JPH03503914A - 一枚岩部材の一方向破壊用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一枚岩部材の一方向破壊用装置 技術分野 本発明は、修繕作業、建設作業及び採鉱作業に関し、特に一枚岩部材の一方向破 壊用装置に関する。

発明の背景 筒状の外郭の高さの全体にわたって延在する半径方向の細長穴を有する筒状の外 郭を具備し、又横方向に往復運動可能なピストンを収納する一枚岩部材の一方向 破壊用装置（ソ連国特許第３１５７５９号）が、従来技術として知られている。

ピストンは、それに強固に固定された延長可能なストライカ−と共にタイヤの側 面の形状を有する。半径方向の細長穴の壁とピストンタイヤの内側表面の間に形 成された凹みには、作用流体供給装置と連通し、その長さの全体にわたってピス トンタイヤと接触する弾性壁の室が設けられる。流体が室へ圧力を受けて供給さ れる時、前記流体はピストンに作用し、固体のかたまりの一方向破壊を実行する ストライカ−要素を押し出す。

一体のピストンの使用が、第１にコンクリートを破壊し、次に補強されたコンク リートブロック内の補強鉄骨を破壊することを必要とする段階に対して、固体の かたまりへピストンの力を与えることはあり得ない。その上、１つだけの室が設 けられるために、ピストンは補強鉄骨を破壊するための十分な力を強めることが できない。

一枚岩部材の一方向破壊のためのもう一つの公知の装置（ソ連国特許第６７５１ ８３号）は、筒状ピストンの高さの全体にわたって延在する半径方向の細長穴を 有する筒状ピストンを具備し、入れ子式のピストンが作動板に作用し、前記ピス トンが、横方向の往復運動を制限するための対策と共に、半径方向の細長穴に取 付けられ、作用流体供給装置と連通ずる内側凹みを有する。

入れ子式のピストンは、２つの部材、すなわち外側及び内側の部材から作られて おり、外側部材が平らな端部板を持つ中空の筒形状を有し、一方内側部材がその 一端部に長円形の頭部を持つロッドの形状に作られる。ピストンの外側部材は、 外郭の半・径方向細長穴に取付けられ、一方内側部材は、外側部材の中央穴に取 付けられ、ロッドの長円形頭部が、作動板の方向に向けられる。通路を通して流 体供給装置と連通ずる内側凹みは、ロッドの平らな端部を収納する凹みによって 、ピストンの外側部材に形成される。ピストンの外側部材のストロークを制限す るために、外郭の半径方向細長穴には、リングが設けられる。ピストンの内側部 材のストロークは、ロッドの外部の突起と、ピストンの内側凹みの表面の肩部と によって制限される。

強力な力に強めるために、複数の連続的に取付けられたピストンが、仕切りを有 する共通の外郭に収納され、作用流体の供給のための共通の通路を有し、共通の 作動板と相互作用する。

作用流体が、各ピストンの内側凹みへ通路を通して圧力を受けて供給される時、 ピストンの部材は、一体ユニットとして延長し、ロッドの長円形頭部によって作 動板に作用する。

ピストンの外側部材が、制限リングと当接するために動くとすぐに、ピストンの 内側部材が外に動き続け、長円形頭部で作動板に作用する。作動板は、部材の壁 に作用し、このように、部材の一方向破壊が行なわれる。大きな固体のかたまり は、ピストンのストロークを増大することによって割ることができる。

しかしながら、この公知の装置は、多方面の作業、特に補強されたコンクリート の固体のかたまりの破壊には向かない。

なぜならば、前記装置は、ロッドの長円形頭部によって作動板に伝達される力が 、その体積が１つの内側凹みの体積によって制限されるピストン部材へ供給され る流体の作用によって生じるために、部材の壁へのその作用の強さに制限される 一方向の力を生じるためである。もし複数のピストンが同時に使用されるならば 、共通の流体供給装置が、次々とピストンを動かすことはあり得ない。

発明の要約 本発明の主な目的は、入れ子式のピストンの新しい形状が、補強されたコンクリ ートのかたまりの補強鉄骨を破壊するのに必要なそのストロークとその力を増大 することが可能であるような一枚岩部材の一方向破壊用装置を提供することに帰 する。

この目的は、筒状外郭の高さの全体にわたって延在する半径方向細長穴を有する 筒状外郭と、横方向の往復運動を制限するための対策と共に筒状外郭の半径方向 細長穴に取付けられ、又流体供給装置と連通ずる内側凹みを有する入れ子式のピ ストン、とを具備する一枚岩部材の一方向破壊用装置において、本発明により、 入れ子式のピストンの部材が、中央部材を除き、筒状外郭の長手軸線に垂直な断 面において、筒状外郭の半径方向細長穴の形状に相当するＵ字形であり、入れ子 式のピストンのこれらの部材の噛合い段差が筒状外郭の半径方向細長穴の内側表 面と向き合い、一方これらの側壁の外側表面がくさび形であり、その上、入れ子 式のピストンの中央部材がくさび形を有し、その先端部が筒状外郭の半径方向細 長穴の外側へ向けられ、入れ子式のピストンの各内側凹みが作用流体供給装置と 独自に連通し、入れ子式のピストンの部材の内側凹みが、端部の内側凹みを除き 、ピストン部材の噛合い段差及び入れ子式ピストンの中央部材の本体に作られた 凹みによって形成され、−刃端邪の内側凹みがその段差及び筒状外郭の本体に作 られた凹みによって形成され、入れ子式のピストンの各部材の側壁が、制限止め 部材が設けられた入れ子式のピストンの噛合い隣接部材の側壁の内側表面と相互 作用する突起を有する一枚岩部材の一方向破壊用装置を提供することによって達 成される。

この装置には、入れ子式のピストンの内側凹みに収納される弾性壁の室が設けら れることは、実行可能である。

入れ子式のピストンの全ての部材の段差を磁化することは、好ましい。

開示された発明は、補強されたコンクＵ　−トの一枚岩のかたまりの破壊を可能 とする。

図面の簡単な説明 本発明は、次の添付図面を参照して例として述べられる。

第１図は、本発明による一枚岩部材の一方向破壊用装置の形状の平面図を示す。

第２図は、本発明による爆発穴に設置された一枚岩部材の一方向破壊用装置の全 体図である。

第３図は、本発明による２つの一枚岩部材の一方向破壊用装置の連結を示す。

発明の最良の実施態様 言わゆるドア及び窓の開口を作るために意図された本発明による一枚岩部材の一 方向破壊用装置は、筒状外郭の長さの全体にわたって延在する半径方向細長穴２ を有する筒状外郭１　（第１図）と、横方向の往復運動を制限するための対策と 共に細長穴に収納された入れ子式のピストン３、とを具備する。外郭１の長手軸 線に垂直な断面において、ピストン３の部材４．５は、半径方向細長穴２の形状 に相当するＵ字形であり、一方ピストンの中央部材６は、くさび形を有し、その 先端部が半径方向細長穴２の外側に向けられている。部材４及び５の段差７，８ は、半径方向細長穴２の内側表面と向き合い、これらの部材４及び５の側壁の外 側表面端部９．１０は、くさび形である。ピストン３０ストロークは、部材４及 び５の側壁の内側表面と半径方向細長穴２にそれぞれ作られた閉じた細長穴１２ にはいり込み、又制限止め部材として機能する突起１１を部材４，５．６に設け ることによって、制限される。

ピストン３の中央部材６は、たとえば部材６０本体及び部材５の噛合い段差８の 凹みによって形成された１つの内側凹み１３を有する。部材５は、部材４，５の 噛合い段差７，８に作られた凹みによって形成される２つの内側凹み１４を有す る。

端部４は、たとえばその段差７及び筒状外郭１の本体の凹みによって形成された ３つの内側凹み１５を有する。凹み１３　、１４　。

１５には、接続管１６　、１７　（第２図）が設けられ、これらの各凹みは、独 自に作用流体供給装置（図面に示されていない）と連通している。接続管１７に は、栓ナツト１８（第２．３図）が設けられている。ピストン３の全ての部材４ ，５．６　（第１図）を共に固定するために、段差７．８はよりよく磁化される べきである。その上、凹み１３，１４．１５に弾性壁の室１９（第２図）を取付 け、接続管１６　、１７に前記室の端部を固定することは、好ましい。

一枚岩部材の一方向破壊用の開示された装置は、以下のように機能する。

この装置は、一枚岩に穴明けされた穴に挿入される。作用流体、たとえば油が、 接続管１６を通って凹み１３．１４．１５又はそれらの室１９（第２図）へ油圧 装置（図面に示されていない）から１００１ｐａの圧力のもとで供給される。室 １９（第２図）は、徐々に体積が増大し、ピストン２の部材４，５．６　（第１ 図）を動かす。

作用流体が全ての室１９（第２図）に供給されると同時に、ピストン３の部材４ ，５．６　（第１図）が動き、一枚岩を破壊する。流体が室１９（第２図）と共 に凹み１３に供給される時、これは、補強されたコンクリートのかたまりを切断 する中央部材６を動かし、裂は目を生じさせる。次に流体が、室１９（第２図） と共に凹み１４（第１図）に供給され、これは部材５（第１図）を動かす。前記 部材が裂は目に入り込み、補強されたコンク１７−　トの固体のかたまりにおい て裂は目を広げ、補強部材を分離する。−力部材６の凹み１３の圧力は、下げら れる。作用流体が室１９　（第２図）と共に凹み１５に供給される時、これは、 裂は目を切断する端部４を動かし、補強鉄骨を破壊する。−力部材６及び５の凹 み１３及び１４の圧力は、下げられる。

圧力が下げられた時、部材６，５．４は最初の位置に戻る。

この装置は、次の穴に移動され、この循環工程が再び繰り返される。

必要ならば、１つの穴に複数の装置を設置し、それらを連結することは可能であ り、この場合栓ナツト１８（第３図）は、一番下の装置にだけ取付けられる。

与えられた形状は、ピストン３の全ての部材４，５．６の延長がくさびを形成し 、又ピストン３の部材４，５．６に個別に作用する１つ又は複数の凹み１９（第 ２図）が設けられたピストン３の各部材４，５．６が、固体のかたまりへ与える 力を増大するために、ドア、窓等のための穴を作るため（こ必要な装置から、一 方向に固体のかたまりを破壊することを可能とし、又固体の補強されたコンクリ ートの補強鉄骨を破壊するために必要なピストン３（第１図）の力及びストロー クを増大する。

産業上の適用性 本発明は、一方向に補強されたコンクリートを破壊して、それによりドア、窓の 穴等を形成するための装置として、建設作業において最もよ（使用されるであろ う。

国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．筒状外郭の高さの全体にわたって延在する半径方向細長穴（２）を有する筒 状外郭（１）と、横方向の往復運動を制限するための対策と共に筒状外郭（１） の半径方向細長穴（２）に取付けられ、流体供給装置と連通する内側凹み（１３ ，１４，１５）が設けられた入れ子式のピストン（３）、とを具備する一枚岩部 材の一方向破壊用装置において、入れ子式のピストン（３）の部材（４，５）が 中央部材を除き、筒状外郭（１）の長手軸線に垂直な断面において、筒状外郭（ １）の半径方向細長穴（２）の形状に相当するＵ字形であり、入れ子式のピスト ン（３）のこれらの部材（４，５）の段差（７，８）が、筒状外郭（１）の半径 方向細長穴（２）の内側表面の方へ向けられており、これらの側壁の外側端部表 面（９，１０）がくさび形であり、その上、入れ子式のピストン（３）の中央部 分（６）が、くさび形であり、その先端部が筒状外郭（１）の半径方向細長穴（ ２）の外側に向けられ、入れ子式のピストン（３）の各内側凹み（１３，１４， １５）が、独自に流体供給装置と連通しており、入れ子式のピストン（３）の部 材（５，６）の内側凹み（１３，１４）が、端部部材（４）の内側凹み（１５） を除き、部材（４，５）の噛合い段差及び中央部材（６）の本体に作られた凹み によって形成され、一方端部部材（４）の内側凹み（１５）が、その段差（７） 及び筒状外郭（１）の本体に作られた凹みによって形成され、入れ子式のピスト ン（３）の各部材（４，５，６）の側壁が、制限止め部材が設けられた入れ子式 のピストン（３）の噛合い隣接部材（４，５，６）によって側壁の内側表面と相 互作用する突起（１１）を有することを特徴とする一枚岩部材の一方向破壊用装 置。
2. ２．入れ子式のピストン（３）の内側凹みに設置された弾性壁の室（１９）が設 けられていることを特徴とする請求項１に記載の一枚岩部材の一方向破壊用装置 。
3. ３．入れ子式のピストン（３）の全ての部材（４，５，６）の段差（７，８）が 磁化されていることを特徴とする請求項１記載の一枚岩部材の一方向破壊用装置 。