッジ、HAから市販されている、96穴の培養プレート 中で、1×106細胞/mlの濃度で培養した。それぞれ、0.2ccの、Gj bco、Grand l5land。
NYから市販されているl?PM1−1640に、Hy−clone、 Log an。
ユタから市販されている1006牛脂児血清および100U / mlのペニシ リンおよびIOU/mlのストレプトマイシンを追加した、0.2mlの培養培 地中に200.000個の細胞を含む。各動物に対して、媒体、コンカナバリン A (Can A) 1 ug/穴およびS−抗原5ug/穴を使用して細胞の 4倍培養穴を行なった。この培養液を37℃で、590COっ中で3日間培養し 、ニューイングランドニュークリア、ボストン、HAから人手した3H−チミジ ンの1uCiでパルスし、さらに16時間培養した。次いて、このプレートをM ashIIバーヘスター上に採り、シンチレーション計数器で計数し、4倍穴の 計数を平均した。刺激計数(S、1.)は、実験平均値を各動物に対する比較平 均で割ることにより、4倍の各セットに対して計算した。
次いで、抗S−抗原抗体に対する酵素免疫抗体法(El 1saassay)を 行なった。この検査では、コスタ−、ケムブリッジ、HAから入手した96穴平 底プレートに、リン酸塩緩衝食塩水中に8 ug/ mlのS−抗原を含む溶液 50u1を塗布し、37℃で1時間培養した。次いで、このプレートを、リン酸 塩緩衝食塩水中もしくは1%牛血清アルブミン中で3回洗い、リン酸塩緩衝食塩 水中牛血清アルブミンで、37℃で1時間培養し7、空にし、4℃で貯蔵した。
リン酸塩緩衝食塩水中1:2500の血清希釈液を使用した。予めコートしであ る先のプレート中で、50u1の血清を37℃で1時間培質した。次いでこのプ レートをシグマ、セントルイス、MOから入手したリン酸塩緩衝食塩水中0,1 %T冒eenで3回洗い、Kirke−gaard and Perry、Ga iLhersburg、MDから入手した、重および軽鎖の両方を有するヤギの 抗ラットigGの1=2000希釈液の50u1で37℃で培養し、Tween とリン酸塩緩衝食塩水で3回洗い、各50u1の、K1 rkRaardand  Perryから入手したペルオキシダーゼサブストレート溶液AおよびBで1 5分間培養した。陽性および陰性の標準を各プレート上で実行し、吸光度をダイ ナチック、アレキサンドリア、VAから入手したミニリーダー■エリザリーダー 上で読み取った。すべての試料は、1日の内に二つずつ実行した。比較のために 、試料の吸光度は、標準に合わせた。E11saプレートの標準の吸光度間で5 %の変動があった。
データは、統計的解析システム、Cary、 NCを使用して解析した。Eis her’s Exact試験を使用して、明確なデータの2X2比較を行なった 。処理グループ間の連続データを比較するために、5LudenL を試験を行 なった。データはすべて平均±S、E、M、とじて報告する。この実施例の結果 を第1表に示す。
未処理        13/14  8/82.7   0−14  0/2 :    −1,80−140/4*  O/4* 1.8   0−14  0/41  0/411.8   0−7   0/ 4*   O/4*1.8   7−14  0/4*   O/4*0.9    7−14  4/6    −0.45  7−14  5/6    一 本 p<0.004比較グループと比較して(FisherExact Te5 t) 2 薬剤により、3匹死亡 第1表は、比較動物およびサクシニルアセトンで処理した動物における、眼炎症 および松果体炎症の組織学的な発生を示す。未処理動物の144匹中1匹が、著 しい網膜破壊を伴うひどい実験的自己免疫性ブドウ膜炎を起こし、試験した8匹 中8匹が松果腺炎を起こしている。
1.8■/hrでサクシニルアセトン処理することにより、0〜7日まで、並び に、7〜14日まで投与してだけであるいは0〜14日までの投与で、実験的自 己免疫性ブドウ膜炎および松果腺炎の進展を完全に抑制した。サクシニルアセト ンの投与量が低い場合には、部分的に抑制しただけで、動物中に破壊程度の低い 炎症が生じ、実験的自己免疫性ブドウ膜炎が進展した。14日間、2.711K  / h rの投与量では、体重減少または死亡率が著しい。
第1図は、7〜14日まで処理した動物における眼内炎症の程度に対する投与量 応答のデータを示す。目盛4は網膜の完全破壊を示し、目盛1は部分的な先受容 器損失を伴う穏やかな炎症を示す。炎症の程度は、比較動物(2,7土0.32  (p<0.004それぞれ)に比べて、1 、8+ng/hr (0±))お よび0.9mg/hr(0,92±0.35)の両グループで著しく低下してい る。
第2図は、処理しなかった動物の眼においては組織学的炎症応答があり、サクシ ニルアセトンで7〜14日まで1.8■/hrの率で処理した動物においては炎 症が無いことを示している。
第3図は、7〜14日まで処理した動物における、S−抗原に対するリンパ腺増 殖応答を示している。
0、45 (11,4±4.5)および0.9mg/hr(]、0.1±2.4 )を投与した動物の刺激指数応答は、処理しなかった動物(5,4土1,0)よ りも高いが、その差は統=1的には重要ではない。1. 8mg/hr(0,8 4±0.13)の動物は応答が著しく低い(p< 0. 009)。その上、0 〜140までまたは0〜7日まで1.8a+g/hrで処理した動物は、リンパ 球応答の著しい低下を示した。これら二つのグループの平均は、処理しなかった 動物に比べて、0.7±0.06および0.74±0.08 (p<0.009 )であった。
第4図は、7〜14Bまでサクシニルアセトンで処理した動物における、S−抗 原抗体(IgGHおよびL鎖)生産の変化を示す。処理しなかった動物におlす る14日口の血清抗体に相当するElisa吸光度は、(0,58±0.03) であった。著しい低下は、1.8mg/hr投与皿で見られただけである(0. 03±0.02)(p<0.004)。さらに、1.81DK/hrで0〜14 日または0〜7日まで処理した動物から得た血清に対する、S−抗原Elisa を使用する平均吸光度は、それぞれOおよび0.003±0.1であった(p< 0.004)。これは、抗体力価の少なくとも50倍低下に相当する。
7〜14日まで処理し、署殺を30日目処で延ばした動物では、松果腺および網 膜の両方に、程度が2.9±0.2の組織学的な疾患が100%生じ、著しい網 膜損傷を示した。
この実施例の結果から、1,8■/hrの投与量で実験的自己免疫性ブドウ膜炎 が完全に抑制されることが分かる。78目から薬剤使用を開始した場合にも眼炎 症を抑制できることから、免疫の初期の段階が生じた後でも、免疫抑制作用が起 こり得ることを示している。その上、0〜7日目ロー投与した場合の治療効果は 、それを中断した後も数日間は免疫抑制効果が持続することを示している。これ と対照的に、7〜14日目まロー剤を与えた場合に30日目処炎匡が100%起 こることは、免疫抑制作用の可逆性を示している。これは、骨髄移植を受けたラ ットの正常な免疫学的な再構成によっても示唆されており、サクシニルアセトン の抑制効果の可逆性を示している。
FIG、 1 ブクンこノpytFシにit (mg/hr)FIG、 4 0     045     0.9     1J377>二/l/7t1: J’Q+I(mg/hr)手続補正音(方式) %式% 1 事件の表示 平成 1年 特許願 第505916号。
PCT/US  89101791 、発明の名称 サクシニルアセトンを使用する自己免疫疾患の治療方法 3 補正をする者 事件どの関係    特許出願人 アメリカ合衆国 5 補正命令の日付 発送日  平成 3年 8月 27日 6 補正の対象 7 補正の内容 国際調査報告

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.宿主中の自己免疫疾患を抑制する方法であって、該宿主に薬学的に有効な量 のサクシニルアセトンを投与して、該宿主中の自己免疫疾患の影響を調整するこ とを特徴とする方法。
  2. 2.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあたり 約2.5〜約25mgである、請求項1に記載の方法。
  3. 3.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあたり 約5〜約15mgである、請求項2に記載の方法。
  4. 4.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあたり 約10mgである、請求項3に記載の方法。
  5. 5.前記宿主が哺乳動物である、請求項1に記載の方法。
  6. 6.前記宿主がルイスラットである、請求項1に記載の方法。
  7. 7.宿主中の自己免疫疾患を抑制する方法であって、該宿主に薬学的に有効な量 のサクシニルアセトンを投与して、該宿主中の自己免疫性ブドウ膜炎の影響を調 整することを特徴とする、方法。
  8. 8.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあたり 約2.5〜約25mgである、請求項7に記載の方法。
  9. 9.サクシェルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあたり 約5〜約15mgである、請求項8に記載の方法。
  10. 10.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な童が毎時体重1キログラムあた り約10mgである、請求項9に記載の方法。
  11. 11.前記宿主が哺乳動物である、請求項7に記載の方法。
  12. 12.前記宿主がルイスラットである、請求項11に記載の方法。
  13. 13.前記サクシニルアセトンを浸透ポンプにより連続的に注入する、請求項7 に記載の方法。
  14. 14.前記自己免疫性ブドウ膜炎が、実験的自己免疫性ブドウ膜炎である、請求 項7に記載の方法。
  15. 15.人工的に誘発したブドウ膜炎を調整する方法であって、 実験的自己免疫性ブドウ膜炎を有する哺乳動物に業学的に有効な量のサクシニル アセトンを投与すること、および 該サクシニルアセトンを連続的に注入して、該哺乳動物の、サクシニルアセトン の治療的に有効な血液レベルを維持すること、 を特徴とする方法。
  16. 16.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあた り約2.5〜約25mgである、請求項15に記載の方法。
  17. 17.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあた り約5〜約15mgである、請求項16に記載の方法。
  18. 18.サクシニルアセトンの前記薬学的に有効な量が毎時体重1キログラムあた り約10mgである、請求項17に記載の方法。
  19. 19.前記宿主が哺乳動物である、請求項15に記載の方法。
  20. 20.前記宿主がルイスラットである、請求項19に記載の方法。
  21. 21.薬学的に有効な量のサクシニルアセトンを含んでなり、該薬学的に有効な 量が哺乳動物の自己免疫性ブドウ膜炎の影響を調整するのに十分なものである、 医薬組成物。
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